JP3120056U - 理容鋏 - Google Patents

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株式会社シゲル工業
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Abstract

【課題】鋏の交差部の枢結軸位置を両刀体の対称中心線位置から偏心させて設け、刀体の回動動作が対称動作を行なうことなく、回動動作と共にスライド移動する鋏において、偏心距離を大きくしてスライド切断機能を高めると共に、切断操作を自然なものとする。
【解決手段】鋏交差部における静刃体11側に、両刃体の対称中心線から所定距離偏心した位置に円形軸孔13を穿設し、動刃体21側に、前記円形軸孔13と反対方向へ偏心させた位置に非円形係止軸孔(角孔)24を穿設すると共に、刀体対向面に座部収納凹部23を形成し、前記座部収納凹部形状に対応する円形座部31の上下面に、前記円形軸孔と対応するナット軸部32と、非円形係止軸孔と対応するボルト軸部33を設けた枢結体3を形成して交差部に内装し、抜け止めボルト4及び緊締ナット5を螺合する。
【選択図】 図2

Description

本考案は、刃体のスライド切断を実現する理容鋏に関するものである。
鋏の基本構成は、周知の通り刃体と操作部を備えた刀体を、X状に交差させて、交差部に両刀体を貫通する軸孔を穿設すると共に、該軸孔に挿通した枢結軸で交差部を枢結して刀体の開閉操作を可能としているものである。
ところで、前記の交差部の枢結軸を、一方の刀体(静刃体)においては、両刀体の対称中心線位置に設け、他方の刀体(動刃体)においては偏心させて設けて、両刀体の回動動作が、前記の偏心によって対称動作を行なうことなく、互いの刃縁が相対的にスライド移動するように動作する鋏が知られている。
前記の偏心鋏は、毛髪切断に際して刃がスライドしながら切断することになり、優れた切れ味を示すため理容鋏に適用されている。
具体的には特許文献1(特開昭62−172984号公報)に示されている通り、平座金の上面に動刃体を枢結するボルト軸を偏心させて突設し、平座金の下面中心に静刃体の固定軸を突設し、前記平座金を刀体対向面に介装し、動刃体が偏心枢結軸を中心に回動操作されるように形成しているものである。
また特に特許文献2(特公平4−59919号公報)には、静刃体箇所も回動可能な枢結軸としてなる構成が開示されている。
特開昭62−172984号公報。 特公平4−59919号公報。
前記した従来の偏心構造は、静刃体の刀体中心に枢結軸または固定軸とし、動刃体を偏心位置で枢結しているものであり、偏心距離に限界があり、これによってスライド切断機能にも限界がある。
また動刃体が、偏心軸を中心に回動する構成を採用した場合には、切断操作時に、動刃体が枢結軸を中心に回動すると同時に、静刃体も前記偏心軸を中心に回動することになり、毛髪切断時の刃体動作が通常の単一枢結軸を採用している理容鋏に比較して不自然なものとなる。
また特許文献2記載の理容鋏は、平座金の上下軸に対して静刃体及び動刃体それぞれが回転自在に連結されているので、偏心位置がずれないような処置が必要である。
本考案に係る理容鋏は、刀体をX状に交差させて、交差部を枢結構造としてなる理容鋏に於いて、交差部における静刃体側に、両刃体の対称中心線から所定距離偏心した位置に円形軸孔を穿設し、動刃体側に、前記円形軸孔と反対方向へ偏心させた位置に非円形係止軸孔を穿設すると共に、刀体対向面に座部収納凹部を形成し、前記座部収納凹部形状に対応する座部の上下面に、前記円形軸孔と対応するナット軸部と、非円形係止軸孔と対応するボルト軸部を設けた枢結体を形成し、前記枢結体を刀体交差部に内装すると共に、静刃体外面側からナット軸部に抜け止めボルトを螺合し、動刃体外面側に突出するボルト軸部に緊締ナットを螺合してなることを特徴とするものである。
而して、動刃体を開閉操作すると、偏心位置(両刃体の対称中心線から所定距離偏心した位置)の枢結軸(ナット軸部)を中心に回動すると共に、枢結軸(ナット軸部)と連結軸部(ボルト軸部)の偏心距離に応じてクランク運動(スライド運動)を行なって切断作用が発揮され、静刃体は枢結軸(ナット軸部)を中心に回動するので、実質的に停止状態であり、自然な切断操作がなされる。
本考案の構成は上記のとおりであるから、静刃体と動刃体の軸位置の偏心距離を大きくすることができ、スライド切断機能を高めることができたもので、且つ前記の切断操作において、静刃体と動刃体の動作を、通常の鋏に近いものとしたものである。
