JPH11155777A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体

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JPH11155777A
JPH11155777A JP32420597A JP32420597A JPH11155777A JP H11155777 A JPH11155777 A JP H11155777A JP 32420597 A JP32420597 A JP 32420597A JP 32420597 A JP32420597 A JP 32420597A JP H11155777 A JPH11155777 A JP H11155777A
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suction
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Junji Naito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、回転清掃体の駆動音の発生を小さ
くした電気掃除機の吸込口体の提供にある。 【解決手段】底壁42(対向面)に開口した吸込開口4
3を有するとともに接続管23に連通する吸込室22を
有する本体ケース21と、ブレード軸51(軸部材)と
このブレード軸51にその軸方向に沿って設けられたブ
レード52とからなり前記軸55の両端を回転可能に軸
支して前記吸込室22内に設けられた回転清掃体50と
からなる電気掃除機の吸込口体20において、前記本体
ケース21に前記ブレード52に回転力を生じさせる空
気流を流入させる開口36、37を設けるとともに、こ
の開口36、37と前記ブレード52との対応関係を前
記開口36、37から流入する空気が前記ブレード52
に時間的位相差をもって当たるようにし、空気がブレー
ド52に当たることによって発生する音を抑制した電気
掃除機の吸込口体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気掃除機に用
いられる吸込口体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機の吸込口体の中には、
吸込口体の本体ケース内にいわゆる回転ブラシ等と呼ば
れている回転清掃体を設け、この回転清掃体を回転させ
つつ吸込口体を床面上を走行させ掃除をする形式のもの
がある。そして、このような形式の吸込口体における回
転清掃体を回転させるための駆動源としては、電動機あ
るいは吸込み気流によって回転する駆動ファンが用いら
れており、これら電動機あるいは駆動ファンの回転力を
ベルト等を介して回転させるようになっている。しか
し、駆動源として電動機、駆動ファンを用いると、本体
ケース内に電動機、駆動ファンおよびベルト等を収納す
るスペースが必要となるため大型となり、構造が複雑と
なるとともにコスト面で高価となるものである。
【0003】この問題を解決するために、出願人は回転
清掃体を回転駆動させる駆動源を設けることなく、軸芯
部とこの軸芯部の軸と平行に設けられ被掃除面を払拭す
るブレードとから構成された回転清掃体を本体ケース内
に設けるとともに、本体ケースに開口を設け、この開口
から吸込まれる空気流を前記ブレードに吹き付けるつま
り当てることにより回転清掃体を回転させるようにした
吸込口体に関する出願(特願平8−346811号)を
既にしている。
【0004】しかし、この出願に係る吸込口体は、軸芯
の外周にその軸心と平行にブレードを設けるとともに、
このブレードに空気流を吹き付けるための前記開口を前
記ブレードに沿わせて本体ケースに設ける構成となって
いるために、前記開口から流入する空気は前記ブレード
に同時に当たることから、空気がブレードに当たること
によって発生する音が大きくなるということが判明し
た。そして前記音は掃除中の騒音を大きくする一つの要
因となることから、静音対策の観点からは好ましくない
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、上記出
願に係る吸込口体は、回転清掃体を回転駆動させるため
に別個の駆動源を不要とする大きな利点を有するもので
はあるが、静音を図る面では必ずしも満足できるもので
はないことが判明した。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、被掃
除面との対向面に開口した吸込開口を有するとともに接
続管に連通する吸込室を有する本体ケースと、軸部材と
この軸部材にその軸方向に沿って設けられたブレードと
