JPH11155464A - 帯状の食品生地の生産システム及び帯状の食品生地の生産システムの使用方法 - Google Patents

帯状の食品生地の生産システム及び帯状の食品生地の生産システムの使用方法

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JPH11155464A
JPH11155464A JP9323490A JP32349097A JPH11155464A JP H11155464 A JPH11155464 A JP H11155464A JP 9323490 A JP9323490 A JP 9323490A JP 32349097 A JP32349097 A JP 32349097A JP H11155464 A JPH11155464 A JP H11155464A
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forming
feed
band
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道男 森川
Koichi Hirabayashi
孝一 平林
Kenji Takao
健二 高尾
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    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21CMACHINES OR EQUIPMENT FOR MAKING OR PROCESSING DOUGHS; HANDLING BAKED ARTICLES MADE FROM DOUGH
    • A21C3/00Machines or apparatus for shaping batches of dough before subdivision
    • A21C3/04Dough-extruding machines ; Hoppers with moving elements, e.g. rollers or belts as wall elements for drawing the dough

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状の食品生地Wの単位時間当たりの実生産
量をほぼ一定値にする。 【解決手段】 適数の分割された食品生地Wの重量を適
数の分割された食品生地Wを投入する時間で割ることに
より単位時間当たりの実生産量を求める演算部67を設
け、単位時間当たりの実生産量が目標設定値よりも小さ
い場合には一対のローラ群29L,29Rの吐出側間隙
を拡大しかつ単位時間当たりの実生産量が目標設定値よ
りも大きい場合には一対のローラ群29L,29Rの吐
出側間隙を縮小するように間隙調節用モータ47を制御
する制御部65を設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘性かつ弾性の食
品生地(例えばパン生地)を分割して、帯状に成形せし
める帯状の食品生地の生産システム及び帯状の食品生地
の生産システムの使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の帯状の食品生地の生産システムに
ついて簡単に説明する。
【0003】上記生産システムは本体フレームをベース
にしてあって、この本体フレームには粘性かつ弾性の食
品生地(例えばパン生地)を収容する分割用ホッパが設
けてあり、この分割用ホッパの下側開口部には食品生地
を切断して分割せしめる分割カッタ装置が設けてある。
上記分割カッタ装置の下方には分割された食品生地を収
容する成形用ホッパが設けてあり、この成形用ホッパ内
の所定レベルに食品生地の上限レベルが達したことを検
出するON,OFF切換え可能なレベルセンサが設けて
ある。そして、上記成形用ホッパの下側開口部には食品
生地を挟圧して帯状に成形せしめて下方向へ送るV字形
状の一対の成形送り具が設けてあり、適宜位置には一対
の成形送り具を送り運動させる送り駆動装置が設けてあ
る。また、一対の成形送り具の下方には帯状に成形され
た食品生地を搬送するコンベアが設けてある。
【0004】更に、上記生産システムは制御部を備えて
おり、この制御部は、成形用ホッパ内の所定のレベルに
食品生地の上限レベルが達してレベルセンサがOFFか
らONに切換わると、送り駆動装置の駆動を開始するよ
うに制御すると共に、送り駆動装置の駆動を開始した後
においてレベルセンサがONからOFFに切換わると、
分割カッタ装置が作動するように制御するものである。
【0005】従って、分割用ホッパに食品生地を収容し
た後に、分割カッタ装置により食品生地を切断して分割
せしめると、分割された食品生地は成形用ホッパ内に投
入される。上記作用を複数回繰返すことにより、成形用
ホッパ内に収容された食品生地の上限レベルが所定のレ
ベルに達してレベルセンサがOFFからONに切換わる
と、制御部により送り駆動装置の駆動を開始する。これ
によって、一対の成形送り具により食品生地を挟圧して
帯状に形成せしめつつ、帯状の食品生地を下方向へ送っ
て吐出側間隙から吐出させてコンベアへ送出す。そし
