JPH10319652A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10319652A
JPH10319652A JP9129005A JP12900597A JPH10319652A JP H10319652 A JPH10319652 A JP H10319652A JP 9129005 A JP9129005 A JP 9129005A JP 12900597 A JP12900597 A JP 12900597A JP H10319652 A JPH10319652 A JP H10319652A
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JP9129005A
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Ryuichi Yoshizawa
隆一 吉澤
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体を用いた画像形成装置において、
中間転写体の寿命、または中間転写体上の反射濃度を測
定する濃度センサーの汚れを判断できるようにして、安
定した画像が得られるようにする。 【解決手段】 濃度センサー25で測定される中間転写
体6表面の反射濃度情報に基づいて中間転写体6の寿
命、または濃度センサー25の汚れをメイン制御装置2
6で判断することができるので、中間転写体6の寿命、
または濃度センサー25が汚れたと判断した場合は、濃
度制御を実行しないようにし、中間転写体6の寿命、ま
たは濃度センサー25が汚れたと判断した後に中間転写
体6の交換、または濃度センサー25の清掃が行われた
ことを検知すると、濃度制御を実行するようにすること
により、安定した画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式、静
電記憶式等によって画像形成を行う複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に、中間
転写体上に順次に形成される複数のカラー可視画像を転
写材上に順次重ね転写して、多色画像を得る画像形成装
置に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】像担持体としてのドラム型の電子写真感
光体(以下、感光体という)上に形成したトナー画像を
一旦中間転写体上に1次転写させ、該中間転写体に転写
されたトナー画像を転写材へ2次転写して画像形成を行
う画像形成装置は、カラー画像情報や多色画像情報の複
数の成分色画像を順次積層転写してカラー画像や多色画
像を合成再現した画像形成物を出力するカラー画像形成
装置や多色画像形成装置として有用であり、各成分色画
像の重ね合わせズレ(色ズレ)の少ない画像を得ること
ができる。
【0003】上記した中間転写体を備えた画像形成装置
では、使用する環境、プリント枚数等の諸条件によって
中間転写体表面が汚れると画像濃度が変動し、本来の正
しい色調が得られない。
【0004】そこで、従来、電源オン時、感光体交換
時、現像装置交換時、所定枚数印字後、環境に変化が生
じた場合等には、正しい色調を得るために、中間転写体
上に各色濃度検知用の現像剤画像を試験的に形成してそ
の反射濃度を光学センサーによって検知し、この検知結
果を露光量、現像バイアス等の画像形成条件にフィード
バックして、本来のカラー画像を形成すべく濃度制御を
行い、安定したした画像を得るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の中間転写体を備えた画像形成装置では、中間転写体
は、印字枚数に比例して表面が徐々に汚れる。また、中
間転写体表面の反射濃度を検知する光学センサーも現像
剤等によって汚れる。
【0006】このため、中間転写体の表面が多少汚れた
としても、その寿命に達するまでは濃度制御は正常に機
能するが、中間転写体の表面の反射濃度を検知する光学
センサーが汚れてしまった場合は、その濃度制御は正常
に機能せず、本来のカラー画像を形成するための画像形
成条件が得られず、安定した画像が得られないという問
題点があった。
