JP2007294986A - 酸化物誘電体素子 - Google Patents

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Takaaki Suzuki
孝明 鈴木
Toshihide Namatame
俊秀 生田目
Kazuhisa Higashiyama
和寿 東山
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Abstract

【課題】
高誘電率で低いリーク電流密度の酸化物誘電体薄膜を備えた、酸化物誘電体素子
を提供すること。
【解決手段】
本発明の酸化物誘電体素子は、従来技術より低い酸素濃度雰囲気下で酸化物誘電体薄膜を形成するので、形成温度を低い温度にでき、酸化物誘電体薄膜が分極軸を上下方向に有する面方位で優先的に配向した結晶構造を有し、酸化物誘電体薄膜と電極材料との反応が無く、さらに酸化物誘電体薄膜の結晶粒の成長を制御するので、高い自発分極と小さい抗電界を有し、リーク電流密度も小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸化物誘電体素子とその製造方法、それを用いたメモリ及び半導体装置に関する。
近年、半導体メモリとしては、電源がオフ時でもデータが保持される不揮発性を利用したROM(Read Only Memory)があるが、書き換え回数の大幅な制限や、書き換え速度が遅いなどの問題を有している。また、この他にデータの書き換えを高速で行えるという利点を有するRAM(Random Access Memory)がある。その中でも高誘電体を用いたDRAMと強誘電体を用いた不揮発性RAMがある。まず、強誘電体を用いた不揮発性RAMは、強誘電体のヒステリシス効果を利用することで不揮発性を有すると共に、書き換え回数も10の10乗回乃至10の12乗回と非常に優れている。また、書き換えのスピードも他の方式に比べてμs(100万分の1秒)以下と高速性を有し、次世代の理想的メモリとして注目されている。このような不揮発性RAMの大容量化,不揮発性化,高速化を実現するための開発がなされている。しかし、書き込み回数の増加に伴って強誘電体の自発分極(Pr)が低下するといった膜疲労が大きな問題点として生じた。大容量化、耐久化には、(1)大きな自発分極(Pr)を持つ強誘電体材料の採用、(2)膜疲労に強い強誘電体材料の採用が良く知られている。これらの材料としては、ペロブスカイト構造の酸化物が広く利用されている。このうちペロブスカイト構造の単一格子が複数個重なった結晶構造であるBi層状強誘電体のSrBi2Ta29 が知られている。この材料については、Prがc軸と垂直方向にのみ示す結晶の異方性を持っている。また、Pr値も必ずしも大きくないが、膜疲労特性に優れているために、この材料を用いた例が、特許文献1や特許文献2で開示されている。
一方、高誘電体を用いたDRAMは、高密度,高集積技術の進歩に伴い16M,64M
ビットの大容量化時代を迎えている。このために、回路構成素子の微細化が要求され、特
に情報を蓄積するコンデンサーの微細化が行われている。このうち、コンデンサーの微細
化には、誘電体材料の薄膜化、誘電率の高い材料の採用、上下電極と誘電体からなる構造
の平坦化から立体化などが挙げられる。このうち、誘電率の高い材料として、結晶構造が
ペロブスカイ構造の単一格子であるBST((Ba/Sr)TiO3)は、従来のSiO2/Si34に比べて大きな誘電率(ε)を有することが知られている。この高誘電体材料を使用する例が、非特許文献1で報告されている。
特許WO93/12542(PCT/US92/10627) 特開平5−24994号公報 インターナショナル・エレクトロン・デバイス・ミィーティング・テクニカル・ダイジェスト1991年823頁(IEDM Tech. Dig. 823, 1991)
本発明は、酸化物誘電体素子の製造方法、それを用いたメモリ及び半導体装置に関し、
特に、高誘電率・低リーク電流密度を利用したDRAM等の高誘電体素子、及び高自発分
極・抵抗電界を利用した不揮発性RAM等の強誘電体素子、及び高誘電体素子又は強誘電
体素子を用いたメモリや半導体装置に利用できる。
この場合、強誘電体薄膜及び高誘電体薄膜を形成する温度がPb(Zr/Ti)O3 で約
650℃、(Ba/Sr)TiO3で約600℃、SrBi2Ta29においては約800℃
