JPH11157457A - 可変絞り弁 - Google Patents

可変絞り弁

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JPH11157457A
JPH11157457A JP9344302A JP34430297A JPH11157457A JP H11157457 A JPH11157457 A JP H11157457A JP 9344302 A JP9344302 A JP 9344302A JP 34430297 A JP34430297 A JP 34430297A JP H11157457 A JPH11157457 A JP H11157457A
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spool
throttle
opening
pressure oil
valve
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Akihisa Umetani
晃久 梅谷
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作が確実で、油圧パワーステアリング装置の
制御に適した可変絞り弁を提供する。 【解決手段】ハウジング7′に形成された挿入孔66に
軸中心に回転可能に挿入されるスプール62をモータ8
0により回転駆動し、そのスプール62の回転によって
絞り部の開度を変化させる。そのスプール62を、軸方
向に離れた2位置において軸受91、92により支持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプールの軸方向
変位に伴い開度が変化する絞り部を備える可変絞り弁に
関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】油圧パワ
ーステアリング装置においては、車速等の運転条件に応
じて開度が変化する絞り部を有する可変絞り弁を用い、
運転条件に応じて操舵補助力発生用油圧アクチュエータ
に作用する油圧を制御している。
【0003】例えば、ハウジングに軸方向移動可能に挿
入されるスプールにねじ合わされるネジ部材をモータに
より回転駆動し、そのネジ部材の回転によるスプールの
軸方向移動によって開度が変化する絞り部を備える可変
絞り弁が用いられている。
【0004】その絞り部の開度制御を精密に行なうた
め、スプールのハウジングに対する相対回転を阻止する
必要がある。その相対回転を阻止するため、回り止め部
材を設けたり、スプールとハウジングとに相対回転しな
いように互いに接する部分を形成したり、スプールの軸
心とネジ部材の軸心とを偏心させることが行われてい
る。
【0005】しかし、その相対回転阻止のために回り止
め部材を設けたり、スプールとハウジングとに互いに接
する部分を形成すると、コストおよび加工、組み立て工
数を増大させる。スプールの軸心とネジ部材の軸心とを
偏心させると、ねじ部材の回転によりスプールの外周を
挿入孔の内周に押し付ける力が作用する。その押し付け
力に基づく摩擦によりスプールの変位が阻害されるとい
う問題がある。
【0006】また、ハウジングに形成された挿入孔内に
おけるスプールの回転により、その挿入孔の内周とスプ
ールの外周との間の絞り部の開度を変更可能な可変絞り
弁が用いられている。そのような回転スプールを用いる
場合、ネジ部材やスプールのネジ加工が不要になる。
【0007】しかし、従来の回転スプールはモータの回
転シャフトにより一点で支持されるか、若しくはシール
リングを介して挿入孔の内面により支持されている。そ
のように一点で支持されるスプールは振れ回り易く、挿
入孔の内面との間の摩擦により回転が阻害されるという
問題がある。また、シールリングを介して挿入孔の内面
により支持さるスプールは、シールリングの締め付け力
により回転が阻害されたり、シールリングが変形して振
れ回りが生じて挿入孔の内面との間の摩擦により回転が
阻害されるという問題がある。
【0008】その回転スプールとして貫通孔を有するも
のを用いる場合、その挿入孔の内周に圧油導入用の凹部
を形成し、スプールの外周に圧油排出用の凹部を形成
し、その圧油排出用凹部と貫通孔とを通孔を介して連絡
し、その圧油導入用凹部と圧油排出用凹部との間を絞り
部としている。この場合、圧油は、その貫通孔からスプ
ールの軸方向外方に導かれるため、圧油の排出路をスプ
ールの軸方向外方に形成する必要がある。そのため、可
変絞り弁の軸方向寸法が大きくなるという問題がある。
【0009】その回転スプールとして中実のものを用い
る場合、その挿入孔の内周に圧油導入用の凹部と、圧油
排出用の凹部とを形成し、その圧油導入用凹部と圧油排
出用凹部との中間においてスプールの外周に凹部を形成
し、その圧油導入用凹部と圧油排出用凹部との間を絞り
部としている。この場合、絞り部の数に対して必要とさ
れる挿入孔の内周とスプールの外周とに形成される凹部