て、帯状の食品生地はコンベアにより搬送されて、次の
生産システムへ送られる。
【0006】ここで、食品生地が吐出側間隙から吐出さ
れることにより、成形用ホッパ内に収容された食品生地
の上限レベルが所定のレベルよりも下がってレベルセン
サがONからOFFに切換わると、制御装置により分割
カッタ装置を作動させて食品生地を切断して分割せしめ
て、成形用ホッパ内へ投入する。そして、投入された食
品生地は、上述のごとく、帯状に成形せしめてコンベア
へ送出される。上述の作用は、レベルセンサがONから
OFFに切換わる度に繰返して行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のごと
き、従来の帯状の食品生地の生産システムにおいては、
連続して吐出される帯状の食品生地の単位時間当たりの
実生産量を一定にすることは容易ではなく、単位時間当
たりの実生産量が作業時間帯によって多かったり、少な
かったりすると、食品生地の品質管理上好ましくないと
共に、次の生産システムにおいて帯状の食品生地の処理
を能率良く行うことができない。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、粘性かつ弾性の食品生地を収容する分割用ホ
ッパを設け、この分割用ホッパの下側開口部に食品生地
を切断して分割せしめる分割カッタ装置を設け、この分
割カッタ装置の下方に分割された食品生地を搬送する上
部コンベアを設け、この上部コンベアの下流部の下方に
分割された食品生地を収容する成形用ホッパを設け、こ
の成形用ホッパ内の所定のレベルに食品生地の上限レベ
ルが達したことを検出するON,OFF切換え可能なレ
ベルセンサを設け、上記成形用ホッパの下側開口部に食
品生地を挟圧して帯状に成形せしめて下方向へ送るV字
形状の一対の成形送り具を設け、一対の成形送り具を送
り運動させる送り駆動装置を設けると共に、一対の成形
送り具の吐出側間隙(一方の成形送り具を上端側の揺動
中心を中心として他方の成形送り具に対して接近離反す
る方向へ揺動可能に構成した場合にあっては、平均吐出
側間隙あるいは最小吐出側間隙を含む)の大きさを調節
する間隙調節装置を設け、一対の成形送り具の下方に帯
状に成形された食品生地を搬送する下部コンベアを設
け、上記成形用ホッパ内の所定のレベルに食品生地の上
限レベルが達して上記レベルセンサがOFFからONに
切換わると、上記送り駆動装置の駆動を開始するように
制御する制御部を設け、上記送り駆動装置の駆動を開始
した後において上記レベルセンサがONからOFFに切
換わると、上部コンベアの下流部から分割された食品生
地が上記成形用ホッパ内へ投入されるように構成し、前
記上部コンベアに分割された食品生地の重量を順次検出
する重量検出器を設け、分割された食品生地を上部コン
ベアの下流部から前記成形用ホッパ内へ投入する投入時
間を順次検出するタイマを設け、上記送り駆動装置の駆
動を開始した後において適数(1又は複数)の分割され
た食品生地の重量を適数の分割された食品生地の投入時
間で割ることにより単位時間当たりの実生産量を求める
演算部を設け、上記制御部を、この単位時間当たりの実
生産量が目標設定値よりも小さい場合には一対の成形送
り具の吐出側間隙を拡大しかつ上記単位時間当たりの実
生産量が目標設定値よりも大きい場合には一対の成形送
り具の吐出側間隙を縮小するように前記間隙調節装置を
制御可能に構成してなることを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の発明特定事項によると、
分割用ホッパ内に食品生地を収容した後に、分割カッタ
装置により食品生地を切断して分割せしめることによ
り、分割された食品生地を上部コンベアへ送出す。そし
て、分割された食品生地を上部コンベアにより搬送方向
へ搬送し、上部コンベアの下流部から成形用ホッパ内へ
投入せしめる。上述の作用を複数回繰返すことにより、
成形用ホッパ内に収容された食品生地の上限レベルが所
定のレベルに達してレベルセンサがOFFからONに切
換わると、制御部により送り駆動装置の駆動を開始す
る。これによって、一対の成形送り具により食品生地を
挟圧して帯状に成形せしめつつ、帯状の食品生地を吐出
側間隙から吐出して下部コンベアへ送出す。そして、帯
状の食品生地は下部コンベアにより搬送されて、次の生
産システムへ送られる。
【0010】ここで、帯状の食品生地が吐出側間隙から
吐出されることにより、成形用ホッパ内に収容された食
品生地の上限レベルが所定のレベルよりも下がってレベ
ルセンサがONからOFFに切換わると、分割された食
品生地を上部コンベアの下流部から成形用ホッパ内へ投
入せしめる。そして、投入された食品生地を、上述のご
とく、帯状に成形せしめて下部コンベアへ送出す。上述
の作用は、レベルセンサがONからOFFに切換わる度
に繰返して行う。
【0011】上述のごとく、分割された食品生地の投
入、帯状の食品生地の成形,送出しを行う過程におい
て、重量検出器により分割された食品生地の重量を順次
検出すると共に、タイマにより分割された食品生地が成
形用ホッパ内へ投入する投入時間を順次検出する。更
に、演算部によって適数の分割された食品生地の重量を
