JP3258706B2 - Isdn回線へ接続可能な電話付ファクシミリ装置 - Google Patents

Isdn回線へ接続可能な電話付ファクシミリ装置

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JP3258706B2
JP3258706B2 JP14566992A JP14566992A JP3258706B2 JP 3258706 B2 JP3258706 B2 JP 3258706B2 JP 14566992 A JP14566992 A JP 14566992A JP 14566992 A JP14566992 A JP 14566992A JP 3258706 B2 JP3258706 B2 JP 3258706B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN回線へ接続可
能な電話付ファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信技術の進歩や通信形態の多様
化に伴い種々の通信ネットワークシステムが開発されて
いる。その代表的なものとしては、デジタル総合サービ
ス網(ISDN:Integrated Servic
es Digital Network)がある。
【0003】このISDNは、利用者の情報(音声デー
タ、画像データ等)を運ぶための複数の情報チャネル
(BチャネルもしくはHチャネルと称す)と通信相手の
指定等の制御情報を運ぶための1つの信号チャネル(D
チャネルと称す)とを備える。1988年4月にサービ
スが開始されたNTTの「INSネット64」というI
SDNは、2つのBチャネル(64kbps)と1つの
Dチャネル(16kbps)とを備えた所謂「2B+
D」構成となっている。
【0004】このように複数の情報チャネルを備えると
いうことは、例えば特開昭63−228867号公報等
にも記載されているごとく、それぞれ異なる情報チャネ
ルを介して異なる相手と同時に通信を行うことが可能で
ある。
【0005】例えば、自装置が電話付ファクシミリ装置
であるとすると、電話機能で第1の相手と通話中に、第
2の相手からのファクシミリ送信をファクシミリ機能で
受信することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種装置にお
いて、同時に複数の相手と通信を行うためには特開昭6
3−228867号公報にも記載されているように、一
旦第1の相手の電話番号を入力しこの相手との通信が開
始された後に、第2の相手の電話番号を入力する必要が
あるため、第1の相手との通信と同時に第2の相手の電
話番号入力という2つの無関係な動作を並行して行わな
ければならず非常に繁雑な操作が必要であった。
【0007】また、自装置及び相手方装置が共にISD
N対応の電話付ファクシミリ装置である場合に電話によ
る通話とファクシミリによる通信とを同時に行おうとす
ると、従来の装置では電話通話とファクシミリ通信との
ために2度の同一の電話番号入力が必要となるという問
題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、第1の特徴は、複数
のBチャネルと1つのDチャネルとを有するISDN回
線へ接続可能な電話付ファクシミリ装置であって、IS
DN回線へ出力するためのデータをこのISDN回線に
適合した形にフレーム化し出力すると共に上記ISDN
回線を介して送られてくるデータを各チャネルごとに分
解するS−I/Fと、上記Dチャネルを介して行われる
呼制御を司るLAPDと、上記Bチャネルを介して行わ
れるデータの送受信の制御を司るLAPBと、ファクシ
ミリ送信のための画像データを読み取るための読取部
と、ファクシミリ受信した画像データを印字するための
記録部と、音声データを入出力するためのハンドセット
と、該ハンドセットより入力された音声データをデジタ
ル信号に変換して上記LAPBに送ると共に上記LAP
Bより送られてきたデジタル信号を音声データに変換し
て上記ハンドセットに出力する音声CODECと、各キ
ーNo.にそれぞれ対応して複数の電話番号が予め記憶
されているダイヤルメモリ部と、該ダイヤルメモリ部の
キーNo.の1つを選択するための操作部と、該操作部
より上記キーNo.の1つが選択されると、このキーN
o.に対応して上記ダイヤルメモリ部に記憶されている
複数の電話番号を読み出すと共にこの各電話番号毎に上
記LAPDにおいて呼制御を行わせ、上記各電話番号毎
に異なるBチャネルを介して複数の相手と同時に接続可
能とする制御部と、を備えたことにある。
【0009】第2の特徴は、上記ダイヤルメモリ部には
更に記憶された電話番号毎にその電話番号により特定さ
