JP2002239834A - 挟持切断工具 - Google Patents

挟持切断工具

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JP2002239834A
JP2002239834A JP2001038728A JP2001038728A JP2002239834A JP 2002239834 A JP2002239834 A JP 2002239834A JP 2001038728 A JP2001038728 A JP 2001038728A JP 2001038728 A JP2001038728 A JP 2001038728A JP 2002239834 A JP2002239834 A JP 2002239834A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 太いケーブルのような切断物も片手で握持部
を握持操作して容易に切断することができる画期的な挟
持切断工具を提供する。 【解決手段】 開閉作動する一対の挟持半体1の先端部
の対向内側縁に刃縁3Aを形成する挟持切断部3を設
け、この挟持半体1の基端部に握持部4を設けて挟持切
断部3を挟持閉塞し得るように構成した挟持切断工具に
おいて、一方の挟持半体1の軸着部2にスライド長孔5
を形成し、他方の挟持半体1の軸着部2をスライド移動
調整自在に枢着して、挟持切断部3の開き角を調整自在
に構成し、挟持切断部3の開き角を広くできるように構
成し、挟持切断部3の開き角を広くした状態で握持部4
を握持操作した際、この握持する動作によって挟持切断
部3の開き角が狭まる方向に軸着部2が自動的にスライ
ド移動する軸着部自動スライド機構6を挟持半体1に設
けた挟持切断工具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挟持切断工具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
挟持切断工具として、例えばケーブルカッターがある。
【0003】このケーブルカッターは、一対の挟持半体
の交差重合部を軸着し、この軸着部を介して開閉作動す
る挟持半体の先端部の対向内側縁に刃縁を形成して挟持
切断部を設け、この挟持半体の基端部に握持部を設けて
この握持部を握持操作することで前記挟持切断部を挟持
閉塞し得るように構成したものが一般的で、使用に際し
ては、このケーブルカッターの握持部を片手で握持し、
もう一方の手でケーブルを持って切断する。
【0004】しかしながら、このケーブルカッターは、
切断するケーブルの径が細いものであれば何も問題はな
いが、太いケーブルを切断しようとして挟持切断部を広
く開くとこれに伴って握持部も広く開くため、この広く
開かれた握持部を片手で持って握持操作することができ
なくなってしまうことがある。
【0005】そして、この場合には、両手で夫々の握持
部を持って切断作業を行わなければならず、両手をケー
ブルカッターの操作に使ってしまうことでケーブルを押
さえておくことができなってしまうため、特に一人での
作業では上手く切断できないことが往々にしてある。
【0006】本発明は、このような現状に鑑み、これを
解決しようとするもので、太いケーブルのような切断物
も片手で握持部を握持操作して容易に切断することがで
きる画期的な挟持切断工具を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】一対の挟持半体1の交差重合部を軸着し、
この軸着部2を介して開閉作動する挟持半体1の先端部
の対向内側縁に刃縁3Aを形成して挟持切断部3を設
け、この挟持半体1の基端部に握持部4を設けてこの握
持部4を握持操作することで前記挟持切断部3を挟持閉
塞し得るように構成した挟持切断工具において、前記一
方の挟持半体1の軸着部2にスライド長孔5を形成し、
このスライド長孔5に他方の挟持半体1の軸着部2をス
ライド移動調整自在に枢着して、この軸着部2のスライ
ド調整により前記挟持切断部3の開き角を調整自在に構
成すると共に、前記握持部4の対向間隔を広く取ること
なく挟持切断部3の開き角を広くできるように構成し、
少なくともこの軸着部2のスライド移動調整により挟持
切断部3の開き角を広くした状態で前記握持部4を握持
操作した際、この握持する動作によって挟持切断部3の
開き角が狭まる方向に前記軸着部2が自動的にスライド
移動する軸着部自動スライド機構6を前記挟持半体1に
設けたことを特徴とする挟持切断工具に係るものであ
る。
【0009】また、前記一方若しくは他方の挟持半体1
に規制部7を設け、他方若しくは一方の挟持半体1にこ
の規制部7が当接する突き当て規制面8を設けて、少な
くとも前記軸着部2のスライド移動調整により前記挟持
切断部3の開き角を広くした状態で前記握持部4を握持
操作すると、挟持切断部3が閉じようとする際に前記規