まで温度を上げることが必要とされていた。以上の結晶構造がペロブスカイト構造の薄膜
形成においては、結晶化を促進するために600℃以上の高温度が必要である。しかし、
高温度にすることは種々の問題が発生する。例えば、気相法では成膜初期に高温で、酸化
性雰囲気を経験することによる下部電極の剥離が生じる。さらにSrBi2Ta29 の場
合、従来の800℃の高温度で形成する際、Biが蒸発し組成ずれが生じるため、出発の
Bi組成を過剰にする必要がある。その結果、高温形成後、余剰のBiが強誘電体層の粒
界にBiを多く含んだ異相として存在し、耐電圧特性の低下、さらには強誘電体薄膜と上
下の金属電極の界面での元素の拡散反応により遷移層が形成され、自発分極(Pr)が低
下し本来の特性が得られにくく、抗電界(Ec)が増大したり、膜疲労の原因となった。
このために、電界を反転させて行う書き込み回数は大きく制限されている。さらに、高温
にすることで、(a)反応層の形成が生じたことにより誘電率や自発分極が小さくなる、
(b)結晶粒が成長して、リーク電流密度が大きくなる等の問題が発生し、動作電圧の高
圧化につながり素子の高集積化が困難となる。
本発明は、優れた酸化物誘電体素子、特に、高い自発分極と低い抗電界を有する強誘電
体素子、または高い誘電率と耐圧特性に優れた高誘電体素子を対象として、その製造方法
及びそれを用いたメモリ、半導体装置を提案することを目的とする。
本発明は、酸化物誘電体素子、特に、高い自発分極と低い抗電界を有する強誘電体素子
、または高い誘電率と耐圧特性に優れた高誘電体素子を対象として、それらをそれぞれ構
成する強誘電体薄膜及び高誘電体薄膜の形成を低酸素濃度雰囲気中で、かつ形成する温度
が強誘電体薄膜では650℃以下、高誘電体薄膜では600℃以下で行うことを一つの特
徴とする。この場合、低酸素濃度雰囲気として、最もペロブスカイト構造の形成する割合
が多く、高い電気特性が得られやすい酸素濃度は、0.1%より大きく、5.0%より小さ
い範囲が望ましい。
本発明のその他の特徴は、酸素と不活性ガスの混合比を調節することで低酸素濃度雰囲
気を作製することが可能で、しかも常圧であるため非常に簡便な方法であることである。
また、本発明の他の特徴は、上記製造方法で形成した強誘電体薄膜及び高誘電体薄膜を
、O3、N2O、ラジカル酸素等の活性化酸素雰囲気中で再度熱処理することにより、高品
質な強誘電体薄膜及び高誘電体薄膜を形成することである。
次に、本発明において、強誘電体薄膜は、
(AO)2+ (BCO)2- A=Bi,Tl,Hg,Pb,Sb,As
B=Pb,Ca,Sr,Ba、希土類元素のうち少なくとも1種以上
C=Ti,Nb,Ta,W,Mo,Fe,Co,Crのうち少なくとも1種以上、
及び
(Pb/A)(Zr/Ti)O3 A=La,Ba,Nb
となる化学構造式で表わされていることを特徴とする。
また、高誘電体薄膜は、
(Ba/Sr)TiO3となる化学構造式で表わされていることを特徴とする。
本発明で得られる高誘電体薄膜は、従来得られていたTa25より大きな誘電率を有することを特徴とする。
また、本発明に用いられる上部及び下部電極材として、金属を用いる場合は、Pt,Au,Al,Ni,Cr,Ti,Mo,Wのうち少なくとも1種であることを特徴とする。
また、単一元素からなる導電性酸化物の場合は、Ti,V,Eu,Cr,Mo,W,Ph
,Os,Ir,Pt,Re,Ru,Snのうち少なくとも1種の酸化物であることを特徴
とする。さらに、ペロブスカイト構造の導電性酸化物の場合は、ReO3,SrReO3
BaReO3,LaTiO3,SrVO3,CaCrO3,SrCrO3,SrFeO3,La
1-xSrxCoO3(0<x<0.5),LaNiO3,CaRuO3,SrRuO3,SrT
iO3,BaPbO3のうち少なくとも1種であることを特徴とし、電極材としての機能を
持たせる為に、単一元素からなる導電性酸化物及びペロブスカイト構造の導電性酸化物を
用いる場合は抵抗率が1mΩ・cm以下であることを特徴とする。
本発明の強誘電体薄膜及び高誘電体薄膜の製造方法は、酸素と不活性ガスの混合ガス雰
囲気で、スパッタリング法,レーザ蒸着法、あるいはMOCVD法を用いて作製すること
を特徴とする。また、常圧でかつ酸素と不活性ガスの混合ガス雰囲気で、金属アルコキシ
ドあるいは有機酸塩を出発原料としたスピンコート法,ディップコート法を用いて作製し
てもよい。
また、本発明の強誘電体薄膜及び高誘電体薄膜の製造方法の中で、再熱処理方法として