の数が多くなるため、可変絞り弁の周方向寸法が大きく
なるという問題がある。また、その周方向寸法を小さく
するために絞り部の数を少なくすると、各絞り部におけ
る圧油流量が多くなり、キャビテーション気泡発生に起
因する流動音が大きくなるという問題がある。
【0010】その回転スプールを用いる場合、絞り部の
開度制御を精密に行うためには、スプールの基準位置を
精密に設定する必要がある。しかし、スプールの回転に
より絞り部の開度を変更可能な従来の可変絞り弁におい
ては、スプールの基準位置を調節する手段は開示されて
いない。
【0011】本発明は、上記問題を解決することのでき
る可変絞り弁を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の可変絞り弁は、
ハウジングと、このハウジングに形成された挿入孔に軸
中心に回転可能に挿入されるスプールと、そのスプール
を回転駆動するモータと、そのスプールの回転によって
開度が変化する絞り部と、そのスプールを、軸方向に離
れた2位置において支持する軸受とを備えることを特徴
とする。本発明の構成によれば、スプールを回転させる
ことで絞り部の開度を変化させるので、モータの出力軸
の回転運動を直線運動に変換するためのネジ部材やスプ
ールのネジ加工を必要としない。そのスプールは軸方向
に離れた2位置において軸受により支持されるので、振
れ回りが抑制される。これにより、スプールの外周が挿
入孔の内周に押し付けられることにより発生する摩擦を
抑制し、スプールの作動不良やロックを防止できる。
【0013】そのスプールの内部に圧油室が形成され、
そのスプールの外周に、その圧油室に通じる開口が形成
され、その挿入孔の内周に、そのスプールの外周に対向
する圧油排出用の凹部が形成され、その圧油排出用凹部
と前記開口との間が前記絞り部とされ、そのハウジング
に、その開口に通じる圧油導入路と、その圧油排出用凹
部に通じる圧油排出路とが形成されているのが好まし
い。この構成によれば、スプールの両端間において圧油
の導入と排出とを行えるので、可変絞り弁の軸方向寸法
を小さくすることができる。
【0014】そのスプールの外周の開口と挿入孔の内周
の圧油排出用凹部は、前記スプールの周方向に間隔をお
いた複数位置に形成されているのが好ましい。この構成
によれば、絞り部の数に対して必要とされる開口と圧油
排出用凹部の数を可及的に少なくできるので、可変絞り
弁の周方向寸法を小さくでき、しかも、絞り部の数を多
くすることで、各絞り部における圧油流量を少なくし、
キャビテーション気泡発生に起因する流動音を低減でき
る。
【0015】そのハウジングにねじ合わされる基準位置
設定部材を備え、その基準位置設定部材と前記スプール
との接触位置を基準位置として、そのスプールの回転角
度に応じて前記絞り部の開度が制御可能とされ、その基
準位置設定部材のハウジングに対するねじ込み量を変化
させることで、その基準位置は変更可能とされているの
が好ましい。この構成によれば、基準位置設定部材とス
プールとの接触位置を基準として、絞り部の開度制御を
行うことができる。その基準位置は、基準位置設定部材
のハウジングに対するねじ込み量を変化させることで調
節できる。これにより、その絞り部の開度を精密に制御
できる。
【0016】その絞り部の開度は車両の運転条件に応じ
て変化可能とされ、その絞り部の開度変化により、その
車両の油圧パワーステアリング装置の操舵補助力発生用
油圧アクチュエータに作用する油圧を制御可能であるの
が好ましい。これにより、車速等の運転条件に応じてス
プールを回転させ、絞り部の開度を変化させることで、
操舵補助力発生用油圧アクチュエータに作用する油圧を
制御し、所望の操舵特性を得ることができる油圧パワー
ステアリング装置を構成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0018】図1に示すラックピニオン式油圧パワース
テアリング装置1は、ステアリングホイール(図示省
略)に連結される入力シャフト2と、この入力シャフト
2にトーションバー6を介し連結される出力シャフト3
とを備えている。そのトーションバー6は、ピン4によ
り入力シャフト2に連結され、セレーション5により出
力シャフト3に連結されている。その入力シャフト2
は、ベアリング8を介しバルブハウジング7により支持
され、また、ブッシュ12を介して出力シャフト3によ
り支持されている。その出力シャフト3はベアリング1
0、11を介しラックハウジング9により支持されてい
る。その出力シャフト3にピニオン15が形成され、こ
のピニオン15に噛み合うラック16に車輪(図示省
略)が連結される。これにより、操舵による入力シャフ
ト2の回転は、トーションバー6を介してピニオン15
に伝達される。そのピニオン15の回転により、ラック
16は車両幅方向に移動する。このラック16の移動に
より車両の操舵がなされる。なお、入出力シャフト2、
3とバルブハウジング7との間にはオイルシール42、
