JPH07307300A - 凹部内に膜を形成する方法 - Google Patents

凹部内に膜を形成する方法

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JPH07307300A
JPH07307300A JP7054196A JP5419695A JPH07307300A JP H07307300 A JPH07307300 A JP H07307300A JP 7054196 A JP7054196 A JP 7054196A JP 5419695 A JP5419695 A JP 5419695A JP H07307300 A JPH07307300 A JP H07307300A
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gas
film
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substrate
recess
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JP7054196A
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Hirosuke Sato
裕輔 佐藤
Naoki Tamaoki
直樹 玉置
Toshimitsu Omine
俊光 大嶺
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】気相成長方法を採用し、成膜速度の高速化と良
好なステップカバレージとを両立させる得る成膜方法を
提供する。 【構成】処理室14内に設けられたホルダ20の上に、
アスペクト比が0.5より大きい凹部を被処理面上に有
するウェハSが載置される。ウェハSの表面に垂直な方
向より原料ガスSiH4 とキャリアガスH2 との混合物
である処理ガスが一様に供給される。処理室14内の圧
力は1Torr以上に設定される。ウェハSの被処理面
の温度は600℃〜800℃に設定される。これら条件
下で、気相成長方法により凹部内にポリシリコン膜が形
成される。成膜中、モータ22の出力でホルダ20を介
してウェハSが500rpm以上で回転される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体製造プロセスにお
ける成膜方法に関し、より具体的には、基板の被処理面
上に存在する凹部内に、気相成長方法を用いて半導体、
導電体、絶縁体等からなる膜を形成するための方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】基板の被処理面に膜を形成する方法には
幾つかある。気相成長方法もその1つである。気相成長
方法は、原料ガスの高温下での化学反応を利用したもの
で、高温下という不利な面も備えているが、各種の膜が
強い付着強度で得られること、膜厚制御が比較的容易で
あることなどの利点を備えている。そして、実際に基板
の被処理面に膜を形成する装置としては、複数の基板の
被処理面に同時に成膜するバッチ式の減圧CVD装置
(LPCVD)等が広く使用されてきた。
【0003】しかし、半導体デバイスの製造分野では、
近年、被処理基板であるウェハが大口径化している。こ
のため、バッチ式のLPCVD装置ではウェハ面内やウ
ェハ間の成膜の均一性を確保することが困難になってい
る。このようなことから、半導体デバイスの製造分野で
は、ウェハに対して1枚毎に成膜する枚葉式の装置が使
用される傾向にある。
【0004】枚葉式の装置では、スループットを向上さ
せるために、成膜速度を高速化させる必要がある。ウェ
ハの被処理面の温度、即ち成膜温度を高くすると、成膜
速度を高速化することができる。しかし、反面、成膜温
度を高くすると、ウェハ上に存在する微細な凹部に対す
るステップカバレージ或いは埋め込み性が低下するとい
う問題が生じる。
【0005】半導体デバイスの製造プロセスでは、ウェ
ハの被処理面上に存在する凹部内に埋め込み層を形成し
たり、凹部の内壁に沿って薄い膜を形成する場合が多々
ある。例えば、メモリーの製造プロセスでは、縦型や横
型の凹部内を、電極材料、例えばポリシリコンで満たす
工程が必要となる。また、配線間の溝状の凹部や、ビア
ホール、スルーホール等の凹部に対しても、多くの場
合、埋め込み層や薄膜が形成される。成膜温度を高くす
ると、これら凹部の入口で膜が優先的に成長し、膜が所
謂オーバハング形状となったり、膜が凹部の入口を塞い
で凹部内にボイドを形成する現象が見られるようにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、気相成長
