JPH0331477B2 - - Google Patents

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JPH0331477B2
JPH0331477B2 JP5807183A JP5807183A JPH0331477B2 JP H0331477 B2 JPH0331477 B2 JP H0331477B2 JP 5807183 A JP5807183 A JP 5807183A JP 5807183 A JP5807183 A JP 5807183A JP H0331477 B2 JPH0331477 B2 JP H0331477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
support shaft
hole
scissors
elongated hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP5807183A
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English (en)
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JPS59183784A (ja
Inventor
Hiroshi Fujikawa
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Individual
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Publication of JPS59183784A publication Critical patent/JPS59183784A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、両刃を中程で支軸及びこの支軸が
嵌まる孔により回転可能に連結したてこの支点が
力点と作用点との間にある中間支点式の鋏に関す
る。
この種の鋏は、両刃を摺合わせて物をはさみ切
るものであるが、この切断作用時に一方の刃に対
し他方の刃をスライドさせると(長さ方向に前後
させると)、すり切りとなり、その切断作用が円
滑となることはよく知られている。
しかしながら、この種の鋏においては、従来、
切断作用中に一方の刃が他方の刃に対しスライド
するものはない。
この発明は、この点に鑑み、切断作用中に一方
の刃がスライドする鋏を提供することを目的とす
る。
この目的を達成するため、この発明にあつて
は、前記従来の中間支点式の鋏において、親指以
外の指をかける一方の刃に孔を形成してその孔を
一方の刃の長さ方向の長孔とするとともに、親指
をかける他方の刃に支軸を固着してこの支軸を他
方の刃の幅方向が長軸となる断面楕円形とし、か
つ支軸の断面長軸長さを長孔の幅と一致させると
ともに、長孔の刃先側をその長軸を径とする半円
形としたのである。
このように構成する鋏は、両刃の開閉につれ
て、長孔周縁と支軸との接点から支軸中心までの
長さが変化する。この変化は、両刃の相手に対す
る長さ方向の変化となるため、両刃は相対的にス
ライドすることとなる。したがつて、この鋏にお
いては、一方の刃が他方の刃に対しスライドして
切断作用が行われる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
この発明に係る鋏Sは、図に示すように、両刃
1と1′とを中程で支軸2及びその支軸2が嵌ま
る長孔3により回動可能に連結したてこの支点が
力点と作用点との間にある中間支点式のものであ
る。
前記支軸2は、第3図、第8図乃至第10図に
示すように、断面楕円形でその長軸が刃1の幅方
向となつており、先端に鍔状の抜け止め部4が設
けられている。
前記長孔3は、第2図、第4図乃至第7図に示
すように、その方向が刃1′の長さ方向となつて
刃1′の裏面に形成されており、前記抜け止め部
4が嵌り得る大きさの凹部5と、その凹部5の刃
1′の先端側に連接した凹部6とから成り、凹部
6の幅(第2図において左右方向)が支軸2の断
面長軸長さと一致しているとともに、その凹部6
の刃先側がその長軸を径とする半円形となつてい
る。
また、長孔3の奥部周壁には溝7が形成されて
おり、この溝7の凹部6の部分に凹部5に入れた
抜け止め部4を移動させて嵌め込み、凹部5に弾
性体からなる栓8を嵌め込むことにより、支軸2
の軸方向の移動が阻止されて抜け止めされ、両刃
1,1′に回動可能に連結される。
実施例は以上のように構成されており、つぎに
その作用について第12図a〜bに基づいて説明
する。
まず、第12図aに示すように、両刃1,1′
が重なり合つた状態では、支軸2が長孔3の半円
部の両端で接しており、その状態から、同図b〜
dのように、両刃1,1′を開くと、長孔3の周
縁が支軸2の外周面を摺動し、その長孔3周縁と
支軸2との接点p,pは支軸2の外周面に沿つて
移動する。このとき、その接点p,pは長孔3の
半円側bと直線側aに移り、支軸2が断面楕円形
であるため、その接点pから支軸中心cまでの長
さlが変化する。この変化は、他方の刃1に対
し、一方の刃1′が徐々に径の小さい支軸2に取
付けられていくのと同じこととなり、中心cから