適数の分割された食品生地の投入時間で割ることにより
単位時間当たりの実生産量を求める。そして、この単位
時間当たりの実生産量が目標設定値よりも少ない場合に
は一対の成形送り具の吐出側間隙を拡大すると共に単位
時間当たりの実生産量が目標設定値よりも多い場合には
一対の成形送り具の吐出側間隙を縮小するように制御部
によって間隙調節装置を制御する。
【0012】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明特定事項の他に、前記成形送り具は上下
方向へ並設した複数の成形送りローラ(断面形状が円形
又は多角形の成形送りローラ)からなるローラ群であっ
て、各成形送りローラを送り方向へ回転可能にそれぞれ
構成してなることを特徴とする。
【0013】請求項2に記載の発明特定事項によると、
請求項1に記載の発明特定事項による作用と同様の作用
を奏する。
【0014】請求項3に記載の発明にあっては、請求項
2に記載の発明特定事項の他に、一対の前記ローラ群の
前記吐出側間隙からの帯状の食品生地の吐出作用を促進
するため、少なくとも一方のローラ群を上端側の揺動軸
を中心として他方のローラ群に対して接近離反する方向
へ揺動可能に構成してなることを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明特定事項によると、
請求項2に記載の発明特定事項による作用の他に、一対
のローラ群の吐出側間隙から帯状の食品生地の吐出を行
っている時に、少なくとも一方のローラ群を上端側の揺
動軸を中心として他方のローラ群に対して接近離反する
方向へ多数回揺動させる。ここで、一方のローラ群を他
方のローラ群に対して離反する方向へ揺動させることに
より、吐出側間隙の上側において食品生地の上向きの圧
力が減少し、食品生地は自重により吐出側間隙へ流れ
る。又、一方のローラ群を他方のローラ群に対して接近
する方向へ揺動させることにより、一対のローラ群によ
って食品生地を帯状に成形せしめる。
【0016】請求項4に記載の発明にあっては、請求項
2又は請求項3に記載の発明特定事項の他に、一対の前
記ローラ群における複数の前記成形送りローラを同期し
て送り方向へ回転させる送り用モータを設け、帯状の食
品生地の一部分であって前記吐出側間隙と前記下部コン
ベアの間の部分の垂直方向に対する流れ量を検出する流
れ量検出センサを設け、前記制御部を、帯状の食品生地
の上記一部分が垂直方向に対して下部コンベアの下流側
へ大きく流れると複数の成形送りローラの周速を速くし
かつ帯状の食品生地の一部分が垂直方向に対して下部コ
ンベアの上流側へ大きく流れると複数の成形送りローラ
の周速を遅くするように上記送り用モータを制御可能に
構成してなることを特徴とする。
【0017】請求項4に記載の発明特定事項によると、
請求項2又は請求項3に記載の発明特定事項による作用
の他に、送り用モータの駆動により一対のローラ群にお
ける複数の成形送りローラを同期して送り方向へ回転さ
せることにより、一対のローラ群により食品生地を挟圧
して帯状に成形せしめつつ、帯状の食品生地を下方向へ
送って吐出側間隙から吐出させて下部コンベアへ送出
す。この時、流れ量検出センサにより帯状の食品生地の
上記一部分の垂直方向に対する流れ量を検出する。更
に、帯状の食品生地の上記一部分が垂直方向に対して下
部コンベアの下流側へ大きく流れると複数の成形送りロ
ーラの周速を速くしかつ帯状の食品生地の上記一部分が
垂直方向に対して下部コンベアの上流側へ大きく流れる
と複数の成形送りローラの周速を遅くするように、制御
装置によって回転モータを制御する。
【0018】請求項5に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明特定事項の他に、前記成形送り具は上下
方向へ延びかつ送り方向へ走行可能なベルトを有した成
形送りベルト装置であって、一対の成形送りベルト装置
の吐出側間隙からの帯状の食品生地の吐出作用を促進す
るため、少くとも一方の成形送りベルト装置を上端側の
揺動軸を中心として他方の成形送りベルト装置に対して
接近離反する方向へ揺動可能に構成してなることを特徴
とする。
【0019】請求項5に記載の発明特定事項によると、
請求項1に記載の発明特定事項による作用の他に、一対
の成形送りベルト装置の吐出側間隙から帯状の食品生地
の吐出を行っている時に、少なくとも一方の成形ベルト
装置を上端側の揺動軸を中心として他方の成形送りベル
ト装置に対して接近離反する方向へ多数回揺動させる。
ここで、一方の成形送りベルト装置の下端部を他方の成
形送りベルト装置に対して離反する方向へ揺動させるこ
とにより、吐出側間隙の上側において食品生地の上向き
の圧力が減少し、食品生地は自重により吐出側間隙へ流
れる。又、一方の成形送りベルト装置の下端部を他方の
成形送りベルト装置に対して接近する方向へ揺動させる
ことにより、一対の成形送りベルト装置によって食品生
地を帯状に成形せしめる。
【0020】請求項6に記載の発明にあっては、請求項
1〜請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の発明特
定事項の他に、前記制御部を、前記送り駆動装置の駆動
