JPH07172984A - 誘電体薄膜の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

誘電体薄膜の製造方法及びその製造装置

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JPH07172984A
JPH07172984A JP31960593A JP31960593A JPH07172984A JP H07172984 A JPH07172984 A JP H07172984A JP 31960593 A JP31960593 A JP 31960593A JP 31960593 A JP31960593 A JP 31960593A JP H07172984 A JPH07172984 A JP H07172984A
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JP
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thin film
substrate
dielectric thin
forming
sputtering method
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JP31960593A
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Shigenori Hayashi
重徳 林
Takeshi Kamata
健 鎌田
Isaku Jinno
伊策 神野
Kazuki Komaki
一樹 小牧
Masatoshi Kitagawa
雅俊 北川
Takashi Hirao
孝 平尾
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペロブスカイト型酸化物誘電体薄膜を低温で
高精度に、しかも安定性、均一性、再現性良く量産す
る。 【構成】 スパッタチャンバー1内に、焼結した酸化物
強誘電体材料をスパッタターゲット2、3、4として配
置する。ターゲット2はイオンビームスパッタ用、ター
ゲット3、4はマグネトロンスパッタ用のターゲットで
ある。基板加熱手段としては、光源7によるランプ加熱
方式を用いる。イオンビームスパッタは、バケット型イ
オン源8で発生させたArイオンをターゲット2に照射
することによって行う。そして、ArとO2 の混合ガス
雰囲気中で、まず、適当な基板温度、形成雰囲気中でタ
ーゲット2をイオンビームスパッタして基板5の上に初
期層を形成し、その後、基板温度、形成雰囲気をマグネ
トロンスパッタに適したものにしてターゲット3、4を
同時にスパッタして主堆積層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜の製造方法及びそ
の製造装置に関し、特に、誘電体薄膜の製造方法及びそ
の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜化技術は、エレクトロニクス分野、
特に、半導体製造プロセスを中心に発展し、新材料の開
発と共に進歩してきた。これらの薄膜は、単体元素の場
合はごく稀で、一般に合金あるいは化合物である場合が
多く、形成方法によって著しく特性が変化する。これら
新材料の創成及びそのデバイス化は、人工格子材料など
に代表されるように、薄膜化技術の向上によるところが
大きい。
【0003】近年注目されている薄膜材料として、一般
式ABO3 で構成されるペロブスカイト型構造を有する
誘電体材料がある。このうち、AサイトがPb、Ba、
Sr又はLaのうち少なくとも1種類、BサイトがTi
及びZrのうち少なくとも1種類の元素を含むABO3
としては、(Pb1-x Lax )(Zry Ti1-y 1-
x/4 3 系、BaTiO3 系に代表される強誘電体材料
がある。そして、これらが優れた強誘電性、圧電性、焦
電性、電気光学特性等を示すことから、これらの特性を
利用したセンサやフィルタなどの種々の機能デバイスが
検討されている。特に、半導体ICの分野においては、
新しいデバイス及び不揮発性メモリへの応用が期待され
ている。また、SrTiO3 系は強誘電性こそ示さない
ものの、高誘電率材料として超高密度DRAM(ダイナ
ミックランダムアクセスメモリ)のキャパシタ絶縁膜へ
の応用が期待されている。
【0004】これらの材料の特性向上あるいは集積化を
図るためには、その薄膜化が非常に重要である。また、
その高性能化を考えた場合、単結晶薄膜あるいは配向膜
であることが望ましく、ヘテロエピタキシャル技術の開
発が重要である。これらに関する研究は、様々な薄膜堆
積法に基づいて、多くの研究機関で行われ、特定の系に
ついては、すでに実験室段階では達成されたといってよ
いものもあるが、実用化・量産化段階において、組成・
結晶構造等を制御して所望の特性を有する薄膜を再現性
良く得ることは、一般には容易でなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】薄膜の結晶性は、基本
的には基板材料、化学組成、形成温度で制御される。一
般に、基板との格子不整合を少なくし、活性度の高い堆
積方法を用いて、化学組成を合致させれば、結晶化温度