【0007】そこで、本発明は、中間転写体の寿命、ま
たは中間転写体表面の反射濃度を測定する測定手段の汚
れを判断できる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、像を担持する像担持体と、該
像担持体上に形成されたトナー像が1次転写部位で1次
転写され、自らの回転と共に2次転写部位で一次転写さ
れた前記トナー像を転写材へ2次転写する中間転写体
と、該中間転写体表面の反射濃度を測定する測定手段
と、該測定手段で測定した前記反射濃度情報を入力し、
該反射濃度情報を画像形成条件にフィードバックして適
切な画像を形成するための濃度制御を行う制御手段と、
を備えた画像形成装置において、前記制御手段は、前記
測定手段で測定される前記反射濃度情報に基づいて前記
中間転写体の寿命、または前記測定手段の汚れを判断す
ることを特徴としている。
【0009】また、前記制御手段は、前記中間転写体表
面の前記トナー像のある場合とない場合の前記反射濃度
情報を前記測定手段から入力して前記中間転写体表面の
反射濃度補正を行い、該反射濃度補正後の前記測定手段
の出力の最大値と予め設定した前記測定手段の汚れ基準
値とを比較して、前記測定手段の出力の最大値が前記測
定手段の汚れ基準値よりも小さい場合には、前記測定手
段が所定以上汚れていると判断することを特徴としてい
る。
【0010】また、前記制御手段は、前記中間転写体表
面の前記トナー像のある場合とない場合の前記反射濃度
情報を前記測定手段から入力して前記中間転写体表面の
反射濃度補正を行い、該反射濃度補正後の前記測定手段
の出力の最大値と予め設定した前記測定手段の汚れ基準
値とを比較して、前記測定手段の出力の最大値が前記測
定手段の汚れ基準値よりも大きい場合には、前記中間転
写体表面の前記トナー像のない場合の前記反射濃度の測
定値と予め設定した前記中間転写体の寿命判定値とを比
較して、前記反射濃度の測定値が前記中間転写体の寿命
判定値よりも小さい場合には、前記中間転写体の寿命と
判断することを特徴としている。
【0011】また、前記制御手段は、前記中間転写体の
寿命、または前記測定手段が所定以上に汚れていると判
断した場合には、前記濃度制御を実行しないようにし、
前記中間転写体の寿命、または前記測定手段が所定以上
に汚れていると判断した後に前記中間転写体の交換、ま
たは前記測定手段の清掃が行われたことを検知すると、
前記濃度制御を実行するようにすることを特徴としてい
る。
【0012】また、前記中間転写体の寿命、または前記
測定手段が所定以上に汚れていると判断されると、その
旨を表示手段に表示することを特徴としている。
【0013】また、前記画像形成条件は、少なくとも前
記像担持体への露光量と、前記トナー像を形成する現像
手段へ印加する現像バイアスを有していることを特徴と
している。
【0014】(作用)本発明の構成によれば、中間転写
体の寿命、または測定手段の汚れを判断することができ
るので、中間転写体の寿命、または測定手段の汚れと判
断した場合には、濃度制御を実行しないようにすること
が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態に係る画像形成装置(本実施の形態では、フルカラー
モードのレーザービームプリンター)を示す概略構成図
である。
【0017】この画像形成装置1は、ドラム状の感光体
2、帯電ローラ3、露光装置(スキャナ装置)4、現像
装置5、ドラム状の中間転写体6、中間転写ローラ7、
定着装置8などを備えている。
【0018】感光体2は、アルミニウム製のドラム基体
(不図示)上に有機光導電体層(不図示)を有してお
り、クリーナ容器9に回転可能に支持されている。感光
体2には駆動モータ(不図示)が接続されており、感光
体2は駆動モータにより所定のプロセススピードで反時
計回り方向に回転する。
【0019】帯電ローラ3は、感光体2表面に対して所
定の押圧力で圧接され、感光体2の回転駆動に伴い従動
回転し、電源(不図示)から帯電ローラ3に対して所定
の帯電バイアスを印加して、感光体2を所定の極性、電
位に帯電処理する。
【0020】露光装置(スキャナ装置)4は、レーザー
ダイオード(不図示)、ポリゴンミラー10、結像レン
