JPH11154291A - 警報装置 - Google Patents

警報装置

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JPH11154291A
JPH11154291A JP32158397A JP32158397A JPH11154291A JP H11154291 A JPH11154291 A JP H11154291A JP 32158397 A JP32158397 A JP 32158397A JP 32158397 A JP32158397 A JP 32158397A JP H11154291 A JPH11154291 A JP H11154291A
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JP
Japan
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safety cone
alarm
safety
radio signal
cone
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Pending
Application number
JP32158397A
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English (en)
Inventor
Seiichi Okumura
誠一 奥村
Eiji Fujita
英二 藤田
Satoshi Yoshida
悟史 吉田
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あらゆる方位からの車両の接近を検出可能に
する。 【解決手段】 開始セーフティコーン30から単数又は
複数の中間セーフティコーン32を経て終了セーフティ
コーン34に至る赤外光のチェーンによって規制線12
を形成する。規制線12を何らかの物体がよぎり赤外光
の伝送を遮断したとき、終了セーフティコーン34が制
御装置20に警報を要請する。いずれかのセーフティコ
ーンに車両が接触乃至衝突したとき傾斜又は加速度の発
生に応じそのセーフティコーンが制御装置20に対し警
報を要請する。制御装置20は、これらのいずれかの警
報が要請されたとき、スピーカ16から音響を、回転灯
18から光を発生させまた作業員22が携帯する携帯警
報器24に対し無線により警報を指令する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば道路工事を
行っている現場や事故車両の検証、撤去等の作業を行っ
ている現場に車両や部外者が立ち入ることを防ぎ、現場
作業の迅速かつ安全な進行を確保するのに有用な警報装
置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】この種の警報装置の一例
としては、特開平5−217083号公報に記載されて
いる装置がある。この従来装置は、作業現場付近にパト
ロールカーを停車させておき、更にこのパトロールカー
のルーフ上に赤外線センサを配置している。この赤外線
センサは、作業現場付近に向かって進行してくる車両を
検出する手段であり、車両の接近がこの赤外線センサに
より検出されると作業員に対し警報が発せられる。この
従来装置の利点の一つは、暗闇の中等でも、接近してく
る車両を早期に検出できることである。反面、この従来
装置には、赤外線センサが指向している方向(通常は、
作業現場から見て上流の方向)からまっすぐに接近して
くる車両しか検出できず、隣接車線から入り込んでくる
車両(例えば追い越し車両)を検出できないという問題
点がある。
【0003】
【発明の概要】本発明の目的の一つは、隣接車線から入
り込んでくる車両であっても早期にかつ確実に検出で
き、従って従来装置に比べ信頼性の高い警報装置を提供
することにある。本発明の目的の一つは、従来に比べ早
期の警報を可能にすることにより、車両進入時に現場に
いる作業員がその現場を脱出するのに使用できる時間を
長くし、以て作業員にとっての安全性を高めることにあ
る。本発明の目的の一つは、装置の可搬性を高めること
により、作業現場近辺での規制線の設置をより容易に
し、作業の迅速性を高めることにある。
【0004】このような目的を達成するため、本発明に
係る警報装置は、無線信号による規制線を形成しこの規
制線が破られたときに制御装置に対し警報を要請するセ
ーフティコーンチェーンと、警報が要請されたときに警
報を発する上記制御装置と、を備えることを特徴とす
る。このように、セーフティコーンチェーンにより規制
線を設けるようにしたため、例えば隣接車線から車両が
進入してきた場合であっても、これを確実かつ早期に検
出することが可能になる。従って、作業現場に車両が進
入してきた場合に、現場にいる作業員がその現場を脱出
するのに使用できる時間を長くすること、即ち長い脱出
