JPH11142126A - フォトマスク等の表面検査装置 - Google Patents

フォトマスク等の表面検査装置

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JPH11142126A
JPH11142126A JP9310310A JP31031097A JPH11142126A JP H11142126 A JPH11142126 A JP H11142126A JP 9310310 A JP9310310 A JP 9310310A JP 31031097 A JP31031097 A JP 31031097A JP H11142126 A JPH11142126 A JP H11142126A
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JP9310310A
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Hidekatsu Matsushita
秀勝 松下
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Matsushita Seiki Co Ltd
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Matsushita Seiki Co Ltd
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    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/8803Visual inspection

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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査平面体を人手によらずに支持した状態
で表面検査ができ、被検査平面体を傾けても欠点を見失
わないようしたフォトマスク等の表面検査装置を提供す
る。 【解決手段】 開口部が上を向いた状態で、スポット点
Sを中心とするその外周球面に沿って滑動自在に支持さ
れた椀状の略半球支持体31と、略半球支持体31内に
固定されたXYステージ54と、XYステージ54上に
固定された回転ユニット52と、回転ユニット52上に
固定された支持プレート50と、支持プレート50に載
置されたフォトマスク80上のスポット点Sおよびその
周辺を照明するライティングとを備える。支持プレート
50は、スポット点Sを中心として傾動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトマスク等の
表面検査装置関し、詳しくは、フォトマスクのマスク面
等のごみや傷の有無を検査する表面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウエハーに回路パターン
を露光するために使用するフォトマスクのマスク面にご
みが付着したり傷があると、そのごみや傷が回路パター
ンの一部として露光され、不良品ウエハーが製造され
る。したがって、フォトマスクのマスク面のごみ付着や
傷は、絶対に回避されなければならない。そこで、従来
は自動検査装置で検査した後に、目視による最終検査を
行っている。目視による最終検査を行っているのは、自
動検査装置ではカメラが固定されていてマスク面を平面
的にスキャンして見るだけであり、異なった角度からマ
スク面を見ていないので、検出できない欠点もあるから
である。この目視による最終検査は、完全に手作業であ
った。
【0003】すなわち、最終検査では、検査員が1枚1
枚のフォトマスクを手で持ち角度を変えながらライティ
ング下でマスク面を目視観察し、ごみや傷があったとき
の特異な乱反射をたよりに検査を行っている。このよう
な方法は、極めて原始的であり、検査員自身の手でフォ
トマスクを直接持つため、人の介在によって、かえって
ごみを付着させる原因ともなりかねない。また、数をこ
なすと手が疲れて能率が低下する。また、マスク面の目
視観察以外に、フォトマスクの位置を固定したり、理想
的に傾ける等の余分な作業が必要であり、不能率であ
る。
【0004】このような問題に対して、たとえば、検査
員から隔離された装置空間内で、フォトマスクをロボッ
ト等でハンドリングし、フォトマスクを検査ステージに
載せ、観察窓を通して目視検査することが考えられる。
したがって、フォトマスクの運搬およびハンドリング
と、検査ステージ上に載置されたフォトマスクの位置固
定、移動、傾動等を遠隔操作または自動操作することが
望まれる。
【0005】ところで、ウエハーについては、ウエハー
を検査員が直接手を触れずに目視検査することができる
表面検査装置が提供されている。この表面検査装置で
は、上面にウエハーを吸着する吸盤を備え、吸盤が装置
下部の回動支点を中心として、大略円弧状に傾動するよ
うになっている。検査員は、ジョイスティックを操作し
てウエハーを傾けながら、スポットライトの照明下で目
視検査する。
【0006】しかし、この表面検査装置では、欠点を発
見したときに欠点をさらに詳しく調べるためにウエハー
を傾けて異なる角度から見直そうとしても、ウエハーの
傾動によって欠点がウエハーとともに動いてしまう。そ
のため、欠点を見失いやすいという問題がある。特に精
密に検査する場合には、スポットライトを小さくしてウ
エハーの表面の一部だけを照らすようにして検査範囲を
狭くすると、傾けるとすぐに欠点が検査範囲から外れる
ので、不都合が大きい。
【0007】さらに、この種の表面検査装置では、でき
るだけ小型であることが望まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき第1の技術的課題は、フォトマスク等の被検
査平面体を人手によらずに支持した状態で表面検査がで
き、被検査平面体を傾けても欠点を見失わないようした
フォトマスク等の表面検査装置を提供することである。
第2の技術的課題は、上記第1の技術的課題を解決する
とともに、できるだけ小型化したフォトマスク等の表面
検査装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するため、本発明は、スポットライト
で照らされた被検査平面体の検査面の一点を固定点と
し、この固定点を中心に被検査平面体を傾動したり移動
する駆動装置を備えることを基本的特徴とする。具体的
には、以下のように構成する。
【0010】すなわち、フォトマスク等の表面検査装置
は、支持プレートと、ライティングと、第1の駆動装置
と、第2の駆動装置とを備える。上記支持プレートに
は、被検査平面体が載置される。上記ライティングは、
上記支持プレートに載置された被検査平面体の被検査面
上の一点(以下、「スポット点」ともいう。)とその周
辺を照らす。上記第1の駆動装置は、固定ベースに支持
され、ライティングに照らされた被検査平面体の上記一
点すなわちスポット点を回動支点とし、この回動支点を
通る被検査平面体の被検査面の法線があらゆる方向に傾
動するように、支持プレートを傾動させる。上記第2の
駆動装置は、上記支持プレートを、上記支持プレートに
載置された被検査平面体の被検査面沿いに大略直交する
2方向に移動させる。
【0011】上記構成によれば、被検査平面体は支持プ
レートに載置され、その被検査面がライティングによっ
て照明される。ライティングによって照射されるスポッ
ト点は固定されている。第2の駆動装置は、支持プレー
トを被検査面沿いの2方向に適宜のパターンで移動さ
せ、被検査平面体をスポット点に対して移動させる。こ