方法を用いた従来の成膜方法では、成膜速度の高速化と
良好なステップカバレージとを両立させることができな
い。即ち、従来の成膜方法では、高速度で凹部内に均一
な厚さの膜を形成したり、ボイドのない埋め込み層を形
成することが難しい。
【0007】本発明はかかる従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであり、気相成長方法を用いて凹部内に膜
を形成する方法において、互いに相反する成膜速度及び
ステップカバレージの両特性を同時に改善することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の視点に係
る方法は、基板の被処理面上にある凹部内に膜を形成す
る方法であって、容器の処理空間内に前記被処理面が露
出するように、前記基板を支持部材上に配置する工程
と、前記処理空間内に処理ガスを供給し、前記処理空間
内を排気し、且つ前記被処理面を加熱しながら、気相成
長方法により前記凹部内に前記膜を形成する工程と、前
記処理ガスは気相反応及び表面反応により前記膜の材料
を提供する原料ガスを含むことと、前記膜の形成中、前
記基板を500rpm以上で回転させる工程と、を具備
することを特徴とする。
【0009】本発明の第2の視点に係る方法は、基板の
被処理面上にある凹部内に膜を形成する方法であって、
容器の処理空間内に前記被処理面が露出するように、前
記基板を支持部材上に配置する工程と、前記処理空間内
に処理ガスを供給し、前記処理空間内を排気し、且つ前
記被処理面を加熱しながら、気相成長方法により前記凹
部内に前記膜を形成する工程と、前記処理ガスは気相反
応及び表面反応により前記膜の材料を提供する原料ガス
を含むことと、前記膜の形成中、前記基板を前記被処理
面と実質的に平行な平面内で回転させる工程と、ここ
で、前記処理空間内の圧力は、前記処理ガスの流れが粘
性流領域となるように設定されることと、前記被処理面
の温度は、前記原料ガスの熱分解温度よりも高い温度に
設定されることと、前記基板の回転数は、前記処理空間
内で前記被処理面上に形成される温度境界層の厚さが前
記基板の回転により減少し、前記原料ガスが実質的に熱
分解しない状態で少なくとも前記凹部の入口に到達でき
るように、設定されることと、を具備することを特徴と
する。
【0010】上記第1及び第2の視点に係る方法の望ま
しい態様は以下の通りである。 (1)前記凹部の入口の最小幅Wが3μm以下で、且つ
Dを前記凹部の深さとした時、アスペクト比D/Wが
0.5より大きい。
【0011】(2)前記処理空間内の圧力が、10-3
orr以上に設定される。 (3)前記凹部のアスペクト比が大きいほど、前記基板
の回転数が大きく設定される。
【0012】(4)前記処理ガスが前記原料ガスとキャ
リアガスとの混合物からなり、前記キャリアガスが、前
記原料ガスの熱分解により生じ且つ前記膜の前記材料を
提供しない物質からなる。例えば、前記原料ガスが水素
化ケイ素を含み、前記キャリアガスが水素からなる。
【0013】
【作用】原料ガスの熱分解反応は、主として被処理面に
接した温度境界層内で起こる。本発明では、被処理基板
を回転させているので、被処理面近傍のガスを遠心力で
送り出すことができ、温度境界層の厚みを回転数により
制御できる。回転数を大きくすると、温度境界層の厚み
が薄くなる。このため、原料ガスの分解反応量を低減さ
せることができ、活性に富んだ反応中間体の成膜への寄
与を低下させることができる。この結果として良好なス
テップカバレージを得ることができる。従って、従来技
術では困難であった、アスペクト比AR>0.5の凹部
やクヌッセン数Kn<0.001の成膜条件において、
良好なステップカバレージ及び埋め込み性が得られる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明方法の実施
例を説明する。図1は本発明方法を実施するためのCV
D(Chemical Vapor Deposition )装置を示す。
【0015】CVD装置の密閉容器10の側壁には、被
処理基板であるウェハSをロード及びアンロードするた
めの開口が形成され、これはゲート11により開閉され
る。容器10内には、この内部を上下に仕切るように整
流板12が配置され、整流板12を境にして上方に整流
室13、下方に処理室14が形成される。
【0016】整流室13には、SiH4 等の原料ガスと
2 等のキャリアガスとが混合されてなる処理ガスを供
給するためのガス供給系15が接続される。ガス供給系
15から供給された処理ガスは、整流板12に均一な分
