JP2820600B2 - 理容鋏 - Google Patents

理容鋏

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JP2820600B2
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茂 藤田
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株式会社シゲル工業
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は理容鋏に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鋏の基本的構成は、周知の通り一対の刀
体をX上に交叉させ、両刀体を貫通する軸孔を穿設し、
該軸孔に挿通した枢結軸で交叉部を枢結してなるもので
ある。
【0003】ところで鋏に於いては、両刃体に良好な剪
断力を生じさせるため、刃体に捩じれを形成すると共
に、枢結部と操作部(指孔、柄部分)との間に触点を形
成し、鋏開閉操作時に枢結部を支点として触点に添って
の回動で、刃体の接触部の捩じれに基づく当接刃先部分
の圧力調整となり、被切断物のスムーズに切断が実現す
るものである。
【0004】また従来の一般的な鋏は、前記触点が枢結
部より離れた刃体内面に形成されているが、触点位置が
枢結部と離れると、相応の触点の反力を得るため柄部分
の操作は強い力を必要とする。
【0005】然し理容鋏のように鋏を長く使用する者の
ための鋏は、その操作力がより以上スムーズである必要
があり、前記の一般の鋏と相違して触点を枢結部に近ず
けて指孔部(柄部)の操作を軽くしている(特公昭57
−50517号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】触点を枢結部の近くに
設定した場合、触点には強い圧力が加わることになり、
摩擦抵抗が大きくなって逆に操作性を低下させてしまう
場合があり、また前記の特公昭27−50517号公報
に開示されているように樹脂リングを採用した場合、樹
脂リングの摩耗が激しくなる。そこで本発明は、枢結部
分の近傍に触点が生じ且つ鋏の開閉操作がスムーズにな
る理容鋏を提案したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る理容鋏は、
一対の刀体をX上に交叉させ、両刀体を貫通する枢結軸
で交叉部を枢結してなる理容鋏に於いて、枢結部の刀体
の対向面の操作部側における刀体挟圧力に対応する触点
形成部分に、表裏方向に磁化した磁石体を、枢結時に対
向する磁石体が互いに反発する極で近接対面するように
埋設してなることを特徴とするものである。
【0008】また枢結部の刀体の対向面に、それぞれ軸
孔を中心とし且つ刃先側を少し深くした凹部を形成し、
表裏方向に磁化したリング板の磁石体を、前記凹部内に
枢結時に対向する磁石体が互いに反発する極で近接対面
するように嵌装してなることを特徴とするものである。
【0009】更に前記の各理容鋏に於いて、磁石体の表
面を、凹部外縁部分より僅かに高く形成したことを特徴
とするものである。
【0010】
【作用】枢結部の刀体対向面に介装した磁石体は、互い
に反発する極で対面しており、対向刀体を強く押し付け
るように枢結部を形成しても、磁石体の強い反発力で枢
結部の対向面は当接状態とはならないので、鋏の開閉動
作に際して摩擦抵抗が生ぜず軽い力で行い得る。
【0011】また磁石体が凹部の外縁より僅かに高く形
成しておくと、磁石体の磁力が小さくとも良い。
【0012】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。本発
明に係る理容鋏の基本的構成は、従前のものと同様に刀
体1a,1bの丹部に指孔2a,2bを形成した一対の
刀体をX上に交叉させ、交叉部に軸孔3a,3bを穿設
し、この軸孔3a,3bを貫通する枢結ボルト(枢結
軸)4に緊締ナット5を螺合して枢結してなるものであ
る。
【0013】本発明は特に前記の理容鋏に於いて、枢結
部の刀体1a,1bの対向面に、それぞれ軸孔3a,3
bを中心とした凹部6a,6bを形成し、枢結時に対向
する凹部6a,6b内にそれぞれ磁石体7a,7bを嵌
装してなるもので、特に凹部6a,6bは刃先側を少し
深くした傾斜底面とし、磁石体7a,7bは、磁石体7
