JP2012252039A - 印刷装置、光学センサの汚れ判断方法及び光学センサの汚れ判断プログラム - Google Patents

印刷装置、光学センサの汚れ判断方法及び光学センサの汚れ判断プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】光学センサの汚れ判断において担持体の反射率の変動による影響を抑制することが可能な技術を開示する。
【解決手段】プリンタ1は、搬送ベルト16が基準位置よりもレジストレーションセンサ17から離れていることを検知した場合に、レジストレーションセンサ17に発光制御値を与えて当該発光制御値に応じた光量の光を出射させて前記光学センサでの受光量を取得し、与えた発光制御値及び取得した受光量の少なくとも1つが規定範囲外であればレジストレーションセンサ17の汚れ有りと判断する。
【選択図】図5

Description

本発明は、担持体上に検出領域を有する光学センサの汚れを検知する技術に関する。
中間転写ドラム上に形成されたトナー像の濃度を検出する濃度センサを備える印刷装置がある。この印刷装置では、現像装置のトナー漏れや、中間転写ドラムにトナー像を形成する際のトナーの飛散などによって、濃度センサの表面にトナー等が付着して、トナー像の濃度検出を正確に行えなくなるおそれがある。そこで、従来、濃度センサの汚れの有無を判断するレーザビームプリンタがある(特許文献1参照)。この従来のレーザビームプリンタでは、濃度センサにより、トナー像を形成するときと同じ固定位置にある中間転写ドラム表面に光を照射させ、その反射光を受光させ、その反射光の受光量がしきい値以下である場合に、濃度センサのレンズ表面が汚れていると判断する。
特開平11−202696号公報
しかし、中間転写ドラムなどの担持体は、経年変化、傷やトナーの付着などにより反射率が変動することがあり、上記従来のレーザビームプリンタでは、この反射率の変動に伴って濃度センサでの受光量も変動するため、濃度センサのレンズ表面の汚れを精度よく判断することができないという問題がある。なお、このような問題は、濃度センサに限らず、担持体の少なくとも一部を検出領域に含む光学センサであれば同様に生じ得る。また、同問題は、レーザビームプリンタなどの電子写真方式に限らず、インクジェット方式の印刷装置でも同様に生じ得る。
本明細書では、光学センサの汚れ判断において担持体の反射率の変動による影響を抑制することが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される印刷装置は、画像を形成する画像形成部と、発光素子、受光素子及び光透過体を有し、発光素子から前記光透過体を透過した光を検出領域に出射し、当該検出領域から前記光透過体を透過した光を受光する光学センサと、少なくとも一部分が前記検出領域内に含まれて前記画像形成部が形成した着色剤像を担持する基準位置と、当該基準位置よりも前記光学センサから離れた位置とに移動可能な担持体と、前記担持体が前記基準位置よりも前記光学センサから離れているかどうかを検知する担持体検知部と、前記担持体が前記基準位置よりも前記光学センサから離れていることを前記担持体検知部が検知した場合に、前記発光素子に発光制御値を与えて当該発光制御値に応じた光量の光を出射させて前記光学センサでの受光量を取得する投受光制御部と、前記投受光制御部が与えた前記発光制御値及び取得した前記受光量の少なくとも1つが規定範囲外であれば前記光学センサの汚れ有りと判断する汚れ判断部と、を備える。
上記印刷装置では、前記投受光制御部は、前記発光素子から出射され前記基準位置に配置されている前記担持体で拡散反射した光について前記光学センサでの受光量を取得する構成でもよい。
上記印刷装置では、前記担持体を前記基準位置で支持する第1支持状態と、前記担持体を当該基準位置よりも前記光学センサから離れた離間位置で支持する第2支持状態との間で変位する変位機構を備え、前記担持体検知部は、前記変位機構が前記第2支持状態である場合に、前記担持体が前記基準位置よりも前記光学センサから離れていることを検知してもよい。
上記印刷装置では、少なくとも前記画像形成部、前記光学センサ及び前記担持体を収容し、開口部を有する本体ケースを備え、前記変位機構は、前記担持体を保持するカバーを有し、前記第1支持状態は前記カバーを閉じて前記開口部を塞いだ状態であり、前記第2支持状態は前記カバーを開いて前記開口部を開放した状態である構成でもよい。