時間を確保することができ、作業員にとっての安全性が
高まる。更に、セーフティコーンチェーンにより設けら
れる規制線は、人間に対しても作用するから、作業現場
への部外者の立ち入りに応じて警報を発し、その部外者
を阻止乃至避難させることが可能になる。加えて、作業
員が規制線をよぎったときにこれに応じて警報を発生さ
せることも可能であるから、作業現場への作業員の出動
/退出の時刻等を管理する用途にも利用できる。
【0005】本発明におけるセーフティコーンチェーン
は、例えば、開始セーフティコーンから単数又は複数の
中間セーフティコーンを経て終了セーフティコーンに至
る無線信号(例えば赤外線を搬送波とする無線信号)の
伝送により規制線を形成する。ここでいう開始セーフテ
ィコーンは、送信スイッチの操作等に応じ無線信号を送
信するセーフティコーン即ち無線信号の起点となるセー
フティコーンである。また、終了セーフティコーンは、
無線信号の終点となるセーフティコーンである。更に、
中間セーフティコーンは、開始セーフティコーンから終
了セーフティコーンに至る規制線を形成すべく、前段の
中間セーフティコーン(又は開始セーフティコーン)か
らの無線信号を次段の中間セーフティコーン(又は終了
セーフティコーン)へと中継する。中間セーフティコー
ンは、通常は複数個設けるようにするが、単数であって
もよい。このような構成とした場合、相隣接するセーフ
ティコーン間の無線信号の伝送が、いずれか1箇所でも
遮断されると、終了セーフティコーンには無線信号が到
来しなくなる。従って、前段の中間セーフティコーンか
らの無線信号の受信が途絶えたことを検出する手段と、
この検出に応じ制御装置に対し警報を要請する手段と
を、終了セーフティコーンに設けるのみで、即ち比較的
簡素な装置構成にて、制御装置に対し警報を要請するこ
とができる。これは、本発明に係る警報装置を低価格に
て提供する上で有用である。
【0006】更に、ある任意のセーフティコーンから送
信された無線信号がこのセーフティコーンに隣接してい
ない他のセーフティコーンにより受信され得るようで
は、規制線を形成するのは容易でない。そのため、本発
明を実施するに際しては、任意のセーフティコーンから
このセーフティコーンに隣接する他のセーフティコーン
へ送信される無線信号が、更に当該他のセーフティコー
ンに隣接する他のセーフティコーンにて受信されること
がないよう、セーフティコーンチェーンを構成するセー
フティコーン間で伝送される無線信号を変調するのが望
ましい。例えば、セーフティコーンチェーンを構成する
セーフティコーン間で伝送される無線信号を、他の帯域
の電磁波に比べ直進性の高い赤外線を搬送波とする無線
信号とし、角度的にずれた他のセーフティコーンでは受
信されにくいようにする。更に、任意のセーフティコー
ンからこのセーフティコーンに隣接する他のセーフティ
コーンへ送信される無線信号を、ある所定の周波数を有
する信号にて振幅変調した信号とし、更に、当該他のセ
ーフティコーンから更に他のセーフティコーンへと送信
される無線信号を、異なる所定の周波数の信号にて振幅
変調した信号とする。このようにすれば、角度的にずれ
ていない他のセーフティコーンにより無線信号が受信さ
れることもなくなる。
【0007】セーフティコーンチェーンを構成するセー
フティコーンは、例えば特開平1−283584号公報
に記載されているように、その基部を地面に埋設した固
定型のセーフティコーンとしてもよい。しかし、作業現
場近辺での規制線の設置をより容易にし作業の迅速性を
高めるには、無線信号の送信及び/又は受信に関連する
回路を収納し当該セーフティコーンと共に又は一体に運
搬移動しうる回路収納部を備えた可搬型のセーフティコ
ーンとするのが好ましい。このようにすることにより、
可搬性が高まるため、作業開始当初における規制線の設
定のみならず、作業の進行等に応じた規制線の再設定、
変更乃至移動をも容易に実行できるようになる。更に、
この可搬型のセーフティコーンに、更に、傾斜が発生し
たこと又は加速度が加わったことを検出するセンサと、
傾斜が発生したこと又は加速度が加わったことが検出さ
れたときに警報を要請する手段とを設けるようにすれ
ば、特開平1−283584号公報に記載されている固
定型のセーフティコーンと同様、セーフティコーンへの
車両等の接触乃至衝突を検出し警報を発することができ
る。なお、本発明では可搬型のセーフティコーンを用い
ているため、この可搬性を損なうことがないよう、これ
らのセンサ及び手段をもその回路収納部に収納した構成
とするのが望ましく、特開平1−283584号公報に
記載されているように地面に固定するのは望ましくな
い。また、このように接触乃至衝突に伴い警報を発する
ようにした場合、無線信号の遮断に伴う警報との区別が
付くようにするようにした方がよい。具体的には、規制
線が破られたときに要請に応じて制御装置が発する警報
と、セーフティコーンチェーンを構成するセーフティコ