布で設けられた複数の拡散孔16を通して整流室13か
ら処理室14内へ供給される。処理ガスは、整流板12
と直交する方向で処理室14内に流れ込み、一様な流速
分布のガス流QとなってウェハSに向かって流れる。
【0017】処理室14の底部には、フイルタ18を介
して排気系19に接続された排出口17が形成される。
処理室14内の圧力(処理圧力)は、ガス供給系15か
らの処理ガスの供給量と、排気系19による排気量とを
バランスさせることにより、所定の一定値に維持され
る。フイルタ18は、処理室14内で生成された粉を捕
集するためのもので、サイクロンやコールドトラップを
代わりに使用することができる。
【0018】処理室14内で、ほぼ一様なガス流速分布
の得られる位置には、図2(a)、(b)図示のよう
な、ウェハSを保持するホルダ20が整流板12に対向
する関係に配置される。ホルダ20を大径とし、ウェハ
Sを複数載置するようにしてもよい。ウェハSはクラン
プや静電チャックによりホルダ上に保持するようにして
もよい。ホルダ20の下面中心部には、シャフト21の
一端側が同軸的に結合され、シャフト21の他端側は処
理室14の底部壁を気密に且つ回転自在に貫通し、容器
10の外に設けられたモータ22の回転軸に結合され
る。そして、モータ22の入力端は出力可変のモータ電
源23に接続される。なお、モータ22は処理室14と
気密に分離されていなくてもよい。
【0019】ホルダ20の下面に対向する位置には、ホ
ルダ20を介してウェハSを加熱するためのヒータ24
が配置される。ヒータ24の入力端は容器10の外部に
設けられた出力可変の交流電源25に接続される。
【0020】一方、処理室14を構成する側壁の一部に
は、光を透過させる透過窓26が形成される。透過窓2
6の外側には、ホルダ20上に保持されるウェハSを臨
む関係に放射温度計27が配置される。放射温度計27
の出力は温度制御器28に入力される。温度制御器28
は、放射温度計27によって得られた現実のウェハ温度
と目標温度とを比較し、ウェハ温度を目標温度に一致さ
せるべく電源25の出力を制御する。なお、放射温度計
27を容器10の上方に配置し、整流板12及び容器1
0の天板に夫々透過窓を設けることもできる。また、温
度モニタ及び制御は、放射温度計でなく、熱電対等を使
用した手段でもよい。
【0021】次に、本発明方法が対象としている被処理
基板について説明する。半導体デバイスの製造プロセス
では、ウェハの被処理面上に存在する凹部内に埋め込み
層を形成したり、凹部の内壁に沿って薄い膜を形成する
場合が多々ある。例えば、トレンチ型のメモリーでは、
図10(a)図示のようにウェハSに掘られたトレンチ
2内にキャパシタ用の電極3が配設される。また、スタ
ック型のメモリーでは、図11(a)図示のように多数
のフィン5を有し且つウェハS上に立ち上げられたスタ
ック4を覆うようにキャパシタ用の電極6が配設され
る。これらメモリーの製造プロセスでは、縦型の凹部で
あるトレンチ2或いはスタック4の中心穴、或いは横型
の凹部であるフィン5間のギャップを、電極材料、例え
ばポリシリコンで満たす必要がある。特に、半導体メモ
リーでは、凹部の幅Wが1μm程度或いはそれ以下で、
しかも幅Wと深さDとで定義されるアスペクト比AR
(=D/W)が0.5を越える場合が多い。また、図1
2(a)図示のようにウェハS上に配設された配線7間
の溝状の凹部8や、ビアホール、スルーホール等の凹部
に対しても、多くの場合、埋め込み層や薄膜が形成され
る。
【0022】気相成長方法における原料ガスの反応は、
主として被処理面に接した温度境界層内で起こる。成膜
温度を上げると、温度境界層内で原料ガスが分解反応等
の気相反応を起こし易くなる。この分解反応により、活
性に富んだ反応中間体が生成されることが多い。
【0023】成膜種の気相中における平均自由行程をλ
とすると、クヌッセン数Knは、 Kn=λ/W で定義される。Knが0.001より大きくなると、凹
部内の成膜種の拡散が主として凹部の表面即ち壁との衝
突によって行われるようになる。例えば、700℃、3
8TorrにおけるSiH4 の平均自由工程は、3.6
μm程度と推算されるため、0.5μm径のトレンチを
考えると、Kn=7.2となり、トレンチ内の拡散は壁
との衝突によって行われると考えられる。このような領
域では、前述した活性に富んだ反応中間体は、壁と衝突
すると、1回若しくは数回の衝突で固体となることが多
く、凹部の奥の方、つまり底部側まで拡散することが困
難となる。即ち、原料ガスにより反応性の高い中間体が
提供されると、凹部の奥より入口により多くの膜が堆積
