JP2878208B2 - 理容鋏 - Google Patents

理容鋏

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JP2878208B2
JP2878208B2 JP28332596A JP28332596A JP2878208B2 JP 2878208 B2 JP2878208 B2 JP 2878208B2 JP 28332596 A JP28332596 A JP 28332596A JP 28332596 A JP28332596 A JP 28332596A JP 2878208 B2 JP2878208 B2 JP 2878208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は理容鋏に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鋏の基本的構成は、周知の通り一対の刀
体をX状に交叉させ、交叉部を枢結してなるもので、そ
の枢結構造としては、刀体を貫通する軸孔を穿設し、該
軸孔に枢結軸を挿通してなるものや、刀体の一方に螺合
した枢結ビスで交叉部を枢結してなるもの等が知られて
いるが、本発明は後者の枢結構造の改良に係るものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鋏に良好な
切れ味を付与するには、刃体に捩じれを形成すると共
に、枢結部と操作部(指孔、柄部分)との間に触点(摺
合わせ面)を形成し、鋏開閉操作時に枢結部を支点とし
て触点に添っての回動で、刃体の接触部の捩じれに基づ
く当接刃先部分の圧力調整となり、被切断物の切断がス
ムーズに実現するものである。従って枢結ビスを使用し
た鋏に於いては、刀体の開閉操作には、前記摺合わせ面
間の摩擦と、ビス頭部と刀体間の摩擦が生ずる。
【0004】摺合わせ面は、接触を前提して摩擦抵抗が
少ないように平滑面に形成しているが、枢結ビス頭部と
刀体間は、摺合わせ面のような研磨仕上げが困難である
ので多少の摩擦は生ずる。そこで本発明は、枢結ビス頭
部と刀体間の鋏操作時の摩擦抵抗を軽減した構造の理容
鋏を提案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る理容鋏は、
一対の刀体をX状に交叉させ、交叉部分の一方の刀体に
螺合した枢結ビスで交叉部を枢結してなる理容鋏に於い
て、枢結ビスを磁性材で形成し、他方刀体にビス頭部用
の凹部をビス頭部より一回り大きく形成すると共に、ビ
ス頭部の外周を覆う大きさにして、上部裏面に磁石を付
設したキャップ体を、前記凹部に装着してなることを特
徴とするものである。
【0006】従って凹部内に装着され凹部側刀体と一緒
に動作するキャップ体で、当該刀体と異なる動作となる
枢結ビスを頭部側に吸引することになり、吸引力は、ビ
ス頭部と刀体凹部底面との摩擦力を軽減させる方向に作
用し、吸引反力は交叉部分の刀体を互いに引き合う方向
に作用するので、枢結部を強く締め付けることができる
と同時に操作性も良好となる。
【0007】
【実施の形態】次に本発明の実施形態について説明す
る。本発明の実施形態に示した理容鋏は、基本的には従
前のものと同様で、刀体1a,1bと、枢結ビス2と、
樹脂リング板3と、キャップ体4から構成される。刃体
1a,1bは、刀部11a,11bの反対側に指孔12
a,12bを形成し、この刃体1a,1bをX状に交叉
させ、交叉部を枢結ビス2で枢結するもので、一方の刀
体1aの交叉部分には、枢結ビス2と螺合する螺子孔1
3を形成する共に、対向面側に樹脂リング板3収納用の
対向凹部14aを形成する。また他方の刀体1bの交叉
部分には、対向面に対向凹部14bを形成する共に、表
面側には、枢結ビス2の頭部22より一回り大きい凹部
15を形成し、対向凹部14bと凹部15の間は、枢結
ビス2の軸部21が遊挿される透孔16で連結される。
尚対向凹部14a,14bは、刀部11a,11b側を
僅かに深く形成する。
【0008】枢結ビス2は、前記の通り螺子を設けた軸
部21と、適宜大きさの頭部22を備え、磁性材で形成
される。樹脂リング板3は、対向凹部14a,14b内
に収納される大きさで、その材質は、金属との摩擦係数
が小さいシリコン樹脂等が適当である。
【0009】キャップ体4は、枢結ビス2の頭部22の
外周を覆う且つ凹部15内に密嵌する大きさの周面並び
に周面内の上方を覆う上面を備えたキャップ部41と、
上面の裏面に付設した磁石42からなる。
【0010】而して刀体1a,1bを交叉させ、対向凹
部14a,14b内に樹脂リング板3を装着し、交叉部
分に枢結ビス2を螺合緊締して頭部22を凹部15内に
位置せしめ、キャップ体4を凹部15に嵌合装着するも
のである。
【0011】従って刀体1a,1bの刀部11a,11
bの開閉操作を行うと、一方の刀体1aと、枢結ビス2
が一体に動作し、他方の刀体1bキャップ体4が一緒に
動作する。そして樹脂リング体3は、所謂摺合わせ面を
構成することになり、刀体1a,1bとは必ずしも一緒
には動作しない。そして枢結ビス2を頭部22は、キャ
ップ体4の磁石で、他方刀体1b側に吸引され、吸引力
の如何によっては、頭部22が凹部15の底面より浮き
上がることになり、また浮き上がらなくとも凹部15底
面とビス頭部22と当接圧力が低下することになり、鋏
開閉操作時のビス頭部22と刀体1bとの間の摩擦力を
軽減させ、操作性を向上させる。
【0012】また本発明は、必ずしも樹脂リング板3を
採用した鋏で無くともよい。例えば図3(第二実施例)
に例示したように、枢結ビス2の緊締で摺合わせ面17
a,17bが互いに押圧する構造のものであっても、開
閉支点となる枢結部分の開閉操作時の摩擦抵抗を軽減で
きるものである。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、一方の刀体に枢
結ビスを螺合装着する理容鋏に於いて、他方刀体に、枢
結ビスを他方刀体側に吸引する磁石を備えたキャップ体
を装着することで、枢結部の緊締力を低減させることな
く、枢結ビスと刀体との摩擦抵抗を軽減し、開閉操作性
に優れた理容鋏を提供できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の分解斜視図。
【図2】同枢結部の断面図。
【図3】同第二実施例の枢結部の断面図。
【符号の説明】
1a,1b 刀体 11a,11b 刀部 12a,12b 指孔 13 螺子孔 14a,14b 対向凹部 15 凹部 16 透孔 17a,17b 摺合わせ面 2 枢結ビス 21 軸部 22 頭部 3 樹脂リング板 4 キャップ体 41 キャップ部 42 磁石

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の刀体をX状に交叉させ、交叉部分
    の一方の刀体に螺合した枢結ビスで交叉部を枢結してな
    る理容鋏に於いて、枢結ビスを磁性材で形成し、他方刀
    体にビス頭部用の凹部をビス頭部より一回り大きく形成
    すると共に、ビス頭部の外周を覆う大きさにして、上部
    裏面に磁石を付設したキャップ体を、前記凹部に装着し
    てなることを特徴とする理容鋏。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の理容鋏に於いて、刀体の
    交叉部の対向面に凹部を形成すると共に、前記対向凹部
    内に樹脂リング板を装着してなることを特徴とする理容
    鋏。
JP28332596A 1996-10-03 1996-10-03 理容鋏 Expired - Fee Related JP2878208B2 (ja)

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