は、ECR酸素プラズマを具備したスパッタリング法,レーザ蒸着法,MOCVD法で再
熱処理を行うことを特徴とする。さらに、紫外領域の光を照射しながら、金属アルコキシ
ドあるいは有機酸塩を出発原料としたスピンコート法あるいはディップコート法を用いて
再熱処理してもよい。
本発明によれば、高集積度な強誘電体素子および高誘電体素子,半導体装置への応用を図ることができる。
以下、本発明の詳細を図面を参照して説明するが、本発明は何らこれらに限定するもの
ではない。
本発明の一実施例を示す。本発明の特徴を、さらに詳細に説明すると、上記手段の強誘
電体薄膜及び高誘電体薄膜を形成する雰囲気を低酸素濃度に制御することにより、薄膜中
におけるペロブスカイト構造の形成する割合が増加することができる。SrBi2Ta29強誘電体の場合は、低酸素濃度にすることで、酸化物の分解反応に伴う融液形成が、低温
でも促進するため、従来の800℃よりも低温度で結晶化できる。また形成温度を低温化
できることで、上下電極との反応が防止できる。
本実施例に使用した強誘電体薄膜は、(AO)2+(BCO)2-の化学構造式で、A=Bi元
素,B=Sr元素,C=Ta元素の場合の作製方法を以下に示す。図2に本実施例にかか
る誘電体素子構造を示す。下地基板の上に下部電極が形成され、該下部電極の上に強誘電
体薄膜が形成される。さらに該強誘電体薄膜の上に上部電極を配置する構造である。符号
24は下地基板を示す。まず下地基板にはSiの表面を熱酸化させてSiO2 を形成させ
た基板を用いた。次に、この下地基板24上に下部電極23(Pt)を室温でスパッタリ
ング法により厚み2000Åで作製した。この下部電極23上に強誘電体薄膜22を形成
するために、Bi:Sr:Ta=2:1:2組成に調合した金属アルコキシド溶液を30
00rpm (毎分当たりの回転数)で30秒間スピンコートした。その後、150℃で10
分間乾燥後、さらに空気中または酸素中で強誘電体薄膜の結晶化温度より低い500℃で
15分間前熱処理を行った。以上の操作を3回繰り返し、厚み2400Åの前駆体薄膜を
作製した。そして、最後に650℃×1時間で酸素濃度雰囲気を変えて熱処理を行い強誘
電体薄膜を作製した。該強誘電体薄膜の結晶構造をX線回折で同定した。
図1に、雰囲気ガスの酸素濃度に対する結晶中におけるペロブスカイト構造の占める割合の変化を示す。低酸素濃度にすることにより、ペロブスカイト構造の割合が増加する作用がある。さらに酸素濃度が0.2〜3.0%の範囲でペロブスカイト構造の形成割合の増加が最も高くなることから、形成する雰囲気ガスの酸素濃度は、0.1%より大きく、5.0%未満の範囲が望ましい。また、0.1% 以下の酸素濃度では、ペロブスカイト構造を形成する為に必要な酸素量が不足し、ペロブスカイト構造を形成しずらくしている。また、5.0% 以上の酸素濃度では、ペロブスカイト構造の形成に有為差は認められなかった。さらに、図1に、形成温度を600〜700℃と変化させた時の雰囲気中の酸素濃度に対する結晶中におけるペロブスカイト構造の占める割合の変化を示す。低酸素濃度の効果は、形成する温度が低温になる程有効である。本実施例では、強誘電体薄膜は650℃以下、高誘電体薄膜は600℃以下とし、さらに400℃以上で行うことが望ましい。この温度範囲より低い温度で熱処理を行ってもペロブスカイト構造が形成されにくくなる。
また、図8に、酸素濃度に対するペロブスカイト構造の(105)面の配向性の関係を
示す。X線回折で同定できた全てのピ−ク強度に対する(105)面のピ−ク強度で表し
ている。酸素濃度を5%より低くすると(105)面の配向度が強くなることより、低酸
素濃度で形成したSrBi2Ta29強誘電体薄膜の結晶構造は、(105)面が強く配
向する特徴がある。これは、低酸素濃度によって、各構成元素の酸化物の分解反応に伴う
融液が生成し、前記融液からの結晶成長となるために(105)面の優先成長が容易とな
ったことによる。これにより、(105)面配向しやすくなる効果がある。SrBi2
29強誘電体薄膜は層状ペロブスカイト構造であり、結晶の対称性のために分極軸がB
i−O層と平行方向(c軸に垂直)しか示さない結晶の異方性がある。従って、(105
)面が優先的に配向することで、優れた特性を有する薄膜を形成できる。尚、他の強誘電
体材料を用いた場合でも、分極軸が上下方向に有する面方位で優先的に配向することがで
きる。