ズ系11、反射ミラー12を備えており、画像信号が入
力されるとレーザーダイオード(不図示)は、画像信号
に対応する画像光をポリゴンミラー10へ照射する。ポ
リゴンミラー10は駆動モータ13によって高速回転
し、ポリゴンミラー10で反射した画像光が結像レンズ
系11及び反射ミラー12を介して、一定速度で回転す
る感光体2の表面を選択的に露光することにより、感光
体2表面に静電潜像が形成される。
【0021】現像装置5は、上記静電潜像を可視画像化
するための、Y(イエロー)現像器5a、M(マゼン
タ)現像器5b、C(シアン)現像器5c、BK(ブラ
ック)現像器5dを備えており、Y現像器5a、M現像
器5b、C現像器5c、BK現像器5dには、それぞれ
スリーブ5as、スリーブ5bs、スリーブ5cs、ス
リーブ5dsが設けられている。BK現像器5dは、プ
リンタ本体14に対して着脱可能に取り付けられてお
り、Y現像器5a、M現像器5b、C現像器5cは回転
軸15を中心に回転する現像ロータリー16にそれぞれ
着脱可能に取り付けられている。
【0022】BK現像器5dのスリーブ5dsは、感光
体2に対して300μm程度の微小間隔を持って配置さ
れている。BK現像器5dは、その器内に内蔵された送
り込み部材(不図示)によってトナーを搬送すると共
に、時計回り方向に回転するスリーブ5dsの外周に塗
布ブレード5dbによって塗布するように、摩擦帯電に
よってトナーへ電荷を付与する。また、スリーブ5ds
に現像バイアスを印加することにより、静電潜像に応じ
て感光体2に対して現像を行って感光体2にブラックト
ナーによる可視画像を形成する。
【0023】また、Y現像器5a、M現像器5b、C現
像器5cは、画像形成に際して現像ロータリー16の回
転に伴って回転し、所定のスリーブ5as、スリーブ5
bs、スリーブ5csが感光体2に対して300μm程
度の微小間隔を持って対向する。これにより、所定のY
現像器5a、M現像器5b、C現像器5cが感光体2対
向する現像位置に停止し、感光体2に可視画像を形成す
る。
【0024】中間転写体6は、図2に示すように、中空
のアルミシリンダー20表面上に弾性層21として1m
mの厚みのヒドリンゴムを設け、さらにその表面を20
μmの厚みのウレタン樹脂を主体とする抵抗層22で被
覆して構成されており、感光体2に接触して感光体2の
回転に伴って、カラー画像形成時に時計回り方向に回転
し、感光体2から4回の可視画像の多重転写を受ける。
また、中間転写体6は、画像形成時に中間転写ローラ7
が接触して転写材Pを挟持搬送することにより、転写材
Pに中間転写体6上のカラー可視画像を同時に多重転写
する。
【0025】中間転写体6の周囲には、画像形成開始位
置検出センサー(TOPセンサー)23、給紙開始タイ
ミングセンサー(RSセンサー)24及び濃度センサー
25が設置されている。濃度センサー25は中間転写体
6上の反射濃度を測定し、メイン制御装置(メイン制御
CPU)26は濃度センサー25から入力される反射濃
度情報を露光量、現像バイアス等の画像形成条件にフィ
ードバックして、本来のカラー画像を形成すべく画像濃
度制御を行う(詳細は後述する)。また、メイン制御装
置(メイン制御CPU)26は、濃度センサー25の汚
れ、または中間転写体6の寿命の判定を行う(詳細は後
述する)。
【0026】中間転写ローラ7は、図1に実線で示すよ
うに、中間転写体6上にカラー可視画像を多重転写して
いる間は、カラー可視画像を乱さぬように下方に離開し
ている。そして、中間転写体6上に4色のカラー可視画
像が形成された後は、このカラー可視画像を転写材Pに
転写するタイミングに合わせてカム部材(不図示)によ
り、中間転写ローラ7を図示点線で示す上方に位置させ
る。これにより、中間転写ローラ7は、転写材Pを介し
て中間転写体6に所定の押圧力で圧接すると共に、バイ
アス電圧が印加され、中間転写体6上のカラー可視画像
が転写材Pに転写される。
【0027】定着装置8は、転写材Pを搬送させながら
転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、転
写材Pを加熱する定着ローラ27と、転写材Pを定着ロ
ーラ27に圧接させるための加圧ローラ28とを備えて
いる。定着ローラ27と加圧ローラ28は中空状に形成
