JPH11149471A - 情報処理装置およびその文書機密処理方法 - Google Patents

情報処理装置およびその文書機密処理方法

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JPH11149471A
JPH11149471A JP10211699A JP21169998A JPH11149471A JP H11149471 A JPH11149471 A JP H11149471A JP 10211699 A JP10211699 A JP 10211699A JP 21169998 A JP21169998 A JP 21169998A JP H11149471 A JPH11149471 A JP H11149471A
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JP
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JP10211699A
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English (en)
Inventor
Tsunetada Izumi
経忠 泉
Shinichirou Aimi
真一郎 会見
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機密保護が必要な文書等の作成性と利用性を
向上する。 【解決手段】 文書の作成,編集,及び出力が可能な情
報処理装置において、文書作成中に表示部105に表示
されている文書中の任意の文字あるいは文字列に対し
て、機密指示部102によって機密範囲を設定し、その
機密範囲として設定された文字あるいは文字列の各文字
を、出力制御部107によって予め定めた空白,網かけ
等の代用文字に置き換えて表示部105に表示させる
か、印刷部106に印刷させるが、文書作成制御部11
1によって文書作成中は、機密範囲として設定された文
字あるいは文字列の各文字を代用文字に置き換えないよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報処理装置お
よびその情報処理装置における文書機密処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、オフィスコンピュータ,パーソ
ナルコンピュータ,ワードプロセッサ,データプロセッ
サあるいはコミュケーションワードプロセッサ,テレテ
ックス等の各種の情報処理装置においては、文書等の機
密保護が重要になってきている。ところが、従来の情報
処理装置としての例えば文書作成編集装置においては、
文書自体にパスワード(暗証)を付加することによって
機密保護をするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、文書のすべ
ての情報について機密保護の必要がない場合でも、機密
が設定された文書は所有者以外の者がまったく使用する
ことができなくなるという不都合がある。この発明は上
記の点に鑑みてなされたものであり、機密保護が必要な
文書等の作成性と利用性を向上することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、次のように構成した情報処理装置、およ
びその情報処理装置における文書機密処理方法を提供す
る。
【0005】この発明による情報処理装置は、文書の作
成,編集,及び出力が可能な情報処理装置において、文
書作成中に表示されている文書中の任意の文字あるいは
文字列に対して機密範囲を設定する機密範囲設定手段
と、該手段によつて機密範囲として設定された文字ある
いは文字列の各文字を、予め定めた空白,網かけ等の代
用文字に置き換えて表示ないし印刷する出力制御手段
と、上記機密範囲として設定された文字あるいは文字列
の各文字を、文書作成中は代用文字に置き換えないよう
にする手段とを備えたものである。
【0006】この発明による他の情報処理装置は、予め
装置自体の機密レベルを設定する装置機密レベル設定手
段と、文書作成中に表示されている文書中の任意の文字
列に対して機密範囲を設定する機密範囲設定手段と、該
手段によつて機密範囲として設定された文字列に対して
文書機密レベルを設定する文書機密レベル設定手段とを
備えている。
【0007】さらに、指定された文書を文書ファイルか
ら読み出して内部メモリに読み込む文書読込手段と、該
手段によつて読み込んだ文書に設定されている機密範囲
と文書機密レベルの情報を読み出し、その読み出した文
書機密レベルと前記装置自体の機密レベルとに基づいて
機密の要否を判別する機密判別手段と、該手段の判別結
果が機密を要する場合には、内部メモリに読み込んだ文
書を、その機密範囲として設定されている文字列の各文
字を予め定めた空白,網かけ等の代用文字に置き換えて
表示ないし印刷する出力制御手段とを備えたものであ
る。
【0008】この発明による情報処理装置における文書
機密処理方法は、文書の作成,編集,及び出力が可能な
情報処理装置において、文書作成中に表示されている文
書中の任意の文字列に対して、その前後にそれぞれ機密
開始情報及び機密終了情報を付加して機密範囲を設定
し、その機密範囲として設定した文字列の各文字を、予
め定めた空白,網かけ等の代用文字に置き換えて表示な
いし印刷する方法である。
【0009】この発明による他の文書機密処理方法は、
文書の作成,編集,及び出力が可能な情報処理装置にお
いて、文書作成中に表示されている文書中の任意の文字
あるいは文字列に対して機密範囲を設定し、その機密範
囲として設定した文字あるいは文字列の各文字を、予め
定めた空白,網かけ等の代用文字に置き換えて表示ない
し印刷するが、文書作成中は、前記機密範囲として設定
した文字あるいは文字列の各文字を代用文字に置き換え
ないようにする方法である。
【0010】この発明によるさらに他の文書機密処理方
法は、文書の作成,編集,及び出力が可能な情報処理装
置において、予め装置自体の機密レベルを設定し、文書
作成中に表示されている文書中の任意の文字列に対し
て、その前後にそれぞれ機密開始情報及び機密終了情報
を付加して機密範囲を設定し、その機密範囲として設定
した文字列に対して文書機密レベルを設定する。
