JPH11155031A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH11155031A
JPH11155031A JP9321723A JP32172397A JPH11155031A JP H11155031 A JPH11155031 A JP H11155031A JP 9321723 A JP9321723 A JP 9321723A JP 32172397 A JP32172397 A JP 32172397A JP H11155031 A JPH11155031 A JP H11155031A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ISDNのようなディジタル回線での通話中に要
求のあった、G3ファクシミリ通信への切り換えを可能に
するファクシミリ装置のような通信端末装置の提供。 【解決手段】 主制御部1は、通話中にG3ファクシミリ
の通信要求を受けた場合は通話中の呼を切断してG3ファ
クシミリ通信を行うか、又は通話中の呼を切断又は保留
して通信要求を受けるか、通信要求を拒否するかの選択
を通話中のオペレータに要求し、オペレータの選択内容
に応じて、G3ファクシミリ通信への切り換え、通話の継
続等を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDN(Integrated
Services Digital Network) のようなディジタル通信回
線に接続され、G4ファクシミリ通信機能、G3ファクシミ
リ通信機能及び通話機能を備えた通信端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、ISDNに接続することにより、ディ
ジタル形式のままでデータを送受信するG4方式のファク
シミリ通信が可能な通信端末装置が普及しつつある。こ
のような通信端末装置は、G4ファクシミリ通信機能に加
えて、一般的に、G3ファクシミリ通信機能と電話機能と
を備えている。
【0003】ISDNのユーザ・網インタフェースは、ITU
(国際電気通信連合)-T 勧告のI.410系勧告により、基本
インタフェースと、1次群速度インタフェースとが標準
化されている。例えば、電話をかけながらファクシミリ
通信、データ通信を行うといった一般的な使われ方を想
定した基本インタフェースは、種々のユーザ情報信号の
通信用としての2つの Bチャネル(チャネル速度:64kb
ps)と、ISDNによる回線交換制御用信号等を伝送するた
めの1つの Dチャネル(16kbps)という、種類の異なる
複数の通信チャネルが同一インタフェース上で時分割多
重化されている。
【0004】ISDNにおける呼制御信号レイヤ3の呼設定
手順では、通信に先立ち、発端末から網へ、通信相手の
ISDNアドレス(着番号及び着サブアドレス)、通信に利
用する伝達能力等の情報要素を設定した呼設定要求(SET
UP) メッセージが伝送される。網は、発端末へCALL PRO
C (呼設定受付)を返送し、着端末へSETUP メッセージ
を送る。着端末は、着呼を受け入れられる状態にある場
合は呼出しを開始し、呼出し中であるこを示すALERT
(呼出)を網へ伝送する。
【0005】網は着端末からのALERT 受信により、発端
末にALERT を伝送し、呼を受け付けられる状態の端末が
存在し、その端末の呼出しが開始されたことを知らせ
る。着端末は、ユーザのオフフック等により呼への応答
を検出すると、網にCONN(応答)を伝送する。網は着端
末にCONN ACK(応答確認)を伝送するとともに、発端末
にCONNを伝送する。
【0006】以上の制御信号手順は Dチャネル上で行わ
れ、網からのCONN ACK受信により、着端末は Bチャネル
での通信中の状態に入る。従って、ISDNに接続された通
信端末装置では、 Bチャネルでの通話中に Dチャネルで
のファクシミリ通信の着呼要求又は発呼要求を受ける可
能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、着呼要求又は
発呼要求がG3ファクシミリ通信の場合、G3ファクシミリ
通信ではモデムから出力されたアナログデータをディジ
タルデータに符号化し、またISDNから受信したディジタ
ルデータをモデムに入力するためにアナログデータに復
号化する音声コーデック回路が必要であるが、音声コー
デックが1つの場合、通話中にはこの音声コーデック回
路を使用しているので、通話とG3ファクシミリ通信とを
並行して行うことができない。そのため、通話中にG3フ
ァクシミリ通信の着呼要求があっても呼は切断されてし
まう。また発呼要求の場合は通信が終了するまで発呼で
きない。