で結晶性の良い被膜を得ることができる。
【0006】酸化物誘電体の薄膜化において従来最も一
般的に用いられていたスパッタリング法では、結晶性の
被膜を得るために600℃前後の高い基板温度が必要で
あるが、ようやくMgO基板やSi基板あるいはこれら
の表面にPt電極を被覆したものの上には結晶性の良い
被膜を形成することができるようになった。
【0007】しかし、高い基板温度下での形成に起因し
て、基板との格子不整合や相互拡散のために界面におけ
る初期層の質は非常に悪く、著しい膜厚依存性が見られ
る。この傾向は、結晶化温度の高いZrを含んだ系で顕
著であり、これらは、均一性及び再現性が要求される量
産段階において大きな障害であった。
【0008】本発明は、前記従来技術の課題を解決する
ため、ペロブスカイト型酸化物誘電体薄膜を低温で高精
度に、しかも安定性、均一性、再現性良く量産すること
のできる誘電体薄膜の製造方法及びその製造装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る誘電体薄膜の製造方法は、基板上にA
BO3 で構成されるペロブスカイト型複合化合物被膜を
堆積させる誘電体薄膜の製造方法であって、被膜の初期
層形成時に限り、その組成、堆積速度及び基板温度を、
それぞれZrを含まないもの、0.5オングストローム
/s未満、450℃以下とすることを特徴とする。ここ
で、Aサイトは、Pb、Ba、Sr及びLaから選ばれ
る少なくとも1種類、Bサイトは、Ti及びZrから選
ばれる少なくとも1種類の元素を含む。
【0010】また、前記本発明方法の構成においては、
初期層の厚みが50〜300オングストロームであるの
が好ましい。また、前記本発明方法の構成においては、
初期層の形成手段としてイオンビームスパッタ法を用
い、これに続く主堆積層の形成手段としてマグネトロン
スパッタ法を用いるのが好ましい。
【0011】また、本発明に係る誘電体薄膜の製造装置
の構成は、基板上にABO3 で構成されるペロブスカイ
ト型複合化合物被膜を堆積させる誘電体薄膜の製造装置
であって、Zrを含まない初期層の形成手段としてイオ
ンビームスパッタ法を用い、これに続く主堆積層の形成
手段としてマグネトロンスパッタ法を用いることのでき
る機構を備えたことを特徴とする。ここで、Aサイト
は、Pb、Ba、Sr及びLaから選ばれる少なくとも
1種類、Bサイトは、Ti及びZrから選ばれる少なく
とも1種類の元素を含む。
【0012】
【作用】前記本発明方法によれば、初期層の形成手段と
してイオンビームスパッタ法を用いることにより、スパ
ッタリング法に比べて200℃程度低温で、100nm
以下においても膜厚依存性をほとんど示さない非常に高
精度のZrを含まないペロブスカイト型複合化合物から
なる初期層を形成することができ、Zrを含む主堆積層
についても、同一基板温度で連続して形成することによ
り、高精度のペロブスカイト型複合化合物からなる誘電
体薄膜を得ることができる。この場合、主堆積層の形成
手段としてマグネトロンスパッタ法を用いれば、堆積速
度を高めることができ、膜自体にある程度の膜厚や機械
的強度が要求される応用分野において効果的である。
【0013】また、前記本発明装置の構成によれば、ま
ずイオンビームスパッタ法を用いてZrを含まないペロ
ブスカイト型複合化合物被膜を初期層として形成し、こ
れに引き続きマグネトロンスパッタ法を用いてZrを含
む主体積層を形成することができるので、スループット
(処理能力)及び量産性の点でも優れた高精度のペロブ
スカイト型複合化合物からなる誘電体薄膜を得ることが
できる。
【0014】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。図1は本発明に係る誘電体薄膜の製造装置
の一実施例を示す概略図である。本装置のスパッタチャ
ンバー1内には、焼結した酸化物強誘電体材料がスパッ
タターゲット2、3、4として同一円周上の対称な位置
に配置されている。ここで、ターゲット2はイオンビー
ムスパッタ用、ターゲット3、4はマグネトロンスパッ
タ用のターゲットである。基板5は、基板ホルダー6の
回転によってターゲット2、3、4の直上を通過するよ
うに、基板ホルダー6の上に放射状に配置されている。
基板加熱手段としては、光源7によるランプ加熱方式が
用いられている。イオンビームスパッタは、バケット型
イオン源8で発生させたArイオンをターゲット2に照
射することによって行う。本構成では、ArとO2 の混
合ガス雰囲気中で基板ホルダー6を回転させながら、ま
ず、適当な基板温度、形成雰囲気中でターゲット2をイ
オンビームスパッタして初期層を形成した後、基板温
度、形成雰囲気をマグネトロンスパッタに適したものに
しターゲット3、4を同時にスパッタして主堆積層を形
成する。
【0015】イオンビームスパッタ法による初期層の形
成においては、ターゲット2をZrを含まない組成の焼
結した酸化物強誘電体材料とし、基板温度、形成雰囲気
ガス圧をそれぞれ450℃以下、10-3Torr以下の
領域の適当な値に設定することにより、高精度の結晶性
薄膜を得ることができた。これに続くマグネトロンスパ
ッタ法による主堆積層の形成においては、基板温度、形
成雰囲気ガス圧をそれぞれ500℃以上、10-3Tor