上記印刷装置では、前記担持体が前記基準位置にあるかどうかを検知する担持体センサを備え、前記像担持体検知部は、前記担持体センサの検知結果に基づき前記担持体が前記基準位置よりも前記光学センサから離れているかどうかを検知してもよい。
上記印刷装置では、前記光学センサは、前記発光素子が赤外線を出射し、前記受光素子が赤外線を受光する赤外線センサでもよい。
上記印刷装置では、前記汚れ判断部による判断結果を報知する報知部を備える構成でもよい。
なお、この発明は、汚れ判断方法、印刷装置、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本発明によれば、光学センサの汚れ判断において担持体の反射率の変動による影響を抑制することが可能である。
一実施形態におけるカバー閉状態のプリンタの概略構成図 カバー開状態のプリンタの概略構成図 レジストレーションセンサの概要構成図 プリンタの電気的構成を示すブロック図 汚れ判断処理を示すフローチャート
<一実施形態>
一実施形態について図1〜図5を参照しつつ説明する。本実施形態のプリンタ1は、印刷装置の一例であって、いわゆる縦型のダイレクトタンデム方式のカラーレーザプリンタである。図1,図2は、本実施形態のプリンタ1の概略構成図であり、図1はカバー23が閉じた状態を示し、このときの搬送ベルト16の位置が基準位置の一例である。図2はカバー23が開いた状態を示し、このときの搬送ベルト16の位置が、基準位置よりもレジストレーションセンサ17から離れた位置の一例である。以下の説明では、各図の左側をプリンタ1の前方とする。
(プリンタの全体構成)
プリンタ1は、箱形の本体ケース2を備えており、その底部には、シート3が積載されるシートカセット4が前方へ引き出し可能に設けられている。なお、シート3には、用紙、OHPシートなどが含まれる。シートカセット4に積載されるシート3は、シートカセット4の前端上部に設けられた供給ローラ5,6により一枚ずつ上方へ送り出される。
本体ケース2内には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応した4つの画像形成ユニット10が上下方向に並んで配置されている。各画像形成ユニット10は、全体として扁平で左右に細長い箱状をなし、着色剤としてのトナーを収容するトナー収容部11、感光体12、及び、感光体12にトナーを供給して感光体12上の静電潜像を可視像化する現像手段(図示せず)などを備えている。感光体12は、画像形成ユニット10の前端位置に外面に露出した状態で設けられ、トナー収容部11は感光体12の後側に配置されている。各画像形成ユニット10は画像形成部の一例である。
各画像形成ユニット10の後側には、それぞれ露光装置14が設けられている。各露光装置14は、各色に対応する画像データに基づくレーザ光L1を出射し、各感光体12の表面に照射することで静電潜像を形成する。
画像形成ユニット10の前側には、ベルトユニット15が設けられている。このベルトユニット15は、各感光体12に対向するように上下方向に張架された無端状の搬送ベルト16を有している。搬送ベルト16は担持体の一例である。また、搬送ベルト16の内側には、各感光体12に搬送ベルト16を挟んで対向する位置に転写ローラ(図示せず)が設けられている。前述の供給ローラ5,6から送られたシート3は、この搬送ベルト16の後面側に吸着されるとともに上方に向けて搬送される。そして、そのシート3の表面が各感光体12に対向したときに、各感光体12上に形成されたトナー像が順次転写される。トナー像は、着色剤像の一例である。
また、本体ケース2内には、画像形成ユニット10の上側に、レジストレーションセンサ17が設けられている。図1,2中の符号Eは、レジストレーションセンサ17の検出領域を示す。このレジストレーションセンサ17は、例えば搬送ベルト16上に形成されたマークの位置や濃度を検出するために利用される。画像形成ユニット10は、レジストレーションセンサ17の検出結果に応じて補正された形成タイミングや濃度で、搬送ベルト16上のシート3に画像を形成する。レジストレーションセンサ17は、光学センサの一例であり、具体的構成は後述する。
ベルトユニット15の上方には、定着器19が設けられている。この定着器19は、シート3上に転写されたトナー像を表面に熱定着させる。定着器19を経たシート3は、本体ケース2上面に設けられた排出トレイ20上に排出される。