ーンにて傾斜が発生したとき又は加速度が加わったとき
に要請に応じて制御装置が発生する警報とを、相異なる
内容の警報(例えば相異なる周波数乃至鳴音パターンの
音響、相異なる色乃至点滅パターンの光、相異なる周波
数乃至振動パターンの振動等)とすればよい。
【0008】更に、制御装置の配置等の面で自由度を維
持確保するため、セーフティコーンへの接触乃至衝突に
伴う警報の要請や、無線信号の遮断に伴う警報の要請
に、規制線を形成するための無線信号とは異なる周波数
の無線信号を利用するのが好ましい。例えば、規制線を
形成するための無線信号は赤外線とし、警報の要請に使
用する無線信号は電波領域にする。また、警報の要請に
も上述のように2種類あるため、これらを互いに異なる
搬送又は変調周波数にするのが望ましい。作業員に対す
る警報は、音響発生、発光、又は無線警報の送信にて、
行うようにすればよい。
【0009】以下、本発明の好適な実施形態に関し図面
に基づき説明する。なお、本願では本発明を「警報装
置」の発明である旨述べているが、本発明は「警報装置
用のセーフティコーン」「警報方法」等としても把握及
び表現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態に係
る警報装置の構成を示す。この図に示す例では、本実施
形態に係る警報装置は、事故車両10の検証、撤去等の
作業現場において用いられている。本実施形態において
は、複数のセーフティコーンによって無線信号による規
制線12が形成されている。更に、規制線12により取
り囲まれている作業現場にはアンテナ14、スピーカ1
6、回転灯18等を備えた制御装置20が設けられてお
り、この作業現場において作業を行っている又はこの作
業現場に立ち入りを許されている作業員22は、携帯警
報器24を携帯している。なお、図中、符号26で表さ
れているのは、作業現場が属する車線を作業現場に向け
て走行してきている車両であり、符号28で表されてい
るのは、この車線に隣接する車線を走行している他の車
両である。
【0011】本実施形態においては、規制線12が無線
信号の送受信、具体的には振幅変調された赤外光の送受
信によって形成されている。すなわち、図2に示されて
いるように、規制線12を規制するために用いられてい
る各セーフティコーンは、周波数f1の信号にて振幅変
調されている赤外光を受光したときにはこれを周波数f
2の信号にて振幅変調された赤外光に変換して送信し、
逆に周波数f2の信号にて振幅変調されている赤外光を
受信したときにはこれを周波数f1の信号にて振幅変調
された赤外光に変換して送信する。周波数f1は例えば
12kHz、また周波数f2は例えば24kHzであ
る。
【0012】また、本実施形態にて用いられているセー
フティコーンには、開始セーフティコーン30、中間セ
ーフティコーン32及び終了セーフティコーン34の3
種類がある。開始セーフティコーン30は、無線信号送
信の起点となるセーフティコーンであり、終了セーフテ
ィコーン34は、終点となるセーフティコーンである。
中間セーフティコーン32は、単数個又は複数個設け
る。中間セーフティコーン32は、開始セーフティコー
ン30から終了セーフティコーン34に至る無線信号に
よる規制線12を形成すべく、前段の中間セーフティコ
ーン32(又は開始セーフティコーン30)から送信さ
れた信号を次段の中間セーフティコーン32(又は終了
セーフティコーン34)へと、図2に示したような手法
にて伝送する。
【0013】図3に、中間セーフティコーン32を例と
して、規制線12を形成するために用いたセーフティコ
ーンの構造を示す。この図の中間セーフティコーン32
においては、その頂部が回路収納部35として用いられ
ている。回路収納部35は、赤外光を送信するための発
光素子36及び送信レンズ38、赤外光を受光するため
の受光素子40及び受信レンズ42、後述するように制
御装置20に対し警報を要請するためのアンテナ43、
これら発光素子36、受光素子40及びアンテナ43を
駆動するための処理回路44、そして処理回路44を含
め回路収納部35内にある各種の部材に電源を供給する
ためのバッテリ46を、収納している。なお、バッテリ
46は太陽電池でもよい。開始セーフティコーン30に
おいては、受光素子40及び受信レンズ42に代えて、
無線信号の送信を開始/終了するための送信スイッチが
設けられる。また、終了セーフティコーン34において
は、発光素子36及び送信レンズ38は省略される。
【0014】図4、図5及び図6に、それぞれ、開始セ
ーフティコーン30、中間セーフティコーン32及び終
了セーフティコーン34における処理回路44の機能構
成を示す。
【0015】まず、図4に示すように、開始セーフティ
コーン30は、無線信号の送信を開始/終了させるため
の送信スイッチ48を備えている。送信スイッチ48の
後段に設けられている直流発生回路50は、送信スイッ
チ48がオンしたときに直流電圧を発生させ、これを変
