JPH11148056A - 接着用シート - Google Patents

接着用シート

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JPH11148056A
JPH11148056A JP33089197A JP33089197A JPH11148056A JP H11148056 A JPH11148056 A JP H11148056A JP 33089197 A JP33089197 A JP 33089197A JP 33089197 A JP33089197 A JP 33089197A JP H11148056 A JPH11148056 A JP H11148056A
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JP
Japan
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adhesive
layer
sheet
adhesive layer
functional
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Application number
JP33089197A
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English (en)
Inventor
Minoru Nishiyama
実 西山
Seiji Hatsuda
誠二 初田
Hiroyuki Osumi
博之 大角
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Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接着用シートの設計を容易にし、確実に目的の
特性を得る。 【構成】基材シート10に対して、機能剤からなる機能
層11と接着剤を主成分とする接着剤層12を順次積層
した接着シートであって、前記接着用シートは、接着層
が1層で構成された接着シートと比較して、前記接着用
シートの用途に対する適合性および接着性のうち少なく
とも一方の機能を高めるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一時的に接着する
が必要時に容易に剥離できる機能を有する疑似接着性ま
たは剥離不能な永久接着性を示す接着用シートに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年は、通信、郵送などの連絡手段によ
り情報を伝達する量が多くなる一方で個人情報など親展
性を必要とする連絡手段が重要視され要望されている。
【0003】また、郵便法の改正にともない、親展性を
有する葉書システムが実用化され、普及している。親展
性を有する葉書システムとは、個人情報などの各種情報
が折り畳み内面に記録された往復葉書状の葉書を、折り
畳み重ね合わせた面を再剥離可能に疑似接着して、情報
を隠蔽した後、郵送し、受取人が疑似接着部分を剥離し
て隠蔽情報を読みとるというものである。これらの親展
性を必要とする連絡手段には、例えば会社が従業員に、
銀行やクレジット会社が顧客に親展性を有する情報を連
絡するものである。
【0004】かかる親展性を有する情報伝達手段とし
て、疑似接着性シートを利用したものが発明され盛んに
利用されている。疑似接着性シートは、基材シートの少
なくとも片面の一部に、天然ゴム、合成ゴムなどのいわ
ゆる非剥離性接着剤と、その接着剤の接着力を抑制する
微粒子充填剤とからなる接着剤の層が設けられており、
一時的に接着するが必要時に容易に剥離できる機能を有
するものが一般的である。
【0005】他方、高品質の印刷が施されたダイレクト
メール用等の通知手段においては、高品質の印刷を施す
とき、印刷の裏抜けを隠すために、印刷面の裏面側を2
つ折にし、その折面相互を剥離不能(完全に剥離不能の
ほか、剥離ができるもののその剥離したとき接着層が破
断したり、基材の一部または全体が破断するものも含
む)に感圧接着剤により接着して永久接着性シートとし
たものである。
【0006】この場合における疑似接着性シートおよび
永久接着性シートは、基材シートに接着剤層の単一の層
