JPH0118138Y2 - - Google Patents

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JPH0118138Y2
JPH0118138Y2 JP1984054921U JP5492184U JPH0118138Y2 JP H0118138 Y2 JPH0118138 Y2 JP H0118138Y2 JP 1984054921 U JP1984054921 U JP 1984054921U JP 5492184 U JP5492184 U JP 5492184U JP H0118138 Y2 JPH0118138 Y2 JP H0118138Y2
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blade
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blades
ring
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JP1984054921U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として理容店や美容店などで使用さ
れる鋏の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
一般にこの種の鋏は第6,7図に示すように、
枢軸3によつて互いに回動自在に枢着した刃体
1,2において、その長さ方向、即ち、枢軸部分
から先端に向かつて互いに接近する方向に撓ませ
ていると共に峰部8から刃9に向かう幅方向には
刃9,9が確実に噛合するように捩じりを形成し
ている。
そして、刃体1,2の枢軸3から指輪部寄りの
平部4,5の対向面と互いに噛合する刃部9,9
とが摺接接触し、この間の枢軸部を含む刃体1,
2間には常に隙間13が存在した状態となつてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように構成した鋏を使用して刃体1,2を
開閉操作しながら頭髪等を切断する場合、一方の
刃体1の刃9を他方の刃体2の刃9に強制的に押
し付ける操作を行つて刃体1,2をこじるように
しながら使用される場合が多い。
これは、両方の刃体1,2の刃9,9をより一
層強く接圧させて切れ味を良くしようとするため
に行われるものであるが、前述したように、刃体
1,2に捩じりを形成しているので、このような
使い方をすると、両刃9,9が食い込むように噛
合して損傷する虞れがあり、その上、刃体1,2
に撓み(反り)を形成しているので、鋏の開閉操
作が重くなつて軽快な理髪作業が行えないと共に
刃9,9に無理な摺擦力が生じて良く切れる刃も
短時間で切れやむという問題点があつた。
本考案はこのような問題点をなくするために、
上記したような使い方をしても刃体にこじれ現象
が発生しないようにして常に軽快な操作と良好な
切れ味を可能にした鋏を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案の鋏は、実施
例に対応する図面に示すように、親指輪6を有す
る刃体1と指掛輪7を有する刃体2とを一方の刃
体2に固着した枢軸3によつて互いに回動自在に
枢着し、他方の刃体1の表面に枢軸3から親指輪
6に向かつてこじれ規制片17を添設してこのこ
じれ規制片17の基端部を該刃体1から突出した
前記枢軸3の先端に固着すると共に先端部を刃体
1の表面に当接させたことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
このように構成したので、切れ味を良くしよう
として、刃体1,2の開閉操作時に、親指輪6と
指掛輪7に、互いに枢軸3の長さ方向に対して離
間させようとする方向に力を作用させてこれらの
刃体1,2を互いに強く接触させようとしても、
枢軸3に固着したこじれ規制片17がその方向に
変位し得ないからその作用力が刃体2側に伝達さ
れず、両刃体1,2は常に一定の接圧力で噛合す
るものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面について説明すると、
1,2は刃部の基端に互いに摺接10,11した
平部4,5を介して親指輪6と指掛輪7を夫々一
体に連設してなる一対の刃体で、平部4,5に近
傍する刃部の基端を枢軸3により互いに回動自在
に枢着して理髪用鋏を形成してある。
又、両刃体1,2の刃部は、通常の鋏と同様
に、長さ方向には平部4,5から先端に向かつて
互いに接近する方向に撓ませていると共に幅方向
には峰部8から刃9に向かつて互いに噛合する方
向に捩じりを形成してあり、さらに、前記平部
4,5の摺接面10,11と鋏の開閉によつて変
化する刃9,9の接触部12との間に隙間が形成
されてある。
前記枢軸3は一方の刃体2側に挿嵌、固着し、
且つ他方の刃体1に対しては回動自在に挿嵌した
螺筒14に挿通してあり、一方の刃体2側の平部
5から突出する一端部に螺子部15を設けて該螺
子部15に締付ナツト体16を螺合させてある。
17は他方の刃体1の表面に枢軸3から親指輪
6に向かつて添設したこじれ規制片で、その基端