制部7に前記突き当て規制面8が当接することで挟持切
断部3の開き角が狭まる方向に前記軸着部2が自動的に
スライド移動するように構成して前記軸着部自動スライ
ド機構6を構成したことを特徴とする請求項1記載の挟
持切断工具に係るものである。
【0010】また、前記一方の挟持半体1に前記スライ
ド長孔5を形成し、前記他方の挟持半体1に突設した支
軸9を前記スライド長孔5に枢着して、スライド長孔5
に対して支軸9がスライド移動調整自在となる前記軸着
部2を構成し、この一方若しくは他方の挟持半体1の前
記軸着部2の近傍に規制部7を設け、他方若しくは一方
の挟持半体1の前記軸着部2の近傍に突き当て規制面8
を設けて、少なくとも前記軸着部2のスライド移動調整
により前記挟持切断部3の開き角を広くした状態で前記
握持部4を握持操作すると、挟持切断部3が閉じようと
する際に前記規制部7に前記突き当て規制面8が当接す
ることで挟持切断部3の開き角が狭まる方向に前記軸着
部2が自動的にスライド移動するように構成して前記軸
着部自動スライド機構6を構成したことを特徴とする請
求項1,2のいずれか1項に記載の挟持切断工具に係る
ものである。
【0011】また、前記一方の挟持半体1の軸着部2に
スライド長孔5を形成すると共に、他方の挟持半体1に
支軸9を突設して、この支軸9を前記スライド長孔5に
スライド移動調整自在に枢着し、この他方の挟持半体1
の交差重合部に,一方の挟持半体1の交差重合部に向か
って前記規制部7を突設し、この規制部7に対応する一
方の挟持半体1の交差重合部に前記突き当て規制面8を
設けたことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に
記載の挟持切断工具に係るものである。
【0012】また、前記一方若しくは他方の挟持半体1
の前記軸着部2近傍を凹状に切欠してこの切欠縁部8を
前記突き当て規制面8とし、前記他方若しくは一方の挟
持半体1の前記軸着部2近傍に前記規制部7としての突
起7を前記切欠縁部8に臨設状態に設け、少なくとも前
記軸着部2のスライド移動調整により前記挟持切断部3
の開き角を広くした状態で前記握持部4を握持操作する
と、挟持切断部3が閉じようとする際に前記突起7に前
記切欠縁部8が当接することで挟持切断部3の開き角が
狭まる方向に前記軸着部2が自動的にスライド移動する
ように構成して前記軸着部自動スライド機構6を構成し
たことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載
の挟持切断工具に係るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0014】例えば、切断物10として太いケーブルを切
断する場合、スライド長孔5を介して軸着部2をスライ
ド移動調整し、挟持切断部3の開き角を広くすることが
できる。
【0015】この際、一対の挟持半体1の軸着部2をス
ライド移動調整することにより挟持切断部3の開き角を
調整する構成のため、握持部4の開き角度が片手で持つ
ことができないほど広く開くことはなく、握持部4を片
手で持って切断作業を行うことができる。
【0016】そして、この軸着部2のスライド移動調整
により、挟持切断部3の開き角を広くした状態で前記握
持部4を握持操作すると、軸着部自動スライド機構6に
より挟持切断部3の開き角が狭まる方向に前記軸着部2
が自動的にスライド移動することになり、これにより前
記切断物10(ケーブル)は確実に切断されることにな
る。
【0017】従って、太いケーブルのような切断物10を
切断する場合であっても、従来品のように両手での握持
操作を要することなく、片手で握持部4を握持操作して
容易に且つ確実に切断することができる極めて実用性に
秀れた画期的な挟持切断工具となる。
【0018】また、例えば、前記一方若しくは他方の挟
持半体1に規制部7を設け、他方若しくは一方の挟持半
体1にこの規制部7が当接する突き当て規制面8を設け
て、少なくとも前記軸着部2のスライド移動調整により
前記挟持切断部3の開き角を広くした状態で前記握持部
4を握持操作すると、挟持切断部3が閉じようとする際
に前記規制部7に前記突き当て規制面8が当接すること
で挟持切断部3の開き角が狭まる方向に前記軸着部2が
自動的にスライド移動するように構成して前記軸着部自
動スライド機構6を構成すれば、前記作用効果を確実に
発揮する軸着部自動スライド機構6を簡易構成にして容
易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた挟持切断工
具となる。
【0019】また、例えば、一方若しくは他方の挟持半
体1の前記軸着部2の近傍に前記規制部7を設け、他方
若しくは一方の挟持半体1の前記軸着部2の近傍に前記
突き当て規制面8を設ければ、例えばこの規制部7と突
き当て規制面8とで成る前記軸着部自動スライド機構6
と握持部4とが近い位置にある場合には、この軸着部自
