JPH11156226A - 自走式破砕機の駆動装置 - Google Patents

自走式破砕機の駆動装置

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JPH11156226A
JPH11156226A JP32808897A JP32808897A JPH11156226A JP H11156226 A JPH11156226 A JP H11156226A JP 32808897 A JP32808897 A JP 32808897A JP 32808897 A JP32808897 A JP 32808897A JP H11156226 A JPH11156226 A JP H11156226A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】破砕作業中における走行動作を確実に防止する
ことにより、安全性を向上できる自走式破砕機の駆動装
置を提供する。 【解決手段】ガラ5Aを破砕するジョークラッシャ3、
ガラ5Aをジョークラッシャ3へと導くフィーダ4、破
砕されたガラ5を運搬するコンベア6、コンベア6上の
ガラ5B中の磁性物を吸引除去する磁選機7、及び下部
走行体10を有する自走式破砕機1に設けられた油圧駆
動装置において、操作盤38は、ジョークラッシャ3、
フィーダ4、コンベア6、及び磁選機7を動作させるた
めの連動モード・単動モードと、走行を行うための走行
モードとを選択可能なモード選択スイッチ80を備えて
おり、モード選択スイッチ80で走行モードが選択され
た場合には、左・右走行用操作レバー装置33,34等
による走行操作を有効とし、連動モード又は単動モード
が選択された場合にはその操作を無効とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩石・建設廃材等
を破砕する自走式破砕機に係わり、特に、その自走式破
砕機の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】破砕機は、建設現場で発生する大小さま
ざまな岩石・建設廃材等(以下適宜、ガラという)を、
運搬する前にその現場で所定の大きさに破砕することに
より、工事の円滑化・コスト削減を図るものである。す
なわち、油圧ショベル等によって破砕機上部に備えられ
たホッパに投入されたガラは、ホッパ下方に備えられた
フィーダにより側断面形状が略V字形をなすジョークラ
ッシャ等の破砕装置へと導かれて所定の大きさに破砕さ
れる。破砕されたガラは、ジョークラッシャ下部の空間
からジョークラッシャの下方に配置されたコンベアの上
に落下しコンベアによって運搬される。この運搬の途中
において、コンベア上方に配置された磁選機によって例
えばコンクリートのガラに混入している鉄筋片等を吸着
して取り除き、大きさがほぼ揃った破砕物として最終的
に破砕機の前部から搬出される。また、このような破砕
機のうち自走式のものは、上記ホッパ、フィーダ、ジョ
ークラッシャ、コンベア、及び磁選機等を備えたクラッ
シャー本体の下部に、左・右の履帯を備えた下部走行体
を有しており、左・右の履帯をそれぞれ走行用油圧モー
タで駆動することにより自力走行可能となっている。
【0003】従来の自走式破砕機では、クラッシャー本
体に設けられた運転席の操作盤に、図15に示すような
「コンベア」「磁選機」「破砕装置」「フィーダ」の各
機器を動作させる「ON」「OFF」操作ボタンが設け
られており、オペレータは各ボタンを押すことにより、
それぞれを別個独立して操作するようになっている。ま
た、自走式破砕機を走行させる際には、特に図示しない
が、運転席に設けられた操作レバーをオペレータが操作
することにより、その操作レバーの操作量に応じた量の
油圧ポンプからの圧油が走行用油圧モータに供給され、
これによって左・右の履帯が駆動されて所望の速度で走
行できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、この種の自走
式破砕機では、安全確保等の観点から、走行するときに
は破砕作業は行わず、逆に破砕作業を行うときには必ず
非走行状態とする。しかしながら、上記従来技術では、
破砕作業中であっても、操作レバーを誤って操作する
と、圧油が走行用油圧モータに供給されて左・右の履帯
が駆動され、破砕機が動く可能性があり、安全確保の点
で向上の余地があった。
【0005】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、破砕作業中における走
行動作を確実に防止することにより、安全性を向上でき
る自走式破砕機の駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決しようとするための手段】(1)上記目的
を達成するために、本発明は、少なくとも、ホッパから
投入された岩石・建設廃材等を破砕する破砕装置と、こ
の破砕装置で破砕された岩石・建設廃材等を運搬するコ
ンベアとを備えた破砕機本体と、走行手段を備えた走行
体とを有する自走式破砕機に設けられ、前記破砕機本体
の始動・停止をオペレータが指示入力する指示手段と、
この指示手段からの指示信号に応じて、前記破砕機本体
を形成する各機器を始動・停止させる動作制御手段と、
前記走行手段を操作する走行操作手段とを備えた自走式
破砕機の駆動装置において、前記指示手段は、前記破砕
機本体を形成する各機器を動作させるための破砕作業モ
ードと、前記走行体による走行を行うための走行モード
とを選択可能なモード選択手段を備えており、かつ、前
記モード選択手段で走行モードが選択された場合には前
記走行操作手段による操作を有効とし、前記モード選択
手段で破砕作業モードが選択された場合には前記走行操
作手段による操作を無効にする操作制御手段を設ける。
オペレータは、破砕機を走行させる際には、指示手段の
モード選択手段で走行モードを選択すればよい。これに
より、操作制御手段において走行操作手段による操作は
有効とされるので、オペレータが走行操作手段で下部走
行体の走行手段を操作することにより破砕機を自走させ
ることができる。一方、破砕作業を行う際には、指示手
段のモード選択手段で破砕作業モードを選択すればよ
い。これによって、破砕機本体を形成する各機器を動作
させる破砕作業モードとなり、操作制御手段によって走
行操作手段による操作が無効とされる。これにより、破
砕作業中に走行操作手段を誤って操作した場合でも走行
手段の走行動作が確実に防止されるので、安全性を向上
できる。
【0007】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記破砕機本体は、前記ホッパに投入された岩石・建設
廃材等を前記破砕装置へと導くフィーダを有する。 (3)上記(1)又は(2)において、また好ましく
は、前記走行操作手段は、油圧ポンプから吐出される圧
油により前記走行手段を駆動する油圧モータと、前記油
圧ポンプからの吐出油を前記油圧モータへ導く制御弁
と、前記制御弁を操作する弁操作手段とを備えており、
前記操作制御手段は、前記弁操作手段からの操作信号を
遮断する遮断手段を備えている。モード選択手段で走行
モードが選択された場合は、遮断手段で弁操作手段から
の操作信号を遮断すればよい。これにより、破砕作業中
に弁操作手段を誤って操作したとしてもその操作が制御
弁に伝達されず、制御弁は切り換えられない。したがっ
て、油圧ポンプからの吐出油は油圧モータに供給されず
油圧モータが走行手段を駆動しないので、破砕機が走行
するのを防止できる。
【0008】(4)上記(1)又は(2)において、ま
た好ましくは、前記操作制御手段は、前記モード選択手
段で前記破砕作業モードが選択され前記破砕機本体を形
成する各機器のうち少なくとも1つが動作している状態
で、前記モード選択手段で前記走行モードが選択された
ときは、動作している当該機器を停止させる走行準備制
御手段を備えている。破砕機本体を形成する各機器の少
なくとも1つが動作している破砕作業中であっても、走
行モードの選択とともに破砕作業の終了とみなし動作機
器を強制的に停止させることにより、破砕作業機器動作
中におけるモード変更に対しても安全性を確保できる。
【0009】(5)上記(4)において、さらに好まし
くは、前記走行準備制御手段は、前記岩石・建設廃材等
の流路に対し上流側に位置する機器から順次停止させ
る。このようにガラが流れる順序と同じ順序で停止させ
ることにより、一部の機器にガラが滞留するのを確実に
防止できる。
【0010】(6)上記(1)又は(2)において、ま
た好ましくは、前記モード選択手段は、前記破砕作業モ
ードとして、さらに前記破砕機本体を形成する各機器の
始動・停止を相互に関連づけて行うための連動モード
と、前記破砕機本体を形成する各機器の始動・停止を独
立して行うための単動モードとのいずれか一方を選択可
能に構成されており、前記動作制御手段は、前記モード
選択手段で前記連動モードが選択された場合には、前記
破砕機本体を形成する各機器を所定の連動順序に沿って
始動・停止させる連動制御手段と、前記モード選択手段
で前記単動モードが選択された場合には、前記破砕機本
体を形成する各機器をそれぞれ独立に始動・停止させる
単動制御手段とを有している。破砕作業時、破砕作業を
