JPH11153481A - 焦電型赤外線検出素子及びその製造方法と製造装置 - Google Patents

焦電型赤外線検出素子及びその製造方法と製造装置

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JPH11153481A
JPH11153481A JP32093097A JP32093097A JPH11153481A JP H11153481 A JPH11153481 A JP H11153481A JP 32093097 A JP32093097 A JP 32093097A JP 32093097 A JP32093097 A JP 32093097A JP H11153481 A JPH11153481 A JP H11153481A
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JP
Japan
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pyroelectric
thin film
substrate
pyroelectric thin
electrode
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JP32093097A
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English (en)
Inventor
Kazuki Komaki
一樹 小牧
Tsutomu Nakanishi
努 中西
Koji Nomura
幸治 野村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焦電体を用いて赤外線を検出する焦電型赤外
線検出素子に関し、焦電体素子の面積を増加させること
なく焦電体素子の出力を向上させ高感度で小型の焦電型
赤外線検出素子を提供することを目的とする。 【解決手段】 少なくとも単結晶からなる基板15と、
この基板15上に複数個の下部電極12を設け、この下
部電極12上に略同一形状で複数個の焦電体薄膜11を
設け、さらにその焦電体薄膜11上に略同一形状で層間
電極22と焦電体薄膜21とからなる積層構造を少なく
とも1回以上繰り返し設け、この上に赤外線吸収効果を
有する複数個の上部電極13を設けた赤外線検出部とか
らなり、前記赤外線検出部が接する基板15の表層部に
開口部16を有した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は焦電体を用いて赤外
線を検出する焦電型赤外線検出素子及びその製造方法と
製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、焦電型赤外線検出素子は非接触で
物体の検知や温度検出ができる特徴を活かして、電子レ
ンジの調理物等の温度測定、エアコンの室内温度制御あ
るいは自動照明、自動ドア、警報装置での人体検知等に
利用されており、今後その利用範囲は拡大していくと見
られる。
【0003】焦電型赤外線検出素子は強誘電体の焦電効
果を利用したセンサである。強誘電体は内部に一定方向
の自発分極を有しており、その表面に正及び負電荷を発
生させる。大気中における定常状態では、大気中の分子
が持つ電荷と結合して中性状態になっている。すべての
物体は温度に応じた赤外線を放出しており、赤外線検出
部に入射した赤外線量に応じた温度変化を強誘電体に生
じさせる。
【0004】以下に、従来の焦電型赤外線検出素子につ
いて図面を参照しながら説明する。図9、図10は従来
の焦電型赤外線検出素子の構成を示す上面図と断面図で
ある。図9、図10において、11は焦電体薄膜で赤外
線検出部である。12,13は電極で、特に電極13は
赤外線の吸収膜としての機能を有している。14はポリ
イミド系樹脂で素子を支持するためのものである。15
は基板で焦電体薄膜11を支持するための基板である。
16は開口部で焦電体薄膜11からの熱伝導を小さくす
るためのものである。17は開口部を形成するためのエ
ッチング穴である。
【0005】以上のように構成された焦電型赤外線検出
素子について、以下にその製造方法について説明する。
まず、酸化マグネシウム単結晶の基板15上に、下部電
極12として200nmの膜厚を有するPt膜を高周波
マグネトロンスパッタ法により成長させ、その下部電極
12上に焦電体薄膜11としてランタン、マグネシウ
ム、マンガンの内の少なくとも1種以上を添加したチタ