する。このため、図10(b)、図11(b)及び図1
2(b)に示すように、膜の成長中に凹部の入口におい
て膜厚が厚くなり、所謂オーバハング形状の膜9が形成
される。
【0024】従って、気相成長方法を用いた従来の膜形
成方法では、スループットを向上させるために、成膜温
度を高くすると、AR>0.5の凹部やKn>0.00
1の成膜条件において、ステップカバレージが低下し、
成膜速度の高速化と良好なステップカバレージとを両立
させることができない。即ち、アスペクト比ARが約
0.5を越えるような凹部を有する被処理面上に成膜を
行う場合、反応性の高いガス(中間体)が存在すると、
凹部の入口及びその周辺表面の膜厚FT1に対する凹部
の底部の膜厚FT2の比FT2/FT1で定義されるス
テップカバレージの値が1より小さくなる。ステップカ
バレージが低下すると、凹部内に配設される埋め込み層
内にボイドが生じたり、スルーホールやビアホール内に
配設される配線の膜厚が不均一になる等の問題が発生
し、デバイスの信頼性が低下する。
【0025】本発明方法は、特に、幅が3μm以下の微
細で且つアスペクト比が0.5より大きい凹部内に膜を
成長させることを意図する。例えば、キャパシタが立体
的になっている4M−DRAMでは、最大幅及び最小幅
が夫々2.5μm、0.8μm程度の凹部内に埋め込み
層を形成する必要が生じる。本発明方法では、上記構成
のCVD装置を用い、被処理面上に凹部を有する被処理
基板、即ちウェハSを回転させながら気相成長方法で膜
を形成する。これにより、成膜速度及びステップカバレ
ージの両特性が向上し、高速度で凹部内に均一な厚さの
膜を形成することが可能となる。本発明方法を実施する
ための手順の一例は次の通りである。
【0026】まず、処理室14即ち処理空間内にキャリ
アガスを供給すると共に、処理室14内を排気し、処理
室14内の圧力を所定の圧力に維持する。この状態でゲ
ート11を開け、容器10の処理室14即ち処理空間内
にウェハSの被処理面が露出するように、ウェハSをホ
ルダ20上に配置する。この時、ゲート11を介して処
理室14に接続された部屋、例えばロードロックチャン
バは、予め処理室14とほぼ同じ圧力に保たれている。
また、これと共に、ウェハSを加熱し、ウェハSが所定
の温度に保たれ且つ所定の回転数で回転している状態
で、原料ガスを供給し、気相成長方法により被処理面上
の凹部内に膜を形成する。処理ガスは、熱分解により膜
の材料を提供する原料ガスのみから、或いは原料ガスと
キャリアガスとの混合物からなる。
【0027】膜の形成中、ウェハSを被処理面と実質的
に平行な平面内で回転させる。ここで、処理室14内の
圧力は、処理ガスの流れが粘性流領域となるように、1
-3Torr以上、望ましくは1Torr以上に設定さ
れる。また、ウェハSの被処理面の温度は、原料ガスの
熱分解温度よりも高い温度に設定される。また、ウェハ
Sの回転数は、処理室14内で被処理面上に形成される
温度境界層の厚さがウェハSの回転により減少し、原料
ガスが実質的に熱分解しない状態で少なくとも凹部の入
口に到達できるように設定される。
【0028】このような条件で成膜すると、ウェハSの
表面近傍のガスを遠心力で送り出すことができ、境界層
の厚みを十分に薄くできる。従って、凹部の入口に到達
する前の原料ガスの分解反応を抑制し、凹部の入口にお
ける、活性に富んだ反応中間体の成膜への寄与を低下さ
せることができる。従って、高速度で成膜しても凹部内
に均一な厚さの膜を形成することが可能となり、オーバ
ハング形状の膜が形成されたり、凹部内の埋め込み層内
にボイドが形成されるのを防止することができる。
【0029】例えば、ウェハSがシリコンウェハで、こ
の被処理面に掘られたトレンチをポリシリコンで埋め込
む場合の望ましい条件は次の通りである。処理ガスとし
て、原料ガスであるSiH4 と、キャリアガスであるH
2 との混合物が使用される。また、ガス供給系とガス排
出系とのバランスにより、処理室14内の圧力が1To
rr以上、例えば数10Torrに設定される。また、
ヒータ24の入力が調整され、ウェハSの温度が600
℃以上、例えば700℃に設定される。また、ウェハS
に向けて一様に供給されるガス流Qの流速がU、ガスの
動粘度がνで表される時、ホルダ20の回転数が0.1
2 /νより大きくなる値、例えば3000rpmとな
るようにモータ22の入力が設定される。ガス流がある
場合、ウェハを回転させない場合でもある境界層の厚み
が存在するが、0.1U2 /νより大きな回転数にする
ことにより、境界層の厚みを回転していない場合より薄
くすることが可能となる。
【0030】次に、本発明方法における条件を決定する