が形成されたものである。
【0007】前記接着剤は、黄変化、接着力の低下、硬
化に代表されるように経時的に劣化する(以下老化現象
という)ものであり、特に天然ゴムは老化現象による性
能変化が著しい。一般に、接着剤の老化現象は、大気中
の酸素との接触及び紫外線吸収などによる酸化が主因と
されている。
【0008】また通常接着剤層中に微粒子充填剤が配合
されているが、この微粒子充填剤の配合量や分散状態に
よって接着強度が安定しない問題もある。
【0009】また、接着剤組成物調整時の機械安定性が
悪く、基材シートへの塗布適性に問題がある。
【0010】したがって、従来、疑似接着性シートおよ
び永久接着性シートにおいては、接着剤層中に接着剤の
酸化を防止するための酸化防止剤および紫外線吸収防止
剤を添加している。また接着剤組成物の塗布適性向上の
ため粘着付与剤、界面活性剤、増粘剤、消泡剤、離型剤
なども同一接着剤層中に添加している。
【0011】また、近年では、このような親展性を必要
とする連絡手段の需要急増に伴い、高効率かつ高品位な
疑似接着性シートへの情報印刷が要求されるようになっ
ており、このため、疑似接着性シートへの情報印刷方法
は、従来用いられていたコンピュータと組み合わせたイ
ンパクトプリンタによる印刷から、コンピュータと組み
合わせた電子写真法やインクジェット記録法による印刷
にシフトしつつあり、トナー再転写、インクの滲み等の
問題が発生している。
【0012】それらの問題を解決するために、機能剤と
して多くのものが接着剤層中に添加されている。例えば
微粒子充填剤、粘着付与剤、滑剤、顔料、アンチスリッ
プ剤、緩衝剤、帯電防止剤、界面活性剤、増粘剤、消泡
剤、離型剤、ブロッキング防止剤、プリンタートナー定
着剤などがある。これらの機能剤も接着剤層中に混入し
使用している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの機能
剤は単一の接着剤層中に混入して使用しているため、そ
の効果を発揮させるためには接着剤層中に所定量以上の
添加が必要となる。その結果、機能剤の種類によって
は、接着性を低下させる原因になるものもある。
【0014】他方、疑似接着性シートの場合には、顔料
または微粒子充填剤なども塗料の物性の向上、印刷適性
の向上、ブロッキング防止などの効果を出すために疑似
接着剤層中に所定量添加されるが、その粒子径や添加量
によって特性が大きく左右される。同様なことは印刷裏
抜けを防止するために顔料または微粒子充填剤を添加す
る永久接着性シートにも当てはまる。
【0015】これらの問題は、単一の接着剤層中に目的
の特性に応じた各種の機能剤(材料または剤)を添加し
ていることに起因していると考えられる。
【0016】従って、本発明の主たる課題は、接着性シ
ート作成時の接着剤組成物の塗布適性向上と接着剤の品
質安定化、機能剤の効果を充分発揮させることができ、
かつ、設計が容易である接着性シートを提供することに
ある。
【0017】
【発明を解決するための手段】この目的を達成するため
に発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、次のことが知見
された。すなわち、接着剤を主成分とする接着剤層と接
着剤を主成分とする層より下層に位置する機能剤からな
る機能層を積層することによって、単一の接着剤層での
混合によって効果を弱められていた各機能剤の効果を十
分引き出せ、接着剤の老化防止と塗布適性向上、接着剤
を少量でかつ接着力を容易に調整可能であること、印刷
適性の向上、耐ブロッキング性の向上、プリンターの感
光ドラムへの接着剤の付着防止、カールの防止効果等も
向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る接着用シート
についてさらに詳述する。
【0019】まず、本発明に係る接着用シートの形態に
ついて添付図面を参照しつつ説明する。図1は2折葉書
の表裏の平面図である。この場合、裏面に接着層が設け
られている。
【0020】図2は、図1のA−A’の断面図を示した
もので、基材シートの片面に接着層を設けた場合の断面
を模式的に示した図である。基材シート10上に各機能
剤を含む機能層11、その上に接着剤を主成分とする接
着剤層12とからなるものである。
【0021】図1に示す2折葉書は基材シート10の折