次に、強誘電体薄膜22である((BiO)2+(SrTaO)2-)上に、スパッタリング法
により厚み2000Åの金属Ptを室温で形成し、上部電極21を作製し、強誘電体素子
25を得た。この得られた強誘電体素子の自発分極(Pr)および抗電界(Ec)を室温
で測定した結果を表1に示す。
Figure 2007294986
Prは、Pr−Vのヒステリシスで正負の最大印加電圧で得られた分極量である。特に
酸素濃度が0.2〜3.0%の範囲でPrが高く、低Ecの値を示し、X線回折の結果を反
映した結果となった。中でも、酸素濃度が0.7% で行った強誘電体素子で、それぞれ2
0μC/cm2 および45kV/cmの値を示した。また、136kV/cmの電圧を反転させ
て繰り返し回数を測定した結果の中から、図11に代表例として酸素濃度が0.7% の測
定結果を示す。酸素濃度0.15〜3.0%で作製した薄膜は、いずれも10の14乗回数
までPr特性の劣化は認められなかった。
また、(AO)2+(Sr,TaO)2-の化学構造式において、Aサイトの元素をTl,Hg
,Pb,Sb,Asのうちいずれかを用いた場合においても、上記と同様の作製を行って
得られた強誘電体素子のPr,Ecを測定した結果、Pr=19〜21μC/cm2 、Ec
=44〜48kV/cmの値が得られた。
また、(BiO)2+(BTaO)2-の化学構造式において、Bサイトの元素をPb,Ca,Baのうちいずれかを用いた場合においても、上記と同様の作製を行って得られた強誘電体素子のPr,Ecを測定した結果、Pr=18〜22μC/cm2 、Ec=43〜47kV/cmの値が得られた。
また、(BiO)2+(SrCO)2-の化学構造式において、Cサイトの元素をTi,Nb,W,Mo,Fe,Co,Crのうちいずれかを用いた場合においても、上記と同様の作製を行って得られた強誘電体素子のPr,Ecを測定した結果、Pr=17〜22μC/cm2、Ec=42〜49kV/cmの値が得られた。
また、上記実施例1では、低酸素濃度にすることで低温度での形成が行えるため、遷移
層の形成や元素の拡散などの問題が無く、下地基板との間に拡散防止層を省いて設けると
いった構造でも良い。
本実施例に使用した(Pb/A)(Zr/Ti)O3 の化学構造式からなる強誘電体薄膜に
おいて、A=La元素の場合の作製方法を以下に示す。図2に示した強誘電体素子の断面
図において、符号24は下地基板を示す。まず、下地基板には、Siの表面を、熱酸化さ
せてSiO2 を形成させた基板を用いた。次に、この下地基板24上に下部電極23を作
製した。前記下地基板24上に室温、真空中でスパッタリング法により厚み2500Åの
金属Ptを形成した。この下部電極23上に、高誘電体薄膜22を形成するために、Pb
:La:Zr:Ti=0.95:0.05:0.52:0.48組成に調合した金属アルコキ
シド溶液を2500rpm で30秒間スピンコートした。その後、140℃で13分間乾燥
、さらに空気中または酸素中で、強誘電体薄膜の結晶化温度より低い温度450℃で20
分間前熱処理を行った。以上の操作を1サイクルとして、サイクルを3回繰り返すことで
厚み1700Åの前駆体薄膜を作製した。そして、低酸素濃度で550℃の熱処理をする
ことで強誘電体薄膜((Pb/La)(Zr/Ti)O3) を得た。該強誘電体薄膜の結晶構造
をX線回折で調べた。その結果、実施例1と同様に0.2〜3.0%の範囲で、結晶中のペ
ロブスカイト構造の占める割合が、急激に増加している傾向が見られた。次に、強誘電体
薄膜22の上に上部電極21を作製した。上部電極21は、前記強誘電体薄膜22である
(Pb/La)(Zr/Ti)O3 上に、スパッタリング法により真空中、室温の条件で、厚
み2000Åの金属Ptを作製し、強誘電体素子25を作製した。該強誘電体素子のPr
及び抗電界(Ec)を測定した。その結果、酸素濃度が0.7%でそれぞれ20μC/cm2および50kV/cmであった。また、誘電率(ε)を室温で測定した結果を表2に示す。
Figure 2007294986
酸素濃度が0.7%の時、1590の値を示した。また、電圧とリーク電流密度の関係
を調べた結果、3Vで1×10-7A/cm2以下と非常に耐圧特性に優れていることが分か
った。
また、(Pb/A)(Zr/Ti)O3 の化学構造式からなる強誘電体薄膜において、A=
BaおよびA=Nbの高誘電体素子を、上記と同様の製造方法を用いて作製し、Pr及び