要素について説明する。ここで、SiH4 ガスを原料ガ
スとして用い、気相成長方法によりポリシリコン膜を成
長させ、トレンチを同ポリシリコン膜で埋め込む場合を
例に挙げて説明を行う。
【0031】気相成長方法において、SiH4 は気相中
で以下のような気相反応を生じると考えられる。 SiH4 ←→SiH2 +H2 −−−(1) SiH4 及びSiH2 は表面反応により固体Siを形成
する。固体表面に衝突した分子のうち、膜になるものの
割合を付着確率として定義すると、700℃でのSiH
4 の付着確率は1×10-5程度である。即ち、SiH4
の分子10万個が表面に衝突すると、そのうちの1つの
みが膜になるような低い反応性である。このような低い
反応性の分子の場合、アスペクト比9という深いトレン
チであっても、その底部まで、入口とほぼ同じ濃度のS
iH4 ガスが存在することとなる。従って、トレンチの
入口及びその周辺表面からトレンチ底部まで同じ膜厚で
成膜が行われ、ステップカバレージの値が1となる。
【0032】一方、SiH2 の付着確率はほぼ1である
と考えられる。即ち、表面に衝突したSiH2 は殆ど全
て、その場で膜になってしまう。このためアスペクト比
9という深いトレンチの場合、SiH2 はトレンチの入
口のみで成膜し、トレンチの底部へは殆ど到達しない。
アスペクト0.5という浅いトレンチでも、トレンチ内
には均一に成膜されない。
【0033】SiH4 ガスの気相中における分解反応は
数100℃以上で開始し、温度が高くなるほど分解速度
が速くなる。分解反応速度に関しては報告例がいくつか
ある。SiH4 及びSiH2 の付着確率が10万倍も異
なるため、分解反応によりSiH2 がほんの僅かでも生
じると、ステップカバレージの悪化の原因となる。例え
ば、SiH4 がほんの僅か分解し、SiH2 がSiH4
の濃度の1×10-5だけ生成したとしても、被処理面上
ではSiH4 とSiH2 の成膜に対する寄与率は50%
ずつとなる。ところが、アスペクト9のトレンチの底部
にはSiH2 は到達することができないため、トレンチ
の底部では成膜はほぼSiH4 のみによって行われる。
SiH4 の濃度はトレンチ底部でもほぼ同じであるか
ら、トレンチ底部の膜厚は入口及びその周辺表面の膜厚
に比べてほぼ半分となってしまう。従って、ステップカ
バレージの値は約0.5という値になる。
【0034】従って、ステップカバレージを改善させる
ためには、反応性の高いSiH2 の生成を抑制すればよ
い。SiH2 の生成を抑制するために被処理面の温度を
低下させると、成膜速度が低下してスループットが低下
し、成膜コストを押し上げる原因となる。即ち、SiH
2 の生成を抑制しつつ、成膜速度を実質的に維持する必
要がある。
【0035】この様な観点に基づいて本発明等が研究を
進めた結果、上述の如く、被処理基板を回転させること
が効果的であることが見出された。被処理基板が回転さ
れると、基板上の処理ガス(原料ガス及びキャリアガ
ス)が遠心力で側方に排出され、基板上に形成される温
度境界層及び濃度境界層が薄くなる。この効果は、特
に、基板の被処理面に対して垂直方向から均一に処理ガ
スが供給されるタイプの装置で顕著となる。
【0036】静止流体中で回転円板が誘起する流れの境
界層厚みδは概ね下記の式(2)で与えられることが知
られている。温度境界層の厚さは約4δとなる。また、
原料ガスが境界層を拡散するのに要する時定数τは概ね
下記の式(3)で与えられる。以下の式において、νは
ガスの動粘度、ωは回転数、Cdは拡散係数である。即
ち、基板回転数が速いほど、時定数τは短くなる。拡散
の時定数τは、原料ガスの分解反応に要する時間と関係
するため、静止流体中で回転円板が誘起する流れに近い
流れが処理室内で形成される場合には、回転数が大きい
ほど原料ガスの分解反応が抑制されることが式(3)よ
り示される。
【0037】 δ=(ν/ω)1/2 −−−(2) τ=(δ2 /Cd)1/2 ∝1/ω −−−(3) 即ち、図1図示の装置では、基板を回転させることによ
り、温度境界層の厚さを薄くすることができる。図3
は、図1図示の装置において、ウェハの被処理面温度7
00℃、処理室14内の圧力152Torr、処理ガス
SiH4 及びH2の夫々の流量1SLM及び15SLM
の条件で、ウェハを回転させなかった場合と、2000
rpmで回転させた場合との、温度境界層の状態をシミ
ュレーションした結果を示す。ここで、300℃の等温
度線でウェハ上に区画される層を温度境界層とすると、
ウェハを2000rpmで回転させた場合は、回転させ
なかった場合に比べ温度境界層の厚さが1/3程度とな
っていることが分かる。図4は、同じ条件における、ウ