り畳み面の内側に2層以上からなる接着層を有し、その
接着層上に情報を印刷若しくは印字し、例えばミシン目
5を介して折り合わせて加圧接着するもので、いずれも
接着層同士を重ね合わせて接着するものである。
【0022】上記例においては、郵送された受取人は接
着部を見開くことにより隠弊されていた印刷情報、印字
情報を読みとることができる。
【0023】本発明の接着用シートは上記例に掲げた以
外にも広く好適に用いられる。例えば、本発明は、各種
葉書、封書、報告書、タグ、ラベル、値札などにも好適
に使用されるものであり、また、感圧接着剤を基剤の一
部のみ塗布したり、一部再剥離を容易ならしめることも
可能である。
【0024】本発明において、基材シート10として
は、上質紙、中質紙、コート紙、合成紙、プラスチック
フィルムなどを用いることができる。
【0025】本発明において、接着剤を主成分とする層
に用いられる接着剤としては、感圧接着剤、感熱接着
剤、再湿接着剤、デイレードタック型粘着剤があり、そ
れぞれ用途に応じて適当なものが用いられる。これら
は、通常の接着剤として用いられているもので、本来、
一旦接着したならば再び剥離しないものである。
【0026】本発明の感圧接着剤としては、通常の状態
で接着することがなく、加圧により接着する性質を有す
るものであって、ラテックス、具体的には天然ゴム系、
合成ゴム系または合成樹脂系等の従来通常の感圧接着剤
に使用されているものの中から任意に選択して用いるこ
とができる、特に、天然ゴムを無硫黄加硫し、メタアク
リル酸メチルと混合した天然ゴムラテックス、天然ゴム
にメタアクリル酸メチルをグラフト共重合させてえられ
た天然ゴムや合成ゴムをベース接着剤、アクリル変性ゴ
ムラテックス、ゴムラテックスと保護コロイド系アクリ
ル共重合エマルジョンとの混合物が好適である。
【0027】また、本発明の感熱接着剤としては、通常
の状態で接着することがなく、熱または熱と圧力によっ
て接着する性質を有するものであって、この接着剤につ
いても特に制限はなく、従来通常の感熱接着剤に使用さ
れているものの中から任意に選択して用いることができ
る。とくに、デイレードタック型粘着剤がゴム系接着剤
と異なり、粘着剤層面が平滑になり易いことから好適で
ある。
【0028】さらに、本発明の再湿接着剤としては、通
常の状態で接着することがなく、再湿によって接着する
性質を有するものであって、この接着剤についても特に
制限はなく、従来通常の再湿接着剤に使用されているも
のの中から任意に選択して用いることができる。接着剤
基剤としては、水溶性高分子化合物が再湿接着剤として
慣用されているが、例えば、ポリビニルアルコールやポ
リエチレンオキシド等が好適である。
【0029】機能層もしくは、更に接着剤を主成分とす
る接着剤層に使用する微粒状充填剤としては、従来一般
に用いられている微粒子充填剤の全てを用いることがで
きる。具体的には、一次または二次凝集体を形成してい
るカルサイト系沈降性炭酸カルシウム、一次または二次
凝集体を形成しているアラゴナイト系炭酸カルシウム、
スチレンビーズ、穀物澱粉、変性澱粉、合成微粒子シリ
カ、通常のカルシウムや亜鉛、マグネシウム、アルミニ
ウムもしくはチタンなどの金属酸化物、水酸化物、炭酸
塩もしくは珪酸塩、またはこれらの混合物が挙げられ
る。ポーラスな二次凝集体からなるホワイトカーボンも
用いることができる。これら材料は、単独でも複数を組
み合わせてもよい。
【0030】接着剤の塗工に際して、塗工方法として
は、エアーナイフコーター、ブレードコーター、カーテ
ンコーター、バーコーター、フレキソ印刷、スクリーン
印刷、スプレー塗布などの塗工・印刷方式が好適であ
る。
【0031】本発明においては、図2に示すように基材
シート10に機能層11を設けその上に接着剤を主成分
とする接着剤層12を設ける。この場合、接着剤層は薄
い膜厚のみでその機能を発揮することができるので、相
対的に単一に接着剤層を形成する場合と比較して少ない
接着剤で効果を発揮することができる。
【0032】機能層もしくは接着剤層に用いる機能剤と
しては、多くのものを挙げることができる。例えば、微
粒子充填剤、滑剤、顔料、アンチスリップ剤、緩衝剤、
帯電防止剤、界面活性剤、離型剤、ブロッキング防止
剤、プリンタートナー定着剤,酸化防止剤、紫外線吸収