【0011】そして、装置自体の機密レベルと機密範囲
が指定された文字列に対して設定されている文書機密レ
ベルとに基づいて機密の要否を判別し、その判別結果が
機密を要する場合には、上記機密範囲として設定された
文字列の各文字を、予め定めた空白,網かけ等の代用文
字に置き換えて表示ないし印刷する方法である。
【0012】この発明によるさらにまた他の文書機密処
理方法は、文書の作成,編集,及び出力が可能な情報処
理装置において、予め装置自体の機密レベルを設定し、
文書作成中に表示されている文書中の任意の文字列に対
して機密範囲を設定し、その機密範囲として設定した文
字列に対して文書機密レベルを設定する。
【0013】また、指定された文書を文書ファイルから
読み出して内部メモリに読み込み、その読み込んだ文書
に設定されている機密範囲と文書機密レベルの情報を読
み出し、その読み出した文書機密レベルと前記装置自体
の機密レベルとに基づいて機密の要否を判別し、その判
別結果が機密を要する場合には、上記内部メモリに読み
込んだ文書を、その機密範囲として設定されている文字
列の各文字を予め定めた空白,網かけ等の代用文字に置
き換えて表示ないし印刷する方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図2はこの発明を実施
した情報処理装置としての文書作成通信端末装置の一例
を示す外観斜視図である。
【0015】この文書作成通信端末装置は、文書作成,
文書伝送及びシステム制御に必要な片仮名,平仮名,漢
字,英字,数字等の文字情報及び制御情報を入力するた
めのキーを有するキーボード1と、文書作成編集操作及
び文書送信操作等の各種操作に必要な情報や文書情報を
表示するディスプレス装置2と、作成文書情報や受信文
書情報並びに送信記録,受信記録等を記録紙に記録する
ワイヤドットシリアルプリンタ3と、フロッピディスク
装置及び薄型ハードディスク装置,システム制御部,通
信制御装置としての通信制御部等を内蔵した本体4と、
マウス5及び電話6とを備えている。
【0016】なお、この文書作成通信端末装置における
テレテックス通信及びファクシミリ通信に関する仕様
は、テレテックス及びファクシミリに関するCCITT
勧告並びに郵政省告示の日本語テレテックス装置推奨通
信方式に準拠する。
【0017】図3は本体4の内部構成を示すブロック図
である。ハードディスクドライブ装置(HDD)7は、
例えば20メガバイトの容量を有するハードディスクド
ライブ装置(HDD)からなり、マルチタスク制御が可
能なレジデント(常駐)プロセス機能を有するオペレー
ティングシステム(OS),かな漢字変換プログラム,
かな漢字変換辞書,作成文書情報,文書送受信プログラ
ム等を格納する。
【0018】フロッピディスクドライブ装置(FDD)
8は、公知の5インチ・ダブルデンシティ・フロッピデ
ィスクドライブ装置(FDD)からなり、文書情報等を
格納する。システム制御部(システム・コントロール・
ユニット:SCU)9は、この端末装置全体の制御を司
り、文書の作成編集等のワードプロセッシング処理及び
送信文書のデータを圧縮処理並びに通信制御部11との
間の文書送受信に係わる手順,受信文書印字などのロー
カル送受信処理を実行する。
【0019】CRT制御部(CRT・コントロール・ユ
ニット:CRTCU)10は、ディスプレス装置2の表
示制御及びプリンタ3の印刷制御を司る。通信制御部
(コミュニケーション・コントロール・ユニット:CC
U)11は、通信制御装置であり、テレテックス端末装
置,ファクシミリ装置(FAX)及び同機種の文書作成
通信端末装置等の相手先端末装置に対する文書の送信制
御並び相手先端末装置からの文書の受信制御等の通信制
御を司る。
【0020】データ圧縮部(DCR)12は、イメージ
データをファクシミリ通信の規約に従って圧縮コードに
変換する。なお、この本体4内には、図示しないがマウ
ス5用のマウスインタフェース,スキャナ用のスキャナ
インタフェース等を備えている。
【0021】図4はシステム制御部9の一例を示すブロ
ック図である。このシステム制御部9は、このシステム
全体の制御を司る16ビットマイクロプロセッサ等から
なるCPU21と、このCPU21とコモンバスとの間
に介在したバスバッファ22と、タイミングジェネレー
タ23と、リフレッシュコントローラ24とを有する。
【0022】また、このシステム制御部9は、OSや文
書受信にかかわるプログラム等の常駐プログラムが常駐
するシステム領域及びその他の領域からなる例えば51
2KBの容量を有するRAM25と、このRAMコント
ローラ26,27と、電源投入時にHDD7からRAM
25へのプログラムロードを制御するブートプログラム
を格納したブートROM28とを備えている。
【0023】さらに、このシステム制御部9は、キーボ
ード1との間の情報伝送を司るキーボードインタフェー
ス(I/F)30と、HDD7を制御するハードディス
クインタフェース(HDDI/F)31と、このHDD
I/F31とコモンバスとの間に介在したバッファ32
と、FDD8を制御するフロッピディスクコントローラ
(FDC)33をも備えている。さらにまた、このシス
テム制御部9は、シリアルポート(SIO)34,35
も備えている。
【0024】図5は、図3におけるCRT制御部(CR
TCU)10の一例を示すブロック図である。このCR
T制御部10は、全体の制御を司る16ビットマイクロ
プロセッサ等からなるスレーブCPU41と、スレーブ
CPUバスとコモンバスとの間に介在したバスI/F4
2と、IPL用の例えば16KB容量のROM43と、
システム制御部9と共有する共有メモリ及びプログラム
メモリ用のRAM44とを備えている。
【0025】このRAM44で構成する共有するメモリ
は、インデックスバッファと、管理領域と、レコード領
域と、FAX送信用データバッファプリンタ用ページバ
ッファと、イメージ編集用データバッファとからなる。
また、このCRTCU10は、スレーブCPUバスとマ
イクロバスとの間に介在したバスI/F45と、マイク
ロプログラム用のROM46と、プログラムコントロー
ルメモリ用のRAM47とを備えている。
【0026】さらに、このCRTCU10は、漢字パタ
ーン用ROM,レイアウトデータ用ROM,システム用
ROM,外字パターン用RAMからなるキャラクタ・グ
ラフィック(CG)メモリ48と、CRTコントローラ
