JPH11143305A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH11143305A JPH11143305A JP9306088A JP30608897A JPH11143305A JP H11143305 A JPH11143305 A JP H11143305A JP 9306088 A JP9306088 A JP 9306088A JP 30608897 A JP30608897 A JP 30608897A JP H11143305 A JPH11143305 A JP H11143305A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive drum
- light
- image forming
- forming apparatus
- loaded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 専用のセンサを設けることなく、感光体ドラ
ムの装填/未装填を確実に検出可能な画像形成装置を得
る。 【解決手段】 プリンタ本体に感光体ドラム11を含む
感光体ユニットが着脱可能に取り付けられている。該感
光体ドラム上に付着したテストトナーパターンの濃度を
検出する光学センサ120は、発光素子121と乱反射
光を受光する受光素子122と正反射光を受光する受光
素子123とで構成されている。各受光素子122,1
23がいずれも反射光を受光しないとき、感光体ドラム
11が未装填であると判断する。
ムの装填/未装填を確実に検出可能な画像形成装置を得
る。 【解決手段】 プリンタ本体に感光体ドラム11を含む
感光体ユニットが着脱可能に取り付けられている。該感
光体ドラム上に付着したテストトナーパターンの濃度を
検出する光学センサ120は、発光素子121と乱反射
光を受光する受光素子122と正反射光を受光する受光
素子123とで構成されている。各受光素子122,1
23がいずれも反射光を受光しないとき、感光体ドラム
11が未装填であると判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
に、記録媒体として感光体ドラムを備えた電子写真複写
機やレーザープリンタ等の画像形成装置に関する。
に、記録媒体として感光体ドラムを備えた電子写真複写
機やレーザープリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】一般に、レーザプリンタにおい
て、感光体ドラムはトナークリーナ等と一体的にユニッ
ト化され、プリンタ本体に対して着脱可能に取り付けら
れている。多くの場合、本体カバーを開放することでド
ラムユニットは本体に対して着脱可能であり、電源が投
入されたときや本体カバーを開閉したときには感光体ド
ラムが装填されているか否かを検出する必要がある。
て、感光体ドラムはトナークリーナ等と一体的にユニッ
ト化され、プリンタ本体に対して着脱可能に取り付けら
れている。多くの場合、本体カバーを開放することでド
ラムユニットは本体に対して着脱可能であり、電源が投
入されたときや本体カバーを開閉したときには感光体ド
ラムが装填されているか否かを検出する必要がある。
【0003】従来、画像形成装置にオプションとして接
続されるソータやスキャナの装着/未装着をこれらのオ
プションユニットと画像形成装置本体との電源コネクタ
の接続の有無で検出することが提案されている(特開平
4−52657号公報、特開平4−30659号公報参
照)。また、本体カバーの開閉を、給紙部付近に設けた
複数のフォトセンサで検出する技術も提案されている
(特開平8−18704号公報参照)。
続されるソータやスキャナの装着/未装着をこれらのオ
プションユニットと画像形成装置本体との電源コネクタ
の接続の有無で検出することが提案されている(特開平
4−52657号公報、特開平4−30659号公報参
照)。また、本体カバーの開閉を、給紙部付近に設けた
複数のフォトセンサで検出する技術も提案されている
(特開平8−18704号公報参照)。
【0004】しかし、これらの技術では感光体ドラム自
体の装填/未装填を検出することはできない。また、仮
に、感光体ドラム自体を検出するセンサを設けるにして
も、専用のセンサであれば、コストが上昇してしまう。
