JPH11144625A - プラズマディスプレイパネル及びその製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11144625A
JPH11144625A JP9304184A JP30418497A JPH11144625A JP H11144625 A JPH11144625 A JP H11144625A JP 9304184 A JP9304184 A JP 9304184A JP 30418497 A JP30418497 A JP 30418497A JP H11144625 A JPH11144625 A JP H11144625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
plate
display panel
plasma display
phosphor layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9304184A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Aoki
正樹 青木
Hiroyuki Kado
博行 加道
Shigeo Suzuki
茂夫 鈴木
Hiroyuki Kawamura
浩幸 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9304184A priority Critical patent/JPH11144625A/ja
Priority to DE69836837T priority patent/DE69836837T2/de
Priority to CN03102966.3A priority patent/CN1247736C/zh
Priority to EP02019504A priority patent/EP1267383B1/en
Priority to DE69824034T priority patent/DE69824034T2/de
Priority to EP02019503A priority patent/EP1261013B1/en
Priority to DE69837500T priority patent/DE69837500T2/de
Priority to CN98812908.6A priority patent/CN1129946C/zh
Priority to KR10-2000-7004949A priority patent/KR100367864B1/ko
Priority to EP98951690A priority patent/EP1030339B1/en
Priority to DE69824053T priority patent/DE69824053T2/de
Priority to US09/530,892 priority patent/US6614165B1/en
Priority to EP03020149A priority patent/EP1375626B1/en
Priority to PCT/JP1998/004976 priority patent/WO1999024999A1/ja
Publication of JPH11144625A publication Critical patent/JPH11144625A/ja
Priority to US10/293,599 priority patent/US6833672B2/en
Priority to US10/293,496 priority patent/US6667574B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマディスプレイパネルの蛍光体層の高
輝度化を図る。 【解決手段】 プラズマディスプレイに用いられる蛍光
体の板状比を3以上と大きくし、加えて蛍光体インクを
連続的に細管から墳出させて、隔壁内に塗布する方法を
用いることにより蛍光体層18を形成して高輝度なプラ
ズマディスプレイパネルを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示デバイスなど
に用いるプラズマディスプレイパネルに関するものであ
り、特に、蛍光体の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的にテレビに用いるディスプレイと
して、まず従来から用いられているCRTが考えられる
わけであるが、CRTは解像度・画質の点でプラズマデ
ィスプレイや液晶に対して優れているものの、奥行きと
重量の点で40インチ以上の大画面にはあまり向いてい
ない。また、液晶は消費電力が少なく、駆動電圧も低い
という優れた性能を有しているが、画面の大きさや視野
角に限界がある。
【0003】これに対して、プラズマディスプレイは、
奥行きや視野角の問題点は存在しないため、大画面ディ
スプレイの実現が可能であり、すでに40インチクラス
の製品が開発されている(例えば、機能材料1996年
2月号Vol.16,No.2,7ページ参照)。
【0004】このプラズマディスプレイパネルの従来の
構成について画面を参照しながら説明する。図7は、交
流型(AC型)のプラズマディスプレイパネルの概略を
示す断面図である。
【0005】図7において、41は、フロントカバープ
レート(前面ガラス基板)であり、この前面ガラス基板
41上に表示電極42が形成されている。さらに、表示
電極42が形成されているフロントカバープレート41
は、誘電体ガラス層43及び酸化マグネシウム(Mg
O)からなる保護層44により覆われている(例えば、
特開平5−342991号公報参照)。
【0006】また、45は、バックプレート(背面ガラ
ス基板)であり、この背面ガラス基板45上には、アド
レス電極46および隔壁47、球状の蛍光体層48が設
けられており、49が放電ガスを封入する放電空間とな
っている。
【0007】そして、上記した現行の40〜42インチ
クラスのプラズマディスプレイの輝度は、NTSCの画
素レベル(画素数640×480個、セルピッチ0.4
3mm×1.29mm、1セルの面積0.55mm2
において、150〜250cd/m2である(例えば、
機能材料1996年2月号Vol.16,No.2,7
ページ7参照)。なお、これに対して従来のCRTでは
500cd/m2程度の輝度を得ることが可能と言われ
ている。
【0008】近年期待されているフルスペックのハイビ
ジョンテレビの画素レベルでは、画素数が1920×1
125となり、セルピッチも42インチクラスで、0.
15mm×0.48mmで1セルの面積は0.072m
2の細かさになる。同じ42インチの大きさでプラズ
マディスプレイパネルのハイビジョンテレビを作製した
時、1画素の面積でNTSCと比較すると、1/7〜1
/8の細かさとなる。
【0009】したがって、同じ蛍光体と、ガス組成、ガ
ス圧を使用して42インチのハイビジョンテレビをプラ
ズマディスプレイパネルで作製すると輝度が30〜40
cd/m2と低くなることが予想され、輝度に対する改
善が望まれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、プラズ
マディスプレイパネルによってハイビジョンテレビのよ
うな画面の小さなテレビを作製するにあたり、現行のN
TSC並の明るさにしようと思えば、輝度を大幅に向上
させなければならないという課題が存在する。
【0011】そこで本願発明は、蛍光体を改良すること
によって蛍光体輝度の向上を図り、これにより高輝度化
を実現したプラズマディスプレイパネルを提供すること
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマディス
プレイパネルは、上記した目的を達成するために、一対
の平行に配されたプレートの間に、電極及び複数色の蛍
光体層とが配設され、ガス媒体が封入された放電空間が
形成され、放電に伴って紫外線を発し、前記蛍光体層で
可視光に変換することによって発光するプラズマディス
プレイパネルであって、少なくとも一色の蛍光体層を構
成する蛍光体粒子の形状が板状であり、その板径が0.
