JP3090433U - 剪定鋏 - Google Patents

剪定鋏

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JP3090433U
JP3090433U JP2002003288U JP2002003288U JP3090433U JP 3090433 U JP3090433 U JP 3090433U JP 2002003288 U JP2002003288 U JP 2002003288U JP 2002003288 U JP2002003288 U JP 2002003288U JP 3090433 U JP3090433 U JP 3090433U
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gripping
pressing
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scissor
scissor piece
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JP2002003288U
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Inventor
孝 近藤
Original Assignee
株式会社コンヨ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋏片体の一方を二部材で構成した倍力機構を
備えると共に、三軸のうち一軸を非枢結構造とした剪定
鋏を提供する。 【解決手段】 2個の鋏片の内、一方の鋏片を第二挟圧
体2と第二握持体3とで構成し、特に第二挟圧体2を、
第一挟圧部11と挟圧作用をなす対向部21と、前記対
向部より基方に延長した操作部22とで形成し、第二挟
圧体2の中間部を第一鋏片体1の中間部13に枢結23
すると共に、第二握持体3の先部を前記第二挟圧体2の
枢結部より先方で第一鋏片体1と枢結31し、第二挟圧
体を対向部が開口する方向に付勢し、第二握持体3に、
第二挟圧体2の操作部側縁221に当接するローラー部
32を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、弱い操作力で強く挟圧切断する倍力機構を備えた剪定鋏に関するも のである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
弱い操作力で強い剪断力や挟持力を発揮する所謂倍力機構を備えた剪断器具と してケーブルカッターが知られているが、これは挟圧体の操作部分を、梃子様に 連結した把手で連結したものである。
【0003】 然し前記の倍力機構は、鋏片の双方が倍力作用する構成であり、片手で使用す る鋏の場合には、構造が繁雑すぎて必ずしも適しているとは言えない。
【0004】 このため一方の鋏片にのみ倍力機構を設けたものが提案されている。例えば特 開平11−128559号には、枢結される第一鋏片体及び第二鋏片体の内、第 二鋏片体を、挟圧体と握持体の二部材で構成し、第一鋏片体に枢結した挟圧部の 操作部を、先端部を第一鋏片体に枢結した握持体の適宜箇所に枢結したものが知 られている。
【0005】 しかし一体の第一鋏片体に二部材とした第二挟圧体と第二握持体とをリンク構 造で接続すると、三カ所の枢結部のいずれかは、軸移動が必要となる。前記従来 例は、第二挟圧体と第一鋏片体との枢結部分を軸移動可能としている。このため 、第二挟圧体は、刃部分がスライドしながらの剪断となり、直線刃では問題が生 じないが、剪定鋏のように湾曲刃を備えている場合には、不適当である。
【0006】 また軸移動部分を設けることは、所定の長孔と当該長孔を移動する軸部の組み 合わせとなり、長孔内の軸移動がスムーズにいくように甘く形成すると、操作時 にガタが生じ、ガタか生じないようにきつく形成すると、スムーズな操作が困難 である。
【0007】 そこで本考案は、鋏片体の一方を二部材で構成した倍力機構を備えると共に、 三軸のうち一軸を非枢結構造とした剪定鋏を提案したものである。
【0008】
【課題を解決する手段】
本考案に係る剪定鋏は、第一挟圧部と第一握持部を一体に形成した第一鋏片体 と、第二挟圧体及び第二握持体を備えた第二鋏片部とで構成され、第二挟圧体を 、第一挟圧部と挟圧作用をなす対向部と、前記対向部より基方に延長した操作部 とで形成し、第二挟圧体の中間部を第一鋏片体の中間部に枢結すると共に、第二 握持体の先部を前記第二挟圧体の枢結部より先方で第一鋏片体と枢結し、第二挟 圧体を対向部が開口する方向に付勢し、第二握持体に、第二挟圧体の操作部側縁 に当接するローラー部を設け、第一握持部と第二握持体の開閉角度が、第一挟圧 部と第二挟圧体の開閉角度より大きくしてなることを特徴とするものである。
【0009】 従って第一握持部と第二握持体とを握持して開閉動作を行うと、ローラー部で 操作部を押圧し、又は付勢力による復帰で第一挟持部と第二挟持体が開閉し、所 定の剪断を実現する。特に第一握持部と第二握持体の開閉角度が、第一挟圧部と 第二挟圧体の開閉角度より大きくなるので、剪断力は、当該開閉角度比に逆比例 した倍力が作用する。
【0010】 また本考案は、前記剪定鋏において、特に第一挟持部を、適宜幅を備えた湾曲 受け部に形成し、第二挟圧体の対向部を、前記湾曲受け部の対向面に対応する膨 出刃に形成し、操作部の側縁を直線縁に形成し、ローラー部を、第二握持体の握 持回動時に前記操作部直線縁に連続的に当接して、第二握持体の回動を第二挟圧 体に伝達する多段構成としてなるものである。
【0011】 従って操作部の作用縁(直線縁)を短くしても、ローラー部の多段構成で対応 でき、開閉動作をスムーズに行うことができる。
【0012】
【実施例】
次に本考案の実施例について説明する。実施例に示した剪定鋏は、通常の鋏様 器具と同様に二個の鋏片で構成されるもので、本考案も第一鋏片体A(1)と、 第二鋏片部Bで構成される。