を開始した後において、前記レベルセンサがONからO
FFに切換わると、前記分割カッタ装置が作動するよう
に制御可能に構成してなることを特徴とする。
【0021】請求項6に記載の発明特定事項によると、
請求項1〜請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の
発明特定事項による作用の他に、帯状の食品生地が吐出
側間隙から吐出することにより、成形用ホッパ内に収容
された食品生地の上限レベルが所定のレベルよりも下が
ってレベルセンサがONからOFFに切換わると、制御
装置により分割カッタ装置が作動して食品生地を切断し
て分割せしめる。これによって、分割された食品生地を
上部コンベアへ送出して、上部コンベアの下流部から成
形用ホッパ内に投入せしめることができる。
【0022】請求項7に記載の発明にあっては、(i)
前記分割カッタ装置により食品生地を切断して分割せし
めることにより、分割された食品生地を前記上部コンベ
アへ送出す工程と、(ii)上記(i)工程が終了した後
に、分割された食品生地を上部コンベアにより搬送方向
へ搬送し、上部コンベアの下流部から前記成形用ホッパ
内へ投入せしめる工程と、(iii)上記(i)工程と上記
(ii)工程を繰返すことにより、成形用ホッパ内に収容
された食品生地の上限レベルが所定のレベルに達して前
記レベルセンサがOFFからONに切換わると、前記制
御部により前記送り駆動装置の駆動を開始する工程と、
(iv) 上記(iii)工程が終了した後に、一対の前記成形
送り具により食品生地を挟圧して帯状に成形せしめつ
つ、帯状の食品生地を前記吐出側間隙から吐出して下部
コンベアへ送出す工程と、(v)上記(iv)工程の途中
に、成形用ホッパ内に収容された食品生地の上限レベル
が所定のレベルよりも下がって前記レベルセンサがON
からOFFに切換わると、分割された食品生地を上部コ
ンベアの下流部から成形用ホッパ内へ投入せしめる工程
と、(vi)前記レベルセンサがONからOFFに切換わ
る度に上記(v)工程を繰返す工程と、(vii)上記(v
i)工程の途中に、前記演算部によって適数の分割され
た食品生地の重量を適数の分割された食品生地の投入時
間で割ることにより単位時間当たりの実生産量を演算
し、この単位時間当たりの実生産量が目標設定値よりも
少ない場合には一対の成形送り具の吐出側間隙を拡大す
ると共に単位時間当たりの実生産量が目標設定値よりも
多い場合には一対の成形送り具の吐出側間隙を縮小する
ように前記制御部により前記間隙調節装置を制御する工
程とを備えてなることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0024】図1を参照するに、本発明の実施の形態に
係る帯状の食品生地の生産システム1は、粘性かつ弾性
の食品生地(例えばパン生地)Wを分割して、帯状に形
成せしめるシステムであって、本体フレーム3をベース
にしている。この本体フレーム3の上部(図1において
上部)には食品生地Wを収容する分割用ホッパ5が設け
てあり、この分割用ホッパの下側開口部には食品生地W
を切断して分割せしめる分割カッタ装置7が設けてあ
る。
【0025】上記分割カッタ装置7は例えば特開平9−
220048号公報に示すような公知の装置であって、
簡単に説明すると次のようになる。すなわち、分割用ホ
ッパ5の下側開口部付近には一対の回転軸9L,9Rが
それぞれ回転可能に設けてあり、一対の回転軸9L,9
Rは切断用モータ11の駆動により送り方向(図1にお
いて矢印a方向)へ同期して回転するものである。回転
軸9Lには複数のカッタ13Lが設けてあり、同様に、
回転軸9Rには複数のカッタ13Rが設けてある。ここ
で、一対の回転軸9L,9Rの同期回転によって対応す
る一対のカッタ13L,13Rの先端部が接触すること
により、食品生地Wを切断することができると共に、分
割用ホッパ5の下側開口部を封鎖できるように構成して
ある。
【0026】上記分割カッタ装置7の下方には分割され
た食品生地Wを搬送する上部コンベア15が設けてあ
り、この上部コンベア15は走行用モータ17の駆動に
より循環走行可能なベルト19を備えている。本体フレ
ーム3の適宜位置には分割された食品生地Wの重量を順
次検出するロードセル21が上部コンベア15を支持す
るように設けてある。
【0027】図1及び図2を参照するに、上部コンベア
15の下流部(図1及び図2において左部)の下方には
分割された食品生地Wを収容する成形用ホッパ23が設
けてあり、本体フレーム3における成形用ホッパ23の
上方位置にはレベルセンサ25がブラケット27を介し
て設けてある。ここで、レベルセンサ25は、成形用ホ
ッパ23内の所定のレベルに食品生地Wの上限レベルが
達したことを検出するものであって、ON,OFF切換
え可能に構成してある。
【0028】上記成形用ホッパ23の下側開口部にはV
字形状の一対のローラ群29L,29Rが設けてあり、
一対のローラ群29L,29Rは食品生地Wを挟圧して
帯状に成形せしめて下方向へ送るものである。上記ロー
ラ群29Lは、成形用ホッパ23の下側開口部の左側
(図1及び図2において左側)に設けられたローラ支持
部材31Lと、このローラ支持部材31Lに上下方向へ