始めるために破砕機本体を形成する各機器を始動する際
や破砕作業を終了するために各機器を停止させる際に
は、オペレータはモード選択手段で連動モードを選択す
ればよい。これによって、各機器の始動・停止を相互に
関連づけて行う連動モードとなり、動作制御手段の連動
制御手段によって対応する複数の機器が所定の連動順序
に沿って始動・停止を行う。これにより、操作ボタンを
1つ1つ押していた従来のようにオペレータが細心の注
意を払う必要はなくなるので、オペレータの操作を簡素
化することができ、負担を軽減することができる。また
このとき、連動順序を適宜設定しておくことでガラの滞
留による機器のトラブルも未然に防止できる。また、作
業態様や作業時の状況によっては、上記のような連動に
よる始動・停止でなく、各機器をそれぞれ独立して始動
・停止させたい場合もある。このような場合には、オペ
レータは、モード選択手段で単動モードを選択すればよ
い。これによって、各機器の始動・停止を互いに独立し
て行うことができるので、操作ボタンを1つ1つ押して
いた従来と同等の独立操作性を確保できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照しつつ説明する。本実施形態は、アクチュエータ
の駆動源として油圧を用いた油圧駆動装置の実施形態で
ある。図1は、本実施形態による自走式破砕機の油圧駆
動装置の油圧回路図であり、図2は、この油圧駆動装置
の適用対象である自走式破砕機の全体構造を表す側面図
であり、図3は、図2中の側面部材を一部取り除いた状
態で内部構造を示した側面図であり、図4は、破砕作業
中における動作状態を表す図である。
【0012】これら図2〜図4において、自走式破砕機
1は、概略的に言うと、油圧ショベルのバケット等の作
業具により破砕対象物である岩石・建設廃材等(ガラ)
5Aが投入されるホッパ2、側断面形状が略V字形をな
し投入されたガラ5Aを所定の大きさに破砕する破砕装
置としてのジョークラッシャ3、ホッパ2から投入され
たガラ5Aをジョークラッシャ3へと導くフィーダ4、
ジョークラッシャ3で破砕され小さくなったガラ5Bを
破砕機1の前方に運搬するコンベア6、及びこのコンベ
ア6の上方に設けられコンベア6上を運搬中のガラ5B
に含まれる磁性物を磁気的に吸引除去する磁選機7を搭
載した破砕機本体8と、この破砕機本体8の下方に設け
られ走行手段として左・右の履帯9L,9R(但し運転
席17から見て左側のみ図示)を備えた下部走行体10
とを有する。
【0013】ジョークラッシャ3は、下部走行体10と
の接続部として破砕機本体8に設けられたフレーム11
上に設置されており、図4に示されるように、油圧モー
タ24(後述)で発生した駆動力によって動歯3aを固
定歯3bに対して前後に揺動させ、供給されたガラ5A
を所定の大きさに破砕するようになっている。フィーダ
4は、ホッパ2の下方に設けられホッパ2に投入された
ガラ5Aを載置するベース12と、油圧モータ23(後
述)で発生した駆動力によってベース12を略水平方向
に往復運動させる公知のベース駆動機構13とを備えて
いる。コンベア6は、油圧モータ25(同)によってベ
ルト14を駆動し、これによってジョークラッシャ3か
らベルト14上に落下してきたガラ5Bを運搬するよう
になっている。磁選機7は、コンベア6のベルト14の
上方にベルト14と略直交するように配置されたベルト
15を油圧モータ26によって磁力発生手段(図示せ
ず)まわりに駆動することにより、磁力発生手段からの
磁力をベルト15越しに作用させて磁性物をベルト15
に吸着させた後、コンベア6のベルト14と略直交する
方向に運搬してベルト14の側方に落下させるようにな
っている。履帯9L,9Rはそれぞれ、下部走行体10
に設けられた駆動輪16L,16R(但し左側のみ図
示)とアイドラ18L,18R(同)との間に掛け渡さ
れており、駆動輪16L,16R側に設けられた走行用
の左・右油圧モータ28L,28R(図1にのみ図示)
によって駆動力が与えられることにより破砕機1を走行
させるようになっている。また破砕機本体8上にはオペ
レータの運転席17が設けられており、この運転席17
には操作盤38(図5参照、後述)が設置されている。
【0014】そして、破砕作業時には、図4に示すよう
に、ホッパ2に投入されたガラ5Aが、ホッパ2下方の
フィーダ4によりジョークラッシャ3へと導かれて所定
の大きさに破砕された後、破砕されたガラ5Bがジョー
クラッシャ3下部の空間からコンベア6の上に落下し運
搬され、その運搬途中で磁選機7によってガラ5Bに混
入した磁性物(例えばコンクリートのガラに混入してい
る鉄筋片等)が取り除かれ、大きさがほぼ揃った破砕物
として最終的に破砕機1の前部から搬出される。
【0015】図1に示す油圧駆動装置は、上記の自走式
破砕機1に設けられるものであり、原動機としてのエン
ジン19と、このエンジン19によって駆動される可変
容量型の第1油圧ポンプ20及び第2油圧ポンプ21
と、同様にエンジン19によって駆動される固定容量型
のパイロットポンプ22と、第1及び第2油圧ポンプ2
0,21から吐出される圧油がそれぞれ供給される6つ
の油圧モータ23,24,25,26,28L,28R
と、第1及び第2油圧ポンプ20,21からそれら油圧
モータ23〜28に供給される圧油の方向及び流量を制
御する4つのコントロールバルブ29,30,31,3
2と、パイロットポンプ22で発生したパイロット圧を
用いて左・右走行用コントロールバルブ30,31(後
述)をそれぞれ切り換え操作する左・右走行用操作レバ
ー装置33,34と、パイロットポンプ22で発生した
パイロット圧に基づく制御圧力が導かれ、第1及び第2
油圧ポンプ20,21の吐出流量を調整するレギュレー
タ35,36と、破砕機本体の運転席17内に設けられ
ジョークラッシャ3、フィーダ4、コンベア6、及び磁
選機7の始動・停止をオペレータが指示入力するための
上記操作盤38とを有している。
【0016】6つの油圧モータ23〜28は、フィーダ
4動作用の駆動力を発生する上記フィーダ用油圧モータ
23、ジョークラッシャ3動作用の駆動力を発生する上
記破砕用油圧モータ24、コンベア6動作用の駆動力を
発生する上記コンベア用油圧モータ25、磁選機7動作
用の駆動力を発生する上記磁選機用油圧モータ26、及
び左・右履帯9L,9Rへの駆動力を発生する上記左・
右走行油圧モータ28L,28Rとから形成されてい
る。
【0017】コントロールバルブ29〜32は、いずれ
もセンタバイパス型の切換弁であり、破砕用油圧モータ
24に接続された破砕用コントロールバルブ29と、左
走行油圧モータ28Lに接続された上記左走行用コント
ロールバルブ30と、右走行油圧モータ28Rに接続さ
れた上記右走行用コントロールバルブ31と、フィーダ
用油圧モータ23、コンベア用油圧モータ25、及び磁
選機用油圧モータ26に接続された軽負荷機器用コント
ロールバルブ32とから形成されている。
【0018】第1及び第2油圧ポンプ20,21のう
ち、第1油圧ポンプ20は破砕用コントロールバルブ2
9及び左走行用コントロールバルブ30を介し破砕用油
圧モータ24及び左走行モータ28Lへ供給するための
圧油を吐出するようになっている。このとき、破砕用コ
ントロールバルブ29と左走行用コントロールバルブ3
0とは互いにパラレルに接続されている。一方、第2油
圧ポンプ21は右走行用コントロールバルブ31及び軽
負荷機器用コントロールバルブ32を介し右走行モータ
28R及びフィーダ用油圧モータ23・コンベア用油圧
モータ25・磁選機用油圧モータ26へ供給するための
圧油を吐出するようになっている。このとき、軽負荷機
器用コントロールバルブ32と右走行用コントロールバ
ルブ31とは互いにパラレルに接続されている。
【0019】ここで、第2油圧ポンプ21から軽負荷機
器用コントロールバルブ32を介しフィーダ用油圧モー
タ23、コンベア用油圧モータ25、及び磁選機用油圧
モータ26への圧油供給に関して、それら油圧モータ2
3,25,26に供給される圧油の流量をそれぞれ制御
する3つのソレノイド制御弁39,40,41が設けら
れており、これらは互いにパラレルに接続されている。
またこれに対応して、圧力補償弁42,43,44(後
述)がそれぞれ設けられている。ソレノイド制御弁3
9,40,41は、コントローラ90からの駆動信号S
m,Sco,Sf(後述)によりそれぞれ駆動される弁で、
油圧モータ23,25,26に供給される圧油の流量を
開度に応じて制御する可変絞り39A,40A,41A
がそれぞれ設けられている。これらソレノイド制御弁3
9,40,41はそれら駆動信号Sm,Sco,SfがON
になると連通位置(図1中下側位置)にそれぞれ切り換
えられ、第2油圧ポンプ21から軽負荷機器用コントロ
ールバルブ32及び導入管路53を介して導かれた圧油
を、対応する油圧モータ23,25,26にそれぞれ供
給しそれらを駆動する。また駆動信号Sm,Sco,Sfが
OFFになるとばね39B,40B,41Bの復元力で
遮断位置(図1中上側位置)にそれぞれ復帰し、対応す
る油圧モータ23,25,26への第2油圧ポンプ21
からの圧油供給を遮断するとともに、これら油圧モータ
23,25,26を導出管路54に接続して油圧モータ
23,25,26の駆動を停止するようになっている。
