JPH11147700A - 昇降機の駆動装置 - Google Patents

昇降機の駆動装置

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JPH11147700A
JPH11147700A JP9315222A JP31522297A JPH11147700A JP H11147700 A JPH11147700 A JP H11147700A JP 9315222 A JP9315222 A JP 9315222A JP 31522297 A JP31522297 A JP 31522297A JP H11147700 A JPH11147700 A JP H11147700A
Authority
JP
Japan
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cage
driving
drive
elevator
pair
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9315222A
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English (en)
Inventor
Sunao Sato
佐藤  直
Keisuke Murata
恵介 村田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11147700A publication Critical patent/JPH11147700A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、制約の多い構造物に、簡単な構造
で、さらには優れた据付性で、昇降機を据え付けられる
ようにした昇降機の駆動装置を提供する。 【解決手段】本発明は、ケージ18の昇降方向に沿って
一対のワイヤ15を張り、ケージ18に、該ワイヤ15
を巻き付けた一対の駆動シーブ31、一対のアイドラシ
ーブ32、駆動シーブ31を回転駆動し該駆動シーブ3
1の駆動力を摩擦力により一対のワイヤ15へ伝える電
動機25を設けて構成される昇降機の駆動装置20を採
用して、ワイヤ15を張り、該ワイヤ15を電動機25
で駆動する駆動シーブ31に巻き付けておくという簡単
な据付構造、さらに別途、駆動装置20を設置するスペ
ースを地上に求めなくてすむという構造で、ケージ18
の昇降を実現できるようにしたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば保守用昇降
機を駆動する昇降機の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タワーが付いた作業船は、杭の打ち込み
等で用いられていることは知られている。こうした作業
船では、タワーの上部に付いている作業機械を点検した
り修理したりすることが求められる。
【0003】そこで、作業船は、タワーを形成するステ
ー(以下、タワーステーと称す)に傾斜梯子や直立梯子
を設けて、作業者(保守要員,乗組員)がこの梯子を昇
り、作業機械を点検/修理などしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした高
所作業は、かなりの高さまで梯子を昇り降りするので、
作業者の労力の負担は大きい。特にこうした高所での点
検/修理等を行う作業者は高齢化になる傾向にあり、梯
子の昇り降りがもたらす労力の負担は大きい。
【0005】そこで、高所作業の労力の負担を軽減させ
るために、保守用昇降機を用いることが考えられる。例
えば、地上に駆動装置を設置して、この駆動装置でケー
ジをタワーステーに沿って昇降駆動させることが考えら
れる。
【0006】ところが、作業船の甲板、特にタワーステ
ーの周りは、多くの機器が設置してあるために、保守用
昇降機の駆動装置を設置するスペースが確保しにくい。
また昇降架台を組んで、これに駆動装置を組み付け、こ
の駆動装置でケージを昇降させることも考えられるが、
これだと、かなり複雑な構造となるので、簡単にはタワ
ーステーなどといった既存の部材(構造物)には取り付
けられない。
【0007】このため、作業船といった制約の多い設備
には保守用昇降機が適用できなかった。本発明は上記事
情に着目してなされたもので、その目的とするところ
は、制約の多い構造物に、簡単な構造で、さらには優れ
た据付性で、昇降機を据え付けられるようにした昇降機
の駆動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、ケージの昇降方向に沿って
ワイヤを張り、ケージに、該ワイヤを巻き付けた駆動シ
ーブと、この駆動シーブを回転駆動し該駆動シーブの駆
動力を摩擦力によりワイヤに伝える駆動機構とを設けて
構成される昇降機の駆動装置を採用することによって、
ワイヤを張り、該ワイヤを駆動機構で駆動する駆動シー
ブに巻き付けておくという簡単な構造、さらに別途、駆
動装置を設置するスペースを地上(構造物の周り)に求
めなくてすむという構造で、ケージの昇降を実現できる
ようにしたことにある。特に作業船などのような駆動装
置の設置スペースの確保が難しい上、既存の構造物に駆
動装置が取り付け難い制約のある構造物に対しては有効
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1乃至図6に示
す一実施形態にもとづいて説明する。図1は、構造物、
例えば作業船1に本発明を適用した例を示す。作業船1