(CRTC)49とを備えている。
【0027】さらにまた、このCRT制御部10は、デ
ィスプレイ装置(CRT)2の表示データを展開する画
像メモリ51と、表示タイミングを制御するタイミング
発生回路52と、プリンタ3との間のデータ転送を司る
プリンタI/F53とを備えている。
【0028】図6は、図3における通信制御部(CC
U)11の一例を示すブロック図である。この通信制御
部11は、全体の制御を司る16ビットマイクロプロセ
ッサ等からなるCPU61と、コモンバスとの間に介在
したパラレルインタフェース62と、テレテックス通信
制御及びファックス通信制御プログラムを格納したRO
M63と、主としてワーキングメモリ用のRAM64
と、メモリ間通信を行なうために受信文書情報及び送信
文書情報並びに送受信ログ情報を格納する通信メモリと
して使用するRAM65とを備えている。
【0029】また、この通信制御部11は、公衆電話回
線を介して相手側端末装置との間で通信を行なうため
に、マルチプロトコル・シリアルコントロール(MPS
C)66,モデム(MODEM)67,ラインインタフ
ェース68,回線制御装置(AA−NCU)69,ター
ミナル70,回線保護装置(PD)71並びにモデム6
7,回線制御装置69用のモデムインタフェース72,
NCUインタフェース73とを備えている。
【0030】さらに、この通信制御部11は、送受信日
時の管理等に使用するカレンダ74と、内部の状態設定
用スイッチ(LP/SW)75と、受信文書有り等を表
示するための表示器インタフェース76及びLED表示
器77をも備えている。なお、この通信制御部11は、
図示を省略するが、公衆電話回線だけでなく、パケット
交換網あるいは回線交換網を使用可能にするためのX.
21インタフェース及びコネクタをも有している。
【0031】図7はデータ圧縮部(DCR)12の一例
を示すブロック図である。このデータ圧縮部12は、C
PU81,ROM82及びローカルRAM83からなる
マイクロコンピュータ・システムによって全体を制御す
る。共有メモリ84は、このDCR12とシステム制御
部9(ホスト)とで共有するメモリであり、コマンド・
レスポンスを格納するコマンド・レスポンスエリアと、
圧縮するイメージデータ(画情報データ)を格納するイ
メージデータエリアと、圧縮したイメージデータ(画情
報)を格納する圧縮コードエリアとからなる。
【0032】FCP(ファクシミリ・コントロール・プ
ロセッサ)85は、共有メモリ84のイメージデータエ
リアに書込まれたイメージデータを圧縮して、圧縮後の
圧縮コード(画情報)を共有メモリ84の圧縮コードエ
リアに書込む。反転データゲート86は、共有メモリ8
4に対する書込みデータ又は共有メモリ84からの読出
しデータのビット並びを反転(逆転)して通過させ、非
反転データゲート87は、共有メモリ84に対する書込
みデータ又は共有メモリ84からの読出しデータのビッ
ト並びにそのままにして通過させる。
【0033】アドレスデコーダ88は、コモンバスから
のアドレスデータをデコードして、反転データゲート8
6を選択するゲートリクエストAREQ,非反転データ
ゲート87を選択するゲートリクエストBREQ,共有
メモリ84に対するホスト側の使用を要求するホストリ
クエストHOST及びレジスタセレクトREGSL,カ
ードセレクトCSL等を出力する。
【0034】セレクタ89は、FCP85からの共有メ
モリ84を使用を要求するDCRリクエストDCRRQ
及びアドレスデコーダ88からのホストリクエストHO
STに応じて、共有メモリ84に対するデータ入出力ラ
インをFCP85又は反転データゲート86,非反転デ
ータゲート87に選択的に切換えると共に、共有メモリ
84に対するアウトイネーブルOE,ライトイネーブル
WEを出力し、またバスフラグBUSFALGを出力す
る。
【0035】アドレスデコーダ90は、CPU81から
のアドレスデータに応じてFCP85に対して共有メモ
リセレクトC−RAMSL,FCPセレクトFCPSL
を出力し、ROM82に対してROMセレクトROMS
Lを、ローカルRAM81に対してローカルRAMセレ
クトRRAMSLを、夫々出力する。なお、このDCR
12は、この他コマンドステータスレジスタ91及び割
込みフラグ92等をも備えている。
【0036】図1はこの端末装置の機密保護制御に係わ
る部分を機能的に示すブロック図である。入力部101
は文字情報,文書作成編集に必要な制御情報,文書送信
に必要な制御情報を入力し、機密指示部102は文書の
機密とする文字を指示する入力をし、機密レベル指示部
103は機密指示をした文字の機密レベルの指示を入力
する。なお、これ等は図2に示したキーボード1の各キ
ーに相当する。
【0037】入力判別部104は、これ等の入力部10
1,機密指示部102及び機密レベル指示部103から
入力される情報が、文字情報,文書作成制御情報,機密
指示情報,機密レベル指示情報,送信制御情報,あるい
はパスワード情報等のいずれであるかを判別して、この
判別結果に応じて入力された情報を各部に送出する。こ
の入力判別部104は、図3に示したシステム制御部9
の入力制御部に相当する。
【0038】表示部105は文書情報等を表示し、印刷
部106は文書情報等を印刷し、出力制御部107はこ
れ等の表示部105及び印刷部106の制御を司る。こ
れ等は、それぞれ図3に示したCRTディスプレス装置
2,プリンタ3及びCRT制御部10に相当する。
【0039】外部記憶部108は文書情報,コシステム
プログラム等を格納し、外部記憶制御部109は外部記
憶部108に対する情報の書込み及び読出しを制御す
る。これ等は、図3に示したハードディスクドライブ装
置7,フロッピディスクドライブ装置8、及びシステム
制御部9の内の図4に示したHDDI/F31及びFD
C33に相当する。
【0040】通信制御部110は、相手先端末装置との
間におけるテレテックス通信及びファクシミリ通信の制
御を司る。これは、図3に示した通信制御部(CCU)
11に相当する。文書作成編集制御部111は、入力判
別部104を介して入力される文字情報,文書作成制御
情報,機密指示情報及び機密レベル指示情報を受けて文
書の作成編集をし、出力制御部107を介して編集文書
を表示部105に表示させたり、印刷部106で印刷さ
せる。また、その文書を外部記憶制御部109を介して
