JP2630332B2 - 握り鋏 - Google Patents

握り鋏

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JP2630332B2
JP2630332B2 JP3490794A JP3490794A JP2630332B2 JP 2630332 B2 JP2630332 B2 JP 2630332B2 JP 3490794 A JP3490794 A JP 3490794A JP 3490794 A JP3490794 A JP 3490794A JP 2630332 B2 JP2630332 B2 JP 2630332B2
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JP
Japan
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guide
pin
guide pin
guide hole
hole
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JP3490794A
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JPH07241390A (ja
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正夫 山井
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SUNOOPIIKU KK
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SUNOOPIIKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開き角(刃先の間隔)
が常に一定に保持される開き角保持機構を備えた握り鋏
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、手のひらの中に刃先部分を突出さ
せた状態で納め、この手を握ることにより開き方向に付
勢されている一対の把手部が閉じてその開閉先端部の鋏
刃縁が重合し、被切断物を切断する所謂握り鋏が多用さ
れている。
【0003】このような握り鋏において、常時働いてい
る付勢力により開き角(刃先の間隔)を常に一定に保持
する開き角保持機構を有するものがある。
【0004】この開き角保持機構は、例えば本実施例を
示す図面のタイプのものに基づいて説明すれば、基端同
志を枢着して常に互いに外方へ開こうと付勢される一対
の把手部の開閉先端部に夫々鋏刃縁を形成し、この夫々
の把手部の内側に互いに重合する重合部を突設し、この
重合部の少なくともいずれか一方にガイド孔を形成し、
他方の重合部にこのガイド孔にスライド自在に係合する
ガイドピンを設けた構成である。
【0005】従って、常態では前記付勢力によりガイド
ピンの係合外面がガイド孔の内端縁に当接係止する。
【0006】そのため、常態では一対の開き角に鋏刃縁
は保持され、手を握って把手部を互いに内側へ押圧する
と、ガイド孔とガイドピンのガイド作用によりガイドピ
ンがガイド孔の他方内端縁に当たるまで鋏刃縁は重合し
得る構成である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来このような握り鋏
があるが、保持される鋏刃縁の開き角(刃先の開き間
隔)を調整したい場合がしばしばある。
【0008】例えば、細かい切断作業や正確な切断作業
をする場合には、開き角が小さい程切断位置が位置決め
し易く、わずかな部分のみを正確に切断し易くなり非常
に作業し易い。
【0009】逆に大まかで大きな切断作業をする場合に
は、開き角が大きい程非常に作業が速い。
【0010】このような色々な切断作業は例えば魚釣り
用の場合に良くある。
【0011】本発明は、このような問題点を見い出し、
前記開き角保持機構に改良を施すことで開き角を調整で
きるようにし、色々な作業を良好になし得る秀れた握り
鋏を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0013】基部同志を枢着部1若しくはヒンジ部を介
して連設した一対の把手部2・3の開閉先端部に夫々鋏
刃縁4・5を設け、この夫々の把手部2・3の内側に互
いに重合する重合部6・7を形成し、この重合部6・7
に把手部2・3の開閉移動をガイドすると共に把手部2
・3の開閉先端部の開き角を規制するガイド孔8と、こ
のガイド孔8にスライド自在に係合するガイドピン9と
から成る開き角保持機構10を設け、この各把手部2・3
をこの開閉先端部が外方へ開く方向に常に付勢されるよ
うに構成して、この付勢力に抗して把手部2・3を内方
へ押圧した際鋏刃縁4・5が重合して被切断物を切断し
得るように構成した握り鋏において、前記ガイドピン9
にこのガイドピン9を回動操作し得る回動操作部11を形
成すると共に、前記ガイド孔8に係合するガイドピン9
の係合ピン部12をこのガイドピン9の前記回動軸に対し
て偏心形状に形成して、前記付勢力により前記ガイド孔
8の端縁に圧接する係合ピン部12の圧接外面12'と前記
回動軸との距離Lをガイドピン9の回動により可変し得
る開き角調整機構13を設けたことを特徴とする握り鋏に
係るものでる。
【0014】また、前記一方の重合部6に前記ガイドピ
ン9を嵌合する嵌合孔14を形成し、前記他方の重合部7
に前記ガイド孔8を形成し、ガイドピン9を嵌合孔14並
びにガイド孔8に嵌合して前記ガイドピン9の回動摘子
部11をこの嵌合孔14に配設すると共に、前記係合ピン部
12を係合ピン部12外面が前記付勢力によりガイド孔8の
内端縁に圧接するように前記ガイド孔8にスライド自在
に係合したことを特徴とする請求項1記載の握り鋏に係
るものである。
【0015】
【作用】ガイドピン9の回動操作部11を回動して開き角
調整機構13を作動させると、ガイドピン9の係合ピン部
12の圧接外面12'とガイドピン9の回動軸との距離Lが
可変する。
【0016】この距離Lが変動すると、一方の把手部2
と一体となっている重合部6(或いはこの重合部6を介
して一体となっているガイドピン9)と、他方の把手部
3と一体となっている重合部7との相対位置(重合部6
と重合部7との重合度合)が、付勢力が働いている常態
