JPH11139711A - 昇降装置におけるレールキャッチ装置 - Google Patents

昇降装置におけるレールキャッチ装置

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JPH11139711A
JPH11139711A JP32246897A JP32246897A JPH11139711A JP H11139711 A JPH11139711 A JP H11139711A JP 32246897 A JP32246897 A JP 32246897A JP 32246897 A JP32246897 A JP 32246897A JP H11139711 A JPH11139711 A JP H11139711A
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JP
Japan
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cage
rail
elevating
pair
catch
Prior art date
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Withdrawn
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JP32246897A
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English (en)
Inventor
Keisuke Murata
恵介 村田
Sunao Sato
佐藤  直
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業船に設けた保守点検用昇降装置におい
て、ケージの固定の簡素化をはかる。 【解決手段】 作業船のタワーステーにレールサポート
8を介して取り付けた昇降レール9に沿って昇降可能に
配設したケージに、ケージ内のハンドル操作で回転され
るキャッチ軸17を設け、キャッチ軸17の一部に傾斜方向
の逆な一対のネジ部17a, 17bを設け、各ネジ部に螺合
する駒ナット22a, 22bを介して一対のアーム15a, 15
bを互いに接近する方向に駆動し、各アームの先端に設
けた一対のキャッチピース13a,13bで昇降レール9の
フランジ面9aを両側で挟持させることにより、昇降装
置の不使用時にケージを昇降レール9に簡単に固定でき
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降装置(エレベ
ータ)のレールキャッチ装置に関し、特に作業船の高所
作業用昇降装置のケージをレールに固定するのに好適
な、昇降装置におけるレールキャッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業船には昇降装置が設けられて
おらず、高所作業には、作業船のタワーのステーに傾斜
梯子や直立梯子を仮設し、保守要員がこれらの梯子を昇
って、点検や修理などを行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高所作業への昇降に対
する労力の負担を軽減する一手段として、昇降装置の設
置が挙げられるが、この場合、昇降装置を使用しないと
きにケージをレールに固定しておかないと、作業船の揺
動等によりケージが移動し、作業船の姿勢が不安定とな
るという問題点がある。本発明は、このような問題点を
解決しようとするもので、簡単な操作でケージを確実に
レールに固定できるようにした、昇降装置におけるレー
ルキャッチ装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、昇降レールに
沿って昇降可能なケージをそなえた昇降装置において、
上記ケージに、同ケージを上記昇降レールに固定するた
めのレールキャッチ装置を設けて課題解決の手段として
いる。
【0005】また、上記レールキャッチ装置を、上記ケ
ージに設けたハンドルと、同ハンドルの回転操作により
上記昇降レールを挟持可能なキャッチピースとで構成し
て課題解決の手段としている。
【0006】本発明の昇降装置におけるレールキャッチ
装置では、昇降装置の不使用時にケージを昇降レールに
固定できるため、作業船のような揺動を伴う構造物の場
合でも、構造物の揺動によりケージが移動するのを防止
できる。
【0007】また、レールキャッチ装置はケージに設け
たハンドルの操作で昇降レールを挟持するように作動さ
せることができるため、簡単な操作でケージの固定が可
能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の一実施
形態としての昇降装置におけるレールキャッチ装置につ
いて説明すると、図1はその断面図、図2はそのケージ
の側面図、図3は同正面図、図4はその昇降装置を作業
船と共に示す側面図、図5は同ケージ配置状態を示す側
面図、図6は同正面図、図7は同上面図、図8はその昇
降駆動機構を示す斜視図である。
【0009】図4〜7に示すように、作業船10の甲板10
aに、タワーステー(バックステー)11が立設されてい
る。タワーステー11はほぼ鉛直状の柱体11aと傾斜状に
立設された円筒体製の柱体11bとで側面視ほぼ三角形状
の構造体に形成されており、柱体11bに沿って昇降装置
のケージ1の昇降レール9がレールサポート8を介して
取り付けられている。
【0010】昇降レール9はH形鋼で形成されている。
符号1bはケージ1に設けられた昇降駆動機構を示して
おり、この駆動機構1bのモーター30でケージ1に回転