れる相手方装置の種類を示す情報を記憶し、上記制御部
は上記LAPDに呼制御を行わせるにあたって、上記ダ
イヤルメモリ部より読み出した電話番号により特定され
る相手方装置と同等の自装置側の機能が使用中である場
合にはこの電話番号で特定される相手との呼制御は行わ
ないようにすることにある。
【0010】
【作用】上記構成によれば、一度の操作で異なる別個の
装置と接続が可能となる。また、上記一度の操作により
接続されるべき相手方装置と同一の自装置側機能が使用
中である場合その装置との接続は行わない。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例である電話付ファクシ
ミリ装置(1)を示すブロック図である。
【0012】図中、(2)は例えばマイクロコンピュー
タからなる制御部であり、該制御部は内蔵の制御プログ
ラムに基づいて以下で説明する各部の制御を司る。尚、
以下で説明する各部と制御部とはバス(3)で接続され
ている。
【0013】(4)はISDN回線であり、該回線は例
えば64kbpsのBチャネル(以下では、それぞれの
BチャネルをB1チャネル、B2チャネルと称す)と1
6kbpsのDチャネルを1チャネル備えた「2B+
D」構成となっている。また、この回線(4)は中継局
(ISDNネットワーク)を介して他の電話機もしくは
ファクシミリ装置に接続される。
【0014】(5)は例えば日本電気(株)製の半導体
集積回路μPD98201からなるS−I/Fであり、
該S−I/FはCCITT勧告I.430のレイヤ1に
規定された通信速度等のデータ伝送のための物理的条件
を満足する。また、このS−I/F(5)は、バス
(3)を介して送られてくるデータをISDN回線
(4)のB1、B2、Dチャネルに送出可能にフレーム
化した後上記回線(4)に送出し、逆にISDN回線
(4)の各チャネルを介して送られてくるフレーム毎の
データを各チャネル毎に分解しバス(3)に送出する。
【0015】(6)は例えば日本電気(株)製の半導体
集積回路μPD72305からなるLAPD(Link
Access Procedure on the
D−channel)であり、該LAPDは制御部
(2)の制御の下に他装置との間で呼制御と呼ばれる制
御データのやりとりをDチャネルを介して行う。
【0016】(7)は例えば日本電気(株)製の半導体
集積回路μPD72107からなるLAPB(Link
Access Procedure Balance
d)であり、該LAPBは音声データ及び画像データの
送受信を制御部(2)の制御の下で行う。
【0017】(8)は例えば(株)日立製作所製の半導
体集積回路HD81020(もしくは81019)から
なる音声CODECであり、該音声CODECはハンド
セット(9)より入力された音声信号やG3ファクシミ
リ変調済信号等の音声帯域信号をμ−law則符号化
(もしくはA−law則符号化)方法を用いてPCM化
されたデジタル信号に変換したり、又は逆に上記PCM
化デジタル信号を音声帯域信号に復号化したりする。
【0018】(10)は例えば米国ロックウェル社製の
R96EFXからなるモデムであり、該モデムはG3規
格に基づくファクシミリ送受信を可能とするものであっ
て、G4規格に基づくファクシミリ送受信時には必要な
い。
【0019】(11)はCCDあるいは密着型センサア
レイ等の周知の原稿読取手段を備えた読取部であり、該
読取部は読取手段で読み取ったアナログデータをデジタ
ルデータに変換すると共に、この変換されたデジタルデ
ータをMH、MR、MMR等の周知の符号化方法により
符号化し出力する。
【0020】(12)は感熱型プリンタ、熱転写型プリ
ンタあるいはレーザビームプリンタ等の周知の印字手段
を備えた記録部であり、該記録部はMH、MR、MMR
符号化されたデジタルデータを復号化し、この復号化し
たデータを印字データとして印字を行う。
【0021】(13)は操作部であり、該操作部は図2
に示す如く、相手先の電話番号を入力するためのテンキ
ー部(14)と、ワンタッチキー群(15)と、ファク
シミリ送信の開始を指示する送信キー(16)と、電話
通話の開始を指示する通話キー(17)と、ファクシミ
リ送受信のモード(G3/G4)を選択するモード選択
キー(18)と、例えば液晶表示器からなる表示部(1
9)とを備える。
【0022】(20)は例えば半導体ランダムアクセス
メモリからなるダイヤルメモリ部であり、該メモリ部に
は図3に示す如くワンタッチキー群(15)中の各ワン
タッチキーを示すキーNo.毎に各々2個の相手先電話
番号が格納されると共に、上記各電話番号を有する相手
先装置がファクシミリ装置であるか、もしくは電話装置
であるかを示す種類情報が格納される。
【0023】例えば、図3に示した例ではキーNo.