43が介在する。また、ラック16を支持するサポート
ヨーク40が、バネ41の弾力によりラック16に押し
付けられている。
【0019】操舵補助力発生用油圧アクチュエータとし
て油圧シリンダ20が設けられている。この油圧シリン
ダ20は、ラックハウジング9により構成されるシリン
ダチューブと、ラック16に一体化されるピストン21
とを備えている。そのピストン21により仕切られる油
室22、23に、操舵方向と操舵抵抗とに応じて圧油を
供給するため、ロータリー式油圧制御弁30が設けられ
ている。
【0020】その制御弁30は、バルブハウジング7に
相対回転可能に挿入されている筒状の第1バルブ部材3
1と、この第1バルブ部材31に同軸中心に相対回転可
能に挿入されている第2バルブ部材32とを備えてい
る。その第1バルブ部材31は出力シャフト3に、ピン
29により同行回転するよう連結されている。その第2
バルブ部材32は、入力シャフト2と一体的に成形され
ている。すなわち、入力シャフト2の外周部により第2
バルブ部材32が構成され、第2バルブ部材32は入力
シャフト2と同行回転する。よって、第1バルブ部材3
1と第2バルブ部材32とは、操舵抵抗に応じ前記トー
ションバー6がねじれることで、同軸中心に相対回転す
る。
【0021】そのバルブハウジング7に、ポンプ70に
接続される入口ポート34と、前記油圧シリンダ20の
一方の油室22に接続される第1ポート37と、他方の
油室23に接続される第2ポート38と、直接にタンク
71に接続される第1出口ポート36と、後述の可変絞
り弁60を介しタンク71に接続される第2出口ポート
61とが設けられている。
【0022】上記各接続ポート34、36、37、3
8、61は、その第1バルブ部材31と第2バルブ部材
32との内外周間の弁間流路を介し互いに接続される。
すなわち、図3、図4に示すように、第1バルブ部材3
1の内周に8ケの凹部50a、50b、50cが周方向
に関し互いに等間隔に形成され、第2バルブ部材32の
外周に8ケの凹部51a、51b、51cが周方向に関
し互いに等間隔に形成されている。図4は実線により第
2バルブ部材32の展開図を示し、鎖線により第1バル
ブ部材31に形成された凹部50a、50b、50cを
示す。第1バルブ部材31に形成された凹部50a、5
0b、50cの間に第2バルブ部材32に形成された凹
部51a、51b、51cが位置する。
【0023】その第1バルブ部材31に形成された凹部
は、2ケの右操舵用凹部50aと、2ケの左操舵用凹部
50bと、4ケの連絡用凹部50cとを構成する。その
2ケの右操舵用凹部50aは、第1バルブ部材31に形
成された流路53と前記第1ポート37とを介し油圧シ
リンダ20の右操舵補助力発生用油室22に接続され、
互いに周方向に180°離れて配置される。その2ケの
左操舵用凹部50bは、第1バルブ部材31に形成され
た流路54と前記第2ポート38とを介し油圧シリンダ
20の左操舵補助力発生用油室23に接続され、互いに
周方向に180°離れて配置される。
【0024】その第2バルブ部材32に形成された凹部
は、4ケの圧油供給用凹部51aと、2ケの第1圧油排
出用凹部51bと、2ケの第2圧油排出用凹部51cと
を構成する。その4ケの圧油供給用凹部51aは、第1
バルブ部材31に形成された圧油供給路55と前記入口
ポート34とを介しポンプ70に接続され、互いに周方
向に90°離れて配置される。その2ケの第1圧油排出
用凹部51bは、入力シャフト2に形成された流路52
aから入力シャフト2とトーションバー6との間を通
り、入力シャフト2に形成された流路52b(図1参
照)と第1出口ポート36とを介しタンク71に接続さ
れ、互いに周方向に180°離れて配置される。その2
ケの第2圧油排出用凹部51cは、第1バルブ部材31
に形成された流路59と第2出口ポート61とを介し可
変絞り弁60に接続され、互いに周方向に180°離れ
て配置されている。なお、第1バルブ部材31に形成さ
れた圧油供給路55と流路59は、径方向外方側におい
て周溝状とされている。
【0025】各第1圧油排出用凹部51bは右操舵用凹
部50aと左操舵用凹部50bとの間に配置され、各第
2圧油排出用凹部51cは連絡用凹部50cの間に配置
され、右操舵用凹部50aと連絡用凹部50cとの間お
よび左操舵用凹部50bと連絡用凹部50cとの間に圧
油供給用凹部51aは配置される。
【0026】その第1バルブ部材31に形成された凹部
50a、50b、50cの軸方向に沿う縁と第2バルブ
部材32に形成された凹部51a、51b、51cの軸
方向に沿う縁との間が絞り部A、A′、B、B′、C、
C′、D、D′を構成する。これにより、各絞り部A、
A′、B、B′、C、C′、D、D′はポンプ70とタ
ンク71と油圧シリンダ20とを接続する弁間流路27
に配置されている。
【0027】図5に示すように、その第2バルブ部材3
2に形成された凹部51a、51b、51cの軸方向に
沿う縁は面取り部とされている。その連絡用凹部50c