Ecを測定したところ、Pr=20μC/cm2 、Ec=51kV/cmの値を示し、さらに
誘電率を室温で評価した結果、酸素濃度が0.2〜3.0%の時に、誘電率=1590〜1
610の高い値が得られることが分かった。
本実施例に使用した (Ba0.5Sr0.5)TiO3の組成比からなる高誘電体薄膜の作製方
法を以下に示す。図3に示した高誘電体素子の断面図において、符号34は下地基板を示
す。まず、下地基板には、実施例2と同様のSiを用いた。次に、この下地基板34上に
下部電極33を作製した。前記下地基板34上に室温、真空雰囲気の条件でスパッタリン
グ方法により厚み2000Åの金属Ptを形成した。この下部電極33上に、高誘電体薄
膜32を形成するために、温度を600℃,圧力0.55Pa 、酸素とアルゴンの混合ガスの条件で、膜厚100nmの前駆体薄膜を作製した。次に、ペロブスカイト構造を形成
させるため、低酸素濃度雰囲気で、500℃の熱処理を行うことで高誘電体薄膜((Ba0.5Sr0.5)TiO3) を得た。該高誘電体薄膜の結晶構造をX線回折で調べた。その結果
、実施例1と同様に、酸素濃度を5%より小さくすると、全結晶相中に占めるペロブスカ
イト構造の割合が増加し始め、0.2〜3.0%の範囲で、最も割合が高くなる傾向が見ら
れた。次に、高誘電体薄膜32の上に上部電極31を作製した。上部電極31は、前記高
誘電体薄膜32である((Ba0.5Sr0.5)TiO3) 上に、スパッタリング法により真空
中、室温の条件で、厚み2000Åの金属Ptを作製した。この得られた高誘電体素子3
5の誘電率(ε)を室温で測定した結果を表3に示す。
Figure 2007294986
酸素濃度が0.2〜3.0%の範囲で誘電率=480〜520の高い値を示した。
本実施例に使用した強誘電体薄膜は、(AO)2+(BCO)2-の化学構造式で、A=Bi元
素,B=Sr元素,C=Nb元素の場合の作製方法を以下に示す。まず図4に示す強誘電
体素子の断面において、下地基板44にはSiの表面を、熱酸化させてSiO2 を形成さ
せた基板を用いた。次に、下地基板44に下部電極43を作製した。前記下地基板44上
に、酸素ガス雰囲気中、450℃に加熱しながらスパッタリング法により厚み1700Å
の単一元素の導電性酸化物RuOを作製した。この下部電極43上に強誘電体薄膜を形成
するために、Bi,Sr,Nb元素の金属アルコキシド溶液を3000rpm で25秒間スピンコートした。その後、150℃で10分間乾燥、さらに空気中または酸素中で450℃で10分間前熱処理を行った。以上の操作を1サイクルとして、該サイクルを3回繰り返すことで、膜厚2300Åの前駆体薄膜を作製した。そして、最後にアルゴンガス+0.7% 酸素の低酸素濃度雰囲気中で、600℃の加熱を行うことにより、ペロブスカイト構造を有する強誘電体薄膜42である(BiO)2+(SrNbO)2-を得た。前記強誘電体薄膜42の上に上部電極41を作製した。上部電極41は、酸素ガス雰囲気中、450℃に加熱しながらスパッタリング法により厚み1700Åの単一元素の導電性酸化物RuOを作製し、強誘電体素子45を作製した。この得られた強誘電体素子45のPr及び抗電界(Ec)を室温で測定した。その結果、各々19μC/cm2 および46kV/cmの値を示した。
また、上記と同様にTiOx,VOx,EuO,CrO2,MoO2,WO2,PhO,O
sO,IrO,PtO,ReO2,RuO2,SnO2 のうちいずれかを電極材に用いた場合においても、上記と同様の作製を行って得られた強誘電体素子の特性は、Pr=18〜22μC/cm2 、Ec=44〜48kV/cmの値を示した。以上の様に、本実施例に用い
られる上部及び下部電極材として、金属または電極材としての機能を持たせる為に、抵抗
率が1mΩ・cm以下の単一元素からなる導電性酸化物及びペロブスカイト構造の導電性酸
化物の1種を用いることで、優れた電気特性を有する酸化物誘電体素子を作製することが
できる。
実施例1と同様の製造方法を用いて、下地基板上に下部電極(Pt)を形成した。該下