本体ケース2の前面には、開口部22が設けられており、この開口部22が長方形の板状をなしたカバー23により開閉可能に覆われている。カバー23の下端部両端には、ヒンジ軸24が設けられており、各ヒンジ軸24が本体ケース2における前面下端部に左右一対設けられた軸受部25に軸支されることで、カバー23がヒンジ軸24を中心に回動可能となっている。
また、本体ケース2には、カバー23が所定量以上、開いていることを検出するカバーセンサ26が設けられている。具体的には、カバーセンサ26は、図2に示すように、レジストレーションセンサ17の検出領域Eに搬送ベルト16が存在しなくなる程度にカバー23が開いた場合に検出信号SG1を出力する。このカバーセンサ26には、光学式、圧力式、磁気式など、公知のセンサを使用することができる。カバーセンサ26は、担持体検知部の一例である。
なお、カバー23の上端には、図示しない取手部が本体ケース2の上面から上方に突出するように設けられている。また、カバー23の内面側には、前述のベルトユニット15が着脱可能な状態で保持されている。カバー23を閉じることで搬送ベルト16を図1に示す第1支持状態とし、カバー23を開くことで搬送ベルト16を図2に示す第2支持状態とすることができる。従って、カバー23、ヒンジ軸24及び軸受部25は変位機構の一例である。
(レジストレーションセンサの構成)
図3は、レジストレーションセンサ17の概要構成図である。レジストレーションセンサ17は、発光素子30、受光素子31及び光透過体32を有する赤外線センサである。発光素子30は、シート3の搬送経路に向けて、赤外領域の光、即ち、赤外線L2を出射する。光透過体32は、フィルムやレンズであり、ガラスやアクリル製などの光透過材料により構成され、発光素子30及び受光素子31の前方に配置されている。なお、この赤外線L2の照射領域が上記検出領域Eである。
受光素子31は、例えば可視光を遮断するフィルムやフィルタを有することにより、可視光を受光せずに赤外線を受光する。また、受光素子31は、図1に示すようにカバー23が閉じた状態で、発光素子30から出射され搬送ベルト16にて反射された赤外線のうち拡散反射した赤外線L3Bのみ受光し、正反射した赤外線L3Aを受光しない。シート3は、搬送ベルト16に比べて光反射率が低いので、検出領域Eにシート3が有る場合に比べて無い場合の方が、受光素子31での受光量が少なくなる。レジストレーションセンサ17は、受光量が所定の第1閾値よりも低くなったときにシート3有りを示す検出信号SG2を出力する。
(プリンタの電機的構成)
図4は、プリンタ1の電気的構成を示すブロック図である。プリンタ1は、既述の画像形成ユニット10、レジストレーションセンサ17、カバーセンサ26に加え、制御回路41、操作部42などを備えている。
制御回路41(投受光制御部、汚れ判断部の一例)は、CPU41A、ROM41B、RAM41C、NVRAM41Dなどを備えている。ROM41Bには後述する汚れ判断処理などを実行するためのプログラムが記憶されており、CPU41AはROM41Bから読み出したプログラムを実行してプリンタ1の各部を制御する。
操作部42は、ユーザがプリンタ1の電源オフ指令や電源オン指令を入力するための電源ボタン、各種の設定や指示を入力するための操作ボタンや、各種の情報を表示するための液晶ディスプレイなどで構成されている。
(レジストレーションセンサの汚れ判断処理)
図5は、レジストレーションセンサ17の汚れ判断処理を示すフローチャートである。プリンタ1に電源が投入されると、CPU41Aは、上記プログラムをROM41Bから読み出して、図5に示す汚れ判断処理を実行する。まず、CPU41Aは、上記カバーセンサ26から検出信号SG1を受けているかどうかに基づきカバー23が所定量以上開放しているかどうかを判断する(S1)。
CPU41Aは、カバー23が所定量以上開放していないと判断した場合(S1:NO)には、搬送ベルト16がレジストレーションセンサ17の検出領域E内に存在し得るので、レジストレーションセンサ17の汚れ判断を実行せずに、S1に戻る。一方、CPU41Aは、カバー23が所定量以上開放していると判断した場合(S1:YES)には、搬送ベルト16がレジストレーションセンサ17の検出領域E内に存在しないので、レジストレーションセンサ17の汚れ判断を実行する。