されて内部にヒータ29、30がそれぞれ内蔵されてお
り、カラー可視画像を保持した転写材Pは、定着ローラ
27と加圧ローラ28とにより搬送されると共に、熱及
び圧力を加えることによって転写材P上にカラー可視画
像が永久固着される。
【0028】次に、上記した画像形成装置1の画像形成
動作について説明する。
【0029】画像形成時には、感光体2は駆動手段(不
図示)により所定のプロセススピードで回転駆動され、
所定の帯電バイアスが印加された帯電ローラ3により所
定の極性、電位に帯電処理される。そして、帯電された
感光体2上に露光装置4によりレーザー光による画像露
光が与えられて、目的のカラー画像の第1の色成分像
(例えばイエロー成分像)に対応した静電潜像が形成さ
れる。次いで、その静電潜像がY現像器5aにより第1
色であるイエロートナーにより現像される。
【0030】感光体2上に形成担持された前記第1色の
イエロートナー画像は、感光体2と中間転写体6との間
の転写ニップを通過する過程で、この転写ニップでの圧
力と中間転写体6に印加される1次転写バイアスにより
形成される電界とによって、中間転写体6の外周面に1
次転写されていく。以下、同様にしてY現像器5a、M
現像器5b、C現像器5c、BK現像器5dにより感光
体2上にそれぞれ形成担持された第2色のマゼンタトナ
ー画像、第3色のシアントナー画像、第4色のブラック
トナー画像が順次中間転写体6上に重畳転写され、目的
のカラー画像に対応した合成カラートナー画像が形成さ
れる。
【0031】そして、給紙カセット31から転写材Pが
給紙ローラ32によって1枚ずつ給紙され、搬送ローラ
対33、搬送ガイド34、搬送ローラ対35等によって
中間転写体6と中間転写ローラ7との間の転写ニップに
給送される。この際、中間転写ローラ7へ2次転写バイ
アスが印加され、中間転写体6から転写材P上に合成カ
ラートナー画像が転写される。合成カラートナー画像が
転写された転写材Pは定着装置8に搬送され、定着ロー
ラ27と加圧ローラ28による加熱、加圧によって転写
材P上にカラー可視画像が永久固着される。
【0032】上記した画像形成後に感光体2上及び中間
転写体6上に残った転写残トナーは、クリーニング部材
(不図示)によって除去され、クリーナ容器9内に蓄え
られる。
【0033】図3は、画像形成装置1の制御系の構成を
示すブロック図である。この制御系は、外部コントロー
ラとのインターフェイス部であるVideo I/F40、定
着ユニット(定着装置)41、温湿度センサーやトナー
残量検知等のセンサー部42、Video I/F40より受
信する画像データにγ補正等の画像処理GA43、レー
ザー出力やスキャナモータ等の画像出力を行う画像形成
部44、及びメカ制御装置(メカ制御CPU)45をそ
れぞれ制御するメイン制御装置(メイン制御CPU)2
6を備えている。メカ制御装置(メカ制御CPU)45
は、モータ、クラッチ、ファン等の駆動部50、位置検
出等のためのセンサー部51、給紙制御部52、及び高
圧制御部53をそれぞれ制御する。
【0034】上記した濃度センサー25は、正しい色調
を得るために中間転写体6上に各色濃度検知用のトナー
画像を試験的に形成し、その濃度の検知結果を露光量、
現像バイアス等の画像形成条件にフィードバックして本
来のカラー画像を形成すべく濃度制御を行い、安定した
画像を得るために用いられる。従来より、濃度制御には
DMAX制御とHalf−Tone制御があり、DMA
X制御は、露光量一定で、現像高圧値を可変にしてトナ
ー画像を試験的に作成する。そのトナー画像の濃度を計
測し、各色の目標濃度に対応した現像高圧値を算出す
る。Half−Tone制御は、DMAX制御で算出し
た現像高圧値を一定とし、コントローラ(不図示)が露
光量を数段階に可変してトナー画像を試験的に作成す
る。
【0035】図4は、濃度検出センサー25による画像
濃度検知制御の構成を示すブロック図である。
【0036】濃度センサー25は、赤外線発光部55と
赤外線受光部56とを備えており、赤外線発光部55か
ら照射された赤外線(以下、光源光という)Ioは中間
転写体6の表面で反射し、その反射光Irは赤外線受光
部55に受光される。赤外線受光部56からの受光信号