【0008】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、通話中にG3ファクシミリ通信
が要求された場合に、通話中の呼を切断してG3ファクシ
ミリ通信の要求を受け付けることにより、または通話中
のオペレータにG3ファクシミリ通信の要求発生を知ら
せ、通話中の呼を切断,保留してG3ファクシミリの通信
要求を受けるか、又は通信要求を拒否するかの選択を画
面表示,音声出力等で要求することにより、ISDNのよう
なディジタル回線での通話中に要求のあった、G3ファク
シミリ通信への切り換えを可能にするファクシミリ装置
のような通信端末装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明の通信端末装置
は、複数の通信チャネルを有するディジタル通信回線に
接続され、音声コーデック手段を使用する通信機能及び
通話機能を備えた通信端末装置において、前記通信機能
での通信要求を受けたことを検出する手段と、通話機能
の動作中に該通信要求を受けたことを検出した場合は通
話機能の動作を終了して前記通信機能を動作させる手段
とを備えたことを特徴とする。
【0010】第2発明の通信端末装置は、第1発明に加
えて、前記通信要求を受けたことを検出した場合に、通
話中の呼を切断して前記通信要求を受け付けるか、通話
中の呼を保留して前記通信要求を受け付けるか、又は前
記通信要求を拒否するかの選択要求データを出力する手
段と、該選択要求データに対する選択内容に応じて、前
記通信要求に対する処理を実行する手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0011】第3発明の通信端末装置は、第1又は第2
発明の通信要求が着呼であることを特徴とする。
【0012】第1発明では、通話中にG3ファクシミリの
通信要求を受けた場合は通話中の呼を切断してG3ファク
シミリ通信を行う。従って、ISDNのようなディジタル回
線において通話中であっても、G3ファクシミリ通信の要
求が受け付けられる。
【0013】第2発明では、通話中にG3ファクシミリの
通信要求を受けた場合は、通話中の呼を切断又は保留し
て通信要求を受けるか、通信要求を拒否するかの選択
を、表示,音声出力等により、通話中のオペレータに要
求し、オペレータの選択内容に応じて、G3ファクシミリ
通信への切り換え、通話の継続等を行う。従って、ISDN
のようなディジタル回線において通話中であっても、オ
ペレータが選択した場合はG3ファクシミリ通信の要求が
受け付けられる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の通信端末装置とし
てのファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
主制御部1は、バスを通じて装置のハードウェア各部を
制御するだけではなく、ROM 10に記憶されたソフトウェ
アに基づいて、原稿の画像データをMH, MR, MMR 等の符
号化方式によって符号化または復号化する符号化・復号
化等を含む通信手順等のソフトウェアを実行する。
【0015】本形態では、主制御部1は、ISDNでの通話
中にG3ファクシミリの通信要求を受けた場合は通話中の
呼を切断してG3ファクシミリ通信を行うか、又は通話中
の呼を切断又は保留して通信要求を受けるか、通信要求
を拒否するかの選択を通話中のオペレータに要求し、オ
ペレータの選択内容に応じて、G3ファクシミリ通信への
切り換え、通話の継続等を行う。
【0016】電子写真方式等のプリンタ2は、他のファ
クシミリ装置から受信した原稿の画像データを記録す
る。スキャナ3は、CCD 等で原稿を読み取り、白黒2値
の原稿の画像データを出力する。
【0017】操作部4は、装置を操作するのに必要なテ
ンキー、ワンタッチキー、プログラムワンタッチキー等
の各種のファンクションキー等を備える。また、例えば
通信のスタートキー・ストップキーは、後述する選択メ
ッセージに対してオペレータが選択操作を行うキーとし
て兼用される。
【0018】操作部4は、液晶ディスプレイ(LCD と略
記する)のようなディスプレイを備え、装置の動作状
態、原稿の画像データ等の表示を行う。また、通話中の
G3ファクシミリ通信の着呼要求・発呼要求の発生を示す
マーク,メッセージ等、及びその要求に対してオペレー
タに選択を行わせるための選択メッセージ、選択用のア
イコンボタン等を表示する。
【0019】RAM 5は、SRAMまたはフラッシュメモリ等
で構成され、ソフトウェアの実行時に発生する一時的な
データを記憶する。画像メモリ6はDRAM等で構成され、
原稿等の画像データを記憶する。
【0020】ROM 10には、主制御部1が実行する通信手
順等のソフトウェアの他に、ISDNでの通話中にG3ファク