外部記憶部108に格納したり、そこから読み出したり
する。
【0041】また、この文書作成編集制御部111は、
機密指示情報が入力されたときには、当該文書の指定さ
れた文書情報に機密開始情報及び機密終了情報を付加し
て、また機密レベル指示情報が入力されたときには、機
密情報に機密レベル情報を付加する。さらに、この文書
作成編集制御部111は、外部記憶部108に格納され
た文書の読出しが指示されたときに、当該文書にパスワ
ード(特定の文字列)が付加されているときには、パス
ワード制御部112に対して登録パスワードと入力され
るパスワードとの比較制御をさせる。
【0042】さらにまた、この文書作成編集制御部11
1は、外部記憶部108に格納されている受信文書の読
出しが指示されたときには、読出した文書の文字情報を
出力可能か否かを、機密情報検出部113,機密レベル
検出部114,レベル判定部115によって判定させ、
この判定結果に応じて文字情報の出力制御をする。
【0043】パスワード制御部112は、文書作成編集
制御部111から比較制御指示を受けたときに、外部記
憶制御部109を制御して文書パスワードファイルを読
出し、指定された文書の登録パスワードを抽出して、出
力制御部107を介して表示部105にパスワード入力
指示を表示させて、入力部101から入力判別部104
を介して入力されたパスワードと登録パスワードとを比
較し、その比較結果を文書作成編集制御部111に通知
する。
【0044】機密情報検出部113は、文書作成編集制
御部111から送られてくる情報が機密情報か否かを検
出し、機密情報であるときには機密レベル検出部114
にその旨を通知する。機密レベル検出部114は、機密
情報検出部113から機密情報検出通知を受けたときに
その機密レベル情報を検出して、レベル判定部115に
送出する。
【0045】レベル判定部115は、機密レベル検出部
114から送られてきた機密レベル情報と装置レベル記
憶部116に予め記憶されている装置の機密レベルとを
比較して、この比較結果を文書作成編集制御部111に
通知する。
【0046】ローカル送受信制御部117は、入力部1
01から入力判別部104を介して送信指示を受けたと
きに外部記憶部109を制御して外部記憶部108から
指定の送信文書を読み出して通信制御部110に送出
し、また通信背御部110から送られてくる受信文書を
外部記憶部109を制御して外部記憶部108に格納す
る。
【0046】次に、このように構成したこの実施例の作
用について図8以降をも参照して説明する。まず、この
文書作成通信端末装置における文書送信処理について図
8を参照して説明する。
【0047】図示しない作業選択処理においてテレテッ
クス通信メニューの内の文書送信が選択されたときに
は、まず画面上に文書送信の送信条件設定のメニューを
表示し、キー操作で設定される送信モード(通常送信,
緊急通信等),送信時刻,文書内容(日本文等)を取込
む送信条件設定処理をする。この送信条件設定処理終了
後、文書ファイルに登録された文書名を読出して、文書
名一覧表のメニューを画面上に表示し、キー操作で指定
される送信する文書名を取込む文書指定処理をする。
【0048】この文書指定処理終了後、宛先ファイルか
ら登録されている宛先リストを読み出して宛先指定のメ
ニューを表示し、キー操作で指定される宛先名を取込む
宛先指定処理をする。この宛先指定処理終了後、宛先
名,文書名等の確認用表示をして、キャンセルであれば
キャンセル処理に移行し、確認されれば以下に述べる送
信準備処理に移行する。
【0049】この送信準備処理では、システム制御部
(SCU)9は、まず指定された宛先名のアドレス(ダ
イアル・ナンバ),送信文書名及び送信時刻等の送信情
報を通信制御部11に渡す。一方、通信制御部(CC
U)11は、SCU9からの所定のコマンドによって図
9に示す処理の実行を開始して、SCU9から送られて
くる送信情報を受領する。
【0050】なお、CCU11が相手側と文書通信を行
なっているとき等SCU9からの情報を受付られないと
きには、その通信が終了するまでSCU9との間での送
信情報の送受等の処理を待機する。その後、SCU9
は、相手先の宛先リストに登録されているモードあるい
はキー入力されたモードを読込んで、ファックス(FA
X)モードかテレテックス(TELETEX)モードか
を判別する。
【0051】そして、送信モードがFAXモードであれ
ば、CCU11に対してファイルNo.を要求し、CC
U11はこのファイルNo.要求に対して所定のファイ
ルNo.を送出する。なお、このファイルNo.は内部
処理用のファイルNo.であり、例えばテレテックスモ
ードでは「TDOC−×××」を使用する。
【0052】そこで、SCU9は、このCCU11から
受領したファイルNo.をテレテックスモードの「TD
OC−×××」からFAXモードの「FDOC−××
×」に変更する。そして、SCU9は、FDD8から指
定された送信文書を読み出して、その文書を変更後のフ
ァイルNo.「FDOC−×××」を付してHDD7で
構成した送信ファイルに登録すると共に、変更後のファ
イルNo.をCCU11に返送する。
【0053】これに対して、送信モードがFAXモード
でなければ、すなわちTELETEXモードであれば、
同様にCCU11に対してファイルNo.を要求する。
そして、CCU11から受領したテレテックス用のファ
イルNo.「TDOC−×××」をそのまま指定された
送信文書に付して、その送信文書を送信ファイルに登録
する。なお、CCU11は、SCU9からファイルN
o.の返送を受けたときには、SCU9に対して送出し
たファイルNo.をSCU9から受領したファイルN
o.に変更して再登録する。
【0054】次に、システム制御部9及び通信制御部1
1が実行する送信処理について図10及び図11を参照
して説明する。通信制御部(CCU)11は、送信時刻
が指示されているときにはその時刻になった時に、また
送信時刻が指示されないときには直ちに送信開始と判断
して、送信ステータスをONにする(送信要求をす
る)。
【0055】一方、システム制御部(SCU)9は、C
CU11を所定の時間間隔でポーリングして送信ステー
タスがONになったか否かをチェックして、送信ステー
タスがONになったとき、すなわち送信要求があったと
きには、CCU11に対して送信するファイルNo.
