JP3344935B2 - 鋏 - Google Patents

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JP3344935B2
JP3344935B2 JP29968497A JP29968497A JP3344935B2 JP 3344935 B2 JP3344935 B2 JP 3344935B2 JP 29968497 A JP29968497 A JP 29968497A JP 29968497 A JP29968497 A JP 29968497A JP 3344935 B2 JP3344935 B2 JP 3344935B2
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達也 斎藤
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Kaijirushi Hamono Center KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭やオフィスで
使用される鋏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から存在する伝統的な鋏は、静刃と
動刃を支軸で回動自在に結合し、交差した刃の剪断力に
よって紙などを切断していくものである。しかし、この
ような単なる剪断力だけで切断する鋏に代って、例えば
特開平7−31752公開特許公報に開示されているよ
うに庖丁で物を切る際に庖丁を引きながら切る引き切り
作用を加味した鋏が提案されている。この公開公報の鋏
は、動刃の刃部にL字形と同形状の曲折部を有する案内
孔を設け、静刃の刃部には2個のピン孔を設け、動刃が
静刃に対して回動可能となるように止めピンを案内孔及
びピン孔に挿通して動刃と静刃を結合したものである。
そして、前述のとおりこの鋏は2個の止めピンを使用し
て動刃と静刃を結合し、ワッシャは単一のものを用いて
これに2個の挿通孔を設けて止めピンを挿通したもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公開特許公報に記
載された鋏、及び他のすべての斯種鋏は動刃と静刃を結
合するための2つの止めピンを別個に形成していた。こ
のように2個の止めピンを用いた鋏は1つのワッシャあ
るいは2つのワッシャのいずれを介在させたにしても、
止めピンの2個の頭部が鋏の側面に剥き出しに表れて見
栄えが悪かった。本発明は、鋏の側面に止めピンの頭部
が表れずに見栄えの良い鋏を提供することを目的とす
る。
【0004】また、2個の止めピンを用いると動刃と静
刃を結合するためにはその他に少なくとも1つのワッシ
ャが必要であるから、この部分の部品の数は止めピン2
個とワッシャ1個で合計3個となる。鋏の製造ではでき
るだけ部品の数を減らしてコストを下げることが必要で
あるから、部品の数が多い鋏はコストだけが増加するだ
けで好ましくない。本発明は、従来2個の止めピンと1
個のワッシャを使用していたものを1個の部品で済ます
ことによりコストの軽減を図ることを目的とする。
【0005】さらには、前述した従来の鋏はワッシャを
介在させてあるが、別々の2個の止めピンを用いている
のでそれぞれの止めピンが独自に動くことが可能であ
る。したがって、止めピンは案内孔の中では固定的でな
く自由にスライドするものであるから、使用中に2個の
細長い止めピンが相互にねじれる可能性があり刃をスト
ロ−クする際に円滑さを欠く虞がある。本発明はこのよ
うな従来品の欠点を除去し、2個の止めピンは確実に固
定されて相互にねじれることのない鋏を提供することを
目的とする。また、鋏の側面に自分の好みのシ−ルを貼
ったり、名前などの文字を書き入れることができるよう
にすることも目的の一つである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の構成
は、それぞれ刃部1,2の一端に把持部3,4が結合さ
れた動刃5と静刃6とを交差させ、その交差した部分を
中心に動刃)を静刃6に対して相対的に回動することに
より切断作用をなし、動刃の刃部1には案内孔が設けら
れ、静刃の刃部2には2個のピン孔9,1)が設けられ
ており、2個の止めピン11,12を前記案内孔及び
個のピン孔9,10に挿通することにより、前記止めピ
ン11,12が案内孔内をスライドすることによって動