調回路52に供給する。変調回路52は、直流発生回路
50にて生成された直流電圧を、図2に示した周波数f
1又はf2を有する信号にて振幅変調し、変調された信号
を駆動回路54に供給する。駆動回路54は、変調回路
52から供給される信号にて発光素子36を駆動し、送
信レンズ38を介して隣接する中間セーフティコーン3
2へと、振幅変調された赤外光を送信する。
【0016】また、図5に示されているように、中間セ
ーフティコーン32は、受信レンズ42を介し受光素子
40が赤外光を受光するのに応じ、この受光素子40が
出力する信号を交流増幅する増幅器56を備えている。
交流増幅器56の出力は、その後段のバンドパスフィル
タ58によって濾波され、全波整流回路60により全波
整流され、直流増幅器62により直流増幅され、更に積
分回路64により積分される。ここに、バンドパスフィ
ルタ58の通過周波数は、前段の中間セーフティコーン
32(又は開始セーフティコーン30)から送信される
はずの赤外光の変調周波数がf1であるときにはf1
し、f2であるときにはf2とする。従って、前段の中間
セーフティコーン32(又は開始セーフティコーン3
0)からの赤外光の受信が途絶えていなければ、積分回
路64からは、所定レベル以上の直流電圧が得られる。
【0017】この直流電圧は、更にその後段にある直流
増幅器66により直流増幅され、変調回路52により振
幅変調され、更に発光素子36を駆動するための駆動回
路54に供給される。変調回路52にて振幅変調に使用
される信号の周波数は、バンドパスフィルタ58の通過
周波数がf1であればf2に、f1であればf2に、設定さ
れている。従って、中間セーフティコーン32において
は、受光した赤外光の変調周波数とは異なる変調周波数
にて変調された赤外光が送信されることになる。
【0018】更に、図6に示した終了セーフティコーン
34は、中間セーフティコーン32と同様受光素子40
から直流増幅器62に至る回路を備えている。更に、終
了セーフティコーン34は、直流増幅器66から直流出
力が得られていないときに、周波数f4にて周波数変調
された信号乃至はDTMF(Dual Tone Multi Frequenc
y)等のコードにてディジタル変調された信号を発生さ
せる変調回路68に供給されている。変調回路68にて
生成されたこの種の信号は、その後段に設けられている
遮断警報送信回路70によって、空中線43から無線送
信される。
【0019】また、開始セーフティコーン30、中間セ
ーフティコーン32及び終了セーフティコーン34は、
いずれも、傾斜センサ72、加速度センサ74及び接触
警報送信回路76を備えている。傾斜センサ72は、搭
載にかかるセーフティコーンにおいて傾斜が発生したと
きに、その旨を示す信号を接触警報送信回路76に供給
する。また、加速度センサ74は、搭載にかかるセーフ
ティコーンに横方向の加速度が加わったときにその旨を
示す信号を接触警報送信回路76に供給する。接触警報
送信回路76は、これらの信号のうちいずれかが供給さ
れたときに、周波数f3にて周波数変調された無線信号
等をアンテナ43から無線送信する。また、これら傾斜
センサ72及び加速度センサ74は、単一のセンサによ
って実現することができる。例えば、図7に示した原理
に基づき横方向の加速度成分を検出するセンサを用いれ
ばよい。このセンサは、図7(a)に示されているよう
に重力加速度gのみが加わっている状態では何ら出力は
発生させないが、図7(b)に示されるように車両の接
触乃至衝突等により横方向の加速度aが加わったときに
は信号を出力し、また傾斜に伴い重力加速度gの一部が
そのセンサから見て横方向の成分g2を発生させた場合
にはこれに応じて信号を発生させる。
【0020】図8に、制御装置20及び携帯警報器24
の一例構成を示す。この図に示す制御装置20は、終了
セーフティコーン34の遮断警報送信回路70から送信
される無線信号を受信したとき、すなわち規制線12が
いずれかの箇所で破られたため警報が要請されたとき
に、スピーカ16にて警報音を発生させ、回転灯18を
点灯させ、さらに携帯警報器24に対して警報を発する
旨の無線信号を送信する。更に、いずれかのセーフティ
コーンの接触警報送信回路76にて生成された無線信号
を受信したとき、すなわちいずれかのセーフティコーン
に車両が接触乃至衝突したため警報が要請されたときに
も、同様にスピーカ16、回転灯18等を動作させ、携
帯警報器24に無線による警報を発する機能を有してい
る。
【0021】具体的には、アンテナ14によって受信さ
れた信号は共用器78を介して交流増幅器80及び82
にて交流増幅され、更にバンドパスフィルタ84及び8
6にて濾波される。バンドパスフィルタ84の通過周波
数はf3に、またバンドパスフィルタ86の通過周波数
はf4にそれぞれ設定されており、警報受信回路88で
は、いずれのバンドパスフィルタから出力が得られるか