れによって、スポット点が被検査平面体の検査面上を順
次移動し、スポット点とその周辺の照明領域が検査面全
体を網羅するようにすることができる。
【0012】スポット点とその周辺の照明領域内にごみ
や傷等の欠点を発見した場合に、第1の駆動装置を動作
させ、被検査平面体を傾動させ被検査面に対するライテ
ィング照射角度を種々適宜に変えて、より詳しく検査す
ることができる。このとき、被検査平面体はスポット点
を中心に傾動するので、照明領域内で発見した欠点は照
明領域内にとどまる。
【0013】したがって、上記構成のフォトマスク等の
表面検査装置によれば、被検査平面体を人手によらずに
支持した状態で表面検査ができ、被検査平面体を傾けて
も欠点を見失わない。
【0014】好ましくは、支持プレートに載置された被
検査平面体の被検査面の法線と平行な回転軸まわりに支
持プレートを回転させる第3の駆動装置をさらに備え
る。
【0015】上記構成によれば、第3の駆動装置により
被検査平面体を回転し、向きを変えて検査することがで
きる。したがって、検査精度をより高めることができ
る。
【0016】好ましくは、ライティングに照らされた被
検査平面体の上記一点、すなわちスポット点を中心とす
る球面を外周面として有する椀状の略半球支持体を備え
る。この略半球支持体の中に、この略半球支持体の周縁
と略等しいレベルに被検査平面体を支持する上記支持プ
レートと、上記支持プレートを移動させる上記第2の駆
動装置とを備える。上記第1の駆動装置は、上記略半球
支持体を上記略半球支持体の外周面に沿って移動させ
る。
【0017】上記構成によれば、略半球支持体の外周面
は球面であるので、第1の駆動装置が略半球支持体をそ
の外周面に沿って駆動しても、外周面の球面中心は移動
しない。つまり、外周面の球面中心を回動中心として、
略半球支持体は傾動される。被検査平面体は略半球支持
体の周縁と略等しいレベルに支持されるので、略半球支
持体の傾動範囲内において、検査面を見る視線やスポッ
ト点およびその周辺を照らすライティングからの照明光
が略半球支持体によって妨げられないようにすることが
容易である。したがって、簡単な構成で、被検査平面体
をスポット点を固定点として傾動させることができる。
【0018】好ましくは、上記略半球支持体の中に、支
持プレートに載置された被検査平面体の被検査面の法線
に平行な回転軸まわりに支持プレートを回転させる第3
の駆動装置をさらに備える。
【0019】上記構成によれば、第3の駆動装置により
被検査平面体を回転し、向きを変えて検査することがで
きる。したがって、検査精度をより高めることができ
る。
【0020】好ましくは、上記第1の駆動装置は、略半
球支持体支持手段と、2本の駆動ベルトと、駆動ベルト
駆動手段とを備える。略半球支持体支持手段は、上記略
半球支持体を、上記略半球支持体の外周面に沿って滑動
自在に支持する。上記2本の駆動ベルトは、上記略半球
支持体の外周面に沿って大略互いに直交して配置され
る。上記2本の駆動ベルトは、その両端が上記回動支点
を挟んで対向する上記略半球支持体の周縁の4点にそれ
ぞれ固定される。上記駆動ベルト駆動手段は、上記駆動
ベルトをそれぞれ大略駆動ベルト延在方向に移動させ
る。
【0021】上記構成によれば、駆動ベルト駆動手段に
よって駆動ベルトが引っ張られると、略半球支持体はそ
の引っ張り方向に傾く。2本の駆動ベルトによって、略
半球支持体を大略直交する2方向に傾動することによっ
て、外周面の球面中心すなわち回動支点を通る被検査平
面体の被検査面の法線があらゆる方向に傾動するよう
に、支持プレートを傾動させることができる。したがっ
て、第1の駆動装置を簡単に構成することができる。
【0022】さらに、本発明は、上記第2の技術的課題
を解決するため、以下の構成の表面検査装置を提供す
る。
【0023】すなわち、上記第1の駆動装置は、少なく
とも3つの縦リンクと、昇降手段とを備える。少なくと
も3つの上記縦リンクは、上記回動支点を通り上記被検
査面と略直交する基準軸の周囲に、この基準軸と大略平
行にそれぞれ配置され、上記被検査面を含む平面上にお
いて上記支持プレート又は上記支持プレートを支持する
プレート支持部材にそれぞれ結合される。上記昇降手段
は、この各縦リンクを大略上記基準軸に沿って、すなわ
ち上記基準軸と大略平行に、それぞれ昇降させる。少な
くとも一つの上記縦リンクは、上記基準軸と平行に配置
され、上記基準軸とともに第1のリンク対をなし、この
第1のリンク対は、上記被検査面に平行に配置された第
2のリンク対とともに平行リンク機構を構成する。この
少なくとも一つの縦リンクと上記支持プレート又は上記
支持プレートを支持するプレート支持部材とは、この縦
リンクの延在方向の軸まわりの相対回転が阻止される。
【0024】上記構成において、支持プレート又は支持
プレートを支持するプレート支持部材は、少なくとも一
つの縦リンクの延在方向の軸まわりの相対回転が阻止さ
れているので、昇降手段を動作させて、この少なくとも
一つの縦リンクを昇降させ、要すれば他の縦リンクを適
宜昇降させることによって、回動支点、すなわち被検査
面上の一点が移動しないようにして、被検査面を傾動さ
せることができる。たとえば、簡単な一例として、12
0度ごとに配置した3つの縦リンクを備え、平行リンク
機構を構成する一つの縦リンクと支持プレート又は支持
プレートを支持するプレート支持部材との結合点を、平
行リンク機構の第2のリンク対とこの一つの縦リンクと
の2つの結合点を通る直線上に配置した場合について説
明すると、この一つの縦リンクの昇降によって、回動支
点である被検査面上の一点は平行リンク機構の各リンク
を含む平面内で移動する。このとき、仮に、回動支点で
ある被検査面上の一点が基準軸から離れても、他の2つ
の縦リンクを適宜昇降させれば、回動支点である被検査
面上の一点を基準軸上の元の位置に戻すことができる。
したがって、回動支点を通りかつ平行リンク機構の各リ
ンクを含む平面に垂直な直線を中心に、支持プレート又
は支持プレートを支持するプレート支持部材、したがっ
て被検査面を回動させることができる。
【0025】回動支点が基準軸上に位置する状態のま
ま、他の縦リンクを適宜昇降させれば、少なくとも一つ
の縦リンクと支持プレート又は支持プレートを支持する
プレート支持部材との結合点と回動支点とを通る直線を
中心に、支持プレート又は支持プレートを支持するプレ
ート支持部材、したがって被検査面を回動させることが
できる。
【0026】上記構成によれば、少なくとも3つの縦リ
ンクを昇降手段によって適宜昇降させることによって、
回動支点を中心に被検査面をあらゆる方向に傾動させる
ことができる。したがって、フォトマスク等の被検査平
面体を人手によらずに支持した状態で表面検査でき、被
検査平面体を傾けても、照明領域内で発見した欠点を見
失わない。
【0027】さらに、上記構成によれば、各縦リンク
は、支持プレート又は上記支持プレートを支持するプレ
ート支持部材に接近して配置することが可能である。し
たがって、フォトマスク等の表面検査装置を、できるだ
け小型化することができる。
【0028】上記構成のフォトマスク等の表面検査装置
は、種々の態様で具体化される。
【0029】好ましくは、上記第1の駆動装置は、平行
リンク駆動装置と、リンク昇降装置とからなる。上記平
行リンク駆動装置は、一対の横リンクと、一対の縦リン
クとを備える。上記一対の横リンクは、上記回動支点を
通りかつ上記被検査面と略直交する基準軸を含む基準平
面内において上記被検査面に平行にそれぞれ配置され
る。上記一対の横リンクのそれぞれの中間部分は、上記
基準軸を通りかつ上記基準平面と直交する回転軸を中心
に回動自在に上記固定ベースに結合される。上記一対の
