JPH11147550A - 合成樹脂製キャップ - Google Patents
合成樹脂製キャップInfo
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- JPH11147550A JPH11147550A JP9312940A JP31294097A JPH11147550A JP H11147550 A JPH11147550 A JP H11147550A JP 9312940 A JP9312940 A JP 9312940A JP 31294097 A JP31294097 A JP 31294097A JP H11147550 A JPH11147550 A JP H11147550A
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Abstract
確実な密封状態を維持しつつ装着され、開栓時には容器
開口部から容易に離脱できること。 【解決手段】 天面壁4の内面にはシール突条8が形成
され、スカート壁6の内周面には係止突条10が形成さ
れ、スカート壁6の開口端の外周面にはタブ12が形成
されている合成樹脂製キャップ。スカート壁6の180
°のタブ側領域Xには、スカート壁6の周方向に間隔を
おいて開口端から天面壁4に向かって延びる薄肉部22
であって軸線に直交する断面が湾曲したアーチ形状をな
すアーチ形弱化ライン20a及び20bが形成されてい
る。
Description
収容されたガラス製又は合成樹脂製容器に、容器内が加
圧又は減圧されることなく適用される合成樹脂製キャッ
プ、特に牛乳が収容された牛乳びんに適用される合成樹
脂製キャップに関する。
される合成樹脂製キャップの従来例としては、例えば、
実公昭47−13109号公報に開示されたものを挙げ
ることができる。上記公報に開示された合成樹脂製キャ
ップは、天面壁と、天面壁の周囲から下方に延びるスカ
ート壁とを備えている。天面壁の中央には下方に突出す
る中栓部(凹部)が形成されている。中栓部は天面壁の
中央から垂下する環状の側壁と側壁の下端を閉じる底壁
とからなり、側壁の上面及び底壁の内周面は天面壁の上
面の一部をなしている。以上のように形成された中栓部
の側壁の外周面は容器開口部の内周面に嵌合される、環
状のシール突条(インナーシール)をなしている。スカ
ート壁の内周面には容器開口部の外周面に形成された環
状の被係止あご部に係止される係止突条(肉厚隆条凸条
及び肉厚隆条凸片)が形成されている。スカート壁の開
口端部における外周面には半径方向外方に突出するつま
み部が周方向の一部にわたって形成されている。スカー
ト壁の、つまみ部の周方向両側端縁には破断可能な薄肉
部(肉薄溝)が形成されている。上記キャップは打栓に
よって、シール突条の外周面が容器開口部の内周面に嵌
合されかつ係止突条が容器開口部の外周面に形成された
被係止あご部に係止され、容器開口部に装着される。ま
た開栓時にはつまみ部を容器開口部から離れる方向に引
っ張ることにより、薄肉部に沿ってスカート壁が破断さ
せられ、キャップは容器開口部から離脱させられる。
構成された従来の合成樹脂製キャップを容器である牛乳
びんに適用した場合には次のような問題が存在する。す
なわち、一般に牛乳は5℃に冷却された状態で牛乳びん
内に充填される。そして牛乳が充填された牛乳びんの開
口部は上記キャップが打栓されることにより閉じられ
る。このような牛乳びんが夏季の外部温度、例えば40
℃に曝された場合には牛乳びんの内圧が上昇せしめら
れ、これにより上記キャップが持ち上げられてシール突
条のシール機能が低下する現象が認められる。上記シー
ル突条のシール機能が低下すると、牛乳びんの開口部か
ら牛乳がしみ出て開口部を濡らす、あるいは開口部から
外部に完全に漏れ出す、等の不具合が発生する。この問
題を解消するため、上記シール突条の嵌合度を過剰に強
くした場合には、シール機能は向上するものの、開栓が
著しく困難となる。更に打栓時において、キャップの係
止突条が容器開口部の被係止あご部を乗り越える際にス
カート壁の径が拡大されることに起因して、スカート壁
の薄肉部が破断されることがある。このような打栓時に
おける薄肉部の破断を防止するため、薄肉部を過剰に強
化すると、開栓が著しく困難となる。
あるいは病人であることが少なくないので、開栓の困難
性は回避しなければならない。したがって、上記従来の
合成樹脂製キャップを牛乳びんに適用した場合には、上
記シール突条の嵌合度をシール性(密封状態)が充分確
保される程度の範囲内に制限することにより開栓が困難
となることを防止すると共にスカート壁内周面の係止突
条による牛乳びんの開口部外周面の被係止あご部に対す
る係止力によって、牛乳びんの内圧上昇に充分に対抗で
きるようにせしめ、上記の如き牛乳のしみ出しあるいは
漏出を確実に防止することが必要となる。もちろん、打
栓が容易に遂行されると共に打栓時におけるスカート壁
の薄肉部の破断も確実に防止されなければならない。
けるスカート壁の破断が確実に防止されると共に内容物
が外部に漏出しないよう容器開口部に対して充分確実な