可能に支持された一対の駆動用シーブ3A,3Bを回転
して左右一対のワイヤーロープ4a,4bをそれぞれ捲
き取ることにより、ケージ1を昇降レール9のフランジ
面9aに沿って昇降できるようになっている(図8参
照)。
【0011】符号1cはケージ1の昇降レール9に対す
るスライド部を示している。また符号2はレール9と並
行に柱体11bに取り付けられた梯子を、符号2aは手摺
りをそれぞれ示している。
【0012】レールサポート8の左端部には、ケージ1
の給電および制御信号用ケーブル27の案内ローラー5が
ローラーサポート6を介して取り付けられている。符号
7はケーブルの巻取りリールを示している。
【0013】昇降駆動機構1bは、図8に示すように、
ケージ1に取り付けられたモーター(電動機)30をそな
えている。モーター30の30軸aに歯車30bが取り付けら
れるとともに、歯車30bとの間にチェーン30cを介して
連結される歯車30dをそなえた中間軸31がケージ1に回
転可能に軸支されている。
【0014】中間軸31に、上下1組のシーブ32a, 35a
および32b, 35bよりなる左右一対の駆動用シーブ3
A,3Bの各上方シーブ32a, 32bが取り付けられ、各
駆動用シーブ3A,3Bには、左右一対の駆動用ワイヤ
ーロープ4a,4bが捲き掛けられている。
【0015】ケージ1の昇降路に沿って左右一対のワイ
ヤーロープ4a,4bが配設されている。ワイヤーロー
プ4a,4bはシーブ34a, 34bにそれぞれ捲き掛けら
れた後下方に延下され、各下端部にワイヤーロープ4
a,4bの各カウンターウエイト36a, 36bが懸吊され
ている。
【0016】符号37a, 37bはカウンターウエイト36
a, 36bの各案内用スライドプレートを、また符号38
a, 38aはカウンターウエイト用シーブを示している。
また、符号39はワイヤーロープ33a, 33bの各上端部の
固定部材を示している。
【0017】各スライドプレート37a, 37bは、作業船
10の甲板10aに鉛直状に立設されていて、ワイヤーロー
プ4a,4bと駆動用シーブ3A, 3Bの摩擦力を一定
に保つよう常にカウンターウエイト36a, 36aがスライ
ドプレート37a, 37b上を動くようになっている。ま
た、各ワイヤーロープ4a,4bの各下端部は、バネ42
a, 42bを介して各重錘36a, 36bに接続されている。
【0018】上述の構成において、シーブ32a, 32bを
駆動して左右一対のワイヤーロープ4a,4bを捲き取
ったり捲き戻したりすることにより、ケージ1の昇降が
行なわれる。
【0019】このとき、各カウンターウエイト36a, 36
bが各スライドプレート37a, 37bを動いて、つまりカ
ウンターウエイト36a, 36bがテンション装置として作
動して、ワイヤーロープ4a,4bと各駆動用シーブ3
A,3Bの摩擦力を一定に保つようになっている。
【0020】上述のテンション装置は、ケージ1の始動
・停止時によるワイヤーロープ4a,4bの伸縮または
ショック等による伸縮を吸収する作用も行なう。また、
ケージ1の使用頻度によるワイヤーロープ4a,4bの
伸びおよび経年変化による伸びも、上記のテンション装
置で吸収される。
【0021】この実施形態では、昇降装置が上述のよう
に構成されており、さらにケージ1に、次のような構成
のレールキャッチ装置20が設けられている。なおこの実
施形態では、レールキャッチ装置20がケージ1の前後方
向および左右方向に対称に4基設けられている。
【0022】レールキャッチ装置20は、図1に示すよう
にケージ1の底部に取り付けられた枠体12をそなえると
ともに、枠体12に、昇降レール9のフランジ面9aを両
側から挟持可能な一対のキャッチピース13a,13bをそ
れぞれ先端部にボルト14a,14bで取り付けられた一対
のアーム15a, 15bの各基端部が軸16a, 16bで枢着さ
れている。
【0023】一対のアーム15a, 15bを貫通してキャッ
チ軸17が、枠体12に突設された一対の軸受部材18a, 18
bにより回転可能に支持されている。符号19はドライベ
アリング,符号21はセットカラーをそれぞれ示してい
る。
【0024】キャッチ軸17に互いに反対の傾斜方向のネ
ジ部17a, 17bが形成されており、各ネジ部17a, 17b
にそれぞれ駒ナット22a, 22bが螺合している。各駒ナ
ット22a, 22bを回転不能に支持するナットケース23
a, 23bが各アーム15a, 15bに設けられている。
【0025】キャッチ軸17の端部(図1における下端
部)に、ハンドル24が取り付けられている。ハンドル24
はケージ1の前面板25付近に配設されている。符号26は
ケージ1の操作盤を、符号27a, 27bはアーム15a, 15
bの各リミッタを、符号28はユニバーサルジョイントを
それぞれ示している。
【0026】上述の構成において、ケージ1の昇降レー
ル9に対する固定は、以下の操作により行なわれる。す
なわち、一対のキャッチピース13a,13bは通常は昇降
レール9のフランジ面9aから離れた状態にある。
【0027】ハンドル24を操作(回転)するとキャッチ
軸17が回転し、キャッチ軸17の一部に形成されているネ
ジ部17a, 17bにそれぞれ螺合している駒ナット22a,
22bが互いに接近する方向に移動し、これによりアーム
15a, 15bが軸16a, 16bを中心として互いに接近する
方向に揺動する。
【0028】アーム15a, 15bのこの揺動により、アー
ム15a, 15bの各先端部に取り付けられている一対のキ
ャッチピース13a, 13bが互いに接近する方向に移動し
て、昇降レール9のフランジ面9aを両側から挟み込む
ように作動し、これによりケージ1が昇降レール9に固
