JPH11145065A - 気相薄膜形成装置及びそれを用いる気相薄膜形成法 - Google Patents

気相薄膜形成装置及びそれを用いる気相薄膜形成法

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JPH11145065A
JPH11145065A JP9323864A JP32386497A JPH11145065A JP H11145065 A JPH11145065 A JP H11145065A JP 9323864 A JP9323864 A JP 9323864A JP 32386497 A JP32386497 A JP 32386497A JP H11145065 A JPH11145065 A JP H11145065A
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平 辛
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忠 大橋
Katsuhiro Chagi
勝弘 茶木
Tatsuo Fujii
達男 藤井
Katsuyuki Iwata
勝行 岩田
Shinichi Mitani
慎一 三谷
Yasuaki Honda
恭章 本多
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハ基体全面に均質な電気特性等の諸物性
を有する高品質の薄膜を形成出来る気相薄膜形成装置を
提供する。 【解決手段】 前記反応炉内のウエハホルダー13の収
容座13aが、ウエハ基体8よりわずかに大きい直径を
有し、ウエハ基体8の厚さとほぼ同じ深さの側壁を有す
る凹型円筒形状に形成されていると共に、ウエハホルダ
ー13の上面上には該座13aの周縁に沿って少なくと
も3個の突起部14が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気相薄膜形成装置
及びそれを用いる気相薄膜形成法に関し、より詳細に
は、シリコンウエハ等の基板表面上にCVD法やエピタ
キシャル法等により薄膜を形成するための改良された気
相薄膜形成装置及びそれを用いた気相薄膜形成法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、枚葉式ウエハ処理装置はバッチ式
装置に比べ多くの独特の特性を有しているため、半導体
産業分野においてその使用が広がっている。例えば、大
口径化ウエハの処理に際しては、面内特性の均一な膜の
形成のために、高速回転枚葉式気相薄膜形成装置が不可
欠な存在となりつつある。この高速回転枚葉式気相薄膜
形成装置は、例えば図10に示すように、反応炉1上部
に、炉1内に原料ガスやキャリアガスを供給する通常複
数のガス供給口4と、ガスの流れを整える複数の孔が形
成された整流板3(通常、多数の細孔を有するシーブプ
レート、又はワイヤメッシュプレート等から成る)が配
置され、その下方に、ウエハ基体を載置した基体ホルダ
ー13と、該基体ホルダー13を回転させるための回転
軸を有する回転装置10と、基体ホルダー13に載置さ
れたウエハ基体8を加熱する加熱用ヒータ9が配設さ
れ、反応炉1下部(通常底部近傍)に、前記回転軸を回
転駆動させるモータ11と、反応炉内の未反応ガスを含
む排ガスを排出する排気口6と、前記モ−タ11を制御
する制御装置(図示せず)とから構成されている。な
お、図中2は、反応炉1の上部を閉塞すると共に、ガス
供給路を構成する石英トッププレ−トであり、5は前記
反応炉1の側壁を構成する石英ライナであり、7は前記
反応炉1の基底を構成するベ−スプレ−トである。
【0003】そして、この装置を使用して、例えばウエ
ハ基体上に薄膜を気相成長させるには、まず複数のガス
供給口4を介して、反応ガス、キャリアガス等を供給
し、該ガスの運動量や圧力分布を均一化し、更に整流板
3に形成した孔を通して均一な流速を有するガス流12
をウエハ基体8上に供給し、ウエハ基体8上に薄膜を気
相成長させる。
【0004】したがって、この気相薄膜形成装置を使っ