「00」に対応して電話番号「03−3123−456
7」と「03−3120−9870」とが記憶されると
共に、夫々の電話番号に対して「FAX」及び「TE
L」という種類情報が格納されている。また、キーN
o.「01」に対応しては電話番号「03−3312−
1234*1」と「03−3321−1234*2」と
が記憶されると共に、夫々の電話番号に対して「FA
X」及び「TEL」という種類情報が格納されている。
尚、キーNo.「01」に対応して格納された電話番号
に夫々付された「*1」と「*2」とはISDN端末に
おけるサブアドレスを示す。
【0024】図1に戻って、(21)はフック検出器で
あり、該検出器はハンドセット(9)が通話のために取
り上げられているか否かを検出し、その検出結果を制御
部(2)に送る。(22)は原稿検出器であり、該検出
器は読取部(11)上の送信原稿の有無を検出し、その
結果を制御部(2)に送る。
【0025】図4は、ISDNネットワークNWに接続
された2端末TE1とTE2との回線接続に際しての一
般的な呼制御を示す模式図であり、本実施例装置の動作
を説明する前にまずこの呼制御について説明する。尚、
この呼制御における信号の送受信は全てDチャネルを介
して行われる。
【0026】今、TE1からTE2を呼び出す際には、
まずTE1は自装置がファクシミリ装置か、あるいは電
話装置であるかと言った自装置の種類を示すサービス情
報及びTE2を特定するためのダイヤル情報(電話番
号)等の呼設定情報をSETUP信号としてNWに送信
する。
【0027】NWは、本NWに接続されている各端末の
種類を予め把握しているので、上記SETUP信号を受
信すると、上記TE1とTE2との装置の種類が同一で
あるか否かを判定し、上記両端末の種類が異なった場合
には、接続不能である旨の情報(解放完了情報)を表す
DISC信号(図示せず)を端末TE1に返送し、TE
1からのSETUP信号を無効とする。一方、TE2と
TE1とが同一種類の装置であると判定すると、NWは
接続可能である旨の呼設定情報をCALL PROC信
号として端末TE1に返送する。また、上記NWは、本
NWに接続されている各端末のBチャネルの使用状態も
把握しているので、たとえ端末TE1及びTE2が同一
種類の装置であったとしても、TE2の全てのBチャネ
ルが使用中であるときには接続不能である旨の情報を示
すDISC信号(図示せず)を端末TE1に返送する。
【0028】更にNWは、接続可能である旨の情報を端
末TE1に返送するに際して、上記CALL PROC
信号中に端末TE1とネットワークNWとの間でデータ
(音声データ、画像データ等)の交信を行うために使用
するBチャネルを特定する情報も乗せて返送する。この
Bチャネル特定情報は、上記TE1よりSETUP信号
中に含まれて送信されていた場合には、そのSETUP
信号中のデータに従い、一方、上記SETUP信号中に
含まれていなかった場合には、NWがTE1とを接続し
ている未使用中のBチャネルを選択して返送する。
【0029】接続可能である旨のCALL PROC信
号を端末TE1に返送した場合、NWは続いて端末TE
2に呼設定信号SETUPを送信する。このSETUP
信号は上記TE1からNWに送信されたSETUP信号
に、NW−TE2間のデータの交信を行うために使用す
るBチャネルを特定する情報を付加したものである。
尚、このBチャネル特定情報はNWがTE2と接続して
いる未使用中のBチャネルを選択して決定する。
【0030】NWよりSETUP信号を受信した端末T
E2は、この信号により求められる機能を実行可能であ
るか否かを判定し、実行可能な場合にはNWに対して接
続可能であることを示すCALL PROC信号を返送
し、実行不可能な場合には接続不可能を示すDISC信
号(図示せず)を返送する。
【0031】NWは、TE2から接続不可能を示すDI
SC信号を受信すると、接続不可能を示すDISC信号
をTE1に送信し、TE1とTE2との接続を無効とす
る。
【0032】一方、TE2が接続可能であることを示す
CALL PROC信号をNWに返送した際には、この
TE2はその使用者に着信があったことを報知すると共
に、この報知中である旨を示すALERT信号をNWに
送信する。NWは、TE2よりALERT信号を受け取