ン酸鉛を高周波マグネトロンスパッタ法を用いて成長さ
せる。そしてフォトリソグラフィ工程を施して所定の形
状に焦電体薄膜11、下部電極12をそれぞれパターニ
ングする。次にそれらの上層に電極13として20nm
程度の膜厚を有するニクロム薄膜を蒸着法で形成する。
さらに、それらの上層に膜厚3μm程度のポリイミド系
樹脂14を形成する。その後、ポリイミド系樹脂14に
設けた複数のエッチング穴17からエッチング液を供給
し基板15の表層部をエッチングすることで開口部16
を形成する。
【0006】前記の赤外線検出部に用いられる焦電体の
特性の向上あるいは集積化のためには、その薄膜化が非
常に重要となる。またこの薄膜を焦電型赤外線検出素子
として利用する場合、いかに結晶性良く薄膜を成長させ
るかによるところが大きく、下地となる材料の影響も充
分に考慮する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】焦電型赤外線検出素子
において、より高精度な温度の測定あるいはより微小な
人体の動作検出を行うためには、赤外線検出部である焦
電体素子の高感度化が最重要課題となる。基板上に形成
した複数の焦電体を電極で直列に接続することで焦電体
素子の高感度化は可能であり、接続する焦電体の数に比
例して素子の出力は増加するが、それにともない素子面
積が増加し1枚の基板から得られる赤外線検出素子の数
が減少しコストアップにつながるという問題があった。
【0008】本発明は前記のような問題点を解決するも
のであり、焦電体素子の面積を増加させることなく焦電
体素子の出力を向上させ高感度で小型の焦電型赤外線検
出素子を提供すること、さらには、前記焦電型赤外線検
出素子の安定な製造方法及び製造装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の焦電型赤外線検出素子は、少なくとも単結晶
からなる基板と、この基板上に複数個の下部電極を設
け、この下部電極上に略同一形状で複数個の第一の焦電
体薄膜を設け、さらにその第一の焦電体薄膜上に略同一
形状で電極と焦電体薄膜とからなる積層構造を少なくと
も1回以上繰り返し設け、この上に赤外線吸収効果を有
する複数個の上部電極を設けた赤外線検出部とからな
り、前記赤外線検出部が接する基板の表層部に空洞を設
けたものである。
【0010】この構成により高感度で小型の焦電型赤外
線検出素子が得られることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、少なくとも単結晶からなる基板と、この基板上に複
数個の下部電極を設け、この下部電極上に略同一形状で
複数個の第一の焦電体薄膜を設け、さらにその第一の焦
電体薄膜上に略同一形状で電極と焦電体薄膜とからなる
積層構造を少なくとも1回以上繰り返し設け、この上に
赤外線吸収効果を有する複数個の上部電極を設けた赤外
線検出部とからなり、この赤外線検出部が接する基板の
表層部に空洞を有した焦電型赤外線検出素子であり、厚
み方向に焦電体薄膜を積層したことで、赤外線検出部の
面積を増加させること無く素子特性を向上できるという
作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、第一の焦電体薄
膜上に設ける電極の厚みを15〜25nmとしたもので
あり、出力の優れたものとすることができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、第一の焦電体薄
膜上に設ける電極と第二の焦電体薄膜の寸法を第一の焦
電体薄膜の各端部から少なくとも10μm以上小さくし
たものであり、電極間の絶縁に優れたものとすることが
できる。
【0014】請求項4に記載の発明は、焦電体薄膜に
(Pb1-(x+y)LaxMgy)Ti1-(x+ y)/43からなる
ペロブスカイト型複合化合物材料を用いたものであり、
優れた特性とすることができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、単結晶基板上に
電極を形成する工程と、その電極上に焦電体の(Pb
1-(x+y)LaxMgy)Ti1-(x+y)/43薄膜を形成する
工程との2つの工程を少なくとも2回以上繰り返すこと
からなる焦電型赤外線検出素子であり、優れた焦電型赤
外線検出素子生産性を得ることができる。
【0016】請求項6に記載の発明は、第二の焦電体薄
膜を形成する工程において、第一の焦電体薄膜を形成し
た基板加熱温度より少なくとも5℃以上高い基板加熱温