刃5が静刃6に対して回動できるように結合されている
鋏において、前記2個の止めピン11,12は一つの刃
押さえ板13に一体に設けられ、他方の止めピン12は
一方の止めピン11よりも長く形成され、且つ2個の
めピン11,12が案内孔及びピン孔9,10から抜け
出ることを防止するための手段も備えていることを特徴
とする。刃押さえ板13はプラスチックで形成されてい
るがこれに限定されることはなく、他の材料例えば金属
であってもよい。案内孔は図面のように2個設けたもの
でもよく、1個のみ設けられたものであってもよい。
【0007】請求項2は、刃押さえ板13の表面は平ら
な面に形成され、この平らな面にシ−ルを貼ったり文字
を書き入れることができるものである。また、請求項3
は、他方の止めピン12は一方の止めピン11よりも長
く形成され、他方の止めピン12は案内孔8及びピン孔
10に挿通され、さらに側板14の貫通孔15に挿通さ
れ、この他方の止めピン12の先端面は側板14の表面
と同一平面をなし、他方の止めピン12の先端面にはネ
ジ穴が設けられ、止めネジ17を他方の止めピン12の
ネジ穴に結合することにより動刃5と静刃6を挟持し
て、一つのネジ結合で動刃5と静刃6を挟持する構成で
ある。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、止
めピン11,12は一つのプラスチック製刃押さえ板1
3に一体に設けられている。したがって、従来のように
別個の止めピンを必要としないので止めピンの頭部が鋏
の側面に剥き出しに表れることがなく、見栄えの良い鋏
を提供することができる。
【0009】また、従来品は動刃と静刃を結合するため
に2個の止めピンと、少なくとも1個のワッシャの合計
3個の部品を必要としていた。これに対して本発明では
一つの部品である刃押さえ板13に止めピンが一体に設
けられていて、一つの部品で動刃と静刃を結合できるの
で、構成が簡易となりコストを下げることができる。
【0010】さらに、本発明の止めピン11,12は刃
押さえ板13に一体に設けられているので、一つの止め
ピンが独自に動くことがない。したがって、従来品のよ
うに鋏の使用中に二つの止めピンが相互にねじれて刃を
開閉するときに円滑さを欠くという虞がない。また、刃
押さえ板13の表面を平らな面に形成することにより、
この平らな面にシ−ルを貼ったり文字を書き入れること
ができる。請求項3記載の発明は一方の止めピン12に
のみ動刃及び静刃が抜け出すことを防止する手段を設け
たので、動刃5と静刃6を挟持するために一つのピンの
結合で済む。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
従って説明する。動刃5及び静刃6はそれぞれ刃部1,
2の一端に把持部3,4が結合されたものである。刃部
1,2は金属で形成され把持部3,4はプラスチック製
である。動刃の刃部1には2つの案内孔7,8が設けら
れており、刃部1の基端に近い部分には刃部1の長さ方
向にほぼ直角方向に案内孔7が設けられ、それよりも刃
先寄りには刃部1の長さ方向に延びる案内孔8が設けら
れている。
【0012】静刃の刃部2には2個のピン孔9,10が
設けられている。プラスチック製刃押さえ板13の一面
には2個の止めピン11,12が一体に設けられてい
る。したがって押さえ板13と2個の止めピン11,1
2とで一つの部品を形成している。一方の止めピン11
は短く形成され、他方の止めピン12はそれよりも長く
形成されている。長い止めピン12の一端からはネジ穴
が設けられている。
【0013】符号14は静刃の刃部2の表面にあてがわ
れるプラスチック製側板であって、貫通孔15と行き止
まりの貫通していない挿し穴16が設けられている。前
述した刃押さえ板13に設けられた短い方の止めピン1
1は案内孔7及びピン孔9に挿通され、その先端部が側
板のこの挿し穴16に挿し込まれている。この挿し穴1
6は側板14を貫通していないので、止めピン11の先
端が側板14の表面に露出することはない。
【0014】刃押さえ板に設けられたもう一方の長い止
めピン12は案内孔8及びピン孔10に挿通され、さら
に側板の貫通孔15に挿通されて止めピン12の先端面
は側板14の表面と同一平面をなす。止めピン12の先
端面にはネジ穴が設けられているので、止めネジ17を
止めピン12のネジ穴に結合する。これにより、止めピ
ン12と止めネジ17によって動刃5と静刃6が確実に