【0013】 第一鋏片体1は、第一挟圧部11と第一握持部12を一体に形成したもので、 第一挟持部11は、適宜幅を備えた湾曲受け部に形成し、前記受け部は、硬質プ ラスチックで形成してなり、第一挟圧部11と第一握持部12の中間部13は、 第一挟圧部11及び第一握持部12に対してL状となっており、第一握持部12 の尾端には、鋏片を閉した際のフック14を軸装付設してなる。
【0014】 第二鋏片部Bは、第二挟圧体2と第二握持体3の二部材で構成されており、第 二挟圧体2は、第一挟圧部11と挟圧作用をなす対向部21と、前記対向部21 より基方に延長した操作部22とで形成される。
【0015】 特に対向部21は、第一挟圧部湾曲受け部の対向面に対応する膨出刃に形成し たものであり、第二挟圧体2の中間部を、第一鋏片体1の中間部13の握持部1 2に近い側に枢結23してなる。更に操作部22の対向鋏片側の側縁221を直 線縁に形成し、また第二挟圧体2の対向部21が、第一挟圧部11に対して開口 する方向に付勢する発条24を、操作部22と第一握持部12との間に介装して なる。
【0016】 第二握持体3は、鋏片の握持可能形状に形成したもので、先部を前記第二挟圧 体2の枢結部23の位置より先方となる中間部13の第一挟圧部11側で第一挟 持体1と枢結31し、対向鋏片側となる第一握持部12側に、前記第二挟圧体2 の操作部22の側縁221に当接するローラー部32を設けてなり、更に尾端に 前記フック14の受鉤部33を設けてなる。
【0017】 特に前記ローラー部32は、枢結部31から外周方向に連なるように多段(図 示例は、2個のローラー32a、32b)に設け、鋏片の最大開口位置から最小 開口位置(剪断終了位置)まで、操作部22の側縁221に連続的に当接するよ うにしたもので、前記開閉操作において、第一握持部12と第二握持体3の開閉 角度が、第一挟圧部11と第二挟圧体2の開閉角度より大きくしてなるように形 成したものである。
【0018】 而して前記剪定鋏は、フック14を受鉤部33に係止した保管状態(図1)か らフック14の係止を解除すると発条24の作用で大きく開口する(図2)。
【0019】 この非フック状態において、通常の鋏様器具と同様に、第一握持部12と第二 握持体3の握持による開閉操作で、第一挟圧部11と第二挟圧体2の剪断作用を 実現するもので、特に第一握持部12と第二握持体3の握持による開閉操作は、 ローラー部32および操作部22を介して、第一挟圧部11と第二挟圧体2に伝 達され、このローラー部32による操作部22への作用が、第二握持体3の梃子 作用となるものであり、弱い力で、強い剪断力を発揮するものである。
【0020】
【考案の効果】
以上の様に本考案は、2個の鋏片の内、一方の鋏片を第二挟持圧体と第二握持 体とで構成し、特に第二挟圧体を、第一挟圧部と挟圧作用をなす対向部と、前記 対向部より基方に延長した操作部とで形成し、第二挟圧体の中間部を第一鋏片体 の中間部に枢結すると共に、第二握持体の先部を前記第二挟圧体の枢結部より先 方で第一鋏片体と枢結し、第二挟圧体を対向部が開口する方向に付勢し、第二握 持体に、第二挟圧体の操作部側縁に当接するローラー部を設けた剪定鋏で、第二 握持部の回動動作において、ローラー部による操作部の押圧が梃子の作用となり 、一方の鋏片の二部材構成において、スライド軸を採用することなく倍力機構を 組み込むことができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の正面図(フック状態:収納
時)。
【図2】同図(使用状態:最大開口時状態)。
【図3】同図(使用状態:閉口途中の状態)。
【図4】同要部斜視図。
【符号の説明】
1 第一鋏片体 11 第一挟圧部 12 第一握持部 13 中間部 14 フック 2 第二挟圧体 21 対向部 22 操作部 221 側縁 23 枢結部 24 発条 3 第二握持体 31 枢結部 32 ローラー部 33 受鉤部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一挟圧部と第一握持部を一体に形成し
    た第一鋏片体と、第二挟圧体及び第二握持体を備えた第
    二鋏片部とで構成され、第二挟圧体を、第一挟圧部と挟
    圧作用をなす対向部と、前記対向部より基方に延長した
    操作部とで形成し、第二挟圧体の中間部を第一鋏片体の
    中間部に枢結すると共に、第二握持体の先部を前記第二
    挟圧体の枢結部より先方で第一鋏片体と枢結し、第二挟
    圧体を対向部が開口する方向に付勢し、第二握持体に、
    第二挟圧体の操作部側縁に当接するローラー部を設け、
    第一握持部と第二握持体の開閉角度が、第一挟圧部と第
    二挟圧体の開閉角度より大きくしてなることを特徴とす
    る剪定鋏。
  2. 【請求項2】 第一挟圧部を、適宜幅を備えた湾曲受け
    部に形成し、第二挟圧体の対向部を、前記湾曲受け部の
    対向面に対応する膨出刃に形成し、操作部の側縁を直線
    縁に形成し、ローラー部を、第二握持体の握持回動時に
    前記操作部の直線縁に連続的に当接して、第二握持体の
    回動を第二挟圧体に伝達する多段構成としてなる請求項
    1記載の剪定鋏。
JP2002003288U 2002-06-03 2002-06-03 剪定鋏 Expired - Lifetime JP3090433U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101413119B1 (ko) * 2012-11-20 2014-07-02 대한민국 농업용 가위
JP2017073978A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 株式会社大進 高枝鋏

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