縦リンクは、上記基準平面内において上記基準軸の両側
に上記基準軸と平行にそれぞれ配置される。上記一対の
縦リンクは、上記一対の横リンクの両端に回動自在にそ
れぞれ結合され、さらに、上記被検査面を含む平面内に
おいて上記支持プレート又は上記支持プレートを支持す
るプレート支持部材に回動自在にそれぞれ結合される。
上記リンク昇降装置は、一つの横リンクと一つの縦リン
クとを備える。上記一つ横リンクは、上記基準軸を通り
かつ上記基準平面と直交する平面内において上記被検査
面に平行に配置される。上記一つ横リンクの一端は、上
記基準平面内で上記基準軸と直交する回転軸を中心に回
動自在に上記固定ベースに結合される。上記一つの縦リ
ンクは、上記基準軸を通りかつ上記基準平面と直交する
平面内またはその近傍において上記基準軸と大略平行に
配置される。上記一つの縦リンクは、上記横リンクの他
端に回動自在に結合され、さらに、上記被検査面を含む
平面内において上記支持プレート又は上記支持プレート
を支持するプレート支持部材に回動自在に結合される。
【0030】上記構成において、平行リンク駆動装置が
動作すると、基準平面内において、横リンクはその中間
部分を中心に回動し、一対の縦リンクの一方は上昇し、
他方は下降する。相対するリンクは互いに平行となるよ
うに結合されているので、上記支持プレート又は上記支
持プレートを支持するプレート支持部材と一対の縦リン
クとの各結合点を通る直線は、この直線と基準軸との交
点、すなわち回動支点を中心に、基準平面内で回動す
る。これによって、被検査面は、回動支点を通り基準平
面に直交する直線を中心に回動する。
【0031】一方、リンク昇降装置が動作すると、基準
軸を通りかつ基準平面と直交する平面内において、横リ
ンクはその一端を中心に回動し、縦リンクが上昇または
下降し、支持プレートまたは支持プレートを支持するプ
レート支持部材と縦リンクとの結合点が昇降する。これ
によって、被検査面は、上記支持プレート又は上記支持
プレートを支持するプレート支持部材と平行リンク駆動
装置の一対の縦リンクとの各結合点を通る直線を中心に
回動する。
【0032】上記構成によれば、平行リンク駆動装置に
よる被検査面の回動とリンク昇降装置による被検査面の
回動とを組み合わせることによって、被検査面を回動支
点を中心にあらゆる方向に傾動することができる。ま
た、フォトマスク等の表面検査装置の小型化が容易であ
り、構成を簡単にするとともに、被検査面の傾動の制御
を容易にすることができる。
【0033】好ましくは、上記第1の駆動装置は、平行
リンク駆動装置と、リンク昇降装置とからなる。上記平
行リンク駆動装置は、一つの横リンクと、一対の縦リン
クとを備える。上記一つの横リンクは、上記回動支点を
通りかつ上記被検査面と略直交する基準軸を含む基準平
面内において上記被検査面に平行に配置される。上記一
つの横リンクの中間部分は、上記基準軸を通りかつ上記
基準平面と直交する回転軸を中心に回動自在に上記固定
ベースに結合される。上記一対の縦リンクは、上記基準
平面またはその近傍において上記基準軸の両側に上記基
準軸と大略平行にそれぞれ配置される。上記一対の縦リ
ンクの一端は、上記横リンクの両端に回動自在にそれぞ
れ結合され、その他端は、上記被検査面を含む平面内に
おいて上記支持プレート又は上記支持プレートを支持す
るプレート支持部材に回動自在にそれぞれ結合される。
上記リンク昇降装置は、一対の横リンクと、一つの縦リ
ンクとを備える。上記一対の横リンクは、上記基準軸を
通りかつ上記基準平面と直交する平面内において上記被
検査面に平行にそれぞれ配置される。上記一対の横リン
クのそれぞれの一端は、上記基準平面内で上記基準軸と
直交する回転軸を中心に回動自在に上記固定ベースに結
合される。上記一対の横リンクのそれぞれの他端は、上
記基準軸に関して互いに同じ側に配置される。上記一つ
の縦リンクは、上記基準軸を通りかつ上記基準平面と直
交する平面内において上記基準軸と平行に配置される。
上記一つの縦リンクは、上記一対の横リンクの上記他端
に回動自在にそれぞれ結合され、さらに、上記被検査面
を含む平面内において上記支持プレート又は上記支持プ
レートを支持するプレート支持部材に、その延在方向の
軸まわりの相対回転が阻止された状態で、回動自在にそ
れぞれ結合される。
【0034】上記構成において、リンク昇降装置が動作
すると、一対の横リンクが回動し、一つの縦リンクが上
昇または下降し、縦リンクと支持プレート又は支持プレ
ートを支持するプレート支持部材との結合点が昇降す
る。これによって、被検査面は、支持プレート又は支持
プレートを支持するプレート支持部材と平行リンク駆動
装置の一対の縦リンクとの各結合点を通る直線を中心に
回動する。
【0035】一方、平行リンク駆動装置が動作すると、
一つの横リンクが回動し、一対の縦リンクの一方が上昇
し、他方が下降し、支持プレート又は支持プレートを支
持するプレート支持部材と平行リンク駆動装置の一対の
縦リンクとの結合点の一方が上昇し、他方が下降する。
これによって、被検査面は、回動支点を通り基準平面に
直交する直線を中心に回動する。
【0036】上記構成によれば、平行リンク駆動装置に
よる被検査面の回動とリンク昇降装置による被検査面の
回動とを組み合わせることによって、被検査面を回動支
点を中心にあらゆる方向に傾動することができる。ま
た、フォトマスク等の表面検査装置の小型化が容易であ
り、構成を簡単にするとともに、被検査面の傾動の制御
を容易にすることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図11に示した本
発明の各実施形態に係るフォトマスク表面検査装置1
0,100,100xについて説明する。
【0038】まず、第1実施形態のフォトマスク表面検
査装置10を、概略的に説明する。このフォトマスク表
面検査装置10は、図1の正面図および側面図に示すよ
うに、大略、装置本体12と、操作ユニット20とを備
える。
【0039】装置本体12は、その内部に、大略、不図
示の第1および第2ステージと、不図示の搬送ロボット
と、検査ステージユニット30と、第1および第2照明
ライト60,61と、制御ユニット28とを備える。
【0040】第1ステージには、未検査のフォトマスク
を収納した収納ケースIを載置し、第2ステージには、
検査済みのフォトマスクを収納する収納ケースIIを載置
するようになっている。搬送ロボットは、フォトマスク
の搬送およびハンドリングを行う。すなわち、第1ステ
ージに載置された収納ケースIから1枚のフォトマスク
を取り出して検査ステージユニット30の支持プレート
50上に載置したり、支持プレート50上のフォトマス
クを反転したり、支持プレート50上のフォトマスクを
第2ステージの収納ケースIIに回収したりする。検査ス
テージユニット30は、詳しくは後述するが、支持プレ
ート50上のフォトマスクの表面検査のために、支持プ
レート50を移動したり、傾動したり、回転する。第1
および第2照明ライト60,61は、支持プレート50
の上のフォトマスクを上方および側方から照明する。制
御ユニット28は、搬送ロボットや検査ステージユニッ
ト30等の動作を制御する。
【0041】装置本体12には、フォトマスクを収納し
た収納ケースIおよびIIを出し入れするための搬入扉1
4と、内部の検査ステージユニット30の支持プレート
50上のフォトマスクを装置外部から観察するための検
査窓16とが設けられ、装置本体10の内部がクリーン
な状態に保たれるようになっている。
【0042】操作ユニット20には、2つのジョイステ
ィック22と不図示の各種操作釦等が配置され、搬送ロ
ボットや検査ステージユニット30の操作を行うことが