と第2圧油排出用凹部51cとの間の絞り部B′、D′
における第2圧油排出用凹部51cの軸方向に沿う縁
(図3において△で囲む)の面取り部の幅をW、圧油供
給用凹部51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部
A′、C′における圧油供給用凹部51aの軸方向に沿
う縁(図3において□で囲む)の面取り部の幅をW′、
その他の第2バルブ部材32に形成された凹部の軸方向
に沿う縁(図3において○で囲む)の面取り部の幅を
W″として、図4、図5に示すように、W>W′>W″
とされている。操舵抵抗のない状態(図4、図5の状
態)にある各絞り部A、A′、B、B′、C、C′、
D、D′を全閉するのに要する両バルブ部材31、32
の相対回転角度(以下、「閉鎖角度」という)を互いに
比較すると、連絡用凹部50cと第2圧油排出用凹部5
1cとの間の絞り部B′、D′の閉鎖角度θrは、圧油
供給用凹部51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部
A′、C′の閉鎖角度θsよりも大きく、両閉鎖角度θ
r、θsは、他の各絞り部A、B、C、Dの閉鎖角度θ
tよりも大きい。これにより、第1バルブ部材31と第
2バルブ部材32との間の各絞り部は、複数の絞り部
A、B、C、Dからなる第1の組と、第1の組に属する
各絞り部A、B、C、Dよりも閉鎖角度の大きな複数の
絞り部A′、B′、C′、D′からなる第2の組とに組
分けされる。また、第2の組に属する絞り部は、圧油供
給用凹部51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部
A′、C′と、この絞り部A′、C′よりも閉鎖角度の
大きな連絡用凹部50cと第2圧油排出用凹部51cと
の間の絞り部B′、D′の2種類とされる。
【0028】その入力シャフト2と出力シャフト3は、
路面から車輪を介し伝達される抵抗によるトーションバ
ー6のねじれによって相対回転する。その相対回転によ
り第1バルブ部材31と第2バルブ部材32とが相対回
転することで、各絞り部A、B、C、D、A′、B′、
C′、D′の開度が変化し、油圧シリンダ20が操舵方
向と操舵抵抗に応じた操舵補助力を発生する。第1の組
に属する絞り部A、B、C、Dは、第2の組に属する絞
り部A′、B′、C′、D′よりも、閉鎖角度が小さい
ので、その操舵抵抗の変化に対する油圧変化割合は大き
くなる。
【0029】図4は操舵が行なわれていない状態を示
す。この状態では両バルブ部材31、32の間の絞り部
A、B、C、D、A′、B′、C′、D′は全て開か
れ、入口ポート34と各出口ポート36、61とは弁間
流路27を介し連通するので、ポンプ70から制御弁3
0に流入する油はタンク71に還流し、操舵補助力は発
生しない。
【0030】この状態から右方へ操舵することによって
生じる操舵抵抗により両バルブ部材31、32が相対回
転すると、図3に示すように、圧油供給用凹部51aと
右操舵用凹部50aとの間の絞り部Aおよび左操舵用凹
部50bに隣接する圧油供給用凹部51aと連絡用凹部
50cとの間の絞り部A′の開度が大きくなり、右操舵
用凹部50aと第1圧油排出用凹部51bとの間の絞り
部Bおよび左操舵用凹部50bに隣接する圧油供給用凹
部51aに隣接する連絡用凹部50cと第2圧油排出用
凹部51cとの間の絞り部B′の開度が小さくなり、圧
油供給用凹部51aと左操舵用凹部50bとの間の絞り
部Cおよび右操舵用凹部50aに隣接する圧油供給用凹
部51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部C′の開度
が小さくなり、左操舵用凹部50bと第1圧油排出用凹
部51bとの間の絞り部Dおよび右操舵用凹部50aに
隣接する圧油供給用凹部51aに隣接する連絡用凹部5
0cと第2圧油排出用凹部51cとの間の絞り部D′の
開度が大きくなる。これにより、図中矢印で示す圧油の
流れにより油圧シリンダ20の右操舵補助力発生用油室
22に操舵方向と操舵抵抗に応じた圧力の圧油が供給さ
れ、また、左操舵補助力発生用油室23からタンク71
に油が還流し、車両の右方への操舵補助力が油圧シリン
ダ20からラック16に作用する。
【0031】左方へ操舵すると、第1バルブ部材31と
第2バルブ部材32とは、右方に操舵した場合と逆方向
に相対回転し、絞り部A、A′の開度が小さくなり、絞
り部B、B′の開度が大きくなり、絞り部C、C′の開
度が大きくなり、絞り部D、D′の開度が小さくなる。
よって、車両の左方への操舵補助力が油圧シリンダ20
からラック16に作用する。
【0032】図1、図8に示すように、上記第2出口ポ
ート61に連通する可変絞り弁60は、バルブハウジン
グ7に着脱可能な第2バルブハウジング7′と、この第
2バルブハウジング7′に形成された挿入孔66に軸中
心に回転可能に挿入される円柱状スプール62とを備え
る。
【0033】その挿入孔66の一端にプラグ68がシー