3μm〜6μmで板厚が0.1μm〜2μmであること
を特徴とする。
【0013】従来のプラズマディスプレイパネル用の蛍
光体は、一般的に、結晶が球状に成長されやすい高温
(この焼成温度は、蛍光体の組成によって変わるが、例
えば1200℃以上であった。)で長時間焼成され、し
たがって粒子径の大きな(5〜10μm程度)球状に近
い蛍光体粒子が用いられてきた。このように作製された
球状に近い蛍光体粒子は、従来のCRTや蛍光灯に用い
る場合には、蛍光体を球状にして、球間(蛍光体間)の
すき間から可視光を透過させる透過型パネル方式を取っ
ているために好都合であった。
【0014】しかしながらプラズマディスプレイパネル
は、放電によって発生する短波長の紫外線(147,1
73nm)により、蛍光体が発生し、その発光の仕方が
反射型パネルとなっているため、球状に近い蛍光体を蛍
光体層として使用すると隔壁や隔壁底部への被覆率が低
くなり、紫外線を十分利用できないことになる。
【0015】これに対して、板状の蛍光体粒子でその板
径と板厚の比の大きい、いわゆる偏平な粒子は蛍光体膜
として、隔壁や底部への被覆率が高くなるため蛍光体層
の紫外線吸収量が増大し、したがってパネルの輝度の向
上を実現することが出来る。これは、波長が143nm
や173nmの紫外線は、CRTに用いられている電子
線と異なり、放電空間のごく表面にある蛍光体のしかも
その表面層(0.1μm以下)しか進入できないために
(例えば月刊LCD Intellgence199
6,9月号 P58)蛍光体層の充填率や被覆率を高め
れば、紫外線をより多く表面から吸収することが出来る
ことを示している。
【0016】従って、蛍光体の被覆率や充填率を高めれ
ば、蛍光体層の発光強度が高まり、しかも蛍光体の充填
率を高めることによって、蛍光体自身が可視光の反射膜
として作用しているために、反射輝度の向上も同時に計
ることが出来る。そして、この効果は、全色の蛍光体層
に板状の蛍光体粒子を用いることにより顕著に得られ
る。
【0017】上記のように板状をした蛍光体粒子を得る
ためには、蛍光体を作製するときの焼成条件や出発原料
又は焼成雰囲気を変えて作成することが必要である。即
ち、焼成温度をある程度高くし、かつ短時間焼成を行う
ことにより、蛍光体のごく表面の結晶性は良好であるが
板状比を大きくした蛍光体粒子を得ることが出来る。
【0018】青色,緑色は、元来その結晶系態が6方晶
系であるため(例えば、蛍光体ハンドブック P21
9,P225,オーム社)、6角板状の蛍光体粒子を得
やすいが、赤色は立方晶系であるため板状の蛍光体粒子
が得にくいが、水酸化イットリウム(Y2(OH3))等
を出発原料にすることによって板状粒子が得られやすく
なる。
【0019】なお、あまり、板厚が薄すぎたり板径が小
さすぎると、蛍光体粒子が凝集するため、かえって輝度
が低下してしまう。実際には板厚は、0.1μm〜3μ
m,板径が0.3μm〜6μmに設定するのが好まし
い。
【0020】ところで、上記のように板状比が大きな蛍
光体粒子では、吸収する紫外線量に対して十分な発光点
を確保するために、付活剤を多めに添加して作製するこ
とが望ましい。従って、請求項2〜4のように、付活剤
の含有量を規定してある。
【0021】
【発明の実施の形態】(PDPの全体的な構成及び製法
について)図1は、本発明の一実施の形態に係る交流面
放電型PDPの概略断面図である。図1ではセルが1つ
だけ示されているが、赤,緑,青の各色を発光するセル
が交互に多数配列されてPDPが構成されている。
【0022】このPDPは、前面ガラス基板11上に放
電電極12と誘電体ガラス層13が配された前面パネル
と、背面ガラス基板15上にアドレス電極16,隔壁1
7,板状蛍光体を用いた蛍光体層18が配された背面パ
ネルとを張り合わせ、前面パネルと背面パネルの間に形
成される放電空間19内に放電ガスが封入された構成と
なっており、このPDPは、図2に示す駆動回路によっ
て、放電電極12とアドレス電極16に印加して駆動す
るようになっている。
【0023】尚、図1では、便宜上、放電電極12が断
面で表示されているが、実際には、放電電極12はアド
レス電極16と直交マトリックスを組むように、図1の
紙面に沿った方向に設置されている。
【0024】前面パネルの作製:前面パネルは、前面ガ
ラス基板11上に放電電極12を形成し、その上を鉛系
の誘電体ガラス層13で覆い、更に誘電体ガラス層13
の表面に保護層14を形成することによって作製する。
【0025】放電電極12は銀からなる電極であって、
電極用の銀ペーストをスクリーン印刷し焼成することに
よって形成する。
【0026】誘電体ガラス層13は、例えば、70重量
%の酸化鉛[PbO],15重量%の酸化硼素[B
23],10重量%の酸化硅素[SiO2]及び5重量
%の酸化アルミニウムと有機バインダ[α−ターピネオ
ールに10%のエチルセルローズを溶解したもの]とを
混合してなる組成物を、スクリーン印刷法で塗布した
後、560℃で20分間焼成することによって膜厚約2
0μmに形成する。
【0027】保護層14は、酸化マグネシウム(Mg
O)からなるものであって、例えば、スパッタリング法