密封状態を維持しながらしっかりと装着され、しかも開
栓時には容器開口部から容易に離脱せしめることができ
る、新規な合成樹脂製キャップを提供することである。
形が可能であり、したがって低コストで大量生産するこ
とができる、新規な合成樹脂製キャップを提供すること
である。
に従って構成された合成樹脂製キャップの実施形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明
らかになるであろう。
と、該天面壁の周囲から下方に延びるスカート壁とを備
え、該天面壁の内面には下方に延びかつ容器開口部の内
周面に嵌合される環状のシール突条が形成され、該スカ
ート壁の内周面には該容器開口部の外周面に形成された
被係止あご部に係止される係止突条が形成され、該スカ
ート壁の開口端における外周面には半径方向外方に突出
するタブが周方向の一部の領域にわたって形成されてい
る合成樹脂製キャップにおいて、該スカート壁を軸線方
向に見て、該タブが周方向の実質上中央に位置付けられ
る該スカート壁の180°のタブ側領域Xと該スカート
壁の他の180°の反タブ側領域Yとに分けたとき、該
タブ側領域Xには、該スカート壁の周方向に間隔をおい
て該開口端から該天面壁に向かって延びる薄肉部であっ
て軸線に直交する断面が該スカート壁の曲率半径より小
さい曲率半径で湾曲したアーチ形状をなすアーチ形弱化
ラインが少なくとも2個形成されている、ことを特徴と
する合成樹脂製キャップ、が提供される。
ート壁の周方向に間隔をおいて少なくとも2個形成され
ている弱化ラインは、開口端から天面壁に向かって延び
る薄肉部であって軸線に直交する断面がスカート壁の曲
率半径より小さい曲率半径で湾曲したアーチ形をなすア
ーチ形弱化ラインからなり、このようなアーチ形弱化ラ
インはスカート壁の周方向への弾性変形(伸び)が比較
的容易に遂行されるので、打栓時にスカート壁の係止突
条が容器開口部の被係止あご部を打栓方向に乗り越える
際にスカート壁の径が均等に拡がり易く、スカート壁に
薄肉部からなる他の弱化ライン(非アーチ形弱化ライ
ン)が全く形成されていない場合であっても、打栓を容
易に遂行することは可能となる。またスカート壁に薄肉
部からなる上記他の弱化ラインが形成されている場合で
あっても、スカート壁の径を拡大する力はアーチ形弱化
ラインの弾性変形により吸収されるので、上記他の弱化
ラインからの破断は確実に防止され、打栓時におけるキ
ャップの信頼性(安定性)が充分確保される。なお、本
明細書において、「非アーチ形弱化ライン」とは、スカ
ート壁の開口端から天面壁に向かって延びる薄肉部であ
って軸線に直交する断面が、上記アーチ形弱化ラインの
曲率半径より大きい曲率半径で湾曲した形状をなすか又
は直線状に延びる形状をなす弱化ラインを意味するもの
である。
に弾性変形させられたアーチ形弱化ラインはその弾性力
により直ちに元の形状に戻るので、係止突条の、容器開
口部の外周面に形成された被係止あご部に対する所定の
係止力(保持力)が確保されてしっかりと装着され、内
圧の上昇によるキャップの持ち上がりは確実に防止さ
れ、シール突条の容器開口部の内周面に対するシール機
能は充分に確保される。その結果、容器開口部からの液
体のしみ出しあるいは漏出の発生は充分確実に防止され
る。
同様に、開栓時にスカート壁の係止突条が容器開口部の
被係止あご部を開栓方向に乗り越える際にスカート壁の
径が均等に拡がり易く(伸び易く)、スカート壁に薄肉
部からなる他の弱化ラインが全く形成されていない場合
であっても、容器開口部から容易に離脱せしめることが
できる。またスカート壁に薄肉部からなる他の弱化ライ
ンが形成されている場合には、開栓は一層容易となる。
ラインはタブ側領域Xに少なくとも2個形成されている
ので、開栓のため、指によってタブに、容器開口部から
離れる方向に力を加えたとき(持ち上げると)、最初に
タブ側領域Xにおけるスカート壁の径が拡大されるの
で、タブ側領域Xにおける係止突条が対応する容器開口
部の被係止あご部を乗り越え易くなる。その結果、開栓
が著しく容易となる。
本発明に係る上記キャップによれば、内容物が外部に漏
出しないよう容器開口部に対して充分確実な密封状態を
維持しながらしっかりと装着される。しかも、シール突
条の容器開口部の内周面に対する嵌合度を過剰に強くす
ることなく、シール性が充分確保される程度の範囲内に
制限することができるので、開栓は子供でも病人でも容
易に遂行できる。したがって本発明に係る上記キャップ
は、特に牛乳が収容された牛乳びんに好適に使用するこ
とができる。更に本発明に係る上記キャップは、全体と
して構造が簡単で一体成形(射出成形ないし圧縮成形に
よる一体成形)が可能であり、低コストで大量生産する
ことができる。
合成樹脂製キャップの好適実施形態を、添付図面を参照
して更に詳細に説明する。なお以下に説明する実施形態
は、それに限られるものではないが、容器である牛乳び
んに適用される合成樹脂製キャップである。図1〜図6
を参照して、全体を番号2で示す合成樹脂製キャップ
は、実質上円板形状をなす天面壁4と、天面壁4の周囲