動スライド機構6が挟持切断部3の挟持開閉作動の支点
ともなり得るために握持部4を握持した際の挟持切断力
が切断物10に作用しにくく結果的に強い握持力を要する
こととなってしまうが、軸着部自動スライド機構6が握
持部4より遠い位置にあるためにこの握持部4を握持し
た際の挟持切断力が切断物10に極めて良好に作用するこ
とになり、これによりあまり強い力を要せずとも容易に
握持操作して切断物10を切断できることになる一層実用
性に秀れた挟持切断工具となる。
【0020】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0021】本実施例は、挟持切断工具として図1に示
すようなケーブルカッターに適用した場合を示したもの
で、一対の挟持半体1の交差重合部を軸着し、この軸着
部2を介して開閉作動する挟持半体1の先端部の対向内
側縁に刃縁3Aを形成して挟持切断部3を設け、この挟
持半体1の基端部に握持部4を設けてこの握持部4を握
持操作することで前記挟持切断部3を挟持閉塞し得るよ
うに構成している。尚、図中符号11は各挟持半体1の軸
着部2と握持部4との間の内縁部に互いに内側へ向けて
突設したストッパ突部であり、このストッパ突部11同士
が突き合わせ当接することで握持部4を握持し過ぎて挟
持半体1の挟持切断部3が必要以上に重合することを防
止している。
【0022】また、本実施例では前記一方の挟持半体1
の軸着部2にスライド長孔5を形成し、このスライド長
孔5に他方の挟持半体1の軸着部2をスライド移動調整
自在に枢着して、この軸着部2のスライド調整により前
記挟持切断部3の開き角を調整自在に構成している。
【0023】具体的に説明すると、一方の挟持半体1の
交差重合部に図面における横方向に長さを有するスライ
ド長孔5を形成すると共に、他方の挟持半体1の交差重
合部に支軸9を突設して、この支軸9を前記スライド長
孔5にスライド移動調整自在に枢着している。
【0024】従って、本実施例の軸着部2はスライド長
孔5の長さ幅分だけ支軸9がスライド移動可能となり、
前記挟持切断部3を開いた状態でこの軸着部2を介し一
方の挟持半体1(図面手前側)を他方の挟持半体1(図
面奥側)に対して図面左側に移動させると、スライド長
孔5の長さ分だけ挟持切断部3の対向する刃縁3Aの間
隔が広くなるように構成している。
【0025】また、この際、一対の挟持半体1の軸着部
2をスライド移動調整することにより挟持切断部3の開
き角を調整する構成のため、前記握持部4の対向間隔を
広く取ることなく挟持切断部3の開き角を広くできるこ
とになる。即ち、従来のケーブルカッターと比べると、
挟持切断部3の開き角が同じ開き角であっても、握持部
4の開き角は狭くすることができる構成としている。
【0026】また、本実施例では、この軸着部2のスラ
イド移動調整により挟持切断部3の開き角を広くした状
態で前記握持部4を握持操作した際、この握持する動作
によって挟持切断部3の開き角が狭まる方向に前記軸着
部2が自動的にスライド移動する軸着部自動スライド機
構6を前記挟持半体1に設けている。
【0027】具体的に説明すると、前記他方の挟持半体
1に規制部7を設け、一方の挟持半体1にこの規制部7
が当接する突き当て規制面8を設けて、前記軸着部2の
スライド移動調整により前記挟持切断部3の開き角を広
くした状態で前記握持部4を握持操作すると、挟持切断
部3が閉じようとする際に前記規制部7に前記突き当て
規制面8が当接することで挟持切断部3の開き角が狭ま
る方向に前記軸着部2が自動的にスライド移動するよう
に構成して前記軸着部自動スライド機構6を構成してい
る。
【0028】更に詳しく説明すると、他方の挟持半体1
の軸着部2近傍の交差重合部に,一方の挟持半体1の交
差重合部に向かって前記規制部7を突設し、この規制部
7に対応する一方の挟持半体1の軸着部2近傍の交差重
合部に前記突き当て規制面8を設けている。
【0029】また、この規制部7は、他方の挟持半体1
の交差重合部であって、前記支軸9よりもやや図面左側
寄りとなる位置に突設した円柱状の突起(ピン)7によ
り構成した場合を示している。
【0030】突き当て規制面8は、一方の挟持半体1の
交差重合部であって、軸着部2よりも左側の部分を図示
したような角形凹状に切欠したこの切欠縁部8により構
成した場合を示している。
【0031】従って、この一対の挟持半体1の交差重合
部を重合すると、規制部7としての突起7を前記切欠縁
部8に臨設状態に配設されるように構成している。
【0032】そして、本実施例では、前記軸着部2のス
ライド移動調整により前記挟持切断部3の開き角を広く
した状態で前記握持部4を握持操作すると、挟持切断部
3が閉じようとする際に前記突起7に前記切欠縁部8が
当接して挟持切断部3の開き角が狭まる方向に前記軸着
部2が自動的にスライド移動することとなるように突起
7と切欠縁部8との位置関係を設定構成している。