シミリ通信の着呼要求・発呼要求があったことを通話中
のオペレータに知らせ、さらにこのG3ファクシミリ通信
要求に対する処理をオペレータに選択させる選択要求の
メッセージをモデム7に音声合成させて電話機9の送話
器から音声出力させるための音声データが格納されてい
る。
【0021】LAP(Link Access Procedure)-B 11 は Bチ
ャネル用の平衡型リンク・アクセス手順を制御して2つ
のチャネルB1、B2で実際のデータ通信を行う。LAP-D 12
は Dチャネル用リンク・アクセス手順を制御して、ISDN
による回線交換制御用信号を伝送する。音声コーデック
手段であるPCM(Pulse Code Modulation)コーデック13
は、アナログ音声信号とディジタルデータとの相互変換
を行う。
【0022】モデム7はスキャナ3が読み取った原稿の
画像データをファクシミリ通信するためのモデムであ
る。またROM 10に格納されている音声データから音声を
合成する手段、及び電話機9からのDTMF信号の検出手
段、を有する。モデム7とPCM コーデック13との間に設
けられた切換部8は、例えばリレースイッチからなり、
電話機9の接続をモデム7とPCM コーデック13との間で
切り換える。
【0023】次に、本発明の通信端末装置の着呼時の動
作を図2のフローチャートに基づいて説明する。網から
呼設定メッセージが送られ着呼要求があると、この呼設
定メッセージに対して着呼を行う (ステップS2-1) 。呼
設定メッセージに含まれている伝達能力の情報要素の中
の情報転送能力が、PCM コーデック13を使用する、電話
(音声)又は3.1kHzオーディオであるか否かを判断する
(ステップS2-2) 。
【0024】情報転送能力が電話又は3.1kHzオーディオ
のいずれでもなく、非制限ディジタルの場合はG4ファク
シミリ通信を行う (ステップS2-3) 。情報転送能力が電
話又は3.1kHzオーディオのいずれかの場合は、オペレー
タが電話中か否かを判断する (ステップS2-4) 。
【0025】オペレータが電話中でない場合は通話又は
G3通信を行う (ステップS2-5) 。一方、オペレータが電
話中の場合は、電話又はG3の着呼要求があることを、操
作部4のLCD へのメッセージ表示、電話機9の送話器か
らの音声メッセージ出力等によってオペレータに知らせ
る (ステップS2-6) 。受信したSETUP 信号内の伝達能力
が“3.1kHzオーディオ”であれば着呼を要求している相
手機がG3ファクシミリ装置、“テレフォン”であれば電
話機であることがわかるので、これらの情報を音声又は
文字表示でオペレータに報知する。このとき、SETUP 信
号に格納されている発番号、即ち、発信者の電話番号も
報知できる。
【0026】さらに、着呼要求を拒否するか、現在電話
中の呼を切断して着呼要求を受け付けるか、又は現在電
話中の呼を保留して着呼要求を受け付けるかの選択要求
のメッセージを、操作部4のLCD に表示したり、電話機
9の送話器から音声出力して、操作部4のLCD のアイコ
ンボタンの操作、電話機9のプッシュ・ボタン操作等に
よってオペレータに選択させる。
【0027】オペレータが着呼要求の拒否を選択した場
合は(ステップS2-7のYES ) 、着呼を受け付けずにG3フ
ァクシミリの通信要求の呼を切断する (ステップS2-1
0)。オペレータが現在電話中の呼を切断して着呼要求を
受け付けることを選択した場合は(ステップS2-8のYES
) 、現在電話中の呼を切断してG3ファクシミリ通信の
着呼要求を受け付ける (ステップS2-11)。
【0028】オペレータが現在電話中の呼を保留して着
呼要求を受け付けることを選択した場合は(ステップS2
-9のYES ) 、現在電話中の呼を保留してG3ファクシミリ
通信の着呼要求を受け付け (ステップS2-12)、G3ファク
シミリ通信が終了した時点で保留中の呼を回復する。一
方、選択要求に対してオペレータがいずれも選択せずに
所定時間が経過した場合はタイムアウトとして、G3ファ
クシミリ通信の着呼要求を受けずに呼を切断する (ステ
ップS2-13)。
【0029】さらに、本発明の通信端末装置の発呼時の
動作を図3のフローチャートに基づいて説明する。網に
対して発呼要求が行われると (ステップS3-1) 、呼設定
メッセージに含まれている伝達能力の情報要素の中の情
報転送能力が、PCM コーデック13を使用する3.1kHzオー
ディオであるか否かを判断する (ステップS3-2) 。
【0030】情報転送能力が3.1kHzオーディオでなく、
非制限ディジタルの場合はG4ファクシミリ通信を行う
(ステップS3-3) 。情報転送能力が3.1kHzオーディオの
場合は、オペレータが電話中か否かを判断する (ステッ
プS3-4) 。
【0031】オペレータが電話中でない場合はG3通信を
