JP2002511325A - ロック付き折り畳みナイフ - Google Patents

ロック付き折り畳みナイフ

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JP2002511325A JP2000543284A JP2000543284A JP2002511325A JP 2002511325 A JP2002511325 A JP 2002511325A JP 2000543284 A JP2000543284 A JP 2000543284A JP 2000543284 A JP2000543284 A JP 2000543284A JP 2002511325 A JP2002511325 A JP 2002511325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 ナイフ10、182は、それぞれ柄に枢動可能に取り付けられたブレード14、90、194を有する柄12、184を含む。ブレードは、それが柄の溝36、192内に受け入れられる閉じ位置と、開き位置との間で移動可能である。ブレードは、作動部38、198及びタング44、98、204とを有し、タングは、ブレードが開き位置にあるとき、溝内に残る。止めピン72、208は、柄とブレードの横方向に伸び、1対の細長い開口74、216に沿って移動可能であり、ブレードのタング44、98、204と係合してブレードをその開き位置にロックする。スプリング78、228は、止めピンをタングの方へ偏倚させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般に折り畳み工具に関し、特に、開き位置でロックされ得るブ
レード又は工具を含む折り畳み工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
多くの目的に適する折り畳みナイフ及び工具は、この技術分野においてよく知
られている。例えば、ドールズの米国特許第1,030,058号、シーリーの
第1,189,005号、シュレードの第2,188,762号、ミオーリの第
3,868,774号、ピールマンの第4,233,737号、ソービー他の第
4,240,201号、コーダーの第4,274,200号、コリンズの第4,
451,982号、ピットマンの第4,502,221号、リッカードの第4,
670,984号、エルスナーの第4,837,932号、ウォーカーの第4,
896,424号、ニーリーの第5,060,379号、ロジャーズの第5,4
25,175号、ミラーの第5,461,786号は、利用できる先行技術の代
表的なものである。
【0003】 前記特許のいくつかに開示されているように、開き位置で工具のブレードをロ
ックする機構には様々なものがある。例えば、ソービー他、ミラー及びシーリー
の特許はそれぞれ、「ロック・バック」機構の変形を開示している。この構造は
、ブレードを開き位置でロックするために、ナイフの脊柱部に位置する突起に係
合されたブレードのタングに切欠きを形成することを必要とする。この種の機構
の欠点は、過度な摩耗がロック機構の故障の原因となり、そのためにナイフの使
用が安全でなくなることである。
【0004】 ニーリー及びコリンズの特許はそれぞれ、別種のロック機構を開示している。
これらの特許に開示されるように、ブレードは、その開き位置から回転するのを
阻止するようにある部材によって係合されるタングを有する。例えば、コリンズ
の特許では、ブレードをその開き位置でロックするように、滑動可能なボルトが
タングの方へ偏倚されている。コリンズのナイフ構造の欠陥は、ボルトがブレー
ドと概して平行であり、機構が強度を柄の脊柱部に依存していることである。ニ
ーリーのナイフは、コリンズのものと同様な欠点を持ち、ナイフの正常な切断動
作中にブレードを軸線方向に柄から放れるように引くことにより、ブレードのロ
ックがうっかり外れるかも知れないという可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、必要とされるのは、折り畳み工具のブレードを開き又は延長された位
置に保持し、しかも手頃な価格で製造できる、これまで入手可能であったものよ
り強いロック機構である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、細長い溝を形成する細長い柄と、1端で前記柄に枢動可能に取り付
けられた少なくとも1個のナイフ又は他の工具のブレード又は他の工具構成要素
とを含む折り畳み工具を提供することにより、先行技術の上記欠陥を克服する。
各工具ブレード又は構成要素は、それが柄の溝内に受け入れられる閉じ位置と、
前記ブレード又は要素が柄から隔たるように伸びて露出される開き位置との間で
移動可能である。各工具ブレードは、その開き位置にあるとき柄から隔たるよう
に伸びる作動部と、前記ブレードがその開き位置にあるとき柄の溝内に位置する
ロック面を含むタング部とを有する。ブレード止めピンは、概して柄とブレード
の長さ方向を横断する方向に伸び、その両端部を、柄の両側に形成され相互に対
向して整列した細長い開口の中に配置している。前記ブレード止めピンは、その
止めピンがブレードをその開き位置にロックすべくブレードのタング部のロック
面及び細長い開口の内面とに係合する第1位置と、ブレードがその開き位置から
移動するのを許すべく、ピンがタングのロック面部から離れる第2位置との間で
、細長い開口に沿って柄に関して可動である。ブレード止めピンは、その第1位
置の方へ偏倚しているが、第1位置から第2位置へ手動で移動できる。
【0007】 本発明の一実施例においては、ロック組立体は、止めピンをその第1位置から
第2位置へ手動で移動させるように備えられている。
【0008】 本発明の一実施例においては、ブレード止めピンは、柄の一方の側壁内に形成
された空洞に収容されたスプリングによって、第1位置の方へ偏倚されている。
【0009】 本発明の一実施例においては、柄の脊柱部は、ブレード止めピンの両端部が位
置する細長い開口に隣接して位置し、ブレード止めピンの外面のそれぞれの部分
は、工具ブレードのタングのロック面と脊柱部の表面に静止している。
【0010】 本発明の一実施例においては、柄の一端に担持された複数のブレード又は構成
要素のうちの選択された1つをそのようにロックすることを提案する。
【0011】 本発明の上記及び他の目的、特徴、利点は、添付の図面を参照して、下記の発
明の詳細な説明を考慮することにより、さらに容易に理解されるであろう。
【0012】
【発明の実施の形態】
図面、特に図1及び2を参照するに、折り畳みナイフ10は、本発明を実施す
るブレード・ロック機構を含む。折り畳みナイフ10は、細長い柄12と、両端
部の一方を柄に枢動可能に取り付けたブレード14とを含む。図1は、ブレード
14が柄12内に受け入れられる閉じ位置にある状態の折り畳みナイフ10を示
す。図2は、ブレード14が開き位置又は使用位置にある状態の折り畳みナイフ
10を示す。本発明の折り畳みナイフ10のブレード14は、開き位置でしっか
りとロックされ閉じ位置への不用意なブレードの移動を防止することができ、こ
の機能のためナイフをより安全に使用することができる。
【0013】 図1−3を参照するに、折り畳みナイフ10の柄12は、全体として16、1
8として表示される一対の平行な対向する側壁と、前記側壁部の間でそれらの上
部の長い縁部に沿って位置する脊柱部20とを含む数個の構成要素を含む。図3
に示すように、側壁部16は、外板22と、その外板22と並んで内方に配置さ
れた内部の裏板24とを有する。同様に、他方の側壁部18は、外板26と、そ
の外板26と並んで内方に配置された内部の裏板28とを有する。
【0014】 柄12を組み立てると、脊柱部20は、各側壁部16、18の裏板24、28
の間に配置され、側壁部の上縁マージンに沿って伸びる。脊柱部に設けられた外
方に突出する戻り止め30が、裏板に形成された対応する穴32に受け入れられ
、両側壁部相互と脊柱部とを整列させる。ねじ34、35等の好適なファスナー
が、側壁16、18と脊柱部20とを一緒に保持するために使用される。金属、
その他プラスチック類、木材等の好適な材料も使用できるが、側壁部16、18
の外板22、26が、それぞれ(ウェスチングハウス・エレクトリック・アンド
・マニュファクチャリング・カンパニー製)Micarta(商標)等の強化硬
質合成プラスチック材で製造されるのが好ましい。柄の構成材は、ブレードをそ
の開き位置でロックするときに作用する力に耐える充分な強度が必要であるから
、側壁部16、18の裏板24、28及び脊柱部20は、スチール又はチタンで
製造されるのが好ましい。
【0015】 側壁部16、18及び脊柱部20は、ブレードがその閉じ位置に移動したとき
ブレード14を受け入れるための受け入れ溝36(図4を参照)を規定する。な
おも図1−3を参照するに、ブレード14は、上部の切れない縁部又は脊部40
と、下部の鋭利な縁部42と、ブレードを柄12に枢動可能に取り付けるタング
部44とを有する細長い作動部38を含む。ブレードの作動部38は、ブレード
14がその開き位置にあるとき柄12から離れるように伸び、ブレードが開き位