また、ソレノイド制御弁39,40,41の可変絞り3
9A,40A,41Aの下流側には油圧モータ23,2
5,26の負荷圧力を検出するための負荷検出管路4
5,46,48がそれぞれ接続されている。それらのう
ち負荷検出管路46,48はさらにシャトル弁49を介
して負荷検出管路50に接続され、シャトル弁49を介
して選択された高圧側の負荷圧力は負荷検出管路50に
導かれるようになっている。またこの負荷検出管路50
と負荷検出管路45とはシャトル弁51を介して最大負
荷検出管路52に接続され、シャトル弁51で選択され
た高圧側の負荷圧力が最大負荷圧力として最大負荷検出
管路52に導かれるようになっている。一方、負荷検出
管路45,46,48でそれぞれ検出した負荷圧力は各
ソレノイド制御弁39,40,41の出口圧力として対
応する圧力補償弁42,43,44の一方側に伝達され
る。圧力補償弁42,43,44の他方側にはソレノイ
ド制御弁39,40,41の上流側圧力が導かれてお
り、これによって、圧力補償弁42,43,44は、ソ
レノイド制御弁39,40,41の可変絞り39A,4
0A,41Aの前後差圧に応答して作動し、軽負荷機器
用コントロールバルブ32からフィーダ用油圧モータ2
3、コンベア用油圧モータ25、及び磁選機用油圧モー
タ26に圧油を導入する導入管路53内の圧力及び各油
圧モータ23,25,26の負荷圧力の変化にかかわら
ず可変絞り39A,40A,41Aの前後差圧を一定に
保持し、ソレノイド制御弁39,40,41の開度に応
じた流量を対応する油圧モータに供給できるようになっ
ている。なお、上記した導入管路53と、油圧モータ2
3,25,26から排出された圧油を軽負荷機器用コン
トロールバルブ32に導く導出管路54とを直接接続す
る管路55には、圧力制御弁56が設けられている。こ
の圧力制御弁56の一方側には、前述した最大負荷検出
管路52を介して最大負荷圧力が導かれており、また圧
力制御弁56の他方側には上流側の管路55内の圧力が
導かれている。これにより、圧力制御弁56は、下流側
の管路55内の圧力を、最大負荷圧力よりもばねによる
設定圧分だけ高くするようになっている。
【0020】また破砕用コントロールバルブ29、左・
右走行用コントロールバルブ30,31、及び軽負荷機
器用コントロールバルブ32はそれぞれ、パイロットポ
ンプ22で発生されたパイロット圧を用いて操作される
パイロット操作弁である。破砕用コントロールバルブ2
9は、その駆動部29a,29bに、パイロット管路5
8,59を介してパイロットポンプ22からのパイロッ
ト圧がそれぞれ導かれる。これらパイロット管路58,
59には、コントローラ90からの駆動信号Scrで駆動
されるソレノイド制御弁60が設けられている。このソ
レノイド制御弁60はその駆動信号Scrの入力に応じて
切り換えられ、パイロット圧をパイロット管路58,5
9に導くようになっている。すなわち、ソレノイド制御
弁60は、駆動信号ScrがONになると連通位置である
図1中右側位置(又は左側位置)に切り換えられ、パイ
ロットポンプ22からのパイロット圧をパイロット管路
58(又は59)を介して駆動部29a(又は29b)
に導き、これによって破砕用コントロールバルブ29が
図1中上側位置(又は下側位置)に切り換えられ、破砕
用油圧モータ24が順方向(又は逆方向)に駆動され
る。駆動信号ScrがOFFになると、ソレノイド制御弁
60は中立位置となり、コントロールバルブ22からの
パイロット圧を遮断するとともに、パイロット管路58
及び59をタンク69に接続し、それらの圧力をタンク
圧と等しくする。これにより、破砕用コントロールバル
ブ29が中立位置に復帰し、破砕用油圧モータ24が停
止するようになっている。左・右走行用コントロールバ
ルブ30,31は、パイロットポンプ22で発生され操
作レバー装置33,34で所定圧力に減圧されたパイロ
ット圧により操作される。すなわち、操作レバー装置3
3,34は、操作レバー33a,34aとこれら操作レ
バー33a,34aの操作量に応じたパイロット圧を出
力する減圧弁33b,34bとを備えている。操作レバ
ー装置33の操作レバー33aを図1中a方向(又はそ
の反対方向)に操作すると、パイロット圧がパイロット
管路61(又は62)を介して左走行用コントロールバ
ルブ30の駆動部30a(又は30b)に導かれ、これ
によって左走行用コントロールバルブ30が図1中上側
位置(又は下側位置)に切り換えられ、左走行用油圧モ
ータ28Lが順方向(又は逆方向)に駆動される。同様
に、操作レバー装置34の操作レバー34aを図1中b
方向(又はその反対方向)に操作すると、パイロット圧
が右走行用コントロールバルブ31の駆動部31a(又
は31b)に導かれて図1中上側位置(又は下側位置)
に切り換えられ、右走行用油圧モータ28Rが順方向
(又は逆方向)に駆動されるようになっている。なお、
パイロットポンプ22からのパイロット圧を操作レバー
装置33,34に導くパイロット導入管路63には、コ
ントローラ90からの駆動信号St(後述)で切り換え
られるソレノイド制御弁64が設けられている。すなわ
ちソレノイド制御弁63は、駆動信号StがONになる
と連通位置(図1中右側位置)に切り換えられ、パイロ
ットポンプ22からのパイロット圧を導入管路63を介
し操作レバー装置33,34に導き、操作レバー装置3
3,34による走行用コントロールバルブ30,31の
上記操作を可能とする。一方、駆動信号StがOFFに
なると、ばね64Aの復元力でソレノイド制御弁64は
遮断位置(図1中左側位置)に復帰し、パイロットポン
プ22からのパイロット圧を遮断して操作レバー装置3
3,34による走行用コントロールバルブ30,31の
上記操作を不可能とするようになっている。軽負荷機器
用コントロールバルブ32は、その駆動部32a,32
bに、パイロット管路65,66を介してパイロットポ
ンプ22からのパイロット圧がそれぞれ導かれる。これ
らパイロット管路65,66には、破砕用コントロール
バルブ29のパイロット管路58,59同様、コントロ
ーラ90からの駆動信号Sl(後述)で切り換えられる
ソレノイド制御弁68が設けられている。すなわちソレ
ノイド制御弁68は、駆動信号SlがONになると連通
位置(図1中右側位置)に切り換えられ、パイロットポ
ンプ22からのパイロット圧をパイロット管路65を介
し駆動部32aに導き、これによって軽負荷機器用コン
トロールバルブ32が遮断位置(図1中左側位置)に切
り換えられ、フィーダ用油圧モータ23、コンベア用油
圧モータ25、及び磁選機用油圧モータ26に圧油を導
入する導入管路53へ第2油圧ポンプ21からの圧油を
供給する。駆動信号SlがOFFになると、ばね68A
の復元力でソレノイド制御弁68は図1中左側位置に復
帰し、コントロールバルブ22からのパイロット圧を遮
断するとともに、パイロット管路65及び66をタンク
69に接続し、それらの圧力をタンク圧と等しくする。
これにより、軽負荷機器用コントロールバルブ32は中
立位置に復帰するようになっている。
【0021】レギュレータ35,36は、それぞれピス
トン35A,36Aを備えており、ピストン35A,3
6Aが図1中右方に移動すると、第1及び第2油圧ポン
プ20,21からの吐出流量が減少するようにそれら油
圧ポンプ20,21の斜板20A,21Aの傾転角(す
なわちポンプ押しのけ容積)を変え、ピストン35A,
36Aが図1中左方に移動すると、第1及び第2油圧ポ
ンプ20,21からの吐出流量が増大するように斜板2
0A,21Aの傾転角を変えるようになっている。また
レギュレータ35,36のボトム側には、パイロットポ
ンプ22からのパイロット圧に基づく制御圧力がパイロ
ット管路70,71を介して導かれており、この制御圧
力が高いときはピストン35A,36Aが図1中右方に
移動して第1及び第2油圧ポンプ20,21の吐出流量
が減少し、制御圧力が低いときはピストン35A,36
Aが図1中左方に移動して吐出流量が増大するようにな
っている。またこのとき、パイロットポンプ22からレ
ギュレータ35,36へのパイロット管路70,71に
は、コントローラ90からの駆動信号S1,S2(後述)
によりそれぞれ駆動されるソレノイド制御弁72,73
が設けられており、これらソレノイド制御弁72,73
はそれら駆動信号S1,S2の出力電流値に応じてパイロ
ット管路70,71を連通させる。すなわち、ソレノイ
ド制御弁72,73は、出力電流値が大きいほど大きい
開度でパイロット管路70,71を連通させてレギュレ
ータ35,36へ供給される制御圧力を高くし、出力電
流値が0になるとパイロット管路70,71を遮断して
レギュレータ35,36へ供給される制御圧力を0にす
るようになっている。そして、後述するように、コント
ローラ90は、第1及び第2油圧ポンプ20,21の吐
出圧P1,P2が高いほど駆動信号S1,S2の出力電流値
を大きくするようになっている。以上により、第1及び
第2油圧ポンプ20,21の吐出圧P1,P2が上昇する
にしたがって第1及び第2油圧ポンプ20,21の吐出
流量の最大値が小さく制限され、第1及び第2油圧ポン
プ20,21の負荷がエンジン19の出力トルクを超え
ないように斜板20A,21Aの傾転が制御されるよう
になっている(公知の入力トルク制限制御)。なお、3
つの油圧ポンプ20,21,22の吐出管路から分岐す