できるようになっている。
【0043】次に、検査ステージユニット30の構成に
ついて、図2〜図4を用いて、さらに詳しく説明する。
図2は検査ステージユニット30の平面図と、図3は中
央断面図、図4は図2の略IV-IV線沿いの略図である。
【0044】検査ステージユニット30は、大略、開口
部が上を向いた状態で配置される椀状の略半球支持体3
1と、略半球支持体31内に固定されたXYステージ5
4と、XYステージ54上に移動可能に固定された回転
ユニット52と、回転ユニット52上に回転可能に固定
された支持プレート50とを備える。
【0045】略半球支持体31内に固定されたXYステ
ージ54は、直交するXYの2方向に配置された案内軸
54x,54yを備え、回転ユニット52をX0,Y0の2
方向移動して、支持プレート50を一点鎖線で示した移
動領域51内の所定位置に配置することができるように
なっている。回転ユニット52は、支持プレート50の
中心を中心として支持プレート50を回転させる。XY
ステージ54および回転ユニット52には、電源や信号
等のケーブル類56,58が接続されている。ケーブル
類56,58は略半球支持体31の周縁を通るようにな
っている。
【0046】略半球支持体31には、フォトマスク80
へのごみ付着を防止するための上から下への空気の流れ
を形成するためのエアー抜き穴34が設けられている。
略半球支持体31は、その外周面下部がボールベアリン
グ33で支持され、直交して配置された2本の駆動ベル
ト40によって、外周面に沿って、略半球支持体31全
体が任意の方向に傾動するようになっている。
【0047】詳しくは、略半球支持体31の外周面は、
標準位置の支持プレート50上に載置されたフォトマス
ク80の一点、すなわちスポット点Sを中心とする球面
である。略半球支持体31の周縁のフランジ32には、
90度ごとに4つの駆動ベルト取り付け腕36が上方外
向きに突設され、各駆動ベルト取り付け腕36の先端に
は、回動自在に駆動ベルト取り付け具38が固定されて
いる。駆動ベルト取り付け腕36は、検査窓16からの
検査員の視線を遮らないように、X0,Y0方向に対して
約45°ずれた位置に設けられている。各駆動ベルト4
0は、外側の面に歯を有し、両端が、略半球支持体30
の中心軸Zに関して対称位置となる各一対の駆動ベルト
取り付け腕36の駆動ベルト取り付け具38にそれぞれ
固定され、略半球支持体30の下部に延在するようにな
っている。駆動ベルト40は、略半球支持体30の下部
において、案内プーリー42,48とテンションプーリ
ー44とにより案内され、外周面に歯車を有する駆動プ
ーリー46に噛合して駆動されるようになっている。案
内プーリー42,48は、装置本体12の固定ベースに
固定される。テンションプーリー44は、装置本体12
の固定ベースに上下移動可能に固定され、下向きに付勢
されるようになっている。駆動プーリー46は、装置本
体12の固定ベースに固定された不図示の駆動モータに
よって回転される。
【0048】略半球支持体31は、直交する2本の駆動
ベルト40のそれぞれの移動によって、スポットSを中
心に、任意の方向に傾く。すなわち、駆動モータの駆動
によって駆動プーリー46が回転すると駆動ベルト40
が移動し、駆動べルト40は一端側の駆動ベルト取り付
け腕36を下方に引っ張る。これによって、略半球支持
体30は、スポット点Sを通る水平軸(図4において
は、紙面に垂直な軸)を中心に回動する。テンションプ
ーリー44は下向きに付勢されているので、略半球支持
体31が傾いたときに下方位置45に移動して、駆動ベ
ルト40のたわみを取り除いている。駆動モータにはパ
ルスエンコーダが設けられ、駆動ベルト40の移動によ
る略半球支持体30の傾き角度を算出できるようになっ
ている。
【0049】次に、このフォトマスク検査装置10を用
いて目視検査を行う方法について、図5および図6を用
いて説明する。
【0050】図5は、検査準備完了時の略斜視図であ
る。検査員90は、不図示の目視窓16越しに検査ステ
ージユニット30に対面する。検査準備完了時には、検
査ステージユニット30の不図示の支持プレート50上
にフォトマスク80が載置され、水平に支持される。こ
のとき、支持プレート50は、その中心がスポットSに
一致した標準位置にある。
【0051】フォトマスク80を全体的にざっと目視検
査するときには、フォトマスク80の真上の第1照明ラ
ンプ60だけを用いる。一方、精密に目視検査するとき
には、検査員90に対して側方からフォトマスク80の
微少領域をスポット照明する第2照明ランプ62を用い
る。
【0052】微少領域を少しずつ丹念に目視検査すると
きには、図6(I)に示すように、X0軸を中心に支持プ
レート50を傾け、検査員90に対して、支持プレート
50の手前が下がり、奥が上がるようにする。次に、テ
ーブルをXY方向に移動して、フォトマスク80の位置
を符号81で示す位置まで移動し、第2照明ランプ62
によるスポット光がフォトマスク81の右上端を照明す
るようにする。そして、図6(II)において符号82で
示すように、支持プレート50をY方向奥側に移動し
て、フォトマスクの位置81を移動させる。スポット光
がフォトマスク80の他端に達したら、支持プレート5
0をX方向右側に少し移動した後、支持プレート50を
Y方向手前側に移動させる。このように支持プレート5
0を移動させて、スポット光でフォトマスク80の表面
全体を順次照明する。なお、このフォトマスク検査装置
10では、支持プレート50の移動中に略半球支持体3
0全体が周期的に傾動し、フォトマスク80のマスク面
が波打つように揺れながら移動するウェーブモードを選
択することができるようになっている。
【0053】支持プレート50の移動中に、検査員はフ
ォトマスク80のスポット光で照明された微少領域だけ
を目視観察する。そして、微少領域に何らかの異常、た
とえば、部分的な輝きや影を発見したときには、操作ユ
ニット20の停止釦を押して、支持プレート50の移動
を停止する。そして、操作ユニット20のジョイスティ
ック22を操作して、スポット点Sを中心に支持プレー
ト50を適宜に傾動して、さらに詳しく調べる。除去で
きるごみが付着している場合には、適宜の方法で、その
ごみを取り除く。ごみや傷等の不良であると判定したと
きには、操作ユニット20の不図示の欠点メモリー釦を
押して、その位置を記録し、後刻その位置に復帰し再観
察することが出来る。
【0054】フォトマスク80の表面全体を検査した
後、支持プレート50を標準位置に復帰させ、要すれ
ば、回転ユニット50を動作させてフォトマスク80の
向きを変え、たとえば90度ごとに上記と同様の目視検
査を行う。また、要すれば、片面の検査後に搬送ロボッ
トでフォトマスク80を反転し、反対面の目視検査を行
う。
【0055】目視検査終了後、搬送ロボットによって、
フォトマスク80を支持プレート50から第2ステージ
の収納ケースIIに回収する。
【0056】この装置を用いれば、人が介在しない装置
内にフォトマスク80を隔離した状態で目視検査を行う
ことができるので、発塵を防止することができる。検査
員は、直接フォトマスク80を手で持つ必要がないの
で、疲労が軽減される。また、スポット点Sに対してフ
ォトマスク80を自動送りするので、マスク面全体を漏
れのないように精密に検査することができる。スポット
点Sは固定されているので、検査員は、視線を移動する
必要がなく、スポット光が当たった領域だけを注意を集
中できる。したがって、目視検査の作業効率が向上する
とともに、検査精度の向上も期待できる。
【0057】さらに、マスク面の傾きが周期的に変わる
ようにして、すなわちマスク面が波打つようにして、フ