の甲板2には、タワー、例えば略A字形状のタワー3が
立設してある。また甲板2には、このタワー3を利用し
て各種作業(杭打ちなどの土木作業)を行う各種ウィン
チ装置等の作業装置4が据え付けてあり、河川等の現場
において土木作業が行えるようにしてある。なお、5は
作業船1のキャビンを示す。
【0010】この作業船1のうち、タワー3を形成する
傾斜したステー6(以下、タワーステーと称す)に、本
願の要部となる昇降機10が据え付けてある。この昇降
機10回りの拡大図が図2に示され、同昇降機10回り
の平断面図が図3に示され、同昇降機10の側面図が図
4に示されている。
【0011】この昇降機10の構造について説明すれ
ば、11は、タワーステー6から側方へ張り出したアー
ム12によって、タワーステー6の側方に該タワーステ
ー6にならって略平行に据え付けた例えばH形鋼材より
なるレールである。むろん、レール11はタワーステー
6の根元側から上端側までの略全長に渡り設けてある。
【0012】レール11には、例えばタワーステー6に
ならって延びる帯状のフレーム13が、レールキャッチ
14を介して、昇降自在に設けてある。またレール11
の左右両側には、例えば左右一対のワイヤ15が並行に
張られている。具体的には、各ワイヤ15の一端部はタ
ワーステー6の根元側に設けたブラケット部16に支持
され、他端部はタワーステー6の上端側に設けたブラケ
ット部17(いずれも図1にのみ図示)に支持されてい
て、ワイヤ1の全体をタワーステー6の略全長にならっ
て並行に張ってある。
【0013】フレーム13の下側には、直立した向きで
ケージ18(乗り降りするかご)が据え付けられてい
て、作業者(保守要員,乗組員)の乗り降りが行えるよ
うにしてある。むろん、ケージ18は作業物品(図示し
ない)を乗せてもよい。
【0014】またケージ18とフレーム13との間に形
成される三角形状の開放空間には、ケージ18を昇降さ
せるための駆動装置20が介装してある。図5にはこの
駆動装置20の構造が平面図および側面図で示され、図
6には同駆動装置全体の概略が斜視図で示してある。
【0015】駆動装置20は、パネル21で開放空間の
周囲をケージ18にならってカバーしてなる機械室22
内に据え付けてある。具体的には、例えば機械室22内
の略中段には、フレーム13の幅方向両側部からケージ
18側へ所定の間隔をおいて延びる一対の並行なアーム
23が設置してあり、このアーム23上に、ブレーキ機
能が付いた駆動源(駆動機構に相当)、例えば電磁ブレ
ーキ24が付いた電動機25が横向き(レール11,ワ
イヤ15と直角な向き)に据え付けてある。
【0016】電動機25と向き合うフレーム13の側面
には、同側面に支持した一対の軸受26を介して、回転
軸27が横向き(電動機25と並行な向き)に回転自在
に据え付けてある。なお、回転軸27の両端部は軸受2
6から突き出ている。
【0017】電動機25の出力軸端と同方向に向いてい
る回転軸27の端部には、スプロケット28が支持され
ている。このスプロケット28は、無端状のチェーン2
9を介して、電動機25の出力軸端に設けたスプロケッ
ト30に連結されていて、電動機25からの駆動力をス
プロケット30、チェーン29、スプロケット28の順
で回転軸27へ伝えて、回転軸27を回転させるように
してある。さらに回転軸27の両端部には、張られてい
る一対のワイヤ15の位置に対応して、一対の駆動シー
ブ31が支持してある。
【0018】また機械室22の下段には、フレーム13
に支持されて各ワイヤ15と向き合う位置、例えば各ワ
イヤ15に外周部が接近するような位置に、一対のアイ
ドラーシーブ32が回転自在に支持してある。
【0019】これら一対のアイドラーシーブ32、一対
の駆動シーブ31間には、タワーステー6に沿って張ら
れた一対のワイヤー15が巻き付けられていて、駆動シ
ーブ31が回転されると、駆動シーブ31とワイヤ15
との摩擦力により、ワイヤ15を送り出して、ケージ1
8を昇降させることができるようにしてある。
【0020】なお、ケージ18内の壁面にはケージ18
を昇降操作するための操作スイッチ33が設けられてい
て、操作スイッチ33の操作により、電磁ブレーキ2
4、電動機25を制御して、ケージ18の上昇操作、下
降操作が行えるようにしてある。
【0021】但し、図面中、34はケージ18内の壁面
に設けた、レールキャッチ14を操作するためのハンド
ル、35はタワーステー6の全長に渡り設けた梯子を示
してある。
【0022】しかして、このように構成された昇降機1
0を用いて、例えばタワー3の上部にある機器を点検す
るときは、甲板2で位置決め停止しているケージ18内
に作業者(保守要員,乗組員)が乗り込み、操作スイッ
チ33を上昇側に操作する。
【0023】すると、電磁ブレーキ24が開放し、電動
機25が励磁される。これにより、電動機25の出力が
スプロケット30からチェーン29へ伝達され、一対の
スプロケット28を回転させて、回転軸27を介し、一
対の駆動シーブ31を回転させる。
【0024】ここで、タワーステー6に沿って張られた
一対のワイヤ15は、一対の駆動シーブ31、一対のア
イドラーシーブ32間で、強く巻き付けられているか
ら、駆動シーブ31の回転に伴い、駆動シーブ31とワ
イヤ15とが摩擦して、ワイヤ15を送り出す。
【0025】このワイヤ15の送り出しにより、ケージ
18は駆動装置20と共にレール11に沿って上昇して
いく。そして、ケージ18が点検すべき機器のある地点
まで上昇動作したならば、作業者は操作スイッチ33を