置又は閉じ位置のいずれかにあるとき、タング部44が溝36内に位置するよう
に配置される。すなわち、タング部44は、常に柄12の裏板24と28との間
に位置する。
【0016】 さらに具体的には、作動部38は、周知の方法で構成され、下部の鋭利な縁部
42が柄12内に受け入れられるように、タング部44により柄に枢動可能に取
り付けられている。タング部44は、ブレード部38と一体に形成され、半円形
の周縁部46を有し、ブレード14を柄12に取り付けるため、円形の開口48
がタングに形成されている。タング部44の周縁部46の一端は、外方に伸びる
第1肩部50と合体している。周縁部46の他端は、内方に伸びる第2肩部52
と合体している。第1及び第2の肩部50、52は、それぞれの接合箇所でその
周縁部46にほぼ垂直であるが、図4のように、第2肩部52は、第1肩部50
よりも大きい曲率半径で周縁部46と合体していることが注目される。
【0017】 図3に示すように、硬質スチール製の環状シャフト54が、裏板22と28と
の間に、各側部に一個ずつの環状のシム56でブレード14を柄12に取り付け
ている。シャフト54は、ブレード14のタング部44に形成された開口48に
圧入され、シャフトが側壁16、18を横断する方向に伸びるブレードの枢軸を
形成するように、裏板22、28に形成された円形の開口57に回転可能に、か
つぴったりと嵌合されている。環状のシム56は、図3に示すように、シャフト
54の両端部の上に受け入れられている。シャフト54は、外板22、26を保
持し折り畳みナイフ10を組み立てたまま維持するねじファスナー34を噛み合
うように受け入れるべく加工されたねじ山付きの軸方向の貫通穴58を有する。
【0018】 図3〜5を参照するに、ブレード14をその開き位置でロックするための、一
般に60で示される滑動式ロック組立体がある。滑動式ロック組立体60は、柄
12の側壁部16、18の面と全体的に平行な面に沿って伸びる平面状の滑動式
胴体部材62を含む。胴体部材62には、図3に矢印65で示すように、柄12
の長さ方向と概して平行な軸線に沿って滑動可能に胴体部材62を移動させる柄
として有用な、外方に突出するラッチ作動アーム部材又はノブ64が取り付けら
れている。胴体部材62は、側壁部16の外板22と裏板24との間で、外板2
2の内方に面する側に形成された空洞(図示せず)に配置されている。胴体部6
2は、滑動式胴体部材62の移動を案内するため、裏板24に適するように取り
付けられたガイド部材68(例えば、小ねじ)を受け入れるように形成されたフ
ォ−ク又はスロット66を有する。ノブ64は、折り畳みナイフ10の使用者に
とって利用しやすいように、側壁16の外板22を貫通して形成された細長い開
口70を経て外方に伸びる。
【0019】 滑動式ロック組立体60は、さらに、胴体部材62に一端が(例えば、溶接さ
れて)取り付けられた円筒形のブレード止めピン72を含む。ピン72は、円筒
形の外面73と、胴体部材及び柄12を概して横断する方向に伸びる中心軸線と
を有する。折り畳みナイフ10を組み立てると、ピン72は、側壁部16、18
のそれぞれの裏板24、28に形成された、整列した細長い開口74を経て伸び
、ピン72の自由端は、側壁部材18の板26の内側の面に形成された大きい空
洞76の中へ伸びる。脊柱部20の内側に面する表面77は、図7aに見られる
ように、細長い開口74と整列もしくはほぼ整列することが好ましい。図4に示
すように、滑動式ロック組立体60のピン72は、ブレード14のタング部44
に隣接している。
【0020】 図6、7に注目すると、滑動式ロック組立体60は、矢印65で示すように、
円筒形の外面73が、ブレードをその開き位置でロックすべく、ブレード14の
タング部44と係合する図6の第1位置と、ブレードがその開き位置から閉じ位
置の方へ移動するのを許すべく、ピン72がタング部44から離れる図7に示す
第2位置との間で、柄12の長さ方向に平行なに移動可能である。さらに具体的
には、滑動式ロック組立体60が、ブレード14を開き位置でロックする第1位
置にあるとき、ピン72は、タング部44と、第1肩部50と、脊柱部20とで
規定された凹所に配置される。図7aで最もよくわかるように、全体的に平坦な
ロック面89は、タング44の周縁46の一部をなし、遷移部88と交わって、
好ましくは半円形を呈する。ロック面89は、周縁部46の半円形の部分で形成
された弦に沿って内方に伸びる。図6aに示す角度75は、タング44のロック
面89と細長い穴74を形成する上部の内面との間で規定される。角度75は、
7度から14度の間で、好ましくは10度であり、したがって、充分に小さいの
で、ピン72がスプリング78の力に勝る充分な力で、タング44のロック面部
89のカム動作によって、その第1位置から長手方向に離れるように駆り立てら
れない。ブレード14をその開き位置から移動させようとすると、ピン72がブ
レードのタング部44の周縁部46のロック面部89と係合し、タング部の枢動
を妨害するため、シャフト54によって規定される枢軸の周りのブレード14の
枢動を防止する。
【0021】 さらに、滑動式ロック組立体60のピン72は、ブレード14がその開き位置
へ移動されピンによってそこでロックされる回数が多ければ多い程、ピンはタン
グ部44の周縁部46と、(整列に応じて)脊柱部20の、裏板22、28に細
長い開口74を形成する、内面77との間にますます押し込まれることが観察さ
れる。
【0022】 滑動式ロック組立体60のピン72をその第1位置に偏倚させるように、スプ
リング78が備えられている。図5に示すように、スプリング78の一端部80
は、側壁部18の裏板28に備えられた戻り止め82(例えば、小ねじ)と係合
する。スプリング78の他端部84は、ピン72の自由端と係合する。 さらに具体的には、スプリング78の端部84を受け入れスプリングがピン72
との係合を維持するように、外周溝86が、ピン72の自由端部に形成されてい
る。スプリング78は、滑動式ロック組立体60をその第1位置に偏倚させる充
分な強さを持つとともに、延長されたブレード14から離れる方向にノブ64に
力を与えると、ロック組立体60がその第2位置へ容易に移動するに充分弾力的
な弾性材料で製造されることが好ましい。
【0023】 タング44の周縁部46は、ブレード14がその開き位置と閉じ位置との間で
移動する際に、ピン72が支えられて動くことができるカムを形成することが観
察されるべきである。さらに、図4を参照するに、ブレード14が閉じ位置にあ
るとき、ピン72はタング部44の周縁部46と第2肩部52との間に配置され
、ブレード14がその閉じ位置から離れるように動くとともに、第2肩部は滑動
式ロック組立体60を、ピン72も含めて、その第2位置へ移動させ、ブレード
14が開くのを可能にする。また、ブレード14のタング部44は、ブレードが
その閉じ位置でロックされ、手動で滑動式ロック組立体60をその第2位置まで
移動させるときだけ、移動が可能であるような形状にされることができる。
【0024】 ブレード14のタング部の別の重要な特徴は、ピン72が支えられて動くカム
を形成する周縁部46の形状が、ナイフ10のブレード14を開閉するときに「
補助」することである。さらに具体的には、図4及び5に示すように、ナイフ1
0のブレード14が閉じている間、ピン72は、周縁部と第2肩部52との接合
点の角を回るまで、周縁部46に沿って動くような配置がされている。第2肩部
との接合点で回った後、スプリング78がピン72を肩部52の方へ偏倚させて
ブレード14をその閉じ位置の方へ駆り立てるので、ピン72はブレード14が
閉じるのを実際に補助する。図6、6a、7、7aを考慮するに、ブレード14
を開くと、周縁部46の曲率における88の遷移部は、タング44の周縁部46
のブレード・ロック面部89が周縁部の円弧状部から内方へある角度で伸びるた
め、ブレードを開く際に補助するように、タング部44に作用する、スプリング
で偏倚されたピン72の利用をも可能にする。
【0025】 図8は、本発明の別の実施例のブレード90を示す。ブレード90は、上部の
縁部94を有するブレード部92を含む点で、ブレード14に似ている。しかし
、タング98もまた傾斜100を含む。傾斜100の目的は、ロック組立体60
がブレード90を閉じ位置から開くのを補助するのを許すことである。図4を参
照するに、ノブ64がロック組立体60の第2位置の方(矢印35の方向)へ移
動するとき、ピン72が傾斜100に対して突出し、カム動作によってナイフが
一部開く。これは、ナイフを一方の手で開くことができるようにするために望ま
しい。
【0026】 図9〜13を参照するに、本発明の全体的にU字形のチャンネル型の柄112
を含む選択的な実施例である複数ブレード付き工具110は、柄112の一端1
24でブレードの枢軸122に並べて取り付けられた複数の工具ブレード114
、116、118を備えた、曲げた板状の鋼鉄製であることが望ましい。ブレー
ド114、116、118の各々は、図9、10、11に示す小ねじブレード1
14のそれのような延長された開き位置と、図12に示す小ねじブレード114
のそれのような閉じ位置との間で個々に移動するように選択可能である。
【0027】 柄112は、外部のマージン144を有する、横断方向に伸びる脊部126と