からなり前記吸込室内に前記軸部材の両端を回転可能に
軸支して設けられた回転清掃体とからなる電気掃除機の
吸込口体において、前記本体ケースに、前記ブレードに
当てて回転清掃体に回転力を生じさせる空気を流入させ
る開口を設けるとともに、この開口と前記ブレードとの
対応関係を前記開口から流入する空気が前記ブレードに
時間的位相差をもって当たるようにした電気掃除機の吸
込口体としたものである。
【0007】このように請求項1記載の発明は、本体ケ
ースに、前記ブレードに当てて回転清掃体に回転力を生
じさせる空気を流入させる開口を設けるとともに、この
開口と前記ブレードとの対応関係を前記開口から流入す
る空気が前記ブレードに時間的位相差をもって当たるよ
うにしたことから、前記開口から流入する空気はブレー
ドに同時に当たることがないために、前記空気がブレー
ドに当たることによって発生する音を小さくすることが
できるという作用を有するものである。
【0008】また、回転清掃体を駆動させる駆動源を別
に設けることを要しないことから、構造を簡単にできる
とともに小形・軽量化が図れるという作用を有するもの
である。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記開口と前記ブレードとの対応関
係を、前記ブレードを軸部材の軸心に平行な直線状に形
成するとともに、前記開口の一方側と他方側を前記ブレ
ードの半径方向の異なる位置に対応させる関係として前
記開口から流入する空気が前記ブレードに時間的位相差
をもって当たるようにした電気掃除機の吸込口体とした
ものである。
【0010】このように請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明において、前記開口と前記ブレードとの対
応関係を、前記ブレードを軸部材の軸心に平行な直線状
に形成するとともに、前記開口の一方側と他方側を前記
ブレードの半径方向の異なる位置に対応させる関係とし
て前記開口から流入する空気が前記ブレードに時間的位
相差をもって当たるようにしたことから、請求項1記載
の発明の作用に加えて、ブレードは軸部材の軸心に平行
な直線状となっていることから、回転清掃体の製作を容
易とすることできるという作用を有するものである。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記開口と前記ブレードとの対応関
係を、前記ブレードを前記軸部材の軸方向に対して傾斜
させて形成し、このブレードと前記開口とが軸方向に対
して交差する関係として前記開口から流入する空気が前
記ブレードに時間的位相差をもって当たるようにした電
気掃除機の吸込口体としたものである。
【0012】このように請求項3記載の発明は、請求項
1記載の発明において、前記開口と前記ブレードとの対
応関係を、前記ブレードを前記軸部材の軸方向に対して
傾斜させて形成し、このブレードと前記開口とが軸方向
に対して交差する関係として前記開口から流入する空気
が前記ブレードに時間的位相差をもって当たるようにし
たことから、請求項1記載の発明の作用に加えて、ブレ
ードに連続的に空気を当てることができるため、連続的
な回転力を生じさせることができるという作用を有する
ものである。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図5に基づいて説明する。
【0014】図1はこの発明を適用した吸込口体を吸込
みホースおよび延長管を介して電気掃除機に接続した状
態を示した斜視図である。
【0015】図1に示すように、電気掃除機1の本体2
の前部には吸込口3が設けられており、また、前記本体
2内には図示しないが前記吸込口3に連通する集塵室お
よびこの集塵室の下流側に形成された電動送風機室が設
けられており、そして前記集塵室には集塵装置が、また
電動送風機室には電動送風機が収納されている。
【0016】また、本体2の後部両側には走行車輪4が
取り付けられており、前方底部には旋回輪5が取り付け
られている。また、本体2の上部には電気掃除機1を持
ち運ぶ運搬用把手6が設けられ、また、後部壁には図示
しない排気口が設けられている。
【0017】また、前記吸込口3には吸込みホース7の
一端側が接続されており、この吸込みホース7の他端側
には把手9が形成された接続部8が設けられている。そ
して、前記接続部8には把手9の前部に位置して、前記
図示しない電動送風機の出力を制御する複数のスイッチ
釦9aが設けられており、これらスイッチ釦9aの閉成
信号は前記吸込みホース7内に配線された信号線を介し
て図示しない制御手段に送られて、この制御手段の制御
によって電動送風機は制御されるようになっている。