ォトマスク80を自動送りすることによって、欠点をよ
り見つけやすくして、検査精度の向上を図ることができ
る。
【0058】スポット点Sは固定されていてマスク面を
傾けても移動しないので、スポット点Sおよびその周辺
に欠点を発見したときに、欠点を見失うことなく、マス
ク面を傾けマスク面に対するスポット光および視線の方
向を適宜に変えて、欠点をさらに目視観察することがで
きる。
【0059】次に、図7〜図9に示した本発明の第2実
施形態のフォトマスク表面検査装置100について説明
する。
【0060】まず、このフォトマスク表面検査装置10
0を、概略的に説明する。このフォトマスク表面検査装
置100は、平面図である図7、図7の線VIII−VIIIに
略沿って切断した断面図である図8、図7の線IX−IXに
略沿って切断した断面図である図9に示すように、大
略、箱状の装置本体101と、その前部に配置された操
作ユニット102を備える。装置本体101は、周囲が
周壁110で周囲が覆われ、上部が開放されている。装
置本体101の内部には、フォトマスク80を載置する
ための検査ステージユニット103が配置されている。
周壁110の前部には切り欠き112が形成され、検査
員90が装置内部の検査ステージユニット103に載置
されたフォトマスク80を見ることができようになって
いる。操作ユニット102の上面には、ジョイスティッ
ク104が設けられ、内部には、制御ユニット108が
収納されている。
【0061】次に、検査ステージユニット103の構成
について、さらに説明する。検査ステージユニット10
3は、大略、支持プレート150と、XYステージ15
2(図7では不図示)と、支持アーム160,162,
164と、平行リンク駆動装置120およびリンク昇降
装置130s(図7では不図示)とを備える。支持プレ
ート150は、平行リンク駆動装置120によって2点
で、リンク昇降装置130sによって1点で、したがっ
て合計3点で支持されるようになっている。以下では、
図示したように、標準位置にある支持プレート150上
に載置されたフォトマスク80の水平方向に延在する被
検査面上の一点をスポット点Sとし、スポット点Sを通
る直交3軸をX軸、Y軸、Z軸とする。すなわち、スポ
ット点Sを通る水平面内において、検査員90に対して
左右方向にX軸、前後方向にY軸、垂直軸をZ軸とす
る。スポット点Sの近傍は、不図示の照明装置によっ
て、適宜な角度で照明される。照明装置は、装置100
に設けても、装置100とは別個独立に設けてもよい。
【0062】支持プレート150には、フォトマスク8
0を載置するための凹部がその上面に形成されている。
支持プレート150は、XYステージ152上に支持さ
れる。XYステージ152は、略T字状に結合した支持
アーム160,162,164によって支持される。す
なわち、一対の第1支持アーム160,162はX軸に
沿って両側にそれぞれ延在し、第2支持アーム164は
Y軸に沿って後方に延在し、各支持アーム160,16
2,164はZ軸近傍で互いに結合している。XYステ
ージ152のY軸に沿って前方を支持していないのは、
装置の小型化と、XYステージ152に接続された不図
示のケーブル類を配置するスペースを設けるためであ
る。各支持アーム160,162,164の端部は、そ
れぞれ継手部材170,172,174を介して、平行
リンク駆動装置120およびリンク昇降装置130sの
縦リンク126,128,136sの上端部にそれぞれ
回動自在に支持される。
【0063】詳しくは、一対の第1継手部材170,1
72は、第1支持アーム160,162の端部からX方
向にそれぞれ突設された支持ピン161,163と、平
行リンク駆動装置120の各縦リンク126,128の
上端部(X軸直角断面が略U字状)からY軸に平行にそ
れぞれ突設された各一対の支持ピン127,129と
に、それぞれ回転自在に結合するようになっている。第
1支持アーム160,162の各支持ピン161,16
3の軸心とスポット点Sとは、一直線上にそろうように
なっている。この直線と、各縦リンク126,128の
上端部の支持ピン127,129の各軸心とは、それぞ
れ一点で直角に交わるようになっている。第2継手部材
174は、第2支持アーム164の端部からY方向に突
設された支持ピン165と、リンク昇降装置130sの
縦リンク136sの上端部(Y軸直角断面が略U字状)
からX軸と平行に突設された一対の支持ピン137とに
それぞれ回転自在に結合するようになっている。
【0064】平行リンク駆動装置120は、図8に示す
ように、X−Z面内に配置された平行リンク機構を含
む。すなわち、平行リンク駆動装置120は、支持プレ
ート150に沿って互いに平行にX方向に延在する一対
の横リンク122,124と、各横リンク122,12
4のそれぞれ同じ側の端部122a,124a;122
c,124cに回動自在に結合され、互いに平行にZ方
向に延在する一対の縦リンク126,128と、駆動モ
ータ121aと、減速装置121bとを備える。横リン
ク122,124の中間部122b,124bは、Z軸
の周囲に突設した断面略口字状のコラム114に設けた
回転軸によって、それぞれ回動自在に支持される。これ
らの各回転軸は、Z軸上の1点でZ軸と直角に交わりか
つY軸に平行な軸心を有する。縦リンク126,128
は、図8に示すように、その上端部の支持ピン127,
129の軸心と横リンク122,124の端部122
a,124a,122c,124cとの各結合点の軸心
とが、Y方向から見たとき、それぞれ一直線上にそろ
い、かつ、これらの各直線がZ軸に平行となるように、
横リンク122,124に結合されている。下側の横リ
ンク124は、減速装置121bを介して駆動モータ1
21aによって回動されるようになっている。減速装置
121bにはカムポジショナー121c(図9参照)が
設けられ、横リンク124の角度を検出できるようにな
っている。
【0065】リンク昇降装置130sは、図9に示すよ
うに、Y−Z面内に配置されたリンク機構を含む。すな
わち、リンク昇降装置130sは、支持プレート150
に沿って平行にY方向に延在する横リンク134と、大
略Z方向に延在する縦リンク136sと、駆動モータ1
31aと、減速装置131bとを備える。横リンク13
4の一方の端部134sは、ボールジョイントによって
縦リンク136sの下端と結合されていて、縦リンク1
36sは横リンク134に対してあらゆる方向に傾動で
きるようになっている。横リンク134の他方の端部1
34bは、コラム114に設けた回転軸によって、回動
自在に支持される。この回転軸は、Z軸上の一点でZ軸
と直角に交わりかつX軸に平行な軸心を有する。縦リン
ク136sの上端部の支持ピン137の軸心と、縦リン
ク136sの下端部と横リンク134の端部134sと
の結合点の軸心とは、Z軸に平行な同一直線上に配置さ
れている。横リンク134は、減速装置131bを介し
て駆動モータ131aによって回動されるようになって
いる。詳しくは、横リンク134の端部134bに固定
された入力歯車135と減速装置131bの出力歯車1
31sとが噛合し、減速装置131bが平行リンク駆動
装置120の横リンク124と干渉しないようになって
いる。減速装置131bにはカムポジショナー131c
(図8参照)が設けられ、横リンク134の角度を検出
できるようになっている。
【0066】次に、平行リンク駆動装置120およびリ
ンク昇降装置130sの動作についてする。
【0067】平行リンク駆動装置120は、駆動モータ
121aが回転すると、図8において実線または点線の
矢印で示すように、下側の横リンク124が回動し、縦
リンク126,128の一方が上昇し、他方が下降し、