を該刃体1の平部4側に突出する枢軸3の他端部
に一体に固着させてあり、その先端部内面に平部
4に向かつて突出する突子18を固着し、該突子
18の先端を刃側寄りの平部表面に凹設した係止
小孔19に係止させてある。
このように構成したので、両刃体1,2を開閉
させて頭髪等を切断する際に、切れ味を良くしよ
うとして一方の刃体1を操作する親指輪6に挿通
係止した親指を他方の刃体2の指掛輪7に対して
枢軸3の長さ方向に離間させようとする力を作用
させ、両刃体1,2に、これらの刃体1,2の刃
9,9を一層強く接触させるこじれ作用力を与え
ようとしても、一方の刃体2は枢軸3に固着され
ていると共にこの枢軸3に他方の刃体1の表面に
添設したこじれ規制片17の基端が固着され且つ
該こじれ規制片17の先端が他方の刃体1の平部
表面に当接しているので、前記こじれ作用力がこ
じれ規制片17によつて受止されて刃体1側に伝
達することなく、両刃体1,2は常に一定の接圧
力で噛合するものである。
なお、第5図に示すように、刃体1の平部表面
に凹所20を削設し、この凹所20内にこじれ規
制片17を配設してもよく、又、こじれ規制片1
7の先端部を突子18を介することなく直接平部
4の表面に当接させても上記と同様な作用を奏す
ることができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の鋏によれば、親指輪6を
有する刃体1と指掛輪7を有する刃体2とを一方
の刃体2に固着した枢軸3によつて互いに回動自
在に枢着し、他方の刃体1の表面に枢軸3から親
指輪6に向かつてこじれ規制片17を添設してこ
のこじれ規制片17の基端部を該刃体1から突出
した前記枢軸3の先端に固着すると共に先端部を
刃体1の表面に当接させているものであるから、
親指輪6と指掛輪7に、互いに枢軸3の長さ方向
に対して離間させようとする方向に力を作用させ
てこれらの刃体1,2を互いに強く接触させよう
とするこじれ作用力を与えても、その作用力は枢
軸3に一体に固着しているこじれ規制片17によ
り受止されて刃体1,2に伝達することがなく、
従つて、両刃体1,2がこじれることなくこれら
の刃体1,2が常に一定の接圧力で噛合して長期
間に亘り良好な切れ味を保持し得ると共に両刃体
1,2の開閉操作が軽快に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
側面図、第2図は平面図、第3図及び第4図は第
1図A−A線、B−B線における拡大断面図、第
5図は本考案の別な実施例を示す要部の拡大断面
図、第6図は作用を説明するための平面図、第7
図は両方の刃の断面図である。 1,2……刃体、3……枢軸、6……親指輪、
7……指掛輪、9……刃、17……こじれ規制
片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 親指輪6を有する刃体1と指掛輪7を有する刃
    体2とを一方の刃体2に固着した枢軸3によつて
    互いに回動自在に枢着し、他方の刃体1の表面に
    枢軸3から親指輪6に向かつてこじれ規制片17
    を添設してこのこじれ規制片17の基端部を該刃
    体1から突出した前記枢軸3の先端に固着すると
    共に他端部を刃体1の表面に当接させてなる鋏。
JP5492184U 1984-04-14 1984-04-14 Granted JPS60168470U (ja)

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JP5492184U JPS60168470U (ja) 1984-04-14 1984-04-14

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JP5492184U JPS60168470U (ja) 1984-04-14 1984-04-14

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Publication Number Publication Date
JPS60168470U JPS60168470U (ja) 1985-11-08
JPH0118138Y2 true JPH0118138Y2 (ja) 1989-05-26

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ID=30577117

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5649550U (ja) * 1979-09-21 1981-05-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5649550U (ja) * 1979-09-21 1981-05-01

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JPS60168470U (ja) 1985-11-08

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