【0018】また、前記接続部8には、延長管10が接
続されており、この延長管10にはもう一つの延長管1
1が接続され、この延長管11には前記吸込口体である
床ブラシ20が接続されている。
【0019】つぎに、この床ブラシ20を図2ないし図
5に基づいて説明する。
【0020】図2、図4に示すように床ブラシ20は、
上部ケース30とこの上部ケース30と図示しないねじ
によって一体的に結合される下部ケース40から構成さ
れる本体ケース21および回転清掃体50等から構成さ
れている。
【0021】そして、前記上部ケース30は、図2、図
4において上面からの投影が長方形状に形成され、下方
を開口31とするとともに円弧状の天井壁32を有し、
この天井壁を底壁とした有底箱状に形成されている。ま
た、上部ケース30の後部側つまり図2において右側中
間部には後方に突出させて形成されるとともに内部に流
路孔33aが形成された接続部33が形成されている。
【0022】また、上部ケース30の長手方向両端壁に
は、図5に示すように軸受35の一方側を形成する軸受
部35aが形成されており、また、上部ケース30の前
側には前記両軸受35の軸心P(図4参照)より上方つ
まり両軸心Pを通る線Qから偏位した部位に、空気を流
入させる開口36および開口37が設けられている。こ
れら開口36と開口37とは図4、図5に示すようにそ
の中心が寸法Lだけ上下方向に離間させて設けられてお
り、また、前記両開口36および開口37は後に詳述す
る回転清掃体50のブレード軸51の外周面よりも外側
に位置する関係に設定されている。
【0023】つまり、開口36および開口37は回転清
掃体50のブレード軸51に設けられたブレード52と
対向する関係に設定されているとともに、開口36はブ
レード52の基部側の面(以下基部面という)に、また
開口37はブレード52の先端側の面(以下先端面とい
う)に対向するようになっている。
【0024】換言すれば、前記開口36と開口37の前
記ブレード52との対応関係は、ブレード軸51の軸心
に平行な直線状に形成された、前記ブレード52に対し
てブレード軸51の軸心に平行な直線状に形成し、前記
開口の一方側36と他方側37を前記ブレード52の半
径方向の異なる位置に対応させた関係となっており、こ
のことによって前記開口36、37から流入する空気は
前記ブレード52に時間的位相差をもって当たるもので
ある。
【0025】つまり、開口37から流入してブレード5
2の先端面に当たる空気は、開口36から流入してブレ
ード52の基部面に当たる空気流より時間的に先行する
ことになり時間的位相差が生じるものである。
【0026】つぎに、前記下部ケース40は、上面から
の投影が長方形状に形成され、上方を前記上部ケース3
0の開口31に対応して開口41が形成されるととも
に、平坦面に形成た底壁42を有した有底箱状に形成さ
れている。そして、前記底壁42には図3に示すように
長方形状の吸込口43が形成され、また、底壁42の各
角部には凹部44が形成されており、ここれら凹部44
には走行車輪44aが軸支して設けられている。なお、
前記底壁42は、吸込口体20の被掃除面と対向する対
向面を構成しているものである。
【0027】また、下部ケース40の長手方向両端壁に
は、図5に示すように前記軸受35の他方側を形成する
軸受部45が形成されている。
【0028】そして、前記上部ケース30と下部ケース
40とを図示いないねじよって結合することにより本体
ケース21が構成つまり組み立てられる。そして、上部
ケース30と下部ケース40とにより組み立てられた本
体ケース21の内部には、吸込室22が形成され、この
吸込室22は前記吸込開口43および接続部33の流路
孔33aに連通している。
【0029】また、前記上部ケース30の前記接続部3
3には接続管23が周方向に回動可能にして取り付けら
れており、この接続管23は前記延長管11に着脱可能
に嵌合接続されるようになっている。
【0030】つぎに、本体ケース21の吸込室22内に
配設される回転清掃体50について説明する。
【0031】この回転清掃体50は、図4に示すように
内部を中空とした軸55、内部に前記軸55が挿入され
る貫通孔51aが形成された筒状のブレード軸51とこ
のブレード軸51の外周に一体に形成された複数(図4
では9枚)のブレード52とからなるブレード体53と
から構成されている。なお、前記軸55とブレード軸5
1とは軸部材を構成しているものである。
【0032】そして、前記ブレード体53は軟質塩化ビ
ニールあるいは軟質ゴム等からなり、回転清掃体50が
回転すると前記ブレード52は被掃除面に存在する塵埃
を叩き出しあるいは払拭するように機能するものであ
る。また、前記ブレード52は、図4に示すように回転