ルリング69を介してねじ合わされる。そのプラグ68
には工具挿入用六角孔68aが形成され、その外周にロ
ックナット79がねじ合わされる。その挿入孔66の他
端はカバー90により閉鎖されている。そのカバー90
にステッピングモータ80が取り付けられられ、そのス
テッピングモータ80の出力軸80aにスプール62の
一端が連結されている。そのステッピングモータ80に
コントローラ(図示省略)が接続される。そのコントロ
ーラは車速センサ(図示省略)に接続され、そのステッ
ピングモータ80を車速に応じ制御する。これにより、
スプール62は、車速零の状態で待機位置に位置するも
のとされ、高速になる程に待機位置から一方向への回転
角度が大きくなるように回転駆動される。なお、ステッ
ピングモータ80として減速機構を内蔵するものを用い
たり、ステッピングモータ80とスプール62との間に
減速機構を介在させてもよい。
【0034】図8、図9に示すように、そのスプール6
2の内部に圧油室62aが形成される。この圧油室62
aは、スプール62の一端側と多端側とにおいて閉鎖さ
れる。そのスプール62の外周に、その圧油室62aに
通じる開口62bが、そのスプール62の周方向に等間
隔をおいた4位置に形成されている。
【0035】その挿入孔66の内周に、そのスプール6
2の外周に対向する圧油排出用の凹部66aが、そのス
プール62の周方向に等間隔をおいた4位置に形成され
ている。
【0036】その開口62bにおけるスプール62の軸
方向に沿う一縁と、圧油排出用凹部66aにおけるスプ
ール62の軸方向に沿う一縁との間が、スプール62の
回転によって開度が変化する絞り部67とされている。
なお、その絞り部67を構成する各開口62bの一縁
は、スプール62の軸方向に沿った面取り部62cとさ
れている。上記のように、そのスプール62は車両の運
転条件である車速に応じて回転駆動されることから、そ
の絞り部67の開度は車速に応じて変化する。本実施形
態では、その絞り部67の開度は、高速になってスプー
ル62が図9において矢印P方向に回転すると大きくな
り、低速になってスプール62が矢印Q方向に回転する
と小さくなる。図9に示す状態は、絞り部67の開度が
最小の状態を示し、本実施形態ではスプール62の外周
と挿入孔66の内周との間の隙間に対応する開度とさ
れ、実質的に流路面積は零とされる。
【0037】その4つの開口62bの中の一つに通じる
圧油導入路58が第2バルブハウジング7′に形成され
ている。その圧油導入路58は、上記第2出口ポート6
1に接続される。
【0038】図8、図10に示すように、各圧油排出用
凹部66aに通じると共にスプール62の外周に対向す
る周溝66bが、挿入孔66の内周に形成されている。
その周溝66を介して各圧油排出用凹部66aに通じる
圧油排出路76が、バルブハウジング7と第2バルブハ
ウジング7′に亘り形成されている。その圧油排出路7
6は上記第1出口ポート36に通じる。これにより、ポ
ンプ70から供給される圧油は、上記制御弁30の第2
出口ポート61から圧油導入路58を介して開口62b
に至り、この開口62bから圧油室62aを介して絞り
部67に至り、この絞り部67から圧油排出用凹部66
a、周溝66b、圧油排出路76および第1出口ポート
36を介してタンク71に至る。
【0039】図8に示すように、そのスプール62は、
軸方向に離れた2位置においてボールベアリング91、
92により支持されている。なお、ボールベアリング9
1、92以外の転がり軸受や、ブッシュのような滑り軸
受を用いて支持してもよい。一方のボールベアリング9
1の内輪91aはスプール62の外周に嵌め合わされ、
外輪91bは挿入孔66の内周の段差66cと止め輪9
3とにより軸方向移動が阻止されている。他方のボール
ベアリング92の内輪92aはスプール62の外周の小
径部62dに嵌め合わされ、外輪92bは挿入孔66に
シールリング95を介して嵌め合わされた環状ブロック
94に嵌め合わされている。その環状ブロック94とモ
ータ80の出力軸80aとの間にオイルシール96が設
けられている。
【0040】前記プラグ68は基準位置設定部材を兼用
する。すなわち、図11の(1)、(2)に示すよう
に、そのプラグ68の一端に形成された突出部68b
に、一対の互いに平行な平坦な受け面68c、68d
が、挿入孔66の軸方向に平行に形成されている。ま
た、図12の(1)、(2)に示すように、スプール6
2の一端に、そのプラグ68の突出部68bが挿入され
る二股部62dが形成されている。その二股部62dの
一方の内面は、挿入孔66の軸方向に平行な第1、第2
平坦面62e、62fから構成され、その二股部62d
の他方の内面は、第1平坦面62eに平行な第3平坦面
62gと第2平坦面62fに平行な第4平坦面62hと
から構成される。その第1平坦面62eと第3平坦面6
2gとの距離(a+α)および第2平坦面62fと第4
平坦面62hとの距離(a+α)は、互いに等しく、両