(送信ファイルNo.)を要求する。
【0056】一方、CCU11は、送信ファイルNo.
要求を受けたときには、SCU9に対して送信ファイル
No.を送出してSCU9からのコマンドを待つ。そこ
で、SCU9は、CCU11から受領した送信ファイル
No.が「TDOC−×××」か「FDOC−×××」
かをチェックして、FAXモードで送信する文書かを判
別する。
【0057】このとき、その送信ファイルNo.がFA
XモードのファイルNo.であれば、CCU11に対し
てFAX送信ドキュメント・コマンドを送出し、TEL
ETEXモードのファイルNo.であればTELETE
X送信ドキュメント・コマンドを送出する。そこで、C
CU11は、SCU9から受領したコマンドがFAX送
信ドキュメント・コマンドか否かを判別して、この判別
結果に応じてファクシミリ通信又はテレテックス通信の
規約に従って送信先(相手先)との間の回線接続処理を
する。
【0058】そして、相手先との回線が接続される等し
て発信可になったときには、SCU9及びCCU11と
の間で送信モード(FAX/TELETEX)に従って
送信文書をSCU9からCCU11に渡す送信文書送出
及び送信文書受領処理をする。その後、CCU11は、
SCU9から受領した送信文書情報を送信モード(FA
X/TELETEX)に応じて相手先に送信する。
【0059】そして、SCU9は、CCU11への送信
文書の送出終了後、また送信不可のときには直ちに送信
終了処理をし、CCUI11は、相手先への文書送信終
了後、また回線接続が不可のときには直ちに送信終了処
理をして、一連の処理を終了する。
【0060】次に、文書作成処理の一例について図12
を参照して説明する。この文書作成処理では、キーボー
ド1からのキー入力を待ち、キーボード1からのキー入
力が有ると、そのキー入力が文字キーか否かを判別す
る。このとき、キー入力が文字キーであれば入力された
文字コードを文書編集エリアの書込みポインタで示され
るアドレスに格納すると共に、入力された文字をCRT
ディスプレイ装置2に表示した後、キー入力待機に戻
る。
【0061】また、キー入力が文字キーでなければ、キ
ーボード1に付設した単独キー又は複数キーの組合せか
らなる機密設定キーによる機密設定指示か否かを判別す
る。そして、機密設定指示であれば、予め定めた機密開
始情報としての機密モードオンコードを文書編集エリア
の書込みポインタで示されるアドレスに格納する。その
後、CRTディスプレイ装置2に機密レベル設定入力促
進文字を表示して機密設定をする文字の機密レベル(こ
れを「文書機密レベル」と称する)の設定要求をし、キ
ーボード1から入力される機密レベル情報としての機密
レベルコードを文書編集エリアの書込みポインタで示さ
れるアドレスに格納する。
【0062】なお、この機密レベルの設定は、例えば新
規機密レベルの設定,前回設定した機密レベルの設定及
び予め設定した装置の機密レベルを機密レベルとする設
定のいずれかの選択を促すメニューを表示して、その選
択結果に応じてキーボード1から入力される機密レベル
コード,前回格納した機密レベルコードあるいは装置の
機密レベルコードを格納するようにしている。
【0063】また、この文書機密レベルは例えば「0〜
255」の256段階を設定することができ、機密レベ
ル「0」を最上位の機密レベルとしている。更に装置自
体の機密レベルも同様に「0〜255」の256段階を
設定することができ、機密レベル「0」を最上位の機密
レベルとしている。この装置自体の機密レベルはシステ
ムジェネレーション時に設定するようにしているが、機
密レベル設定スイッチを設けてこのスイッチで設定する
ようにすることもできる。
【0064】その後、キー入力を持ち、キー入力があれ
ばそのキー入力がキーボード1に付設した単独キー又は
複数キーの組合せからなる機密解除キーによる機密解除
指示か否かを判別する。このとき、キー入力が機密解除
指示でなければ、キー入力が文字キーか否かを判別し
て、文字キーであればその入力文字コードを文書編集エ
リアの書込みポインタで示されるアドレスに格納して表
示した後、また文字キーでなければそのキー入力に応じ
たその他の処理をした後、キー入力待機に戻る。
【0065】そして、機密解除キーによる機密開示指示
がキー入力されたときには、機密終了情報としての予め
定めた機密見一度オフコードを文書編集エリアの書込み
ポインタで示されるアドレスに格納した後、キー入力待
機に移行する。さらに、キー入力が機密設定キーによる
機密設定指示でなければ、編集終了キーか否かを判別し
て、編集終了キーであれば、現作成中の文書の登録文書
名を取込む処理をした後、当該文書のパスワードを取込
む処理をする。なお、文書にパスワードを付加するか否
かは任意に選択することができる。そして、当該作成文
書をフロッピディスクドライブ装置8に登録する。
【0066】次に、文書作成処理の他の例について図1
3を参照して説明する。この文書作成処理では、キーボ
ード1からのキー入力があり、このキー入力がキーボー
ド1に付設した単独又は複数のキーの組合わせからなる
機密モードキーによる入力であれば、文書編集エリアの
書込みポインタで示されるアドレスに機密モードオンコ
ードを挿入する。
【0067】その後、前述した文書作成処理と同様にし
て機密レベルの設定処理をした後、キーボード1からの
カーソル移動指示入力を受けて指定された位置にカーソ
ルを移動する処理をし、キーボード1に付設した実行キ
ーが押されるまでこのカーソル移動処理を繰返し実行す
る。
【0068】そして、実行キーが入力されたときに、文
書編集エリアの書込みポインタで示されるアドレスに機
密モードオフコードを挿入した後、機密モードオンコー
ドと機密モードオフコードとの間の文字を予め定めた代