停止に操作する。
【0026】すると、電動機25が停止すると同時に、
電磁ブレーキ24が閉じて、同位置にケージ18が停止
される。この停止時のケージ18は、駆動シーブ31と
ワイヤ15との摩擦により規制されているから動くこと
はない。
【0027】この後、作業者がケージ18から降りて、
タワー3の上端部にある機器を点検すれば、昇り降りの
労力の負担なく、タワー上部の機器の点検が行える。こ
うした保守用昇降機10の駆動装置20は、既存の部材
に支持させて昇降方向にワイヤ15を張り、このワイヤ
15を駆動シーブ31に巻き付け、この駆動シーブ31
をケージ18に搭載した電動機25で駆動する構造を採
用してあるので、既存の部材を用いての設置が簡単であ
り、容易に点検/修理/保守を必要とする構造物に昇降
機10を据え付けることができる。
【0028】しかも、駆動装置20は、ケージ18に搭
載されるので、昇降機10が付く既存の構造物の周りに
は設置スペースを求めなくてすむ。それ故、制約の多い
構造物に、簡単、かつ優れた据付性で、保守用昇降機1
0を据え付けることができる。特に駆動装置20の設置
スペースの確保が難しい上、既存の構造物(タワーステ
ー6)に駆動装置20が取り付け難い制約のある、作業
船1などのような構造物に対しては有効である。
【0029】なお、上述した一実施形態では作業者を運
ぶ昇降機を例に挙げたが、これに限らず、物品をケージ
で運ぶ昇降機に本発明を適用してもよいことはもちろん
である。
【0030】また一実施形態では、電動機で駆動シーブ
を回転させる例を挙げたが、これに限らず、他の油圧ポ
ンプなどの駆動源で駆動シーブを回転させるようにして
もよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の昇
降機の駆動装置によれば、既存の部材に支持させて昇降
方向にワイヤを張り、このワイヤを駆動シーブに巻き付
け、この駆動シーブをケージに搭載した駆動機構で駆動
する構造を用いたので、既存の部材を用いての設置が簡
単であり、容易に点検/修理/保守を必要とする構造物
に昇降機を据え付けることができる。
【0032】しかも、駆動装置は、ケージに搭載される
ので、昇降機が付く既存の構造物の周りには設置スペー
スを求めなくてすむ。それ故、タワーを有する作業船な
どのような制約の多い構造物に対して、簡単、かつ優れ
た据付性で昇降機を据え付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の昇降機を、同昇降機が据
え付けられた作業船と共に示す正面図。
【図2】同昇降機回りを拡大して示す正面図。
【図3】同昇降機回りの平断面図。
【図4】同昇降機回りの側面図。
【図5】同昇降機の駆動装置の構造を説明するための
図。
【図6】同昇降機の駆動装置の全体構造を概略的に示す
斜視図。
【符号の説明】
1…作業船 6…タワーステー 10…昇降機 11…レール 15…昇降方向に張ったワイヤ 18…ケージ 20…駆動装置 25…電動機(駆動装置) 27…回転軸 28,30…スプロケット 29…チェーン 31…駆動シーブ 32…アイドラシーブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降可能なケージと、 このケージの昇降方向に沿って張られたワイヤと、 前記ケージに設けられ、前記ワイヤが巻き付けられた駆
    動シーブと、 前記ケージに搭載され、前記駆動シーブを回転駆動し、
    該駆動シーブの駆動力を摩擦力により前記ワイヤに伝
    え、前記ケージを昇降方向に駆動させる駆動機構とを具
    備したことを特徴とする昇降機の駆動装置。
JP9315222A 1997-11-17 1997-11-17 昇降機の駆動装置 Withdrawn JPH11147700A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9315222A JPH11147700A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 昇降機の駆動装置

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JP9315222A JPH11147700A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 昇降機の駆動装置

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JP9315222A Withdrawn JPH11147700A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 昇降機の駆動装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102145870A (zh) * 2010-11-12 2011-08-10 吴江市麒麟起重机械有限公司 带式电动翻转机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102145870A (zh) * 2010-11-12 2011-08-10 吴江市麒麟起重机械有限公司 带式电动翻转机

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Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040623