、互いに平行に伸び脊部126に対して垂直である1対の平行な側壁部128、
130とを含み、広い溝132を形成する。ブレードの枢軸122は、両端13
4の各々をリベットで止めるか溶着することによって、側壁のそれぞれに形成さ
れた穴136にしっかりと、動かないように取り付けられている。ブレード11
4、116、118の各々は、図9に示す、柄112を超えて外方にのびる小ね
じブレード114の部分のような作動部138と、タング部140とを含む。各
工具ブレード114、116、118は、ブレード枢軸132の周りにぴったり
と嵌るが回転可能なタング140を含む。各タング140は、使用に適したブレ
ードの位置を確定するため、各工具ブレードが開き位置にあるとき、柄112の
端部124の脊部の外部マージン144に静止して支持される接合肩42をも含
む。
【0028】 前述のナイフ10の場合のように、1対の同様な細長い開口150が相互に整
列し、柄の側壁128、130を経て伸びている。この細長い開口150は、柄
112の脊部126付近に位置する平坦な表面151により、部分的に形成され
ている。長手方向軸線153を有するブレード止めピン152は、その対向する
両端を2つの側壁128、130の外側に隣接して配置され、細長い両開口15
0を経て柄112の横方向に伸びる。リベットの頭部、又はねじでピン152と
係合する小さい円盤状のキャップのようなそれぞれのリテーナー154、156
が、ブレード止めピン152のそれぞれの端部に配置され、両リテーナーは、工
具110を使用する人により、解放ボタンとして都合よく握られブレード止めピ
ン152を、矢印158で示すように側壁128、130を経て柄112及び細
長い開口150に対して長手方向に移動させる。ブレード止めピン152は、そ
の軸線153に平行な外面160を含む。単純化のため、外面160を含むブレ
ード止めピン152の中心部又は胴体部は円筒形であるが、ブレード止めピン1
52が細長い開口150にぴったりと、しかも滑動可能に嵌る限り、他の形状で
あってもよい。
【0029】 各ブレード114、116、118のタング140は、各工具ブレードがその
開き位置にあるとき細長い開口150の一部を形成する内面に対して小さい角度
164で方向付けられたロック面162を含む。折り畳みナイフ10の場合のよ
うに、角度164は7度から14度の間で、好ましくは10度である。ロック面
162は、全体的に平坦で、ブレード止めピン152の外面160がその開き位
置(図9)と閉じ位置(図12)との間で、小ねじ114等のブレードの動きの
間それに沿って滑動カムのように作用する凸状の円弧形周縁面166と合体して
いる。ブレード止めピン152は、図9及び10に第1位置で示され、その位置
でその外面160は、タング140のロック面162と係合するか非常に近接し
、タング140上に形成された肩部168に接近する。一方、ブレード止めピン
は、側壁128、130を経て細長い開口150の内面151に支持されている
【0030】 ロック面162からタング140の対向する側面は、ブレード114が閉じて
いるとき通常はブレード止めピン152の外面160に係合されている、閉じた
ブレードの保持面170がある。設計または製造の許容事項として、開いたブレ
ード又は閉じたブレードのうちいずれかの外面160とロック面162又は保持
面170との間には、非常に小さい隙間があり、僅かな動きを許す。各ブレード
114、116、118は、側壁128と130との間に形成された溝132内
でブレードの適切な閉じ位置を確定するため、柄の脊部126の内面に静止する
ように、ストップ142に対向してタング140に配置された肩部171をも含
む。
【0031】 2つのスプリング172が、柄112の各側面に1個ずつ取り付けられ、ブレ
ード止めピン152をその第1位置に駆動し、しかも開き位置と閉じ位置との間
で工具ブレード114、116、118のうち選択された1つを動かしたいとき
、工具の使用者がブレード止めピンを引っ込めることを許す。各スプリング17
2は、その両端のそれぞれにループ174を有し、全体的に牛尾形である。各ス
プリング172は、それぞれのループ174を経て側壁内に伸びるねじ又はリベ
ット等のファスナー176で、柄の各側壁128又は130に取り付けられ、ま
た各スプリング172の両端部のループ174は、リテーナー154又は156
と柄112の各側壁との間のそれぞれの端部付近でブレード止めピン152の周
りに伸びている。
【0032】 柄112の対向する端部178で、ペンチ1丁のタング又は柄のスタッブ18
0が、ブレード114、116、118の場合のように、柄112に取り付けら
れている。柄のスタッブ180は、タング140と同じ輪郭を有するため、図9
に示すように、ペンチの使用には、柄112に対して伸ばされた又は開いた位置
で同様にロックすることができる。ペンチの顎を取り囲むように互いの方へ柄を
折り畳むことができるように、又は、ペンチ使用のため柄がロック機構によって
各ペンチの顎の開き位置に伸ばされ保持されるように、第2の柄(図示せず)を
他のペンチの顎のタングに同様に取り付けてもよい。
【0033】 図14〜17に示す折り畳みナイフ182は、本発明のさらなる実施例で、細
長い柄184を含む。柄184は、好ましくは鋼鉄又はチタン製の、互いに似た
1対の裏板186を含み、それぞれの裏板は外側188を有する。金属又は適し
たプラスチック製の脊柱部190は、裏板186の間に、ブレード194を受け
入れる溝192を形成する空間をおいて配置される。ブレード194は、好まし
くは各裏板186に形成された穴197に嵌合しブレード194の中心穴199
を経て回転可能に伸びる平坦な側面を有する管状のボルト型の枢軸196により
、柄184の一端195に枢動可能に接続される。ブレード194は、切れない
脊部200と鋭い縁部202とを有する作動部198を含む。ブレード194は
また、タング204と、脊部200がタング204と相互接続する接合肩部20
6とを有する。
【0034】 ストップ・ピン208が、裏板186の間を横方向に伸びて、柄の同じ端部1
95で裏板186に形成された穴にきつく嵌るように裏板としっかり接続され、
接合肩部206は、ブレード194が使用のためその開いて伸びる位置にあると
き、ストップ・ピン208に快適に静止している。
【0035】 タング204は、上記のナイフ10のタング部44のロック面89と概して同
じ位置にある全体的に平坦な横方向のロック面210を含む。タング204はま
た、タング44に関して上に記載されたようにカム面として作動することができ
る円弧状の周縁部212を含む。また、鋭い縁部202により近い作動部198
の側に、弧状の周縁部212に接続してそこから内方に向かう肩部214がある
【0036】 ナイフ10の細長い開口74に対応する1対の細長い開口216が、裏板18
6に形成され、互いに対向して位置している。止めピン218が、細長い穴21
6の両方を経て伸び、細長い柄184に対して横方向に伸びている。止めピン2
18は、外面221を有する止めピン218の全体的に円筒形の胴体部と一体に
形成されることによって、又は適したねじ等により止めピン218の体部と係合
されることによって、リテーナー220の両端をしっかりと適所に固定する。
【0037】 各リテーナー220は、基部表面222が好ましくは外側面188から0.0
03乃至0.008インチの距離で隔てられた状態で、それぞれの基部表面が裏
板186の各一方の外側面188に向かって内方に面している。リテーナー22
0は、例えば、止めピン218を裏板186の外側面188にほぼ垂直に向けて
おくために、約0.06インチの距離223だけ本体を中心に半径方向外方に伸
びている。リテーナー220は、ナイフ使用者の親指と人差し指がしっかりと容
易に当てられる把持面224を含むような形状にされることが好ましい。
【0038】 リテーナー220の各々は、環状の溝226を含む。1対のスプリング228
、229が、相互に鏡像のように対向し、全体的に馬蹄形で、それぞれが横方向
内方に向く端部230又は231と、小さい端ループ部232とを有する。それ
ぞれの横方向端部230、231は、裏板186のそれぞれのスプリング受け入
れ穴234にに嵌合され、また端ループ232はリテーナー220の周りに嵌合
して溝226に受け入れられる。適所にあるときは、スプリング228は止めピ
ン218を柄184の端部の方へ駆動するように、したがって、タング204の
ロック面210に対して止めピン218の第1又はロックする位置の方へ、スプ
リング172が上記のタング140のロック面166に関してブレード止めピン
152をその第1位置、又はロック位置の方へ駆動するのと同じ方法で内方に曲
げられる。
【0039】 金属または木材、プラスチック等のデコラ材製の1対の外板236、238が
、ねじ240、242等のファスナーで柄184の後端部によって、裏板186
の外側188に沿って適所に保持されている。外板236、238は、柄の第1
端部195で裏板186に対して密接に外板236、238を保持する枢軸19
6の頭部243によっても係合され、かつ、ブレード194が裏板186の間の
溝192でゆるむのを防ぐためタング204の側面に裏板186を押しつけるに
充分な張力を備えるように調整される。裏板186をるさら穴の肩部239を含
