JPH11141023A - 壁パネルと床パネルとの接合構造及び建物ユニット - Google Patents

壁パネルと床パネルとの接合構造及び建物ユニット

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JPH11141023A
JPH11141023A JP31059597A JP31059597A JPH11141023A JP H11141023 A JPH11141023 A JP H11141023A JP 31059597 A JP31059597 A JP 31059597A JP 31059597 A JP31059597 A JP 31059597A JP H11141023 A JPH11141023 A JP H11141023A
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JP
Japan
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floor
panel
wall
floor panel
wall panel
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JP31059597A
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English (en)
Inventor
Makoto Hoshi
信 星
Akihiro Nishiyama
明博 西山
Naoko Ogoshi
直子 大越
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物ユニット等を構成する壁パネルと床パネ
ルとを簡易に接合すること。 【解決手段】 壁パネル11と床パネル12との接合構
造において、壁パネル11の内壁面に床受け材41と通
し材43とが固定され、床受け材41の床支持水平片4
1Bに載せた床パネル12を通し材43に取着してなる
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁パネルと床パネ
ルとの接合構造及び建物ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、壁パネルの内壁面に床パネ
ルの端部が接合された、いわゆる壁勝ちの建物ユニット
として、特願平8-296526号に係るものを提案している。
この従来技術は、壁パネルの内部に床パネルの端部に沿
う補強材を設け、L字状床受け材を壁パネルに設けた上
記補強材に固定し、床受け材の水平片に床パネルの端部
を載せ、床受け材の下方からの上向きの釘打ちにより該
床受け材の水平片に床パネルの端部を取着することとし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、壁パネルに固定した床受け材に床パネルの端部を
取着するのに、床受け材の下方からの上向きの釘打ちに
よっているため、作業性が悪い。
【0004】本発明の課題は、建物ユニット等を構成す
る壁パネルと床パネルとを簡易に接合することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、壁パネルの内壁面に床パネルの端部が接合された壁
パネルと床パネルとの接合構造において、壁パネルの内
壁面に、床支持水平片をもつ床受け材と、床受け材の上
方側に設けられる通し材とが固定され、床受け材の床支
持水平片に載せた床パネルを通し材に取着してなるよう
にしたものである。
【0006】請求項2に記載の本発明は、壁パネルの内
壁面に床パネルの端部が接合された壁パネルと床パネル
との接合構造において、壁パネルの内壁面に床支持水平
片をもつ床受け材が固定され、床パネルの端部に壁取着
鉛直片をもつ接続具が固定され、床受け材の床支持水平
片に載せた床パネルに固定してある上記接続具の壁取着
鉛直片を壁パネルに取着してなるようにしたものであ
る。
【0007】請求項3に記載の本発明は、壁パネルの内
壁面に床パネルの端部が接合された壁パネルと床パネル
との接合構造において、壁パネルの内壁面に床支持水平
片をもつ床受け材が固定され、床パネルの端部に、上記
床受け材の床支持水平片が挿着できる挿着部をもつ接続
具が固定され、床受け材の床支持水平片に上記接続具の
挿着部を挿着し、それらの床受け材と接続具とを互いに
固定するようにしたものである。