ェハの回転数と温度境界層の厚さとの関係を流れの可視
化により求めた結果を示す。同図から、温度境界層を薄
くする効果は、500rpm以上の回転数から急激に得
られることが分かる。
【0038】従って、ウェハを所定回転数以上で回転さ
せることにより、基板の被処理面に到達する前に原料ガ
スであるSiH4 がSiH2 に分解する反応を抑制する
ことができる。これにより、基板の処理温度を上昇さ
せ、成膜速度をあげても、ステップカバレージが低下し
なくなる。即ち、本発明によれば、従来の方法では達成
することができなかった、高い成膜速度と良好なステッ
プカバレージの両立が可能となる。
【0039】図5は被処理面温度と成膜速度との関係を
調べた実験結果を示す。実験において、被処理基板であ
るウェハの回転数0rpm、60rpm、若しくは48
00rpm、処理室14内の圧力38Torr、処理ガ
スSiH4 及びH2 の夫々の流量1SLM及び15SL
Mの条件を設定した。図6はステップカバレージの温度
依存性を調べた実験結果を示す。図6の実験はアスペク
ト比9のトレンチを被処理面に有するウェハを使用し、
図5の実験と同じ条件で行った。ステップカバレージ
は、前述の如く、凹部の入口及びその周辺表面の膜厚F
T1に対する凹部の底部の膜厚FT2の比FT2/FT
1で定義した。
【0040】図5及び図6の実験から、被処理面温度が
500℃、600℃、700℃、800℃と上昇するの
に伴い、成膜速度が約10倍ずつに増大することが判明
した。また、500℃では、ウェハを回転させた場合と
回転させない場合との成膜速度及びステップカバレージ
に殆ど差はなかった。これは、500℃では、気相中に
おいてSiH4 が殆ど分解しないためであると考えられ
る。
【0041】ウェハの回転数が0rpm或いは60rp
mの場合、被処理面温度の上昇に伴い、成膜速度は増加
したが、ステップカバレージは逆に悪化した。これに対
して、ウェハの回転数が4800rpmの場合、被処理
面温度の上昇に伴い、成膜速度は増加し、またステップ
カバレージはあまり変わらず良好な値を維持した。これ
は、前述の如く、ウェハの表面近傍の処理ガスが遠心力
で送り出され、これによって温度境界層の厚みが十分に
薄くなったことによるものと考えられる。
【0042】図7は被処理基板の回転数とステップカバ
レージとの関係を調べた実験結果を示す。実験におい
て、アスペクト比9のトレンチを被処理面に有するウェ
ハを使用し、ウェハの被処理面温度600℃、700
℃、若しくは800℃、処理室14内の圧力152To
rr、処理ガスSiH4 及びH2 の夫々の流量1SLM
及び15SLMの条件を設定した。
【0043】700℃の平均成膜速度は約540nmで
あり、この速度は、一般的なバッチ式のLPCVD装置
の成膜速度約10nmに比べると数十倍の速度であっ
た。図7図示の如く、700℃において、ウェハの回転
数が0rpm及び3600rpm以上の場合の夫々のス
テップカバレージの値は0.69及び1であった。70
0℃の成膜速度は、図5に関連しても述べたように、6
00℃の成膜速度の約10倍であった。このように基板
を回転させることで高い成膜速度と良好なステップカバ
レージの両立が可能となった。
【0044】800℃においては、SiH4 自体の反応
性が更に高くなるため、図5に関連しても述べたよう
に、その成膜速度は700℃の成膜速度の更に約10倍
であった。800℃において、ウェハの回転数が0rp
m及び2400rpm以上の場合の夫々のステップカバ
レージの値は0.55及び0.63であった。図示の如
く、実験を行った600℃〜800℃の範囲で、被処理
面温度を上昇させ且つウェハを回転させることにより、
成膜速度を高くし、ステップカバレージを改善できるこ
とが判明した。
【0045】ステップカバレージの値は、被処理基板で
あるウェハの回転数だけでなく、凹部のアスペクト比
(AR)によっても変化する。図8は凹部のアスペクト
比とステップカバレージとの関係を調べた実験結果を示
す。実験において、ウェハの被処理面温度700℃、処
理室14内の圧力152Torr、処理ガスSiH4
びH2 の夫々の流量1SLM及び15SLMの条件を設
定した。
【0046】アスペクト比の小さい、即ち、浅いトレン
チほど、ステップカバレージは良好であった。しかしな
がら、アスペクト比0.5のトレンチでも、ウェハを回
転させないときはステップカバレージの値は1となら
ず、回転数を上げると値が1となった。ステップカバレ
ージが改善する効果は約500rpm以上の回転数で現
れた。また、ステップカバレージの改善効果は0.5以
上のアスペクト比のトレンチで確認された。アスペクト