て、膜の全面にわたって電気特性等の物性の均一なCV
D膜、エピタキシャル膜等の積層膜を得るには、炉のチ
ェンバー内のガス流動を均一化させることが非常に重要
である。しかしながら、チェンバー内の有効部のガス流
動を完全に均一化させることは非常に難しく、特に、大
口径ウエハの取扱が可能な大容量炉の炉内ガス流動状態
の完全な把握、及びその制御は現在においても、なお充
分には達成されていない。通常、ガスはチェンバーの上
部から噴出流下し、最終的にはその底部から排ガスとし
て排出される。チェンバー上部からの噴出ガスは、ウエ
ハに向かって流下しながら旋回状態で回転するウエハ基
体の表面近傍に達し、該ウエハ基体表面上で、その外周
方向に向きを変えて流れていく。
【0005】この外周方向へのガス流は、高速回転する
ウエハ基体とそれを載置しているホルダーの上面の外周
縁を越えてその延長上にあるチェンバー側壁面にぶつか
り、方向を変えて、望ましくはそのまま底部の排気口に
向けて流下する。しかしながら、実際には、該チェンバ
ー側壁面にぶつかったガス流は、往々にして上部方向に
向けて逆流し、上方から流下するガス流と衝突して渦を
形成したり、好ましくない乱流を発現させたりする。こ
の渦等のガス乱流が形成されると、膜の正常な成長を阻
害するだけでなく、場合によっては、該雰囲気中で気相
化学反応を起こしパーティクルを生成させたりすること
もある。
【0006】このような不都合を回避するための対策と
して、ガス流量を増大させたり、排気部でのガス圧を減
少させる等の方法が提案されているが(例えば、特開平
5−74719号公報、特開平5−90167号公報、
特開平6−21604号公報、特開平7−50260号
公報等)、このようなガス流動の制御方法では、膜形成
に必要な原料ガスの消耗が非常に大きくなり、ガスの消
費量増大によるコスト増や、ガス処理装置及び付帯装置
等の大型化によるコスト増等を招来し、実用上問題があ
る。また炉内圧を減少させる方法では、低圧部でのガス
圧制御が困難であるという難点がある。
【0007】上述した問題を解決するための他の改善策
として、反応炉内の石英ライナーを段付き構造にし、そ
の上部内径を下部内径より小さくすることにより全体流
れの層流化を実現する気相成長装置の提案(特願平8ー
354382号公報)、更に、最適構造を有する段付き
ライナーに関する提案等がなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したガ
ス流動の層流化(streamline flow )提案は、反応炉内
ガス流の全体的な流動状態の改善に対しては有効である
が、特定の局所領域、例えば、ウエハ基体の周縁部近傍
領域でのガス流の均質化には、必ずしも充分かつ有効な
手段でないことが判った。事実、従来のこの種の装置に
おいては、ウエハ基体の外周縁部表面上に、特殊なガス
流動を起こす局所領域の存在が認められる。
【0009】ウエハ基体を保持するホルダーは、回転中
においてもウエハ基体を安定的に保持できるためホルダ
ー上面に、円盤状ウエハ基体に対し極僅かのクリアラン
スを持ってウエハ基体をはめ込めるように、例えば、図
11に示したような、凹状座13aが設けられている
(特開平5−275355号公報、特開平5−2923
0号公報参照)。この凹状座13aは、高速回転時にお
けるウエハ基体8の飛び出し脱離等を防止し、安定的に
ウエハ基体8をホルダー13内に保持するために、ホル
ダー13の表面(座の側壁上端とホルダー上面との稜線
部)がウエハ基体8表面より若干高くなるように構成さ
れている。これにより、回転するウエハ基体8の遠心力
をホルダー13の段差側壁でうち消すと共にウエハ基体
8のホルダー13からの飛び出しを防止している。
【0010】しかし、ホルダー13上面とウエハ基体8
の表面は同一平面にないため(ホルダーの方が高いた
め)、図11に示すように、ウエハ基体8の外周縁領域
ではガス流動12に乱れが起こり、これにより、特に電
気特性等に関し、形成されたウエハ基体8の表面膜層の
膜面全体の均質性が失われてしまう。