a,7bの底面及び周面を、透磁率の大きな材質で形成
した磁気ガイド部材8a,8bで覆い、前記凹部6a,
6b内に枢結時の対向面が互いに反発する同極となるよ
うに嵌挿する。尚磁石体7a,7bは、枢結軸部((枢
結ボルト4)の指孔部分側のみが近接して磁気反発効果
が生じ、他の部分では生じないようにする。
【0014】而して前記の理容鋏は、捩じれ刀体1a,
1bの開閉操作時の当接刃先圧力が、磁石体7a,7b
の指孔側の対向面の近接方向に作用することになるが、
当該対向面は磁石体7a,7bの反発力で、当接状態と
はならない。このため強い圧力を受けても摩擦抵抗は発
生しないので、枢結軸部分に近接して触点を形成した際
の問題を解消し、軽い力での鋏の操作を可能とし、その
鋏の操作性を著しく向上させてものである。
【0015】尚本発明は、前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明は、枢結部の近傍に形成される触点を
非接触状態に形成し、且つ枢結部自体も回動摩擦が生じ
ないようにすれば良いもので、図4に例示するように、
リング体とせずに刀体1a,1bの回動動作に於いて触
点作用を果す箇所に、弧状の磁石体9a,9bを埋設す
る構造でも良い。
【0016】勿論枢結部を構成する軸孔、枢結ボルト、
緊締ナット等の具体的構造は任意に定めることができる
ものである。
【0017】
【発明の効果】本発明は理容鋏に於いて、特に枢結部に
反発する磁石体を介装したもので、鋏の刀体の捩じれと
の組み合わせで形成される触点を、枢結軸に近接して設
けると共に、近接形成時の相反する課題も同時に解決で
き、開閉操作性に優れた理容鋏を提供できたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の全体図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同枢結部の断面図。
【図4】本発明の第二実施例の枢結部の断面図。
【図5】同刀体の内側面の正面図。
【符号の説明】
1a,1b 刀体 2a,2b 指孔 3a,3b 軸孔 4 枢結ボルト 5 緊締ナツト 6a,6b 凹部 7a,7b,9a,9b 磁石体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の刀体をX状に交叉させ、両刀体を
    貫通する枢結軸で交叉部を枢結してなる理容鋏に於い
    て、枢結部の刀体の対向面の操作部側における刀体挟圧
    力に対応する触点形成部分に、表裏方向に磁化した磁石
    体を、枢結時に対向する磁石体が互いに反発する極で近
    接対面するように埋設してなることを特徴とする理容
    鋏。
  2. 【請求項2】 一対の刀体をX状に交叉させ、両刀体を
    貫通する枢結軸で交叉部を枢結してなる理容鋏に於い
    て、枢結部の刀体の対向面に、それぞれ軸孔を中心とし
    し且つ刃先側を少し深くした凹部を形成し、表裏方向に
    磁化したリング板の磁石体を、前記凹部内に枢結時に対
    向する磁石体が互いに反発する極で近接対面するように
    嵌装してなることを特徴とする理容鋏。
  3. 【請求項3】 請求項第1項又は第2項記載の理容鋏に
    於いて、磁石体を埋設若しくは凹部に嵌装した際、磁石
    体の表面を、枢結部近傍の刀体対向面より僅かに高く形
    成したことを特徴とする理容鋏。
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JP5149829B2 (ja) * 2009-02-06 2013-02-20 株式会社ベツセル福知山 作業工具
DE102016116624A1 (de) 2016-09-06 2018-03-22 Karl Leibinger Medizintechnik Gmbh & Co. Kg Medizinisches Instrument mit Reinigungsspalt im Verschlussbereich
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KR102149769B1 (ko) * 2019-01-11 2020-08-31 권기형 전자석으로 편차가 설정되는 다중 블레이드를 구비한 미용 가위

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