比27という更に深いトレンチの場合、4800rpm
まで回転数を上げるとステップカバレージの値が1とな
った。
【0047】アスペクト比が大きくなると、特にアスペ
クト比が9以上の場合、被処理面温度は700℃±50
℃の範囲が成膜速度とステップカバレージの両観点から
望ましい領域であった。被処理面温度が650℃より低
くなると、膜がアモルファスのようになった。このた
め、成膜後の熱行程でアモルファスからポリシリコンに
変化する際に体積の収縮が生じ、成膜直後には存在しな
かった微小なボイドが埋め込み層内に発生した。逆に被
処理面温度が750℃を越えると成膜後の状態で、
「す」と呼ばれるボイドが高アスペクト比のトレンチで
発生しやすくなった。これらボイドの存在は、デバイス
特性上好ましくない。
【0048】キャリアガスは水素、窒素、アルゴンのい
ずれの場合でも、ウェハ回転数を増加させることにより
上述の実験温度範囲でステップカバレージが改善した。
回転数が比較的小さい範囲では、キャリアガスが水素
(H2 )の場合が、ステップカバレージが最良であっ
た。これは、キャリアガスがH2 の場合、SiH2 とH
2が反応してSiH4 になるという、式(1)の左向き
の反応が生じやすくなるためと考えられる。即ち、H2
を使用した場合、他のキャリアガスの場合より相対的に
SiH2 の発生が抑制され、ステップカバレージが向上
する。このようなH2 を使用するメリットは、原料ガス
として水素化ケイ素ガスを用いる場合に共通する。
【0049】また、処理空間圧力、即ち処理室14内の
圧力を1〜760Torrの範囲で変化させて実験を行
ったところ、回転数、被処理面温度、キャリアガス流
量、SiH4 流量が同じ場合はステップカバレージはほ
とんど変化しなかった。処理室14内の圧力が1×10
-3Torr以上であると、ガスの流れが粘性流領域とな
り、ウェハを回転させて遠心力で被処理面近傍のガスを
排出する効果が得られ、ステップカバレージを向上させ
ることが可能となる。
【0050】また、ドーパントを提供するためのAsH
3 、PH3 、B26 等のガスを、成膜用の原料ガスと
共に処理ガス中に含めた場合も、ウェハの回転数の増加
に伴ってステップカバレージが改善されることが判明し
た。
【0051】次に、Si26 を原料ガスとして用い、
ポリシリコン膜を凹部内に形成する実験を行った。実験
において、図10(a)、(b)図示のような、アスペ
クト比10(直径0.5μm、深さ5μm)のトレンチ
を被処理面に有するウェハを使用し、ウェハの被処理面
温度600℃、処理室14内の圧力38Torr、処理
ガスSi26 /H2 の流量0.025/15SLMの
条件を設定した。実験結果を示す図9から、ウェハを回
転させることによりステップカバレージが向上したこと
が分かる。同様な実験を他の被処理面温度においても実
験を行ったところ、ウェハを回転させ且つ成膜温度を5
00℃〜800℃とすることにより、高い成膜速度と良
好なステップカバレージが得られることが確認された。
【0052】なお、上述した各プロセスでは減圧下で処
理を行うのが通常であるが、常圧下で処理を行うことも
できる。また、成膜する膜の種類や処理ガスも上述した
各プロセスで用いた以外のものとすることができる。ま
た、被処理基板となる対象も半導体ウェハに限られるも
のではない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
気相成長方法を採用し、なおかつ成膜速度の高速化と良
好なステップカバレージとを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法を実施するためのCVD装置
の一例を示す概略図。
【図2】図1図示装置におけるウェハホルダの平面図及
び縦断側面図。
【図3】ウェハを回転させなかった場合と回転させ場合
との温度境界層の状態の相違を示す図。
【図4】ウェハ回転数と温度境界層の厚さとの関係を示
すグラフ。
【図5】本発明方法と従来の方法とで得られた、被処理
面温度と成膜速度との関係を示すグラフ。
【図6】本発明方法と従来の方法とで得られた、被処理
面温度とステップカバレージとの関係を示すグラフ。
【図7】異なる被処理面温度における、ウェハ回転数と
ステップカバレージとの関係を示すグラフ。
【図8】異なる凹部アスペクト比における、ウェハ回転
数とステップカバレージとの関係を示すグラフ。
【図9】ウェハ回転数と埋め込み特性との関係を示す
図。
【図10】トレンチ型の凹部と、その成膜における問題
点を示す図。
【図11】スタック型の凹部と、その成膜における問題
点を示す図。
【図12】配線間の凹部と、その成膜における問題点を