む。
【0040】 外板236、23は、鏡像のように相対し、両外板は、これもまた鏡像のよう
に相対するそれぞれのスプリングの空洞244を形成する。スプリングの空洞2
44は、止めピン218が動くときに、スプリングが裏板186に対して曲がっ
て動くための空隙を備える。
【0041】 アクセス用開口246が、リテーナー220を取り巻くように外板236、2
38のそれぞれを経て形成され、リテーナー220はしたがってこの開口246
内に円錐形に形成される。アクセス用開口246は、細長い開口216において
止めピン218に利用できる動作の範囲を提供するに充分大きいため、止めピン
218は親指と人差し指で把持面224を把持することにより、スプリング22
8の力に抗して動く事ができ、止めピン218をその第1位置から離れるように
移動させ、ブレード194のその開き位置から閉じ位置までの移動を許す。
【0042】 ブレード194が、接合肩部を図15に示すストップ・ピン208に静止させ
た状態でその開き位置にあるとき、ロック面210と、止めピン218の外面2
21がロック面210の上に静止する際に止めピン218が静止する細長い穴2
16の内面の内面249との間に好ましくは約10度の角度248がある。この
ようにして、止めピン218は狭いV字形の空間内にスプリング228によって
駆動され、接合肩部206をストップ・ピン208に対して快適に駆動すべく、
枢軸196の周りにブレード194を回転するように駆動する。角度248は、
開き位置にあるブレードの脊部200に対する圧力が、カムの動作でロック面2
10と内面249との間の係合から止めピン218を移動させることができない
程度に充分小さいので、止めピン218はブレード194をその開き位置にしっ
かりと保持する。
【0043】 図でわかるように、ブレード194が閉じ位置にあるとき、スプリング228
は止めピン218を肩部214に対して駆動する。ブレード194がその完全に
閉じた位置からわずかに動かされると、ブレード194の肩214は止めピン2
18の外面221に押しつけられ、ピンをその第1位置から離れるように移動さ
せる。ブレード194が矢印250で示す同じ方向にさらに移動すると、止めピ
ン218は円弧状の周縁部212又はタング204のカム面に接触し、それはブ
レード194がその完全に開いた位置に接近するまで続き、完全に開いたとき、
ブレード194をその開き位置にロックするように、スプリング228は止めピ
ン218をロック面210の上に駆動する。
【0044】 明細書の前項に使用された用語及び表現は、説明のためであって、制限のため
ではなく、そのような用語及び表現の使用には、示された特徴またはその部分の
等価物を排除する意図はなく、本発明の範囲は請求項によってのみ規定され、限
定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ナイフのブレードがナイフの柄の内部に受け入れられる閉じ位置にある状態を
示す、本発明を実施した折り畳みナイフの斜視図。
【図2】 ナイフのブレードが開き操作位置にある状態を示す図1に示すナイフの斜視図
【図3】 図2に示すナイフの分解斜視図。
【図4】 図1−3に示すナイフの一方の側面から見た部分切断立面図。
【図5】 図1−4に示すナイフの他方の側面から見た部分切断立面図。
【図6】 ブレードが開き位置にある状態を示す、図4における同じ側面からのナイフの
部分切断立面図。
【図6a】 図6に示すナイフの拡大部分切断立面図。
【図7】 ナイフのブレードが閉じ位置の方へ移動した状態の、図6と同様なナイフの部
分切断立面図。
【図7a】 図7に示すナイフのロック機構の拡大詳細図。
【図8】 本発明の他の実施例であるナイフに合体するブレードの側面図。
【図9】 本発明の実施態様であるブレード・ロックを合体した多目的工具の柄、ペンチ
の顎、及びブレードの斜視図。
【図10】 図9に示すブレード枢軸及び工具のロック機構の部分拡大斜視図。
【図11】 図9及び10に示す柄の一部と、ブレードとロック機構の部分切断立面図。
【図12】 ブレードが閉じ位置にあるときの図9、10、11に示す柄の一部、ブレード
、及びロック機構の部分切断立面図。
【図13】 数枚の工具ブレードと、図9、10、11、12に示すロック機構と共に、図
9に示す工具の柄の開放、正面及び側面から見た平面図。
【図14】 本発明の他の実施例である折り畳みナイフの分解斜視図。
【図15】 ブレードが開き位置でロックされた図14に示すナイフの部分切断側面図。
【図16】 ブレードが開き位置でロックされた図14の折り畳みナイフの部分切断拡大側
面図。
【図17】 ナイフのブレードが閉じ位置からごくわずかに外方に位置する、図16と同様
な図。
【符号の説明】
10 折り畳みナイフ 12 柄 14 ブレード 16、18 側壁部 20 脊柱部 22、26 外板 24、28 裏板 30 戻り止め 34、35 ねじ 36 溝 38 作動部 40 脊部 42 鋭い縁部 44 タング部 50、52 肩部 54 シャフト 56 シム 57、74 開口 60 滑動式ロック組立体 72 ピン
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月2日(2001.3.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ロック付き折り畳みナイフ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、一般に折り畳み工具に関し、特に、開き位置でロックをすること
ができるブレード又は工具を含む折り畳み工具に関する。
【0002】
【従来の技術】 多くの目的に適する折り畳みナイフ及び工具は、この技術分野においてよく知
られている。例えば、ドールズの米国特許第1,030,058号、シーリーの
第1,189,005号、シュレードの第2,188,762号、ミオーリの第
3,868,774号、ピールマンの第4,233,737号、ソービー他の第
4,240,201号、コーダーの第4,274,200号、コリンズの第4,
451,982号、ピットマンの第4,502,221号、リッカードの第4,
670,984号、エルスナーの第4,837,932号、ウォーカーの第4,
896,424号、ニーリーの第5,060,379号、ロジャーズの第5,4
25,175号、ミラーの第5,461,786号は、利用できる先行技術の代
表的なものである。
【0003】 前記特許のいくつかに開示されているように、開き位置で工具のブレードをロ
ックする機構には様々なものがある。例えば、ソービー他、ミラー及びシーリー
の特許はそれぞれ、「ロック・バック」機構の変形を開示している。この構造は
、ブレードを開き位置でロックするために、ナイフの脊柱部に位置する突起に係
合されたブレードのタングに切欠きを形成することを必要とする。この種の機構
の欠点は、過度な摩耗がロック機構の故障の原因となり、そのためにナイフの使
用が安全でなくなることである。
【0004】 ニーリー及びコリンズの特許はそれぞれ、別種のロック機構を開示している。
これらの特許に開示されるように、ブレードは、その開き位置から回転するのを
阻止するようにある部材によって係合されるタングを有する。例えば、コリンズ
の特許では、ブレードをその開き位置でロックするように、滑動可能なボルトが
タングの方へ偏倚されている。コリンズのナイフ構造の欠陥は、ボルトがブレー
ドと概して平行であり、機構が強度を柄の脊柱部に依存していることである。ニ
ーリーのナイフは、コリンズのものと同様な欠点を持ち、ナイフの正常な切断動
作中にブレードを軸線方向に柄から放れるように引くことにより、ブレードのロ
ックがうっかり外れるかも知れないという可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 そこで、必要とされるのは、折り畳み工具のブレードを開き又は延長された位
置に保持し、しかも手頃な価格で製造できる、これまで入手可能であったものよ
り強いロック機構である。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明は、細長い溝を形成する細長い柄と、1端で前記柄に枢動可能に取り付
けられた少なくとも1個のナイフ又は他の工具のブレード又は他の工具構成要素
とを含む折り畳み工具を提供することにより、先行技術の上記欠陥を克服する。
各工具ブレード又は構成要素は、それが柄の溝内に受け入れられる閉じ位置と、
前記ブレード又は要素が柄から隔たるように伸びて露出される開き位置との間で
移動可能である。各工具ブレードは、その開き位置にあるとき柄から隔たるよう
に伸びる作動部と、前記ブレードがその開き位置にあるとき柄の溝内に位置する
ロック面を含むタング部とを有する。ブレード止めピンは、概して柄とブレード
の長さ方向を横断する方向に伸び、その両端部を、柄の両側に形成され相互に対
向して整列した細長い開口の中に配置している。前記ブレード止めピンは、その
止めピンがブレードをその開き位置にロックすべくブレードのタング部のロック
面及び細長い開口の内面とに係合する第1位置と、ブレードがその開き位置から
移動するのを許すべく、ピンがタングのロック面部から離れる第2位置との間で