防止剤、粘着付与剤、増粘剤、消泡剤等がある。
【0033】従来、疑似接着性シートにおける接着剤に
対する前記機能剤としての挙動または機能は、きわめて
不明瞭であり、それらが複数添加されることにより更に
それらの効果が不明瞭となり、接着用シートの設計に大
きな支障となっていた。また、基剤上に塗布する際の機
能剤の分散性、塗工液の経時変化、塗工後の塗膜の形成
挙動に変化をももたらす。
【0034】さらに、接着剤に悪影響を及ぼす機能剤を
添加した場合、接着剤の劣化、経時黄変化、接着強度の
経時変化、フォーム加工時におけるミシン目加工性や折
加工性の悪化を招いたり、積み重ねによるブロッキング
の発生、接着させたくない部位への接着剤の付着、特に
天然ゴム系感圧接着剤などを使用した際に生じ易い塗膜
表面のべとつきの発生などを招く。
【0035】しかるに、本発明によれば、接着剤を主成
分とする接着剤層とその下層に位置する機能層を別々に
設けることによって、接着剤に悪影響を与えることな
く、接着用シートの用途に対する適合性を発揮すること
ができる。さらに接着剤を主成分とする層を上層に積層
することによって、接着剤の塗布量を大幅に削減できる
のでコストの低減を図ることができる。
【0036】他方、接着用シートは、現在葉書用途に多
く使用されている。葉書用途への使用を例にすると葉書
への隠弊情報のプリントは、電子複写による方法のほ
か、インクジェット記録法など各種印刷方法が採られて
いる。電子複写方式とインクジェット記録法を例にとれ
ば、接着用シートに必要とされる適正な品質は、印刷方
式毎に適性が異なり、例えば電子複写方式では、表面の
電気抵抗、インクジェット記録法では表面のインキ吸収
性がある。
【0037】この場合において、接着剤を主成分とする
接着剤層に、電子複写印刷に対しては、電気伝導剤、プ
リンタートナー定着剤、インクジェット印刷に対して
は、微細粒子などのインキ吸収剤、耐紫外線対策には紫
外線吸収剤、配送用伝票用途に対しては、耐水化剤を添
加した接着剤層を設けても良い。
【0038】通常、単一の接着剤層の上に各機能を有し
た機能層を別に設ける場合、その機能層が接着剤層の接
着力を弱めるため接着剤層の接着力を大きくする必要が
あるが、本発明においては、接着剤を主成分としてなる
層の下に機能剤からなる層を設けているので接着強度を
大きくする必要はない。
【0039】
【0040】例えば、接着剤を主成分としてなる接着剤
層の下に微粒子充填剤を主成分とする機能層があること
によって、上層に塗布される接着剤層の塗布適性向上、
印刷印字の裏抜け防止、下に形成される層によるクッシ
ョン効果、基剤シートの寸法安定性の向上によるカール
防止効果等がある本発明においては、機能剤からなる層
の上層に接着剤を主成分とする接着剤層を積層していく
時点で、塗布適性が向上する。また、接着剤を主成分と
する構成を機能層の上層に構成しているため、接着剤層
の膜厚を薄くでき、下層になる機能層の効果を発揮し易
い構成となっている。例えば機能層に粒径の異なる2種
類の微粒子充填剤を用い機能層表面を凹凸を形成させる
ことによって、接着剤層においてもクッション効果の向
上がある。
【0041】また、機能層に微粒子充填剤を主成分とす
る層を設けることにより、接着用シートの温湿度の変化
による伸び縮みも少なくなり寸法安定性が良くなり、カ
ールの防止効果も向上する。
【0042】接着用シート1の剥離力は、20℃、50
%RHの環境下に測定片を30分以上放置し、大日本印
刷社製またはムーア社製の圧着機により150μmのギ
ャップを通して疑似接着させた後、巾5cmに裁断し、
接着シート(紙)部におけるTピールの引っ張り強度が
400g以下が望ましい。疑似接着層は、接着シート1
の一方に設けるほか、両者に設けてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明によれば、基材シート10上に、接着剤を主成分
とする接着剤層と、接着剤層より下層に機能を高める機
能層とを別々に設け、適宜な機能剤を配合することによ
って、接着剤の効果を損ねることなく各機能剤の効果を
十分引き出すことができる。その結果、接着剤の塗布適
性向上、印刷適性の向上、接着力を容易に調整すること
が可能にり、耐ブロッキング性の向上、プリンターの感
光ドラムへの接着剤の付着防止、湿度変化、熱などの外