る管路には、その吐出管路の圧力の最大値をばね74
A,75A,76Aによる設定値とするリリーフ弁7
4,75,76がそれぞれ設けられており、またこの第
1及び第2油圧ポンプ20,21の吐出圧は、吐出管路
から分岐する管路に設けられた圧力センサ78,79に
よりそれぞれ検出され、この検出信号がコントローラ9
0に入力されるようになっている。
【0022】図5は、操作盤38の詳細構造を示してお
り、ジョークラッシャ3、フィーダ4、コンベア6、及
び磁選機7の始動・停止を相互に関連づけて行うための
「連動モード」とそれらの始動・停止を互いに別個独立
して行うための「単動モード」と破砕機1を走行させる
ための「走行モード」とを選択可能なダイヤル式のモー
ド選択スイッチ80と、このモード選択スイッチ80で
単動モードを選択した場合に始動・停止対象とする機器
を選択するダイヤル式の機器選択スイッチ81と、モー
ド選択スイッチ80及び機器選択スイッチ81でどれを
選択した場合にも共通に使用可能な始動ボタン82及び
停止ボタン83とを備えている。
【0023】図6は、コントローラ90の機能を示して
おり、圧力センサ78,79で検出された第1及び第2
油圧ポンプ20,21の吐出圧に応じ上記入力トルク制
限制御を行うためのソレノイド制御弁72,73への駆
動信号S1,S2を発生する関数発生器90a1,90a2
を備えたポンプ制御部90aと、操作盤38からの操作
信号(後述)に基づき上記駆動信号Sm,Sco,Sf,S
cr,Slを生成し対応するソレノイド制御弁39,4
0,41,60,64,68に出力する機器制御部90
bとを備えている。
【0024】図7は、機器制御部90bで実行される制
御手順を表すフローチャートである。このフローチャー
トに従い、本実施形態の機能を詳細に説明する。まず、
ステップ100で、操作盤のモード選択スイッチ80で
「走行モード」が選択されているかどうかを判定する。
以下、「走行モード」が選択されていた場合とそうでな
い場合とを分けて説明する。
【0025】(I)走行モードが選択されていた場合 ステップ100で「走行モード」が選択されていた場合
は、ステップ110に移り、ジョークラッシャ3、フィ
ーダ4、コンベア6、及び磁選機7のうち動作している
ものを停止させる走行準備制御を行う。その詳細を図8
に示す。
【0026】図8において、まずステップ111で、フ
ィーダ用油圧モータ23に係わるソレノイド制御弁41
の駆動信号SfをOFFにする。これにより、ソレノイ
ド制御弁41が遮断位置に復帰し、導入管路53からフ
ィーダ用油圧モータ23への圧油供給が遮断される。そ
の結果、フィーダ用油圧モータ23が停止してベース1
2の往復運動が停止する。このようにしてフィーダ4を
停止させた後、次に、ステップ112で、破砕用油圧モ
ータ24に係わるソレノイド制御弁60の駆動信号Scr
をOFFにする。これにより、ソレノイド制御弁60が
中立位置に復帰して破砕用コントロールバルブ29も中
立位置に復帰する。その結果、第1油圧ポンプ20から
破砕用油圧モータ24への圧油供給が遮断されて破砕用
油圧モータ24を停止させ、ジョークラッシャ3の動歯
3aの揺動が停止する。このようにしてジョークラッシ
ャ3を停止させた後、ステップ113で、コンベア用油
圧モータ25に係わるソレノイド制御弁40の駆動信号
ScoをOFFにする。これにより、ソレノイド制御弁4
0が遮断位置に復帰し、導入管路53からコンベア用油
圧モータ25への圧油供給を遮断する。その結果、コン
ベア6のベルト14が停止して運搬を中止する。このよ
うにしてコンベア6を停止させた後、次に、ステップ1
14で、磁選機用油圧モータ26に係わるソレノイド制
御弁39の駆動信号SmをOFFにして遮断位置に復帰
させ、導入管路53から磁選機用油圧モータ26への圧
油供給を遮断する。その結果、磁選機7のベルト15が
停止し、磁性物の吸着を中止する。以上のようにしてフ
ィーダ4、ジョークラッシャ3、コンベア6、及び磁選
機7を順次停止させる。
【0027】その後、ステップ115で、フィーダ用油
圧モータ23、コンベア用油圧モータ25、及び磁選機
用油圧モータ26への圧油供給に係わるソレノイド制御
弁68の駆動信号SlをOFFにする。これにより、ソ
レノイド制御弁68はパイロットポンプ22からのパイ
ロット圧を遮断する遮断位置に復帰し、軽負荷機器用コ
ントロールバルブ32を中立位置に復帰させ、フィーダ
用油圧モータ23、コンベア用油圧モータ25、及び磁
選機用油圧モータ26を駆動できない状態とする。
【0028】その後、ステップ120で、左・右走行用
操作レバー装置33,34に係わるソレノイド制御弁6
4の駆動信号StをONにし、ソレノイド制御弁64を
パイロットポンプ22からのパイロット圧を操作レバー
装置33,34に導く連通位置に切り換える。これによ
り、操作レバー装置33,34による走行用コントロー
ルバルブ30,31の操作が可能となる。このステップ
120が終了した後は、ステップ100へ戻る。
【0029】(II)走行モードが選択されていない場合 ステップ100で「走行モード」が選択されていない場
合は、破砕作業モードである「単動モード」又は「連動
モード」が選択されていると判断し、ステップ130に
移る。ステップ130では、左・右走行用操作レバー装
置33,34に係わるソレノイド制御弁64の駆動信号
StをOFFにし、ソレノイド制御弁64をパイロット
ポンプ22からのパイロット圧を遮断する遮断位置に復
帰させる。これにより、操作レバー装置33,34によ
る走行用コントロールバルブ30,31の操作を不可能
とする。このステップ130が終了した後は、ステップ
200へ移る。
【0030】その後、ステップ200で、フラグを0に
初期設定する。このフラグは、ジョークラッシャ3、フ
ィーダ4、コンベア6、及び磁選機7の全機器が後述す
る連動始動により動作続行しているかどうかを表す指標
として用いるものである。
【0031】次に、ステップ210で、操作盤38のモ
ード選択スイッチ80で「連動モード」が選択されてい
るかどうかを判定する。
【0032】以下、「連動モード」選択されていた場合
とそうでない場合を分けて説明する。
【0033】(II−1)ステップ210で連動モードが
選択されていない場合 ステップ210で「連動モード」が選択されていない場
合は、「単動モード」が選択されていると判断し、ステ
ップ220に移る。ステップ220では、操作盤38の
始動ボタン82がONされたかどうかを判定する。始動
ボタン82がONされた場合は、ステップ230に移
り、ジョークラッシャ3、フィーダ4、コンベア6、及
び磁選機7を互いに別個独立して始動可能な単動始動制
御を行う。その詳細を図9に示す。
【0034】図9において、まずステップ231で、フ
ィーダ用油圧モータ23、コンベア用油圧モータ25、
及び磁選機用油圧モータ26への圧油供給に係わるソレ
ノイド制御弁68の駆動信号SlをONにする。これに
より、ソレノイド制御弁68が連通位置に切り換えら
れ、パイロットポンプ22からのパイロット圧がパイロ
ット管路65を介し軽負荷機器用コントロールバルブ3
2の駆動部32aに導かれて軽負荷機器用コントロール
バルブ32が切り換えられ、第2油圧ポンプ21からの
圧油が導入管路53へ供給される。すなわち、フィーダ
用油圧モータ23、コンベア用油圧モータ25、及び磁
選機用油圧モータ26を駆動可能な準備状態となる。次
に、ステップ232で、操作盤38の機器選択スイッチ
81でジョークラッシャが選択されているかどうかを判
定する。ジョークラッシャが選択されている場合にはス
テップ233に移り、破砕用油圧モータ24に係わるソ
レノイド制御弁60の駆動信号ScrをONにする。これ
により、ソレノイド制御弁60が連通位置に切り換えら
れ、パイロットポンプ22からのパイロット圧がパイロ
ット管路58(又は59)を介し破砕用コントロールバ
ルブ29の駆動部29a(又は29b)に導かれ破砕用
コントロールバルブ29が切り換えられる。その結果、
第1油圧ポンプ20からの圧油が破砕用油圧モータ24
に供給されて破砕用油圧モータ24が順方向(又は逆方
向)に駆動され、ジョークラッシャ3の動歯3aが固定
歯3bに対し前後に揺動を開始する。これにより、フィ
ーダ4からガラ5Aが供給されるとそのガラ5Aを所定
の大きさに破砕する。なお、順方向に駆動するか逆方向
に駆動するかは例えば別途図示しない入力手段で選択的
に入力するようになっている。ステップ232でジョー
クラッシャが選択されていない場合にはステップ234
へ移る。ステップ234では、機器選択スイッチ81で
フィーダが選択されているかどうかを判定する。フィー
ダが選択されている場合にはステップ235に移ってフ
ィーダ用油圧モータ23に係わるソレノイド制御弁41
の駆動信号SfをONにする。これにより、ソレノイド
制御弁41が連通位置に切り換えられ、ステップ231
で既に導入管路53へ導入されている第2油圧ポンプ2
1からの圧油がフィーダ用油圧モータ23に供給され
る。その結果、フィーダ用油圧モータ23が駆動されて
ベース12が略水平方向に往復運動を開始し、ホッパ2
にガラ5Aが投入されるとそのガラ5Aをジョークラッ
シャ3へ供給する。ステップ233でフィーダが選択さ
れていない場合にはステップ236へ移る。ステップ2