方向(図4の矢印方向)に凸状とした円弧状に形成され
ており、したがって、前記開口36および開口37に対
向する側は凹状曲面となっているものである。
【0033】また、回転清掃体50の組み立ては、前記
軸55をブレード軸51の貫通孔51aに圧入するとと
もに、接着剤により接着して一体化して組み立てられる
ものである。なお、軸55とブレード軸51とは成型に
より一体化するようにしてもよいものである。
【0034】また、回転清掃体50の前記吸込室22内
への配設は、軸55の両端を図3等に示すように前記軸
受35に回転自在に軸支することによってなされるもの
である。
【0035】そして、回転清掃体50が前記吸込室22
内に配設されて回転すると、ブレード52の基部面およ
び先端面は、回転する過程において上部ケース30に形
成した開口36および開口37に対向し、開口36およ
び開口37から空気が流入すると、この空気は前記ブレ
ード52の基部面および先端面に吹き付けられつまり当
たり、この空気によって回転清掃体50は回転する。
【0036】そして、前記開口36および開口37が前
述したように上部ケース30に上下方向に寸法Lだけ離
間して設けられていることから、開口37から流入して
ブレード52の先端面に当たる空気は、開口36から流
入してブレード52の基部面に当たる空気よりも時間的
に先行することになる。したがって、開口36および開
口37から流入する空気は、同一のブレード52には同
時ではなく、開口36からの空気は時間的に遅れて当た
るつまり時間的位相差をもって当たることになり、開口
36および開口37から流入する空気がブレード52に
当たることによって発生する音を小さくすることができ
るものである。
【0037】また、前記ブレード52の開口36および
開口37に対向する側が凹状曲面となっていることか
ら、開口37から流入してブレード52の先端面に当た
る空気流と、開口36から流入してブレード52の基部
面に当たる空気流とに時間的位相差をさらに大きくする
ことができるものである。
【0038】つぎに、このように構成された上記吸込口
体20の動作について説明する。
【0039】まず、使用の際は図1に示すように、電気
掃除機1に吸込みホース7、延長管10、11を接続す
るとともに延長管11に吸込口体20を接続し、そし
て、接続部8に設けられた複数のスイッチ釦9aのうち
の所定のスイッチ釦9aを閉成操作して図示しない電動
送風機を駆動し、吸込口体20を被掃除面上を走行させ
つつ掃除を行う。
【0040】そして、電動送風機が駆動されると集塵室
が負圧になり吸込口体20の吸込開口43から塵埃とと
もに空気が吸込まれ、集塵装置によって塵埃は除去さ
れ、空気は排気口から排気される。
【0041】また、集塵室が負圧になることによって、
上部ケース30に形成された前記開口36および開口3
7から吸込室22内に空気が流入し、前記ブレード52
に当ることから回転清掃体50が回転し、ブレード52
の先端部は被掃除面に存在する塵埃は叩き出しあるいは
払拭され、この塵埃は吸込室22を介して延長管11、
10、吸込みホース7を経て集塵室に吸込まれ上記した
ように塵埃は集塵装置によて除去されて掃除がなされる
ものである。
【0042】そして、上述したように、開口37から流
入してブレード52の先端面に当たる空気は、開口36
から流入してブレード52の基部面に当たる空気よりも
時間的に先行するから、開口36および開口37から流
入する空気は、同一のブレード52に時間的位相差をも
って当たることから、ブレード52に当たる空気によっ
て発生する音を小さいものである。
【0043】このように、本体ケース21に前記回転清
掃体50のブレード52に当てて回転清掃体50に回転
力を生じさせる空気を流入させる開口36、37を設け
るとともに、この開口36、37と前記ブレード52と
の対応関係を前記開口36、37から流入する空気が前
記ブレードに時間的位相差をもって当たるようにしたこ
とから、前記開口36、37から流入する空気はブレー
ド52に同時に当たることがないために、前記空気がブ
レード52に当たることによって発生する音を小さくす
ることができるものである。
【0044】また、ブレード52をブレード軸51、軸
55つまり軸部材の軸に平行に沿う直線状に形成したこ
とから、ブレード体53の製作の際の成型が容易であ
り、したがって、回転清掃体50の製作を容易とするこ
とできるものである。
【0045】なお、上記実施の形態においては、開口3
6と開口37との二つの開口を設けるようにしたが、こ
れは、開口36および開口37がそれぞれ設けられてい
る部位と連続させて傾斜したスリット状の開口としても
よいものである。この場合は開口はスリット状に形成さ