ると、この信号をTE1に送信する。そして、上記報知
に応答して端末TE2が動作可能状態となると、TE2
は応答信号CONNをNWに送信し、NWからの応答確
認信号CONN ACKの受信を待ってTE1との交信
を開始することとなる。
【0033】NWは、TW2から接続可能であることを
示すCALL PROC信号を受け取り、これに続いて
ALERT信号を受け取ると、このALERT信号を端
末TW1に転送し現在端末TE2を呼び出し中であるこ
ととを知らせ、その後CONN信号を端末TE2より受
け取ると、これを端末TE1に転送すると共に、CON
N ACK信号を端末TE2に返送して、各端末間のデ
ータ交信を可能とする。
【0034】その後、端末TE1及びTE2は、上記呼
制御により決定されたBチャネルを介してデータの交信
を行う。尚、この交信制御は、LAPD(6)ではな
く、LAPB(7)が行う。
【0035】次に、本実施例装置(1)の動作について
説明する。
【0036】[1]受信動作 ISDN回線(4)のDチャネルを介してISDNネッ
トワークより上記SETUP信号を受信すると、制御部
(2)は上記図4を用いて説明した呼制御をLAPD
(6)に司らせる。そして、その結果相手側の装置がG
3ファクシミリ装置であるときにはG3ファクシミリ制
御を、G4ファクシミリであるときにはG4ファクシミ
リ制御を、また電話装置であるときには通話制御を夫々
LAPB(7)に司らせる。
【0037】具体的なG3ファクシミリ制御は、ISD
N回線(4)のBチャネルよりS−I/F(5)を介し
て送られてきたデジタル化されたG3ファクシミリ信号
をLAPB(7)で一旦受け取り、この受け取った信号
を音声CODEC(8)で音声帯域信号に復号化し、次
いでこの復号化信号をモデム(10)を介してデジタル
信号に変換し、記録部(12)に送る。この変換された
デジタル信号は、MHもしくはMR符号化信号であるの
で、記録部(12)ではこの信号を白黒の二値化信号に
復号化した後、その復号化された信号を印字することと
なる。
【0038】G4ファクシミリ制御は、ISDN回線
(4)のBチャネルよりS−I/F(5)を介して送ら
れてきたデジタルのG4ファクシミリ信号をLAPB
(7)で一旦受け取り、この受け取った信号を直ちに記
録部(12)に送る。このG4ファクシミリ信号はMM
R符号化された信号であるので、記録部(12)はこの
信号を復号化して得られた白黒の二値化信号を印字デー
タとして印字することとなる。
【0039】通話制御は、ISDN回線(4)のBチャ
ネルよりS−I/F(5)を介して送られてきたPCM
化されたデジタル信号を音声CODEC(8)に送り、
ここで音声信号に変換した後、ハンドセット(9)より
出力する。また、ハンドセット(9)を介して入力され
た音声は音声CODEC(8)においてPCM化デジタ
ル信号に変換した後、ISDN回線(4)のBチャネル
を介して相手側に送る。
【0040】[2]送信動作 [2−1]テンキーを用いた電話番号入力 テンキーを用いて電話番号入力を行い通話、送信を行う
際には、上記電話番号入力に続いて、送信キー(16)
あるいは通話キー(17)のいずれかを入力し、これか
ら行われる動作が、ファクシミリ送信であるか又は電話
通話であるのかを装置(1)に指示する必要がある。更
に、ファクシミリ送信であっても、それがG3送信であ
るのか、又はG4送信であるのかを予めモード選択キー
(18)により選択しておく必要がある。
【0041】電話通話を行う際には、電話番号入力に続
いて通話キー(17)を入力する。これにより、制御部
(2)は上記電話番号と自装置が電話装置である旨のデ
ータとをLAPD(6)に送り、図4で説明した呼制御
を行わせる。そして、相手と回線が接続されると受信動
作の通話制御で説明したと同様の動作でLAPB(7)
を介して音声のやりとりを行う。尚、上記通話キー(1
7)が入力された時点で、ハンドセット(9)が取り上
げられていない等、自装置が通話可能状態になっていな
いときには、制御部(2)はこの状態を表示部(19)
に表示するなどして使用者に報知し、通話可能状態とな
るのを待つ。
【0042】ファクシミリ送信を行う際には、電話番号
入力に続いて送信キー(16)を入力する。これによ
り、制御部(2)は、まずモード選択キー(18)によ
りG3送信あるいはG4送信のいずれが選択されている