によって、接触警報送信回路76に係る警報が必要であ
るのか、それとも遮断警報送信回路70に係る警報が必
要であるのかを識別することができ、その結果に応じて
例えば異なる周波数乃至及び鳴音パターンにてスピーカ
16を動作させ、また異なる色乃至は異なる点滅パター
ンにて回転灯18を動作させる。更に、警報受信回路8
8は、共用器78を介してアンテナ14から携帯警報器
24に警報のための無線信号を送信する警報送信回路9
0を、バンドパスフィルタ84又は86から出力が得ら
れるのに応じて駆動回路92により動作させることによ
り、携帯警報器24へと警報のための無線信号を送信す
る。
【0022】携帯警報器24は、制御装置20から送信
される無線信号すなわち警報のための無線信号を受信す
るべくアンテナ94を有している。アンテナ94にて受
信された信号は受信回路96による増幅等の処理を経た
上で、駆動回路98及び100に供給される。駆動回路
98は作業員22に対し音響によって警報するためのス
ピーカ102を駆動する回路であり、また駆動回路10
0は、作業員22に対して振動により警報を与えるため
の振動源104を駆動するための駆動回路である。従っ
て、作業員は、音響あるいは振動にて警報を受けること
ができる。更に、警報受信回路88にていずれの種類の
警報かを判断するようにしているため、作業員22は、
スピーカ102の出力たる音響やあるいは振動源104
の出力たる振動のパターン等から、規制線12が遮断さ
れたのかそれともセーフティコーンが倒されたのか(あ
るいは傾いたのか)を、知ることができる。
【0023】このように、本実施形態によれば、作業現
場への車両の接近や部外者の侵入が生じた旨を、規制線
12が破られたことやこの規制線12を形成するための
複数のセーフティコーンのうちいずれかが傾き又は転倒
したことを検出することによって、直ちに検出し、音、
光等を用いて警報できるため、作業現場にいる作業員2
2が作業現場に侵入してくる車両から避難するのに要す
る時間を、長めに確保することができる。更に、規制線
12を複数のセーフティコーン間の無線通信(赤外光の
伝送)により形成しているため、作業現場が属する車線
を走行する車両26のみではなく、隣接車線を走行する
車両28が進行方向を変え該当車線に侵入してくる場合
(図1中の破線を参照)であっても、これを検出し対処
することができる。更に、規制線12を形成するために
必要な回路は、各セーフティコーンの回路収納部35に
収納させているため、可搬性が高く、規制線12の設置
や変更等を迅速に実行することができる。加えて、直進
性の高い赤外光を用いると共にセーフティコーンからセ
ーフティコーンへのチェーンによって規制線12を形成
しているため、規制線12を長くすることができる。更
に、セーフティコーンからセーフティコーンへの無線信
号の送信は赤外光を用い、またセーフティコーンから制
御装置20へあるいは制御装置20から携帯警報器24
への無線信号の送信は微弱電力の電波にてそれぞれ実行
するため、実施に際して無線免許等は不要であり、その
実施が容易である。また、規制線12を形成するために
使用する赤外光について、変調に係る信号の周波数とし
てf1とf2を交互に使用しているため、相隣接していな
いセーフティコーンから赤外光を受信しこれに応じて隣
接するセーフティコーンへ赤外光を送信してしまうとい
った事態を生じることもなく、規制線12を明瞭にかつ
誤りなく形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る警報装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】 この実施形態における規制線の形成方法を示
す図である。
【図3】 この実施形態におけるセーフティコーンの構
造を示す図である。
【図4】 この実施形態における開始セーフティコーン
の機能構成を示すブロック図である。
【図5】 この実施形態における中間セーフティコーン
の機能構成を示すブロック図である。
【図6】 この実施形態における終了セーフティコーン
の機能構成を示すブロック図である。
【図7】 傾斜センサと加速度センサを一体にする原理
を示す図である。
【図8】 この実施形態における制御装置及び携帯警報
器の機能構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
12 規制線、16 スピーカ、18 回転灯、20
制御装置、24 携帯警報器、30 開始セーフティコ
ーン、32 中間セーフティコーン、34 終了セーフ
ティコーン、35 回路収納部、36 発光素子、38
送信レンズ、40 受光素子、42 受信レンズ、4
3 アンテナ、44 処理回路、46バッテリ、48
送信スイッチ、50 直流発生回路、52,68 変調
回路、54,92,98 駆動回路、56,80,82
交流増幅器、58,84,86 バンドパスフィル
タ、60 全波整流回路、62,66 直流増幅器、6