並設された複数の成形送りローラ33Lを備えており、
同様に、ローラ群29Rは、成形用ホッパ23の下側開
口部の右側に設けられたローラ支持部材31Rと、この
ローラ支持部材31Rに上下方向へ並設した複数の成形
用送りローラ33Rとを備えている。ここで、複数の成
形送りローラ33L及び複数の成形送りローラ33Rは
送り用モータ35L,35Rの駆動により同期して送り
方向(図1において矢印b方向)へ回転するものであ
る。なお、成形用送りローラ33L,33Rの断面形状
は図1に示すような円形の他に多角形であっても差し支
えない。
【0029】一対のローラ群29L,29Rの吐出側間
隙からの帯状の食品生地Wの吐出作用を促進するため、
右側のローラ支持部材31Rは上端側の揺動軸37Rを
中心として左側のローラ支持部材31Lに対して接近離
反する方向へ揺動可能に構成してある。上記ローラ支持
部材31Rを揺動させるため、本体フレーム3の適宜位
置には円板状の駆動リンク39を回転させる吐出促進用
モータ41が設けてあり、この駆動リンク39とローラ
支持部材31Rが連結リンク43を介して連結してあ
る。
【0030】一対のローラ群29L,29Rの吐出側間
隙の大きさを調節するため、左側のローラ支持部材31
Lは上端側の揺動軸37Lを中心として右側のローラ支
持部材31Rに対して接近離反する方向へ揺動可能に構
成してある。左側のローラ支持部材31Lを揺動調節す
るため、本体フレーム3の適宜位置には円板状の駆動リ
ンク45を回転させるサーボモータのごとき間隙調節用
モータ47が設けてあり、この駆動リンク45と左側の
ローラ支持部材31Lは連結リンク49を介して連結し
てある。更に、本体フレーム3の適宜位置には一対のロ
ーラ群29L,29Rの平均吐出側間隙(或いは最小吐
出側間隙)を検出する間隙検出センサ(例えばポテンシ
ョンメータ)51が設けてある。
【0031】一対のローラ群29L,29Rの下方には
帯状に成形された食品生地Wを搬送する下部コンベア5
3が設けてあり、この下部コンベア53は走行モータ5
5の駆動により循環走行可能なベルト57を備えてい
る。又、下部コンベア53の上側に近接した位置には流
れ量検出センサ59がブラケット61を介して設けてあ
り、この流れ量検出センサ59は、帯状の食品生地Wの
一部分であって上記吐出側間隙と下部コンベア51の間
の部分Waの垂直方向に対する流れ量を検出するもので
ある。
【0032】図3を参照するに、本実施例の帯状の食品
生地の生産システム1は制御装置63を備えており、こ
の制御装置63は制御部65と演算部67とタイマ69
とを有している。ここで、制御部65には所定の検出器
(ロードセル21、レベルセンサ25、間隙検出センサ
51、流れ量検出センサ59)及び所定のアクチュエー
タ(切断用モータ11、送り用モータ35L,35R、
間隙調節用モータ47)が接続してある。
【0033】上記タイマ69は、分割された食品生地W
を上部コンベア15の下流部から成形用ホッパ23内へ
投入する投入時間(例えばレベルセンサ25がONから
OFFに切換わったときから次にONからOFFに切換
わるまでの時間)を順次検出するものである。ここで、
上記演算部67は、適数(本発明の実施の形態において
は3つ)の分割された食品生地Wの重量を適数の分割さ
れた食品生地Wの投入時間で割ることにより単位時間当
たりの実生産量を求めるものである。上記制御部65
は、成形用ホッパ5内の所定のレベルに食品生地Wの上
限レベルが達してレベルセンサ25がOFFからONに
切換わると、一対の送り用モータ35L,35Rを同期
して駆動を開始するように制御すると共に、一対の送り
用モータ35L,35Rの駆動を開始した後においてレ
ベルセンサ25がONからOFFに切換わると、切断用
モータ11が作動するように制御するものである。更
に、制御部65は、単位時間当たりの実生産量が目標設
定値よりも小さい場合には一対のローラ群29L,29
Rの平均吐出側間隙(或いは最小吐出側間隔)を拡大し
かつ単位時間当たりの実生産量が目標設定値よりも大き
い場合には一対のローラ群29L,29Rの平均吐出側
間隙(或いは最小吐出側間隔)を縮小するように間隙調
節用モータ47を制御すると共に、帯状の食品生地Wの
前記一部分Waが図2において仮想線で示すように垂直
方向に対して下部コンベア53の下流側へ大きく流れる
と複数の成形送りローラ33L,33Rの周速を速くし
かつ帯状の食品生地Wの一部分Waが図2において点線
で示すように垂直方向に対して下部コンベア51の上流
側へ大きく流れると複数の成形送りローラ33L,33
Rの周速を遅くするように送り用モータ35L,35R
を制御するものである。
【0034】次に、帯状の食品生地の生産システム1の
使用方法について、作用を含めて説明する。尚、上記使
用方法は以下の(i)工程〜(vi)工程等を備えてい
る。
【0035】(i)工程 分割用ホッパ5に食品生地Wを収容した後に、切断用モ
ータ11の作動により一対の回転軸9L,9Rを切断方
向へ回転させて、対応する一対のカッタ13L,13R
により食品生地Wを切断して分割せしめる。これによっ
て、分割された食品生地Wを上部コンベア15へ送出す
ことができる。