【0011】本発明は上記技術的課題を解決するために
なされたものであり、本発明の目的とするところは、大
口径ウエハの取扱が可能な大容量炉であっても炉内ガス
流動状態が全体として均質であることは勿論、上記した
局部領域でのガス流の乱れの問題が解決され、結果とし
て、ウエハ全面に均質な電気特性等の諸物性を有する高
品質の薄膜を形成できる高性能な気相薄膜形成装置を提
供することにある。また、本発明の他の目的は本発明の
装置を用いた気相薄膜形成法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明にかかる気相薄膜形成装置は、頂部に
配置された反応ガス供給口と、底部近傍に配置された排
気口とを有し、その内部上部、且つ供給口下部に配置さ
れたガス整流板と、その下方に配置され、ウエハ基体載
置用の収容座をその上面に有し且つ回転軸を中心に回転
可能に形成されたウエハホルダーと、ウエハホルダーに
収容されたウエハ基体を加熱する加熱用ヒーターとを備
え、前記供給口より内部に反応ガスを供給し、ウエハ基
体をホルダーと共に回転させながら、加熱下に、その表
面に薄膜を気相成長させる反応炉からなる気相薄膜形成
装置において、前記反応炉内のウエハホルダーの収容座
が、ウエハ基体よりわずかに大きい直径を有し、ウエハ
基体の厚さとほぼ同じ深さの側壁を有する凹型円筒形状
に形成されていると共に、ウエハホルダーの上面上には
該座の周縁に沿って少なくとも3個の突起部が設けられ
ていることを特徴とする。
【0013】ここで、前記ウエハホルダーの収容座の深
さと前記ウエハ基体の厚さとの差が±0.5mm以内で
あることが望ましく、また前記突起部の数が3個であ
り、第1突起部と他の2つの突起部はいずれも135度
の中心角を形成するように各突起部が配置されることが
望ましい。また、前記突起部は、少なくとも隣接した2
つの突起部により形成される中心角が90度の角度を有
することが望ましく、また、前記突起部のうち1つの突
起部は、シリコン単結晶ウエハのノッチに相対して配置
され、他の突起部はノッチ部に対応するウエハホルダー
上面上の点と他の突起部とにより形成される中心角が4
5度の整数倍になる位置に形成されるのが望ましい。
【0014】また、上記目的を達成するためになされた
本発明にかかる気相薄膜形成法は、前記請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載された気相薄膜形成装置を用い
て、炉内上部供給口から整流板を経由して反応ガスをキ
ャリアガスと共に流下させ、該整流板の下方に配設され
たウエハホルダーの座内に載置されたウエハ基体を、加
熱下にウエハホルダーと共に回転させながら、その表面
に薄膜を気相させると共に未反応ガスを含む排ガスを底
部近傍に設置された排気口から排出することを特徴とす
る。
【0015】本発明は、従来の気相薄膜形成装置の問題
点であった炉内局所領域でのガス流の乱れ、より具体的
には、ホルダー上面とウエハ基体表面が同一平面にない
ため(ホルダーの方が高いため)に生ずるウエハ基体外
周縁領域面上でのガス流の乱れを、ホルダー上面とウエ
ハ基体表面とがほぼ同一平面となるように、ホルダーの
ウエハ基体載置座の深さをウエハ基体厚さとほぼ同一に
形成することにより解消すると共に、このように形成す
ることより生ずる弊害、即ち、該座の側壁深さをウエハ
基体の厚さと同一にする(従来装置の座より側壁を低く
する)ことにより、気相成長反応中に高速回転するウエ
ハ基体が該座から飛び出したり、脱離したりする弊害
を、座の側壁円周縁に沿って少なくとも3個の突起部を
設けることにより解決したものである。この突起部は、
もし回転しているウエハ基体が、その回転による遠心力
の作用でホルダーの座の側壁に当たり、その反力によっ
て偶発的に歪み変形を生ずる等、何らかの原因で変形し
ホルダー座の側壁から外れても、ウエハ基体は側壁上端
より高く設けられた前記突起部により保持され、ウエハ
基体がホルダーから離脱するのを防止する。
【0016】また、ホルダーの突起部は非常に小さく且