度で焦電体薄膜を形成する方法であり、これにより高感
度化が実現できる。
【0017】請求項7に記載の発明は、第二の焦電体薄
膜を形成する工程において、第一の焦電体薄膜を形成し
た高周波印加電力より少なくとも20W以上低い電力で
焦電体薄膜を形成するものであり、結晶構造の優れたも
のとすることができる。
【0018】請求項8に記載の発明は、単結晶基板上に
電極を形成する工程と電極上に焦電体の(Pb1-(x+y)
LaxMgy)Ti1-(x+y)/43薄膜を形成する工程との
2つの工程を少なくとも2回以上繰り返すために、基板
ホルダーとターゲット間に自動で可動する開口度が1よ
り小さい遮蔽板を設けた焦電型赤外線検出素子の製造装
置であり、薄膜を安定して形成することができる。
【0019】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1を図面とともに説明する。
【0020】図1、図2は本発明の焦電型赤外線検出素
子の一実施の形態の平面図及び断面図である。図1、図
2において11は第一の焦電体薄膜で21は第二の焦電
体薄膜であり、これらはともに赤外線検出部である。1
2,13,22は電極で、特に上部電極13は赤外線の
吸収膜としての機能を有している。また22は第一の焦
電体薄膜11と第二の焦電体薄膜21との焦電体薄膜間
を直列に接続する層間電極である。14はポリイミド系
樹脂で素子を支持するためのものである。15は基板で
焦電体薄膜11を支持するための基板である。16は開
口部で焦電体薄膜11からの熱伝導を小さくするための
ものである。17は開口部16を形成するためのエッチ
ング穴である。
【0021】以上のように構成された焦電型赤外線検出
素子について、以下にその製造方法について説明する。
まず、MgOの基板15上に下部電極12として200
nmの膜厚を有するPt膜を高周波マグネトロンスパッ
タ法により成長させ、その下部電極12上に第一の焦電
体薄膜11としてPLMT薄膜を高周波マグネトロンス
パッタ法を用いて2μm程度成長させる。次にその第一
の焦電体薄膜11上に層間電極22として50nm程度
のPt膜を高周波マグネトロンスパッタ法により成長さ
せ、さらにその層間電極22上に第二の焦電体薄膜21
であるPLMTを同様の高周波マグネトロンスパッタを
用いて2μm程度成長させた。そしてフォトリソグラフ
ィ工程を施して所定の形状にPLMT、Pt薄膜をそれ
ぞれパターニングする。次にそれらの上層に上部電極1
3として20nm程度の膜厚を有するNiCr薄膜を蒸
着法で形成する。さらに、それらの上層に膜厚3μm程
度のポリイミド系樹脂14を形成する。その後、ポリイ
ミド系樹脂14に設けた複数のエッチング穴17からエ
ッチング液を供給し基板15をエッチングすることで開
口部16を形成する。
【0022】以上のように本実施の形態1では、赤外線
受光方向から上部電極13、第二の焦電体薄膜21、層
間電極22、第一の焦電体薄膜11、下部電極12の積
層構造をした素子形状を実現し、焦電体であるPLMT
薄膜を2段の積層構造にした。これにより上部電極13
と下部電極12間で取り出される素子出力は、第一の焦
電体薄膜11と第二の焦電体薄膜21の直列接続分の出
力が得られ、焦電体の材料性能を向上しなくても検出素
子の出力を向上させることができる。
【0023】この他の形態として、基板の表面に対して
水平方向に並んだ複数個の焦電体薄膜を電極によって直
列接続することによっても素子出力を向上できる。しか
しながら、基板の表面に対して水平方向に並んだ焦電体
薄膜を複数個使用して一つの赤外線検出素子にする場
合、接続する焦電体の数が増加するほど出力の増加が得
られる一方で、これに比例して1つの赤外線検出素子の
面積が増加することで1枚の基板から得られる赤外線検
出素子の個数が減少し、結果的にコストアップにつなが
ってしまう。
【0024】これに対して本実施の形態1では基板15
の表面に対して垂直方向に積層した焦電体薄膜11,2
1を電極12,13,22で直列接続していることから
1枚の基板15から得られる赤外線検出素子の数は素子
の直列接続数に関係なく通常の1素子と同じ取れ数が確
保できる。また、基板15の表面に対して水平方向に並
んだ焦電体の接続の場合に必要となる焦電体間を接続す
る電極の配線スペースや配線形成の工程等も全く不必要
となり、生産性が高く小型で高性能の焦電型赤外線検出
素子が実現する。さらに、基板15の表面に対して厚み
方向への焦電体薄膜の積層は、膜厚増加と同様の効果と
して焦電体材料自身の熱容量の増加をともなうため素子