【0036】(ii)工程 上記(i)工程が終了した後に、分割された食品生地W
を上部コンベア15により搬送方向へ搬送し、上部コン
ベア15の下流部から成形用ホッパ23内へ投入せしめ
る。
【0037】(iii)工程 上記(i)工程と上記(ii)工程を繰返すことにより、
成形用ホッパ23内に収容された食品生地Wの上限レベ
ルが所定のレベルに達してレベルセンサ25がOFFか
らONに切換わると、制御部65により送り用モータ3
5L,35Rの駆動を開始する。
【0038】(iv)工程 上記(iii)工程が終了した後に、一対のローラ群29
L,29Rにより食品生地Wを挟圧して帯状に成形せし
めつつ、帯状の食品生地Wを前記吐出側間隙から吐出し
て下部コンベア53へ送出す。そして、帯状の食品生地
Wを下部コンベア53により搬送方向へ搬送して、次の
生産システムへ送る。
【0039】ここで、一対のローラ群29L,29Rの
吐出側間隙から帯状の食品生地Wの吐出を行っている時
に、吐出促進用モータ41の駆動により右側のローラ群
29Rを左側のローラ群29Lに接近離反する方向へ連
続して多数回揺動させる。ここで、右側のローラ群29
Rを左側のローラ群29Lに対して離反する方向へ揺動
させることにより、上記吐出側間隙の上側において食品
生地Wの上向きの圧力が減少し、食品生地Wは自重によ
り吐出側間隙へ流れる。又、右側のローラ群29Rを左
側のローラ群29Lに対して接近する方向へ揺動させる
ことにより、一対のローラ群29L,29Rによって食
品生地Wは帯状に成形される。
【0040】又、帯状の食品生地Wを一対のローラ群2
9L,29Rの吐出側間隙から吐出させて、下部コンベ
ア53へ送出す時に、流れ量検出センサ59により帯状
の食品生地Wの前記一部分の垂直方向に対する流れ量を
検出し、帯状の食品生地Wの一部分が垂直方向に対して
下部コンベア53の下流側へ大きく流れると複数の成形
送りローラ33L,33Rの周速を速くしかつ帯状の食
品生地の一部分が垂直方向に対して下部コンベア53の
上流側へ大きく流れると複数の成形送りローラ33L,
33Rの周速を遅くするように制御部65により送り用
モータ35L,35Rを制御する。
【0041】(v)工程 上記(iv)工程の途中に、成形用ホッパ23内に収容さ
れた食品生地Wの上限レベルが所定のレベルよりも下が
ってレベルセンサ25がONからOFFに切換わると、
制御部65により切断用モータ11を作動させて対応す
る一対のカッタ13L,13Rにより食品生地Wを切断
して分割せしめる。そして、分割された食品生地Wを上
部コンベア15により搬送方向へ搬送し、上部コンベア
15の下流部から成形用ホッパ23へ投入せしめる。更
に、投入された食品生地Wを、上述のごとく、帯状に成
形せしめて、下部コンベア53へ送出す。
【0042】(vi)工程 上記(v)工程をレベルセンサ25がONからOFFに
切換わる度に繰返す。
【0043】(vii)工程 上記(iv)工程(上記(v)工程及び上記(vi)工程を
含む)の途中に、演算部67によって適数(本発明の実
施の形態にあっては3つ)の分割された食品生地Wの重
量を適数の分割された食品生地Wの投入時間で割ること
により単位時間当たりの実生産量を演算する。そして、
単位時間当たりの実生産量が目標設定値よりも少ない場
合には一対のローラ群29L,29Rの平均吐出側間隙
(或いは最小吐出側間隙)を拡大すると共に単位時間当
たりの実生産量が目標設定値よりも多い場合には一対の
ローラ群29L,29Rの吐出側間隙(或いは最小吐出
側間隔)を縮小するように制御部65により間隙調節用
モータ47を制御する。
【0044】以上のごとき、本実施例の発明の形態によ
れば、分割された食品生地Wの投入、帯状の食品生地W
の成形,送出しを行う過程において、実生産量が目標設
定値よりも少ない場合には一対のローラ群29L,29
Rの平均吐出側間隙を拡大すると共に、単位時間当たり
の実生産量が目標設定値よりも多い場合には一対のロー
ラ群29L,29Rの平均吐出側間隙を縮小することが
できるため、連続して吐出される帯状の食品生地Wの単
位時間当たりの実生産量をほぼ一定値(目標設定値)に
することができ、食品生地Wの品質管理上の便を図るこ
とができると共に、下部コンベア53の下流側の次の生
産システムにおいて帯状の食品生地Wの処理を能率良く
行うことができる。
【0045】また、一対のローラ群29L,29Rの吐
出側間隙からの帯状の食品生地Wの吐出作用を促進する
ことができるため、帯状の食品生地Wの生産性を高める
ことができる。
【0046】更に、帯状の食品生地Wの前記一部分Wa
が垂直方向に対して下部コンベア51の下流側へ大きく
流れた状態が長時間続かないため、帯状の食品生地Wの
一部分Waが途中で切断されることがなく、帯状の食品
生地Wが連続して吐出されると共に、帯状の食品生地W
の一部分Waが垂直方向に対して下部コンベア51の上
流側へ大きく流れた状態が長時間続かないため、下部コ
ンベア51と一対のローラ群29L,29Rの間に帯状
の食品生地Wがたまることがなく、帯状の食品生地Wの
吐出動作が妨げられることはない。
【0047】尚、本発明は、前述のごとき発明の実施の
形態の説明に限るものではなく、複数の成形送りローラ