体の装填/未装填を検出することはできない。また、仮
に、感光体ドラム自体を検出するセンサを設けるにして
も、専用のセンサであれば、コストが上昇してしまう。
【0005】そこで、本発明の目的は、専用のセンサを
設けることなく、感光体ドラムの装填/未装填を確実に
検出可能な画像形成装置を提供することにある。
設けることなく、感光体ドラムの装填/未装填を確実に
検出可能な画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【発明の要旨及び効果】以上の目的を達成するため、本
発明に係る画像形成装置は、感光体ドラムを含むユニッ
トを画像形成装置本体に対して着脱可能に取り付け、該
感光体ドラム上に形成したテストトナーパターンの濃度
を光学センサによって検出して画像安定化制御を行う画
像形成装置において、前記光学センサを、光を照射する
発光素子と、感光体ドラム面からの乱反射光を受光する
第1の受光素子と、感光体ドラム面からの正反射光を受
光する第2の受光素子とで構成し、第1及び第2の受光
素子からの出力電圧に基づいて前記感光体ドラムの装填
/未装填を検出するようにした。
発明に係る画像形成装置は、感光体ドラムを含むユニッ
トを画像形成装置本体に対して着脱可能に取り付け、該
感光体ドラム上に形成したテストトナーパターンの濃度
を光学センサによって検出して画像安定化制御を行う画
像形成装置において、前記光学センサを、光を照射する
発光素子と、感光体ドラム面からの乱反射光を受光する
第1の受光素子と、感光体ドラム面からの正反射光を受
光する第2の受光素子とで構成し、第1及び第2の受光
素子からの出力電圧に基づいて前記感光体ドラムの装填
/未装填を検出するようにした。
【0007】本発明においては、画像安定化制御のため
にテストトナーパターンの濃度を検出するための光学セ
ンサを感光体ドラムの装填/未装填の検出に兼用した。
第1及び第2の受光素子は共に感光体ドラムが装填され
ていれば反射光を検出し、未装填であればいずれも反射
光を検出することはなく、その出力はそれぞれ所定電圧
となる。従って、第1及び第2の受光素子からの出力が
所定電圧であれば、感光体ドラムは未装着であると判断
してよい。
にテストトナーパターンの濃度を検出するための光学セ
ンサを感光体ドラムの装填/未装填の検出に兼用した。
第1及び第2の受光素子は共に感光体ドラムが装填され
ていれば反射光を検出し、未装填であればいずれも反射
光を検出することはなく、その出力はそれぞれ所定電圧
となる。従って、第1及び第2の受光素子からの出力が
所定電圧であれば、感光体ドラムは未装着であると判断
してよい。
【0008】但し、感光体ドラムには画像安定化制御の
ためにテストトナーパターンが形成されている場合を考
慮する必要がある。正反射光を受光する第2の受光素子
はトナーが高濃度で付着しているとその出力は所定電圧
となるが、この場合、乱反射光は僅かでも第1の受光素
子に入射し、第1の受光素子の出力は所定電圧未満であ
る。従って、第1及び第2の受光素子の出力を対比する
ことで、トナー付着の有無に拘らず、確実に感光体ドラ
ムの装着/未装着を検出することができる。
ためにテストトナーパターンが形成されている場合を考
慮する必要がある。正反射光を受光する第2の受光素子
はトナーが高濃度で付着しているとその出力は所定電圧
となるが、この場合、乱反射光は僅かでも第1の受光素
子に入射し、第1の受光素子の出力は所定電圧未満であ
る。従って、第1及び第2の受光素子の出力を対比する
ことで、トナー付着の有無に拘らず、確実に感光体ドラ
ムの装着/未装着を検出することができる。
【0009】即ち、本発明によれば、画像安定化制御の
ためにテストトナーパターンの濃度を検出する光学セン
サによって感光体ドラムの装着/未装着を検出すること
ができ、しかも、専用のセンサを設ける必要がないた
め、スペース効果を損なわず、かつ、コストの上昇を抑
えることができる。
ためにテストトナーパターンの濃度を検出する光学セン
サによって感光体ドラムの装着/未装着を検出すること
ができ、しかも、専用のセンサを設ける必要がないた
め、スペース効果を損なわず、かつ、コストの上昇を抑
えることができる。
【0010】さらに、本発明において、前記光学センサ
による感光体ドラムの検出は、画像形成装置本体への電