部電極上に、 (AO)2+ (BCO)2-の化学構造式で、A=Bi元素、B=Sr元素、C=Ta元素からなり、実施例1と同様の組成比に調合した金属アルコキシド溶液を3000rpm で35秒間スピンコートした。その後、150℃で10分間乾燥、さらに空気中または酸素中で400℃で10分間前熱処理を行った。以上の操作を1サイクルとして、該サイクルを2回繰り返すことで膜厚1100Åの前駆体薄膜を作製した。そして、低酸素濃度雰囲気中で、630℃の加熱を行い強誘電体薄膜を作製した。比較として、上記と同様の方法を用いて、下地基板上に下部電極を形成後、同組成の強誘電体薄膜を低酸素中で形成した後、さらにECR酸素プラズマ中で400℃の加熱を行った強誘電体薄膜を作製した。それぞれの強誘電体薄膜上に、実施例1と同様の方法で上部電極(Pt)を形成し図2に示す断面構造の強誘電体素子を作製した。それぞれの強誘電体素子のPr及び抗電界(Ec)を室温で測定した結果を表4に示す。
Figure 2007294986
ECR酸素プラズマ中で加熱をした強誘電体素子の方が、自発分極及び抗電界共に高い
値を示した。また、上記と同様の方法で、O3,ラジカル酸素,N2O(亜酸化窒素)を用
いて再熱処理した場合でも、自発分極及び抗電界共に同等の値を示した。以上のように、
酸化力の強い活性化酸素雰囲気中で再度熱処理を行うことで、酸素欠損の無いペロブスカ
イト構造が得られ、その結果として電気特性が大幅に向上した。この再熱処理は低酸素濃
度での結晶化熱処理温度以下で行うことが望ましい。
実施例1と同様の方法を用いて、下地基板上に、下部電極(Pt)を形成した。該下部
電極上に、(AO)2+(BCO)2-の化学構造式で、A:Bi,B:Sr,C:Taからなり
、Bi:Sr:Ta=2.2:1:2組成に調合した金属アルコキシド溶液を3500rpmで25秒間のスピンコートを行った。その後、170℃で10分間の乾燥後、450℃で10分間の前熱処理を行った。以上の操作を3回繰り返して、膜厚2200Åの前駆体薄膜を作製した。そして、650℃×1時間、0.7% 酸素雰囲気中で熱処理を行い、強誘電体薄膜を作製した。比較として、上記と同様の方法を用いて、前駆体薄膜を作製し、650℃×1時間及び5時間、100%酸素雰囲気で熱処理した強誘電体薄膜も作製した。得られた強誘電体薄膜の上に、実施例1と同様の方法で上部電極(Pt)を形成し、図2に示す断面構造の強誘電体素子を作製した。それぞれの強誘電体素子のPrを室温で測定した。その結果、酸素濃度が0.7%で形成した強誘電体素子はPr=22μC/cm2であるのに対して、酸素濃度が100%で形成した強誘電体素子の結果は、1時間では分極ヒステリシス曲線は認められず、5時間でPr=10μC/cm2 と低い値であった。このように、低酸素濃度にすることにより、熱処理時間を短縮できる効果がある。これは、前途したように、構成元素の酸化物の分解反応による融液からの結晶成長速度が低酸素濃度により促進されるため、従来の酸素濃度:100%で形成した薄膜に比べて、低酸素濃度で形成した薄膜は約1/5の時間でペロブスカイト構造が形成し、高い電気特性を得ることができる。
さらに、それぞれの該強誘電体薄膜の組成分析を行った結果、低酸素濃度雰囲気で熱処
理をした薄膜は、Sr:Bi:Ta=1:2:2の化学量論組成であるのに対して、10
0%酸素雰囲気で熱処理した薄膜はSr:Bi:Ta=1:2.2:2 とBiが多い組成
であった。本実施例は、低温度・低酸素濃度で形成するため、例えば、SrBi2Ta29強誘電体薄膜の場合、出発のBi組成の多少に係らず、形成後の組成比は化学量論組成を有する薄膜を形成することができる。従って、出発のBi組成を過剰にする必要が無く、また過剰にしても形成後の強誘電体層の粒界等にBiを多く含んだ異相の生成が抑制でき、耐電圧特性に優れ、また上下電極との反応が無く、高い誘電率を有する薄膜を形成できる。
また、上記実施例6では、SrBi2Ta29強誘電体薄膜を用いて説明したが、Pb(
Zr/Ti)O3、(Ba/Sr)TiO3等の酸化物誘電体薄膜の場合でも熱処理時間を短
縮することが可能である。
実施例1と同様の製造方法を用いて、Si基板上にSiO2を形成した下地基板上に、
Pt下部電極を2000Å形成した。該Pt下部電極上に、強誘電体薄膜を形成するため
、Bi:Sr:Ta=2:1:2の組成に調合した金属アルコキシド溶液を、2000rp
m で30秒の条件でスピンコートした。その後、150℃で15分間乾燥し、さらに空気
中で450℃で20分間前熱処理を行った。以上の操作を5回繰り返し、膜圧2000Å
の前駆体薄膜を作製した。次に、650℃で1時間、0.7% 酸素の雰囲気で熱処理を行
い強誘電体薄膜を形成した。比較として、800℃,720℃でそれぞれ1時間、100