によって0.5μmの膜厚に形成する。
【0028】背面パネルの作製:背面ガラス基板15上
に、放電電極12と同様にスクリーン印刷法を用いて、
アドレス電極16を形成する。
【0029】隔壁17は、スクリーン印刷法などの方法
で作製することができるが、以下に説明するように、溶
射法によって形成することもできる。
【0030】図3は、溶射法による隔壁の形成方法を示
す図である。まず、アドレス電極16を形成した背面ガ
ラス基板15(図3のA)の表面を、アクリル系感光樹
脂でできたドライフィルム81で覆う(図3のB)。
【0031】フォトリソグラフィによって、コノドライ
フィルム81をパターニングする。即ち、ドライフィル
ム81の上にフォトマスク82を被せて、隔壁を形成し
ようとする部分だけに紫外光(UV)83を照射し(図
3のC)、現像することによって、隔壁を形成する部分
のドライフィルム81を除去し、隔壁を形成しない部分
だけにドライフィルム81のマスクを形成する(図3の
D参照)。なお、現象は、1%程度のアルカリ水溶液
(具体的には炭酸ナトリウム水溶液)中で行う。
【0032】そして、これに隔壁の原材料であるアルミ
ナ(Al23),スピネル(MgO・Al23),ジル
コン(ZrO2)をプラズマ溶射する。又PDPのコン
トラストを向上させるために、アルミナ,スピネル,ジ
ルコンの上に同じく黒色のCr23,TiO2,C0O,
Fe23,MnO2等の酸化物やこれらの混合物を溶射
することが出来る。
【0033】図4はプラズマ溶射を示す図である。この
プラズマ溶射装置90では、陰極91と陽極92の間に
電圧を印加して、陰極91の先端にアーク放電を発生さ
せ、その中にアルゴンガスを送り込み、プラズマジェッ
トを発生させる。
【0034】そして、原材料(アルミナやCr23,T
iO2等)の粉末をこの中に送り込んで、原材料をプラ
ズマジェットの中で溶融して基板15の表面に吹き付け
る。
【0035】これによって、基板15の表面には、原材
料の溶射膜84が形成される。このようにして、膜84
が形成された基板15(図3のE)を、剥離液(水酸化
ナトリウム溶液)に浸して、ドライフィルム81のマス
クを除去する(リフトオフ法)。これに伴って、原材料
の膜84の中、ドライフィルム81のマスク上に形成さ
れた部分84bは除去され、基板15上に直接形成され
た部分84aだけが残り、これが隔壁17となる(図3
のF)。
【0036】そして、隔壁17の間の溝に蛍光体層18
を形成する。この蛍光体層18の形成方法については後
で詳述するが、ノズルから蛍光体インキを連続的に噴射
しながら操作する方法で蛍光体インキを塗布し、焼成す
ることによって形成する。
【0037】なお、本実施形態では、40インチクラス
のハイビジョンテレビに合わせて、隔壁の高さは0.1
〜0.15mm、隔壁のピッチは0.15〜0.3mm
とする。
【0038】パネル張り合わせによるPDPの作製:次
に、このように作製した前面パネルと背面パネルとを封
着用ガラスを用いて張り合わせると共に、隔壁17で仕
切られた放電空間19内を高真空(例えば8×10-7
orr)に排気した後、放電ガス(例えばHe−Xe
系,Ne−Xe系の不活性ガス)を所定の圧力で封入す
ることによってPDPを作製する。
【0039】次に、PDPを駆動する回路ブロックを図
2のように実装して、PDP表示装置を作製する。
【0040】なお、本実施形態では、放電ガスにおける
Xeの含有量を5体積%とし、封入圧力を500〜80
0Torrの範囲に設定する。
【0041】(蛍光体層の形成方法について)図5は、
蛍光体層18を形成する際に用いるインキ塗布装置20
の概略構成図である。
【0042】図5に示されるように、インキ塗布装置2
0において、サーバ21には蛍光体インキが貯えられて
おり、加圧ポンプ22は、このインキを加圧してヘッダ
23に供給する。ヘッダ23には、インキ室23a及び
ノズル24が設けられており、加圧されてインキ室23
aに供給されたインキは、ノズル24から連続的に噴射
されるようになっている。
【0043】このヘッダ23は、金属材料を機械加工並
びに放電加工することによって、インキ室23aやノズ
ル24の部分も含めて一体成形されたものである。
【0044】蛍光体インキは、各色蛍光体粒子、バイン
ダ、溶剤成分を必要に応じて、界面活性剤,シリカ等が
適度な粘度となるように調合されたものである。
【0045】蛍光体インキを構成する蛍光体粒子として
は、一般的にPDPの蛍光体層に使用されているものを
用いることができる。その具体例を以下に示す。
【0046】 青色蛍光体: BaMgAl1017:Eu2+ 緑色蛍光体: BaAl1219:Mn又はZn2SiO4:Mn 赤色蛍光体: (YxGd1-x)BO3:Eu3+又はYBO3:Eu3+ ノズルの目づまりや粒子の沈殿を抑制するために、蛍光
体インキに用いる板状蛍光体粒子の平均板径は6μm以
下とするのがよい。また、蛍光体が良好な発光効率を得
るために、蛍光体の平均板厚0.1μm〜2μmとする
のがよい。又、蛍光体粒子の板状比(板径/板厚)は、
3〜25が好ましい。
【0047】また、蛍光体インキの粘度は25℃で10