部環境の変化による接着力の変動を防ぎ、カールの防止
効果も向上することなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】二折葉書の説明図である
【図2】接着剤層を2層構成とした接着シートの断面図
である。
【符号の説明】
1・・・接着用シート、 2・・・接着層、 3・・・隠蔽情
報、 4・・・宛名情報、5・・・ミシン目、 10・・・基材
シート、 11・・・機能層、 12接着剤層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】2折葉書の裏面の斜視図である
【図2】2折葉書の表面の平面図である
【図3】図1のA−A'線断面図である
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図1】
【図2】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 接着用シート
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一時的に接着する
が必要時に容易に剥離できる機能を有する疑似接着性ま
たは剥離不能な永久接着性を示す接着用シートに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年は、通信、郵送などの連絡手段によ
り情報を伝達する量が多くなる一方で個人情報など親展
性を必要とする連絡手段が重要視され要望されている。
【0003】また、郵便法の改正にともない、親展性を有す
る葉書システムが実用化され、普及している。親展性を
有する葉書システムとは、個人情報などの各種情報が折
り畳み内面に記録された往復葉書状の葉書を、折り畳み
重ね合わせた面を再剥離可能に疑似接着して、情報を隠
蔽した後、郵送し、受取人が疑似接着部分を剥離して隠
蔽情報を読みとるというものである。これらの親展性を
必要とする連絡手段には、例えば会社が従業員に、銀行
やクレジット会社が顧客に親展性を有する情報を連絡す
るものである。
【0004】かかる親展性を有する情報伝達手段として、疑
似接着性シートを利用したものが発明され盛んに利用さ
れている。疑似接着性シートは、基材シートの少なくと
も片面の一部に、天然ゴム、合成ゴムなどのいわゆる非
剥離性接着剤と、その接着剤の接着力を抑制する微粒子
充填剤とからなる接着剤の層が設けられており、一時的
に接着するが必要時に容易に剥離できる機能を有するも
のが一般的である。
【0005】他方、高品質の印刷が施されたダイレクトメー
ル用等の通知手段においては、高品質の印刷を施すと
き、印刷の裏抜けを隠すために、印刷面の裏面側を2つ
折にし、その折面相互を剥離不能(完全に剥離不能のほ
か、剥離ができるもののその剥離したとき接着層が破断
したり、基材の一部または全体が破断するものも含む)
に感圧接着剤により接着して永久接着性シートとしたも
のである。
【0006】この場合における疑似接着性シートおよび永久
接着性シートは、基材シートに接着剤層の単一の層が形
成されたものである。
【0007】前記接着剤は、黄変化、接着力の低下、硬化に
代表されるように経時的に劣化する(以下老化現象とい
う)ものであり、特に天然ゴムは老化現象による性能変
化が著しい。一般に、接着剤の老化現象は、大気中の酸
素との接触及び紫外線吸収などによる酸化が主因とされ
ている。
【0008】また通常接着剤層中に微粒子充填剤が配合され
ているが、この微粒子充填剤の配合量や分散状態によっ
て接着強度が安定しない問題もある。
【0009】また、接着剤組成物調整時の機械安定性が悪
く、基材シートへの塗布適性に問題がある。
【0010】したがって、従来、疑似接着性シートおよび永
久接着性シートにおいては、接着剤層中に接着剤の酸化
を防止するための酸化防止剤および紫外線吸収防止剤を
添加している。また接着剤組成物の塗布適性向上のため
粘着付与剤、界面活性剤、増粘剤、消泡剤、離型剤など
も同一接着剤層中に添加している。
【0011】また、近年では、このような親展性を必要とす
る連絡手段の需要急増に伴い、高効率かつ高品位な疑似
接着性シートへの情報印刷が要求されるようになってお
り、このため、疑似接着性シートへの情報印刷方法は、