源投入直後又は本体カバーの開閉直後に感光体ドラムを
予備回転させたときに実行することが好ましい。感光体
ドラムの一部に集中的に光を照射すると、感光体が部分
的に劣化しやすいが、回転状態で光を照射すれば、この
ような部分的な劣化を防止できる。
による感光体ドラムの検出は、画像形成装置本体への電
源投入直後又は本体カバーの開閉直後に感光体ドラムを
予備回転させたときに実行することが好ましい。感光体
ドラムの一部に集中的に光を照射すると、感光体が部分
的に劣化しやすいが、回転状態で光を照射すれば、この
ような部分的な劣化を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施形態について添付図面を参照して説明する。以下
に説明する実施形態は、本発明をフルカラーレーザプリ
ンタに適用したものである。
の実施形態について添付図面を参照して説明する。以下
に説明する実施形態は、本発明をフルカラーレーザプリ
ンタに適用したものである。
【0012】図1はフルカラーレーザプリンタの正面か
ら見た外観を示し、図2はその内部機構を示す。図2に
おいて、このプリンタは、概略、矢印a方向に回転駆動
される感光体ドラム11を有する感光体ユニット10
と、レーザ走査光学ユニット20と、フルカラー現像ユ
ニット30と、矢印b方向に回転駆動される無端状の中
間転写ベルト41を有する中間転写ユニット40と、給
紙部60とで構成されている。感光体ユニット10内に
は、さらに、帯電ブラシ12、クリーナ13が設置さ
れ、クリーナ13の背部は廃トナー収容室14とされて
いる。帯電ブラシ12は感光体ドラム11の表面を所定
の電位に均一に帯電する。クリーナ13はブレード13
aによって感光体ドラム11上に残留したトナーを掻き
落とす。
ら見た外観を示し、図2はその内部機構を示す。図2に
おいて、このプリンタは、概略、矢印a方向に回転駆動
される感光体ドラム11を有する感光体ユニット10
と、レーザ走査光学ユニット20と、フルカラー現像ユ
ニット30と、矢印b方向に回転駆動される無端状の中
間転写ベルト41を有する中間転写ユニット40と、給
紙部60とで構成されている。感光体ユニット10内に
は、さらに、帯電ブラシ12、クリーナ13が設置さ
れ、クリーナ13の背部は廃トナー収容室14とされて
いる。帯電ブラシ12は感光体ドラム11の表面を所定
の電位に均一に帯電する。クリーナ13はブレード13
aによって感光体ドラム11上に残留したトナーを掻き
落とす。
【0013】レーザ走査光学ユニット20はレーザダイ
オード、ポリゴンミラー、fθ光学素子を内蔵した周知
のもので、その制御部にはC(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)、Bk(ブラック)ごとの印字デ
ータがホストコンピュータから転送される。レーザ走査
光学ユニット20は各色ごとの印字データを順次レーザ
ビームとして出力し、感光体ドラム11上を走査露光す
る。これにて、感光体ドラム11上に各色ごとの静電潜
像が順次形成される。
オード、ポリゴンミラー、fθ光学素子を内蔵した周知
のもので、その制御部にはC(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)、Bk(ブラック)ごとの印字デ
ータがホストコンピュータから転送される。レーザ走査
光学ユニット20は各色ごとの印字データを順次レーザ
ビームとして出力し、感光体ドラム11上を走査露光す
る。これにて、感光体ドラム11上に各色ごとの静電潜
像が順次形成される。
【0014】フルカラー現像ユニット30はC,M,
Y,Bkのトナーを含む現像剤を収容した四つの色別現
像器31C,31M,31Y,31Bkを一体化したも
ので、支軸33を支点として時計回り方向に回転可能で
ある。各現像器は、感光体ドラム11上に各色の静電潜
像が形成されるごとに、対応する現像器の現像スリーブ
32が現像位置へ位置するように回転しつつ切り換えら
れる。
Y,Bkのトナーを含む現像剤を収容した四つの色別現
像器31C,31M,31Y,31Bkを一体化したも
ので、支軸33を支点として時計回り方向に回転可能で
ある。各現像器は、感光体ドラム11上に各色の静電潜
像が形成されるごとに、対応する現像器の現像スリーブ
32が現像位置へ位置するように回転しつつ切り換えら
れる。