、細長い開口に沿って柄に関して可動である。ブレード止めピンは、その第1位
置の方へ偏倚しているが、第1位置から第2位置へ手動で移動できる。
【0007】 本発明の一実施例においては、ロック組立体は、止めピンをその第1位置から
第2位置へ手動で移動させるように備えられている。
【0008】 本発明の一実施例においては、ブレード止めピンは、柄の一方の側壁内に形成
された空洞に収容されたスプリングによって、第1位置の方へ偏倚されている。
【0009】 本発明の一実施例においては、柄の脊柱部は、ブレード止めピンの両端部が位
置する細長い開口に隣接して位置し、ブレード止めピンの外面のそれぞれの部分
は、工具ブレードのタングのロック面と脊柱部の表面に静止している。
【0010】 本発明の一実施例においては、柄の一端に担持された複数のブレード又は構成
要素のうちの選択された1つをそのようにロックすることを提案する。
【0011】 本発明の上記及び他の目的、特徴、利点は、添付の図面を参照して、下記の発
明の詳細な説明を考慮することにより、さらに容易に理解されるであろう。
【0012】
【発明の実施の形態】 図面、特に図1及び2を参照するに、折り畳みナイフ10は、本発明を実施す
るブレード・ロック機構を含む。折り畳みナイフ10は、細長い柄12と、両端
部の一方を柄に枢動可能に取り付けたブレード14とを含む。図1は、ブレード
14が柄12内に受け入れられる閉じ位置にある状態の折り畳みナイフ10を示
す。図2は、ブレード14が開き位置又は使用位置にある状態の折り畳みナイフ
10を示す。本発明の折り畳みナイフ10のブレード14は、開き位置でしっか
りとロックされ閉じ位置への不用意なブレードの移動を防止することができ、こ
の機能のためナイフをより安全に使用することができる。
【0013】 図1−3を参照するに、折り畳みナイフ10の柄12は、全体として16、1
8として表示される一対の平行な対向する側壁と、前記側壁部の間でそれらの上
部の長い縁部に沿って位置する脊柱部20とを含む数個の構成要素を含む。図3
に示すように、側壁部16は、外板22と、その外板22と並んで内方に配置さ
れた内部の裏板24とを有する。同様に、他方の側壁部18は、外板26と、そ
の外板26と並んで内方に配置された内部の裏板28とを有する。
【0014】 柄12を組み立てると、脊柱部20は、各側壁部16、18の裏板24、28
の間に配置され、側壁部の上縁マージンに沿って伸びる。脊柱部に設けられた外
方に突出する戻り止め30が、裏板に形成された対応する穴32に受け入れられ
、両側壁部相互と脊柱部とを整列させる。ねじ34、35等の好適なファスナー
が、側壁16、18と脊柱部20とを一緒に保持するために使用される。金属、
その他プラスチック類、木材等の好適な材料も使用できるが、側壁部16、18
の外板22、26が、それぞれ(ウェスチングハウス・エレクトリック・アンド
・マニュファクチャリング・カンパニー製)Micarta(商標)等の強化硬
質合成プラスチック材で製造されるのが好ましい。柄の構成材は、ブレードをそ
の開き位置でロックするときに作用する力に耐える充分な強度が必要であるから
、側壁部16、18の裏板24、28及び脊柱部20は、スチール又はチタンで
製造されるのが好ましい。
【0015】 側壁部16、18及び脊柱部20は、ブレードがその閉じ位置に移動したとき
ブレード14を受け入れるための受け入れ溝36(図4を参照)を規定する。な
おも図1−3を参照するに、ブレード14は、上部の切れない縁部又は脊部40
と、下部の鋭利な縁部42と、ブレードを柄12に枢動可能に取り付けるタング
部44とを有する細長い作動部38を含む。ブレードの作動部38は、ブレード
14がその開き位置にあるとき柄12から離れるように伸び、ブレードが開き位
置又は閉じ位置のいずれかにあるとき、タング部44が溝36内に位置するよう
に配置される。すなわち、タング部44は、常に柄12の裏板24と28との間
に位置する。
【0016】 さらに具体的には、作動部38は、周知の方法で構成され、下部の鋭利な縁部
42が柄12内に受け入れられるように、タング部44により柄に枢動可能に取
り付けられている。タング部44は、ブレード部38と一体に形成され、半円形
の周縁部46を有し、ブレード14を柄12に取り付けるため、円形の開口48
がタングに形成されている。タング部44の周縁部46の一端は、外方に伸びる
第1肩部50と合体している。周縁部46の他端は、内方に伸びる第2肩部52
と合体している。第1及び第2の肩部50、52は、それぞれの接合箇所でその
周縁部46にほぼ垂直であるが、図4のように、第2肩部52は、第1肩部50
よりも大きい曲率半径で周縁部46と合体していることが注目される。
【0017】 図3に示すように、硬質スチール製の環状シャフト54が、裏板22と28と
の間に、各側部に一個ずつの環状のシム56でブレード14を柄12に取り付け
ている。シャフト54は、ブレード14のタング部44に形成された開口48に
圧入され、シャフトが側壁16、18を横断する方向に伸びるブレードの枢軸を
形成するように、裏板22、28に形成された円形の開口57に回転可能に、か
つぴったりと嵌合されている。環状のシム56は、図3に示すように、シャフト
54の両端部の上に受け入れられている。シャフト54は、外板22、26を保
持し折り畳みナイフ10を組み立てたまま維持するねじファスナー34を噛み合
うように受け入れるべく加工されたねじ山付きの軸方向の貫通穴58を有する。
【0018】 図3〜5を参照するに、ブレード14をその開き位置でロックするための、一
般に60で示される滑動式ロック組立体がある。滑動式ロック組立体60は、柄
12の側壁部16、18の面と全体的に平行な面に沿って伸びる平面状の滑動式
胴本体部材62を含む。胴本体部材62には、図3に矢印65で示すように、柄
12の長さ方向と概して平行な軸線に沿って滑動可能に胴本体部材62を移動さ
せる柄として有用な、外方に突出するラッチ作動アーム部材又はノブ64が取り
付けられている。胴本体部材62は、側壁部16の外板22と裏板24との間で
、外板22の内方に面する側に形成された空洞(図示せず)に配置されている。
胴本体部62は、滑動式胴本体部材62の移動を案内するため、裏板24に適す
るように取り付けられたガイド部材68(例えば、小ねじ)を受け入れるように
形成されたフォ−ク又はスロット66を有する。ノブ64は、折り畳みナイフ1
0の使用者にとって利用しやすいように、側壁16の外板22を貫通して形成さ
れた細長い開口70を経て外方に伸びる。
【0019】 滑動式ロック組立体60は、さらに、胴本体部材62に一端が(例えば、溶接
されて)取り付けられた円筒形のブレード止めピン72を含む。ピン72は、円
筒形の外面73と、胴本体部材及び柄12を概して横断する方向に伸びる中心軸
線とを有する。折り畳みナイフ10を組み立てると、ピン72は、側壁部16、
18のそれぞれの裏板24、28に形成された、整列した細長い開口74を経て
伸び、ピン72の自由端は、側壁部材18の板26の内側の面に形成された大き
い空洞76の中へ伸びる。脊柱部20の内側に面する表面77は、図7aに見ら
れるように、細長い開口74と整列もしくはほぼ整列することが好ましい。図4
に示すように、滑動式ロック組立体60のピン72は、ブレード14のタング部
44に隣接している。
【0020】 図6、7に注目すると、滑動式ロック組立体60は、矢印65で示すように、
円筒形の外面73が、ブレードをその開き位置でロックすべく、ブレード14の
タング部44と係合する図6の第1位置と、ブレードがその開き位置から閉じ位
置の方へ移動するのを許すべく、ピン72がタング部44から離れる図7に示す
第2位置との間で、柄12の長さ方向に平行なに移動可能である。さらに具体的
には、滑動式ロック組立体60が、ブレード14を開き位置でロックする第1位
置にあるとき、ピン72は、タング部44と、第1肩部50と、脊柱部20とで
規定された凹所に配置される。図7aで最もよくわかるように、全体的に平坦な
ロック面89は、タング44の周縁46の一部をなし、遷移部88と交わって、
好ましくは半円形を呈する。ロック面89は、周縁部46の半円形の部分で形成
された弦に沿って内方に伸びる。図6aに示す角度75は、タング44のロック
面89と細長い穴74を形成する上部の内面との間で規定される。角度75は、
7度から14度の間で、好ましくは10度であり、したがって、充分に小さいの
で、ピン72がスプリング78の力に勝る充分な力で、タング44のロック面部
89のカム動作によって、その第1位置から長手方向に離れるように駆り立てら
れない。ブレード14をその開き位置から移動させようとすると、ピン72がブ
レードのタング部44の周縁部46のロック面部89と係合し、タング部の枢動
を妨害するため、シャフト54によって規定される枢軸の周りのブレード14の
枢動を防止する。
【0021】 さらに、滑動式ロック組立体60のピン72は、ブレード14がその開き位置
へ移動されピンによってそこでロックされる回数が多ければ多い程、ピンはタン
グ部44の周縁部46と、(整列に応じて)脊柱部20の、裏板22、28に細
長い開口74を形成する、内面77との間にますます押し込まれることが観察さ
れる。