はLED光量制御部57でモニターされてメイン制御装
置(メイン制御CPU)26に出力される。メイン制御
装置(メイン制御CPU)26は、前記光源光Ioと反
射光Irの測定値に基づいて濃度演算、現像バイアス電
圧制御を行う。
【0037】次に、メイン制御装置(メイン制御CP
U)26による濃度制御を図5に示す示すフローチャー
トを参照して説明する。
【0038】まず、各色濃度検知用のトナー画像(現像
剤画像)を形成する位置の中間転写体6表面(以下、下
地という)の反射濃度を濃度センサー25で測定する
(ステップS1)。次に、上記したように中間転写体6
表面に現像剤1の画像を形成する(ステップS2)。続
けて同様に中間転写体6表面に現像剤2の画像、現像剤
3の画像、現像剤4の画像をそれぞれ決められた位置に
形成する(ステップS3、S4、S5)。ここで、上記
した現像剤1〜4はそれぞれイエロートナー、マゼンタ
トナー、シアントナー、ブラックトナーのいずれかであ
る。
【0039】次に、各色現像剤画像を中間転写体6表面
に形成した後、各色現像剤画像の反射濃度を濃度センサ
ー25で測定する(ステップS6)。ステップS1とス
テップS6でそれぞれ得られた反射濃度情報はメイン制
御装置(メイン制御CPU)26に入力され、メイン制
御装置(メイン制御CPU)26は入力した各反射濃度
情報に基づいて下地補正(反射濃度補正)を行って濃度
を算出し、各色の目標濃度に対応した現像高圧値を算出
する(ステップS7)。この濃度制御は上記したDMA
X制御である。
【0040】ところで、濃度センサー25の赤外線発光
部55と赤外線受光部56が現像剤などで汚れた状態、
または中間転写体6が寿命に達している状態で上記した
濃度制御を行った場合は、濃度センサー25の出力値が
低下し、本来のカラー画像を形成するための現像バイア
ス等の画像形成条件が得られなくなる。
【0041】図6は、上記した下地の測定値と中間転写
体6表面に形成した現像剤画像の測定値の測定値によっ
て下地補正を行い、その時のセンサー出力と実際の濃度
の関係を示したものである。この図において、縦軸は現
像剤画像を濃度センサー25で測定したセンサー出力で
あり、横軸は現像剤画像の実際の濃度を濃度計で測定し
た値である。
【0042】この図に示すように、下地が汚れるにつれ
てセンサー出力は低下し、図中の600、602、60
3の順にセンサー出力が低下する。実際には同じ濃度で
あるにも関わらず、下地の汚れ具合によってセンサー出
力は大きく異なる。下地補正は、これらの下地の汚れに
よるセンサー出力の違いを補正するためのフィルターの
役割をするものであり、中間転写体6が全く汚れていな
い(図中の600)場合でも、中間転写体6表面が汚れ
ている(図中の603)場合でも、実際の濃度に対する
センサー出力を一定に保つ役割をする(図中の60
1)。
【0043】前記濃度制御では、この下地補正を行った
後のセンサー出力(以下、基準センサー出力(図中の6
01)という)をもとに、現像バイアス等の画像形成条
件を求めている。しかしながら、下地補正を正常に行う
ためには、「濃度センサー25が汚れていない」、「中
間転写体6が寿命に達していない」ことが前提となり、
仮に濃度センサー25が所定以上汚れていると、下地補
正を行っても基準センサー出力(図中の601)は得ら
れない。
【0044】図7は、濃度センサー25が汚れている場
合のセンサー出力と濃度の関係を示したものである。図
中の700は、濃度センサー25が汚れている場合のセ
ンサー出力である。濃度センサー25が汚れている場合
のセンサー出力は、中間転写体6が汚れている場合と類
似しているが、これよりもさらに低下しており、下地補
正を行った結果(図中の701)も、上記した基準セン
サー出力(図中の601)とは異なる。したがって、濃
度制御を正常に実行するのは困難となる。
【0045】このため、本発明では濃度センサー25の
所定以上の汚れ、もしくは中間転写体6の寿命と判断し
た場合には、以下に述べる図9、図10のフローチャー
トに示すような動作を実行するというものである。
【0046】図8は、濃度センサー25の汚れを判断す
るための図である。中間転写体6の表面に濃度が徐々に
濃くなるような(または薄くなるような)現像剤画像を