の高感度化には望ましい構造となる。
【0025】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2を図面とともに説明する。
【0026】図3は本発明の焦電型赤外線検出素子の実
施の形態2の断面図である。図3において、11は第一
の焦電体薄膜で21は第二の焦電体薄膜であり、これら
はともに赤外線検出部である。12,13,22は電極
で、特に上部電極13は赤外線の吸収膜としての機能を
有している。また22は第一の焦電体薄膜11と第二の
焦電体薄膜21との焦電体薄膜間を直列に接続する層間
電極である。14はボリイミド系樹脂で素子を支持する
ためのものである。
【0027】前記実施の形態1の焦電型赤外線検出素子
を製造する工程において、フォトリソグラフィ工程やエ
ッチング工程における微小なマスクズレやエッチング不
足によって下部電極12と層間電極22とが電気的に接
触しショート不良を生じる問題がある。そこで本実施の
形態2では、第一の焦電体薄膜11上に設ける層間電極
22と第二の焦電体薄膜21の寸法を第一の焦電体薄膜
11の各端部から少なくとも10μm以上小さくした。
【0028】この構造によって10μm以下のマスクズ
レあるいはパターンズレが生じた場合でも層間電極22
あるいは上部電極13と下部電極12との電極間の絶縁
が良好な焦電体素子が実現し、電極間でのショート不良
を著しく低減できる。さらに、第二の焦電体薄膜21が
第一の焦電体薄膜11より小さい本実施の形態2の焦電
型赤外線素子の構造はポリイミド系樹脂14のカバー性
からも望ましい構造である。
【0029】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3を図面とともに説明する。図4、図5は薄膜形成に
一般的に用いられる高周波マグネトロンスパッタ装置の
基本構成図と要部の断面図である。図4、図5において
31は基板加熱用ヒーター、32は基板ホルダー、15
はMgOの基板である。34はスパッタ材料となるター
ゲットでスパッタリングガスにはアルゴン35と酸素3
6を用いる。真空排気系は真空排気ポンプ37にて行
う。
【0030】薄膜成長の原材料であるターゲット34に
は電極形成用にはPtを用いた。また、焦電体であるP
LMT薄膜の化学組成は(Pb1-(x+y)LaxMgy)T
1-( x+y)/43で表されるが、本実施の形態3では焼結
した(Pb0.9La0.1)Ti0 .9753(+PbOを20
mol%過剰に添加した)の10インチのセラミックを
用い、そのターゲット34のエロージョン部分の真上に
MgOの基板15が位置するようにセットした。さらに
MgOの基板15とスパッタターゲット34との距離は
100mmである。
【0031】以上のような電極形成用及び焦電体薄膜形
成用の2台の薄膜形成装置を用いて、まずMgOの基板
15上にPtの下部電極12を200nm程度形成し、
その上層に第一の焦電体薄膜11を2μm程度形成し
た。さらにその第一の焦電体薄膜11の上層に層間電極
22を50nm程度形成した。そして層間電極22上に
第二の焦電体薄膜21を2μm程度形成した。Pt電極
の形成条件は下部電極12の形成時及び層間電極22の
形成時のいずれにおいても、基板加熱温度600℃、高
周波印加電力100W、Ar/O2ガス流量4/1、ガ
ス圧10mTorrとした。また第一及び第二の焦電体
薄膜11,21の形成条件はいずれも、基板加熱温度6
00℃、高周波印加電力1000W、Ar/O2ガス流
量10/1、ガス圧2mTorrとした。
【0032】さらに第二の焦電体薄膜21上にNiCr
の上部電極13を蒸着し、第二の焦電体薄膜21の焦電
特性を評価した。その結果、第二の焦電体薄膜21の比
誘電率は250、焦電係数は3.0×10-8C/cm2
あった。焦電型赤外線検出素子の出力は焦電体の焦電係
数に比例し比誘電率に反比例する。従って、焦電係数/
比誘電率を性能指数とすると、いかに性能指数の高い焦
電体薄膜を形成するかが赤外線検出素子の高感度化には
重要となる。前記方法で形成した第二の焦電体薄膜21
の性能指数は1.2であった。
【0033】さらに、本実施の形態3では層間電極22
の厚みを20nmに薄型化させて膜厚制御を行った。下
部電極12及び第一と第二の焦電体薄膜11,21の形
成条件は前記実施の形態と同一にして同様に第二の焦電
体薄膜21の焦電特性を測定した結果、比誘電率は22
0、焦電係数は3.5×10-8C/cm2であり、性能指
数は1.6と層間電極22の膜厚制御を行うことで1.