【0022】 滑動式ロック組立体60のピン72をその第1位置に偏倚させるように、スプ
リング78が備えられている。図5に示すように、スプリング78の一端部80
は、側壁部18の裏板28に備えられた戻り止め82(例えば、小ねじ)と係合
する。スプリング78の他端部84は、ピン72の自由端と係合する。 さらに具体的には、スプリング78の端部84を受け入れスプリングがピン72
との係合を維持するように、外周溝86が、ピン72の自由端部に形成されてい
る。スプリング78は、滑動式ロック組立体60をその第1位置に偏倚させる充
分な強さを持つとともに、延長されたブレード14から離れる方向にノブ64に
力を与えると、ロック組立体60がその第2位置へ容易に移動するに充分弾力的
な弾性材料で製造されることが好ましい。
【0023】 タング44の周縁部46は、ブレード14がその開き位置と閉じ位置との間で
移動する際に、ピン72が支えられて動くことができるカムを形成することが観
察されるべきである。さらに、図4を参照するに、ブレード14が閉じ位置にあ
るとき、ピン72はタング部44の周縁部46と第2肩部52との間に配置され
、ブレード14がその閉じ位置から離れるように動くとともに、第2肩部は滑動
式ロック組立体60を、ピン72も含めて、その第2位置へ移動させ、ブレード
14が開くのを可能にする。また、ブレード14のタング部44は、ブレードが
その閉じ位置でロックされ、手動で滑動式ロック組立体60をその第2位置まで
移動させるときだけ、移動が可能であるような形状にされることができる。
【0024】 ブレード14のタング部の別の重要な特徴は、ピン72が支えられて動くカム
を形成する周縁部46の形状が、ナイフ10のブレード14を開閉するときに「
補助」することである。さらに具体的には、図4及び5に示すように、ナイフ1
0のブレード14が閉じている間、ピン72は、周縁部と第2肩部52との接合
点の角を回るまで、周縁部46に沿って動くような配置がされている。第2肩部
との接合点で回った後、スプリング78がピン72を肩部52の方へ偏倚させて
ブレード14をその閉じ位置の方へ駆り立てるので、ピン72はブレード14が
閉じるのを実際に補助する。図6、6a、7、7aを考慮するに、ブレード14
を開くと、周縁部46の曲率における88の遷移部は、タング44の周縁部46
のブレード・ロック面部89が周縁部の円弧状部から内方へある角度で伸びるた
め、ブレードを開く際に補助するように、タング部44に作用する、スプリング
で偏倚されたピン72の利用をも可能にする。
【0025】 図8は、本発明の別の実施例のブレード90を示す。ブレード90は、上部の
縁部94を有するブレード部92を含む点で、ブレード14に似ている。しかし
、タング98もまた傾斜100を含む。傾斜100の目的は、ロック組立体60
がブレード90を閉じ位置から開くのを補助するのを許すことである。図4を参
照するに、ノブ64がロック組立体60の第2位置の方(矢印35の方向)へ移
動するとき、ピン72が傾斜100に対して突出し、カム動作によってナイフが
一部開く。これは、ナイフを一方の手で開くことができるようにするために望ま
しい。
【0026】 図9〜13を参照するに、本発明の全体的にU字形のチャンネル型の柄112
を含む選択的な実施例である複数ブレード付き工具110は、柄112の一端1
24でブレードの枢軸122に並べて取り付けられた複数の工具ブレード114
、116、118を備えた、曲げた板状の鋼鉄製であることが望ましい。ブレー
ド114、116、118の各々は、図9、10、11に示す小ねじブレード1
14のそれのような延長された開き位置と、図12に示す小ねじブレード114
のそれのような閉じ位置との間で個々に移動するように選択可能である。
【0027】 柄112は、外部のマージン144を有する、横断方向に伸びる脊部126と
、互いに平行に伸び脊部126に対して垂直である1対の平行な側壁部128、
130とを含み、広い溝132を形成する。ブレードの枢軸122は、両端13
4の各々をリベットで止めるか溶着することによって、側壁のそれぞれに形成さ
れた穴136にしっかりと、動かないように取り付けられている。ブレード11
4、116、118の各々は、図9に示す、柄112を超えて外方にのびる小ね
じブレード114の部分のような作動部138と、タング部140とを含む。各
工具ブレード114、116、118は、ブレード枢軸132の周りにぴったり
と嵌るが回転可能なタング140を含む。各タング140は、使用に適したブレ
ードの位置を確定するため、各工具ブレードが開き位置にあるとき、柄112の
端部124の脊部の外部マージン144に静止して支持される接合肩42をも含
む。
【0028】 前述のナイフ10の場合のように、1対の同様な細長い開口150が相互に整
列し、柄の側壁128、130を経て伸びている。この細長い開口150は、柄
112の脊部126付近に位置する平坦な表面151により、部分的に形成され
ている。長手方向軸線153を有するブレード止めピン152は、その対向する
両端を2つの側壁128、130の外側に隣接して配置され、細長い両開口15
0を経て柄112の横方向に伸びる。リベットの頭部、又はねじでピン152と
係合する小さい円盤状のキャップのようなそれぞれのリテーナー154、156
が、ブレード止めピン152のそれぞれの端部に配置され、両リテーナーは、工
具110を使用する人により、解放ボタンとして都合よく握られブレード止めピ
ン152を、矢印158で示すように側壁128、130を経て柄112及び細
長い開口150に対して長手方向に移動させる。ブレード止めピン152は、そ
の軸線153に平行な外面160を含む。単純化のため、外面160を含むブレ
ード止めピン152の中心部又は胴本体部は円筒形であるが、ブレード止めピン
152が細長い開口150にぴったりと、しかも滑動可能に嵌る限り、他の形状
であってもよい。
【0029】 各ブレード114、116、118のタング140は、各工具ブレードがその
開き位置にあるとき細長い開口150の一部を形成する内面に対して小さい角度
164で方向付けられたロック面162を含む。折り畳みナイフ10の場合のよ
うに、角度164は7度から14度の間で、好ましくは10度である。ロック面
162は、全体的に平坦で、ブレード止めピン152の外面160がその開き位
置(図9)と閉じ位置(図12)との間で、小ねじ114等のブレードの動きの
間それに沿って滑動カムのように作用する凸状の円弧形周縁面166と合体して
いる。ブレード止めピン152は、図9及び10に第1位置で示され、その位置
でその外面160は、タング140のロック面162と係合するか非常に近接し
、タング140上に形成された肩部168に接近する。一方、ブレード止めピン
は、側壁128、130を経て細長い開口150の内面151に支持されている
【0030】 ロック面162からタング140の対向する側面は、ブレード114が閉じて
いるとき通常はブレード止めピン152の外面160に係合されている、閉じた
ブレードの保持面170がある。設計または製造の許容事項として、開いたブレ
ード又は閉じたブレードのうちいずれかの外面160とロック面162又は保持
面170との間には、非常に小さい隙間があり、僅かな動きを許す。各ブレード
114、116、118は、側壁128と130との間に形成された溝132内
でブレードの適切な閉じ位置を確定するため、柄の脊部126の内面に静止する
ように、ストップ142に対向してタング140に配置された肩部171をも含
む。
【0031】 2つのスプリング172が、柄112の各側面に1個ずつ取り付けられ、ブレ
ード止めピン152をその第1位置に駆動し、しかも開き位置と閉じ位置との間
で工具ブレード114、116、118のうち選択された1つを動かしたいとき
、工具の使用者がブレード止めピンを引っ込めることを許す。各スプリング17
2は、その両端のそれぞれにループ174を有し、全体的に牛尾形である。各ス
プリング172は、それぞれのループ174を経て側壁内に伸びるねじ又はリベ
ット等のファスナー176で、柄の各側壁128又は130に取り付けられ、ま
た各スプリング172の両端部のループ174は、リテーナー154又は156
と柄112の各側壁との間のそれぞれの端部付近でブレード止めピン152の周
りに伸びている。
【0032】 柄112の対向する端部178で、ペンチ1丁のタング又は柄のスタッブ18
0が、ブレード114、116、118の場合のように、柄112に取り付けら
れている。柄のスタッブ180は、タング140と同じ輪郭を有するため、図9
に示すように、ペンチの使用には、柄112に対して伸ばされた又は開いた位置
で同様にロックすることができる。ペンチの顎を取り囲むように互いの方へ柄を
折り畳むことができるように、又は、ペンチ使用のため柄がロック機構によって
各ペンチの顎の開き位置に伸ばされ保持されるように、第2の柄(図示せず)を
他のペンチの顎のタングに同様に取り付けてもよい。
【0033】 図14〜17に示す折り畳みナイフ182は、本発明のさらなる実施例で、細
長い柄184を含む。柄184は、好ましくは鋼鉄又はチタン製の、互いに似た
1対の裏板186を含み、それぞれの裏板は外側188を有する。金属又は適し
たプラスチック製の脊柱部190は、裏板186の間に、ブレード194を受け