従来用いられていたコンピュータと組み合わせたインパ
クトプリンタによる印刷から、コンピュータと組み合わ
せた電子写真法やインクジェット記録法による印刷にシ
フトしつつあり、トナー再転写、インクの滲み等の問題
が発生している。
【0012】それらの問題を解決するために、機能剤として
多くのものが接着剤層中に添加されている。例えば微粒
子充填剤、粘着付与剤、滑剤、顔料、アンチスリップ
剤、緩衝剤、帯電防止剤、界面活性剤、増粘剤、消泡
剤、離型剤、ブロッキング防止剤、プリンタートナー定
着剤などがある。これらの機能剤も接着剤層中に混入し
使用している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの機能
剤は単一の接着剤層中に混入して使用しているため、そ
の効果を発揮させるためには接着剤層中に所定量以上の
添加が必要となる。その結果、機能剤の種類によって
は、接着性を低下させる原因になるものもある。
【0014】他方、疑似接着性シートの場合には、顔料また
は微粒子充填剤なども塗料の物性の向上、印刷適性の向
上、ブロッキング防止などの効果を出すために疑似接着
剤層中に所定量添加されるが、その粒子径や添加量によ
って特性が大きく左右される。同様なことは印刷裏抜け
を防止するために顔料または微粒子充填剤を添加する永
久接着性シートにも当てはまる。
【0015】これらの問題は、単一の接着剤層中に目的の特
性に応じた各種の機能剤(材料または剤)を添加してい
ることに起因していると考えられる。
【0016】従って、本発明の主たる課題は、接着性シート
作成時の接着剤組成物の塗布適性向上と接着剤の品質安
定化、機能剤の効果を充分発揮させることができ、か
つ、設計が容易である接着性シートを提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、次のことが知見
された。すなわち、接着剤を主成分とする接着剤層と接
着剤を主成分とする層より下層に位置する機能剤からな
る機能層を積層することによって、単一の接着剤層での
混合によって効果を弱められていた各機能剤の効果を十
分引き出せ、接着剤の老化防止と塗布適性向上、接着剤
を少量でかつ接着力を容易に調整可能であること、印刷
適性の向上、耐ブロッキング性の向上、プリンターの感
光ドラムへの接着剤の付着防止、カールの防止効果等も
向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る接着用シート
についてさらに詳述する。
【0019】まず、本発明に係る接着用シートの形態につい
て添付図面を参照しつつ説明する。図1は2折葉書の裏
面の斜視図である。図2は2折葉書の表面の平面図であ
る。この場合、裏面に接着層が設けられている。
【0020】図3は、図1のA−A’の断面図を示したもの
で、基材シートの片面に接着層を設けた場合の断面を模
式的に示した図である。基材シート10上に各機能剤を
含む機能層11、その上に接着剤を主成分とする接着剤
層12とからなるものである。
【0021】図1及び図2に示す2折葉書は接着用シート1
の折り畳み面の内側に2層以上からなる接着層を有し、
その接着層上に情報を印刷若しくは印字し、例えばミシ
ン目5を介して折り合わせて加圧接着するもので、いず
れも接着層同士を重ね合わせて接着するものである。
【0022】上記例においては、郵送された受取人は接着部
を見開くことにより隠弊されていた印刷情報、印字情報
を読みとることができる。
【0023】本発明の接着用シートは上記例に掲げた以外に
も広く好適に用いられる。例えば、本発明は、各種葉
書、封書、報告書、タグ、ラベル、値札などにも好適に
使用されるものであり、また、感圧接着剤を基剤の一部
のみ塗布したり、一部再剥離を容易ならしめることも可
能である。
【0024】本発明において、基材シート10としては、上
質紙、中質紙、コート紙、合成紙、プラスチックフィル
ムなどを用いることができる。
【0025】本発明において、接着剤を主成分とする層に用
いられる接着剤としては、感圧接着剤、感熱接着剤、再
湿接着剤、デイレードタック型粘着剤があり、それぞれ
用途に応じて適当なものが用いられる。これらは、通常
の接着剤として用いられているもので、本来、一旦接着
したならば再び剥離しないものである。
【0026】本発明の感圧接着剤としては、通常の状態で接