形成する(図中の801〜808)。このとき、中間転
写体6表面に形成する現像剤画像の濃度は、現像バイア
スを変化させることにより得られる。現像バイアスと現
像剤画像の濃度との関係は環境によって異なるため、ど
のような環境でも濃度センサー25の出力の最大が得ら
れるように、複数の現像バイアスで現像剤画像を形成す
る。
【0047】図8において、図中の601は、濃度セン
サー25が汚れていない場合の下地補正後のセンサー出
力であり、図中の701は、濃度センサー25が汚れて
いる場合の下地補正後のセンサー出力である。図中の8
09は、下地補正後のセンサー出力の最大値によって、
濃度センサー25が所定以上の汚れかどうかを判断する
基準(以下、センサー汚れ基準値という)であり、下地
補正後の最大値がセンサー汚れ基準値よりも小さい場合
(図中の701)は濃度センサー25の汚れと判断し、
下地補正後の最大値がセンサー汚れ基準値よりも大きい
場合(図中の601)は濃度センサー25は汚れていな
いと判断する。
【0048】次に、濃度センサー25の汚れ、中間転写
体6の寿命を判断して濃度制御を実行するまでの処理
を、図9に示したフローチャートを参照して説明する。
【0049】まず、濃度センサー25で下地を測定し
(ステップS10)、どのような環境でも濃度センサー
25の出力の最大値が得られるように現像バイアスをふ
って、中間転写体6表面に複数の現像剤画像を形成する
(ステップS11)。次に、中間転写体6表面に形成し
た現像剤画像を濃度センサー25で測定し(ステップS
12)、この測定値と下地測定値とによりメイン制御装
置(メイン制御CPU)26で下地補正を行う(ステッ
プS13)。
【0050】次に、メイン制御装置(メイン制御CP
U)26は下地補正後のセンサー出力の最大値とセンサ
ー汚れ基準値とを比較する(ステップS14)。下地補
正後のセンサー出力がセンサー汚れ基準値よりも小さい
場合、濃度センサー25が汚れていると判断して濃度セ
ンサー汚れフラグをセットし(ステップS15)、ユー
ザにその旨を表示部(不図示)に表示される表示メッセ
ージ等により警告して濃度センサー25の清掃を促す
(ステップS16)。このとき、濃度制御は実行せず、
デフォルトの画像形成条件(現像バイアス等)を設定す
る(ステップS17)。
【0051】また、ステップS14で濃度センサー25
が所定以上汚れていないと判断した場合は、ステップS
10で測定した下地測定値と予め設定した中間転写体6
の寿命判定値とを比較し(ステップS18)、下地測定
値が中間転写体6の寿命判定値よりも小さい場合には中
間転写体6の寿命と判断して中間転写体寿命フラグをセ
ットし(ステップS19)、ユーザにその旨を表示部
(不図示)に表示される表示メッセージ等により警告し
て中間転写体6の交換を促す(ステップS20)。この
場合も濃度制御は実行せず、デフォルトの画像形成条件
(現像バイアス等)を設定する(ステップS17)。
【0052】また、ステップS18で中間転写体6の寿
命でないと判断し、かつ濃度センサー25が所定以上汚
れていないと判断した場合は、濃度センサー汚れフラグ
と中間転写体寿命フラグをクリアし(ステップS2
1)、て濃度制御を実行する(ステップS22)。
【0053】通常、濃度制御は電源オン時に実行し、そ
の後は感光体2の交換時、現像装置5の交換時、所定枚
数印字後、環境の変化が生じた場合に実行するが、中間
転写体6の寿命または濃度センサー25の汚れの場合
は、誤った画像形成条件を設定してしまうため、濃度制
御を実行したくない。しかしながら、一方でユーザが濃
度センサー25を清掃した場合、またはユーザが中間転
写体6を交換した場合には直ちに濃度制御を実行し、本
来のカラー画像を得るための画像形成条件を設定した
い。
【0054】次に、濃度センサー25の汚れ、中間転写
体6の寿命を判断した後に濃度制御を実行または延期を
判断する処理を、図10に示したフローチャートを参照
して説明する。
【0055】上記した図9の濃度制御前処理で濃度セン
サー25の汚れ、中間転写体6の寿命と判断し、ユーザ
にその旨を表示メッセージ等により警告する。ユーザが
これらの警告を受けて、濃度センサー25の清掃、中間
転写体6の交換を行う場合は、画像形成装置の前ドア等