入れる溝192を形成する空間をおいて配置される。ブレード194は、好まし
くは各裏板186に形成された穴197に嵌合しブレード194の中心穴199
を経て回転可能に伸びる平坦な側面を有する管状のボルト型の枢軸196により
、柄184の一端195に枢動可能に連結される。ブレード194は、切れない
脊部200と鋭い縁部202とを有する作動部198を含む。ブレード194は
また、タング204と、脊部200がタング204と相互連結する接合肩部20
6とを有する。
【0034】 ストップ・ピン208が、裏板186の間を横方向に伸びて、柄の同じ端部1
95で裏板186に形成された穴にきつく嵌るように裏板としっかり連結され、
接合肩部206は、ブレード194が使用のためその開いて伸びる位置にあると
き、ストップ・ピン208に快適に静止している。
【0035】 タング204は、上記のナイフ10のタング部44のロック面89と概して同
じ位置にある全体的に平坦な横方向のロック面210を含む。タング204はま
た、タング44に関して上に記載されたようにカム面として作動することができ
る円弧状の周縁部212を含む。また、鋭い縁部202により近い作動部198
の側に、弧状の周縁部212に連結してそこから内方に向かう肩部214がある
【0036】 ナイフ10の細長い開口74に対応する1対の細長い開口216が、裏板18
6に形成され、互いに対向して位置している。止めピン218が、細長い穴21
6の両方を経て伸び、細長い柄184に対して横方向に伸びている。止めピン2
18は、外面221を有する止めピン218の全体的に円筒形の胴本体部と一体
に形成されることによって、又は適したねじ等により止めピン218の本体部と
係合されることによって、リテーナー220の両端をしっかりと適所に固定する
【0037】 各リテーナー220は、基部表面222が好ましくは外側面188から0.0
03乃至0.008インチの距離で隔てられた状態で、それぞれの基部表面が裏
板186の各一方の外側面188に向かって内方に面している。リテーナー22
0は、例えば、止めピン218を裏板186の外側面188にほぼ垂直に向けて
おくために、約0.06インチの距離223だけ本体を中心に半径方向外方に伸
びている。リテーナー220は、ナイフ使用者の親指と人差し指がしっかりと容
易に当てられる把持面224を含むような形状にされることが好ましい。
【0038】 リテーナー220の各々は、環状の溝226を含む。1対のスプリング228
、229が、相互に鏡像のように対向し、全体的に馬蹄形で、それぞれが横方向
内方に向く端部230又は231と、小さい端ループ部232とを有する。それ
ぞれの横方向端部230、231は、裏板186のそれぞれのスプリング受け入
れ穴234にに嵌合され、また端ループ232はリテーナー220の周りに嵌合
して溝226に受け入れられる。適所にあるときは、スプリング228は止めピ
ン218を柄184の端部の方へ駆動するように、したがって、タング204の
ロック面210に対して止めピン218の第1又はロックする位置の方へ、スプ
リング172が上記のタング140のロック面166に関してブレード止めピン
152をその第1位置、又はロック位置の方へ駆動するのと同じ方法で内方に曲
げられる。
【0039】 金属または木材、プラスチック等のデコラ材製の1対の外板236、238が
、ねじ240、242等のファスナーで柄184の後端部によって、裏板186
の外側188に沿って適所に保持されている。外板236、238は、柄の第1
端部195で裏板186に対して密接に外板236、238を保持する枢軸19
6の頭部243によっても係合され、かつ、ブレード194が裏板186の間の
溝192でゆるむのを防ぐためタング204の側面に裏板186を押しつけるに
充分な張力を備えるように調整される。裏板186をるさら穴の肩部239を含
む。
【0040】 外板236、23は、鏡像のように相対し、両外板は、これもまた鏡像のよう
に相対するそれぞれのスプリングの空洞244を形成する。スプリングの空洞2
44は、止めピン218が動くときに、スプリングが裏板186に対して曲がっ
て動くための空隙を備える。
【0041】 アクセス用開口246が、リテーナー220を取り巻くように外板236、2
38のそれぞれを経て形成され、リテーナー220はしたがってこの開口246
内に円錐形に形成される。アクセス用開口246は、細長い開口216において
止めピン218に利用できる動作の範囲を提供するに充分大きいため、止めピン
218は親指と人差し指で把持面224を把持することにより、スプリング22
8の力に抗して動く事ができ、止めピン218をその第1位置から離れるように
移動させ、ブレード194のその開き位置から閉じ位置までの移動を許す。
【0042】 ブレード194が、接合肩部を図15に示すストップ・ピン208に静止させ
た状態でその開き位置にあるとき、ロック面210と、止めピン218の外面2
21がロック面210の上に静止する際に止めピン218が静止する細長い穴2
16の内面の内面249との間に好ましくは約10度の角度248がある。この
ようにして、止めピン218は狭いV字形の空間内にスプリング228によって
駆動され、接合肩部206をストップ・ピン208に対して快適に駆動すべく、
枢軸196の周りにブレード194を回転するように駆動する。角度248は、
開き位置にあるブレードの脊部200に対する圧力が、カムの動作でロック面2
10と内面249との間の係合から止めピン218を移動させることができない
程度に充分小さいので、止めピン218はブレード194をその開き位置にしっ
かりと保持する。
【0043】 図でわかるように、ブレード194が閉じ位置にあるとき、スプリング228
は止めピン218を肩部214に対して駆動する。ブレード194がその完全に
閉じた位置からわずかに動かされると、ブレード194の肩214は止めピン2
18の外面221に押しつけられ、ピンをその第1位置から離れるように移動さ
せる。ブレード194が矢印250で示す同じ方向にさらに移動すると、止めピ
ン218は円弧状の周縁部212又はタング204のカム面に接触し、それはブ
レード194がその完全に開いた位置に接近するまで続き、完全に開いたとき、
ブレード194をその開き位置にロックするように、スプリング228は止めピ
ン218をロック面210の上に駆動する。
【0044】 明細書の前項に使用された用語及び表現は、説明のためであって、制限のため
ではなく、そのような用語及び表現の使用には、示された特徴またはその部分の
等価物を排除する意図はなく、本発明の範囲は請求項によってのみ規定され、限
定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ナイフのブレードがナイフの柄の内部に受け入れられる閉じ位置にある状態を
示す、本発明を実施した折り畳みナイフの斜視図。
【図2】 ナイフのブレードが開き操作位置にある状態を示す図1に示すナイフの斜視図
【図3】 図2に示すナイフの分解斜視図。
【図4】 図1−3に示すナイフの一方の側面から見た部分切断立面図。
【図5】 図1−4に示すナイフの他方の側面から見た部分切断立面図。
【図6】 ブレードが開き位置にある状態を示す、図4における同じ側面からのナイフの
部分切断立面図。
【図6a】 図6に示すナイフの拡大部分切断立面図。
【図7】 ナイフのブレードが閉じ位置の方へ移動した状態の、図6と同様なナイフの部
分切断立面図。
【図7a】 図7に示すナイフのロック機構の拡大詳細図。
【図8】 本発明の他の実施例であるナイフに合体するブレードの側面図。
【図9】 本発明の実施態様であるブレード・ロックを合体した多目的工具の柄、ペンチ
の顎、及びブレードの斜視図。
【図10】 図9に示すブレード枢軸及び工具のロック機構の部分拡大斜視図。
【図11】 図9及び10に示す柄の一部と、ブレードとロック機構の部分切断立面図。
【図12】 ブレードが閉じ位置にあるときの図9、10、11に示す柄の一部、ブレード
、及びロック機構の部分切断立面図。
【図13】 数枚の工具ブレードと、図9、10、11、12に示すロック機構と共に、図
9に示す工具の柄の開放、正面及び側面から見た平面図。
【図14】 本発明の他の実施例である折り畳みナイフの分解斜視図。
【図15】 ブレードが開き位置でロックされた図14に示すナイフの部分切断側面図。
【図16】 ブレードが開き位置でロックされた図14の折り畳みナイフの部分切断拡大側
面図。
【図17】 ナイフのブレードが閉じ位置からごくわずかに外方に位置する、図16と同様
な図。
【符号の説明】 10 折り畳みナイフ 12 柄 14 ブレード 16、18 側壁部 20 脊柱部 22、26 外板 24、28 裏板 30 戻り止め 34、35 ねじ 36 溝 38 作動部 40 脊部 42 鋭い縁部 44 タング部 50、52 肩部 54 シャフト 56 シム 57、74 開口 60 滑動式ロック組立体 72 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ウィリアムズ、 ジェイソン エル アメリカ合衆国 ロードアイランド 02898 ワイオミング州 キャロライナ ヌースネック ロード 265 (72)発明者 イングラム、 スティーヴン ジェイ アメリカ合衆国 97236 オレゴン州 ポ ートランド ブッシュ ストリート エス イー 13910 Fターム(参考) 3C061 AA03 AA16 BA03 BB01 BB11 BC10 CC02 CC03 CC10 CC21 CC23 CC24 EE07 EE12