受け面68c、68dの間隔aよりも大きくされる。そ
の第1平坦面62eと第4平坦面62hとのなす各θお
よび第2平坦面62fと第3平坦面62gとのなす各θ
は、互いに等しく、突出部68bに対するスプール62
の相対回転を所定角度だけ許容するように定められる。
その突出部68bに対するスプール62の相対回転角度
は、その相対回転により上記絞り部67の開度を少なく
とも必要とされる最小開度から最大開度の範囲で変化さ
せることができるように定められる。そのプラグ68の
両受け面68c、68dの一方と、第1〜第4平坦面6
2e、62f、62g、62hの中の一つとの接触位置
を基準位置として、そのスプール62の回転角度に応じ
て上記絞り部67の開度が制御される。そのプラグ68
の第2バルブハウジング7′に対するねじ込み量を変化
させることで、その基準位置は変更可能とされている。
【0041】その絞り部67の開度の変化により、上記
油圧シリンダ20に作用する油圧が制御される。すなわ
ち、その絞り部67の開度の最大値は、第2の組に属す
る絞り部A′、B′、C′、D′の合計開度の最大値
(両バルブ部材31、32の相対回転角が大きくなる程
に開度が小さくなる特性における最大値である。すなわ
ち、右操舵時は絞り部B′、C′の合計開度の最大値を
いい、左操舵時は絞り部A′、D′の合計開度の最大値
をいう。以下「合計開度の最大値」という場合は同旨)
以上、若しくは絞り機能を奏さなくなるまで大きくされ
ている。その絞り部67の開度の最小値は、第2の組に
属する絞り部A′、B′、C′、D′の合計開度の最小
値(両バルブ部材31、32の相対回転角が大きくなる
程に開度が小さくなる特性における最小値である。すな
わち、右操舵時は絞り部B′、C′の合計開度の最小値
をいい、左操舵時は絞り部A′、D′の合計開度の最小
値をいい、全閉状態を含む。以下「合計開度の最小値」
という場合は同旨)以下とされる。
【0042】これにより、図2に示す油圧回路が構成さ
れ、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′と
タンク71との間の油路の開度が、車速に応じた可変絞
り弁60の作動により変化する。すなわち、第1の組に
属する絞り部A、B、C、Dにより制御される圧油流量
の、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′に
より制御される圧油流量に対する割合が、可変絞り弁6
0の作動により変化する。
【0043】図7において、実線Xは、両バルブ部材3
1、32の相対回転角に対する第1の組に属する絞り部
A、B、C、Dの開度の変化特性を示す。1点鎖線U
は、その相対回転角に対する第2の組に属する連絡用凹
部50cと第2圧油排出用凹部51cとの間の絞り部
B′、D′の開度の変化特性を示す。1点鎖線Vは、そ
の相対回転角に対する第2の組に属する圧油供給用凹部
51aと連絡用凹部50cとの間の絞り部A′、C′の
開度の変化特性を示す。実線Yは、その相対回転角に対
する第2の組に属する全ての絞り部A′、B′、C′、
D′の開度の合成した変化特性を示す。なお、図7にお
ける各開度の変化特性は、その相対回転角が大きくなる
程に小さくなることから明らかなように、右操舵時は絞
り部B、B′、C、C′の変化特性を示し、左操舵時は
絞り部A、A′、D、D′の変化特性を示している。破
線Rは、可変絞り弁60により設定される可変絞り弁自
身の絞り部67の中速走行時における開度を示す。な
お、図7において開度は流路面積として示す。
【0044】低速走行時においては、スプール62の回
転により可変絞り弁60の絞り部67の開度が最小にな
る。よって、油圧シリンダ20に作用する油圧は、第1
の組の絞り部A、B、C、Dの開度の変化特性線Xに応
じ制御される。この場合、図6において一点鎖線で示す
ように、操舵入力トルクが小さく、両バルブ部材31、
32の相対回転角が小さくても、第1の組に属する絞り
部A、B、C、Dの開度を小さくし、操舵補助力を発生
させる油圧の増加割合を大きくし、低速走行時における
操舵の高応答性を満足させることができる。
【0045】高速走行時においては、スプール62の回
転により可変絞り弁60の絞り部67の開度は、第2の
組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の合計開度の
最大値以上になる。よって、油圧シリンダ20に作用す
る油圧は、第2の組の絞り部A′、B′、C′、D′の
開度の変化特性線Y及び第1の組の絞り部A、B、C、
Dの開度の変化特性線Xの合成特性に応じ制御される。
この場合、図6において実線で示すように、操舵入力ト
ルクを大きくし、両バルブ部材31、32の相対回転角
を大きくしない限り、第2の組に属する絞り部A′、
B′、C′、D′の開度は小さくなることなく大きく保
持され、操舵補助力を発生させる油圧の増加割合は小さ
いので、高速走行時における操舵の安定性を満足させる
ことができる。