着することがなく、加圧により接着する性質を有するも
のであって、ラテックス、具体的には天然ゴム系、合成
ゴム系または合成樹脂系等の従来通常の感圧接着剤に使
用されているものの中から任意に選択して用いることが
できる、特に、天然ゴムを無硫黄加硫し、メタアクリル
酸メチルと混合した天然ゴムラテックス、天然ゴムにメ
タアクリル酸メチルをグラフト共重合させてえられた天
然ゴムや合成ゴムをベース接着剤、アクリル変性ゴムラ
テックス、ゴムラテックスと保護コロイド系アクリル共
重合エマルジョンとの混合物が好適である。
【0027】また、本発明の感熱接着剤としては、通常の状
態で接着することがなく、熱または熱と圧力によって接
着する性質を有するものであって、この接着剤について
も特に制限はなく、従来通常の感熱接着剤に使用されて
いるものの中から任意に選択して用いることができる。
とくに、デイレードタック型粘着剤がゴム系接着剤と異
なり、粘着剤層面が平滑になり易いことから好適であ
る。
【0028】さらに、本発明の再湿接着剤としては、通常の
状態で接着することがなく、再湿によって接着する性質
を有するものであって、この接着剤についても特に制限
はなく、従来通常の再湿接着剤に使用されているものの
中から任意に選択して用いることができる。接着剤基剤
としては、水溶性高分子化合物が再湿接着剤として慣用
されているが、例えば、ポリビニルアルコールやポリエ
チレンオキシド等が好適である。
【0029】機能層もしくは、更に接着剤を主成分とする接
着剤層に使用する微粒状充填剤としては、従来一般に用
いられている微粒子充填剤の全てを用いることができ
る。具体的には、一次または二次凝集体を形成している
カルサイト系沈降性炭酸カルシウム、一次または二次凝
集体を形成しているアラゴナイト系炭酸カルシウム、ス
チレンビーズ、穀物澱粉、変性澱粉、合成微粒子シリ
カ、通常のカルシウムや亜鉛、マグネシウム、アルミニ
ウムもしくはチタンなどの金属酸化物、水酸化物、炭酸
塩もしくは珪酸塩、またはこれらの混合物が挙げられ
る。ポーラスな二次凝集体からなるホワイトカーボンも
用いることができる。これら材料は、単独でも複数を組
み合わせてもよい。
【0030】接着剤の塗工に際して、塗工方法としては、エ
アーナイフコーター、ブレードコーター、カーテンコー
ター、バーコーター、フレキソ印刷、スクリーン印刷、
スプレー塗布などの塗工・印刷方式が好適である。
【0031】本発明においては、図3に示すように基材シー
ト10に機能層11を設けその上に接着剤を主成分とす
る接着剤層12を設ける。この場合、接着剤層は薄い膜
厚のみでその機能を発揮することができるので、相対的
に単一に接着剤層を形成する場合と比較して少ない接着
剤で効果を発揮することができる。
【0032】機能層もしくは接着剤層に用いる機能剤として
は、多くのものを挙げることができる。例えば、微粒子
充填剤、滑剤、顔料、アンチスリップ剤、緩衝剤、帯電
防止剤、界面活性剤、離型剤、ブロッキング防止剤、プ
リンタートナー定着剤,酸化防止剤、紫外線吸収防止
剤、粘着付与剤、増粘剤、消泡剤等がある。
【0033】従来、疑似接着性シートにおける接着剤に対す
る前記機能剤としての挙動または機能は、きわめて不明
瞭であり、それらが複数添加されることにより更にそれ
らの効果が不明瞭となり、接着用シートの設計に大きな
支障となっていた。また、基剤上に塗布する際の機能剤
の分散性、塗工液の経時変化、塗工後の塗膜の形成挙動
に変化をももたらす。
【0034】さらに、接着剤に悪影響を及ぼす機能剤を添加
した場合、接着剤の劣化、経時黄変化、接着強度の経時
変化、フォーム加工時におけるミシン目加工性や折加工
性の悪化を招いたり、積み重ねによるブロッキングの発
生、接着させたくない部位への接着剤の付着、特に天然
ゴム系感圧接着剤などを使用した際に生じ易い塗膜表面
のべとつきの発生などを招く。
【0035】しかるに、本発明によれば、接着剤を主成分と
する接着剤層とその下層に位置する機能層を別々に設け
ることによって、接着剤に悪影響を与えることなく、接
着用シートの用途に対する適合性を発揮することができ
る。さらに接着剤を主成分とする層を上層に積層するこ
とによって、接着剤の塗布量を大幅に削減できるのでコ
ストの低減を図ることができる。