行う (ステップS3-5) 。一方、オペレータが電話中の場
合は、G3の発呼要求があることを、操作部4のLCD への
メッセージ表示、電話機9の送話器からの音声メッセー
ジ出力等によってオペレータに知らせる (ステップS3-
6) 。
【0032】さらに、発呼要求を拒否するか、現在電話
中の呼を切断して発呼要求を受け付けるか、又は現在電
話中の呼を保留して発呼要求を受け付けるかの選択要求
のメッセージを、操作部4のLCD に表示したり、電話機
9の送話器から音声出力して、操作部4のLCD のアイコ
ンボタンの操作、電話機9のプッシュ・ボタン操作等に
よってオペレータに選択させる。
【0033】オペレータが発呼要求の拒否を選択した場
合は(ステップS3-7のYES ) 、発呼を受け付けずに通話
を継続する (ステップS3-10)。オペレータが現在電話中
の呼を切断して発呼要求を受け付けることを選択した場
合は(ステップS3-8のYES ) 、オペレータは現在電話中
の呼を切断し、装置はG3ファクシミリ通信の発呼を受け
付ける (ステップS3-11)。
【0034】オペレータが現在電話中の呼を保留して発
呼要求を受け付けることを選択した場合は(ステップS3
-9のYES ) 、現在電話中の呼を保留してG3ファクシミリ
通信の発呼要求を受け付け (ステップS3-12)、G3ファク
シミリ通信が終了した時点で保留中の呼を回復する。一
方、選択要求に対してオペレータがいずれも選択せずに
所定時間が経過した場合はタイムアウトとして、G3ファ
クシミリ通信の発呼要求を受け付けない (ステップS3-1
3)。
【0035】
【発明の効果】本発明の通信端末装置は、通話中にG3フ
ァクシミリの通信要求を受けた場合は通話中の呼を切断
してG3ファクシミリ通信を行うので、ISDNのようなディ
ジタル回線において通話中であっても、G3ファクシミリ
通信の要求が受け付けられるという優れた効果を奏す
る。
【0036】また本発明の通信端末装置は、通話中にG3
ファクシミリの通信要求を受けた場合は、通話中の呼を
切断又は保留して通信要求を受けるか、通信要求を拒否
するかの選択を、表示,音声出力等により、通話中のオ
ペレータに要求し、オペレータの選択内容に応じて、G3
ファクシミリ通信への切り換え、通話の継続等を行うの
で、ISDNのようなディジタル回線において通話中であっ
ても、オペレータが選択した場合はG3ファクシミリ通信
の要求が受け付けられるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置のブロック図である。
【図2】本発明の通信端末装置の着呼時の動作のフロー
チャートである。
【図3】本発明の通信端末装置の発呼時の動作のフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 主制御部 5 RAM 7 モデム 9 電話機 10 ROM 11 LAP-B 12 LAP-D 13 PCM コーデック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信チャネルを有するディジタル
    通信回線に接続され、音声コーデック手段を使用する通
    信機能及び通話機能を備えた通信端末装置において、前
    記通信機能での通信要求を受けたことを検出する手段
    と、通話機能の動作中に該通信要求を受けたことを検出
    した場合は通話機能の動作を終了して前記通信機能を動
    作させる手段とを備えたことを特徴とする通信端末装
    置。
  2. 【請求項2】 前記通信要求を受けたことを検出した場
    合に、通話中の呼を切断して前記通信要求を受け付ける
    か、通話中の呼を保留して前記通信要求を受け付ける
    か、又は前記通信要求を拒否するかの選択要求データを
    出力する手段と、該選択要求データに対する選択内容に
    応じて、前記通信要求に対する処理を実行する手段とを
    備えた請求項1記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記通信要求が着呼である請求項1又は
    2記載の通信端末装置。
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US9319541B2 (en) 2013-09-27 2016-04-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Facsimile apparatus capable of data forwarding and data forwarding method

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