36では、機器選択スイッチ81でコンベアが選択され
ているかどうかを判定する。コンベアが選択されている
場合にはステップ237に移ってコンベア用油圧モータ
25に係わるソレノイド制御弁40の駆動信号ScoをO
Nにする。これにより、ソレノイド制御弁40が連通位
置に切り換えられ、導入管路53へ導入されている圧油
がコンベア用油圧モータ25に供給される。その結果、
コンベア6のベルト14が駆動を開始し、ジョークラッ
シャ3で破砕されたガラ5Bが落下してくるとそのガラ
5Bを破砕機1の前方に運搬する。ステップ236でコ
ンベアが選択されていない場合にはステップ238へ移
る。ステップ238では、機器選択スイッチ81で磁選
機が選択されているかどうかを判定する。磁選機が選択
されている場合にはステップ239に移り磁選機用油圧
モータ26に係わるソレノイド制御弁39の駆動信号S
mをONにして連通位置に切り換え、導入管路53へ導
入されている圧油を磁選機用油圧モータ26に供給す
る。その結果、磁選機7のベルト15が駆動を開始し、
コンベア6のベルト14でガラ5Bが運搬されてくると
そのガラ5Bに含まれる磁性物をベルト15に吸着させ
コンベアベルト14の側方に落下させる。ステップ23
8で磁選機が選択されていない場合にはスタートへ戻
る。
【0035】一方、ステップ220で操作盤38の始動
ボタン82がONされなかった場合は、ステップ240
に移って操作盤38の停止ボタン83がONされたかど
うかを判定する。停止ボタン83がONされた場合は、
ステップ250に移り、ジョークラッシャ3、フィーダ
4、コンベア6、及び磁選機7を互いに別個独立して停
止可能な単動停止制御を行う。その詳細を図10に示
す。
【0036】図10に示す制御は、図9で説明したのと
同様の単動制御で各機器を停止させるものであり、始動
と停止の差異を除けば、基本的には図9と類似の手順で
ある。すなわち、ステップ251、ステップ253、ス
テップ255、及びステップ257で、機器選択スイッ
チ81でジョークラッシャ、フィーダ、コンベア、及び
磁選機が選択されているかどうかをそれぞれ順次判定す
る。ステップ251でジョークラッシャが選択されてい
る場合には、ステップ252でソレノイド制御弁60の
駆動信号ScrをOFFにし、ソレノイド制御弁60を中
立位置に復帰させて破砕用油圧モータ24を停止させ、
ジョークラッシャ3の動歯3aの揺動を停止させる。ス
テップ253でフィーダが選択されている場合には、ス
テップ254でソレノイド制御弁41の駆動信号Sfを
OFFにして導入管路53からフィーダ用油圧モータ2
3への圧油の供給を遮断し、フィーダ用油圧モータ23
の停止させてベース12の往復運動を停止させる。ステ
ップ255でコンベアが選択されている場合には、ステ
ップ256でソレノイド制御弁40の駆動信号ScoをO
FFにしてコンベア用油圧モータ25への圧油供給を遮
断し、コンベア6のベルト14を停止させる。ステップ
257で磁選機が選択されている場合には、ステップ2
58でソレノイド制御弁39の駆動信号SmをOFFに
して磁選機用油圧モータ26への圧油供給を遮断し、磁
選機7のベルト15を停止させる。なお、上記ステップ
252、ステップ254、ステップ256、及びステッ
プ258が終了するか、若しくはステップ257で磁選
機が選択されていない場合には、ステップ259に移
り、ジョークラッシャ3、フィーダ4、コンベア6、及
び磁選機7の全機器が停止しているかどうか(すなわち
単動モード中で、機器選択ボタン81を合わせ停止ボタ
ン83を押すという操作を全機器について行ったかどう
か)を判定する。全機器は停止していない(=いずれか
1つは動いている)場合にはスタートへ戻る。全機器が
停止している場合にはステップ260に移る。ステップ
260では、ソレノイド制御弁68の駆動信号SlをO
FFにし、ソレノイド制御弁68をパイロットポンプ2
2からのパイロット圧を遮断する遮断位置に復帰させ
る。これにより、軽負荷機器用コントロールバルブ32
を中立位置に復帰させ、フィーダ用油圧モータ23、コ
ンベア用油圧モータ25、及び磁選機用油圧モータ26
を駆動できない状態とする。このステップ260が終了
した後は、スタートへ戻る。
【0037】なお、ステップ240で停止ボタン83が
ONされなかった場合は、スタートへ戻る。
【0038】(II−2)ステップ210で連動モードが
選択されている場合 ステップ210で「連動モード」が選択されている場合
は、ステップ270に移る。ステップ270では、操作
盤38の始動ボタン82がONされたかどうかを判定す
る。始動ボタン82がONされた場合は、ステップ28
0に移り、フラグが1であるかどうかを判定する。フラ
グが1である場合には連動始動した全機器が動作続行中
である(後述のステップ299参照)と判断し、ステッ
プ210に戻る。フラグが1でない場合には、ステップ
290に移り、ジョークラッシャ3、フィーダ4、コン
ベア6、及び磁選機7を相互に関連づけて始動可能な連
動始動制御を行う。その詳細を図11に示す。
【0039】図11において、まずステップ291でフ
ィーダ用油圧モータ23に係わるソレノイド制御弁41
の駆動信号SfをOFFにする。これにより、ソレノイ
ド制御弁41が遮断位置に切り換えられ、導入管路53
からフィーダ用油圧モータ23への圧油の供給を遮断す
る。その結果、フィーダ用油圧モータ23が停止してベ
ース12の往復運動を停止させ、ホッパ2にガラ5Aが
投入されてもそのガラ5Aをジョークラッシャ3へ供給
するのを中止する。このようにしてフィーダ4を停止さ
せた後、次に、ステップ292で、破砕用油圧モータ2
4に係わるソレノイド制御弁60の駆動信号ScrをOF
Fにする。これにより、ソレノイド制御弁60が中立位
置に復帰し、パイロット管路58,59内の圧力がタン
ク圧と等しくなって破砕用コントロールバルブ29が中
立位置に復帰する。その結果、第1油圧ポンプ20から
破砕用油圧モータ24に供給されていた圧油が遮断さ
れ、破砕用油圧モータ24が停止し、ジョークラッシャ
3の動歯3aの揺動が停止して破砕を中止する。このよ
うにしてジョークラッシャ3を停止させた後、次に、ス
テップ293で、コンベア用油圧モータ25に係わるソ
レノイド制御弁40の駆動信号ScoをOFFにする。こ
れにより、ソレノイド制御弁40が遮断位置に切り換え
られ、導入管路53からコンベア用油圧モータ25への
圧油供給を遮断する。その結果、コンベア用油圧モータ
25が停止してコンベア6のベルト14が停止し、運搬
を中止する。以上のステップ291〜ステップ293
で、ジョークラッシャ3、フィーダ4、コンベア6、及
び磁選機7の全機器のうち、少なくとも磁選機7以外の
機器はすべて停止した状態となる。
【0040】次に、ステップ294で、フィーダ用油圧
モータ23、コンベア用油圧モータ25、及び磁選機用
油圧モータ26への圧油供給に係わるソレノイド制御弁
68の駆動信号SlをONにする。これは、磁選機7以
外の機器はすべて停止した状態で磁選機7のみが動いて
いる場合にはソレノイド制御弁68は既に連通位置とな
っているが、磁選機7も停止している場合には、ソレノ
イド制御弁68の駆動信号SlがOFFでソレノイド制
御弁68は遮断位置となっているからである(前述した
図10のステップ260及び後述する図12のステップ
315参照)。この場合、この駆動信号SlのONによ
りソレノイド制御弁68が連通位置に切り換えられ、パ
イロットポンプ22からのパイロット圧がパイロット管
路65を介し軽負荷機器用コントロールバルブ32の駆
動部32aに導かれて軽負荷機器用コントロールバルブ
32が切り換えられ、第2油圧ポンプ21からの圧油が
導入管路53へ供給される。すなわち、フィーダ用油圧
モータ23、コンベア用油圧モータ25、及び磁選機用
油圧モータ26を駆動可能な準備状態となる。その後、
ステップ295で、磁選機用油圧モータ26に係わるソ
レノイド制御弁39の駆動信号SmをONにする。これ
により、ソレノイド制御弁39が連通位置に切り換えら
れ、ステップ294で既に導入管路53へ導入されてい
る第2油圧ポンプ21からの圧油を磁選機用油圧モータ
26に供給する。その結果、磁選機7のベルト15が駆
動を開始する。このようにして磁選機7を始動させた
後、次に、ステップ296で、ソレノイド制御弁40の
駆動信号ScoをONにする。これにより、ソレノイド制
御弁40が連通位置に切り換えられ、導入管路53へ導
入されている圧油がコンベア用油圧モータ25に供給さ
れる。その結果、コンベア6のベルト14が駆動を開始
する。このようにしてコンベア6を始動させた後、ステ
ップ297で、ソレノイド制御弁60の駆動信号Scrを
ONにする。これにより、ソレノイド制御弁60が連通
位置に切り換えられ、パイロットポンプ22からのパイ
ロット圧がパイロット管路58(又は59)を介し破砕
用コントロールバルブ29の駆動部29a(又は29
b)に導かれて切り換えられる。その結果、破砕用油圧
モータ24が順方向(又は逆方向)に駆動され、ジョー
クラッシャ3の動歯3aが固定歯3bに対し前後に揺動
を開始する。このようにしてジョークラッシャ3を始動
させた後、次に、ステップ298で、ソレノイド制御弁
41の駆動信号SfをONにして連通位置に切り換え、
導入管路53へ導入されている圧油をフィーダ用油圧モ