れているがスリット状の開口の少なくとも一端側および
他端側はそれぞれ開口の一方側および他方側を構成する
ものである。
【0046】また、上記実施の形態においては、回転清
掃体50のブレード体53のブレード軸51とこのブレ
ード軸51の貫通孔53aに嵌合する軸55とによって
軸部材を構成したが、これは、軸55とブレード軸51
に相当する部分と硬質部材で一体にして形成した軸によ
って軸部材を形成するとともに、この軸部材に軸方向に
沿って係合溝を形成し、この係合溝に軟質部材で短冊状
に形成したブレードの長手方向一端側を係合させてと取
り付け回転清掃体50を構成するようにしてもよい。
【0047】また、上記実施の形態においては、上部ケ
ース30に設けた開口36、37から流入する空気をブ
レード52に時間的位相差をもって当てるための、開口
36、37と前記ブレード52との対応関係を、ブレー
ド52をブレード軸53すなわち軸55の軸と平行な直
線状とするとともに、開口36および開口37をブレー
ド52の半径方向の異なる位置に対応させて上部ケース
30に設けることによって前記関係としたが、これは、
図6に示すように開口136および開口137を上部ケ
ース30の同一高さつまり軸55の軸心を中心とした同
一半径の位置に設けるとともに、ブレード152をブレ
ード軸51の一方端(図6において右側端)から他方端
(図6において左側端)に向かうにつれて周方向に傾斜
させて他方側を一方側よりも回転方向対して遅らせて形
成することによって前記対応関係とするようにしてもよ
いものである。
【0048】このように構成した場合は、開口137か
ら流入してブレード152に当たる空気は、開口136
から流入してブレード152に当たる空気よりも先行す
ることになり、したがって、開口136および開口13
7から流入する空気は、ブレード152に対して時間的
位相差をもって当たることから、前記空気がブレード1
52に当たることによって生じる音を小さくできるもの
である。
【0049】また、ブレード152をブレード軸53の
一方端(図6において右側端)から他方端(図6におい
て左側端)に向かって連続して形成し、つまり他方側を
一方側よりも回転方向対して遅らせるて形成されている
ことから、ブレード152に時間的位相差をもってかつ
連続的に空気を当てることができるため、連続的な回転
力を生じさせることができ、したがって回転清掃体50
をスムーズに回転させることができるものである。
【0050】なお、図6に示すようにブレード152を
周方向に傾斜させて形成した場合も、開口を前記ブレー
ド152とその中間部で交差するスリット状の開口に形
成してもよく、このようにスリット状とした場合は、さ
らにブレード152に連続的に空気を当てることができ
るため、回転力をさらに連続的に生じさせることができ
るものである。なお、図6において上記実施の形態と同
一部分には同一符号を付してある。
【0051】また、図示しないが、回転清掃体のブレー
ド軸にその軸心と平行な直線状として形成したブレード
を、ブレード軸の軸方向中間部で二分して二つのブレー
ド群とするとともに、一方側のブレード群の各ブレード
を他方側のブレード群の互いに隣接ブレードの中間に位
置するように、つまり一方側のブレード群と他方側のブ
レード群とのいずれか一方を回転方向に対して進め、他
方を遅らせるようにして形成し、本体ケースに形成する
開口を上部ケースに同一高さ位置に設けるようにして、
開口とブレードとの位置関係を開口から流入する空気を
ブレードに対して時間的位相差をもって当たる関係とし
てもよいものである。
【0052】また、上記実施の形態においては、開口3
6、37から流入する空気を被掃除面の塵埃を叩き出す
あるいは払拭するブレード52に当てる構成としたが、
これは、図7に示すように前記ブレード52とは別に、
これらブレード52の互いに隣接するブレード52の間
に、このブレード52よりも半径方向の長さを短い複数
の駆動用ブレード252をブレード軸51に一体に形成
し、これら駆動用ブレード252に開口36、37から
流入する空気を時間的位相差をもたせてあてるように構
成してもよいものである。また、このように構成した場
合は駆動用ブレード252に開口からの空気を当てるた
めには、ブレード52に通風孔52aを形成すればよ
く、この通風孔52aの形状はブレード52の周縁部を
額縁状に残して形成するようにしてもよく、また、スリ
ット状に形成してもよいものである。なお、図7におい
ては上記実施の形態と同一部分には同一符号を付してあ
る。
【0053】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、本体ケースに、前記ブレードに当てて回転清掃体