において変動する。
【0017】従って、把手部2と把手部3との対向間
隔、即ち把手部2・3の開閉先端部の鋏刃縁4・5の開
き角(刃先の開き間隔S)が常態において変動する。
【0018】
【実施例】本実施例は、基端同志を枢着しこの枢着部1
にバネなどの弾性体を設けて常に互いに外方へ開こうと
付勢される一対の把手部2・3の開閉先端部に夫々鋏刃
縁4・5を形成し、この夫々の把手部2・3の内側に互
いに重合する重合部6・7を突設し、この他方の重合部
7に開閉方向に長い凹溝状のガイド孔8を形成し、一方
の重合部6にこのガイド孔8にスライド自在に係合する
ガイドピン9を設けた構成である。
【0019】従って、常態では前記付勢力によりガイド
ピン9の係合外面がガイド孔8の内端縁8'に当接係止
する。
【0020】そのため、常態では一対の開き角に鋏刃縁
4・5は保持され、手を握って把手部2・3を互いに内
側へ押圧すると、ガイド孔8とガイドピン9のガイド作
用によりガイドピン9がガイド孔8の他方内端縁8"に
当たるまで鋏刃縁4・5は重合し得る構成である。
【0021】本実施例ではこのガイドピン9に、このガ
イドピン9を指で回動操作し得る回動操作部11を形成す
ると共に、前記ガイド孔8に係合するガイドピン9の係
合ピン部12をこのガイドピン9の前記回動軸に対して偏
心形状に形成して、前記付勢力により前記ガイド孔8の
端縁に圧接する係合ピン部12の圧接外面12'と前記回動
軸との距離Lをガイドピン9の回動により可変し得る開
き角調整機構13を設けている。
【0022】具体的には本実施例では、一方の重合部6
に前記ガイドピン9を嵌合する嵌合孔14を形成し、前記
他方の重合部7に前記ガイド孔8を形成し、ガイドピン
9を嵌合孔14並びにガイド孔8に嵌合して前記ガイドピ
ン9の回動摘子部11をこの嵌合孔14から突出状態に配設
すると共に、前記係合ピン部12の圧接外面12'が前記付
勢力によりガイド孔8の内端縁8'に圧接するようにス
ライド自在に係合している。
【0023】本実施例では、このようにガイドピン9の
上部の回動操作部11を嵌合孔14に嵌合すると、回動操作
部11に垂設される係合ピン部12がカイド孔8に係合する
構成とし、この回動操作部11を嵌合孔14より突出配設さ
れるように形成し、この回動操作部11に指で摘まみ得る
摘まみ用条部11Aを突出形成している。この回動操作部
11にドライバー用孔を形成してドライバーで回動操作部
11を回動操作し得るように形成しても良い。
【0024】また、係合ピン部12は図5に示すようにな
偏心形状とし、回動操作部11の摘まみ用条部11Aを90
度切り換え回動することにより、係合ピン部12の圧接外
面12'と回動軸との距離Lが最短長さと最長長さに切り
換えられ、開き角(刃先の間隔S)を大小に切り換え得
るように構成している。
【0025】尚、本発明は本実施例に限らず、様々な握
り鋏に適用でき、例えば把手部2・3をヒンジにより一
体連設し、開き付勢力をこのヒンジにより生じせしめて
も良いし、また双方の重合部6・7にガイド孔8を形成
しても良い。また、ガイドピン9の係合ピン部12の偏心
形状は楕円形状でも良く、回動角により前記距離Lが様
々に変動する変形形状であっても良い。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、常
態で一定に保持される刃先の開き角(開き間隔)を可変
調整できることなり、色々な作業内容や作業情況に対応
して使用できるため、色々な作業に対しても非常に作業
性に秀れた握り鋏となる。
【0027】また、単に回動摘子部を回動操作するだけ
で開き角調整機構を作動できるため、調整操作も簡易に
なし得る秀れた握り鋏となる。
【0028】更に、請求項2記載のように構成すれば、
既存の開き角保持機構のガイドピンを変更設定するだけ
で構成し得るため、極めて量産性に秀れた握り鋏とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の斜視図である。
【図2】本実施例の要部の分解斜視図である。
【図3】本実施例の開き角が小となる場合の要部の作動
説明断面図である。
【図4】本実施例の開き角が大となる場合の要部の作動
説明断面図である。
【図5】本実施例の要部の作動説明裏面図である。
【符号の説明】
1 枢着部 2・3 把手部 4・5 鋏刃縁 6・7 重合部 8 ガイド孔 9 ガイドピン 10 開き角保持機構 11 回動操作部 12 係合ピン部 12' 圧接外面 13 開き角調整機構 14 嵌合孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部同志を枢着部若しくはヒンジ部を介
    して連設した一対の把手部の開閉先端部に夫々鋏刃縁を
    設け、この夫々の把手部の内側に互いに重合する重合部
    を形成し、この重合部に把手部の開閉移動をガイドする
    と共に把手部の開閉先端部の開き角を規制するガイド孔
    と、このガイド孔にスライド自在に係合するガイドピン
    とから成る開き角保持機構を設け、この各把手部をこの
    開閉先端部が外方へ開く方向に常に付勢されるように構
    成して、この付勢力に抗して把手部を内方へ押圧した際
    鋏刃縁が重合して被切断物を切断し得るように構成した
    握り鋏において、前記ガイドピンにこのガイドピンを回
    動操作し得る回動操作部を形成すると共に、前記ガイド
    孔に係合するガイドピンの係合ピン部をこのガイドピン
    の前記回動軸に対して偏心形状に形成して、前記付勢力
    により前記ガイド孔の端縁に圧接する係合ピン部の圧接
    外面と前記回動軸との距離をガイドピンの回動により可
    変し得る開き角調整機構を設けたことを特徴とする握り
    鋏。
  2. 【請求項2】 前記一方の重合部に前記ガイドピンを嵌
    合する嵌合孔を形成し、前記他方の重合部に前記ガイド
    孔を形成し、ガイドピンを嵌合孔並びにガイド孔に嵌合
    して前記ガイドピンの回動摘子部をこの嵌合孔に配設す
    ると共に、前記係合ピン部を係合ピン部外面が前記付勢
    力によりガイド孔の内端縁に圧接するように前記ガイド
    孔にスライド自在に係合したことを特徴とする請求項1
    記載の握り鋏。
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