ータ23に供給する。その結果、フィーダ用油圧モータ
23が駆動されてベース12が略水平方向に往復運動を
開始する。その後、ステップ299で、フラグを、ジョ
ークラッシャ3、フィーダ4、コンベア6、及び磁選機
7の全機器が連動始動によって始動したことを表す1に
し、スタートへ戻る。
【0041】一方、ステップ270で、操作盤38の始
動ボタン82がONされなかった場合は、ステップ30
0に移って操作盤38の停止ボタン83がONされたか
どうかを判定する。停止ボタン83がONされた場合
は、ステップ310に移り、ジョークラッシャ3、フィ
ーダ4、コンベア6、及び磁選機7を相互に関連づけて
停止可能な連動停止制御を行う。その詳細を図12に示
す。
【0042】図12に示す制御のうち始めの3つのステ
ップ311、ステップ312、及びステップ313は、
図11の連動始動でフィーダ4、ジョークラッシャ3、
コンベア6を停止したステップ291〜ステップ293
とほぼ同様である。すなわち、ステップ311では、ソ
レノイド制御弁41の駆動信号SfをOFFにしてフィ
ーダ用油圧モータ23への圧油の供給を遮断し、フィー
ダ4のベース12の往復運動を停止させ、ガラ5Aをジ
ョークラッシャ3へ供給するのを中止する。その後、ス
テップ312で、ソレノイド制御弁60の駆動信号Scr
をOFFにして破砕用油圧モータ24への圧油供給を遮
断し、破砕用油圧モータ24を停止させてジョークラッ
シャ3の動歯3aの揺動を停止させ、破砕を中止する。
その後、ステップ313で、ソレノイド制御弁40の駆
動信号ScoをOFFにしてコンベア用油圧モータ25へ
の圧油供給を遮断し、コンベア用油圧モータ25を停止
させてコンベア6のベルト14を停止させ、運搬を中止
する。その後、ステップ314で、ソレノイド制御弁3
9の駆動信号SmをOFFにして磁選機用油圧モータ2
6への圧油供給を遮断し、磁選機7のベルト15を停止
させて磁性物の吸着除去を中止する。以上のステップ3
11〜ステップ314で、ジョークラッシャ3、フィー
ダ4、コンベア6、及び磁選機7の全機器はすべて停止
した状態となる。そして、ステップ315で、ソレノイ
ド制御弁68の駆動信号SlをOFFにし、ソレノイド
制御弁68を遮断位置に復帰させ、軽負荷機器用コント
ロールバルブ32を中立位置に復帰させる。このステッ
プ315が終了した後は、スタートへ戻る。
【0043】また、ステップ300で停止ボタン83が
ONされなかった場合は、スタートへ戻る。
【0044】また、以上図7〜図12を用いて説明した
制御手順において、ON信号で始動した状態においてさ
らにON信号を受信した場合にはそのままの動作状態を
続行し、OFF信号で停止した状態においてさらにOF
F信号を受信した場合にはそのままの停止状態を続行す
るようになっている。
【0045】なお、以上において、操作盤38が、破砕
機本体の始動・停止をオペレータが指示入力する指示手
段を構成する。また、連動モード及び単動モードが破砕
機本体を形成する各機器を動作させるための破砕作業モ
ードを構成し、操作盤38に設けられたモード選択スイ
ッチ80が、その破砕作業モードと走行体による走行を
行うための走行モードとを選択可能なモード選択手段を
構成する。また、コントローラ90の機器制御部90
b、ソレノイド制御弁60,68、パイロット管路5
8,59,65,66、コントロールバルブ29,3
2、導入管路53、ソレノイド制御弁39,40,4
1、油圧モータ23,24,25,26等が、指示手段
からの指示信号に応じて、破砕機本体を形成する各機器
を始動・停止させる動作制御手段を構成し、左・右走行
用操作レバー装置33,34、パイロット管路61,6
2、左・右走行用コントロールバルブ30,31、左・
右走行油圧モータ28L,28R等が、走行手段を操作
する走行操作手段を構成する。またそのうち左・右走行
用操作レバー装置33,34が制御弁を操作する弁操作
手段を構成する。さらに、機器制御部90bの実行する
制御手順のうちステップ100、ステップ110、ステ
ップ120、及びステップ130と、ソレノイド制御弁
64とが、モード選択手段で走行モードが選択された場
合には走行操作手段による操作を有効とし、モード選択
手段で破砕作業モードが選択された場合には走行操作手
段による操作を無効とする操作制御手段を構成し、その
うち機器制御部90bの実行するステップ110が、モ
ード選択手段で破砕作業モードが選択され破砕機本体を
形成する各機器のうち少なくとも1つが動作している状
態で、モード選択手段で走行モードが選択されたとき
は、動作している当該機器を停止させる走行準備制御手
段を構成し、またソレノイド制御弁64が弁操作手段か
らの操作信号を遮断する遮断手段を構成する。また、制
御手順のうち、ステップ270、ステップ280、ステ
ップ290、ステップ300、及びステップ310が、
モード選択手段で連動モードが選択された場合には、破
砕機本体を形成する各機器を所定の連動順序に沿って始
動・停止させる連動制御手段を構成し、ステップ22
0、ステップ230、ステップ240、及びステップ2
50が、モード選択手段で単動モードが選択された場合
には、破砕機本体を形成する各機器をそれぞれ独立に始
動・停止させる単動制御手段を構成する。
【0046】以上のように構成した本実施形態の動作及
び作用を、オペレータの操作例に沿いつつ、いくつかの
場合に分けて以下に説明する。
【0047】(1)走行 破砕作業を行う場所まで移動するために走行しようとす
る場合等には、オペレータは、操作盤38のモード選択
スイッチ80を「走行」に合わせればよい。これによ
り、図7のステップ100及びステップ110を経て、
ステップ120でソレノイド制御弁64が連通位置とな
り、パイロットポンプ22からのパイロット圧を導いて
操作レバー装置33,34による走行用コントロールバ
ルブ30,31の操作を可能とする。すなわち、オペレ
ータが操作レバー装置33,34の操作レバー33a,
34aをそれぞれa方向及びb方向に操作することによ
り、左・右走行用コントロールバルブ30,31が図1
中上側位置に切り換えられ、左・右走行用油圧モータ2
8L,28Rが順方向に駆動され、破砕機1を前方に走
行させることができる。
【0048】(2)破砕作業機器始動 破砕作業を始めるために各機器を始動するときには、破
砕作業モード(連動モード又は単動モード)による始動
を行う。
【0049】(2−A)連動始動 すなわち、ジョークラッシャ3、フィーダ4、コンベア
6、磁選機7のすべてを始動する場合である。この場
合、オペレータは、操作盤38のモード選択スイッチ8
0を「連動」に合わせ、始動ボタン82を押せばよい。
これにより、図7のステップ100を経て、ステップ1
30においてソレノイド制御弁64が遮断位置となる。
その結果、パイロットポンプ22からのパイロット圧を
遮断して操作レバー装置33,34による走行用コント
ロールバルブ30,31の操作を不可能とする。すなわ
ち、オペレータが操作レバー装置33,34の操作レバ
ー33a,34aを誤って操作したとしても、左・右走
行用コントロールバルブ30,31は図1中上側位置や
下側位置に切り換えられず中立位置に維持されるため、
左・右走行用油圧モータ28L,28Rは駆動されるこ
とはない。したがって、破砕機1が動くのを確実に防止
することができるので、安全性を向上することができ
る。
【0050】その後、ステップ200、ステップ21
0、ステップ270、及びステップ280を経てステッ
プ290が実行され、図11のステップ295〜ステッ
プ298において、磁選機7、コンベア6、ジョークラ
ッシャ3、フィーダ4の順序で順次始動する。ここで、
従来の破砕機では、破砕作業を始めるために各機器を始
動する際には、オペレータは通常、図13に示すような
ガラの通過する順序と逆の順序で(すなわち破砕物の搬
出口に近い方の機器から)、まず磁選機をONし、次に
コンベアをON、次に破砕装置をON、次にフィーダを
ONというように、各機器が安定運転するまでの所定の
時間間隔をおきつつ「ON」操作ボタンを1つ1つ押し
ていた。これは、例えば、破砕装置の始動前にフィーダ
を始動させると破砕装置にガラが滞留して負荷が高くな
ったり、コンベアの始動前に破砕装置を始動させるとコ
ンベアにガラが滞留したりして、それら機器が動作停止
してしまう場合があるからである。このように、各機器
の始動の際、オペレータは常に押す順番を間違えないよ
うに細心の注意を払う必要があるため、操作上の負担が
大きかった。しかしながら上記のように磁選機7、コン
ベア6、ジョークラッシャ3、フィーダ4の順序で順次
始動することにより、従来のようにオペレータが細心の
注意を払う必要はなくなるので、オペレータの始動操作
を簡素化することができ、操作負担を軽減することがで
きる。またこのように、ガラ5A,5Bの通過する順序
と逆の順序で始動させることにより、一部の機器にガラ
が滞留し高負荷によってその機器の動作が停止するのを
未然に防止できる。
【0051】(2−B)単動始動 すなわち、点検・動作確認・汚れ落とし等の所定の事情
で、ジョークラッシャ3、フィーダ4、コンベア6、及
び磁選機7のうち1つを単独で始動する場合である。こ
の場合、オペレータは、操作盤38のモード選択スイッ
チ80を「単動」に合わせ、かつ機器選択スイッチ81