00センチポアズ以下(15〜1000センチポアズ)
の範囲内に調整することが望ましい。
【0048】添加剤としてのシリカの粒径は0.01〜
0.02μmで、添加量は1〜10重量%が好ましく、
更に、分散剤を0.1〜5重量%添加することが望まし
い。
【0049】ノズル24の口径は、ノズルの目詰まりを
防止するために45μm以上で、隔壁17間の溝幅Wよ
りも小さく、通常は45〜150μm範囲に設定するこ
とが望ましい。
【0050】なお、サーバ21内では、インキ中の粒子
が沈殿しないように、サーバ21内に取り付けられた撹
拌機(不図示)でインキが混合撹拌されながら貯蔵され
ている。
【0051】加圧ポンプ22の加圧力は、ノズル24か
ら噴射されるインキの流れが連続流となるように調整す
る。
【0052】ヘッダ23は、背面ガラス基板15上を走
査されるようになっている。このヘッダ23の走査は、
本実施の形態ではヘッダ23を直線駆動するヘッダ走査
機構(不図示)によってなされるが、ヘッダ23を固定
してガラス基板を直線駆動してもよい。ヘッダ23を走
査しながら、ノズル24からインキを連続的なインキ流
25(ジェットライン)を形成するように噴射すること
によって、ガラス基板上にインキがライン状に均一的に
塗布される。
【0053】なお、インキ塗布装置20において、図6
に示すように、ヘッダ23に複数のノズルを設置し、各
ノズルから並行してインキを噴射しながら走査するよう
な構成とするもできる(図6において、矢印Aが走査方
向)。このように複数のノズル24を設ければ、1回の
操作で複数のインキのライン25を塗布することができ
る。
【0054】このようにして、インキ塗布装置20によ
る蛍光体インキの塗布は、背面ガラス基板15上を隔壁
17に沿って、赤,青,緑の各色ごとに行う。そして、
赤,緑,青の蛍光体インキを順に所定の溝に塗布して乾
燥した後、パネルを焼成(約500℃で10分間)する
ことによって、蛍光体層18が形成される。
【0055】このように、蛍光体層18は、従来のイン
キジェット法のようにインキが液滴となって塗布される
のではなく、インキが連続的に塗布されて形成されたも
のなので、層の厚さが均一的である。
【0056】尚、このようなインキ塗布装置において、
1つのヘッダに赤,青,緑の3つのインキ室及び各色の
ノズルを設けて、3色の蛍光体インキを並行して噴射す
るような構成にすれば、一回の走査で3色の蛍光体イン
キを塗布することもできる。
【0057】次に、蛍光体層に用いる蛍光体について説
明する。本実施の形態で用いる蛍光体は、組成は従来か
ら用いられている金属酸化物からなるもので、各色蛍光
体の具体的な組成としては、青色蛍光体には、BaMg
Al1017を結晶骨格とし、付活剤として所定量の酸化
ユーロピウムEu23が含有されたBaMgAl
1017:Eu2+を、赤色蛍光体には、YBO3を結晶骨
格とし、付活剤として所定量のEu23が含有されたY
BO3:Eu3+を、緑色蛍光体には、Zn2SiO4を結
晶骨格とし、付活剤として所定量のMn23が含有され
たZn2SiO4:Mn2+を挙げることができる。
【0058】又これらの蛍光体を従来より、板状比(板
径と板厚の比)の大きな(偏平な)蛍光体を用いる。
【0059】このように板状比の大きな蛍光体を用いる
ことによって、各セルの蛍光体層の被覆率が高まるため
に放電による紫外線の吸収効率が向上し、パネル輝度の
向上を図ることが出来る。前記蛍光体は、従来の場合よ
り比較的高い温度でしかも短時間で焼成することによっ
て蛍光体粒子の板厚方向の結晶成長を抑えることによっ
て得られる。
【0060】又YBO3,YGdBO3等の赤色蛍光体の
場合はY2(OH)3等の水酸化物を出発原料にしたり水
熱合成方法(高温高圧合成法)によっても、板状の粒子
の作成が可能となる。
【0061】平均板径及び,平均板厚の範囲を限定する
のは、平均板径が0.3μm未満の場合や、平均板厚が
0.1μm以下の場合は、粒子が細かすぎるために蛍光
体粒子同志が凝集してしまい、各粒子において紫外線の
吸収が隣接する粒子によって阻害され、吸収量が低下す
るからである。また、この程度粒子径が小さいものにな
ると結晶構造が十分に形成されていないものが多くなる
ので、蛍光体輝度が十分に得られない傾向があるからで
もある。
【0062】尤も、蛍光体層を形成する際に用いる蛍光
体粒子を分散させる溶剤等のマトリックスを工夫するこ
とによってある程度は、蛍光体粒子の凝集を抑制するこ
とは可能と考えられ、その場合には、更に小さな径で板
状比が大きな蛍光体粒子を用いることができると考えら
れる。
【0063】本実施の形態で用いる各色蛍光体は、以下
のようにして作製させる。青色蛍光体は、まず、原料と
して炭酸バリウム(BaCo3),炭酸マグネシウム(M
gCO3),酸化アルミニウム(α−Al23)をB
a,Mg,Alの原子比で1対1対10になるよう配合
する。次に、この混合物に対して、所定量の酸化ユーロ
ピウム(Eu23)を添加する。そして、適量のフラッ
クス(AlF2,BaCl2)と共にボールミルで混合
し、1400℃〜1650℃で所定時間(例えば、0.