3倍の出力を得ることができた。
【0034】これらの焦電体材料にかかわらず、材料の
特性の向上のためにはいかに結晶性良く薄膜を成長させ
るかによるところが大きく、下地となる基板や電極層の
格子常数や熱膨張係数といった材質や結晶性に大きく影
響する。本実施の形態3で行った層間電極22の薄型化
の制御は、層間電極22上に形成する第二の焦電体薄膜
21の初期成長過程の結晶性を劣化させること無く良好
な結晶成長を行わせる上で重要な制御である。但し15
nmより薄い層間電極22は充分に結晶成長を行わずポ
ーラスな電極構造となる問題があることから、層間電極
22の膜厚は15〜25nmとすることが望ましい。
【0035】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4を図面とともに説明する。実施の形態3と同様に図
4、図5の電極形成用及び焦電体薄膜形成用の2台の薄
膜形成装置を用いて、まずMgOの基板15上にPtの
下部電極12を200nm程度形成し、その上層に第一
の焦電体薄膜11を2μm程度形成した。さらにその第
一の焦電体薄膜11の上層に層間電極22を20nm程
度形成した。そして層間電極22上に第二の焦電体薄膜
21を2μm程度形成した。Pt電極の形成条件は下部
電極12の形成時及び層間電極22の形成時のいずれに
おいても、基板加熱温度600℃、高周波印加電力10
0W、Ar/O2ガス流量4/1、ガス圧10mTor
rとした。また第一及び第二の焦電体薄膜11,21の
形成条件はいずれも、基板加熱温度600℃、高周波印
加電力1000W、Ar/O2ガス流量10/1、ガス
圧2mTorrとした。
【0036】こうして形成した第一の焦電体薄膜11と
第二の焦電体薄膜21の膜組成をX線マイクロアナリシ
ス(XMA)を用いて分析した。その結果、第一の焦電
体薄膜11のPb/Ti組成比は0.93とほぼ化学量
論組成(Pb/Ti=0.923)に近い組成の膜にな
っていたのに対して、第二の焦電体薄膜21は第一の焦
電体薄膜11と全く同一形成条件で成膜したにもかかわ
らず、その組成比Pb/Tiは1.06と第一の焦電体
薄膜11または化学量論組成に比べてPb過剰な組成の
膜となっていた。焦電体素子の高感度化を達成するため
には、焦電体薄膜をいかに組成制御するかかつ結晶性良
く形成するかが重要な問題となる。この場合、同一形成
条件で形成したにもかかわらず第二の焦電体薄膜21の
組成ズレが確認され、素子全体の特性低下を引き起こす
原因となることが考えられた。従って、第一と第二の焦
電体薄膜11,21を積層した焦電型赤外線検出素子の
さらなる高感度化のためには、第二の焦電体薄膜21の
組成ズレを改善する必要がある。
【0037】一般に焦電体薄膜の形成工程において基板
加熱期間温度が高いほど膜のPb/Ti組成比は減少す
る。これは600℃以上の高い温度によって加熱された
焦電体から外部にPbが再蒸発するためである。従って
第二の焦電体薄膜21の組成ズレ(Pb過剰)を改善す
る手段として、第二の焦電体薄膜21の形成時において
のみ第一の焦電体薄膜11形成の基板加熱温度より5℃
高い温度で膜形成を行った。
【0038】すなわち、本実施の形態4の焦電体薄膜の
形成方法は次のようになる。まずMgOの基板15上に
Ptの下部電極12を200nm程度形成し、その上層
に第一の焦電体薄膜11を2μm程度形成した。さらに
その第一の焦電体薄膜11の上層に層間電極22を20
nm程度形成した。そして層間電極22上に第二の焦電
体薄膜21を2μm程度形成した。Pt電極の形成条件
は下部電極12の形成時及び層間電極22の形成時のい
ずれにおいても、基板加熱温度600℃、高周波印加電
力100W、Ar/O2ガス流量4/1、ガス圧10m
Torrとした。また第一の焦電体薄膜11の形成条件
は、基板加熱温度600℃、高周波印加電力1000
W、Ar/O2ガス流量10/1、ガス圧2mTorr
とし、第二の焦電体薄膜21の形成条件は、基板加熱温
度605℃、高周波印加電力1000W、Ar/O2
ス流量10/1、ガス圧2mTorrとした。
【0039】こうして形成した第一の焦電体薄膜11と
第二の焦電体薄膜21の膜組成を同様にXMAを用いて
分析した結果、第一の焦電体薄膜11のPb/Ti組成
比は0.93、第二の焦電体薄膜21のPb/Ti組成
比は0.94と両者ともほぼ化学量論組成に近い組成の