【0015】中間転写ユニット40内において、中間転
写ベルト41は支持ローラ42,43及びテンションロ
ーラ44,45に無端状に張り渡され、感光体ドラム1
1と同期して矢印b方向に回転駆動される。中間転写ベ
ルト41の側部には図示しない突起が設けられ、この突
起をセンサ49が検出することにより、露光、現像、転
写等の作像処理が制御される。中間転写ベルト41は回
転自在な1次転写ローラ46に押圧されて感光体ドラム
11に接触し、この接触部が1次転写部である。
写ベルト41は支持ローラ42,43及びテンションロ
ーラ44,45に無端状に張り渡され、感光体ドラム1
1と同期して矢印b方向に回転駆動される。中間転写ベ
ルト41の側部には図示しない突起が設けられ、この突
起をセンサ49が検出することにより、露光、現像、転
写等の作像処理が制御される。中間転写ベルト41は回
転自在な1次転写ローラ46に押圧されて感光体ドラム
11に接触し、この接触部が1次転写部である。
【0016】また、中間転写ベルト41は支持ローラ4
3に支持された部分で記録シートSの水平搬送路65に
臨み、回転自在な2次転写ローラ59が接触している。
この接触部が2次転写部である。さらに、中間転写ユニ
ット40にはクリーナ50が設置されている。クリーナ
50は中間転写ベルト41上の残留トナーを掻き取るた
めのブレード51を有している。
3に支持された部分で記録シートSの水平搬送路65に
臨み、回転自在な2次転写ローラ59が接触している。
この接触部が2次転写部である。さらに、中間転写ユニ
ット40にはクリーナ50が設置されている。クリーナ
50は中間転写ベルト41上の残留トナーを掻き取るた
めのブレード51を有している。
【0017】給紙部60は、プリンタ本体1の正面側
(オペレータが通常位置する側)に開放可能な給紙トレ
イ61と、給紙ローラ62と、タイミングローラ63と
から構成されている。記録シートSは給紙トレイ61上
に積載され、給紙ローラ62の回転によって1枚ずつ図
2中右方へ給紙され、タイミングローラ63で中間転写
ベルト41上に形成された画像と同期をとって2次転写
部へ送り出される。記録シートの水平搬送路65はエア
ーサクションベルト66等で構成され、定着器70から
は搬送ローラ76,77,78を備えた垂直搬送路75
が設けられている。記録シートSはこの垂直搬送路75
からプリンタ本体1の上面へ排出される。
(オペレータが通常位置する側)に開放可能な給紙トレ
イ61と、給紙ローラ62と、タイミングローラ63と
から構成されている。記録シートSは給紙トレイ61上
に積載され、給紙ローラ62の回転によって1枚ずつ図
2中右方へ給紙され、タイミングローラ63で中間転写
ベルト41上に形成された画像と同期をとって2次転写
部へ送り出される。記録シートの水平搬送路65はエア
ーサクションベルト66等で構成され、定着器70から
は搬送ローラ76,77,78を備えた垂直搬送路75
が設けられている。記録シートSはこの垂直搬送路75
からプリンタ本体1の上面へ排出される。
【0018】ここで、本プリンタにおけるフルカラーの
プリント動作について、その概略を説明する。プリント
動作の開始に際して、2次転写ローラ59及びクリーニ
ングブレード51は中間転写ベルト41から離間してい
る。プリント動作が開始されると、感光体ドラム11が
矢印a方向、中間転写ベルト41が矢印b方向に同じ周
速度で回転駆動され、感光体ドラム11は帯電ブラシ1
2によって所定の電位に帯電される。
プリント動作について、その概略を説明する。プリント
動作の開始に際して、2次転写ローラ59及びクリーニ
ングブレード51は中間転写ベルト41から離間してい
る。プリント動作が開始されると、感光体ドラム11が
矢印a方向、中間転写ベルト41が矢印b方向に同じ周
速度で回転駆動され、感光体ドラム11は帯電ブラシ1
2によって所定の電位に帯電される。
【0019】続いて、レーザ走査光学ユニット20によ
ってシアン画像の露光が行われ、感光体ドラム11上に
シアン画像の静電潜像が形成される。この静電潜像は直
ちに現像器31Cで現像されると共に、トナー画像は1
次転写部で中間転写ベルト41上に転写される。1次転
写終了直後に現像器31Mが現像位置へ切り換えられ、
続いてマゼンタ画像の露光、現像、1次転写が行われ
る。以下同様に、現像器31Yへの切換え、イエロー画