から下方に延びるスカート壁6とを備えている。天面壁
4の内面には下方に延びる環状のシール突条(インナー
リング)8が形成されている。シール突条8の外周面
は、図7〜図9に示す牛乳びん100の開口部の内周面
102に離脱自在に嵌合される。スカート壁6の内周面
には係止突条10が形成されている。係止突条10は、
牛乳びん100の開口部の外周面に形成された被係止あ
ご部104(図7〜図9参照)に離脱自在に係止され
る。天面壁4の下面であってシール突条8の半径方向外
方位置と、天面壁4の下面とスカート壁6の内周面とが
接続される、断面が曲面からなる角部11と、には、そ
れぞれ環状のリブ4a及び4bが形成されている。スカ
ート壁6の開口端における外周面には半径方向外方に突
出するタブ12が周方向の一部にわたって形成されてい
る。
らなる弱化ライン、すなわち、2個のアーチ形弱化ライ
ン20(a及びb)と、8個の非アーチ形弱化ライン3
0(a〜h)が、それぞれ周方向に間隔をおいて形成さ
れている。スカート壁6をキャップ2の軸線方向に見
て、タブ12が周方向の実質上中央に位置付けられるス
カート壁6の180°のタブ側領域Xと、スカート壁6
の他の180°の反タブ側領域Yとに分けたとき、タブ
側領域Xには、上記アーチ形弱化ライン20が2個(2
0a及び20b)形成され、また非アーチ形弱化ライン
30が3個(30a〜30c)形成されている。他方反
タブ側領域Yには、非アーチ形弱化ライン30だけが5
個(30d〜30h)形成されている。
れぞれ実質上同一の構成を有するので、ここではアーチ
形弱化ライン20aについて説明する。図3〜図5を参
照して、アーチ形弱化ライン20aは、スカート壁6の
開口端から天面壁4に向かって延びる薄肉部22であっ
て、キャップ2の軸線に直交する断面がスカート壁6の
曲率半径より小さい曲率半径で湾曲したアーチ形状をな
している。更に具体的に説明すると、アーチ形弱化ライ
ン20aは、開口端から天面壁4に向かって所定の周方
向幅で延びるよう形成されたスリット24の相互に周方
向に対向する両端間であって各々の半径方向外側端間を
橋絡する薄肉部22からなる。そして薄肉部22の、キ
ャップ2の軸線に直交する断面は、図4に明確に示され
ているように、スカート壁6の外周面から半径方向外方
に突出する彎曲した(スカート壁6の曲率半径より小さ
い曲率半径で湾曲した)アーチ形状をなしている。図5
に明確に示されているように、ブリッジである薄肉部2
2は開口端からスリット24の上端まで延在し、その湾
曲した半径方向の頂部は、スリット24の上端から開口
端に向かうに従って、半径方向外方への突出量が大きく
なるよう傾斜している。この傾斜は、成型時の型抜きを
考慮して形成されているものである。上記の如く形成さ
れたアーチ形弱化ライン20a及び20bは、タブ側領
域Xにおけるタブ12の周方向の両側に等間隔をおいて
配設されている。
れぞれ実質上同一の構成を有するので、ここでは非アー
チ形弱化ライン30bについて説明する。図3、図4及
び図6を参照して、非アーチ形弱化ライン30bは、ス
カート壁6の開口端から天面壁4に向かって延びる薄肉
部であってキャップ2の軸線に直交する断面が、上記ア
ーチ形弱化ライン20の曲率半径より大きい曲率半径で
湾曲した形状をなすか又は直線状に延びる形状をなすも
のであるが、この実施形態ではスカート壁6の曲率半径
と略同じ曲率半径で湾曲した形状をなしている。この薄
肉部は、天面壁4寄りの上部領域S1に形成された残留
肉厚の比較的厚い第一の薄肉部32と、開口端寄りの下
部領域S2に形成された、上記第一の薄肉部32より残
留肉厚の薄い第二の薄肉部34とから構成されている。
薄肉部からなる上記弱化ライン30bは、スカート壁6
内周面の軸線方向の一部にわたって直線状に延在するよ
う形成された溝36を含んでいる。溝36は所定の周方
向幅及び深さを有し、スカート壁6の開口端から天面壁
4側に向かって所定の長さS1+S2だけ延在するよう
形成されている。すなわちこの実施形態においては、ス
カート壁6の内周面に軸線方向に延在する溝36を形成
することによって、スカート壁6の厚さよりも薄い弱化
ライン30bが形成される。第一の薄肉部32は溝36
の深さだけスカート壁6の厚さよりも薄く形成される。
第一の薄肉部32及び第二の薄肉部34の半径方向外方
側の面は同一面上(スカート壁6の外周面上)にあるの
で、第二の薄肉部34の半径方向内方側の面は、第一の
薄肉部32の半径方向内方側の面より半径方向外方に位
置付けられる。
ライン30のうちの1個30aは、タブ12が形成され
ている周方向の一部の領域における周方向の中心位置に
配設されている。また反タブ側領域Yに配設された非ア
ーチ形弱化ライン30のうちの1個30hは、タブ12
に対し直径方向反対側(この実施形態では、非アーチ形
弱化ライン30aの実質上直径方向正反対側)に配設さ
れている。スカート壁6の外周面における、上記アーチ
形弱化ライン20及び非アーチ形弱化ライン30が存在
しない部位には、周方向に間隔をおいて軸線方向に延び