用文字(空白,網かけ,その他の予め定めた文字等)に
置き換えて表示する。なお、その他の処理については前
述した文書作成処理と同様である。
【0069】これ等の文書作成処理について図14及び
図15をも参照して具体的に説明する。ここでは、図1
4(イ)に示す文書を新規に作成し、この文書の「原
価:100万」の内の「100」について機密保護を行
なうものとする。この場合、まず図12に示した文書作
成処理による場合には、「原価:」までは入力した後、
機密設定キーを押し下げて機密設定指示をすることによ
って、図15に示すように、文書編集エリアには「原
価:」の次のアドレスに機密モードオンコード(「モー
ドON」で示す)が格納され、この機密設定の機密レベ
ル(文書機密レベル)を設定することによって、「モー
ドON」の次のアドレスに文書機密レベルコード(「文
書レベル」で示す)が格納される。
【0070】その後、「100」をキー入力することに
より、「文書レベル」の次のアドレスから「100」が
順次格納され、そこで機密解除キーを押し下げて機密解
除を指示することによって「100」の次のアドレスに
機密モードオフコード(「モードOFF」で示す)が格
納され、更に「万」をキー入力することによって「モー
ドOFF」の次のアドレスに「万」が格納される。この
ようにして秘密にしたい「100」が機密モードオンコ
ードと機密モードオフコードとで囲まれ、この文字列が
機密範囲として設定される。すなわち、この文書作成処
理においては、文書を作成するための文字入力の途中で
機密範囲の設定をするようにしている。
【0071】次に、図13に示す文書作成処理による場
合には、「原価:100万」まで入力した後、カーソル
を「100」の「1」に位置させて機密モードキーを押
し下げることによって、上述した場合と同様に「1」前
に機密モードオンコードが挿入格納され、そして機密レ
ベルを指示することによって文書機密レベルコードが次
アドレスに挿入格納される。
【0072】その後、カーソルを2つ目の「0」に位置
させて実行キーを押すことによって、その「0」の後に
機密モードオフコードが挿入され、表示されている「1
00」が例えば図14(ロ)に示すような代用文字(綱
かけ)表示に置換える。すなわち、この文書作成処理で
は、機密範囲の設定を上述した文書作成処理とは異なり
一旦文書を作成した後行なうようにしている。それと共
に、機密設定をした文字について文書作成段階で代用文
字に置換えて表示しているので、機密文書の作成編集中
に作成者以外の者に編集文書を見られても機密を知られ
ない。
【0073】なお、上述した2種類の文書作成処理を組
合わせることもできる。すなわち、文字入力時に機密範
囲を設定し、機密設定された文字については代用文字で
表示するようにしたり、また文字入力後機密範囲を設定
し、機密設定された文字は作成中は代用文字に変更しな
いようにすることもできる。
【0074】次に、登録文書出力処理について図16と
図17を参照して説明する。なお、この図16と図17
は登録文書出力処理のフローチャートであり、本来一つ
の図であるが、紙面の都合で2つの図に分割して示して
おり、両図の接続すべき流れ線の端末に同じ記号(A,
B,C,D)を付している
【0075】この登録文書出力処理は例えば文書更新時
や文書印刷時等に実行する。この登録文書出力処理で
は、まず読出す登録文書名を取込んでこの登録文書名の
文書があるか否かを判別し、文書があればその文書が受
信文書か否かを判断する。この文書が受信文書か否かの
判別は例えば受信文書ファイルに格納している受信文書
名ファイルと登録文書名とを比較して行なうことができ
る。
【0076】そして、読出し文書が受信文書でないとき
には、当該文書にパスワードが付加されているか否か
を、例えば各文書についてのパスワードを格納した文書
パスワードファイルをチェックして判別する。このと
き、パスワードが付加されていれば、CRTディスプレ
イ装置2にパスワード入力要求を表示して、入力される
パスワードと当該文書に登録されているパスワードとが
一致したか否かを判別する。
【0077】そして、入力されたパスワードと登録され
ているパスワードとが一致したとき、または文書にパス
ワードが付加されていないときには、指定された文書を
文書ファイルから読出して、その文書を出力(表示ない
し印刷)する文書出力処理をする。すなわち、文書作成
時に機密保護が設定された文書であってもパスワードが
付加されていないとき、及びパスワードが付加されてい
てもそのパスワードが入力されたときには、機密を解除
して文書のすべての内容を出力する。それによって、機
密保護を設定した文書であっても作成者はすべての内容
を出力することができる。
【0078】これに対して、読出し文書が受信文書であ
るとき、及び受信文書でないがパスワードが付加されて
そのパスワードが入力されないときには、指定された文
書を一旦内部メモリに読込む。そして、その読込んだ文
書からデータを読出し、まずそのデータが機密モードオ
ンコードか否かを判別し、機密モードオンコードであれ
ば次のデータすなわち機密レベルコードを読出して、文
書機密レベルが装置の機密レベルより高い(文書>装
置)か否かを判別し、文書機密レベルが装置の機密レベ
ルより高いときには機密モードフラグFをF=1にセッ
トする。
【0079】また、読出しデータが機密モードオンコー
ドでなければ、そのデータが機密モードオフコードか否
かを判別して、機密モードオフコードであれば機密モー
ドフラグFを「0」にリセットする。
【0080】さらに、読出しデータが機密モードオフコ
ードでなければ、そのデータが文字データか否かを判別
して、文字データがあれば機密モードフラグFがF=1
か否か、すなわち機密モードが指定された文字でその機
密レベルが装置の機密レベルより高いかを判別し、機密