像の露光、現像、1次転写が行われる。さらに、現像器
31Bkへの切換え、ブラック画像の露光、現像、1次
転写が行われ、1次転写ごとに中間転写ベルト41上に
はトナー画像が重ねられていく。
ってシアン画像の露光が行われ、感光体ドラム11上に
シアン画像の静電潜像が形成される。この静電潜像は直
ちに現像器31Cで現像されると共に、トナー画像は1
次転写部で中間転写ベルト41上に転写される。1次転
写終了直後に現像器31Mが現像位置へ切り換えられ、
続いてマゼンタ画像の露光、現像、1次転写が行われ
る。以下同様に、現像器31Yへの切換え、イエロー画
像の露光、現像、1次転写が行われる。さらに、現像器
31Bkへの切換え、ブラック画像の露光、現像、1次
転写が行われ、1次転写ごとに中間転写ベルト41上に
はトナー画像が重ねられていく。
【0020】最終の1次転写が終了すると、現像ユニッ
ト30は次のプリント処理のために現像器31Cへ切り
換えられ、同時に2次転写ローラ59及びクリーニング
ブレード51が中間転写ベルト41に圧接する。このと
き、記録シートSが2次転写部へ送り込まれ、中間転写
ベルト41上に形成されたフルカラートナー画像が記録
シートS上に転写される。この2次転写が終了すると、
2次転写ローラ59及びクリーニングブレード51は中
間転写ベルト41から離間する。
ト30は次のプリント処理のために現像器31Cへ切り
換えられ、同時に2次転写ローラ59及びクリーニング
ブレード51が中間転写ベルト41に圧接する。このと
き、記録シートSが2次転写部へ送り込まれ、中間転写
ベルト41上に形成されたフルカラートナー画像が記録
シートS上に転写される。この2次転写が終了すると、
2次転写ローラ59及びクリーニングブレード51は中
間転写ベルト41から離間する。
【0021】ところで、プリンタ本体1は、図3に示す
ように、固定側フレーム2と可動側フレーム(以下、カ
バーと記す)5とに2分割されている。カバー5は支軸
81を支点として回動可能であり、正面側に回動(矢印
c参照)させることで本体1を開放することができる。
ように、固定側フレーム2と可動側フレーム(以下、カ
バーと記す)5とに2分割されている。カバー5は支軸
81を支点として回動可能であり、正面側に回動(矢印
c参照)させることで本体1を開放することができる。
【0022】固定側フレーム2には、レーザ走査光学ユ
ニット20、現像ユニット30、給紙部60、水平搬送
路65、定着器70、垂直搬送路75等が設置されてい
る。カバー5には、感光体ユニット10及び中間転写ユ
ニット40が設置されている。カバー5を開放すると、
本体1は現像ユニット30、給紙部60、水平搬送路6
5がほぼ全面的に外部からアクセス可能に開放される。
この開放状態において、感光体ユニット10及び中間転
写ユニット40はカバー5に対して着脱可能であり、各
現像器31も現像ユニット30に対して着脱可能であ
る。なお、この種の着脱機構はプリンタで通常用いられ
ており、その説明は省略する。
ニット20、現像ユニット30、給紙部60、水平搬送
路65、定着器70、垂直搬送路75等が設置されてい
る。カバー5には、感光体ユニット10及び中間転写ユ
ニット40が設置されている。カバー5を開放すると、
本体1は現像ユニット30、給紙部60、水平搬送路6
5がほぼ全面的に外部からアクセス可能に開放される。
この開放状態において、感光体ユニット10及び中間転
写ユニット40はカバー5に対して着脱可能であり、各
現像器31も現像ユニット30に対して着脱可能であ
る。なお、この種の着脱機構はプリンタで通常用いられ
ており、その説明は省略する。
【0023】また、固定側フレーム2には、カバー5の
開閉状態を検出するためのセンサ110が設けられ、中
間転写ユニット40には画像安定化制御のための光学セ
ンサ120が設置されている。
開閉状態を検出するためのセンサ110が設けられ、中
間転写ユニット40には画像安定化制御のための光学セ
ンサ120が設置されている。
【0024】画像安定化制御とは、それ自体従来周知で
あるが、感光体ドラム11上に所定の作像条件(帯電電
圧、露光量、現像バイアス電圧)で所定面積のテストト
ナーパターンを形成し、該パターンの濃度を光学的に検
出することで、各現像器へのトナー補給あるいは作像条
件の制御へフィードバックし、常時所定濃度の画像を得