に回転力を生じさせる空気を流入させる開口を設けると
ともに、この開口と前記ブレードとの対応関係を前記開
口から流入する空気が前記ブレードに時間的位相差をも
って当たるようにしたことから、前記開口から流入する
空気はブレードに同時に当たることがないために、前記
空気がブレードに当たることによって発生する音を小さ
くすることができるという効果を有するものである。ま
た、回転清掃体を駆動させる駆動源を別に設けることを
要しないことから、構造を簡単にできるとともに小形・
軽量化が図れるという効果を有するものである。
【0054】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記開口と前記ブレードとの対応関
係を、前記ブレードを軸部材の軸心に平行な直線状に形
成するとともに、前記開口の一方側と他方側を前記ブレ
ードの半径方向の異なる位置に対応させる関係として前
記開口から流入する空気が前記ブレードに時間的位相差
をもって当たるようにしたことから、請求項1記載の発
明の効果に加えて、ブレードは軸部材の軸心に平行な直
線状となっていることから、回転清掃体の製作を容易と
することできるという効果を有するものである。
【0055】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記開口と前記ブレードとの対応関
係を、前記ブレードを前記軸部材の軸方向に対して傾斜
させて形成し、このブレードと前記開口とが軸方向に対
して交差する関係として前記開口から流入する空気が前
記ブレードに時間的位相差をもって当たるようにしたこ
とから、請求項1記載の発明の効果に加えて、ブレード
に連続的に空気を当てることができるため、連続的な回
転力を生じさせることができるという効果を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した吸込口体を電気掃除機に接続
した状態を示す斜視図。
【図2】本発明の実施の形態を示す吸込口体の斜視図。
【図3】上記実施の形態の吸込口体の下面図。
【図4】上記実施の形態の吸込口体の断面図(図2にお
けるX−X1−X2−X3での断面図)。
【図5】上記実施の形態の吸込口体の正面図。
【図6】上記実施の形態の吸込口体の開口とブレードと
の対応関係を他の実施の形態とした吸込口体の正面図。
【図7】上記実施の形態の吸込口体の回転清掃体のブレ
ードを他の実施の形態とした吸込口体の断面図。
【符号の説明】
1 電気掃除機 20 吸込口体 21 本体ケース 22 吸込室 23 接続管 30 上部ケース(本体ケースの一部) 36、37 開口 40 下部ケース(本体ケースの一部) 42 下部ケースの底壁(被掃除面との対向面) 43 吸込口 50 回転清掃体 51 ブレード軸(軸部材の一部) 52 ブレード 55 軸(軸部材の一部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被掃除面との対向面に開口した吸込開口
    を有するとともに接続管に連通する吸込室を有する本体
    ケースと、軸部材とこの軸部材にその軸方向に沿って設
    けられたブレードとからなり前記吸込室内に前記軸部材
    の両端を回転可能に軸支して設けられた回転清掃体とか
    らなる電気掃除機の吸込口体において、前記本体ケース
    に、前記ブレードに当てて回転清掃体に回転力を生じさ
    せる空気を流入させる開口を設けるとともに、この開口
    と前記ブレードとの対応関係を前記開口から流入する空
    気が前記ブレードに時間的位相差をもって当たるように
    したことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記開口
    と前記ブレードとの対応関係を、前記ブレードを軸部材
    の軸心に平行な直線状に形成するとともに、前記開口の
    一方側と他方側を前記ブレードの半径方向の異なる位置
    に対応させる関係として前記開口から流入する空気が前
    記ブレードに時間的位相差をもって当たるようにしたこ
    とを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明において、前記開口
    と前記ブレードとの対応関係を、前記ブレードを前記軸
    部材の軸方向に対して傾斜させて形成し、このブレード
    と前記開口とが軸方向に対して交差する関係として前記
    開口から流入する空気が前記ブレードに時間的位相差を
    もって当たるようにしたことを特徴とする電気掃除機の
    吸込口体。
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