%酸素中で熱処理した強誘電体薄膜を作製した。それぞれの強誘電体薄膜の表面にスパッ
タリング法を用いて、Pt上部電極を2000Å形成し耐電圧特性を測定した。測定結果
を図9に示す。650℃で0.7% の酸素濃度で作製した強誘電体素子は、電圧5Vでも
リーク電流密度は3.0×10-9A/cm2の値を示し、従来の、800℃,720℃の高温
度で作製した強誘電体素子に比べて耐電圧特性に優れていることが分かった。
図5に本実施例で得られたSrBi2Ta29 強誘電体の微細組織の模式図を示す。低
酸素濃度及び低温度で形成した強誘電体薄膜の結晶粒は、粒径が約70nm以下と高温で
形成した薄膜の粒径に比べて小さく緻密化していることが分かった。このために、リーク
電流密度が小さく耐電圧特性に優れた強誘電体薄膜を形成することができる。
また、実施例3で作製した((Ba0.5Sr0.5)TiO3)高誘電体薄膜の耐電圧測定を
行った結果、5.0×10-7A/cm2のリーク電流密度で耐電圧特性に優れていることが分
かった。
図6は、本実施例にかかる強誘電体素子を用いた強誘電体メモリの断面である。半導体
電界トランジスタ構造上に酸化物層、金属層、そして絶縁体層を形成したMOS−トラン
ジスタとキャパシタに図2に示した上記の強誘電体素子を形成した構造をとる。作製方法
を以下に示す。まず、ソース部65およびドレイン部66を持つSi64を基板に用い、
これを表面酸化して膜厚260ÅのSiO2 膜を形成した。マスクーパターニングして基
板中央に凸部SiO2 膜68を作製した。次に、得られた凸部をCVD法により膜厚45
00ÅのポリクリスタルSi67を形成した。この上に、実施例1で作製された上部電極
61、強誘電体薄膜、下部電極63からなる構造の強誘電体素子を形成することで、強誘
電体素子を用いた強誘電体メモリを得た。これにより、電界反転に伴うキャパシタンスの
差を2倍の大きさで検出できる利点が得られた。
図7は、本実施例にかかる高誘電体素子を用いた高誘電体メモリの断面図であり、作製
方法を以下に示す。まず、ソース部75およびドレイン部76を持つSi74を基板に用
い、これを表面酸化して膜厚270ÅのSiO2 膜を形成した。マスクーパターニングし
て基板中央に凸部SiO2 膜78を作製した。次に、得られた凸部をCVD法により膜厚
4600ÅのポリクリスタルSi79を形成し、さらに表面酸化して膜厚250ÅのSi
2 膜77を形成してMOS部トランジスタを作製した。得られた半導体MOS部に対向
したキャパシター部の上に、実施例3で作製された上部電極71,高誘電体薄膜72,下
部電極73からなる構造の高誘電体素子を形成することで、高誘電体素子を用いた高誘電
体メモリを得た。得られた高誘電体メモリは3Vの電圧で得られた蓄積電化容量の変化で
検出できる。
図10(a)に非接触型半導体装置1001を、図10(b)に該非接触半導体装置に
内蔵されている強誘電体素子の構造を示す。強誘電体素子は、拡散層1003を有するS
i1002を基板に用いて、これにSiO2 ゲート膜1004を形成しマスクパターニン
グしてゲート電極1005を形成した。強誘電体キャパシタは、Pt下部電極1006、
低酸素濃度で形成したSrBi2Ta29 強誘電体薄膜1007,Pt上部電極1008
からなっている。トランジスタとキャパシタを分離するため、SiO2 絶縁層1009,
1010が形成されており、アルミ配線1011で上部電極1008と拡散層1003を
接続する構造である。非接触型の構成としては、コントローラ,メモリ及び通信機能を内
蔵する応答器,ICカード等からなる。コントローラ部から信号がICカードに伝送され
、そのコマンドに応じてICカードが必要な情報をコントローラに返送するシステムであ
る。メモリ素子に、不揮発性RAMを用いることで、強誘電体そのものの反転時間が1ナ
ノ秒以下になる。このため、情報の読み出しと書き込みが等距離であることや、高速なデ
ータ転送及び書き込み時のエラーが極めて小さいこと等の多くの優れた性能が得られる。
上記実施例のように、Pt上部電極1008、SrBi2Ta29 強誘電体薄膜100
7,下部電極1006からなる構造を用いて説明したが、上部電極、高誘電体薄膜、下部
電極からなる構造の高誘電体素子を形成することでもよい。得られた高誘電体素子の半導
体装置は、3Vの電圧で30fF蓄積電荷容量を有する半導体装置である。このように本
実施例の強誘電体素子を用いることにより優れた非接触半導体装置を作製することができ