るための制御をいう。
あるが、感光体ドラム11上に所定の作像条件(帯電電
圧、露光量、現像バイアス電圧)で所定面積のテストト
ナーパターンを形成し、該パターンの濃度を光学的に検
出することで、各現像器へのトナー補給あるいは作像条
件の制御へフィードバックし、常時所定濃度の画像を得
るための制御をいう。
【0025】本実施形態においては、この光学センサ1
20を感光体ドラム11の装填/未装填の検出用として
兼用するようにした。即ち、図4に示すように、光学セ
ンサ120は発光素子(LED)121と二つの受光素
子(フォトトランジスタ)122,123とで構成され
ている。発光素子121から放射された光は遮光板11
5の窓部115aから感光体ドラム11を照射する。受
光素子122は感光体ドラム11からの乱反射光を窓部
115bを通して受光し、受光素子123は正反射光を
窓部115cを通して受光する。これらの素子121,
122,123は図5に示すようにCPU100に接続
されており、発光素子121はリモート信号の電圧に比
例した光量で発光する。受光素子122,123は受光
した光量に応じて0〜Vccの電圧を発生し、これらの
電圧値はCPU100に入力される。受光素子122,
123の出力電圧は受光してないときVccであり、受
光量に反比例する。
20を感光体ドラム11の装填/未装填の検出用として
兼用するようにした。即ち、図4に示すように、光学セ
ンサ120は発光素子(LED)121と二つの受光素
子(フォトトランジスタ)122,123とで構成され
ている。発光素子121から放射された光は遮光板11
5の窓部115aから感光体ドラム11を照射する。受
光素子122は感光体ドラム11からの乱反射光を窓部
115bを通して受光し、受光素子123は正反射光を
窓部115cを通して受光する。これらの素子121,
122,123は図5に示すようにCPU100に接続
されており、発光素子121はリモート信号の電圧に比
例した光量で発光する。受光素子122,123は受光
した光量に応じて0〜Vccの電圧を発生し、これらの
電圧値はCPU100に入力される。受光素子122,
123の出力電圧は受光してないときVccであり、受
光量に反比例する。
【0026】CPU100は、プリンタを制御するもの
で、カバー5の開閉センサ110や受光素子122,1
23からの出力信号が入力され、発光素子121へリモ
ート信号、感光体ドラム11等を駆動するメインモータ
へ制御信号を出力する。さらに、CPU100はコント
ローラ101とコマンド及びステータスの信号を交信す
る。開閉センサ110の信号はカバー5が閉じていると
きは“H”であり、開放されると“L”になる。発光素
子121へのリモート信号は出力ポートでD/A変換さ
れ、0〜Vccの電圧が出力される。受光素子122,
123からの入力信号は0〜Vccの電圧を入力ポート
で256階調にA/D変換され、このA/D変換値で出
力電圧を判別する。
で、カバー5の開閉センサ110や受光素子122,1
23からの出力信号が入力され、発光素子121へリモ
ート信号、感光体ドラム11等を駆動するメインモータ
へ制御信号を出力する。さらに、CPU100はコント
ローラ101とコマンド及びステータスの信号を交信す
る。開閉センサ110の信号はカバー5が閉じていると
きは“H”であり、開放されると“L”になる。発光素
子121へのリモート信号は出力ポートでD/A変換さ
れ、0〜Vccの電圧が出力される。受光素子122,
123からの入力信号は0〜Vccの電圧を入力ポート
で256階調にA/D変換され、このA/D変換値で出
力電圧を判別する。
【0027】ちなみに、本実施形態において、発光素子
121への出力電圧は、画像安定化制御モードでは0.
6〜1.2Vであり、ドラム検出モードでは2Vであ
る。ドラム検出モードにおいて発光光量が小さいと(例
えば、電圧が0.6V以下のとき)、感光体ドラム11
が装填されていても受光素子122,123が反射光を
検出できず、未装填であると誤検出するおそれがある。
一方、発光光量が大きいと(例えば、電圧が3V以上の
とき)、感光体ドラム11が未装填であっても、ユニッ
ト10内で反射した光を受光素子122,123が検出
してしまい、装填されていると誤検出するおそれがあ
る。
121への出力電圧は、画像安定化制御モードでは0.