5時間)、弱還元性雰囲気(H2,N2中)で焼成後、こ
れをふるい分けして得る。
【0064】板状比を変えるのには、焼成温度H2とN2
の流量比焼成時間を変えることによって行う。
【0065】赤色蛍光体は、原料として水酸化イットリ
ウムY2(OH)3と硼酸(H3BO3)とY,Bの原子比で
1対1になるように配合する。次に、この混合物に対し
て、所定量の酸化ユーロピウム(Eu23)を添加し、
適量のフラックスと共にボールミルで混合し、空気中1
200℃〜1450℃で所定時間(例えば、1時間)焼
成した後、これをふるい分けして上記粉体が得る。
【0066】緑色蛍光体は、原料として酸化亜鉛(Zn
O),酸化硅素(SiO2)をZn,Siの原子比で2
対1になるよう配合する。次に、この混合物に対して所
定量の酸化マンガン(Mn23)を添加し、ボールミル
で混合後、空気中1200℃〜1350℃で所定時間
(例えば、0.5時間)焼成し、これをふるい分けして
得る。
【0067】なお、上記板径や板厚は、粉体を電子顕微
鏡にて観察した値である。6角板状の青色,緑色蛍光体
と比べて赤色蛍光体は、結晶系が立方晶系であるため、
板状比はやや小さくなる。従って、赤色蛍光体について
は板系やや小さく設定する必要がある。又板状比を変え
るには焼成温度、焼成時間を変えて行う。
【0068】なお、上記のように全色について板状比の
大きなものを用いることが望ましいが、蛍光体の一色だ
けで又は2色だけ適用することも可能である。
【0069】例えば、青色蛍光体に板状比が大きいもの
を用い、従来の球状赤色、緑色蛍光体と組み合わせるこ
とによっても、パネル輝度の向上を図ることが可能であ
る。
【0070】これは、従来のPDPにおいては、通常、
青色蛍光体が最も輝度が得られ難い実情から、赤色,緑
色蛍光体層の塗布量を少なくしたり、シリカなどの添加
剤を加えるなどして当該蛍光体層の輝度を低く設定し白
バランスを採っていたため、パネル輝度は、青色蛍光体
の輝度に制約されざるをえなかったが、この青色蛍光体
の輝度の向上が実現されることで、その制約が解除され
るからである。
【0071】従って、本発明により青色蛍光体の輝度向
上を実現した意義は大きいと言える。
【0072】また、上記蛍光体層はインクジェット法に
よる蛍光体層である。この方法の場合、比較的粘度の低
いインキを用いるので、特に従来のように球状で粒径の
大きな蛍光体では沈降しやすく蛍光体を隔壁側面に塗布
するのは困難であったが、本実施の形態のように小さい
粒径で板状比の大きな蛍光体は、インキ中での蛍光体粒
子の沈降が少ないため、蛍光体を隔壁側面に塗布するこ
とが可能となり、蛍光体の被覆率の向上とあわせて輝度
向上が可能となる。
【0073】最後に板状の蛍光体粒子を使用すること
と、低粘度のインキを使用することにより隔壁内に蛍光
体インキを注入後の乾燥工程で、板状粒子が積み重なっ
て薄い蛍光体膜厚でも完全に隔壁側面は、底部を被覆で
きるため蛍光体の総量を少なくすることが出来、パネル
のコストダウンにも寄与できる。
【0074】
【実施例】〔実施例1〜7及び比較例8〜10〕
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】
【表3】
【0078】
【表4】
【0079】試料No.1〜7のPDPは、前記実施の
形態に基づいて作製した実施例に係るPDPであって、
焼成温度焼成時間ガス流量比を変えることで板径,板
厚,板状比及び粒子径の異なる蛍光体を形成し、加える
付活剤の濃度を種々の値に設定したものである。
【0080】試料No.1〜7のPDPは順に各蛍光体
の焼成温度をより高くして、平均板径を大きく設定して
ある。又平均板厚は、焼成時間を短かくすることによっ
て小さく設定してある。付活剤の濃度は、各色での濃度
範囲においては、輝度に対する影響は少なかった。
【0081】なお、前記各PDPにおいて誘電体ガラス
層の厚みは20μm、MgO保護層の厚みは0.5μ
m、放電電極の電極間距離は0.08mmに設定した。
【0082】試料No.8〜10のPDPは、比較例に
係るPDPである。試料No.8〜10のPDPは、青
色蛍光体粒子の焼成温度と焼成時間をコントロールする
ことによって板状比を小さく設定している。それら特徴
的な点以外は、前記試料No.7のPDPと同様の設定
にしてある。
【0083】又インキの組成はノズルから蛍光体インキ
を連続的に噴射出来るように粒径や板状比に応じて、樹
脂や溶剤又は分散剤等を組み合せ、インキの粘度を調整
してあり、インキの粘度が15センチポイズ〜1000
センチポイズの間で良好な塗布形状(隔壁側面にも蛍光
体層が形成出来る)の蛍光体膜が得られた。
【0084】又溶射法の隔壁作製において、白色のアル
ミナ(Al23)やジリコン(ZrO2)スピネル(Mg
O・Al23)だけを用いても高い輝度が得られるが、
白色の隔壁の上部に酸化クロム(Cr23)やAl23
+TiO2,C0O,MnO2,Fe23等の黒色の隔壁
材料を設けることで(試料No.1〜9)パネルのコン
トラストが改良できる。
【0085】また、試料No.1〜10の各PDPにつ
いて、パネルの輝度を、放電維持電圧が150V、周波
数が30KHzの放電条件下で測定した。この結果を前
記表4に併記する。
【0086】なお、各PDPにおいて、各色の発光層は
発光時にパネルの白バランスが取れるように規定してあ
り、全面白色点灯で輝度を測定した。
【0087】コントラストはパネルが点灯していない時