【0046】中速走行時においては、スプール62の変
位により可変絞り弁60の絞り部67の開度は、第2の
組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の合計開度の
最小値よりも大きく最大値よりも小さくなる。これによ
り、図7に示すように、第1の組に属する絞り部A、
B、C、Dの合計開度が最小値になるまでの間(図7に
おいて両バルブ部材の相対回転角がθaになるまでの
間)は、その第1の組に属する絞り部A、B、C、Dの
合計開度の変化特性線Xに絞り部67の開度の特性線R
を合成した特性に応じた操舵補助力が付与される。第1
の組に属する絞り部A、B、C、Dが全閉状態になった
時点から、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、
D′の合計開度が可変絞り弁60の絞り部67の開度よ
りも小さくなるまでの間(図7において両バルブ部材の
相対回転角がθaとθbとの間)では、操舵補助力は絞
り部67の開度により定まる一定値になる。しかる後
に、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′の
合計開度が可変絞り弁60の絞り部67の開度よりも小
さくなると、第2の組に属する絞り部A′、B′、
C′、D′の合計開度の変化特性線Yに応じた操舵補助
力が付与される。
【0047】その第1の組に属する絞り部A、B、C、
Dが全閉状態になった後に、第2の組に属する絞り部
A′、B′、C′、D′の合計開度が可変絞り弁60の
絞り部67の開度よりも小さくなるまでの間(θa〜θ
bの間)は、その第2の組に属する絞り部A′、B′、
C′、D′が全閉状態になる点と、第1の組に属する絞
り部A、B、C、Dが全閉状態になる点との差(θc−
θa)を小さくすることなく、小さくされている。すな
わち、仮に、第2の組に属する圧油供給用凹部51aと
連絡用凹部50cとの間の絞り部A′、C′が、連絡用
凹部50cと第2圧油排出用凹部51cとの間の絞り部
B′、D′と同様に図中1点鎖線Uで示す相対回転角に
対する開度変化特性を有すると仮定すると、相対回転角
に対する第2の組に属する全ての絞り部A′、B′、
C′、D′の合計開度の合成変化特性は、図7において
2点鎖線Mで示すものになる。そうすると、第2の組に
属する絞り部A′、B′、C′、D′の開度が、可変絞
り弁60の自身の絞り部67の開度よりも小さくなるま
での間(両バルブ部材の相対回転角がθaとθdとの
間)は大きくなるので、図6において2点鎖線で示すよ
うに、操舵補助力を操舵抵抗に応じ制御できない領域L
が大きくなる。これに対し、上記実施形態では、第2の
組に属する圧油供給用凹部51aと連絡用凹部50cと
の間の絞り部A′、C′の閉鎖角度θsは、連絡用凹部
50cと第2圧油排出用凹部51cとの間の絞り部
B′、D′の閉鎖角度θrよりも小さいので、中速走行
時において操舵補助力を操舵抵抗に応じ制御できない領
域を小さくできる。しかも、圧油供給用凹部51aと連
絡用凹部50cとの間の絞り部A′、C′が全閉状態に
なる点(図7において両バルブ部材の相対回転角がθe
の点)では、連絡用凹部50cと第2圧油排出用凹部5
1cとの間の絞り部B′、D′は未だ閉じていないの
で、操舵補助力を操舵抵抗に応じ制御できる領域は小さ
くなることはない。
【0048】上記構成の可変絞り弁60によれば、スプ
ール62を回転させることで絞り部67の開度を変化さ
せるので、モータ80の出力軸80aの回転運動を直線
運動に変換するためのネジ部材やスプール62のネジ加
工を必要としない。そのスプール62は軸方向に離れた
2位置においてボールベアリング91、92より支持さ
れるので、振れ回りが抑制される。これにより、スプー
ル62の外周が挿入孔66の内周に押し付けられること
により発生する摩擦を抑制し、スプール62の作動不良
やロックを防止できる。また、そのスプール62の両端
間において圧油導入路58と圧油排出路76とを介して
圧油の導入と排出とを行えるので、可変絞り弁60の軸
方向寸法を小さくすることができる。また、絞り部67
の数に対して必要とされる開口62bと圧油排出用凹部
66aの数を可及的に少なくできるので、可変絞り弁6
0の周方向寸法を小さくでき、しかも、絞り部67の数
を多くすることで、各絞り部67における圧油流量を少
なくし、キャビテーション気泡発生に起因する流動音を
低減できる。さらに、プラグ68とスプール62との接
触位置を基準として絞り部67の開度制御を行うことが
でき、その基準位置は、プラグ68の第2バルブハウジ
ング7′に対するねじ込み量を変化させることで調節で
きる。これにより、その絞り部67の開度を精密に制御
できる。これにより、車速等の運転条件に応じてスプー
ル62を回転させ、絞り部67の開度を変化させること
で、操舵補助力発生用油圧シリンダ20に作用する油圧
を制御し、所望の操舵特性を得ることができる油圧パワ
ーステアリング装置1を構成できる。