る複数個のリブ14が形成されている。なお図3におい
て、符号L1はタブ側領域Xと反タブ側領域Yを仕分け
る直線(キャップ2の軸心を通る直線)、符号L2はキ
ャップ2の軸心を通り直線L1に直交する直線である。
上記説明から明らかなように、非アーチ形弱化ライン3
0a及び30hは直線L2上に位置付けられている。上
記アーチ形弱化ライン20及び非アーチ形弱化ライン3
0の各々の周方向の間隔は適宜設定されるが、図3に示
す実施形態では、非アーチ形弱化ライン30aとアーチ
形弱化ライン20aとの間及び非アーチ形弱化ライン3
0aとアーチ形弱化ライン20bとの間の周方向角度が
それぞれ40°であり、その他は全て35°である。
20及び非アーチ形弱化ライン30の各々の形成部位に
おいて周方向に複数個に実質上分離される。係止突条1
0はまた、図5から明らかなように、軸線方向の断面が
スカート壁6の内周面に対し略放物線状の山形をなして
いる。上記第一の薄肉部32は、その下端が、少なくと
も係止突条10が存在する軸線方向領域まで下方に延び
ていることが好ましいが、実施形態では、係止突条10
の半径方向の頂部に対応する軸線方向位置10aを越え
る位置まで下方に延びている。
体として構造が簡単であり、適宜の合成樹脂、例えば低
密度ポリエチレン(LDPE)から射出成形ないし圧縮
成形(実用的には射出成形が好ましい)により一体成形
することができる。したがって低コストで大量生産する
ことができる。そして上記の如く構成されたキャップ2
は、図7〜図9に示すように、打栓によって、シール突
条8の外周面が牛乳びん100の開口部の内周面102
に離脱自在に嵌合され、係止突条10が開口部の外周面
に形成された被係止あご部104に離脱自在に係止され
ることにより、牛乳びん100の開口部に装着される。
はアーチ形弱化ライン20が周方向に間隔をおいて2個
(20a及び20b)形成されており、アーチ形弱化ラ
イン20a及び20bはスカート壁6の周方向への弾性
変形が比較的容易に遂行されるので、打栓時にスカート
壁6の係止突条10が牛乳びん100の開口部の被係止
あご部104を打栓方向に乗り越える際にスカート壁6
の径が均等に拡がり易く、打栓は容易に遂行される。ス
カート壁6には非アーチ形弱化ライン30が8個(30
a〜30h)形成されているが、スカート壁6の径を拡
大する力は主としてアーチ形弱化ライン20a及び20
bの弾性変形により吸収されるので、上記非アーチ形弱
化ライン30a〜30hからの破断は確実に防止され、
打栓時におけるキャップ2の信頼性(安定性)が充分確
保される。またスカート壁6に非アーチ形弱化ライン3
0が全く形成されていない場合においても、アーチ形弱
化ライン20a及び20bの上記弾性変形によって、打
栓は容易に遂行される。
に弾性変形させられたアーチ形弱化ライン20a及び2
0bはその弾性力により直ちに元の形状に戻るので、係
止突条10の、上記被係止あご部104に対する所定の
係止力(保持力)が確保されてしっかりと装着され、内
圧の上昇によるキャップ2の持ち上がりは確実に防止さ
れ、シール突条8の、牛乳びん100の開口部の内周面
に対するシール機能は充分に確保される。その結果、牛
乳びん100の開口部からの牛乳のしみ出しあるいは漏
出の発生は充分確実に防止される。
同様に、開栓時にスカート壁6の係止突条10が牛乳び
ん100の開口部の被係止あご部104を開栓方向に乗
り越える際にスカート壁6の径が拡がり易く、牛乳びん
100の開口部から容易に離脱せしめることができる。
スカート壁6には非アーチ形弱化ライン30が形成され
ているので開栓は一層容易となる。スカート壁6に非ア
ーチ形弱化ライン30が全く形成されていない場合であ
っても、アーチ形弱化ライン20a及び20bの上記弾
性変形により、開栓は容易に遂行される。
ライン20はタブ側領域Xに2個形成されているので、
開栓のため、指によってタブ12に、牛乳びん100の
開口部から離れる方向に力を加えたとき(持ち上げる
と)、最初にタブ側領域Xにおけるスカート壁6の径が
拡大されるので、タブ側領域Xにおける係止突条10が
対応する被係止あご部104を乗り越え易くなる。そし
て更に力を加えると、最初にタブ側領域Xの非アーチ形
弱化ライン30b及び30cのうち、1個以上弾性的に
が伸ばされるかあるいは破断させられるので、キャップ
2は上記開口部から容易に離脱せしめられる。
ブ側領域Xには、アーチ形弱化ライン20が少なくとも
2個形成されていることが重要である。この構成によ
り、打栓時におけるスカート壁6の径のバランスの良い
均等な拡大(伸び)及び開栓時におけるスカート壁6の
径のバランスの良い拡大が得られるので、上記した如
く、シール機能を確保しながら、打栓及び開栓を容易に
遂行することができる。
ン20a及び20bは、タブ12の周方向の両側に等間
隔をおいて配設されているので、開栓時にタブ12近傍
の係止突条10が牛乳びん100の被係止あご部104
から外れ易くなり、開栓を特に容易とする。
開口端から天面壁4に向かって所定の周方向幅で延びる
よう形成されたスリット24の相互に周方向に対向する