第1継手部材170,172の一方が上昇し、他方が下
降する。相対するリンク122,124,126,12
8が互いに平行となるように結合されているので、支持
プレート150は、スポット点Sを通るY軸を中心に回
動する。
【0068】一方、リンク昇降装置130sは、駆動モ
ータ131aが回転すると、図9において実線または点
線の矢印で示すように、横リンク134が回動し、縦リ
ンク136sが上昇または下降し、第2継手部材174
が昇降する。これによって、支持プレート150は、第
1支持アーム160,162の支持ピン161,163
の軸心とスポット点Sとを結ぶ直線のまわりに回動す
る。
【0069】さらに詳しくは、第2継手部材174は、
第1支持アーム160,162の支持ピン161,16
3の軸心とスポット点Sとを結ぶ直線に直交しかつスポ
ット点S通る平面内を移動するが、第1支持アーム16
0,162の支持ピン161,163の軸心とスポット
点Sとを結ぶ直線は平行リンク駆動装置120によって
水平(X軸)から傾くので、第2継手部材174は、ス
ポット点Sを中心とする球面に沿って、X,Y,Z方向
に移動する。したがって、第1支持アーム160,16
2の支持ピン161,163の軸心とスポット点Sとを
結ぶ直線が水平のときは、縦リンク136sは、X−Z
平面内で垂直方向(Z軸と平行な方向)に昇降するが、
第1支持アーム160,162の支持ピン161,16
3の軸心とスポット点Sとを結ぶ直線が水平から傾いて
いるときには、縦リンク136sは、横リンク134の
端部134sを中心に傾動しながら、昇降する。
【0070】支持プレート150は、平行リンク駆動装
置120による回動とリンク昇降装置130sによる回
動との組み合わせによって、上を向いた状態で、スポッ
ト点Sを中心としてあらゆる方向に傾動される。つま
り、フォトマスク80の被検査面上の一点(スポット点
S)を固定したまま、フォトマスク80を傾動すること
ができる。
【0071】次に、この装置100の操作について説明
する。支持プレート150にフォトマスク80を載置し
た後、不図示の照明装置によってスポット点Sの近傍を
照明する。そして、ジョイスティック104を操作し
て、照明領域に対してフォトマスク80を順次移動させ
ながら、フォトマスク80の照明部分を観察する。この
時、ジョイスティック104の上端に設けたボタン10
6を押しながらジョイスティック104を倒すと、倒し
た方向に対応してXYステージ152が駆動し、支持プ
レート150はジョイスティック104が倒れた方向
に、被検査面に沿って平行移動する。ボタン106を離
すか、ジョイスティック104を中立位置に戻すと、支
持プレート150は停止する。ボタン106を離した状
態でジョイスティック104を倒すと、倒した方向に対
応して平行リンク駆動装置120およびリンク昇降装置
130sが駆動し、支持プレート150が傾動する。ジ
ョイスティック104を操作したときの支持プレート1
50の平行移動速度や傾動速度は、制御ユニット108
に設けたボリュームによって予め設定しておくことがで
きるようになっている。
【0072】なお、不図示の自動運転ボタンを押せば、
予めプログラムされた所定のパターンで、平行リンク駆
動装置120およびリンク昇降装置130sが自動的に
作動して支持プレート150を適宜揺動するとともに、
XYステージ152が自動的に作動して支持プレート1
50をスポット点Sに対して適宜移動させるようにし、
異常発見時に不図示の停止スイッチを押せば、前述のマ
ニュアル操作に切り換わるように構成してもよい。
【0073】以上のように構成した装置100は、第1
実施形態の装置10と同様に、目視検査の作業効率向上
と検査精度の向上が期待できるが、それに加え、小型化
が容易であり、また、支持プレート150の傾動の制御
が容易になる。
【0074】すなわち、前述の第1実施形態の装置10
では、略半球体31が傾動しても駆動ベルト40が略半
球体31に干渉しないように、駆動ベルト取り付け腕3
6を略半球体31より外側上方に突設する必要があった
が、この装置100では、支持プレート150の支持部
である継手部材170,172,174を支持プレート
150と略同一面上に接近して配置することが可能であ
る。したがって、小型化が容易である。
【0075】また、前述の第1実施形態の装置10で
は、駆動ベルト40を検査員に対して45度に配置し、
ジョイスティック22の縦または横方向の操作に対応し
て、両方の駆動ベルト40を駆動する必要があるが、こ
の装置100では、ジョイスティック104の縦または
横方向の操作に対応して、平行リンク駆動装置120ま
たはリンク昇降装置130sのいずれか一方を駆動する
ように構成できる。したがって、支持プレート150の
傾動の制御が容易になる。
【0076】次に、第3実施形態の表面検査装置100
xについて、図10および図11を参照しならがら説明
する。第3実施形態の表面検査装置100xは、上記第
2実施形態の表面検査装置100と大略同様に構成され
るが、ボールジョイントをリンク昇降装置ではなく平行
リンク駆動装置に用いている点で、上記第2実施形態と
異なる。以下、同じ構成部分には同じ符号を用い、相違
点を中心に説明する。
【0077】平行リンク駆動装置120sは、図8に相
当する図10に示すように、X−Z面内に配置されたリ
ンク機構を含む。すなわち、平行リンク駆動装置120
sは、支持プレート150に沿って互いに平行にX方向
に延在する横リンク124と、横リンク124の両端部
124s、124tにボールジョイントによりあらゆる
方向に回動自在に結合され、互いに大略平行にZ方向に
延在する一対の縦リンク126s,128sと、駆動モ
ータ121aと、減速装置121bとを備える。横リン
ク124の中間部124bは、Z軸の周囲に突設した断
面略口字状のコラム114に設けた回転軸によって、回
動自在に支持される。この回転軸は、Z軸上の1点でZ
軸と直角に交わりかつY軸に平行な軸心を有する。縦リ
ンク126s,128sは、ボールジョイントを介して
横リンク124の両端部124s,124tに回動自在
にそれぞれ結合されている。横リンク124は、減速装
置121bを介して駆動モータ121aによって回動さ
れ、カムポジショナー121c(図11参照)によりそ
の角度が検出されるようになっている。
【0078】リンク昇降装置130は、図11に示すよ
うに、Y−Z面内に配置された平行リンク機構を含む。
すなわち、リンク昇降装置130は、支持プレート15
0に沿って互いに平行にY方向に延在する一対の横リン
ク132,134と、各横リンク132,134の同じ
側の端部132a,134aにそれぞれ回動自在に結合
されZ方向に延在する縦リンク136と、駆動モータ1
31aと、減速装置131bとを備える。各横リンク1
32,134の他方の端部132b,134bは、コラ
ム114に設けた回転軸によって、それぞれ回動自在に
支持される。これらの各回転軸は、Z軸上の一点でZ軸
と直角に交わりかつX軸に平行な軸心を有する。縦リン
ク136は、その上端部の支持ピン137の軸心と横リ
ンク132,134の端部132a,134aとの各結
合点の軸心とが、X方向から見たとき、一直線上にそろ
い、かつ、この直線がZ軸に平行となるように、横リン
ク132,134に結合されている。下側の横リンク1
34は、減速装置131bを介して駆動モータ131a
によって回動されるようになっている。
【0079】次に、平行リンク駆動装置120sおよび
リンク昇降装置130の動作についてする。
【0080】リンク昇降装置130は、駆動モータ13
1aが回転すると、図11において実線または点線の矢
印で示すように、昇降機構130の下側の横リンク13