た。
以上のように、酸化物強誘電体薄膜及び酸化物高誘電体薄膜の形成する雰囲気が、低酸
素濃度で行うことにより、構成元素の酸化物の分解反応に伴う融液が生成し、前記融液か
らの結晶成長が促進するため、強誘電体薄膜では650℃以下、高誘電体薄膜は600℃
以下と従来の温度より低温で形成することが可能となり、また熱処理時間を短縮できる。
その結果、本発明で作製した薄膜は、分極軸が上下方向に有する面方位で優先配向した結
晶構造を有し、結晶粒径を最適な大きさに制御し、さらに電極との反応を防止することに
より、高い誘電率と自発分極、さらに小さな抗電界を有する酸化物誘電体素子を作製する
ことができた。さらに、上記強誘電体素子を半導体電界トランジスタ構造に、また上記高
誘電体素子を半導体MOS構造に組み込むことで、読み出しおよび書き込みを検出する強
誘電体メモリ及び高誘電体メモリを作製することができた。また、上記強誘電体メモリ及
び高誘電体メモリを非接触型読み出し又は書き込みメモリとして用いた半導体装置を製造
することができる。
本発明の雰囲気中の酸素濃度による強誘電体薄膜の結晶構造の変化を示す図である。 本発明の強誘電体素子を示す断面図である。 本発明の高誘電体素子を示す断面図である。 本発明の導電性酸化物を電極に用いた強誘電体素子を示す断面図である。 本発明の強誘電体薄膜の微細組織の模式図である。 本発明の強誘電体メモリを示す断面図である。 本発明の高誘電体メモリを示す断面図である。 本発明の雰囲気中の酸素濃度による結晶構造中の(105)面の配向度を示す図である。 本発明の電圧とリ−ク電流密度の関係を示す図である。 本発明の強誘電体素子を用いた非接触型半導体装置。 本発明の強誘電体素子の繰り返し回数を測定した結果を示す図である。
符号の説明
21,31,61,71,1008…上部電極、22,32,42,62,72,10
07…強誘電体薄膜、23,33,63,73,1006…下部電極、24,34,44
…下地基板、25,45…強誘電体素子、35…高誘電体素子、41…上部電極(導電性
酸化物)、43…下部電極(導電性酸化物)、64,74,1002…Si、65,75
…ソース部、66,76…ドレイン部、67,79…ポリクリスタルSi、68,77,
78…SiO2、1001…非接触型半導体装置、1003…拡散層、1004…SiO2ゲ−ト膜、1005…ゲ−ト電極、1009,1010…SiO2絶縁層、1011…ア
ルミ配線。

Claims (5)

  1. 上部電極と酸化物誘電体薄膜と下部電極からなる酸化物誘電体素子の製造方法において、前記酸化物誘電体薄膜を、形成する雰囲気中の酸素濃度が0.1% より大きく5%より小さく、かつ形成する温度が400℃以上650℃以下で形成することを特徴とする酸化物誘電体素子の製造方法。
  2. 上部電極と酸化物誘電体薄膜と下部電極からなる酸化物誘電体素子の製造方法において、前記酸化物誘電体薄膜を、形成する雰囲気中の酸素濃度が0.1% より大きく5%より小さく、かつ形成する温度が400℃以上600℃以下で形成することを特徴とする酸化物誘電体素子の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかにおいて、
    前記酸化物誘電体薄膜を活性化酸素雰囲気中で再熱処理することを特徴とする酸化物誘電体素子の製造方法。
  4. 請求項1又は請求項2のいずれかにおいて、
    請求の範囲第2項ないし第3項のいずれかにおいて、前記酸化物誘電体薄膜は、(Ba/Sr)TiO3 の組成比で表わされることを特徴とする酸化物誘電体素子の製造方法。
  5. 請求項1において、前記酸化物誘電体薄膜が
    (Pb/A)(Zr/Ti)O3 ここで、A=La,Ba,Nb
    となる化学構造式で表わされていることを特徴とする酸化物誘電体素子の製造方法。
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JPH065946A (ja) * 1992-06-22 1994-01-14 Rohm Co Ltd 強誘電体薄膜の製造方法
JPH07172984A (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘電体薄膜の製造方法及びその製造装置

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