としている時とでの輝度比を暗室で測定した。
【0088】試料No.1〜7のPDPおよび試料N
o.8〜10のPDPの結果を比較して明らかなよう
に、特に青色の板径が0.3μm〜6μmで、板厚が
0.1μm〜2μmで板状比が3〜25の範囲にある場
合の方が輝度の向上が大きい。
【0089】尚、試料No.9,10では青色の板状比
が小さいために青色の輝度が低く、したがって赤色,緑
色の蛍光体の板状比が7.5,10と大きくても、パネ
ルの白バランス(色温度900度に設定)を取ると青色
の輝度が律則となってしまいパネルの輝度向上に役立た
なくなるためである。又、隔壁材料の上部に黒色の材料
を用いた試料No.1〜9は、すべて白色材料を用いた
試料No.10よりコントラストが向上していることが
わかる。
【0090】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明のプラズ
マディスプレイパネルは、一対の平行に配されたプレー
トの間に、電極及び複数色の蛍光体層とが配設され、ガ
ス媒体が封入された放電空間が形成され、放電に伴って
紫外線を発し、前記蛍光体層で可視光に変換することに
よって発光するプラズマディスプレイパネルであって、
少なくとも一色の蛍光体層を構成する蛍光体粒子の板状
比が3以上であることを特徴とする。
【0091】このように、板状比が3以上と従来よりも
板状比の大きな蛍光体粒子で蛍光体層を構成することに
よって、蛍光体層の紫外線を吸収する効率の向上を図
り、パネルの輝度向上を実現する。
【0092】ここで、前記蛍光体粒子の平均板径を0.
3μm〜6μmに規定することで板状比が大きく前記効
果を招来させるような蛍光体粒子を合理的に得ることが
できる。
【0093】又さらにこのような板状比が3以上の偏平
で微少な蛍光体を用いることおよびこの粒子をインクジ
ェット法(インクを連続的に細管から墳出させる方法)
によって、上部が黒色をした隔壁内部に塗布することに
よって高輝度で高コントラストなパネルが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る交流面放電型PD
Pの概略断面図
【図2】本発明の一実施の形態に係るPDPの概略駆動
ブロック図
【図3】溶射法による隔壁の形成方法を示す図
【図4】プラズマ溶射を示す図
【図5】本実施の形態で、放電電極,アドレス電極及び
蛍光体層を形成する際に用いるインキ塗布装置の概略構
成図
【図6】上記インキ塗布装置の一例を用いた充填動作を
示す斜視図
【図7】従来の交流型のプラズマディスプレイパネルの
断面図
【符号の説明】
11 前面ガラス基板 12 放電電極 13 誘電体ガラス層 14 保護層 15 背面ガラス基板 16 アドレス電極 17 隔壁 18 蛍光体層 19 放電空間 81 ドライフィルム 82 フォトマスク 83 紫外光(UV) 84 プラズマ溶射膜 90 プラズマ溶射装置 91 陰極 92 陽極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 9/227 H01J 9/227 E 11/00 11/00 K (72)発明者 河村 浩幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の平行に配されたプレートの間に、電
    極及び複数色の蛍光体層とが配設され、ガス媒体が封入
    された放電空間が形成され、放電に伴って紫外線を発
    し、前記蛍光体層で可視光に変換することによって発光
    するプラズマディスプレイパネルであって、 前記蛍光体層を構成する青色,赤色,緑色の各蛍光体粒
    子の少なくとも一色の蛍光体粒子が板状粒子であって、
    その板径が0.3μm〜6μmで、板厚が0.1μm〜
    2μmで、板径と板厚の比が3〜25であることを特徴
    とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】一対の平行に配されたプレートの間に、電
    極及び複数色の蛍光体層とが配設され、ガス媒体が封入
    された放電空間が形成され、放電に伴って紫外線を発
    し、前記蛍光体層で可視光に変換することによって発光
    するプラズマディスプレイパネルであって、 前記蛍光体層を構成する青色蛍光体が、原子式Ba1-x
    Eux Mg Al1017から成り、ユーロピウム
    (Eu)の原子比xが0.03〜0.25である板状の
    Ba Mg Al1017:Eu2+で、その平均板径が
    0.3μm〜6μmで、板厚が0.1μm〜2μmで、
    板径と板厚の比が3〜25であることを特徴とするプラ
    ズマディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】一対の平行に配されたプレートの間に、電
    極及び複数の色の蛍光体層とが配設され、ガス媒体が封
    入された放電空間が形成され、放電に伴って紫外線を発
    し、前記蛍光体層で可視光に変換することによって発光
    するプラズマディスプレイパネルであって、 前記蛍光体層を構成する赤色蛍光体が、原子式Y1-x
    Eux BO3から成り、ユーロピウム(Eu)の原子比
    xが0.05〜0.15である板状のYBO3;Eu3+
    で、その平均板径が0.5μm〜6μmで、板厚が0.