33L,33Rを備えた一対のローラ群29L,29R
を用いる代わりに、上下方向へ延びかつ送り方向へ走行
可能なベルトを有した一対の成形送りベルト装置を用い
ても差支えない。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、分割さ
れた食品生地の投入、帯状の食品生地の成形,送出しを
行う過程において、単位時間当たりの実生産量が目標設
定値よりも少ない場合には一対の成形送り具の吐出側間
隙を拡大すると共に単位時間当たりの実生産量が目標設
定値よりも多い場合には一対の成形送り具の吐出側間隙
を縮小することができるため、連続して吐出される帯状
の食品生地の単位時間当たりの実生産量をほぼ一定値
(目標設定値)にすることができ、食品生地の品質管理
上の便を図ることができると共に、下部コンベアの下流
側の次の生産システムにおいて帯状の食品生地の処理を
能率良く行うことができる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果と同様の効果を奏する。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果を奏する他に、一対のローラ群の吐
出側間隙からの帯状の食品生地の吐出作用を促進するこ
とができるため、帯状の食品生地の生産性を高めること
ができる。
【0051】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
又は請求項3に記載の発明の効果の他に、帯状の食品生
地の前記一部分は垂直方向に対して下部コンベアの下流
側へ大きく流れた状態が長時間続かないため、帯状の食
品生地の一部分が途中で切断されることはなく、帯状の
食品生地が連続して吐出されると共に、帯状の食品生地
の一部分が垂直方向に対して下部コンベアの上流側へ大
きく流れた状態が長時間続かないため、上部コンベアと
一対のローラ群の間に帯状の食品生地がたまることがな
く、帯状の食品生地の吐出動作が妨げられることはな
い。
【0052】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果の他に、一対の成形送りベルト装置
の吐出側間隙からの帯状の食品生地の吐出作用を促進す
ることができるため、帯状の食品生地の生産性を高める
ことができる。
【0053】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の発明の効
果と同様の効果を奏する。
【0054】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯状の食品生地の生産システムの概略的な正面
図である。
【図2】図1における矢視部IIの拡大図である。
【図3】制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 帯状の食品生地の生産システム 5 分割用ホッパ 7 分割カッタ装置 11 切断用モータ 13L,13R カッタ 15 上部コンベア 21 ロードセル 23 成形用ホッパ 25 レベルセンサ 29L,29R ローラ群 33L,33R 成形送りローラ 35L,35R 送り用モータ 47 間隙調節用モータ 59 流れ量検出センサ 65 制御部 67 演算部 69 タイマ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘性かつ弾性の食品生地を収容する分割
    用ホッパを設け、この分割用ホッパの下側開口部に食品
    生地を切断して分割せしめる分割カッタ装置を設け、こ
    の分割カッタ装置の下方に分割された食品生地を搬送す
    る上部コンベアを設け、この上部コンベアの下流部の下
    方に分割された食品生地を収容する成形用ホッパを設
    け、この成形用ホッパ内の所定のレベルに食品生地の上
    限レベルが達したことを検出するON,OFF切換え可
    能なレベルセンサを設け、上記成形用ホッパの下側開口
    部に食品生地を挟圧して帯状に成形せしめて下方向へ送
    るV字形状の一対の成形送り具を設け、一対の成形送り
    具を送り運動させる送り駆動装置を設けると共に、一対
    の成形送り具の吐出側間隙の大きさを調節する間隙調節
    装置を設け、一対の成形送り具の下方に帯状に成形され
    た食品生地を搬送する下部コンベアを設け、上記成形用
    ホッパ内の所定のレベルに食品生地の上限レベルが達し
    て上記レベルセンサがOFFからONに切換わると、上
    記送り駆動装置の駆動を開始するように制御する制御部
    を設け、上記送り駆動装置の駆動を開始した後において
    上記レベルセンサがONからOFFに切換わると、上部
    コンベアの下流部から分割された食品生地が上記成形用
    ホッパ内へ投入されるように構成し、前記上部コンベア
    に分割された食品生地の重量を順次検出する重量検出器
    を設け、分割された食品生地を上部コンベアの下流部か
    ら前記成形用ホッパ内へ投入する投入時間を順次検出す
    るタイマを設け、上記送り駆動装置の駆動を開始した後
    において適数の分割された食品生地の重量を適数の分割