かを判断し、その後上記入力電話番号と自装置がG3あ
るいはG4ファクシミリ装置である旨のデータとをLA
PD(6)に送り、図4で説明した呼制御を行わせる。
そして、相手と回線が接続されると読取部(11)で読
み取った原稿画像をLAPB(7)の制御のもとで相手
方に送信することとなる。具体的なG3送信は、読取部
(11)で読み取られた原稿画像をこの読取部(11)
においてMHもしくはMR符号化し、その符号化された
データをモデム(10)で変調した後、音声CODEC
(8)においてPCM化したデジタル信号をISDN回
線(4)のBチャネルを介して送信することにより行
う。一方、G4送信は、読取部(11)で読み取られた
原稿画像をこの読取部(11)においてMMR符号化
し、その符号化されたデータをそのままISDN回線
(4)のBチャネルを介して送信することにより行う。
尚、上記送信キー(16)が入力された時点で、読取部
(11)に送信原稿がセットされていない等、自装置が
送信可能状態になっていないときには、制御部(2)は
この状態を表示部(19)に表示するなどして使用者に
報知し、送信可能状態となるのを待つ。
【0043】[2−2]ワンタッチキーを用いた電話番
号入力 ワンタッチキーを用いて送信を行う場合には、上記[2
−1]で説明したような送信キー(16)及び通話キー
(17)の入力は不要であり、ただ単にワンタッチキー
を入力するだけで所望の動作を行える。
【0044】即ち、一例を挙げて具体的に説明するなら
ば、今ワンタッチキー群(15)の「00」というワン
タッチキーが入力されたとすると、制御部(2)はこの
キーに対応するダイヤルメモリ部(20)のキーNo.
「00」と共に格納されている2つの電話番号「03−
3123−4567」、「03−3120−9870」
とこれらの電話番号で特定される相手方装置の種類情報
「FAX」「TEL」を読み出す。そして、まず制御部
(2)は、キーNo.「00」に対応して先頭に記憶さ
れている電話番号及び種類情報をそれぞれ第1の相手方
の電話番号及び自装置の種類を示す情報としてLAPD
(6)に与え、図4で説明した呼制御を開始させる。そ
して、相手方と回線が接続されると、上述したG4送信
と同様にLAPB(7)の制御の下で読取部(11)で
読み取った原稿データをPCM化して相手方に送信す
る。また、この送信動作と並行して制御部(2)は、キ
ーNo.「00」に対応して次に記憶されている電話番
号及び種類情報をそれぞれ第2の相手方の電話番号及び
自装置の種類を示す情報として再びLAPD(6)に与
える。LAPD(6)は、これらの情報を受け取ると再
び呼制御を開始し、第2の相手と回線を接続する。そし
て、第2の相手との回線が接続されると、制御部(2)
は上述した通話制御と同様にLAPB(7)の制御の下
でハンドセット(9)を介しての通話を可能とする。
【0045】尚、上記第1の相手と第2の相手との接続
にはISDN回線(4)のそれぞれ異なるBチャネルを
用いていることは当然である。
【0046】また、キーNo.に対応して記憶された電
話番号により特定される相手のいずれか一方が電話中等
により接続不能であった際には、接続可能な相手方との
み接続し、接続不可能な相手についてはこの旨を表示部
(19)に表示するなどして使用者に報知する。
【0047】更に、キーNo.に対応して記憶された種
類情報で示される自装置の機能が使用中であるときに
は、その使用中の機能を必要とする相手との接続は行わ
ない。例えば、キーNo.「00」が選択されたとして
も、自装置のファクシミリ機能が使用中であるときに
は、種類情報として「FAX」を有する電話番号「03
−3123−4567」の相手との接続のための呼制御
は一切行わない。
【0048】そして、ワンタッチキーを用いた電話番号
入力の際でも、テンキーを用いたときと同様に、ファク
シミリ送信時に送信原稿がセットされていなかった場合
や、電話通話を行うための状態になっていなかった場合
には使用者にその旨を報知する。
【0049】尚、本実施例ではダイヤルメモリ部(2
0)に記憶されている電話番号等の読み出しをワンタッ
チキーを用いて行うように構成したが、短縮番号を用い
て読み出すようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、ダイヤルメモリ部の1