を始動したい機器に合わせた上で、始動ボタン82を押
せばよい。これにより、図7のステップ100を経て、
上記(2−A)同様、ステップ130においてソレノイ
ド制御弁64が遮断位置となり、操作レバー装置33,
34による走行用コントロールバルブ30,31の操作
を不可能とする。その後、ステップ200、ステップ2
10、及びステップ220を経てステップ230が実行
され、図9のステップ233、ステップ235、ステッ
プ237、及びステップ239のいずれかにおいて、対
応する機器が単独で始動する。このように、必要に応じ
て、ジョークラッシャ3、フィーダ4、コンベア6、及
び磁選機7を互いに別個独立して始動させることができ
るので、操作ボタンを押していた従来と同等の独立始動
操作性を確保できる。なお、このようにして1つの機器
を始動させた後、機器選択スイッチ81を他の機器に切
り換えて始動ボタン82を押すことにより、他の機器も
併せて始動できる。
【0052】(3)破砕作業機器停止 上記(2)で開始した破砕作業が終了して全機器を停止
するときや、一部の機器のみを停止させたい場合には破
砕作業モード(連動モード又は単動モード)による停止
を行う。
【0053】(3−A)連動停止 すなわち、上記(2−A)のようにして各機器を連動始
動させた後、破砕作業を終了するためにすべての機器を
停止させるときには、連動モードによる停止を行う。こ
の場合、オペレータは、操作盤38のモード選択スイッ
チ80は「連動」のまま、停止ボタン83を押せばよ
い。これにより、図7のステップ210、ステップ27
0、ステップ300を経てステップ310が実行され、
図12のステップ311〜ステップ314において、フ
ィーダ4、ジョークラッシャ3、コンベア6、磁選機7
の順で順次停止する。
【0054】ここで、上記(2−A)で説明した連動始
動と同様、従来の破砕機では、破砕作業を終了するため
に各機器を停止させる際には、同様に動作停止を防止す
るために、オペレータは、図14に示すようなガラの通
過する順序と同じ順序で、まずフィーダ、次に破砕装
置、次にコンベア、次に磁選機というように「OFF」
操作ボタンを1つ1つ押していた。そのため、各機器の
停止の際、オペレータは常に押す順番を間違えないよう
に細心の注意を払う必要があり、操作上の負担が大きか
った。しかしながら、上記のようにフィーダ4、ジョー
クラッシャ3、コンベア6、磁選機7の順で順次停止す
ることにより、上記(2−A)同様、従来に比べてオペ
レータの停止操作を簡素化し負担を軽減することがで
き、またこのときガラ5A,5Bの通過する順序と同じ
順序で停止させることにより、一部の機器にガラが滞留
するのを未然に防止できる。
【0055】(3−B)単動停止 すなわち、上記(2−A)のようにして各機器を連動始
動させた後、例えば一部でガラ5A,5Bの流れが滞留
しその上流側にある機器のみを短時間だけ独立して停止
させたいような場合、単動モードによる停止を行う。こ
の場合、オペレータは、操作盤38のモード選択スイッ
チ80を「単動」に切り換え、かつ機器選択スイッチ8
1をその停止させたい機器に合わせた上で、停止ボタン
83を押せばよい。これにより、図7のステップ21
0、ステップ220、ステップ240を経てステップ2
50が実行され、図10のステップ252、ステップ2
54、ステップ256、ステップ258のいずれかにお
いて、対応する機器が停止する。これにより、上記のよ
うな場合にガラ5A,5Bの流れを再び円滑に復帰させ
ることができる。このように、連動モードで始動した後
も、必要に応じて単動モードに切り換えてジョークラッ
シャ3、フィーダ4、コンベア6、及び磁選機7を互い
に別個独立して停止させることができ、操作ボタンを1
つ1つ押していた従来と同等の独立停止操作性を確保で
きる。また一方、上記(2−B)のようにして少なくと
も1つの機器を単動始動させた後、その中からある1つ
の機器を停止させるときにも単動モードによる停止を行
う。この場合、オペレータは、操作盤38のモード選択
スイッチ80は「単動」のまま、停止ボタン83を押せ
ばよい。これにより、図7のステップ100、ステップ
130、ステップ200、ステップ210、ステップ2
20、ステップ240を経てステップ250が実行さ
れ、図10のステップ251、ステップ253、ステッ
プ255、ステップ257のいずれかを経てステップ2
52、ステップ254、ステップ256、ステップ25
8のいずれかにおいて、そのときに機器選択スイッチ8
1で選択されている機器が停止する。この場合も、上記
(3−B)同様、ジョークラッシャ3、フィーダ4、コ
ンベア6、及び磁選機7の停止を互いに別個独立して行
うことができるので、従来と同等の独立停止操作性を確
保できる。
【0056】(4)破砕作業→走行への移行 破砕作業終了後にただちに走行して移動しようとする場
合等には、オペレータは、ジョークラッシャ3、フィー
ダ4、コンベア6、磁選機7が動作している状態のま
ま、操作盤38のモード選択スイッチ80を「走行」に
合わせ、走行モードへ移行させてもよい。
【0057】(4−A)連動モードから走行モードへ すなわち上記(2−A)のようにしてすべての機器を連
動始動させて動作している状態から直ちに破砕機1の走
行へと移行する場合等である。この場合、ジョークラッ
シャ3、フィーダ4、コンベア6、磁選機7が動作して
いる状態のまま、操作盤38のモード選択スイッチ80
を「走行」に合わせることにより、図7のステップ10
0を経てステップ110が実行され、図8のステップ1
11〜ステップ114において、フィーダ4、ジョーク
ラッシャ3、コンベア6、磁選機7の順序で順次停止す
る。このように各機器が動作している状態であっても走
行モードの選択とともに動作機器を強制的に停止させる
ことにより、安全性を確保することができる。またこの
とき上記(3−A)同様、ガラ5A,5Bの通過する順
序と同じ順序で停止させることにより、一部の機器にガ
ラが滞留するのを未然に防止できる。その後、上記
(1)と同様、図7のステップ120でソレノイド制御
弁64が連通位置となって操作レバー装置33,34に
よる走行用コントロールバルブ30,31の操作を可能
とする。すなわち、オペレータが操作レバー装置33,
34の操作レバー33a,34aを操作することによ
り、左・右走行用油圧モータ28L,28Rを駆動して
破砕機1を走行させることができる。
【0058】(4−B)単動モードから走行モードへ すなわち上記(2−B)のようにして少なくとも1つの
機器を単動始動させて動作している状態から直ちに破砕
機1の走行へと移行する場合等である。この場合、ジョ
ークラッシャ3、フィーダ4、コンベア6、磁選機7の
うち少なくとも1つが動作している状態のまま、操作盤
38のモード選択スイッチ80を「走行」に合わせるこ
とにより、図7のステップ100を経てステップ110
が実行され、図8のステップ111、ステップ112、
ステップ113、ステップ114の少なくとも1つにお
いて、その動作している機器が停止する。この場合も、
走行モードの選択とともに動作機器を強制的に停止させ
ることにより、上記(4−A)同様、安全性を確保でき
る。その後、上記(4−A)と同様、図7のステップ1
20でソレノイド制御弁64が連通位置となって操作レ
バー装置33,34による操作を可能とし、破砕機1を
走行させることができる。
【0059】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、モード選択スイッチ80を「単動」又は「連動」に
して破砕作業を行う場合には、操作レバー装置33,3
4による走行用コントロールバルブ30,31の操作を
不可能とするので、破砕作業中における走行動作を確実
に防止することができる。したがって、安全性を向上す
ることができる。またこのとき、モード選択スイッチ8
0を「連動」に合わせ連動始動・連動停止を行うことに
よりオペレータの操作負担を軽減でき、かつ、モード選
択スイッチ80を「単独」に合わせて単動始動・単動停
止を行うことにより従来と同等の独立操作性を確保でき
る。
【0060】なお、上記実施形態においては、連動始動
の順序は磁選機7→コンベア6→ジョークラッシャ3→
フィーダ4の順であり、連動停止の順序はフィーダ4→
ジョークラッシャ3→コンベア6→磁選機7の順であっ
たが、これに限られない。すなわち、磁選機7とコンベ
ア6については、ガラ5bの流れの滞留防止の観点から
は必ずしもこの順序にしなくてもよく、順序を逆にして
もよい。またこれら2つを同時に始動・停止するように
してもよい。この場合も、ほぼ同様の効果を得ることが
できる。また、上記実施形態においては、破砕装置とし
て動歯3aと固定歯3bとで破砕を行うジョークラッシ
ャ3を備えた破砕機を例にとって説明したが、これに限
られず、他の破砕装置、例えば、ロール状の回転体に破
砕用の刃を取り付けたものを一対としてそれら一対を互
いに逆方向へ回転させ、それら回転体の間にガラを挟み
込んで破砕を行う回転式破砕装置(いわゆるロールクラ
ッシャ)を備えた破砕機にも適用可能である。この場合
には、フィーダ4を省略しても良い。この場合にも同様
の効果を得る。さらに、上記実施形態においては、第1
及び第2油圧ポンプ20,21の吐出流量について、圧
力センサ78,79で検出したそれら第1及び第2油圧