4が回動し、縦リンク136が上昇または下降し、第2
継手部材174が昇降する。これによって、支持プレー
ト150は、第1支持アーム160,162の支持ピン
161,163の軸心とスポット点Sとを結ぶ直線のま
わりに回動する。
【0081】一方、平行リンク駆動装置120sは、駆
動モータ121aが回転すると、図10において実線ま
たは点線の矢印で示すように、平行リンク駆動装置12
0sの横リンク124が回動し、縦リンク126s,1
28sの一方が上昇し、他方が下降し、第1継手部材1
70,172の一方が上昇し、他方が下降する。第1継
手部材170,172は、スポット点Sを通りかつスポ
ット点Sと第2支持アーム164の支持ピン165を結
ぶ直線に対して直角な平面内で回動する。
【0082】スポット点Sと第2支持アーム164の支
持ピン165とを結ぶ直線が水平(Y軸)から傾いてい
るときに平行リンク駆動装置120sが作動すると、第
1継手部材170,172は、スポット点Sと第2支持
アーム164の支持ピン165とを結ぶ直線に直交しか
つスポット点Sを通る平面内でX,Y,Z方向に移動す
るので、縦リンク126s,128sは、それぞれ、横
リンク124の端部124s,124tを中心に傾動す
る。しかし、支持プレート150は、X−Z面内での回
動のみが許容されるように、リンク昇降装置130の縦
リンク136に結合され、かつ、平行リンク駆動装置1
20sによって第1継手部材170,172のZ方向の
昇降量の絶対値が等しいので、スポット点Sは移動しな
い。
【0083】したがって、平行リンク駆動装置120s
による回動とリンク昇降装置130による回動とを組み
合わせることによって、支持プレート150をスポット
点Sを中心としてあらゆる方向に傾動することができ
る。
【0084】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【0085】たとえば、第2および第3実施形態の装置
100,100xにおいて、平行リンク駆動装置12
0,120s、およびリンク昇降装置130,130s
は、適宜方法で駆動することができる。たとえば、縦リ
ンク126,136をシリンダで昇降するようにしても
よい。あるいは、第2実施形態において、リンク昇降装
置130a以外の駆動装置によって、支持ピン161,
163の軸心とスポット点Sとを結ぶ直線のまわりに支
持プレート150を回動するように構成してもよい。ま
た、第2実施形態において、平行リンク駆動装置120
の横リンク122,124の長さをたとえば半分にし、
縦リンク126,128の形状をく字状に折れ曲がった
形状としてもよい。あるいは、第2実施形態において、
リンク昇降装置130sに代え、第3実施形態の平行リ
ンク駆動装置120sと同様に構成した第2の平行リン
ク駆動装置を、平行リンク駆動装置120と直角に配置
することによって、支持プレート150を合計3点で支
持する代わりに合計4点で支持するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態の装置10,100,100x
を、フォトマスク以外の平面体(例えば、ウエハー)等
の表面検査に用いることができる。また、目視検査に限
らず、検査員の代わりにカメラを用いて自動検査に適用
することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のフォトマスク表面検査
装置の正面図および側面図である。
【図2】 図1のフォトマスク表面検査装置の検査ステ
ージユニットの平面図である。
【図3】 図2の検査ステージユニットの中央断面図で
ある。
【図4】 図2の略IV-IV線沿いの略図である。
【図5】 図1のフォトマスク表面検査装置の検査準備
完了時の略斜視図である。
【図6】 フォトマスクの表面検査方法の説明図であ
る。
【図7】 本発明の第2実施例のフォトマスク表面検査
装置の平面図である。
【図8】 図7の略VIII-VIII線沿いの断面図である。
【図9】 図7の略IX-IX線沿いの断面図である。
【図10】 本発明の第3実施形態のフォトマスク表面
検査装置の断面図である。
【図11】 本発明の第3実施形態のフォトマスク表
面検査装置の断面図である。
【符号の説明】 10 フォトマスク検査装置 12 装置本体 14 搬入扉 16 検査窓 20 操作ユニット 22 ジョイスティック 28 制御ユニット 30 検査ステージユニット 31 略半球支持体 32 フランジ(周縁) 33 ボールベアリグ(第1の駆動装置、略半球支持体
支持手段) 36 駆動ベルト取り付け腕 38 駆動ベルト取り付け具 40 駆動ベルト(第1の駆動装置) 42 案内プーリー 44 テンションプーリー 46 駆動プーリー(第1の駆動装置、駆動ベルト駆動
手段) 48 案内プーリー 50 支持プレート 51 移動領域 52 回転ユニット 54 XYステージ(第2の駆動装置) 54x,54y 案内軸 60 照明ライト 62 照明ライト(ライティング) 80 フォトマスク(被検査平面体) 90 検査員 100,100x フォトマスク検査装置 101 装置本体 102 操作ユニット 103 検査ステージユニット 104 ジョイスティック 106 ボタン 108 制御ユニット 110 周壁 112 切り欠き 114 コラム 120,120s 平行リンク駆動装置(第1の駆動装
置) 121a 駆動モータ 121b 減速装置 121c カムポジショナー 122 横リンク 122a 端部 122b 中間部 122c 端部 124 横リンク 124a 端部 124b 中間部 124c 端部 124s,124t 端部 126,126s 縦リンク 127 支持ピン 128,128s 縦リンク 129 支持ピン 130,130s リンク昇降装置(第1の駆動装置) 131a 駆動モータ 131b 減速装置 131c カムポジショナー 131s 出力歯車 132 横リンク 132a,132b 端部 134 横リンク 134a,134b.134s 端部 135 入力歯車 136,136s 縦リンク 137 支持ピン 150 支持プレート 152 XYステージ(第2の駆動装置) 160 第1支持アーム(プレート支持部材) 161 支持ピン 162 第1支持アーム(プレート支持部材) 163 支持ピン 164 第2支持アーム(プレート支持部材) 165 支持ピン 170,172 第1継手部材 174 第2継手部材 S スポット点(回動支点)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査平面体(80)が載置される支持
    プレート(50,150)と、 該支持プレート(50,150)に載置された被検査平
    面体(80)の被検査面上の一点(S)とその周囲を照
    らすライティング(62)と、 固定ベースに支持され、ライティング(62)に照らさ
    れた被検査平面体(80)の上記一点(S)を回動支点
    とし、該回動支点を通る被検査平面体(80)の被検査
    面の法線があらゆる方向に傾動するように、支持プレー
    ト(50,150)を傾動させる第1の駆動装置(3
    3,40,46;120,130s;120s,130)
    と、 支持プレート(50,150)を、該支持プレート(5
    0,150)に載置された被検査平面体(80)の被検
    査面沿いに大略直交する2方向に移動させる第2の駆動
    装置(54,152)とを備えたことを特徴とする、フ
    ォトマスク等の表面検査装置。
  2. 【請求項2】 支持プレート(50)に載置された被検
    査平面体(80)の被検査面の法線に平行な回転軸まわ