両端間であって各々の半径方向外側端間を橋絡する薄肉
部22からなると共にキャップ2の軸線に直交する断面
がスカート壁6の外周面から半径方向外方に突出する彎
曲した(スカート壁6の曲率半径より小さい曲率半径で
湾曲した)アーチ形状をなすよう構成されているので、
スカート壁6の径の拡大を著しく効果的に遂行せしめる
ことができ、また元の形状への復帰も確実に遂行される
ので、充分なシール機能を確保しながら容易な打栓及び
容易な開栓が可能となる。
0が3個(30a〜30c)形成されているが、少なく
とも2個形成されていることが好ましい。この構成によ
り開栓が更に容易となる。
ン30が5個(30d〜30h)形成されているが、少
なくとも1個形成されていることが好ましい。この構成
により、開栓時におけるキャップ2のびん離れが容易と
なる。反タブ側領域Yに配設された非アーチ形弱化ライ
ン30のうちの1個30hが、タブ12の周方向中心位
置に対し実質上直径方向正反対側に配設された場合に
は、上記びん離れの効果は一層向上せしめられる。
0(a〜h)の各々は上部領域S1に形成された第一の
薄肉部32と開口端寄りの下部領域S2に形成された第
二の薄肉部34とから構成されており、特に上部領域S
1における第一の薄肉部32の存在により、非アーチ形
弱化ライン30が破断することなく容易かつ確実に上記
開口部に打栓することができる。更に第一の薄肉部32
の存在に起因して、打栓後においては、係止突条10
の、開口部の外周面に形成された被係止あご部104に
対する所定の係止力(保持力)が確保されるのでしっか
りと装着され、内圧の上昇によるキャップ2の持ち上が
りは確実に防止され、シール突条8の、開口部の内周面
102に対するシール機能は充分に確保される。その結
果、牛乳びん100の開口部からの牛乳のしみ出しある
いは漏出の発生は充分確実に防止される。
30は、タブ側領域Xには3個配設され、反タブ側領域
Yには5個配設されており、開栓のため、指によってタ
ブ12に、上記開口部から離れる方向に力を加えたと
き、最初にタブ側領域Xの非アーチ形弱化ライン30b
及び30cのうちの1個以上が伸ばされるかあるいは破
断させられるので、キャップ2は上記開口部から容易に
離脱せしめられる。そして特に下部領域S2における上
記第二の薄肉部34の存在に起因して、タブ12に上記
の如き力を加えたとき、弱化ライン30は開口端側の下
端から弾性的に伸ばされるかあるいは破断させられ易い
ので、開栓は容易に遂行される。その結果、シール突条
8の開口部の内周面102に対する嵌合度を過剰に強く
することなく、シール性が充分確保される程度の範囲内
に制限することができ、開栓は子供でも病人でも容易に
遂行できる、との効果が一層確実に達成される。
2は、その下端が少なくとも係止突条10が存在する軸
線方向領域まで下方に延びていることが好ましいが、そ
の下端が少なくとも係止突条10の半径方向の頂部に対
応する軸線方向位置10aを越える位置まで下方に延び
ている(図6参照)ことは更に好ましい。第一の薄肉部
32の下端が係止突条10が存在する軸線方向領域まで
下方に延びていることにより、係止突条10の被係止あ
ご部104に対する係止力が増大せしめられ、牛乳びん
100内の内圧の上昇に対し充分に保持力(シール性の
維持)が確保される。したがって第一の薄肉部32の下
端が係止突条10の半径方向の頂部に対応する軸線方向
位置10aを越える位置まで下方に延びている場合に
は、上記保持力は更に増大せしめられる。
タブ12が形成されている周方向の領域の少なくとも一
部には係止突条10が配設されていないことが好まし
い。上記実施形態においては、図3に示すように、スカ
ート壁6の、タブ12が形成されている周方向の一部の
領域における両端を除く領域には係止突条10が存在し
ないよう構成されている。このような構成によって、開
栓の初期に比較的剛性の強いタブ12の部分が容易に上
昇せしめられ、開栓が容易となる。更にまた、開栓初期
にタブ12が上昇させられ、タブ側領域Xにおける非ア
ーチ形弱化ライン30のうちの1個以上が弾性的に伸ば
されるかあるいは破断させられた状態で、反タブ側領域
Yの弱化ライン30hに対して周方向に拡大させる傾向
の負荷が作用するので、弱化ライン30hが弾性的に伸
ばされるかあるいは破断させられ、開栓が著しく容易と
なる。また上記非アーチ形弱化ライン30hの周方向の
両側に等間隔をおいて位置する少なくとも2個の非アー
チ形弱化ライン30f及び30g(この実施形態では4
個の非アーチ形弱化ライン30f、30g、30d及び
30e)が存在するので、開栓時における反タブ側領域
Y側の弾性変形あるいは破断がバランス良く行なわれ、
開栓が一層容易となる。
であってシール突条8の半径方向外方位置と、天面壁4
の下面とスカート壁6の内周面とが接続される、断面が
曲面からなる角部11と、には、それぞれ環状のリブ4
a及び4bが形成されている。図7〜図9に示すよう
に、キャップ2が上記の如く牛乳びん100の開口部に
装着された状態で、リブ4aは開口部の上端面に密着さ
せられ、リブ4bは開口部の、断面が曲面をなす周縁部