つその数も少ないため、ウエハ基体表面の膜特性に重大
な影響を与えるほど流動ガス気流を乱すことはない。こ
の突起部は、好ましくは、ウエハ結晶の転位のすべり系
上の分解剪断応力を最小にするという観点から、例え
ば、突起部を3個設置する場合、第1突起部と他の突起
部とが回転中心となす中心角がいずれも135度となる
ように配置する等、ウエハ基体がホルダーの突起部とあ
る特定の方位関係を持つように配置される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、炉内に配置されたウエ
ハホルダーの構造に特徴を有する気相薄膜形成装置の発
明であって、より具体的には、ウエハホルダーの上面に
設けられたウエハ基体載置用収容座の側壁が特定の高さ
(深さ)に形成されている点と、ウエハホルダーの上面
上に該座の周縁に沿って複数(3個以上)の突起部が形
成されている点とに特徴を有するものである。
【0018】これにより、ウエハホルダー上面と収容座
に載置されたウエハ基体表面との高さの相違に起因して
生ずるウエハ基体外周縁近傍での局所的ガス流の乱れを
最小限に抑制すると共に、ホルダー面をウエハ面に一致
させる構造(公知装置のホルダーのウエハ収容座よりも
側壁高さが低い)によって生ずる障害を、突起部を特定
位置に設けることにより克服し、ウエハ基体のホルダー
内での安定的保持を担保したものである。
【0019】図1,2,3に基づいて、本発明のウエハ
ホルダーの構造の一例を示す。図1は、その斜視図であ
り、図2は図1に於ける線A−Aでの断面図であり、ガ
スの層流流れを実現した状態を表す。図3は、図1に於
ける線B−Bでの断面図であり、本発明の突起部の態様
を示す。
【0020】図1,2から明らかなように、ウエハホル
ダー13の上面にはその回転軸に同心的に凹状円筒型の
ウエハ基体収容座13aが設けられ、その底面はこの図
の例の場合、中心部に円形の貫通口13bが設けられ、
ウエハ基体8はこの環状底面上に載置される。この凹型
円筒形状のウエハ基体収容座13aは、ウエハ基体8の
収容脱離が容易にでき、しかも回転時の安定的定置が担
保されるように、その直径が、ウエハ基体8の直径より
僅かに大きく形成される(通常ウエハ基体の直径に対し
1.0mm乃至2.0mm程度)。本発明においては、
図2からも明らかなように、座の側壁深さは、載置ウエ
ハ基体8の厚さとほぼ同じ深さに設定される、即ち、収
容座13aにウエハ基体8を挿入載置したときホルダー
13上面とウエハ基体面がほぼ同一高さとなるように座
13aの深さが設定される。
【0021】本発明の場合、通常、座13aの深さとウ
エハ基体8の厚さとの差が±0.5mm以内、好ましく
は±0.3mm以内、となるように座の深さを設定す
る。座13aの深さとウエハ基体8の厚さとの差が±
0.5mmを越える場合には、ウエハ外周部表面上でガ
ス流れの乱れが生じ、気相成長により形成された薄膜が
不均一となるためである。上記のように座13aの形状
を構成することにより、ガス流12の層流化は、突起部
14近傍の極限られた狭い領域を除き、ウエハ基体周縁
部領域を含む全領域において達成される。なお、ホルダ
ー突起部14は非常に小さく、又その数も少ないのでそ
れによる気流の乱れが、ウエハ基体8の表面に形成され
る膜の特性、特にウエハ周縁部近傍の膜特性、に及ぼす
影響は無視しうる程度に極小さい。
【0022】本発明において、ウエハホルダー13上面
の座13aの周縁に沿って設けられる突起部14は、ウ
エハ基体8が回転時の遠心力の作用で、座13aの側壁
に当たり、反力を受け、それにより偶発的に歪み変形を
生じる等により座13aの側壁上端(ホルダー上面)を
越えて浮き上がった場合でも、この突起部14により保
持され、回転したウエハ基体8がウエハホルダー13か
ら飛び出し脱離するのを防ぐ作用をする。この突起部1
4の大きさはウエハ基体8のサイズ、回転速度、装置構
造等の要因を勘案して適宜定められるが、通常高さ1m
m、幅10mm、長さ5mm程度の大きさに設定され、
その形状は、必ずしも特定されるものではないが、前記
ウエハ基体8の保持機能を損なわない限り、出来る限り