次に本考案の実施形態について説明する。実施形態に示した理容鋏の構成は、一対の刀体1,2と、枢結体3と、抜け止めボルト4と、緊締ナット5と、緩み止め用の板バネ状座金6とからなる。
刀体1,2は基本的に従前の理容鋏と同様に、刃体(静刃体11、動刃体21)と操作部(指孔12、22)を備えたもので、刀体1,2をX状に交差させ、交差部を枢結構造としてなるものである。特に交差部は、下記の偏心構造を満たすのに充分な張り出し形状
としてなる。
枢結体3は、交差部内に納まる大きさの円形座部31と、円形座部31の上下面に突設したナット軸部32と、ボルト軸部33を備えているものである。
円形座部31は、動刃体21の交差部の厚さの半分以下程度の厚味としたものである。下面に突設したナット軸部32は、静刃体11の交差部の厚さより短く突設したものであり、上面に突出したボルト軸部33は、後述するとおり、枢結体3を交差部の対向面間に介設した際に、動刃体21の表面から充分に突出する長さで、且つ基部を角軸部34に形成したものである。
更にナット軸部32とボルト軸部33の突設位置は、円形座部31直径方向の左右反対の外周近傍に設けたものである。即ち円形座部31において最も離れた位置に形成したものである。
前記の枢結体3を交差部の対向面間に介設するには、動刃体21の交差部の対向面の両刀体の対称中心線A上に、前記円形座部31の収納凹部23を形成し、更に前記対称中心線Aの左右対称位置B,Cにおいて、静刃体11にはナット軸部32と対応する円形軸孔13を穿設し、動刃体21には、ボルト軸部33の角軸部34と対応する角孔(非円形係止軸孔)を形成し、枢結体3を刀体交差部に内装するものである。
更に、静刃体11外面側からナット軸部32に抜け止めボルト4を螺合し、動刃体21外面側に突出するボルト軸部33に、緩み止め用の板バネ状座金6を介して緊締ナット5を螺合する。
而して操作部(指孔12、22)の開閉操作によって動刃体21は、ナット軸部(枢結軸)32を中心に回動するが、ボルト軸部(連結軸)33がナット軸部32より偏心しているので、動刃体21は、切断回動と同時にスライド移動することになり、特にその偏心距離(距離BC)は、ナット軸部32が、両刀体の対称中心線位置より離れた位置であるから、大きくとることができ、当該距離に比例するスライド量を得ることができたものである。
尚本考案は前記実施形態に限定されるものではなく、座部31は円形とした場合には、収納凹部23の形成が容易であるのみで、必ずしも円形に限定されるものではないし、また角軸部34も回動方向に対して係止状態が実現すれば良いもので、角軸形状に限定されない。
本考案の実施形態の正面図。 同交差部の枢結構造箇所の分解斜視図。 同交差部の枢結構造箇所の平面図。 同交差部の枢結構造箇所の分解断面図。 同交差部の枢結構造箇所の断面図。
符号の説明
1,2 刀体
11 静刃体
12 指孔(操作部)
13 円形軸孔
21 動刃体
22 指孔(操作部)
23 収納凹部
24 角孔(非円形係止軸孔)
3 枢結体
31 円形座部
32 ナット軸部(枢結軸)
33 ボルト軸部(連結軸)
34 角軸部
4 抜け止めボルト
5 緊締ナット
6 板バネ状座金

Claims (3)

  1. 刃体と操作部を備えた刀体を、X状に交差させて、交差部を枢結構造としてなる理容鋏に於いて、交差部における静刃体側に、両刃体の対称中心線から所定距離偏心した位置に円形軸孔を穿設し、動刃体側に、前記円形軸孔と反対方向へ偏心させた位置に非円形係止軸孔を穿設すると共に、刀体対向面に座部収納凹部を形成し、前記座部収納凹部形状に対応する座部の上下面に、前記円形軸孔と対応するナット軸部と、非円形係止軸孔と対応するボルト軸部を設けた枢結体を形成し、前記枢結体を刀体交差部に内装すると共に、静刃体外面側からナット軸部に抜け止めボルトを螺合し、動刃体外面側に突出するボルト軸に緊締ナットを螺合してなることを特徴とする理容鋏。
  2. 枢結体の座部を円形に形成すると共に、円形座部上下面における直径方向の左右反対の外周近傍に、ナット軸部及びボルト軸部を設けてなる請求項1記載の理容鋏。
  3. ボルト軸部に螺合する緊締ナットに緩み止め機構を付設してなる請求項1又は2記載の理容鋏。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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