r以上の領域の適当な値に設定し、同一組成のターゲッ
ト3、4を同時にスパッタする構成を採った。この場
合、基板温度が一定の状態で、基板5とターゲット3、
4との位置関係によって被膜の堆積速度が周期的に変化
することになる。その周期は、基板ホルダー6の回転速
度によって変えることができ、被膜の堆積速度の最大値
は、スパッタリング電力等のスパッタリング条件を調整
することによって最適な値にすることができる。また、
スリット板9には、組成の均一性等の被膜の特性を確保
できる適切な形状の開口部が穿設されており、基板ホル
ダー6は、プラズマからの電子及びイオンの衝撃を抑制
するために電位的に浮いた状態にされている。
【0016】イオンビームスパッタ法による初期層の堆
積速度は、0.5オングストローム/s未満と非常に低
いが、形成される薄膜はほぼ完全なエピタキシャル膜で
あり、500〜300オングストローム程度堆積させる
だけで、後続のマグネトロンスパッタ法で形成する主堆
積層の形成に著しい改善をもたらすこととなる。特に、
Pb(Zr、Ti)O3 薄膜の形成においては、通常の
マグネトロンスパッタ法では650℃以上の基板温度を
必要とし、1μm以下での著しい特性の劣力が問題であ
ったが、イオンビームスパッタ法を用いてZrを含まな
い初期層を形成することにより、600℃未満の基板温
度で特性の非常に優れた薄膜を得ることができた
【0017】以下、PbZr0.52Ti0.483 (以下
「PZT」という)薄膜を形成する場合を例に挙げて本
発明をさらに詳細に説明する。ターゲット2として焼結
した酸化物強誘電体[Pb0.9 La0.2 TiO3 +0.
2PbO](直径6インチ)を、ターゲット3、4とし
て[PbZr0.52Ti 0.483 +0.2PbO](直径
6インチ)を用い、Pb0.9 La0.2 TiO3(以下
「PLT」という)薄膜を初期層としてPZT薄膜を形
成した。基板5としては、下地電極10、例えば、0.
1μmのPtを被覆したMgO(100)面を用いた。
【0018】本発明者らは、イオンビームスパッタ法を
用いて結晶性の高いペロブスカイト構造の薄膜を形成さ
せるためには、基板の温度範囲として350〜500℃
が好ましいことを見い出した。堆積速度は、主にイオン
源8のイオン電流密度によって制御することができた
が、その上限は0.5オングストローム/sと非常に低
いものであった。しかし、その結晶性は極めて良好で、
わずか50オングストローム程度の膜厚でもX線回折法
で分析した結果、c軸配向性のペロブスカイト構造を有
し、透過電子顕微鏡による観察でもほぼ完全なエピタキ
シャル膜であることが確認された。これは、通常のマグ
ネトロンスパッタ法が2.0オングストローム/s以上
と高い堆積速度を有しながらも、600℃程度の高い基
板温度を必要とし、同程度の膜厚試料においてペロブス
カイト構造に起因する回折ピークがほとんど見られない
のと対照的である。このようにイオンビームスパッタ法
において結晶性薄膜が低温で得られる原因は、高真空中
で高エネルギーのスパッタ粒子がゆっくりと堆積してい
く過程に起因するものと考えられるが、詳細は不明であ
る。また、同様のイオンビームスパッタ法を用いても、
Zrを含む系の場合には、ペロブスカイト構造の結晶性
被膜を得ることは困難であった。尚、ターゲット2に対
応するスリット板9の開口部の面積は、基板ホルダー6
の面積の約1/6であるため、基板5への平均形成速度
は堆積速度の1/6とさらに低くなる。
【0019】図2に示すように、このイオンビームスパ
ッタ法を用いて形成した結晶性の高いペロブスカイト構
造のPLT薄膜を初期層11として、ターゲット3、4
を用いてマグネトロンスパッタ法により主堆積層として
のPZT薄膜12を形成した。この場合、本発明者ら
は、結晶性の高いペロブスカイト構造の被膜を形成させ
るためには、基板の温度範囲として500〜600℃が
好ましいことを確認した。また、ArとO2 の混合比と
しては、Ar/O2 =20〜5、圧力としては、0.1
〜0.5Paが好ましいことも確認した。また、堆積速
度としては、ターゲット−基板間の距離が80〜90m
mのときに、ターゲット1個当たり200〜400Wの
入力パワーで0.2〜2.5オングストローム/sが得
られた。尚、ターゲット3、4に対応するスリット板9
の開口部の面積は基板ホルダー6の面積の約1/3であ
るため、基板5への平均形成速度は堆積速度の1/3と
なる。この構成においては、堆積−非堆積(安定化)−
堆積−非堆積(安定化)・・・・というように周期的に
繰り返すことにより、高速で堆積した薄膜に対し、十分
な結晶粒の成長と安定化を確保する工程が遂次与えられ
ると考えられる。また、本発明によって形成された薄膜
は安定化が十分に施されており、長期安定性、信頼性の
面でも優れていると考えられる。
【0020】以上の構成により、PLT初期層11の厚
みを50オンングストロームとして、主堆積層としての
PZT薄膜12を1000オングストロームの膜厚で形
成した。形成された被膜の結晶性を、X線回折法によっ
て分析した結果、図3(a)に示すように、良好なc軸
配向性のペロブスカイト構造を有することが確認され
た。また、上部電極13を形成して(図2)、電気的特
性、強誘電性を評価したところ、比誘電率800、残留
分極20μC/cm2 と、膜厚が非常に低いにもかかわ