【0033】また、本実施例では、この突起7が切欠縁
部8に当接することで挟持切断部3の開き止めの作用も
果たす構成としている。また、この開き止め状態での握
持部4の開き角が、前記軸着部2のスライド移動調整に
より挟持切断部3の開き角を広くした状態では、開いた
握持部4を片手で持って切断作業を行うことができる位
の開き角となるように突起7と切欠縁部8との位置関係
を設定構成している。
【0034】次に、使用方法に基づいて本実施例の作動
を説明する。尚、切断物10として径の細いケーブルなど
を切断する場合の作動は従来品と同様であるため、本実
施例では径の太いケーブル(切断物10)を切断する場合
を説明する。
【0035】スライド長孔5を介して軸着部2をスライ
ド移動調整し、挟持切断部3の開き角を太いケーブル10
の径に合わせて広くすることができる(図2参照)。
【0036】この際、一対の挟持半体1の軸着部2をス
ライド移動調整することで挟持切断部3の開き角を最大
にした場合においても、上述のように握持部4の開き角
度が片手で持つことができる角度となるように設定して
いるため、握持部4を片手で持って切断作業を行うこと
ができる。
【0037】そして、このように挟持切断部3の開き角
を広くした状態で前記握持部4を握持操作すると、挟持
切断部3が閉じようとする際に前記規制部7に前記突き
当て規制面8が当接し、これにより図3の想像線に示す
ように徐々に挟持切断部3の開き角が狭まる方向に前記
軸着部2がスライド移動することとなるように移動規制
されることになる。
【0038】即ち、前記軸着部自動スライド機構6によ
り挟持切断部3の開き角が狭まる方向に前記軸着部2が
自動的にスライド移動することになり、これにより前記
切断物10(ケーブル)は確実に切断されることになる。
【0039】また、この際、例えばこの規制部7と突き
当て規制面8とが前記ストッパ突部11付近に形成されて
いるような場合のように、軸着部自動スライド機構6と
握持部4が近い位置にある場合には、この軸着部自動ス
ライド機構6が挟持切断部3の挟持開閉作動の支点とも
なり得るものであるために、握持部4を握持した際の挟
持切断力が切断物10に作用しにくく結果的に強い握持力
を要することとなってしまうが、本実施例では、軸着部
自動スライド機構6が握持部4から遠い位置にあるため
にこの握持部4を握持した際の挟持切断力が切断物10に
極めて良好に作用することとなり、これによりあまり強
い力を要せずとも容易に握持操作して切断物10を切断で
きることになる。
【0040】尚、本発明は、本実施例に限られるもので
はなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るもの
である。
【0041】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、太
いケーブルのような切断物を切断する場合であっても、
従来品のように両手での握持操作を要することなく、片
手で握持部を握持操作して容易に且つ確実に切断するこ
とができる極めて実用性に秀れた画期的な挟持切断工具
となる。
【0042】また、請求項2記載の発明においては、前
記作用効果を確実に発揮する軸着部自動スライド機構を
簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に
秀れた挟持切断工具となる。
【0043】また、請求項3,4記載の発明において
は、前記作用効果を確実に発揮する軸着部のスライド移
動調整構造並びに軸着部自動スライド機構を簡易構成に
して容易に設計実現可能となり、しかも、軸着部に近い
ところに規制部と突き当て規制面とから成る軸着部自動
スライド機構を設けて、この軸着部自動スライド機構を
握持部より遠い位置に配したため、この握持部を握持し
た際の挟持切断力が切断物に極めて良好に作用すること
になり、これによりあまり強い力を要せずとも容易に握
持操作して切断物を切断できることになるなど極めて実
用性に秀れた挟持切断工具となる。
【0044】また、請求項5記載の発明においては、前
記作用効果を確実に発揮する規制部と突き当て規制面と
を簡易構成にして容易に設計実現可能となり、しかも、
軸着部に近いところにこの規制部と突き当て規制面とか
ら成る軸着部自動スライド機構を設けて、この軸着部自
動スライド機構を握持部より遠い位置に配したため、こ
の握持部を握持した際の挟持切断力が切断物に極めて良
好に作用することになり、これによりあまり強い力を要
せずとも容易に握持操作して切断物を切断できることに
なるなど極めて実用性に秀れた挟持切断工具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を示す挟持切断部を挟持閉塞した状態
の平面図である。
【図2】本実施例の挟持切断部を開き、対向する刃縁間
にケーブルを配設した状態を示す説明平面図である。
【図3】図2の状態から握持部を握持操作してケーブル