ガス流12を乱さない形状に形成されることが好まし
い。突起部14は、上記ウエハ基体8を安定保持するた
め少なくとも3個以上配置され、通常3個、4個、乃至
8個設置される。
【0023】また、これら3個以上の突起部14が夫々
配置される位置関係(平面的)については、載置される
ウエハ基体8との関係において、ウエハ結晶の転位のす
べり系上の分解剪断応力を最小にし、高温でのウエハ単
結晶中の欠陥発生の可能性を可及的に低減出来るよう
に、ウエハ基体8と突起部とがある特定の方位関係を持
つように配置されることが好ましく、例えば、本願出願
人が先に提案した特開平8−181083号公報に開示
されている理論に基き配置されるのが好ましい。すなわ
ち、ウエハ基体8が結晶面(100)を有するシリコン
単結晶ウエハである場合、突起部14は前記(100)
シリコン単結晶ウエハに相対して図3に示したようなホ
ルダー面上の位置(図4においては白丸点で示された位
置)に配置されることが好ましい。このウエハホルダー
13の全体斜視図を図7に示す。即ち、通常シリコン単
結晶ウエハのノッチ15は結晶の[01]方向に形成
されているため、突起部はノッチ15に相対して45度
の角度の整数倍の中心角を有する8カ所(図4において
は白丸点で示された位置)の位置に設置することにより
分解剪断応力の極小化を図ることができる。なお、[0
1]の1の下線は負の成分を示し、本来、負の成分は
本願の図4に示すように、数字の上にバ−を引くことに
よって表されるが、この明細書に置いては、数字の下に
下線を引くことによって表している。
【0024】もちろん、本発明においては、必ずしも前
記8カ所全てに突起部14を設置する必要はなく、例え
ば、図1に示すように外周回転対称に位置する4個の突
起部14を設置しても良い。突起部14の数は、隣接し
た2個の突起部14間の直線距離がウエハ基体8の直径
より小さいという条件を満たすように定められ、この条
件から最小の突起部の数は3となる。
【0025】突起部14を最小の3個設置する場合、好
ましくは、第1突起部と他の突起部とが回転中心となす
中心角がいずれも45度の整数倍(3倍)である135
度となるように配置する。図8に基づいて突起部14を
最小の3個設置する場合について説明する。図に示すよ
うに、このウエハホルダー13には3つの突起部14が
あり、突起部14aは他の隣接する突起部14b、突起
部14cと135度の中心角を形成するように構成され
ている。なお、当然、突起部14bと突起部14cは9
0度の中心角を形成する。このウエハホルダー13に結
晶方位(100)のシリコン単結晶ウエハ(ウエハ基体
8)を載置する場合には、ウエハ基体8は、ウエハのノ
ッチ15がいずれかの突起部と一致した位置に置かれる
か、またはその位置から45度の整数倍に回転した位置
に置かれる。
【0026】本発明においては、外周回転対称に位置す
る4個の突起部14の設置が最も好ましい。なお、本発
明の気相薄膜形成装置を構成する反応炉には、上記ウエ
ハホルダー構成部分を除き、それ自体公知の、所謂、縦
型反応炉形式の炉を用いることができ、例えば、前記し
たような図10に示されているような反応炉を使用する
ことができる。
【0027】以上のように、本発明のこの気相薄膜形成
装置を用いてウエハ基体8上に薄膜を気相成長により形
成させるには、炉内上部供給口4から整流板を経由して
反応ガスをキャリアガスと共に流下させ、整流板3の下
方に位置するウエハホルダー13の収容座13a内に載
置されたウエハ基体8を、加熱下にウエハホルダー13
と共に回転させながら、その表面に薄膜を気相成長させ
ると共に未反応ガスを含む排ガスを底部排気口6から排
出する。
【0028】なお、本発明のウエハホルダーの構造の具
体的な寸法について、一例を図9に示す。なお、図9は
ウエハホルダーの断面図である。また図中の寸法の単位
はmmである。更に、図において図示されていないが、
突起部14の円周方向の長さは5mmである。
【0029】
【実施例】図10に示すような気相薄膜形成装置にウエ