ポンプ20,21の吐出圧に応じて入力トルク制限制御
を行ったが、これに限られない。例えば、コントロール
バルブ29,30,31,32からタンク69へのタン
クラインの最下流部に絞りを設け、その絞りの上流側の
圧力を制御圧力としてレギュレータに導きその制御圧力
に応じて吐出流量を絞る、いわゆるネガコン制御を行っ
ても良い。この場合にも同様の効果を得る。また、上記
実施形態においては、破砕作業に関連する機器として、
フィーダ4、ジョークラッシャ3、コンベア6、及び磁
選機7の4つを設けたが、これに限られず、作業事情に
応じて磁選機4を適宜省略しても良い。またこれら4つ
に加えて、コンベア6の路程を長くするための補助コン
ベアをコンベア6の下流側(又は上流側)に設けたり、
ガラの粒度に応じた選別を行うための振動スクリーンを
ジョークラッシャ3の下流側に設けてもよい。これらの
場合にも同様の効果を得る。さらに、上記実施形態にお
いては、コントロールバルブ29,30,31,32の
いずれもパイロット操作弁としたが、これに限られな
い。すなわち、破砕用コントロールバルブ29及び左・
右走行用コントロールバルブ30,31は電磁比例弁と
し、軽負荷機器用コントロールバルブ32は電磁切換弁
としてもよい。この場合、これらコントロールバルブ2
9〜32はすべてコントローラ90からの駆動信号によ
り直接駆動されることとなり、図1中のソレノイド制御
弁60,64,68は省略される。また操作レバー装置
33,34はいわゆる電気レバータイプとなり、それぞ
れ、操作レバーとこの操作レバーの操作位置を検出し対
応する信号をコントローラ90に出力するポテンショメ
ータとが設けられる。またこの場合、操作レバー装置3
3,34による操作を有効又は無効とする操作制御手段
は、コントローラ90内にのみ備えられ、電気レバーに
よる操作信号を生かすか無視するかを選択することによ
り、電気的にインタロックを行う。また、上記実施形態
は、アクチュエータの駆動源として油圧を用いた油圧駆
動装置の実施形態であったが、これに限られず、例えば
アクチュエータとして電動モータを用いた破砕機の駆動
装置であっても、本発明の概念が適用できることは言う
までもない。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、モード選択手段で破砕
作業モードが選択された場合には、操作制御手段で走行
操作手段による操作を無効とするので、破砕作業中にお
ける走行動作を確実に防止できる。したがって、安全性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自走式破砕機の油圧
駆動装置の油圧回路図である。
【図2】図1の油圧駆動装置の適用対象である自走式破
砕機の全体構造を表す側面図である。
【図3】図2中の側面部材を一部取り除いた状態で内部
構造を示した側面図である。
【図4】破砕作業中における動作状態を表す説明図であ
る。
【図5】操作盤の詳細構造を示す図である。
【図6】コントローラの機能を示すブロック図である。
【図7】図6に示す機器制御部で実行される制御手順を
表すフローチャートである。
【図8】走行準備制御の詳細手順を表すフローチャート
である。
【図9】単動始動制御の詳細手順を表すフローチャート
である。
【図10】単動停止制御の詳細手順を表すフローチャー
トである。
【図11】連動始動制御の詳細手順を表すフローチャー
トである。
【図12】連動停止制御の詳細手順を表すフローチャー
トである。
【図13】従来の破砕機におけるスイッチON操作の順
序を説明する図である。
【図14】従来の破砕機におけるスイッチOFF操作の
順序を説明する図である。
【図15】従来の破砕機における操作ボタンの配置を示
す図である。
【符号の説明】 1 自走式破砕機 2 ホッパ 3 ジョークラッシャ 4 フィーダ 5A,B ガラ 6 コンベア 7 磁選機 8 破砕機本体 9L,R 履帯(走行手段) 10 下部走行体(走行体) 23 フィーダ用油圧モータ(動作制御手段) 24 破砕用油圧モータ(動作制御手段) 25 コンベア用油圧モータ(動作制御手段) 26 磁選機用油圧モータ(動作制御手段) 28L,R 左・右走行油圧モータ(走行操作手段) 29 破砕用コントロールバルブ(動作制御手
段) 30,31 左・右走行用コントロールバルブ(走行操
作手段) 32 軽負荷機器用コントロールバルブ(動作制
御手段) 33,34 左・右走行用操作レバー装置(弁操作手
段、走行操作手段) 38 操作盤(指示手段) 39〜41 ソレノイド制御弁(動作制御手段) 53 導入管路(動作制御手段) 58 パイロット管路(動作制御手段) 59 パイロット管路(動作制御手段) 60 ソレノイド制御弁(動作制御手段) 61,62 パイロット管路(走行操作手段) 64 ソレノイド制御弁(遮断手段、操作制御手
段) 65 パイロット管路(動作制御手段) 66 パイロット管路(動作制御手段) 68 ソレノイド制御弁(動作制御手段) 80 モード選択スイッチ(モード選択手段) 90 コントローラ 90b 機器制御部(動作制御手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、ホッパから投入された岩石・
    建設廃材等を破砕する破砕装置と、この破砕装置で破砕
    された岩石・建設廃材等を運搬するコンベアとを備えた
    破砕機本体と、走行手段を備えた走行体とを有する自走
    式破砕機に設けられ、前記破砕機本体の始動・停止をオ
    ペレータが指示入力する指示手段と、この指示手段から
    の指示信号に応じて、前記破砕機本体を形成する各機器
    を始動・停止させる動作制御手段と、前記走行手段を操
    作する走行操作手段とを備えた自走式破砕機の駆動装置
    において、 前記指示手段は、前記破砕機本体を形成する各機器を動
    作させるための破砕作業モードと、前記走行体による走
    行を行うための走行モードとを選択可能なモード選択手
    段を備えており、かつ、 前記モード選択手段で走行モードが選択された場合には
    前記走行操作手段による操作を有効とし、前記モード選
    択手段で破砕作業モードが選択された場合には前記走行
    操作手段による操作を無効にする操作制御手段を設けた
    ことを特徴とする自走式破砕機の駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自走式破砕機の駆動装置に
    おいて、前記破砕機本体は、前記ホッパに投入された岩
    石・建設廃材等を前記破砕装置へと導くフィーダを有す
    ることを特徴とする自走式破砕機の駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の自走式破砕機の駆動
    装置において、前記走行操作手段は、油圧ポンプから吐
    出される圧油により前記走行手段を駆動する油圧モータ
    と、前記油圧ポンプからの吐出油を前記油圧モータへ導
    く制御弁と、前記制御弁を操作する弁操作手段とを備え
    ており、前記操作制御手段は、前記弁操作手段からの操
    作信号を遮断する遮断手段を備えていることを特徴とす
    る自走式破砕機の駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の自走式破砕機の駆動
    装置において、前記操作制御手段は、前記モード選択手
    段で前記破砕作業モードが選択され前記破砕機本体を形
    成する各機器のうち少なくとも1つが動作している状態
    で、前記モード選択手段で前記走行モードが選択された
    ときは、動作している当該機器を停止させる走行準備制
    御手段を備えていることを特徴とする自走式破砕機の駆
    動装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の自走式破砕機の駆動装置に
    おいて、前記走行準備制御手段は、前記岩石・建設廃材
    等の流路に対し上流側に位置する機器から順次停止させ
    ることを特徴とする自走式破砕機の駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項1又は2記載の自走式破砕機の駆動
    装置において、前記モード選択手段は、前記破砕作業モ
    ードとして、さらに前記破砕機本体を形成する各機器の
    始動・停止を相互に関連づけて行うための連動モード
    と、前記破砕機本体を形成する各機器の始動・停止を独
    立して行うための単動モードとのいずれか一方を選択可
    能に構成されており、前記動作制御手段は、前記モード
    選択手段で前記連動モードが選択された場合には、前記
    破砕機本体を形成する各機器を所定の連動順序に沿って
    始動・停止させる連動制御手段と、前記モード選択手段
    で前記単動モードが選択された場合には、前記破砕機本
    体を形成する各機器をそれぞれ独立に始動・停止させる
    単動制御手段とを有していることを特徴とする自走式破
    砕機の駆動装置。
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