【0036】他方、接着用シートは、現在葉書用途に多く使
用されている。葉書用途への使用を例にすると葉書への
隠弊情報のプリントは、電子複写による方法のほか、イ
ンクジェット記録法など各種印刷方法が採られている。
電子複写方式とインクジェット記録法を例にとれば、接
着用シートに必要とされる適正な品質は、印刷方式毎に
適性が異なり、例えば電子複写方式では、表面の電気抵
抗、インクジェット記録法では表面のインキ吸収性があ
る。
【0037】この場合において、接着剤を主成分とする接着
剤層に、電子複写印刷に対しては、電気伝導剤、プリン
タートナー定着剤、インクジェット印刷に対しては、微
細粒子などのインキ吸収剤、耐紫外線対策には紫外線吸
収剤、配送用伝票用途に対しては、耐水化剤を添加した
接着剤層を設けても良い。
【0038】通常、単一の接着剤層の上に各機能を有した機
能層を別に設ける場合、その機能層が接着剤層の接着力
を弱めるため接着剤層の接着力を大きくする必要がある
が、本発明においては、接着剤を主成分としてなる層の
下に機能剤からなる層を設けているので接着強度を大き
くする必要はない。
【0039】例えば、接着剤を主成分としてなる接着剤層の
下に微粒子充填剤を主成分とする機能層があることによ
って、上層に塗布される接着剤層の塗布適性向上、印刷
印字の裏抜け防止、下に形成される層によるクッション
効果、基剤シートの寸法安定性の向上によるカール防止
効果等がある本発明においては、機能剤からなる層の上
層に接着剤を主成分とする接着剤層を積層していく時点
で、塗布適性が向上する。また、接着剤を主成分とする
構成を機能層の上層に構成しているため、接着剤層の膜
厚を薄くでき、下層になる機能層の効果を発揮し易い構
成となっている。例えば機能層に粒径の異なる2種類の
微粒子充填剤を用い機能層表面を凹凸を形成させること
によって、接着剤層においてもクッション効果の向上が
ある。
【0040】また、機能層に微粒子充填剤を主成分とする層
を設けることにより、接着用シートの温湿度の変化によ
る伸び縮みも少なくなり寸法安定性が良くなり、カール
の防止効果も向上する。
【0041】接着用シート1の剥離力は、20℃、50%R
Hの環境下に測定片を30分以上放置し、大日本印刷社
製またはムーア社製の圧着機により150μmのギャッ
プを通して疑似接着させた後、巾5cmに裁断し、接着
シート(紙)部におけるTピールの引っ張り強度が40
0g以下が望ましい。疑似接着層は、接着シート1の一
方に設けるほか、両者に設けてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明によれば、基材シート10上に、接着剤を主成分
とする接着剤層と、接着剤層より下層に機能を高める機
能層とを別々に設け、適宜な機能剤を配合することによ
って、接着剤の効果を損ねることなく各機能剤の効果を
十分引き出すことができる。その結果、接着剤の塗布適
性向上、印刷適性の向上、接着力を容易に調整すること
が可能にり、耐ブロッキング性の向上、プリンターの感
光ドラムへの接着剤の付着防止、湿度変化、熱などの外
部環境の変化による接着力の変動を防ぎ、カールの防止
効果も向上することなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】2折葉書の裏面の斜視図である
【図2】2折葉書の表面の平面図である
【図3】図1のA−A'線断面図である
【符号の説明】 1・・・接着用シート、 2・・・接着層、 3・・・隠蔽情
報、 4・・・宛名情報、5・・・ミシン目、 10・・・基材
シート、 11・・・機能層、 12接着剤層
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材シートの少なくとも片面の一部に接着
    層が設けられた接着用シートにおいて、前記接着層が接
    着剤を主成分とする接着剤層と、接着剤を主成分とする
    層より下層に位置する機能剤からなる機能層を積層し
    た、2層以上の層構造をもつことを特徴とする接着用シ
    ート
JP33089197A 1997-11-14 1997-11-14 接着用シート Withdrawn JPH11148056A (ja)

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