    2μm〜2.0μmで、板径と板厚の比が2.5〜15
    であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】一対の平行に配されたプレートの間に、電
    極及び複数色の蛍光体層とが配設され、ガス媒体が封入
    された放電空間が形成され、放電に伴って紫外線を発
    し、前記蛍光体層で可視光に変換することによって発光
    するプラズマディスプレイパネルであって、 前記蛍光体層を構成る緑色蛍光体が、原子式(Zn1-x
    Mnx2SiO4から成り、マンガン(Mn)の原子
    比xが、0.01〜0.05である板状のZn2Si
    4:Mn2+で、その平均板径が0.3μm〜6μm
    で、板厚が0.1μm〜2μmで板径と板厚の比が3〜
    25であることを特徴とするプラズマディスプレイパネ
    ル。
  5. 【請求項5】一対の平行に配されたプレートの間に、電
    極,誘電体層,隔壁及び蛍光体層が配設されガス媒体が
    封入された放電空間が形成され、電源による放電に伴っ
    て紫外線を発し前記蛍光体層で可視光に変換することに
    よって発光するプラズマディスプレイパネルであって、 前記隔壁がプラズマ溶射法にて形成され、その中に板状
    粒子蛍光体と、溶剤および樹脂バインダーを含む、蛍光
    体インクをノズルから連続的に噴出させ、乾燥後焼成し
    て隔壁内に板状蛍光体層を形成することを特徴としたプ
    ラズマディスプレイパネル。
  6. 【請求項6】プラズマ溶射法による隔壁で白色材料がア
    ルミナ(Al23),スピネル(MgO・Al23),
    ジルコン(ZrO2)のうちのいづれか一種で、黒色材
    料が酸化クロム(Cr23),アルミナ・チタニア(A
    23−TiO 2),酸化クロム−酸化コバルト(Cr2
    3−C0O),酸化クロム−酸化マンガン(Cr23
    MnO2),酸化クロム−酸化鉄(Cr23−Fe
    23)のうちのいづれか一種であることを特徴とするプ
    ラズマディスプレイパネル。
  7. 【請求項7】一対の平行に配されたプレートの間に、電
    極及び複数色の蛍光体層とが配設され、ガス媒体が封入
    された放電空間が形成され、放電に伴って紫外線を発
    し、前記蛍光体層で可視光に変換することによって発光
    するプラズマディスプレイパネルであって、 前記蛍光体層を少なくとも一種の板状蛍光体と、溶剤お
    よび樹脂バインダ,分散剤を含む蛍光体インクを噴出さ
    せて形成することを特徴とするプラズマディスプレイパ
    ネルの製造方法。
  8. 【請求項8】蛍光体層材料、分散剤及び樹脂バインダー
    を含有する液体の粘度が15〜1000センチポイスで
    あることを特徴とする請求項7記載のプラズマディスプ
    レイパネルの製造方法。
  9. 【請求項9】樹脂バインダーが、エチルセローズ又はア
    クリル樹脂であることを特徴とする請求項8記載のプラ
    ズマディスプレイパネルの製造方法。
JP9304184A 1997-11-06 1997-11-06 プラズマディスプレイパネル及びその製造方法 Pending JPH11144625A (ja)

Priority Applications (16)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9304184A JPH11144625A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
CN98812908.6A CN1129946C (zh) 1997-11-06 1998-11-05 荧光体材料及等离子体显示器
DE69824053T DE69824053T2 (de) 1997-11-06 1998-11-05 Lumineszenzmittel, pulverförmiges Lumineszenzmittel, Plasma-Anzeigetafel, und Herstellungsverfahren derselben
EP02019504A EP1267383B1 (en) 1997-11-06 1998-11-05 Plasma display panel and method of producing the same
DE69824034T DE69824034T2 (de) 1997-11-06 1998-11-05 Lumineszenzmittel, pulverförmiges lumineszenzmittel, plasma-anzeigetafel und herstellungsverfahren dersleben
EP02019503A EP1261013B1 (en) 1997-11-06 1998-11-05 Phosphor material, phosphor material powder, plasma display panel, and method of producing the same
DE69837500T DE69837500T2 (de) 1997-11-06 1998-11-05 Phosphormaterial und Plasma-Anzeigetafel
DE69836837T DE69836837T2 (de) 1997-11-06 1998-11-05 Plasma-Anzeigetafel und Herstellungsverfahren derselben
KR10-2000-7004949A KR100367864B1 (ko) 1997-11-06 1998-11-05 형광체 재료, 형광체 재료 분체 및 플라즈마 디스플레이패널과 이들의 제조방법
EP98951690A EP1030339B1 (en) 1997-11-06 1998-11-05 Phosphor material, phosphor material powder, plasma display panel, and processes for producing these
CN03102966.3A CN1247736C (zh) 1997-11-06 1998-11-05 荧光体材料、荧光粉材料、等离子体显示器及其制造方法
US09/530,892 US6614165B1 (en) 1997-11-06 1998-11-05 Phosphor material for plasma display panel, a plasma display panel and a method for producing a plasma display panel
EP03020149A EP1375626B1 (en) 1997-11-06 1998-11-05 Phosphor material and plasma display panel
PCT/JP1998/004976 WO1999024999A1 (fr) 1997-11-06 1998-11-05 Substance luminophore, poudre de substance luminophore, television a ecran plat a plasma et procedes de production
US10/293,599 US6833672B2 (en) 1997-11-06 2002-11-14 Plasma display panel and a method for producing a plasma display panel
US10/293,496 US6667574B2 (en) 1997-11-06 2002-11-14 Phosphor material, phosphor material powder, plasma display panel, and method of producing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9304184A JPH11144625A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 プラズマディスプレイパネル及びその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001229207A Division JP2002100296A (ja) 2001-07-30 2001-07-30 プラズマディスプレイパネル及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11144625A true JPH11144625A (ja) 1999-05-28

Family