6〜1.2Vであり、ドラム検出モードでは2Vであ
る。ドラム検出モードにおいて発光光量が小さいと(例
えば、電圧が0.6V以下のとき)、感光体ドラム11
が装填されていても受光素子122,123が反射光を
検出できず、未装填であると誤検出するおそれがある。
一方、発光光量が大きいと(例えば、電圧が3V以上の
とき)、感光体ドラム11が未装填であっても、ユニッ
ト10内で反射した光を受光素子122,123が検出
してしまい、装填されていると誤検出するおそれがあ
る。
【0028】ここで、ドラム検出モード時での受光セン
サ122,123の状態を説明する。まず、感光体ドラ
ム11が未装填の場合、発光素子121から放射された
光は拡散されてしまい、受光素子122,123は受光
することがなく、出力電圧はそれぞれVccである。
サ122,123の状態を説明する。まず、感光体ドラ
ム11が未装填の場合、発光素子121から放射された
光は拡散されてしまい、受光素子122,123は受光
することがなく、出力電圧はそれぞれVccである。
【0029】次に、感光体ドラム11が装填されている
場合、トナーが付着している場合と付着していない場合
とに分ける必要がある。トナーが付着している場合、ト
ナーによる乱反射光が受光素子122に入射し、その出
力電圧はVcc未満である。正反射光の光量はトナー付
着量に応じて変動し、受光素子123の出力電圧はVc
c以下になる。一方、トナーが付着していない場合、光
は正反射するため、受光素子123の出力電圧はVcc
未満である。受光素子122は乱反射がないため、その
出力電圧はVccとなる。
場合、トナーが付着している場合と付着していない場合
とに分ける必要がある。トナーが付着している場合、ト
ナーによる乱反射光が受光素子122に入射し、その出
力電圧はVcc未満である。正反射光の光量はトナー付
着量に応じて変動し、受光素子123の出力電圧はVc
c以下になる。一方、トナーが付着していない場合、光
は正反射するため、受光素子123の出力電圧はVcc
未満である。受光素子122は乱反射がないため、その
出力電圧はVccとなる。
【0030】従って、受光素子122,123のいずれ
か一方の出力電圧がVcc未満であれば感光体ドラム1
1は装填されていると、いずれの出力電圧もVccであ
れば感光体ドラム11は未装填であると判断することが
できる。
か一方の出力電圧がVcc未満であれば感光体ドラム1
1は装填されていると、いずれの出力電圧もVccであ
れば感光体ドラム11は未装填であると判断することが
できる。
【0031】図6は前述のドラム検出モードの制御手順
を示す。このドラム検出モードはプリンタ本体1に電源
が投入され直後、あるいはカバー5が開閉された直後に
実行される。
を示す。このドラム検出モードはプリンタ本体1に電源
が投入され直後、あるいはカバー5が開閉された直後に
実行される。
【0032】まず、ステップS1で電源が投入されたこ
と、又はセンサ110からの信号が“H”に切り換わっ
たことによってカバー5の開閉動作を確認すると、ステ
ップS2でメインモータをオンして感光体ドラム11を
予備回転させ、同時に発光素子121をオンする。次
に、ステップS3,S4で受光素子122,123の出
力がそれぞれVccか否かを判定する。いずれもYES
であれば、感光体ドラム11は未装填であると判断す
る。即ち、ステップS5で発光素子121をオフし、ス
テップS6でコントローラ101へ送信するステータス
に未装填を反映させる。さらに、ステップS7でメイン
モータをオフし、感光体ドラム11の予備回転を終了さ
せる。
と、又はセンサ110からの信号が“H”に切り換わっ
たことによってカバー5の開閉動作を確認すると、ステ
ップS2でメインモータをオンして感光体ドラム11を
予備回転させ、同時に発光素子121をオンする。次
に、ステップS3,S4で受光素子122,123の出
力がそれぞれVccか否かを判定する。いずれもYES
であれば、感光体ドラム11は未装填であると判断す
る。即ち、ステップS5で発光素子121をオフし、ス
テップS6でコントローラ101へ送信するステータス
に未装填を反映させる。さらに、ステップS7でメイン
モータをオフし、感光体ドラム11の予備回転を終了さ
せる。
【0033】一方、前記ステップS3又はS4のいずれ
かでNOであれば、感光体ドラム11は装填されている
と判断する。即ち、ステップS8で発光素子121をオ
フし、ステップS9で予備回転を継続させる。通常は、
この後に画像安定化制御モードを実行する。
かでNOであれば、感光体ドラム11は装填されている
と判断する。即ち、ステップS8で発光素子121をオ
フし、ステップS9で予備回転を継続させる。通常は、
この後に画像安定化制御モードを実行する。
【0034】以上説明したように、本実施形態において
は、画像安定化制御で使用される光学センサ120を感
光体ドラム11の装填/未装填の検出にも使用するよう
にしたため、該検出のために専用のセンサを設ける必要
がなくなる。また、光学センサ120は乱反射光/正反
射光をそれぞれ受光する受光素子を備えているため、ト
ナー付着の有無に拘らず感光体ドラムの装填/未装填を
確実に検出することができる。さらに、光を照射する検
出時には感光体ドラム11を回転させるため、感光体が
部分的に劣化する不具合を防止できる。