他方の刃1の先までの長さは一定であるため、一
方の刃1′は、その変化分、他方の刃1に対しス
ライドすることとなる。この作用は閉じるときは
その変化が逆となり、閉じ作用は切断作用であ
り、このときは、他方の刃1は一方の刃1′に対
し、引きぎみに回すため、支軸2は長孔3の先端
半円側bに圧接した状態となり、第12図dから
aの作用が確実になされる。
したがつて、この鋏Sにおいては、他方の刃1
に対し、一方の刃1′が長さ方向にスライドして
切断作用が行われる。このため、この鋏Sによる
切断作用は、すり切りとなり、従来のスライドし
ないものに比べ円滑にその作用がなされる。
因みに、第13図a〜dに示すように、支軸2
が断面真円形であると、長孔3の円弧周縁と支軸
2の円周面がぴつたり嵌まり合つて面接触とな
り、両刃1,1′が回転しても支軸中心cと接触
面との長さlの変化はないため、両刃1,1′は
相対的にスライドすることはない。
なお、実施例の鋏Sは理美容用であるが、この
発明は他の中間支点式のすべての鋏に採用し得
て、その効果を得ることができる。また、支軸2
は、実施例のごとく非露出式としなくても、刃
1′を貫通する長孔3とし、支軸2を刃1′の表面
からナツト締めする形式でもよい。
この発明は、以上のように構成して動刃を静刃
に対しスライドするようにしたので、切断作用が
円滑となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の鋏の一実施例を示すもの
で、第1図は鋏の正面図、第2図は片側鋏刃の正
面図、第3図は残る片側鋏刃の背面図、第4図は
長孔を示す拡大正面図、第5図は第4図B−B線
に沿う断面図、第6図は第4図C−C線に沿う断
面図、第7図は第4図D−D線に沿う断面図、第
8図は支軸の背面図、第9図は同上の横断平面
図、第10図は同側面図、第11図はA−A線に
沿う断面図、第12図a〜dは同実施例の作用説
明図、第13図a〜dは従来例の作用説明図であ
る。 S……鋏、1……他方の刃、1′……一方の刃、
2……支軸、3……長孔、4……抜止部、5……
凹部、6……凹部、7……溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 両刃1,1′を中程で支軸2及びこの支軸2
    が嵌まる孔3により回転可能に連結したてこ支点
    が力点と作用点との間にある中間支点式の鋏Sに
    おいて、親指以外の指をかける一方の刃1′に前
    記孔3を形成してその孔3を一方の刃1′の長さ
    方向の長孔とするとともに、親指をかける他方の
    刃1に前記支軸2を固着してこの支軸2を他方の
    刃1の幅方向が長軸となる断面楕円形とし、か
    つ、支軸2の断面長軸長さを前記長孔3の幅と一
    致させるとともに、長孔3の刃先側をその長軸を
    径とする半円形としたことを特徴とする鋏。
JP5807183A 1983-04-01 1983-04-01 Granted JPS59183784A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5807183A JPS59183784A (ja) 1983-04-01 1983-04-01

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5807183A JPS59183784A (ja) 1983-04-01 1983-04-01

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Publication Number Publication Date
JPS59183784A JPS59183784A (ja) 1984-10-18
JPH0331477B2 true JPH0331477B2 (ja) 1991-05-07

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ID=13073672

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JP5807183A Granted JPS59183784A (ja) 1983-04-01 1983-04-01

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63121071U (ja) * 1987-01-31 1988-08-05
JPS6411584A (en) * 1987-07-06 1989-01-17 Kai Cutlery Center Co Scissors
JPH0722620B2 (ja) * 1988-07-22 1995-03-15 株式会社貝印刃物開発センター 鋏における開閉中心部の構造
JPH02116276U (ja) * 1989-03-06 1990-09-18
JP6078909B2 (ja) * 2013-03-19 2017-02-15 ジェフコム株式会社 切断工具

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JPS59183784A (ja) 1984-10-18

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