挾持される。そして、短い方の止めピン11は側板の挿
し穴16に差し込まれて抜け出ることがないから、静刃
6に対する動刃5の回動を確実に行うことができる。つ
まり、動刃5と静刃6を挾持するために一つのネジ結合
で済む。ただし、本発明において長い方の止めピン12
によって動刃と静刃を挾持するためには、止めピン12
と止めネジ17との結合に限定されることはなく、止め
ピン12から動刃と静刃が抜き出ない手段であればいず
れでもよい。例えば、止めピン12の先端をつぶす構成
であってもよいことは勿論である。
【0015】このように、図面に示したように長い止め
ピン12と短い止めピン11を使用する構成の場合は、
止めピンの一方だけで動刃と静刃を確実に挾持できるか
ら、従来のように2個の止めピンのいずれもが動刃と静
刃を挾持するために使用される構成に比べて、鋏の組立
を容易に行うことができる。さらに、短い止めピン11
は動刃と静刃を挾持するためのものでなく、止めネジ1
7などで結合したものでないが、先端が側板の挿し穴1
6に差し込まれることにより確実に固定され、動刃5の
回動をガタつくことなく行うことができる。
【0016】前述したように短い止めピン11を使用す
るとその先端が外部に露出しないという利点がある。
【0017】短い止めピン11が図面に示したよりも短
く形成されて挿し穴16に到達せず、静刃のピン孔9ま
でしか届かなくても差し支えない。
【0018】図2及び図3で示したように刃押さえ板1
3の表面に広く浅い凹部を設け、その部分にシ−ルを貼
ることによって、シ−ルの表面に名前などを書くことが
できるし、あるいは模様付きのシ−ルを貼ることにより
鋏に装飾を加えることができる。また、刃押さえ板13
の表面は凹部を設けることなく平らな面に形成したもの
であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の分解斜視図
【図2】 動刃と静刃を挾持した状態を示す断面図
【図3】 本発明の正面図
【符号の説明】
1 刃部 2 刃部 3 把持部 4 把持部 5 動刃 6 静刃 7 案内孔 8 案内孔 9 ピン孔 10 ピン孔 11 止めピン 12 止めピン 13 刃押さえ板 14 側板 15 貫通孔 16 挿し穴 17 止めネジ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ刃部(1,2)の一端に把持部
    (3,4)が結合された動刃(5)と静刃(6)とを交
    差させ、その交差した部分を中心に動刃(5)を静刃
    (6)に対して相対的に回動することにより切断作用を
    なし、動刃の刃部(1)には案内孔が設けられ、静刃の
    刃部(2)には2個のピン孔(9,10)が設けられて
    おり、2個の止めピン(11,12)を前記案内孔及び
    2個のピン孔(9,10)に挿通することにより、前記
    止めピン(11,12)が案内孔内をスライドすること
    によって動刃(5)が静刃(6)に対して回動できるよ
    うに結合されている鋏において、前記2個の止めピン
    (11,12)は一つの刃押さえ板(13)に一体に設
    けられ、他方の止めピン(12)は一方の止めピン(1
    1)よりも長く形成され、且つ2個の止めピン(11,
    12)が案内孔及びピン孔(9,10)から抜け出るこ
    とを防止するための手段も備えていることを特徴とする
  2. 【請求項2】 刃押さえ板(13)の表面は平らな面に
    形成され、この平らな面にシ−ルを貼ったり文字を書き
    入れることができる請求項1記載の鋏
  3. 【請求項3】 他方の止めピン(12)は一方の止めピ
    ン(11)よりも長く形成され、他方の止めピン(1
    2)は案内孔(8)及びピン孔(10)に挿通され、さ
    らに側板(14)の貫通孔(15)に挿通され、この他
    方の止めピン(12)の先端面は側板(14)の表面と
    同一平面をなし、他方の止めピン(12)の先端面には
    ネジ穴が設けられ、止めネジ(17)を他方の止めピン
    (12)のネジ穴に結合することにより動刃(5)と静
    刃(6)を挟持して、一つのネジ結合で動刃(5)と静
    刃(6)を挟持する請求項1記載の鋏
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