JPH11156067A - 理容鋏 - Google Patents

理容鋏

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JPH11156067A
JPH11156067A JP34217497A JP34217497A JPH11156067A JP H11156067 A JPH11156067 A JP H11156067A JP 34217497 A JP34217497 A JP 34217497A JP 34217497 A JP34217497 A JP 34217497A JP H11156067 A JPH11156067 A JP H11156067A
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JP
Japan
Prior art keywords
screw
sword
bearing body
hole
pivot
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Pending
Application number
JP34217497A
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English (en)
Inventor
Shigeru Fujita
茂 藤田
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Shigeru Kogyo KK
Original Assignee
Shigeru Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 理容鋏の交叉枢結部に二重筒体のベアリング
体を介在させる構成に於いて、製造の容易性並びに操作
性の改善を行う。 【解決手段】ベアリング体3の外筒部31にフランジ3
4を設けて一方刀体1と共回り接続とし、枢結螺子4の
頭部を内筒部32に当接させると共に、他方刀体2の交
叉部対向面に形成した凹部23の底面と当接して、内筒
部32と他方刀体2を共回り接続してなり、枢結螺子4
頭部の鋏操作時の摩擦発生を無くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は理容鋏における枢結軸部
分の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋏の基本的構成は、周知の通り一対の刀
体をX状に交叉させ、両刀体を貫通する軸孔を穿設し、
該軸孔に挿通した枢結軸で交叉部を枢結してなるもので
ある。
【0003】しかも前記枢結軸部分は、軸方向に緩いと
スムーズな切断作用を発揮しないので、ある程度強く緊
締する必要がある。しかし強く緊締すると刀体の回動が
スムーズにならない虞があり、強い緊締でも刀体がスム
ーズに動作するように刀体間に樹脂ワッシャを介装する
手段が知られている(特公昭57−50517号公報
等)。また樹脂ワッシャの代わりに円盤体にベアリング
球を装着した平板形のベアリング体を内装する手段も知
られている(特開平8−846号公報)。
【0004】そして枢結軸部分の刀体対向面にベアリン
グ体を介装する手段は、摩擦抵抗の軽減のみを目的とし
た樹脂ワッシャよりも刀体回動操作がスムーズになされ
る。しかし現実の使用に際して切断された毛髪は微細な
切断片となり、理容鋏に付着することになり、その一部
が平板ベアリング体を内装している凹部に侵入する。し
かも従来の理容鋏ではベアリング球が刀体(凹部底面)
と直接当接して回転するものであるから、凹部内に侵入
した毛髪細片は、凹部の底面やベアリング体の表面に付
着し易く、特にベアリング球の通過位置の凹部底面に付
着すると、毛髪細片が動作部分に介在することになり、
その使用感は著しく低下してしまう。
【0005】そこで本発明の発明者は先に、内外二重筒
体とし、内外筒体間にベアリング球を介装した新規なベ
アリング体を使用した理容鋏を提案した(特開平8−1
41225号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従前の内外二重筒体の
ベアリング体を使用した理容鋏においては、ベアリング
体を刀体の対向面に形成した凹部に収納し、内外筒体を
各刀体とそれぞれ共回り接続しているものである。
【0007】前記構成は、従前の理容鋏と同様に、枢結
螺子の頭部と、この頭部が位置する刀体とは各別々に回
動するので、枢結螺子を強く緊締して、枢結軸の軸方向
の抑え力を大きくすると、両者の摩擦が強くなる。
【0008】この摩擦力が強いと優れた使用感を得るこ
とができない。而もこの摩擦力は、枢結螺子と緊締ナッ
トと螺合の緩み方向に作用となるので、枢結螺子の対向
側刀体(頭部位置と反対側の刀体)の軸孔を角孔とし、
且つ枢結螺子の軸部分も扁平に加工して、枢結螺子、緊
締ナット及び対向側刀体の一体回動を実現している。
【0009】前記の凹部の形成や、角孔の形成は、研磨
仕上げまでの製造を考慮すると必ずしも製造容易とは言
えない。また枢結螺子頭部と刀体の摩擦は避けられない
(パッキンを介在させたとしても、パッキンによる新た
な摩擦抵抗という問題が生ずるにすぎない。
【0010】そこで本発明、枢結軸頭部と刀体の摩擦が
発生せず、対向面の一方の凹部形成を透孔とし、角孔を
円孔とするベアリング体を使用した新規な理容鋏を提案
したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る理容鋏は、
端部に指孔部を形成した一対の刀体をX状に交叉させ、
両刀体を貫通する枢結螺子及び締結ナットで交叉部を枢
結してなる理容鋏に於いて、内外二重筒体間にベアリン
グ球を介装し、且つ外筒部にフランジを設け、内筒部を