のドアを開けてこれらの作業を行わなくてはならない。
【0056】そこで、濃度センサー汚れフラグ、または
中間転写体寿命フラグがオンの場合(ステップS30、
S31)、画像形成装置の前ドア等のドアの開閉後に上
記した図9の濃度制御前処理を実行して(ステップS3
2)、濃度センサー25の汚れが解消された、または中
間転写体6が交換されたかを判断して、濃度制御を実行
するようにする。
【0057】このとき、再び濃度センサー25が汚れ、
または中間転写体6の寿命と判断した場合は、ユーザに
その旨を表示部(不図示)に表示される表示メッセージ
等により警告を出し、次にドア開閉、または通常の濃度
制御前処理実行時にチェックをする。
【0058】また、ステップS30、S31で、濃度セ
ンサー汚れフラグ、または中間転写体寿命フラグがオフ
の場合、画像形成装置の前ドア等のドアの開閉後に上記
した図9の濃度制御前処理を実行して(ステップS3
2)、濃度センサー25の汚れが解消された、または中
間転写体6が交換されたかを判断して、濃度制御を実行
するようにする。
【0059】このように、本実施の形態では、中間転写
体6の寿命、または濃度センサー25の汚れを判断する
ことができるので、中間転写体6の寿命、または濃度セ
ンサー25が汚れていると判断した場合は、濃度制御を
実行しないようにし、デフォルトの画像形成条件とする
ことで本来の画像に近い品質を維持することが可能とな
る。
【0060】(第2の実施の形態)上記した第1の実施
の形態では、濃度センサー25の汚れを判断する手段と
して、中間転写体6の表面にあらゆる環境でも濃度セン
サー25の出力値の最大値が得られるように、複数の濃
度の現像剤画像を形成したが、本実施の形態では、濃度
センサー25のセンサー出力が最大値になるような現像
剤画像を形成できるような現像バイアスを環境毎に用意
し、濃度制御前処理実行前に環境センサー等で現在の環
境を検知し、その環境で濃度センサー25のセンサー出
力が最大値になるような現像バイアスを選択して現像剤
画像を形成するようにした。
【0061】このように、本実施の形態では、余分な現
像剤画像を形成する必要もなく、濃度制御前処理が実行
可能となる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
間転写体の寿命、または測定手段の汚れを判断すること
ができるので、中間転写体の寿命、または測定手段の汚
れと判断した場合には濃度制御を実行しないようにし
て、画像不良の発生を未然に防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の中間
転写体を示す概略図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の制御系の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第1の実施の形態における画像濃度制
御の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第1の実施における濃度制御のフロー
チャート。
【図6】下地補正後のセンサー出力を示す図。
【図7】濃度センサーが汚れている場合の下地補正後の
センサー出力を示す図。
【図8】濃度センサー汚れを判断するための図。
【図9】本発明の第1の実施における濃度制御前処理の
フローチャート。
【図10】濃度センサー汚れ、中間転写体寿命時におけ
るドア開閉時の処理のフローチャート。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 感光体(像担持体) 3 帯電ローラ 4 露光装置 5 現像装置 6 中間転写体 7 中間転写ローラ 8 定着装置 25 濃度センサー(測定手段) 26 メイン制御装置(制御手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像を担持する像担持体と、該像担持体上
    に形成されたトナー像が1次転写部位で1次転写され、
    自らの回転と共に2次転写部位で一次転写された前記ト
    ナー像を転写材へ2次転写する中間転写体と、該中間転
    写体表面の反射濃度を測定する測定手段と、該測定手段