4積分回路、70 遮断警報送信回路、72 傾斜セン
サ、74 加速度センサ、76 接触警報送信回路、8
8 警報受信回路、90 警報送信回路、96受信回
路、102 スピーカ、104 振動源。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線信号による規制線を形成しこの規制
    線が破られたときに制御装置に対し警報を要請するセー
    フティコーンチェーンと、警報が要請されたときに警報
    を発する上記制御装置と、を備えることを特徴とする警
    報装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の警報装置において、 上記セーフティコーンチェーンが、無線信号の起点たる
    開始セーフティコーン、無線信号の終点たる終了セーフ
    ティコーン、及び開始セーフティコーン又は前段の中間
    セーフティコーンからの無線信号を次段の中間セーフテ
    ィコーン又は終了セーフティコーンへと中継する単数又
    は複数の中間セーフティコーンを含み、 上記規制線が、開始セーフティコーンから単数又は複数
    の中間セーフティコーンを経て終了セーフティコーンに
    至る無線信号の伝送により形成され、 終了セーフティコーンが、中間セーフティコーンからの
    無線信号の受信が途絶えことを検出する手段と、この検
    出に応じ上記制御装置に対し警報を要請する手段と、を
    有することを特徴とする警報装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の警報装置において、 任意のセーフティコーンからこのセーフティコーンに隣
    接する他のセーフティコーンへ送信される無線信号が、
    更に当該他のセーフティコーンに隣接する他のセーフテ
    ィコーンにて受信されることがないよう、上記セーフテ
    ィコーンチェーンを構成するセーフティコーン間で伝送
    される無線信号が変調されていることを特徴とする警報
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の警報装置において、 上記セーフティコーンチェーンを構成するセーフティコ
    ーン間で伝送される無線信号が、赤外線を搬送波とする
    無線信号であり、任意のセーフティコーンからこのセー
    フティコーンに隣接する他のセーフティコーンへ送信さ
    れる無線信号と、当該他のセーフティコーンから更に他
    のセーフティコーンへと送信される無線信号とが、互い
    に異なる周波数の信号にて振幅変調された信号であるこ
    とを特徴とする警報装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4記載の警報装置におい
    て、 上記セーフティコーンチェーンを構成するセーフティコ
    ーンが、上記無線信号の送信及び/又は受信に関連する
    回路を収納し当該セーフティコーンと共に又は一体に運
    搬移動しうる回路収納部を備えた可搬型のセーフティコ
    ーンであることを特徴とする警報装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の警報装置において、 上記可搬型のセーフティコーンが、当該セーフティコー
    ンにて傾斜が発生したこと又は加速度が加わったことを
    検出するセンサと、傾斜が発生したこと又は加速度が加
    わったことが検出されたときに警報を要請する手段と
    を、その回路収納部に収納した構成を有することを特徴
    とする警報装置。
  7. 【請求項7】 請求項6載の警報装置において、 上記規制線が破られたときに要請に応じて上記制御装置
    が発する警報と、上記セーフティコーンチェーンを構成
    するセーフティコーンにて傾斜が発生したとき又は加速
    度が加わったときに要請に応じて上記制御装置が発生す
    る警報とが、相異なる内容の警報であることを特徴とす
    る警報装置。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至7記載の警報装置におい
    て、 上記制御装置に対する警報の要請が、上記セーフティコ
    ーンチェーンにおける無線信号の搬送波とは異なる周波
    数の搬送波に係る無線信号にて行われることを特徴とす
    る警報装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8記載の警報装置におい
    て、 上記制御装置が、音響発生、発光、又は無線警報の送信
    にて、作業員に対し上記警報を発することを特徴とする
    警報装置。
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