【0008】請求項4に記載の本発明は、壁パネルの内
壁面に床パネルの端部が接合された壁パネルと床パネル
との接合構造において、床パネルの端面に壁面材を取着
し、該壁面材の高さ寸法は床パネルの厚みより大きく床
パネルの上下に突出させてなり、上記壁面材の上下の突
出部を壁パネルの枠材に取着してなるようにしたもので
ある。
【0009】請求項5に記載の本発明は、壁パネルの内
壁面に床パネルの端部が接合された壁パネルと床パネル
との接合構造において、床パネルの端面に壁面材を挟ん
で通し材を取着し、それらの通し材と壁面材の高さ寸法
は床パネルの厚みより大きく床パネルの上下に突出させ
てなり、壁パネルの枠材に上記通し材が嵌合できる嵌合
部が設けられ、通し材を壁パネルの嵌合部に嵌合し、そ
れらの通し材と壁面材の上下の突出部を壁パネルの枠材
に取着してなるようにしたものである。
【0010】請求項6に記載の本発明は、壁パネルの内
壁面に床パネルの端部が接合された壁パネルと床パネル
との接合構造において、床パネルの端部にはほぞが形成
され、壁パネルの枠材には床パネルのほぞが嵌合できる
ほぞ溝が形成され、壁パネルの枠材の上記ほぞ溝回りに
は床受けプレートが取着され、床受けプレートには床パ
ネルのほぞが貫通する貫通孔が設けられるとともに、該
貫通孔の周辺で床パネルのほぞに係止する抜け止め爪が
設けられてなるようにしたものである。
【0011】請求項7に記載の本発明に係る建物ユニッ
トは、請求項1〜6のいずれかに記載の壁パネルと床パ
ネルとの接合構造によって壁パネルと床パネルとが接合
されたものである。
【0012】請求項1に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 壁パネルに固定した床受け材の上に床パネルを載せ、
この床パネルを床受け材の上方側の通し材に釘打ち等に
より取着するものであるから、床パネルの上方からの下
向きの釘打ち等の下向き作業により壁パネルと床パネル
とを接合するものとなり、壁パネルと床パネルとを簡易
に接合できる。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 壁パネルに固定した床受け材の上に床パネルを載せ、
この床パネルに固定してある接続具の鉛直片を壁パネル
にビス止め等により取着するものであるから、床パネル
の上方からの横向きもしくは下向きのビス止め等の横向
きもしくは下向き作業により壁パネルと床パネルとを接
合するものとなり、壁パネルと床パネルとを簡易に接合
できる。
【0014】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 床パネルの端部に固定してある接続具の挿着部を、壁
パネルに固定してある床受け材の水平片に挿着し、それ
らの床受け材と接続具とを床パネルの上方から釘打ち等
により互いに固定するものであるから、床パネルの上方
からの下向きの釘打ち等の下向き作業により壁パネルと
床パネルとを接合するものとなり、壁パネルと床パネル
とを簡易に接合できる。
【0015】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 床パネルの端面に取着してある壁面材の上下の突出部
を壁パネルの枠材に取着するものであるから、床パネル
の側方からの横向きの釘打ち等の横向き作業により壁パ
ネルと床パネルとを接合するものとなり、壁パネルと床
パネルとを簡易に接合できる。
【0016】請求項5に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 床パネルの端面に取着してある壁面材と通し材のうち
の通し材を壁パネルの嵌合部に嵌合し、それらの通し材
と壁面材の上下の突出部を壁パネルの枠材に取着するも
のであるから、床パネルの側方からの横向きの釘打ち等
の横向き作業により壁パネルと床パネルとを接合するも
のとなり、壁パネルと床パネルとを簡易に接合できる。
【0017】請求項6に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 床パネルの端部に形成したほぞを、壁パネルの枠材に
設けた床受けプレートの貫通孔から該壁パネルの枠材に
形成してあるほぞ溝に嵌合する。そして、床パネルのほ
ぞは、床受けプレートの貫通孔の周辺に設けてある抜け
止め爪に係止せしめられて固定される。床パネルのほぞ
の抜け止めのために接着剤を用いる必要がなく、壁パネ