定される。この固定は、一対のネジ部の回転でフランジ
面9aを両側から締め付けるものであるため、大きな固
定力が得られる。図1の一点鎖線はこの状態を示してい
る。
【0029】この実施形態の場合、レールキャッチ装置
20はケージ1に前後・左右に対称に4基設けられてお
り、各レールキャッチ装置20の各ハンドル24をそれぞれ
上記のように操作することで、ケージ1を4基のレール
キャッチ装置20で強固に昇降レール9に固定することが
できる。
【0030】このとき、各ハンドル24は、ケージ1の前
面板25に取り付けられているため、ハンドル24の回転操
作は簡単であり、しかも4基のレールキャッチ装置20は
ケージ1に前後方向および左右方向にそれぞれ対称に配
設されているため、ケージ1に対する固定力を幾何学的
に均等に配分することができ、ケージ1の安定した固定
が可能となる。ケージ1の昇降レール9に対する固定解
除が、ハンドル24を上記と逆方向に回転することにより
行なえることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の昇降装置
におけるレールキャッチ装置によれば次のような効果が
得られる。 (1) 昇降装置の不使用時にケージを昇降レールに固定で
きるため、作業船のような揺動を伴う構造物の場合で
も、構造物の揺動によりケージが移動するのを防止でき
る。 (2) レールキャッチ装置は、ケージに設けたハンドルの
操作で昇降レールを挟持するように作動するため、簡単
な操作でケージの固定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての昇降装置における
レールキャッチ装置を示す断面図。
【図2】同ケージを示す側面図。
【図3】同ケージを示す正面図。
【図4】同昇降装置を作業船と共に示す側面図。
【図5】同ケージの配置状態を示す側面図。
【図6】同ケージの配置状態を示す正面図。
【図7】同ケージの配置状態を示す上面図。
【図8】同駆動部を示す模式構成図。
【符号の説明】
1 ケージ 1b 駆動機構 2 梯子 2a 手摺り 3A,3B 駆動用シーブ 4a,4b ワイヤーロープ 5 ローラー 6 ローラーサポート 7 ケーブル捲取りリール 8 レールサポート 9 昇降レール 9a フランジ面 10 作業船 10a 甲板 11 タワーステー(バックステー) 11a 鉛直状の柱体 11b 傾斜状の柱体 12 枠体 13a,13b キャッチピース 14a,14b ボルト 15a,15b アーム 16a,16b 軸 17 キャッチ軸 17a,17b ネジ部 18a,18b 軸受部材 19 ドライベアリング 20 レールキャッチ装置 21 セットカラー 22a,22b 駒ナット 23a,23b ナットケース 24 ハンドル 25 ケージの前面板 26 ケージの操作盤 27 制御信号用ケーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降レールに沿って昇降可能なケージを
    そなえた昇降装置において、上記ケージに、同ケージを
    上記昇降レールに固定するためのレールキャッチ装置が
    設けられていることを特徴とする、昇降装置におけるレ
    ールキャッチ装置。
  2. 【請求項2】 上記レールキャッチ装置が、上記ケージ
    に設けられたハンドルと、同ハンドルの回転操作により
    上記昇降レールを挟持可能なキャッチピースとをそなえ
    ていることを特徴とする、請求項1に記載の昇降装置に
    おけるレールキャッチ装置。
JP32246897A 1997-11-07 1997-11-07 昇降装置におけるレールキャッチ装置 Withdrawn JPH11139711A (ja)

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JP32246897A JPH11139711A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 昇降装置におけるレールキャッチ装置

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JPH11139711A true JPH11139711A (ja) 1999-05-25

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ID=18143987

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JP (1) JPH11139711A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020155442A1 (zh) * 2019-01-31 2020-08-06 南通中尧特雷卡电梯产品有限公司 一种丝杆式电梯减震夹轨器
JP2021066413A (ja) * 2019-10-28 2021-04-30 パシフィックソフトウエア開発株式会社 昇降装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020155442A1 (zh) * 2019-01-31 2020-08-06 南通中尧特雷卡电梯产品有限公司 一种丝杆式电梯减震夹轨器
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Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20040623

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761