具体的には、CPU41Aは、図示しない発光駆動回路に、PWM値などの発光制御値を与える。すると、発光駆動回路は、発光制御値に応じた光量の赤外線を発光素子30から出射させる(S2)。次に、CPU41Aは、受光素子31での受光量を取得し(S3)、その受光量を第2閾値と比較する(S4)。ここで、光透過体32が汚れていなければ、発光素子30から出射された赤外線L2のほとんどは、光透過体32及び検出領域Eを透過して、受光素子31にて受光されることはない。このため、受光量は第2閾値未満になり(S4:YES)、S1に戻る。
これに対して、光透過体32の前面にトナーなどの付着物が付着して汚れているときには、発光素子30から出射された赤外線L2の一部は、その付着物で反射し、受光素子31にて受光される。このため、受光量は第2閾値以上になり(S4:NO)、レジストレーションセンサ17が汚れていることを報知する報知動作を実行し(S5)、S1に戻る。報知動作としては、レジストレーションセンサ17が汚れていることを示すメッセージを上記液晶ディスプレイに表示したり、図示しない発音装置にて音声出力したり、プリンタ1に通信可能に接続された外部機器に通知信号を出力したりすることが挙げられる。これにより、レジストレーションセンサ17が汚れていることを、ユーザ等に知らせることができる。
(本実施形態の効果)
仮に、搬送ベルト16が、検出領域E内に存在する位置にある状態でレジストレーションセンサ17の汚れの有無判断を行う構成とすると、受光素子31での受光量は、搬送ベルト16の傷等による光反射率の変動に影響を受け易くなるため、レジストレーションセンサ17の汚れの有無を精度よく判断することができなくなる。
具体的には、受光素子31での受光量が増加する場合の例としては、(1)搬送ベルト16に汚れがあり、光透過体32に汚れがない場合、(2)搬送ベルト16に汚れがなく、光透過体32に汚れがある場合、(3)搬送ベルト16に汚れがあり、光透過体32に汚れがある場合がある。搬送ベルト16が検出領域E内に存在すると、搬送ベルト16の光反射率の変動による影響を受け易くなるため、実際には光透過体32に汚れが無い(1)の場合も、(2)(3)の場合と同様に、光透過体32に汚れ有りと誤判断してしまうおそれがある。
これに対し、本実施形態によれば、搬送ベルト16が、検出領域E内に存在する位置よりも検出領域E内に存在しない位置にある場合に(S1:YES)、レジストレーションセンサ17に投受光動作をさせて当該レジストレーションセンサ17の汚れ判断を実行する(S2〜S4)。従って、搬送ベルト16が、検出領域E内に存在する位置にある状態でレジストレーションセンサ17の汚れの有無判断を行う上記構成に比べて、搬送ベルト16の光反射率の変動による影響を受け難くなるため、(1)の場合を、光透過体32に汚れ有りと誤判断してしまうことを抑制することができる。即ち、本実施形態によれば、レジストレーションセンサ17の汚れ判断において搬送ベルト16の反射率の変動による影響を抑制することができる。
搬送ベルト16での正反射光に比べて搬送ベルト16での拡散反射光の方が、検出領域E内における搬送ベルト16の有無による受光素子31での受光量変動による影響を受けにくい。そこで、本実施形態によれば、受光素子31は、発光素子30から出射され搬送ベルト16で拡散反射した光を受光する構成とされている。これにより、受光素子31が搬送ベルト16での正反射光を受光する構成に比べて、検出領域E内における搬送ベルト16の有無による受光素子31での受光量変動による影響を抑制しつつ、レジストレーションセンサ17の汚れの有無判断を精度よく行うことができる。
また、カバー23が所定量以上開放していることを検知することにより、間接的に搬送ベルト16が検出領域Eに存在しなくなったことを検知する。従って、搬送ベルト16自体を検知することなく、既存のカバー23及びカバーセンサ26を利用して、搬送ベルト16が検出領域Eに存在しなくなったことを検知することができる。しかも、ユーザが、画像形成ユニット10などの内部部品にアクセスして消耗品の交換や、詰まったシート3の除去作業をするためにカバー23を開いている期間を利用して、レジストレーションセンサ17の汚れの有無判断を行うことができる。