ルと床パネルとを簡易に接合できる。
【0018】請求項7に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 壁パネルと床パネルとを簡易に接合した建物ユニット
を実現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明が適用される建物ユ
ニットを示す模式図、図2は第1実施形態を示す模式
図、図3は第2実施形態を示す模式図、図4は第2実施
形態の床受け材と接続具とを示す模式図、図5は第3実
施形態を示す模式図、図6は第3実施形態の接続具を示
す模式図、図7は第4実施形態を示す模式図、図8は第
5実施形態を示す模式図、図9は第6実施形態を示す模
式図、図10は床パネルのほぞと壁パネルの床受けプレ
ート及びほぞ溝を示す模式図、図11は床受けプレート
を示す模式図、図12は壁パネルへの床受けプレートと
壁面材の取付工程を示す模式図である。
【0020】(建物ユニット)(図1) 建物ユニット10は、図1に示す如く、壁パネル11の
内壁面に床パネル12の端部を接合して構成されたもの
である。
【0021】壁パネル11は、例えば図2に示す如く、
上枠21と下枠22との間に複数本の縦枠23(上枠2
1、下枠22と同一幅)を備えて壁枠組が形成され、こ
の壁枠組の内外のそれぞれに内壁面材24と外壁面材2
5のそれぞれが釘打ち及び/又は接着剤を用いて取着さ
れたものである。また、この壁パネル11には、床パネ
ル12の接合対応部位の縦枠間にかい木26が設けられ
ている。
【0022】床パネル12は、妻方向に延びる複数本の
床根太31を有し、妻方向の両端部に端根太32を、桁
方向の両端部に不図示の側根太をそれぞれ備えて床枠組
が形成され、この床枠組の上下のそれぞれにパーチクル
ボード等からなる床表面材33と、パーチクルボード等
からなる床裏面材34のそれぞれが釘打ち及び/又は接
着剤を用いて取着されたものである。
【0023】尚、建物ユニット10が上階建物ユニット
として用いられる場合には、壁パネル11の内壁面で床
パネル12より下位に、天井パネルの端部が接合され
る。
【0024】然るに、建物ユニット10にあっては、壁
パネル11と床パネル12とを第1実施形態〜第6実施
形態の接合構造にて接合している。
【0025】(第1実施形態)(図2) 第1実施形態にあっては、図2に示す如く、壁パネル1
1の上下のかい木26、26に挟まれる縦枠23の床パ
ネル12が衝合する面に、床パネル12の幅方向に沿う
長尺のL字状の床受け材41が固定されている。床受け
材41は、L形鋼等からなり、壁取着鉛直片41Aを釘
42により縦枠23に釘打ち固定され、床支持水平片4
1Bを壁前方に突出している。
【0026】また、壁パネル11の上記床受け材41が
固定されている縦枠23の床パネル12が衝合する面
で、床受け材41が固定されている位置の上方側には、
床パネル12の幅方向に沿う長尺の木質の通し材43が
固定されている。通し材43は、縦枠23に設けた切欠
部44に納められる状態で、釘45により縦枠23に釘
打ち固定される。
【0027】これにより、建物ユニット10にあって
は、床受け材41の床支持水平片41Bの上に載せた床
パネル12を、通し材43に取着することにて、壁パネ
ル11の内壁面に床パネル12の端部を接合するものと
なる。床パネル12は、床パネル12の斜め上方から床
表面材33、端根太32に釘46を通すことにより、通
し材43に釘打ち固定される。
【0028】建物ユニット10は以下の如く組み立てら
れる。 (1) 壁パネル11と床パネル12とを個別に仕上げる。
このとき、壁パネル11に床受け材41の壁取着鉛直片
41A、通し材43が固定される(図2(A))。
【0029】(2) 床パネル12の端部を床受け材41の
床支持水平片41Bに載せる。そして、床パネル12の
斜め上方からの釘打ち作業により、床パネル12を通し
材43に固定する(図2(B))。
【0030】尚、壁パネル11に接合された床パネル1
2の床上に表われる釘46の頭等は、畳(和室)、幅木
(洋室)等により化粧され得る。
【0031】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 壁パネル11に固定した床受け材41の上に床パネル
12を載せ、この床パネル12を床受け材41の上方側
の通し材43に釘打ち等により取着するものであるか
ら、床パネル12の上方からの下向きの釘打ち等の下向