    で測定した前記反射濃度情報を入力し、該反射濃度情報
    を画像形成条件にフィードバックして適切な画像を形成
    するための濃度制御を行う制御手段と、を備えた画像形
    成装置において、 前記制御手段は、前記測定手段で測定される前記反射濃
    度情報に基づいて前記中間転写体の寿命、または前記測
    定手段の汚れを判断する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記中間転写体表面の
    前記トナー像のある場合とない場合の前記反射濃度情報
    を前記測定手段から入力して前記中間転写体表面の反射
    濃度補正を行い、該反射濃度補正後の前記測定手段の出
    力の最大値と予め設定した前記測定手段の汚れ基準値と
    を比較して、前記測定手段の出力の最大値が前記測定手
    段の汚れ基準値よりも小さい場合には、前記測定手段が
    所定以上汚れていると判断する、 請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記中間転写体表面の
    前記トナー像のある場合とない場合の前記反射濃度情報
    を前記測定手段から入力して前記中間転写体表面の反射
    濃度補正を行い、該反射濃度補正後の前記測定手段の出
    力の最大値と予め設定した前記測定手段の汚れ基準値と
    を比較して、前記測定手段の出力の最大値が前記測定手
    段の汚れ基準値よりも大きい場合には、前記中間転写体
    表面の前記トナー像のない場合の前記反射濃度の測定値
    と予め設定した前記中間転写体の寿命判定値とを比較し
    て、前記反射濃度の測定値が前記中間転写体の寿命判定
    値よりも小さい場合には、前記中間転写体の寿命と判断
    する、 請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記中間転写体の寿
    命、または前記測定手段が所定以上に汚れていると判断
    した場合には、前記濃度制御を実行しないようにし、前
    記中間転写体の寿命、または前記測定手段が所定以上に
    汚れていると判断した後に前記中間転写体の交換、また
    は前記測定手段の清掃が行われたことを検知すると、前
    記濃度制御を実行するようにする、 請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記中間転写体の寿命、または前記測定
    手段が所定以上に汚れていると判断されると、その旨を
    表示手段に表示する、 請求項1乃至4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成条件は、少なくとも前記像
    担持体への露光量と、前記トナー像を形成する現像手段
    へ印加する現像バイアスを有している、 請求項1記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001215796A (ja) * 2000-02-04 2001-08-10 Canon Inc 画像形成装置
US7027745B2 (en) 2003-05-23 2006-04-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with notification of remaining life of image forming unit and prohibition of image improvement operation
US7885570B2 (en) 2007-10-02 2011-02-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having a cleaning unit that cleans a region of the image carrier
JP2013228568A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置および搬送装置

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