膜になっていた。これらのことより、第二の焦電体薄膜
21を形成する工程において、第一の焦電体薄膜11を
形成した基板加熱温度より少なくとも5℃以上高い基板
加熱温度で焦電体薄膜を形成することによって、第二の
焦電体薄膜21の組成ズレを改善することができた。こ
の焦電体薄膜の形成方法は、焦電型赤外線検出素子のさ
らなる高感度化のために有望な形成方法である。
【0040】(実施の形態5)次に、本発明の実施の形
態5を説明する。
【0041】本実施の形態5は前記実施の形態4と同様
に第二の焦電体薄膜21の組成ズレを改善するもう一つ
の手段についてである。一般に焦電体薄膜の形成工程に
おいて高周波印加電力が低いほど膜のPt/Ti組成比
は減少する。これは原料となるターゲット34からスパ
ッタされたPb及びTiスパッタ粒子が基板15付近へ
飛来する際のPb/Tiの存在量の比が高周波印加電力
に比例するためである。従って第二の焦電体薄膜21の
組成ズレ(Pb過剰)を改善する手段として、第二の焦
電体薄膜21の形成時においてのみ第一の焦電体薄膜1
1を形成した高周波印加電力より20W低い電力で膜形
成を行った。
【0042】すなわち、本実施の形態4の焦電体薄膜の
形成方法は次のようになる。まずMgOの基板15上に
Ptの下部電極12を200nm程度形成し、その上層
に第一の焦電体薄膜11を2μm程度形成した。さらに
その第一の焦電体薄膜11の上層に層間電極22を20
nm程度形成した。そして層間電極22上に第二の焦電
体薄膜21を2μm程度形成した。Pt電極の形成条件
は下部電極12の形成時及び層間電極22の形成時のい
ずれにおいても、基板加熱温度600℃、高周波印加電
力100W、Ar/O2ガス流量4/1、ガス圧10m
Torrとした。また第一の焦電体薄膜11の形成条件
は、基板加熱温度600℃、高周波印加電力1000
W、Ar/O2ガス流量10/1、ガス圧2mTorr
とし、第二の焦電体薄膜21の形成条件は、基板加熱温
度600℃、高周波印加電力980W、Ar/O2ガス
流量10/1、ガス圧2mTorrとした。
【0043】こうして形成した第一の焦電体薄膜11と
第二の焦電体薄膜21の膜組成を同様にXMAを用いて
分析した結果、第一の焦電体薄膜11のPb/Ti組成
比は0.93、第二の焦電体薄膜21のPb/Ti組成
比は0.93と両者ともほぼ化学量論組成に近い組成の
膜になっていた。これらのことより、第二の焦電体薄膜
21を形成する工程において、第一の焦電体薄膜11を
形成した高周波印加電力より少なくとも20W以上低い
印加電力で焦電体薄膜を形成することによって、第二の
焦電体薄膜21の組成ズレを改善することができた。こ
の焦電体薄膜の形成方法は、焦電型赤外線検出素子のさ
らなる高感度化のために有望な形成方法である。
【0044】(実施の形態6)以下、本発明の実施の形
態6を図面とともに説明する。
【0045】前記実施の形態3あるいは4あるいは5で
は、下部電極12を形成後に第一の焦電体薄膜11を形
成し、そしてさらに層間電極22を形成した後に第二の
焦電体薄膜21を順に形成した。従ってPtの電極と焦
電体を交互に形成することになるが、ここで電極と焦電
体薄膜の形成にはそれぞれ別の形成装置を用いているた
め、形成工程毎に装置から取り出して別の装置に装着し
直す工程が必要となる。各工程毎に基板ホルダー32の
脱着や装置内の真空排気、さらには基板加熱の昇降温を
行うことでかなりの工程時間を要した。
【0046】図6、図7は本実施の形態6に用いた高周
波マグネトロンスパッタ装置の基本構成図と要部の断面
図である。図6、図7において31は基板加熱用ヒータ
ー、32は基板ホルダー、15はMgOの基板である。
34はスパッタ材料となるターゲットでスパッタリング
ガスにはアルゴン35と酸素36を用いる。真空排気系
は真空排気ポンプ37にて行う。さらに38は可動式遮
蔽板、39は制御モータである。
【0047】薄膜成長の原材料であるターゲット34は
3つの6インチターゲットから構成し、34aには電極
形成用のPt、34bには第一の焦電体薄膜11の形成
用として化学組成が(Pb0.9La0.1)Ti0.975
3(+PbOを20mol%過剰に添加した)のセラミ
ック、そして34cには第二の焦電体薄膜21形成用と
して化学組成が(Pb0.9La0.1)Ti0.9753(+P