つのキーNo.を操作部より選択指定するだけで、上記
キーNo.に対応付けて上記ダイヤルメモリ部に記憶さ
れている複数の電話番号を順次読みだし、各電話番号で
特定される相手方と異なるBチャネルを介して次々に接
続されていくので、複数の相手方と同時に通信を行う場
合でも予め同時に通信したい相手方の装置の電話番号を
同一キーNo.に対応付けて記憶させておけば、電話中
に他の電話番号をわざわざ入力するという面倒な操作は
必要なくなる。
【0051】また、キーNo.に対応して記憶された種
類情報で示される自装置の機能が使用中であるときに
は、その使用中の機能を必要とする相手との接続は行え
ないので、無駄な呼制御等の動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例の要部上面図である。
【図3】本実施例のダイヤルメモリ部を示す模式図であ
る。
【図4】ISDNにおける呼制御を説明するための模式
図である。
【符号の説明】
1 電話付ファクシミリ装置 2 制御部 4 ISDN回線 5 S−I/F 6 LAPD 7 LAPB 8 音声CODEC 9 ハンドセット 11 読取部 12 記録部 13 操作部 20 ダイヤルメモリ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−128001(JP,A) 特開 平3−68245(JP,A) 特開 平3−68265(JP,A) 特開 平3−201869(JP,A) 特開 平3−213047(JP,A) 特開 平3−285444(JP,A) 特開 平5−14433(JP,A) 特開 平5−252294(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のBチャネルと1つのDチャネルと
    を有するISDN回線へ接続可能な電話付ファクシミリ
    装置であって、 ISDN回線へ出力するためのデータをこのISDN回
    線に適合した形にフレーム化し出力すると共に上記IS
    DN回線を介して送られてくるデータを各チャネルごと
    に分解するS−I/Fと、 上記Dチャネルを介して行われる呼制御を司るLAPD
    と、 上記Bチャネルを介して行われるデータの送受信の制御
    を司るLAPBと、 ファクシミリ送信のための画像データを読み取るための
    読取部と、 ファクシミリ受信した画像データを印字するための記録
    部と、 音声データを入出力するためのハンドセットと、 該ハンドセットより入力された音声データをデジタル信
    号に変換して上記LAPBに送ると共に上記LAPBよ
    り送られてきたデジタル信号を音声データに変換して上
    記ハンドセットに出力する音声CODECと、 各キーNo.にそれぞれ対応して複数の電話番号が予め
    記憶されているダイヤルメモリ部と、 該ダイヤルメモリ部のキーNo.の1つを選択するため
    の操作部と、 該操作部より上記キーNo.の1つが選択されると、こ
    のキーNo.に対応して上記ダイヤルメモリ部に記憶さ
    れている複数の電話番号を読み出すと共にこの各電話番
    号毎に上記LAPDにおいて呼制御を行わせ、上記各電
    話番号毎に異なるBチャネルを介して複数の相手と同時
    に接続可能とする制御部と、 を備えたことを特徴とするISDN回線へ接続可能な電
    話付ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のISDN回線へ接続可能
    な電話付ファクシミリ装置であって、上記ダイヤルメモ
    リ部には更に記憶された電話番号毎にその電話番号によ
    り特定される相手方装置の種類を示す情報を記憶し、上
    記制御部は上記LAPDに呼制御を行わせるにあたっ
    て、上記ダイヤルメモリ部より読み出した電話番号によ
    り特定される相手方装置と同等の自装置側の機能が使用
    中である場合にはこの電話番号で特定される相手との呼
    制御は行わないようにすることを特徴とするISDN回
    線へ接続可能な電話付ファクシミリ装置。
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