ハホルダーとして図11に示した従来型のホルダー(ホ
ルダー上の座の深さ:2.0mm、ウエハ基体厚さ:
0.775mm)を装着したものを比較例1とし、また
図1示したような本発明のホルダー(ホルダー上の座の
深さ=ウエハ基体厚、突起部4個)を装着したものを実
施例1とし、同様に、座の深さ=基体厚+0.3mm、
突起部4個のホルダ−を装着したものを実施例2とし、
更に、座の深さ=基体厚−0.3mm、突起部4個のホ
ルダ−を装着したものを実施例3とした。また、比較例
2として、座の深さ=基体厚+0.7mmのホルダー
(いずれも突起部4個)を装着したものを用い、比較例
3として、座の深さ=基体厚−0.7mmの2種類のホ
ルダー(いずれも突起部4個)を装着したものを用い、
下記表1に示す処理条件下で夫々ウエハ基体上にシリコ
ンのエピタキシャル薄膜を形成させた。なお、上記突起
部は中心角90度をもって配置され、突起部は高さ1m
m、幅10mmの矩形状に形成されものを用いた。
【0030】
【表1】
【0031】実施例1〜3と比較例1〜3から得られた
夫々のエピタキシャル薄膜の比抵抗を測定した評価結果
を図5,6に線図として示した。実施例1及び比較例1
の結果を示した図5から明らかなように、本発明のホル
ダーを用いた装置により作製されたエピタキシャル膜
は、ウエハの周縁部に至るまでほぼ全面にわたって均一
な比抵抗値を示す。これに対し、従来のホルダーを用い
た装置により作製されたエピタキシャル膜はウエハ周縁
部中心から約70mm以上離れた周辺域で比抵抗値の上
昇がみられ、比抵抗分布が均一でないことが判る。ま
た、実施例2、3及び比較例2、3のエピタキシャル薄
膜の比抵抗を測定した評価結果を示す図6から明らかな
ように、ウエハ基体表面とホルダー上面の高さの差が大
きい程、比抵抗値の面内分布の不均一性が増大すること
が認められた。
【0032】
【発明の効果】上述した本発明のホルダーを装着してな
る本発明の気相薄膜形成装置は、従来のこの種の装置で
は達成できなかったウエハ外周部表面上のガス流れの層
流化が達成され、気相成長により形成された薄膜のウエ
ハ全面にわたる電気特性等の諸物性の均質化が実現でき
る。更に、ホルダーの表面の数カ所に突起部を設けるこ
とにより、回転したウエハ基体のホルダーからの飛び出
しを完全に防止できる。
【0033】更に、本発明の装置では、ホルダーの突起
部はウエハの外周部の特定部位に当たるので、結晶格子
欠陥の発生誘因となる応力ベクトル成分を最小限に低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかるホルダーの一例の構造
を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1の線A−Aに沿った断面図でウエ
ハ載置状態での該ホルダー面上のガス流れ挙動を示す図
である。
【図3】図3は、図1の線B−Bに沿った断面図で、本
発明の突起部を示す。
【図4】図4は、結晶面(100)を有するシリコン単
結晶ウエハに適用する場合のホルダーの突起部配置を示
す模式図である。
【図5】図5は、気相成長膜の面内抵抗値分布を示す線
図である。
【図6】図6は、気相成長膜の面内抵抗値分布を示す線
図である。
【図7】図4のホルダーを示す斜視図である。
【図8】図8は、本発明にかかるホルダーの他例の構造
を示す斜視図である。
【図9】図9は、本発明にかかるホルダーの具体的寸法
の一例を示した断面図である。
【図10】図10は、高速回転枚葉式気相薄膜形成装置
の反応炉内構造を説明するための断面図である。
【図11】図11は、従来型ホルダー及びウエハ載置状