bOを15mol%過剰に添加した)のセラミックを装
着した。
【0048】以上のような電極及び焦電体薄膜形成用の
薄膜形成装置を用いた焦電体素子の製造方法を以下に説
明する。
【0049】まずMgOの基板15を基板ホルダー32
に設置し、3rpmで基板ホルダー32を回転させる。
そして装置内を10-6Torr以下の真空に排気してか
ら基板加熱温度を600℃に昇温する。その後、下部電
極12、第一の焦電体薄膜11、層間電極22、そして
第二の焦電体薄膜21と4層の薄膜を同一真空装置内で
連続して成膜する。各4層の成膜工程に対してそれぞれ
の成膜条件及び遮蔽板38の開口部の位置を図8(a)
〜(d)に示すように自動的に変動するようにプログラ
ムされている。例えば、Ptの下部電極12、第一の焦
電体薄膜11、層間電極22、そして第二の焦電体薄膜
21という積層であれば、遮蔽板38は制御モータ39
によって、下部電極12の形成時には図8(a)、第一
の焦電体薄膜11の形成時には図8(b)、層間電極2
2の形成時には図8(c)、さらに第二の焦電体薄膜2
1の形成時には図8(d)の位置に自動的に可動する。
これによって積層成膜が連続的にかつ自動的に行うこと
が可能となった。
【0050】本実施の形態6の形成装置を用いて、Pt
の下部電極12を200nm程度形成し、その上層に第
一の焦電体薄膜11を2μm程度形成し、その第一の焦
電体薄膜11の上層に層間電極22を50nm程度形成
し、さらにその層間電極22上に第二の焦電体薄膜21
を2μm程度形成した場合、基板15の投入から取り出
しまで約16時間で完了し、従来の電極形成装置と焦電
体薄膜形成装置の複数の形成装置を用いた工法に比べて
約半分以下のプロセス時間に短縮できた。
【0051】さらに本実施の形態6の装置は遮蔽板38
を用いていることが特徴であるが、この遮蔽板38は円
の約1/3部分が開口している。基板ホルダー32に設
置された基板15は基板ホルダー32ごと常に回転して
いるため、基板15が遮蔽板38の開口部上に存在する
とき(全体の約1/3の時間)のみターゲット34から
のスパッタ粒子が基板15付近に飛来する。従って、基
板15は遮蔽板38の開口部上にある時のみ膜成長が行
われ、それ以外の遮蔽板38上に基板15がある時は膜
形成は行われず、基板加熱によるアニールされた状態に
なる。このことから、遮蔽板38を用いたこの装置での
膜成長メカニズムは、常に膜成長とアニールを周期的に
繰り返しながら薄膜を随時安定化させて膜形成を行う特
徴をも持ち合わせている。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、少な
くとも単結晶からなる基板と、この基板上に複数個の下
部電極を設け、この下部電極上に略同一形状で複数個の
焦電体薄膜を設け、さらにその焦電体薄膜上に略同一形
状で電極と焦電体薄膜とからなる積層構造を少なくとも
1回以上繰り返し設け、この上に赤外線吸収効果を有す
る複数個の受光電極を設けた赤外線検出部とからなり、
前記赤外線検出部が接する基板の表層部に空洞を有した
焦電型赤外線検出素子を実現し、厚み方向に焦電体薄膜
を積層したことで、赤外線検出部の面積を増加させるこ
と無く素子特性を向上できる。
【0053】また、焦電型赤外線検出素子の形成工程に
おいて、単結晶の基板上に電極を形成する工程と、その
電極上に焦電体薄膜を形成する工程の2つの工程を少な
くとも2回以上繰り返して形成する際、第二の焦電体薄
膜の形成を第一の焦電体薄膜の形成時より加熱温度を少
なくとも5℃以上増加させてあるいは高周波印加電力を
少なくとも20W減少させて形成したものであり、焦電
体素子の厚み方向の組成制御を行うことで第二の焦電体
薄膜の結晶構造を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の焦電型赤外線検出素子
の構成を示す平面図
【図2】同断面図
【図3】本発明の他の実施の形態の焦電型赤外線検出素
子の構成を示す断面図
【図4】同薄膜形成用の高周波マグネトロンスパッタ装
置の基本構成図
【図5】同要部の断面図
【図6】本発明の焦電型赤外線検出素子の製造装置の一
実施の形態の基本構成図
【図7】同要部の断面図
【図8】(a)下部電極の形成時の遮蔽板位置を示す説
明図 (b)第一の焦電体薄膜の形成時の遮蔽板位置を示す説