モードフラグF=1であればその文字は出力できないの
で予め定めた代用文字を出力し、機密モードフラグF=
0であればその読み出した文字を出力する。
【0081】さらにまた、読み出しデータが文字データ
でもなければ、その読み出しデータに応じた処理をす
る。そして、これ等の各処理のいずれかを実行した後、
文書終了か否かを判別して、文書終了になるまで同様の
処理を繰返し実行する。
【0082】したがって、例えば前述したように機密設
定された図14に示すような受信文書を受領したときに
は、この文書の「原価:」まではすべての文字ず出力さ
れ、次のデータを読出すとこのデータは「機密モードオ
ンコード(モードON)」であるので次のデータすなわ
ち「文書機密レベルコード」を読出し、このとき文書機
密レベルが装置の機密レベルよりも高いとすると機密モ
ードフラグF=1にセットされる。
【0083】それによって、「文書機密レベルコード」
の次のデータを読出すとこのデータは文字データ「1」
であり、しかもこのとき機密モードフラグF=1である
ので、この文字「1」は表示されないで代用文字(例え
ば綱かけ)が表示される。更に次の文字「0」,「0」
についても同様に代用文字が表示される。そして、次の
データを読出すとこのデータは「機密モードオフコード
(モードOFF)」であるので機密モードフラグF=0
にリセットし、次のデータを読出したときにはこの読出
しデータである文字「万」が表示される。
【0084】このようにして、受信文書については機密
モードオンコードと機密モードオフコードで囲まれた設
定機密範囲の文字については文字機密レベルが装置機密
レベルよりも高いときには表示されないので、機密を保
護できる。また、受信文書でない場合でも設定機密範囲
の文字は編集対象とならないので作成者以外によって変
更されることがなく機密を保護できる。このように、こ
の文書作成通信端末装置においては、文字単位で機密を
設定できるので、文書の利用性が向上し、また文書送信
時に文書の一部を機密にして送信することができ、相手
先での受信文書の利用性が向上する。
【0085】また、従来の文書作成通信端末装置におい
ては、文書全体でなく文書の一部を機密にしたいような
文書を送信する場合には、受信側の機密レベルに応じて
秘密としたい部分を空白あるいは綱かけ等のマスキング
処理をした後、文書を送信しなければならず、このよう
な機密文書の送信に手間がかかった。しかも、複数の端
末装置に対して同一文書を送信する場合でも、受信側の
レベルに応じたマスキング処理をした施した文書が必要
になり、同報装置を使用することが困難であった。
【0086】これに対して、この文書作成通信端末のよ
うに文書の文字単位で機密設定ができるようにし、かつ
その機密レベルを示す情報を付加することによって、機
密レベルの異なる複数の相手先に送信する場合でも文書
は1つで済み同報装置を使用できるので文書送信が容易
になる。なお、上記実施例においては、この発明を文書
作成通信端末装置に実施した例について述べたが、例え
ば通信機能を持たない文書作成編集装置やデータ処理装
置等その他の情報処理装置にも実施することができる。
【0087】また、上記実施例においては機密文書を送
信するときに当該文書にパスワードを付加しないで送信
する例について述べたが、パスワードを付加して送信す
る機能を持たせ、受信側でパスワードを入力することに
よって機密を解除できるようにするようにしてもよい。
このパスワードの送信は、例えばテレテックスにおいて
はCCITT勧告S.62のエンドツーエンド制御手順
におけるセッション又はドキュメント制御手順で規定さ
れる私用パラメータを私用して行なうことができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の情報処
理装置によれば、文書作成中に表示されている文書中の
任意の文字あるいは文字列に対して機密範囲を設定する
ことができ、その設定後あるいは文書作成終了後、その
機密範囲として設定した文字あるいは文字列の各文字
が、予め定めた空白,網かけ等の代用文字(判読できな
い文字)に置き換えられて表示ないし印刷されるので、
それを他人に見られても機密を知られることがない。
【0089】また、他の情報処理装置からの受信文書や
フロッピデッスク等の記録媒体に記録された文書を読み
出す場合にも、その文書中に機密範囲が設定されている
場合には、その文書機密レベルと装置自体に設定された
機密レベルとに基づいて、機密の要否を判別して、機密
を要する場合には、その文書中の機密範囲として設定さ
れている文字列の各文字を予め定めた空白,網かけ等の
代用文字に置き換えて表示ないし印刷するので、機密保
護が確実になされ、その文書を他人が利用しても何等問
題がない。すなわち、機密保護が必要な文書の作成性及
び利用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明を実施した文書作成通信端末装置の一
例を示す外観斜視図である。
【図3】同じくその本体の内部構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図4】図3におけるシステム制御部(SCU)9の構
成例を示すブロック図である。
【図5】図3におけるCRT制御部(CRTCU)10
の構成例を示すブロック図である。
【図6】図3における通信制御部(CCU)11の構成
例を示すブロック図である。
【図7】図3におけるデータ圧縮部(DCR)12の構
成例を示すブロック図である。
【図8】図3におけるシステム制御9及び通信制御部1
1が実行する文書送信処理の例を示すフロー図である。
【図9】同じく文書送信準備処理の一例を示すフロー図
である。
【図10】同じく送信処理の一例を示すフロー図であ
る。