レジストレーションセンサ17の汚れの有無判断を、可視光を利用して行ってもよいが、カバー23を開いたときの可視光などの外乱光による影響を受けやすくなる。これに対し、本実施形態では、レジストレーションセンサ17の汚れの有無判断を、赤外線を利用して行うから、カバー23を開いたときの外乱光による影響を抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、印刷装置の一例として、縦型タンデム方式のカラーレーザプリンタを挙げた。しかし、印刷装置は、横型ダイレクトタンデム方式のものでもよいし、また、中間転写体を有する中間転写タンデム方式のものでもよい。後者の場合、中間転写体、例えば中間転写ベルトが担持体の一例である。更に、印刷装置は、4サイクル方式など、タンデム方式以外の方式のものでもよいし、LED方式など、レーザ方式以外の電子写真方式のものでもよく、更に、インクジェット方式のものでもよい。更に、印刷装置は、印刷機能のみを有するプリンタ単体以外に、スキャン機能やファクシミリ機能など、他の機能も有する複合機でもよく、また、ファクシミリ装置単体、コピー装置単体などでもよい。
(2)上記実施形態では、担持体の一例として、着色剤像を、シート3を介して間接的に搬送する搬送ベルト16を挙げた。しかし、担持体は、ベルト体に限らず、ローラ体などでもよく、また、着色剤像を直接担持する感光体、中間転写体でもよい。
(3)上記実施形態では、光学センサの一例として、ベルト13上に形成したトナー像の有無、濃度などを検出するレジストレーションセンサ17を挙げた。しかし、光学センサは、シートの有無を検出するものに限らず、シート3の搬送経路においてシート3の有無を検出するセンサでもよい。要するに、光学センサは、その検出領域の少なくとも一部に担持体が含まれ、当該担持体からの光を受光可能な位置に配置されるものであればよい。
(4)上記実施形態では、担持体検知部の一例として、カバーセンサ26を例に挙げた。しかし、搬送ベルト16が検出領域E内に存在するかどうかを直接検知するセンサを利用してもよい。この構成であれば、ベルトユニットカバー23を取り付けずにカバー23が閉じられた状態で、レジストレーションセンサ17の汚れ判断を実行することができる。このため、カバー23を開いた状態でレジストレーションセンサ17の汚れ判断を実行する構成に比べて外乱光による影響を抑制することができる。
(5)上記実施形態では、搬送ベルト16が検出領域E内に存在しなくなった場合に、レジストレーションセンサ17の汚れ判断を実行した。しかし、搬送ベルト16が検出領域E内に存在していても、画像形成時やシート3の搬送時よりもレジストレーションセンサ17から離れているときにレジストレーションセンサ17の汚れ判断を実行してもよい。例えば、カバー23の開放量が図2の状態よりも少なく、搬送ベルト16が僅かに検出領域E内に含まれているときである。このような構成でも、搬送ベルト16が画像形成時等の同じ位置にある状態でレジストレーションセンサ17の汚れ判断を行う構成に比べて、レジストレーションセンサ17の汚れ判断において搬送ベルト16の反射率の変動による影響を抑制することができる。また、搬送ベルト16とレジストレーションセンサ17との距離を検知するセンサを設けて、検知された距離が長いほど第2閾値を小さくする構成でもよい。
(6)上記実施形態では、変位機構の一例としてカバー23等を挙げた。しかし、例えば、搬送ベルト16は本体ケース2に固定され、レジストレーションセンサ17がカバー23に取り付けられて変位可能とされている構成でもよい。要するに、変位機構は、搬送ベルト16及びレジストレーションセンサ17の少なくとも1つを変位させることで両者の距離を変える機構であればよい。
(7)上記実施形態では、レジストレーションセンサ17での受光量が第2閾値未満、換言すれば規定範囲外となった場合に汚れ有りと判断した。しかし、例えば受光量を所定量にしたときにおける発光制御値が規定範囲外になった場合に汚れ有りとしてもよい。
(8)上記実施形態では、制御回路41は、1つのCPU41A等を備える構成とした。しかし、制御回路41は、複数のCPUを備える構成や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路を備える構成や、ハード回路及びCPUの両方を備える構成でもよい。
1:プリンタ 2:本体ケース 10:画像形成ユニット 16:搬送ベルト E:検出領域 17:レジストレーションセンサ 22:開口部 26:カバーセンサ 41:制御回路

Claims (9)

  1. 画像を形成する画像形成部と、
    発光素子、受光素子及び光透過体を有し、発光素子から前記光透過体を透過した光を検出領域に出射し、当該検出領域から前記光透過体を透過した光を受光する光学センサと、
    少なくとも一部分が前記検出領域内に含まれて前記画像形成部が形成した着色剤像を担持する基準位置と、当該基準位置よりも前記光学センサから離れた位置とに移動可能な担持体と、