外筒部より上下両方向に突出させたベアリング体を形成
し、枢結部の枢結螺子頭部側の刀体にベアリング体収納
透孔を穿設し、他方刀体には枢結螺子の螺子軸用挿通孔
を穿設すると共に、対向面に内筒部側端面部分が収納さ
れる凹部を設けてなることを特徴とするものである。
【0012】ベアリング体を凹部並びに透孔に収納し、
枢結螺子を貫通させ、貫通した螺子軸に緊締ナットを螺
合すると、ベアリング体の外筒部フランジで一方の刀体
と共回り接続状態となり、枢結螺子の頭部は内筒部の端
部と当接し、内筒部の反対側端面は他方刀体の凹部底面
と当接して共回り接続するので、使用時に枢結螺子頭部
摩擦が生じないので、刀体の回動即ち切断操作はスムー
ズに行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について説
明する。本発明に係る理容鋏の基本的構成は、従前のも
のと同様に、一対の刀体1,2をX状に交叉させ、交叉
部を枢結するもので、刀体1,2の一方は刃部11,1
2とし、他方端部には指孔12,22を形成したもので
ある。そして刀体1の交叉部には、後述するベアリング
体3の収納可能な収納透孔13を穿設すると共に、透孔
13の外側縁部にフランジ受け段差部14を形成してな
る。
【0014】また他方刀体2の交叉部には、刀体対向面
側に前記収納透孔13と対応する凹部23を穿設すると
共に、螺子軸用挿通孔24を貫通穿設してなり、特に、
前記凹部23の底面は、指孔22側の底を浅くした傾斜
面に形成する。
【0015】ベアリング体3は、二重筒体であり、外筒
部31と内筒部32との間にベアリング球33を介在さ
せたもので、外筒部31の一端に前記段差部14と対応
するフランジ34を形成し、内筒部32は、内筒の内側
に、外筒部31のフランジ上面より上方へ突出させ、且
つ下方部では大きく鍔を設け、全体をボビン形状とした
カラー体35を装着してなる。
【0016】枢結螺子4は、カラー体35を貫通すると
共に、挿通孔24も貫通する軸部に螺子を刻設したもの
であり、緊締ナット5は前記枢結螺子4に螺合可能とし
たものである。また緊締ナット5には、緩み止め機能を
付した座金6を付属せしめてなる。
【0017】而してベアリング体3を刀体1,2の交叉
部分の収納透孔13と凹部23内に収納し、枢結螺子4
を貫通させ、座金6を装着して緊締ナット5を螺合緊締
すると、枢結螺子4の頭部はカラー体35と当接し、且
つ凹部23内では、カラー体35と凹部54の底面の浅
い箇所(指孔側)と当接して刀体2と、内筒部52と、
枢結螺子4並びに緊締ナット5が一体となり、共回り接
続される。他方外筒部51のフランジ54が段差部14
と当接し、刀体1と外筒部51が共回り接続されるもの
である。
【0018】従って刀体1,2の回動操作には、ベアリ
ング体3が介在することになり、スムーズに操作がなさ
れることになると共に、枢結螺子4の頭部における回動
操作時の摩擦の発生を無くしたものである。
【0019】尚特に凹部23内の底面を傾斜面とし、カ
ラー体35との当接箇所を指孔22側とすることによっ
て、通常の理容鋏の毛髪切断時の摺合受け面(切断によ
って刃部間隔を拡げようとする方向に働く力に対する受
け)となるもので、而も当該受け面が摺動せずに、ベア
リング体のスラスト方向力に転換させるもので、より以
上切断操作がスムーズになされる利点がある。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明は、内外二重筒体
のベアリング体を理容鋏の枢結部に採用するに際して、
特に外筒部にフランジを設け、一方の刀体外方よりベア
リング体を装着して外筒部を一方刀体と共回り接続と
し、枢結螺子の頭部を内筒部に当接させると共に、他方
刀体の交叉部対向面に形成した凹部底面と当接し、内筒
部と他方刀体を共回り接続したもので、刀体の回動操作
にベアリング体を介在させて、操作をスムーズに行うよ
うにすると共に、枢結螺子頭部の摩擦発生を無くし、且
つ透孔部分を総て円形孔とすることができるものである
から、その製造の容易さも達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例の全体斜視図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同要部拡大断面図。
【符号の説明】
1,2 刀体 11,21 刃部 12,22 指孔 13 収納透孔 14 段差部 23 凹部 24 挿通孔 3 ベアリング体 31 外筒部 32 内筒部 34 フランジ 35 カラー体 4 枢結螺子 5 緊締ナット 6 座金

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に指孔部を形成した一対の刀体をX
    状に交叉させ、両刀体を貫通する枢結螺子及び締結ナッ
    トで交叉部を枢結してなる理容鋏に於いて、内外二重筒
    部間にベアリング球を介装し、且つ外筒部にフランジを
    設け、内筒部を外筒部より上下両方向に突出させたベア
    リング体を形成し、枢結部の枢結螺子頭部側の刀体にベ
    アリング体収納透孔を穿設し、他方刀体には枢結螺子の
    螺子軸用挿通孔を穿設すると共に、対向面に内筒部側端
    面部分が収納される凹部を設けてなることを特徴とする
    理容鋏。
  2. 【請求項2】 凹部底面を傾斜面として、ベアリング体
    の内筒部端面との当接箇所を枢結軸中心より指孔部側と
    したことを特徴とする請求項1記載の理容鋏。
JP34217497A 1997-11-26 1997-11-26 理容鋏 Pending JPH11156067A (ja)

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