【0049】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、上記実施形態ではスプールを車速に応じて
回転させたが、舵角等の他の運転条件に応じて回転させ
てもよい。本発明の可変絞り弁を油圧パワーステアリン
グ装置以外の油圧機器の油圧回路において使用してもよ
い。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、動作が確実で、コンパ
クトで、圧油の流動に伴う音の発生を低減でき、絞り部
の開度を精密に制御でき、油圧パワーステアリング装置
の制御に適した可変絞り弁を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装
置の縦断面図
【図2】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装
置の油圧回路を示す図
【図3】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装
置における制御弁の横断面構造の説明図
【図4】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装
置における制御弁の展開図
【図5】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装
置の制御弁の要部の拡大図
【図6】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装
置における入力トルクと油圧との関係及び両バルブ部材
の相対回転角と油圧との関係を示す図
【図7】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装
置における制御弁の絞り部の開度とバルブ部材の相対回
転角との関係を示す図
【図8】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装
置の可変絞り弁の縦断面図
【図9】図8のIX‐IX線断面図
【図10】図8のX‐X線断面図
【図11】本発明の実施形態のプラグの(1)は断面
図、(2)は底面図
【図12】本発明の実施形態のスプールの(1)は平面
図、(2)は部分側面図
【符号の説明】
1 油圧パワーステアリング装置 7′ 第2バルブハウジング 20 油圧シリンダ 58 圧油導入路 60 可変絞り弁 62 スプール 62a 圧油室 62b 開口 66 挿入孔 66a 圧油排出用凹部 67 絞り部 68 プラグ(基準位置設定部材) 76 圧油排出路 80 モータ 91、92 ボールベアリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、 このハウジングに形成された挿入孔に軸中心に回転可能
    に挿入されるスプールと、 そのスプールを回転駆動するモータと、 そのスプールの回転によって開度が変化する絞り部と、 そのスプールを、軸方向に離れた2位置において支持す
    る軸受とを備える可変絞り弁。
  2. 【請求項2】 そのスプールの内部に圧油室が形成さ
    れ、 そのスプールの外周に、その圧油室に通じる開口が形成
    され、 その挿入孔の内周に、そのスプールの外周に対向する圧
    油排出用の凹部が形成され、 その圧油排出用凹部と前記開口との間が前記絞り部とさ
    れ、 そのハウジングに、その開口に通じる圧油導入路と、そ
    の圧油排出用凹部に通じる圧油排出路とが形成されてい
    る請求項1に記載の可変絞り弁。
  3. 【請求項3】 前記スプールの外周の開口と挿入孔の内
    周の圧油排出用凹部は、前記スプールの周方向に間隔を
    おいた複数位置に形成されている請求項2に記載の可変
    絞り弁。
  4. 【請求項4】 そのハウジングにねじ合わされる基準位
    置設定部材を備え、その基準位置設定部材と前記スプー
    ルとの接触位置を基準位置として、そのスプールの回転
    角度に応じて前記絞り部の開度が制御可能とされ、その
    基準位置設定部材のハウジングに対するねじ込み量を変
    化させることで、その基準位置は変更可能とされている
    請求項1〜3の何れかに記載の可変絞り弁。
  5. 【請求項5】 その絞り部の開度は車両の運転条件に応
    じて変化可能とされ、その絞り部の開度変化により、そ
    の車両の油圧パワーステアリング装置の操舵補助力発生
    用油圧アクチュエータに作用する油圧を制御可能な請求
    項1〜4の何れかに記載の可変絞り弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104564878A (zh) * 2014-12-19 2015-04-29 杭州前进齿轮箱集团股份有限公司 一种手动控制的微动换向阀

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