    りに支持プレート(50)を回転させる第3の駆動装置
    (52)をさらに備えたことを特徴とする、請求項1記
    載のフォトマスク等の表面検査装置。
  3. 【請求項3】 ライティング(62)に照らされた被検
    査平面体(80)の上記一点(S)を中心とする球面を
    外周面として有する椀状の略半球支持体(31)を備
    え、該略半球支持体(31)の中に、該略半球支持体
    (31)の周縁(32)と略等しいレベルに被検査平面
    体(80)を支持する上記支持プレート(50)と、上
    記支持プレート(50)を移動させる上記第2の駆動装
    置(54)とを備え、 上記第1の駆動装置(30,40,46)は、上記略半球
    支持体(31)を上記略半球支持体(31)の外周面に
    沿って移動させることを特徴とする、請求項1記載のフ
    ォトマスク等の表面検査装置。
  4. 【請求項4】 上記略半球支持体(31)の中に、支持
    プレート(50)に載置された被検査平面体(80)の
    被検査面の法線に平行な回転軸まわりに支持プレート
    (50)を回転させる第3の駆動装置(52)をさらに
    備えたことを特徴とする、請求項3記載のフォトマスク
    等の表面検査装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の駆動装置(120,130
    s;120s,130)は、 上記回動支点(S)を通り上記被検査面と略直交する基
    準軸(Z)の周囲に、該基準軸(Z)と大略平行にそれ
    ぞれ配置され、上記被検査面を含む平面上において上記
    支持プレート又は上記支持プレートを支持するプレート
    支持部材(160,162,164)にそれぞれ結合さ
    れた少なくとも3つの縦リンク(126,128,13
    6s;126s,128s,136)と、 該各縦リンク(126,128,136s;126s,
    128s,136)を大略上記基準軸(Z)に沿ってそ
    れぞれ昇降させる昇降手段とを備え、 少なくとも一つの上記縦リンク(126,128;13
    6)は、上記基準軸(Z)と平行に配置され、上記基準
    軸(Z)とともに第1のリンク対をなし、該第1のリン
    ク対は、上記被検査面に平行に配置された第2のリンク
    対(122,124;132,134)とともに平行リ
    ンク機構を構成し、 該少なくとも一つの縦リンク(126,128;13
    6)と上記支持プレート又は上記支持プレートを支持す
    るプレート支持部材(160,162;164)とは、
    該縦リンク(126,128;136)の延在方向の軸
    まわりの相対回転が阻止されたことを特徴とする、請求
    項1記載のフォトマスク等の表面検査装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の駆動装置(120,130
    s)は、平行リンク駆動装置(120)と、リンク昇降
    装置(130s)とからなり、 上記平行リンク駆動装置(120)は、 上記回動支点(S)を通りかつ上記被検査面と略直交す
    る基準軸(Z)を含む基準平面(X−Z)内において上
    記被検査面に平行にそれぞれ配置され、それぞれの中間
    部分(122b,124b)が、上記基準軸(Z)を通
    りかつ上記基準平面(X−Z)と直交する回転軸を中心
    に回動自在に上記固定ベースに結合された、一対の横リ
    ンク(122,124)と、 上記基準平面(X−Z)内において上記基準軸(Z)の
    両側に上記基準軸(Z)と平行にそれぞれ配置され、上
    記一対の横リンク(122,124)の両端(122
    a,122c;124a,124c)に回動自在にそれ
    ぞれ結合され、さらに、上記被検査面を含む平面内にお
    いて上記支持プレート又は上記支持プレートを支持する
    プレート支持部材(160,162)に回動自在にそれ
    ぞれ結合された、一対の縦リンク(126,128)と
    を備え、 上記リンク昇降装置(130s)は、 上記基準軸(Z)を通りかつ上記基準平面(X−Z)と
    直交する平面(Y−Z)内において上記被検査面に平行
    に配置され、その一端(134b)が、上記基準平面
    (X−Z)内で上記基準軸(Z)と直交する回転軸を中
    心に回動自在に上記固定ベースに結合された、一つの横
    リンク(134)と、 上記基準軸(Z)を通りかつ上記基準平面(X−Z)と
    直交する平面(Y−Z)内またはその近傍において上記
    基準軸(Z)と大略平行に配置され、上記横リンク(1
    34)の他端(134s)に回動自在に結合され、さら
    に、上記被検査面を含む平面内において上記支持プレー
    ト又は上記支持プレートを支持するプレート支持部材
    (164)に回動自在に結合された、一つの縦リンク
    (136s)とを備えたことを特徴とする、請求項1記
    載のフォトマスク等の表面検査装置。
  7. 【請求項7】 上記第1の駆動装置(120s,13
    0)は、平行リンク駆動装置(120s)と、リンク昇
    降装置(130)とからなり、 上記平行リンク駆動装置(120s)は、 上記回動支点(S)を通りかつ上記被検査面と略直交す
    る基準軸(Z)を含む基準平面(X−Z)内において上
    記被検査面に平行に配置され、その中間部分(124
    b)が、上記基準軸(Z)を通りかつ上記基準平面(X
    −Z)と直交する回転軸を中心に回動自在に上記固定ベ
    ースに結合された、一つの横リンク(124)と、 上記基準平面(X−Z)またはその近傍において上記基
    準軸(Z)の両側に上記基準軸(Z)と大略平行にそれ
    ぞれ配置され、その一端が、上記横リンク(124)の
    両端(124s,124t)に回動自在にそれぞれ結合
    され、その他端が、上記被検査面を含む平面内において
    上記支持プレート又は上記支持プレートを支持するプレ
    ート支持部材(160,162)に回動自在にそれぞれ
    結合された、一対の縦リンク(126s,128s)と
    を備え、 上記リンク昇降装置(130)は、 上記基準軸(Z)を通りかつ上記基準平面(X−Z)と
    直交する平面(Y−Z)内において上記被検査面に平行
    にそれぞれ配置され、それぞれの一端(132b,13
    4b)が、上記基準平面(X−Z)内で上記基準軸
    (Z)と直交する回転軸を中心に回動自在に上記固定ベ
    ースに結合され、それぞれの他端(132a,134
    a)が上記基準軸(Z)に関して互いに同じ側に配置さ
    れた、一対の横リンク(132,134)と、 上記基準軸(Z)を通りかつ上記基準平面(X−Z)と
    直交する平面(Y−Z)内において上記基準軸(Z)と
    平行に配置され、上記一対の横リンク(132,13
    4)の上記他端(132a,134a)に回動自在にそ
    れぞれ結合され、さらに、上記被検査面を含む平面内に
    おいて上記支持プレート又は上記支持プレートを支持す
    るプレート支持部材(164)に、その延在方向の軸ま
    わりの相対回転が阻止された状態で、回動自在にそれぞ
    れ結合された、一つの縦リンク(136)とを備えたこ
    とを特徴とする、請求項1記載のフォトマスク等の表面
    検査装置。
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