ID=17930052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9304184A Pending JPH11144625A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 プラズマディスプレイパネル及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11144625A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000019479A1 (fr) * 1998-09-29 2000-04-06 Fujitsu Limited Procede de fabrication d'un ecran a plasma et d'une structure de substrat
WO2001029147A1 (fr) * 1999-10-19 2001-04-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede de fabrication d'une matiere fluorescente, d'un dispositif d'affichage, notamment un ecran a plasma, ainsi que d'une lampe fluorescente
JP2003336055A (ja) * 2002-05-17 2003-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイ装置
JP2004059767A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Nichia Chem Ind Ltd 電子線励起ディスプレイ、及びそれに用いる赤色発光蛍光体
US6817917B1 (en) 1999-05-28 2004-11-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Manufacturing method for a plasma display panel with superior luminescence
KR100502892B1 (ko) * 2002-08-13 2005-07-20 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널용 형광체 페이스트 조성물
JP2006208805A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
US7214330B2 (en) 2003-08-14 2007-05-08 Shoei Chemical Inc. Method of manufacturing phosphor powder, phosphor powder, and phosphor composition

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000019479A1 (fr) * 1998-09-29 2000-04-06 Fujitsu Limited Procede de fabrication d'un ecran a plasma et d'une structure de substrat
US6888310B2 (en) 1998-09-29 2005-05-03 Fujitsu Limited Plasma display panel with dielectric layer containing a filler of mica coated with titanium dioxide
US6817917B1 (en) 1999-05-28 2004-11-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Manufacturing method for a plasma display panel with superior luminescence
WO2001029147A1 (fr) * 1999-10-19 2001-04-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede de fabrication d'une matiere fluorescente, d'un dispositif d'affichage, notamment un ecran a plasma, ainsi que d'une lampe fluorescente
JP2003336055A (ja) * 2002-05-17 2003-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイ装置
JP2004059767A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Nichia Chem Ind Ltd 電子線励起ディスプレイ、及びそれに用いる赤色発光蛍光体
KR100502892B1 (ko) * 2002-08-13 2005-07-20 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널용 형광체 페이스트 조성물
US7214330B2 (en) 2003-08-14 2007-05-08 Shoei Chemical Inc. Method of manufacturing phosphor powder, phosphor powder, and phosphor composition
JP2006208805A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
US7940354B2 (en) 2005-01-28 2011-05-10 Hitachi Displays, Ltd. Liquid crystal display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1267383B1 (en) Plasma display panel and method of producing the same
JP4092911B2 (ja) プラズマディスプレイ装置の製造方法
JP4096620B2 (ja) プラズマディスプレイ装置の製造方法
JP4207644B2 (ja) プラズマディスプレイ装置用蛍光体の製造方法
KR20010062520A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
JP4449389B2 (ja) プラズマディスプレイ装置用蛍光体の製造方法
US7183705B2 (en) Plasma display unit, phosphor and process for producing phosphor
JPH11144625A (ja) プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
JP3251206B2 (ja) プラズマディスプレイパネル
JP2001187884A (ja) 蛍光体の製造方法、プラズマディスプレイパネル表示装置、および蛍光灯
JP3264239B2 (ja) 蛍光体材料とその製造方法、蛍光体膜
JP2005100890A (ja) プラズマディスプレイ装置
KR100367864B1 (ko) 형광체 재료, 형광체 재료 분체 및 플라즈마 디스플레이패널과 이들의 제조방법
JP2003336055A (ja) プラズマディスプレイ装置
JP2002100296A (ja) プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
JP2006059629A (ja) プラズマディスプレイ装置
JP4672231B2 (ja) プラズマディスプレイパネル
JP2005183245A (ja) プラズマディスプレイ表示装置
TW200533731A (en) Manganese-activated zinc silicate phosphor and image display using same
JP4013644B2 (ja) プラズマディスプレイ装置の製造方法
JP3591461B2 (ja) 蛍光体材料,蛍光体膜およびプラズマディスプレイパネル
JP2003336063A (ja) プラズマディスプレイ装置
JP4013645B2 (ja) プラズマディスプレイ装置の製造方法
JP2010177072A (ja) プラズマディスプレイパネル
JP2002025452A (ja) プラズマディスプレイパネル