【図11】送信処理の他の例を示すフロー図である。
【図12】同じく文書作成処理の一例を示すフロー図で
ある。
【図13】文書作成処理の異なる例を示すフロー図であ
る。
【図14】作成した文書に対する機密処理の有無の一例
を示す説明図である。
【図15】機密範囲と文書機密レベルを設定した文書デ
ータの一例を示す説明図である。
【図16】この発明の実施例による登録文書出力処理の
一例を示すフロー図である。
【図17】同じく登録文書出力処理の一例の一部を示す
フロー図である。
【符号の説明】
101:入力部 102:機密指示部 103:機密レベル指示部 105:表示部 106:表示部 108:外部記憶部 110:通信制御部 111:文書作成編集制御部 113:機密情報検出部 114:機密レベル検出部 115:機密レベル判定部 116:装置レベル記憶部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書の作成,編集,及び出力が可能な情
    報処理装置において、 文書作成中に表示されている文書中の任意の文字あるい
    は文字列に対して機密範囲を設定する機密範囲設定手段
    と、 該手段によつて機密範囲として設定された文字あるいは
    文字列の各文字を、予め定めた空白,網かけ等の代用文
    字に置き換えて表示ないし印刷する出力制御手段と、 前記機密範囲として設定された文字あるいは文字列の各
    文字を、文書作成中は代用文字に置き換えないようにす
    る手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 文書の作成,編集,及び出力が可能な情
    報処理装置において、 予め装置自体の機密レベルを設定する装置機密レベル設
    定手段と、 文書作成中に表示されている文書中の任意の文字列に対
    して機密範囲を設定する機密範囲設定手段と、 該手段によつて機密範囲として設定された文字列に対し
    て文書機密レベルを設定する文書機密レベル設定手段
    と、 指定された文書を文書ファイルから読み出して内部メモ
    リに読み込む文書読込手段と、 該手段によつて読み込んだ文書に設定されている機密範
    囲と文書機密レベルの情報を読み出し、その読み出した
    文書機密レベルと前記装置自体の機密レベルとに基づい
    て機密の要否を判別する機密判別手段と、 該手段の判別結果が機密を要する場合には、前記内部メ
    モリに読み込んだ文書を、その機密範囲として設定され
    ている文字列の各文字を予め定めた空白,網かけ等の代
    用文字に置き換えて表示ないし印刷する出力制御手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 文書の作成,編集,及び出力が可能な情
    報処理装置において、 文書作成中に表示されている文書中の任意の文字列に対
    して、その前後にそれぞれ機密開始情報及び機密終了情
    報を付加して機密範囲を設定し、 その機密範囲として設定した文字列の各文字を、予め定
    めた空白,網かけ等の代用文字に置き換えて表示ないし
    印刷することを特徴とする情報処理装置における文書機
    密処理方法。
  4. 【請求項4】 文書の作成,編集,及び出力が可能な情
    報処理装置において、 文書作成中に表示されている文書中の任意の文字あるい
    は文字列に対して機密範囲を設定し、 その機密範囲として設定した文字あるいは文字列の各文
    字を、予め定めた空白,網かけ等の代用文字に置き換え
    て表示ないし印刷するが、 文書作成中は、前記機密範囲として設定した文字あるい
    は文字列の各文字を代用文字に置き換えないようにする
    ことを特徴とする情報処理装置における文書機密処理方
    法。
  5. 【請求項5】 文書の作成,編集,及び出力が可能な情
    報処理装置において、 予め装置自体の機密レベルを設定し、 文書作成中に表示されている文書中の任意の文字列に対
    して、その前後にそれぞれ機密開始情報及び機密終了情
    報を付加して機密範囲を設定し、 その機密範囲として設定した文字列に対して文書機密レ
    ベルを設定し、 前記装置自体の機密レベルと前記機密範囲が指定された
    文字列に対して設定されている文書機密レベルとに基づ
    いて機密の要否を判別し、 その判別結果が機密を要する場合には、前記機密範囲と
    して設定された文字列の各文字を、予め定めた空白,網
    かけ等の代用文字に置き換えて表示ないし印刷すること
    を特徴とする情報処理装置における文書機密処理方法。
  6. 【請求項6】 文書の作成,編集,及び出力が可能な情
    報処理装置において、 予め装置自体の機密レベルを設定し、 文書作成中に表示されている文書中の任意の文字列に対
    して機密範囲を設定し、 その機密範囲として設定した
    文字列に対して文書機密レベルを設定するするととも
    に、 指定された文書を文書ファイルから読み出して内部メモ
    リに読み込み、 その読み込んだ文書に設定されている機密範囲と文書機
    密レベルの情報を読み出し、その読み出した文書機密レ
    ベルと前記装置自体の機密レベルとに基づいて機密の要
    否を判別し、 その判別結果が機密を要する場合には、前記内部メモリ
    に読み込んだ文書を、その機密範囲として設定されてい
    る文字列の各文字を予め定めた空白,網かけ等の代用文
    字に置き換えて表示ないし印刷することを特徴とする情
    報処理装置における文書機密処理方法。
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