    前記担持体が前記基準位置よりも前記光学センサから離れているかどうかを検知する担持体検知部と、
    前記担持体が前記基準位置よりも前記光学センサから離れていることを前記担持体検知部が検知した場合に、前記発光素子に発光制御値を与えて当該発光制御値に応じた光量の光を出射させて前記光学センサでの受光量を取得する投受光制御部と、
    前記投受光制御部が与えた前記発光制御値及び取得した前記受光量の少なくとも1つが規定範囲外であれば前記光学センサの汚れ有りと判断する汚れ判断部と、を備える印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記投受光制御部は、前記発光素子から出射され前記基準位置に配置されている前記担持体で拡散反射した光について前記光学センサでの受光量を取得する構成である、印刷装置。
  3. 請求項1または2に記載の印刷装置であって、
    前記担持体を前記基準位置で支持する第1支持状態と、前記担持体を当該基準位置よりも前記光学センサから離れた離間位置で支持する第2支持状態との間で変位する変位機構を備え、
    前記担持体検知部は、前記変位機構が前記第2支持状態である場合に、前記担持体が前記基準位置よりも前記光学センサから離れていることを検知する、印刷装置。
  4. 請求項3に記載の印刷装置であって、
    少なくとも前記画像形成部、前記光学センサ及び前記担持体を収容し、開口部を有する本体ケースを備え、
    前記変位機構は、前記担持体を保持するカバーを有し、前記第1支持状態は前記カバーを閉じて前記開口部を塞いだ状態であり、前記第2支持状態は前記カバーを開いて前記開口部を開放した状態である、印刷装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記担持体が前記基準位置にあるかどうかを検知する担持体センサを備え、
    前記像担持体検知部は、前記担持体センサの検知結果に基づき前記担持体が前記基準位置よりも前記光学センサから離れているかどうかを検知する、印刷装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記光学センサは、前記発光素子が赤外線を出射し、前記受光素子が赤外線を受光する赤外線センサである、印刷装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記汚れ判断部による判断結果を報知する報知部を備える、印刷装置。
  8. 担持体を有する印刷装置に設けられ、発光素子、受光素子及び光透過体を有し、発光素子から前記光透過体を透過した光を検出領域に出射し、当該検出領域から前記光透過体を透過した光を受光する光学センサの汚れ判断方法であって、
    前記担持体が、当該担持体の少なくとも一部分が前記検出領域内に含まれて着色剤像を担持する基準位置よりも、前記光学センサから離れているかどうかを検知する担持体検知工程と、
    前記担持体が前記基準位置よりも前記光学センサから離れていることを前記担持体検知工程にて検知した場合に、前記発光素子に発光制御値を与えて当該発光制御値に応じた光量の光を出射させて前記光学センサでの受光量を取得する投受光制御工程と、
    前記投受光制御工程で与えた前記発光制御値及び取得した前記受光量の少なくとも1つが規定範囲外であれば前記光学センサの汚れ有りと判断する汚れ判断工程と、を含む光学センサの汚れ判断方法。
  9. 発光素子、受光素子及び光透過体を有し、発光素子から前記光透過体を透過した光を検出領域に出射し、当該検出領域から前記光透過体を透過した光を受光する光学センサと、担持体とを備える印刷装置が有するコンピュータに、
    前記担持体が、当該担持体の少なくとも一部分が前記検出領域内に含まれて着色剤像を担持する基準位置よりも、前記光学センサから離れているかどうかを検知する担持体検知処理と、
    前記担持体が前記基準位置よりも前記光学センサから離れていることを前記担持体検知処理にて検知した場合に、前記発光素子に発光制御値を与えて当該発光制御値に応じた光量の光を出射させて前記光学センサでの受光量を取得する投受光制御処理と、
    前記投受光制御処理で与えた前記発光制御値及び取得した前記受光量の少なくとも1つが規定範囲外であれば前記光学センサの汚れ有りと判断する汚れ判断処理と、を実行させる、光学センサの汚れ判断プログラム。
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