の表面に密着させられる。この状態で牛乳びん100が
冷蔵庫内に収容され、牛乳の温度が充填温度5℃よりも
低い温度、例えば4℃に低下すると、牛乳びん100内
が負圧となり外気を吸引しようとする。しかしながら上
記リブ4a及び4bが上記開口部の表面に一層強く密着
してシール機能が向上し、外気の吸引は確実に防止され
る。
で一体成形(射出成形ないし圧縮成形による一体成形)
が可能であり、低コストで大量生産することができる。
外周面には、周方向に間隔をおいて軸線方向に延びる複
数個のリブ14が形成されているので、リブ14の各々
によってスカート壁6は補強される。このため、成形後
における型の無理抜きの遂行に際し、係止突条10によ
るスカート壁6の上記膨出が幾分低下せしめられ、この
膨出の低下分は係止突条10自体が弾性変形することに
より吸収される。その結果、無理抜きの際の非アーチ形
弱化ライン30の破断が確実に回避される。
従って構成された合成樹脂製キャップの他の実施形態に
ついて説明する。なお図10において、図1〜図9と実
質上同一部分は同一符号で示し、説明は省略する。図1
0に一部のみを示し全体が示されていないキャップ40
のスカート壁6には、合計10個の薄肉部からなる弱化
ライン、すなわち、3個のアーチ形弱化ライン50(a
〜c)と、7個の非アーチ形弱化ライン60(a〜g)
が、それぞれ周方向に間隔をおいて形成されている。タ
ブ側領域Xには、上記アーチ形弱化ライン50が2個
(50a及び50b)形成され、また非アーチ形弱化ラ
イン60が3個(60a〜60c)形成されている。他
方反タブ側領域Yには、アーチ形弱化ライン50が1個
(50c)形成され、また非アーチ形弱化ライン60が
4個(60d〜60g)形成されている。アーチ形弱化
ライン50a及び50b、非アーチ形弱化ライン60a
〜60gの周方向位置は、それぞれ、図1〜図9に基づ
いて説明した合成樹脂製キャップ2における、アーチ形
弱化ライン20a及び20b、非アーチ形弱化ライン3
0a〜30gと同一であるが、アーチ形弱化ライン50
cの周方向位置は、合成樹脂製キャップ2における非ア
ーチ形弱化ライン30hと同一である。またアーチ形弱
化ライン50a〜50cの各々の構成は、上記アーチ形
弱化ライン20a及び20bの構成と実質上同一であ
り、非アーチ形弱化ライン60a〜60gの各々の構成
は、上記非アーチ形弱化ライン30a〜30hの各々と
実質上同一である。したがって、キャップ40が上記キ
ャップ2と相違するところは、キャップ2の非アーチ形
弱化ライン30hに代えてアーチ形弱化ライン50cを
配設したことのみである。キャップ40のその他の構成
は、キャップ2と実質上同一であるので、キャップ40
はキャップ2と同等の作用効果を達成することができ
る。
Xに配設されたアーチ形弱化ライン50a及び50bに
加えて、反タブ側領域Yにも更にアーチ形弱化ライン5
0cを配設したことにより、開栓時におけるキャップ4
0のびん離れが更に容易となる。実施形態においては、
反タブ側領域Yに配設されたアーチ形弱化ライン50c
が、タブ12の周方向中心位置に対し実質上直径方向正
反対側に配設されているので、上記びん離れの効果は一
層向上せしめられる。以上の説明から明らかなように、
反タブ側領域Yには、アーチ形弱化ライン50が少なく
とも1個形成されていることが、開栓時におけるびん離
れの効果を向上させるために好ましい。また反タブ側領
域Yには、タブ12の周方向中心位置に対して実質上直
径方向正反対側に1個のアーチ形弱化ライン50が存在
することが、開栓時におけるびん離れの効果を更に向上
させるために好ましく、更には打栓時におけるキャップ
40の均等な拡がりにより打栓性を向上させる上で好ま
しい。
成された合成樹脂製キャップの更に他の実施形態につい
て説明する。なお図11において、図1〜図9と実質上
同一部分は同一符号で示し、説明は省略する。図11に
一部のみを示し全体が示されていないキャップ70のス
カート壁6には、合計10個の薄肉部からなる弱化ライ
ン、すなわち、4個のアーチ形弱化ライン80(a〜
d)と、6個の非アーチ形弱化ライン90(a〜f)
が、それぞれ周方向に間隔をおいて形成されている。タ
ブ側領域Xには、上記アーチ形弱化ライン80が2個
(80a及び80b)形成され、また非アーチ形弱化ラ
イン70が3個(90a〜90c)形成されている。他
方反タブ側領域Yには、アーチ形弱化ライン80が2個
(80c及び80d)形成され、また非アーチ形弱化ラ
イン90が3個(90d〜90f)形成されている。ア
ーチ形弱化ライン80a及び80b、非アーチ形弱化ラ
イン90a〜90fの周方向位置は、それぞれ、図1〜
図9に基づいて説明したキャップ2における、アーチ形
弱化ライン20a及び20b、非アーチ形弱化ライン3
0a〜30e及び30hと同一であるが、アーチ形弱化
ライン80c及び80dの周方向位置は、キャップ2に
おける非アーチ形弱化ライン30f及び30gと同一で
ある。またアーチ形弱化ライン80a〜80dの各々の
構成は、上記アーチ形弱化ライン20a及び20bの構