は、画像安定化制御で使用される光学センサ120を感
光体ドラム11の装填/未装填の検出にも使用するよう
にしたため、該検出のために専用のセンサを設ける必要
がなくなる。また、光学センサ120は乱反射光/正反
射光をそれぞれ受光する受光素子を備えているため、ト
ナー付着の有無に拘らず感光体ドラムの装填/未装填を
確実に検出することができる。さらに、光を照射する検
出時には感光体ドラム11を回転させるため、感光体が
部分的に劣化する不具合を防止できる。
【0035】なお、本発明に係る画像形成装置は、前記
実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変更することが可能である。特に、本発明はフル
カラーレーザプリンタのみならず、フルカラー又はモノ
カラーのデジタル/アナログ複写機にも広く適用するこ
とができる。また、感光体ユニットの構成やその開閉形
態は任意である。
実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変更することが可能である。特に、本発明はフル
カラーレーザプリンタのみならず、フルカラー又はモノ
カラーのデジタル/アナログ複写機にも広く適用するこ
とができる。また、感光体ユニットの構成やその開閉形
態は任意である。
【図1】本発明の一実施形態であるフルカラーレーザプ
リンタの外観を示す斜視図。
リンタの外観を示す斜視図。
【図2】前記プリンタの内部構造図、カバーは閉じられ
ている。
ている。
【図3】前記プリンタの内部構造図、カバーは開放され
ている。
ている。
【図4】前記プリンタに内蔵されている光センサを示す
正面図。
正面図。
【図5】前記プリンタの制御回路の要部を示すブロック
図。
図。
【図6】前記プリンタにおける感光体ドラム検出モード
の制御手順を示すフローチャート図。
の制御手順を示すフローチャート図。
1…プリンタ本体 5…カバー 10…感光体ユニット 11…感光体ドラム 100…CPU 120…光学センサ 121…発光素子 122…乱反射光受光センサ 123…正反射光受光センサ
Claims (2)
- 【請求項1】 感光体ドラムを含むユニットを画像形成
装置本体に対して着脱可能に取り付け、該感光体ドラム
上に形成したテストトナーパターンの濃度を光学センサ
によって検出して画像安定化制御を行う画像形成装置に
おいて、 前記光学センサは、光を放射する発光素子と、感光体ド
ラム面からの乱反射光を受光する第1の受光素子と、感
光体ドラム面からの正反射光を受光する第2の受光素子
とで構成され、 前記第1及び第2の受光素子からの出力電圧に基づいて
前記感光体ドラムの装填/未装填を検出すること、 を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記光学センサによる感光体ドラムの検
出は、画像形成装置本体への電源投入直後又は本体カバ
ーの開閉直後に感光体ドラムを予備回転させたときに実
行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9306088A JPH11143305A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9306088A JPH11143305A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11143305A true JPH11143305A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17952893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9306088A Pending JPH11143305A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11143305A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012252039A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Brother Ind Ltd | 印刷装置、光学センサの汚れ判断方法及び光学センサの汚れ判断プログラム |
KR20170053570A (ko) * | 2015-11-06 | 2017-05-16 | 캐논 가부시끼가이샤 | 광학 센서 및 화상 형성 장치 |
-
1997
- 1997-11-07 JP JP9306088A patent/JPH11143305A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012252039A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Brother Ind Ltd | 印刷装置、光学センサの汚れ判断方法及び光学センサの汚れ判断プログラム |
KR20170053570A (ko) * | 2015-11-06 | 2017-05-16 | 캐논 가부시끼가이샤 | 광학 센서 및 화상 형성 장치 |
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