らず通常1μm程度の試料に対して報告されている値と
同程度の値を示した。
【0021】一方、初期層を形成することなく直接基板
上に形成した場合には、図3(b)に示すように、Zr
酸化物に起因する回折ピークしか見られず、被膜の組成
もPbが著しく欠損したものであった。
【0022】以上のように、イオンビームスパッタ法に
よって形成した高精度のPLT薄膜を初期層とすること
により、主堆積層としてのPZT薄膜をマグネトロンス
パッタ法によって600℃未満の低温で高精度に形成す
ることができる。
【0023】また、この場合、複数の基板を用意しター
ゲット上を通過させる方式を採っているため、同一のタ
ーゲット上で堆積を繰り返す場合に比べて、基板の取り
付け、昇温、高温等に要する時間を削減することができ
るので、スループット(処理能力)の点でも優れてい
る。また、すべての基板に同時に堆積できるような、大
きなターゲットを1つ使用する構成を採用しても、均一
性を確保することのできる基板設置範囲はむしろ小さ
く、本発明に係る方法は、量産性の点においても優れて
いる。
【0024】尚、本発明に係る誘電体薄膜の製造装置
は、ペロブスカイト型酸化物誘電体の他、高温超電導体
等の類似の多元系の酸化物の薄膜化にも有効である。こ
れらの材料を実用化するに当たっては、量産性、安定
性、均一性、再現性を確立する必要がある。その点、初
期層のみを高精度の薄膜形成法を用いて形成することに
より、膜質の高度化と量産性を両立させた優れた工程を
実現することのできる本製造装置は極めて有効である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
酸化物誘電体を薄膜化する製造方法及び製造装置を提供
することができ、工業上極めて大きな価値を有する。用
いられる誘電体は、多元系の酸化物で、基板界面に形成
される初期層によって特性が大きく影響されるが、本発
明により低温で高精度に、しかも安定性、均一性、再現
性良く量産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る誘電体薄膜の製造装置の一実施例
を示す概略図である。
【図2】本発明の一実施例で得られた誘電体薄膜の断面
図である。
【図3】本発明の一実施例で得られた誘電体薄膜の結晶
性を示すX線回折パターン図である。
【符号の説明】
1 スパッタチャンバー 2、3、4 ターゲット 5 基板 6 基板ホルダー 7 光源 8 バケット型イオン源 9 スリット板 10 下地電極 11 初期層 12 主堆積層 13 上部電極
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01G 4/33 4/12 400 H01L 21/31 21/314 A 7352−4M 21/316 Y 7352−4M 27/04 21/822 21/8242 27/108 37/02 41/24 // C30B 29/32 8216−4G H01L 27/04 C 7210−4M 27/10 325 J 41/22 A (72)発明者 小牧 一樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 北川 雅俊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 平尾 孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にABO3 で構成されるペロブス
    カイト型複合化合物被膜を堆積させる誘電体薄膜の製造
    方法であって、被膜の初期層形成時に限り、その組成、
    堆積速度及び基板温度を、それぞれZrを含まないも
    の、0.5オングストローム/s未満、450℃以下と
    することを特徴とする誘電体薄膜の製造方法。ここで、
    Aサイトは、Pb、Ba、Sr及びLaから選ばれる少
    なくとも1種類、Bサイトは、Ti及びZrから選ばれ
    る少なくとも1種類の元素を含む。
  2. 【請求項2】 初期層の厚みが50〜300オングスト
    ロームである請求項1に記載の誘電体薄膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 初期層の形成手段としてイオンビームス
    パッタ法を用い、これに続く主堆積層の形成手段として
    マグネトロンスパッタ法を用いる請求項1に記載の誘電
    体薄膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 基板上にABO3 で構成されるペロブス
    カイト型複合化合物被膜を堆積させる誘電体薄膜の製造
    装置であって、Zrを含まない初期層の形成手段として
    イオンビームスパッタ法を用い、これに続く主堆積層の
    形成手段としてマグネトロンスパッタ法を用いることの
    できる機構を備えたことを特徴とする誘電体薄膜の製造
    装置。ここで、Aサイトは、Pb、Ba、Sr及びLa
    から選ばれる少なくとも1種類、Bサイトは、Ti及び
    Zrから選ばれる少なくとも1種類の元素を含む。
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