成と実質上同一であり、非アーチ形弱化ライン90a〜
90fの各々の構成は、上記非アーチ形弱化ライン30
a〜30hの各々と実質上同一である。したがって、キ
ャップ70が上記キャップ2と相違するところは、キャ
ップ2の非アーチ形弱化ライン30f及び30gに代え
てアーチ形弱化ライン80c及び80dを配設したこと
のみである。キャップ70のその他の構成は、キャップ
2と実質上同一であるので、キャップ70はキャップ2
と同等の作用効果を達成することができる。
Xに配設されたアーチ形弱化ライン80a及び80bに
加えて、反タブ側領域Yにも更にアーチ形弱化ライン8
0c及び80dを配設したことにより、開栓時における
キャップ70のびん離れが更に容易となる。実施形態に
おいては、反タブ側領域Yに配設されたアーチ形弱化ラ
イン80c及び80dは、反タブ側領域Yの周方向中心
位置に対して周方向の両側に等間隔をおいて存在するの
で、アーチ形弱化ライン80a〜80dの、スカート壁
6における周方向位置の全体としてのバランスが良く、
したがって打栓時におけるスカート壁6の径の均等な拡
大が一層バランスが良く遂行され、打栓性を向上させ
る。更に上記びん離れの効果も一層向上せしめられる。
なお上記キャップ2、40及び70において、弱化ライ
ンの全体の数は上記実施形態のいずれにも限定される理
由はない。
て構成された合成樹脂製キャップの好適実施形態につい
て説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形
ないし修正が可能である。例えば、上記アーチ形弱化ラ
イン20は、上記実施形態においては、開口端から天面
壁4に向かって所定の周方向幅で延びるよう形成された
スリット24の相互に周方向に対向する両端間であって
各々の半径方向外側端間を橋絡する薄肉部22からなる
と共にキャップ2の軸線に直交する断面がスカート壁6
の外周面から半径方向外方に突出する彎曲したアーチ形
状をなすよう構成されているが、彎曲したアーチ形状を
なす薄肉部22はスカート壁6の外周面から半径方向外
方に突出しない実施形態もある。また上記実施形態にお
けるアーチ形弱化ライン20は、湾曲した頂部が半径方
向外方に向けられている、といえるが、これに代えて湾
曲した頂部が半径方向内方に向けられている、実施形態
もありうる。更にまた、非アーチ形弱化ライン30の薄
肉部は、スカート壁6の半径方向内側に溝36を配設す
ることにより形成されるが、スカート壁6の半径方向外
側に適宜の溝を配設することにより形成する実施形態も
ありうる。
栓時におけるスカート壁の破断が確実に防止されると共
に内容物が外部に漏出しないよう容器開口部に対して充
分確実な密封状態を維持しながらしっかりと装着され、
しかも開栓時には容器開口部から容易に離脱せしめるこ
とができる。本発明に係る合成樹脂製キャップは更に、
構造が簡単で一体成形が可能であり、したがって低コス
トで大量生産することができる。
の実施形態を天面壁側から見た上面図。
半径方向の一方側を破断して示す正面図。
図。
着した状態を一部を破断して示す正面図。
分)を拡大して示す断面図。
着した状態の一部を破断して示す断面図(キャップは図
6に示す破断部分)。
プの他の実施形態を開口端側から見た下面図。
プの更に他の実施形態を開口端側から見た下面図。
Claims (9)
- 【請求項1】 天面壁と、該天面壁の周囲から下方に延
びるスカート壁とを備え、該天面壁の内面には下方に延
びかつ容器開口部の内周面に嵌合される環状のシール突
条が形成され、該スカート壁の内周面には該容器開口部
の外周面に形成された被係止あご部に係止される係止突
条が形成され、該スカート壁の開口端における外周面に
は半径方向外方に突出するタブが周方向の一部の領域に
わたって形成されている合成樹脂製キャップにおいて、 該スカート壁を軸線方向に見て、該タブが周方向の実質
上中央に位置付けられる該スカート壁の180°のタブ
側領域Xと該スカート壁の他の180°の反タブ側領域
Yとに分けたとき、該タブ側領域Xには、該スカート壁
の周方向に間隔をおいて該開口端から該天面壁に向かっ
て延びる薄肉部であって軸線に直交する断面が該スカー
ト壁の曲率半径より小さい曲率半径で湾曲したアーチ形
状をなすアーチ形弱化ラインが少なくとも2個形成され
ている、ことを特徴とする合成樹脂製キャップ。 - 【請求項2】 該タブの周方向の両側に等間隔をおいて
2個の該アーチ形弱化ラインが存在する、請求項1記載
の合成樹脂製キャップ。 - 【請求項3】 該反タブ側領域Yには、該アーチ形弱化
ラインが少なくとも1個形成されている、請求項1又は
2記載の合成樹脂製キャップ。 - 【請求項4】 該反タブ側領域Yには、該タブの周方向
中心位置に対して実質上直径方向正反対側に1個の該ア
ーチ形弱化ラインが存在する、請求項1〜3のいずれか
1項記載の合成樹脂製キャップ。 - 【請求項5】 該反タブ側領域Yには該アーチ形弱化ラ
インが2個形成され、該反タブ側領域Yに形成された該
アーチ形弱化ラインは、該反タブ側領域Yの周方向中心