態での該ホルダー面上のガス流れ挙動を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 反応炉 2 石英トッププレート 3 整流板 4 ガス供給口 5 石英ライナ 6 排気口 7 ベースプレート 8 ウエハ基体 9 ヒーター 10 回転装置 11 モーター 12 ガス流 13 ウエハホルダー 14 突起部 15 ノッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茶木 勝弘 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 (72)発明者 藤井 達男 山口県徳山市大字徳山字江口開作8231−5 徳山東芝セラミックス株式会社内 (72)発明者 岩田 勝行 山口県徳山市大字徳山字江口開作8231−5 徳山東芝セラミックス株式会社内 (72)発明者 三谷 慎一 静岡県沼津市大岡2068−3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 本多 恭章 静岡県沼津市大岡2068−3 東芝機械株式 会社沼津事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部に配置された反応ガス供給口と、底
    部近傍に配置された排気口とを有し、その内部上部、且
    つ供給口下部に配置されたガス整流板と、その下方に配
    置され、ウエハ基体載置用の収容座をその上面に有し且
    つ回転軸を中心に回転可能に形成成れたウエハホルダー
    と、ウエハホルダーに収容されたウエハ基体を加熱する
    加熱用ヒーターとを備え、前記供給口より内部に反応ガ
    スを供給し、ウエハ基体をホルダーと共に回転させなが
    ら、加熱下に、その表面に薄膜を気相成長させる反応炉
    からなる気相薄膜形成装置において、 前記反応炉内のウエハホルダーの収容座が、ウエハ基体
    よりわずかに大きい直径を有し、ウエハ基体の厚さとほ
    ぼ同じ深さの側壁を有する凹型円筒形状に形成されてい
    ると共に、ウエハホルダーの上面上には該座の周縁に沿
    って少なくとも3個の突起部が設けられていることを特
    徴とする気相薄膜形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ウエハホルダーの収容座の深さと前
    記ウエハ基体の厚さとの差が±0.5mm以内であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載された気相薄膜形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記突起部の数が3個であり、第1突起
    部と他の2つの突起部はいずれも135度の中心角を形
    成するように各突起部が配置されることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載された気相薄膜形成装置。
  4. 【請求項4】 前記突起部は、少なくとも隣接した2つ
    の突起部により形成される中心角が90度の角度を有す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載され
    た気相薄膜形成装置。
  5. 【請求項5】 前記突起部のうち1つの突起部は、シリ
    コン単結晶ウエハのノッチに相対して配置され、他の突
    起部はノッチ部に対応するウエハホルダー上面上の点と
    他の突起部とにより形成される中心角が45度の整数倍
    になる位置に形成されることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載された気相薄膜形成装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載された気相薄膜形成装置を用いて、炉内上部供給口
    から整流板を経由して反応ガスをキャリアガスと共に流
    下させ、該整流板の下方に配設されたウエハホルダーの
    座内に載置されたウエハ基体を、加熱下にウエハホルダ
    ーと共に回転させながら、その表面に薄膜を気相成長さ
    せると共に未反応ガスを含む排ガスを底部近傍に設置さ
    れた排気口から排出することを特徴とする気相薄膜形成
    法。
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