を切断する途中の状態を示す説明平面図である。
【符号の説明】
1 挟持半体 2 軸着部 3 挟持切断部 3A 刃縁 4 握持部 5 スライド長孔 6 軸着部自動スライド機構 7 規制部(突起) 8 突き当て規制面(切欠縁部) 9 支軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の挟持半体の交差重合部を軸着し、
    この軸着部を介して開閉作動する挟持半体の先端部の対
    向内側縁に刃縁を形成して挟持切断部を設け、この挟持
    半体の基端部に握持部を設けてこの握持部を握持操作す
    ることで前記挟持切断部を挟持閉塞し得るように構成し
    た挟持切断工具において、前記一方の挟持半体の軸着部
    にスライド長孔を形成し、このスライド長孔に他方の挟
    持半体の軸着部をスライド移動調整自在に枢着して、こ
    の軸着部のスライド調整により前記挟持切断部の開き角
    を調整自在に構成すると共に、前記握持部の対向間隔を
    広く取ることなく挟持切断部の開き角を広くできるよう
    に構成し、少なくともこの軸着部のスライド移動調整に
    より挟持切断部の開き角を広くした状態で前記握持部を
    握持操作した際、この握持する動作によって挟持切断部
    の開き角が狭まる方向に前記軸着部が自動的にスライド
    移動する軸着部自動スライド機構を前記挟持半体に設け
    たことを特徴とする挟持切断工具。
  2. 【請求項2】 前記一方若しくは他方の挟持半体に規制
    部を設け、他方若しくは一方の挟持半体にこの規制部が
    当接する突き当て規制面を設けて、少なくとも前記軸着
    部のスライド移動調整により前記挟持切断部の開き角を
    広くした状態で前記握持部を握持操作すると、挟持切断
    部が閉じようとする際に前記規制部に前記突き当て規制
    面が当接することで挟持切断部の開き角が狭まる方向に
    前記軸着部が自動的にスライド移動するように構成して
    前記軸着部自動スライド機構を構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の挟持切断工具。
  3. 【請求項3】 前記一方の挟持半体に前記スライド長孔
    を形成し、前記他方の挟持半体に突設した支軸を前記ス
    ライド長孔に枢着して、スライド長孔に対して支軸がス
    ライド移動調整自在となる前記軸着部を構成し、この一
    方若しくは他方の挟持半体の前記軸着部の近傍に規制部
    を設け、他方若しくは一方の挟持半体の前記軸着部の近
    傍に突き当て規制面を設けて、少なくとも前記軸着部の
    スライド移動調整により前記挟持切断部の開き角を広く
    した状態で前記握持部を握持操作すると、挟持切断部が
    閉じようとする際に前記規制部に前記突き当て規制面が
    当接することで挟持切断部の開き角が狭まる方向に前記
    軸着部が自動的にスライド移動するように構成して前記
    軸着部自動スライド機構を構成したことを特徴とする請
    求項1,2のいずれか1項に記載の挟持切断工具。
  4. 【請求項4】 前記一方の挟持半体の軸着部にスライド
    長孔を形成すると共に、他方の挟持半体に支軸を突設し
    て、この支軸を前記スライド長孔にスライド移動調整自
    在に枢着し、この他方の挟持半体の交差重合部に,一方
    の挟持半体の交差重合部に向かって前記規制部を突設
    し、この規制部に対応する一方の挟持半体の交差重合部
    に前記突き当て規制面を設けたことを特徴とする請求項
    2,3のいずれか1項に記載の挟持切断工具。
  5. 【請求項5】 前記一方若しくは他方の挟持半体の前記
    軸着部近傍を凹状に切欠してこの切欠縁部を前記突き当
    て規制面とし、前記他方若しくは一方の挟持半体の前記
    軸着部近傍に前記規制部としての突起を前記切欠縁部に
    臨設状態に設け、少なくとも前記軸着部のスライド移動
    調整により前記挟持切断部の開き角を広くした状態で前
    記握持部を握持操作すると、挟持切断部が閉じようとす
    る際に前記突起に前記切欠縁部が当接することで挟持切
    断部の開き角が狭まる方向に前記軸着部が自動的にスラ
    イド移動するように構成して前記軸着部自動スライド機
    構を構成したことを特徴とする請求項2〜4のいずれか
    1項に記載の挟持切断工具。
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KR101445622B1 (ko) * 2008-12-10 2014-09-29 미노루 고교 가부시키가이샤 수동 조작용 케이블 절단 공구

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