位置に対して周方向の両側に等間隔をおいて存在する、
請求項2記載の合成樹脂製キャップ。 - 【請求項6】 該アーチ形弱化ラインは、該開口端から
該天面壁に向かって所定の周方向幅で延びるよう形成さ
れたスリットの相互に周方向に対向する両端間であって
各々の半径方向外側端間を橋絡する薄肉部からなると共
に該断面が該スカート壁の外周面から半径方向外方に突
出する彎曲したアーチ形状をなす、請求項1〜5のいず
れか1項記載の合成樹脂製キャップ。 - 【請求項7】 該タブ側領域Xには、該スカート壁の周
方向に間隔をおいて該開口端から該天面壁に向かって延
びる薄肉部であって軸線に直交する断面が該スカート壁
と実質上同じ周方向に延びる非アーチ形弱化ラインが少
なくとも2個形成されている、請求項1〜6のいずれか
1項記載の合成樹脂製キャップ。 - 【請求項8】 該反タブ側領域Yには、該スカート壁の
周方向に間隔をおいて該開口端から該天面壁に向かって
延びる薄肉部であって軸線に直交する断面が該スカート
壁と実質上同じ周方向に延びる非アーチ形弱化ラインが
少なくとも1個形成されている、請求項1〜7のいずれ
か1項記載の合成樹脂製キャップ。 - 【請求項9】 該非アーチ形弱化ラインは、該天面壁寄
りの上部領域に形成された、残留肉厚の比較的厚い第一
の薄肉部と該開口端寄りの下部領域に形成された、該第
一の薄肉部より残留肉厚の薄い第二の薄肉部とから構成
されている、請求項7又は8記載の合成樹脂製キャッ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31294097A JP3964520B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 合成樹脂製キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31294097A JP3964520B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 合成樹脂製キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11147550A true JPH11147550A (ja) | 1999-06-02 |
JP3964520B2 JP3964520B2 (ja) | 2007-08-22 |
Family
ID=18035316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31294097A Expired - Lifetime JP3964520B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 合成樹脂製キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3964520B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001240091A (ja) * | 2000-03-01 | 2001-09-04 | Shikoku Kakoki Co Ltd | 瓶密封具 |
JP2002205750A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-23 | Japan Crown Cork Co Ltd | 樹脂キャップ |
JP2021080004A (ja) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 日本クロージャー株式会社 | 打栓式合成樹脂キャップ |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP31294097A patent/JP3964520B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001240091A (ja) * | 2000-03-01 | 2001-09-04 | Shikoku Kakoki Co Ltd | 瓶密封具 |
JP2002205750A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-23 | Japan Crown Cork Co Ltd | 樹脂キャップ |
JP4575590B2 (ja) * | 2000-12-28 | 2010-11-04 | 日本クラウンコルク株式会社 | 樹脂キャップ |
JP2021080004A (ja) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 日本クロージャー株式会社 | 打栓式合成樹脂キャップ |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3964520B2 (ja) | 2007-08-22 |
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