明図 (c)層間電極の形成時の遮蔽板位置を示す説明図 (d)第二の焦電体薄膜の形成時の遮蔽板位置を示す説
明図
【図9】従来の焦電型赤外線検出素子を示す上面図
【図10】同断面図
【符号の説明】
11 第一の焦電体薄膜 12 下部電極 13 上部電極 14 ポリイミド系樹脂 15 基板 16 開口部 17 エッチング穴 21 第二の焦電体薄膜 22 層間電極 31 基板加熱用ヒーター 32 基板ホルダー 34 ターゲット 34a Pt 34b 第一のPLMT 34c 第二のPLMT 35 アルゴンガス 36 酸素ガス 37 真空排気ポンプ 38 可動式遮蔽板 39 制御モータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも単結晶からなる基板と、この
    基板上に複数個の下部電極を設け、この下部電極上に略
    同一形状で複数個の第一の焦電体薄膜を設け、さらにそ
    の第一の焦電体薄膜上に略同一形状で電極と焦電体薄膜
    とからなる積層構造を少なくとも1回以上繰り返し設
    け、この上に赤外線吸収効果を有する複数個の上部電極
    を設けた赤外線検出部とからなり、この赤外線検出部が
    接する基板の表層部に空洞を有した焦電型赤外線検出素
    子。
  2. 【請求項2】 第一の焦電体薄膜上に設ける電極の厚み
    を15〜25nmとした請求項1に記載の焦電型赤外線
    検出素子。
  3. 【請求項3】 第一の焦電体薄膜上に設ける電極と第二
    の焦電体薄膜の寸法を第一焦電体薄膜の各端部から少な
    くとも10μm以上小さくした請求項1または2に記載
    の焦電型赤外線検出素子。
  4. 【請求項4】 焦電体薄膜に(Pb1-(x+y)Lax
    y)Ti1-(x+y)/43からなるペロブスカイト型複合
    化合物材料を用いた請求項1〜3のいずれか一つに記載
    の焦電型赤外線検出素子。
  5. 【請求項5】 単結晶基板上に電極を形成する工程と、
    その電極上に焦電体の(Pb1-(x+y)LaxMgy)Ti
    1-(x+y)/43薄膜を形成する工程との2つの工程を少な
    くとも2回以上繰り返す焦電型赤外線検出素子の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 第二の焦電体薄膜を形成する工程におい
    て、第一の焦電体薄膜を形成した基板加熱温度より少な
    くとも5℃以上高い基板加熱温度で焦電体薄膜を形成す
    ることによる請求項5に記載の焦電型赤外線検出素子の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 第二の焦電体薄膜を形成する工程におい
    て、第一の焦電体薄膜を形成した高周波印加電力より少
    なくとも20W以上低い電力で焦電体薄膜を形成するこ
    とによる請求項5に記載の焦電型赤外線検出素子の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 単結晶基板上に電極を形成する工程と電
    極上に焦電体の(Pb 1-(x+y)LaxMgy)Ti
    1-(x+y)/43薄膜を形成する工程との2つの工程を少な
    くとも2回以上繰り返すために、基板ホルダーとターゲ
    ット間に自動で可動する開口度が1より小さい遮蔽板を
    設けた焦電型赤外線検出素子の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011111099A1 (ja) * 2010-03-10 2011-09-15 パイオニア株式会社 赤外線検出素子およびこれを備えた赤外線検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011111099A1 (ja) * 2010-03-10 2011-09-15 パイオニア株式会社 赤外線検出素子およびこれを備えた赤外線検出装置
JPWO2011111099A1 (ja) * 2010-03-10 2013-06-27 パイオニア株式会社 赤外線検出素子およびこれを備えた赤外線検出装置

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