示す図。
【符号の説明】
10…容器、11…ゲート、12…整流板、13…整流
室、14…処理室、15…ガス供給系、19…排気系、
20…ウェハホルダ、22…モータ、24…ヒータ、2
7…放射温度計、28…温度制御器、S…ウェハ、Q…
ガス流。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の被処理面上にある凹部内に膜を形成
    する方法であって、 容器の処理空間内に前記被処理面が露出するように、前
    記基板を支持部材上に配置する工程と、 前記処理空間内に処理ガスを供給し、前記処理空間内を
    排気し、且つ前記被処理面を加熱しながら、気相成長方
    法により前記凹部内に前記膜を形成する工程と、前記処
    理ガスは気相反応及び表面反応により前記膜の材料を提
    供する原料ガスを含むことと、 前記膜の形成中、前記基板を500rpm以上で回転さ
    せる工程と、を具備することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】基板の被処理面上にある凹部内に膜を形成
    する方法であって、 容器の処理空間内に前記被処理面が露出するように、前
    記基板を支持部材上に配置する工程と、 前記処理空間内に処理ガスを供給し、前記処理空間内を
    排気し、且つ前記被処理面を500℃〜800℃に加熱
    しながら、気相成長方法により前記凹部内に前記膜を形
    成する工程と、前記処理ガスは気相反応及び表面反応に
    よりシリコンを提供する原料ガスを含むことと、 前記膜の形成中、前記基板を500rpm以上で回転さ
    せる工程と、を具備することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】前記被処理面の温度が、前記原料ガスの熱
    分解温度よりも高い温度に設定されることを特徴とする
    請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】基板の被処理面上にある凹部内に膜を形成
    する方法であって、 容器の処理空間内に前記被処理面が露出するように、前
    記基板を支持部材上に配置する工程と、 前記処理空間内に処理ガスを供給し、前記処理空間内を
    排気し、且つ前記被処理面を加熱しながら、気相成長方
    法により前記凹部内に前記膜を形成する工程と、前記処
    理ガスは気相反応及び表面反応により前記膜の材料を提
    供する原料ガスを含むことと、 前記膜の形成中、前記基板を前記被処理面と実質的に平
    行な平面内で回転させる工程と、 ここで、前記処理空間内の圧力は、前記処理ガスの流れ
    が粘性流領域となるように設定されることと、前記被処
    理面の温度は、前記原料ガスの熱分解温度よりも高い温
    度に設定されることと、前記基板の回転数は、前記処理
    空間内で前記被処理面上に形成される温度境界層の厚さ
    が前記基板の回転により減少し、前記原料ガスが実質的
    に熱分解しない状態で少なくとも前記凹部の入口に到達
    できるように、設定されることと、を具備することを特
    徴とする方法。
  5. 【請求項5】前記凹部の入口の最小幅Wが3μm以下
    で、且つDを前記凹部の深さとした時、アスペクト比D
    /Wが0.5より大きいことを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】前記処理空間内の圧力が、10-3Torr
    以上に設定されることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】前記処理ガスが前記原料ガスとキャリアガ
    スとの混合物からなり、前記原料ガスが水素化ケイ素を
    含み、前記キャリアガスが水素からなることを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】前記原料ガスがSiH4 であり、前記被処
    理面の温度が、600℃〜800℃に設定されることを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】前記原料ガスがSi26 であり、前記被
    処理面の温度が、500℃〜800℃に設定されること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の方法。
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