    された食品生地の投入時間で割ることにより単位時間当
    たりの実生産量を求める演算部を設け、上記制御部を、
    この単位時間当たりの実生産量が目標設定値よりも小さ
    い場合には一対の成形送り具の吐出側間隙を拡大しかつ
    上記単位時間当たりの実生産量が目標設定値よりも大き
    い場合には一対の成形送り具の吐出側間隙を縮小するよ
    うに前記間隙調節装置を制御可能に構成してなることを
    特徴とする帯状の食品生地の生産システム。
  2. 【請求項2】 前記成形送り具は上下方向へ並設した複
    数の成形送りローラからなるローラ群であって、各成形
    送りローラを送り方向へ回転可能にそれぞれ構成してな
    ることを特徴とする請求項1に記載の帯状の食品生地の
    生産システム。
  3. 【請求項3】 一対の前記ローラ群の前記吐出側間隙か
    らの帯状の食品生地の吐出作用を促進するため、少なく
    とも一方のローラ群を上端側の揺動軸を中心として他方
    のローラ群に対して接近離反する方向へ揺動可能に構成
    してなることを特徴とする請求項2に記載の帯状の食品
    生地の生産システム。
  4. 【請求項4】 一対の前記ローラ群における複数の前記
    成形送りローラを同期して送り方向へ回転させる送り用
    モータを設け、帯状の食品生地の一部分であって前記吐
    出側間隙と前記下部コンベアの間の部分の垂直方向に対
    する流れ量を検出する流れ量検出センサを設け、前記制
    御部を、帯状の食品生地の上記一部分が垂直方向に対し
    て下部コンベアの下流側へ大きく流れると複数の成形送
    りローラの周速を速くしかつ帯状の食品生地の一部分が
    垂直方向に対して下部コンベアの上流側へ大きく流れる
    と複数の成形送りローラの周速を遅くするように上記送
    り用モータを制御可能に構成してなることを特徴とする
    請求項2又は請求項3に記載の帯状の食品生地の生産シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記成形送り具は上下方向へ延びかつ送
    り方向へ走行可能なベルトを有した成形送りベルト装置
    であって、一対の成形送りベルト装置の吐出側間隙から
    の帯状の食品生地の吐出作用を促進するため、少くとも
    一方の成形送りベルト装置を上端側の揺動軸を中心とし
    て他方の成形送りベルト装置に対して接近離反する方向
    へ揺動可能に構成してなることを特徴とする請求項1に
    記載の帯状の食品生地の生産システム。
  6. 【請求項6】 前記制御部を、前記送り駆動装置の駆動
    を開始した後において前記レベルセンサがONからOF
    Fに切換わると、前記分割カッタ装置が作動するように
    制御可能に構成してなることを特徴とする請求項1〜請
    求項5のうちいずれかの請求項に記載の帯状の食品生地
    の生産システム。
  7. 【請求項7】 (i)前記分割カッタ装置により食品生
    地を切断して分割せしめることにより、分割された食品
    生地を前記上部コンベアへ送出す工程と、 (ii)上記(i)工程が終了した後に、分割された食品
    生地を上部コンベアにより搬送方向へ搬送し、上部コン
    ベアの下流部から前記成形用ホッパ内へ投入せしめる工
    程と、 (iii)上記(i)工程と上記(ii)工程を繰返すことに
    より、成形用ホッパ内に収容された食品生地の上限レベ
    ルが所定のレベルに達して前記レベルセンサがOFFか
    らONに切換わると、前記制御部により前記送り駆動装
    置の駆動を開始する工程と、 (iv) 上記(iii)工程が終了した後に、一対の前記成形
    送り具により食品生地を挟圧して帯状に成形せしめつ
    つ、帯状の食品生地を前記吐出側間隙から吐出して下部
    コンベアへ送出す工程と、 (v)上記(iv)工程の途中に、成形用ホッパ内に収容
    された食品生地の上限レベルが所定のレベルよりも下が
    って前記レベルセンサがONからOFFに切換わると、
    分割された食品生地を上部コンベアの下流部から成形用
    ホッパ内へ投入せしめる工程と、 (vi)前記レベルセンサがONからOFFに切換わる度
    に上記(v)工程を繰返す工程と、 (vii)上記(vi)工程の途中に、前記演算部によって適
    数の分割された食品生地の重量を適数の分割された食品
    生地の投入時間で割ることにより単位時間当たりの実生
    産量を演算し、この単位時間当たりの実生産量が目標設
    定値よりも少ない場合には一対の成形送り具の吐出側間
    隙を拡大すると共に単位時間当たりの実生産量が目標設
    定値よりも多い場合には一対の成形送り具の吐出側間隙
    を縮小するように前記制御部により前記間隙調節装置を
    制御する工程とを備えてなることを特徴とする請求項1
    に記載の帯状の食品生地の生産システムの使用方法。
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