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳み工具であって、 (a)1対の対向する端部を有し、互いに隔たりその間にブレードを受け入れる
    溝を形成した1対の細長い側壁であって、それぞれが対向して配置された1対の
    細長い開口の1つを形成する側壁を含む柄と、 (b)前記端部の一方に近接した前記柄に枢動可能に取り付けられ、前記ブレー
    ドの閉じ位置と開き位置との間で、前記側壁の横断方向に伸びるブレード枢軸線
    の周りに移動可能であり、細長い作動部とタングとを有する工具のブレードであ
    って、前記細長い作動部は、前記ブレードがその閉じ位置にあるときは前記溝内
    に受け入れられ、前記ブレードがその開き位置にあるときは前記柄から離れるよ
    うに伸び、前記タングは、前記ブレードが開き位置にあるときは前記両側壁の間
    に位置し、かつ前記タングは、ロック表面を含む周縁部を有する、工具のブレー
    ドと、 (c)前記柄の横断方向に伸び、それぞれが前記側壁の前記細長い各開口を経て
    伸びる1対の対向する端部を有するブレード止めピンであって、その外面の一部
    が前記両側壁の間に位置し、前記ブレードが開き位置にあるとき前記外面が前記
    タングのロック面部と係合し、それによって前記ブレードをその開き位置にロッ
    クする第1位置と、前記止めピンがタングの前記ロック面部から隔たり、それに
    よってブレードがその開き位置から移動することを許す第2位置との間に外面の
    一部が位置する外面を有するブレード・止めピンと、 (d)前記柄と前記止めピンとの間に配置されたスプリングであって、前記側壁
    の細長い開口によって形成された通路に沿って前記止めピンを前記第1位置の方
    へ駆動するスプリングとを含む折り畳み工具。
  2. 【請求項2】 前記柄は、1対の裏板を含み、前記細長い開口は、前記裏板
    によって形成され裏板を貫通する、請求項1に記載の折り畳み工具。
  3. 【請求項3】 前記柄は、1対の外板であって、その一方が各裏板と並んで
    その外方に位置し、外板のそれぞれが前記細長い開口の一方に隣接する空洞を形
    成し、前記細長い開口のそれぞれは前記溝とそれぞれの空洞とを連通する、1対
    の外板を含む、請求項2に記載の折り畳み工具。
  4. 【請求項4】 前記スプリングは、前記裏板の一方と前記裏板の一方と並ん
    で位置する外板の一方との間に形成された前記空洞内に位置する、請求項3に記
    載の折り畳み工具。
  5. 【請求項5】 前記止めピンに固着され、前記裏板の一方と並んで伸びるロ
    ック組立体部材であって、前記裏板の一方に沿って移動可能であり、それによっ
    て、前記第1位置と第2位置との間で前記ブレード止めピンを移動させるロック
    組立体部材を含む、請求項2に記載の折り畳み工具。
  6. 【請求項6】 前記止めピンは、その両端部のそれぞれに位置するリテーナ
    ーであって、それぞれが前記止めピンの周りに半径方向外方に伸び、各裏板と並
    んで外方に位置する基底面を含み、前記止めピンを前記柄の横断方向に維持する
    リテーナーを含む、請求項2に記載の折り畳み工具。
  7. 【請求項7】 1対の前記スプリングであって、それぞれが各裏板と相互接
    続された第1端部を有し、他端部は前記リテーナーのそれぞれと係合し、それに
    よって、前記止めピンを前記第1位置に駆動する1対のスプリングを含む、請求
    項6に記載の折り畳み工具。
  8. 【請求項8】 前記柄は、1対の外板であってその一方が各裏板と並んで外
    方に位置し、前記各外板は前記細長い開口の一方に隣接して位置する空洞を形成
    し、前記各外板は、前記細長い開口の一方に整列した開口を形成して前記止めピ
    ンの一端部を露出する、1対の外板を含む請求項2に記載の折り畳み工具。
  9. 【請求項9】 前記スプリングは、前記外板の一方によってその外板の一方
    とと並んで位置する前記裏板の一方との間に形成された前記空洞内に位置する、
    請求項8に記載の折り畳み工具。
  10. 【請求項10】 前記止めピンは、前記柄の長手方向に伸びるロック組立体
    部材に担持され、前記側壁の一方内に移動可能に位置する、請求項1に記載の折
    り畳み工具。
  11. 【請求項11】 前記ロック組立体部材に取り付けられ、前記側壁の一方に
    形成された開口を経て外方に突出するラッチ作動アームを含む、請求項10に記
    載の折り畳み工具。
  12. 【請求項12】 前記両側壁の間に配置され、前記タングのロック面部に面
    し、前記ブレードが前記開き位置にあるときタングの前記周縁部から隔たる内面
    を含む脊柱部部を備える、請求項1に記載の折り畳み工具。
  13. 【請求項13】 前記脊柱部部の内面は、前記細長い両開口と整列し、前記
    止めピンの外面のそれぞれの部分は、前記止めピンがその第1位置にあるとき前
    記脊柱部部の内面と前記タングのロック面の前記部分との双方と係合する、請求
    項12に記載の折り畳み工具。
  14. 【請求項14】 前記タングの周縁部は、傾斜面であって、前記ブレード止
    めピンが前記傾斜と係合して、前記止めピンが前記第1位置から前記第2位置へ
    移動するとき、前記ブレードを前記閉じ位置から開き位置へと強制的に押し出す
    ように位置する傾斜面を含む、請求項1に記載の折り畳み工具。
  15. 【請求項15】 ブレード枢軸と、複数のブレードであって、各ブレードが
    前記ブレード枢軸の周りに別々に移動可能であり、かつそれぞれのロック面部を
    有するタングを含む前記端部に近接した柄にすべて枢動可能に取り付けられた複
    数のブレードとを含む、請求項1に記載の折り畳み工具。
  16. 【請求項16】 前記柄は、柄の背部と、それぞれが前記細長い開口の1つ
    を形成する1対の平行な側壁とを含む全体的にU字形のチャンネル部材とを含み
    、前記工具は、前記側壁のそれぞれに取り付けられ前記各端部に近接する前記ブ
    レード止めピンに作用する1対の前記スプリングを含む、請求項15に記載の折
    り畳み工具。
  17. 【請求項17】 前記止めピンは、前記対向する各端部に位置して前記側壁
    のそれぞれの外面に隣接するリテーナーを有する、請求項16に記載の折り畳み
    工具。
  18. 【請求項18】 前記複数のブレードの1枚のタングは、リテーナー面を含
    み、前記ブレード止めピンは、前記一方のブレードが閉じ位置にあるとき前記リ
    テーナー面に近接して位置し、前記ブレード止めピンは前記第1位置にあり、前
    記一方のブレードは、それによって前記ブレード止めピンが前記第2位置へ移動
    するまで前記閉じ位置に維持される、請求項15に記載の折り畳み工具。
  19. 【請求項19】 前記タングの周縁部は、前記ブレードが前記開き位置と閉
    じ位置との間で移動するとき、前記止めピンが前記スプリングによってカムに対
    して駆動されるカムを形成する、請求項1に記載の折り畳み工具。
  20. 【請求項20】 1対の柄と1対の工具ブレードを含み、前記1対の工具ブ
    レードは、枢動可能に相互に連接された1丁のペンチの顎である、請求項1に記
    載の折り畳み工具。
  21. 【請求項21】 折り畳み工具であって、 (a)その中に位置する細長い溝を形成する体部を有する柄と、 (b)前記体部の一端で柄の体部に枢動可能に取り付けられたブレードであって
    、前記ブレードは、ブレードが柄の溝内に受け入れられた閉じ位置と、ブレード
    が柄から離れるように伸びる開き位置との間で移動可能であり、前記ブレードは
    ブレードがその開き位置にあるとき柄から離れるように伸びる作動部と、ブレー
    ドがその開き位置にあるとき前記細長い溝内に実質的に受け入れられるタング部
    であってカムを形成する周縁部を有するタング部とを有するブレードと、 (c)円筒形の外面と、柄とブレードに対して概して横断する方向に伸びる長い
    軸線とを有するピンであって、ピンはブレードを開き位置でロックするためピン
    の外面がブレードのタング部を係合する第1位置と、ブレードが閉じ位置へ移動
    するのを許すためピンがブレードのタング部から隔たる第2位置との間で前記ピ
    ンは移動可能であり、前記ピンの外面は、ピンが第2位置にあるとき、開き位置
    へのブレードの移動中にタング部のカムに乗り上げる、ピンと、 (d)前記ピンをその第1位置に偏倚させる弾性部材と、 (e)前記ピンをその第1位置から第2位置へ手動で移動させる手段とを含む、
    折り畳みナイフ。
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