き作業により壁パネル11と床パネル12とを接合する
ものとなり、壁パネル11と床パネルとを簡易に接合で
きる。
【0032】壁パネル11と床パネルとを簡易に接合
した建物ユニット10を実現できる。
【0033】(第2実施形態)(図3、図4) 第2実施形態にあっては、図3、図4に示す如く、壁パ
ネル11の上下のかい木26、26に挟まれる縦枠23
の床パネル12が衝合する面に、床パネル12の幅方向
に沿う長尺のZ字状の床受け材51が固定される。床受
け材51は、Z形鋼等からなり、壁取着鉛直片51Aを
ビス52により縦枠23にビス止め固定され、壁支持水
平片51Bを縦枠23の上端面に設けた切欠部53に係
止され、床支持水平片51Cを壁前方に突出している。
床受け材51は、床支持水平片51Cに係合ピン54を
備えている。
【0034】また、壁パネル12の端部には、壁パネル
12の幅方向に沿う長尺のL字状の接続具55が固定さ
れている。接続具55は、L形鋼等からなり、床取着水
平片55Aを床パネル12の床表面材33の下で床根太
31、側根太32の上にビス56によりビス止めされ、
壁取着鉛直片55Bを床上方に突出している。
【0035】これにより、建物ユニット10にあって
は、床受け材51の床支持水平片51Cに載せた床パネ
ル12に固定してある接続具55の壁取着鉛直片55B
を、壁パネル11に取着することにて、壁パネル11の
内壁面に床パネル12の端部を接合するものとなる。床
パネル12の接続具55の壁取着鉛直片55Bは、ビス
57を用いて、床パネル12の上横方から壁パネル11
のかい木26にビス止めされる。
【0036】尚、床パネル12を壁パネル11に接合し
た接続具55の壁取着鉛直片55B回りは、畳(和
室)、幅木(洋室)等により化粧され得る。
【0037】建物ユニット10は以下の如く組み立てら
れる。 (1) 壁パネル11と床パネル12とを個別に仕上げる。
このとき、壁パネル11に床受け材51が固定され、床
パネル12に接続具55が固定される(図3(A))。
【0038】(2) 床パネル12の端部を床受け材51の
床支持水平片51Cに載せる。このとき、床パネル12
の床裏面材34に設けてある係合孔(不図示)を床受け
材51の床支持水平片51Cの係合ピン54に係合す
る。そして、床パネル12に固定してある接続具55の
壁取着鉛直片55Bを、横方向からのビス止め作業によ
り、壁パネル11に固定する(図3(B))。
【0039】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 壁パネル11に固定した床受け材51の上に床パネル
12を載せ、この床パネル12に固定してある接続具5
5の鉛直片55Bを壁パネル11にビス止め等により取
着するものであるから、床パネル12の上方からの横向
きもしくは下向きのビス止め等の横向きもしくは下向き
作業により壁パネル11と床パネル12とを接合するも
のとなり、壁パネル11と床パネル12とを簡易に接合
できる。
【0040】壁パネル11と床パネル12とを簡易に
接合した建物ユニット10を実現できる。
【0041】(第3実施形態)(図5、図6) 第3実施形態にあっては、図5、図6に示す如く、壁パ
ネル11の上下のかい木26、26に挟まれる縦枠23
の床パネル12が衝合する面に、床パネル12の幅方向
に沿う長尺のL字状の床受け材61が固定されている。
床受け材61は、L形鋼等からなり、壁取着鉛直片61
Aを釘62により縦枠23に釘打ち固定され、床支持水
平片61Bを壁前方に突出している。
【0042】また、床パネル12の端部には、床パネル
12の幅方向に沿う複数位置にそれぞれ短尺のL字状の
接続具63が固定される。接続具63は、L形鋼等から
なり床取着鉛直片63Aを壁パネル12における壁表面
材33の裏側で、端根太32の裏面に釘64に固定され
る。また、接続具63は、床支持水平片63Bを床表面
材33の裏面に沿う端根太32の上面切欠部65に納め
られ、床支持水平片63Bとこの切欠部65との間に、
床受け材61の床支持水平片61Bが挿着できる挿着部
66を形成する。
【0043】これにより、建物ユニット10にあって
は、床受け材61の床支持水平片61Bに接続具63の
床支持水平片63Bが形成する挿着部66を挿着し、そ
れらの床受け材61と接続具63とを釘67を用いて互
いに固定する。釘67は、床パネル12の上方から床表
面材33を通り、床受け材61、接続具63を端根太3
2に固定する。
【0044】尚、床パネル12を壁パネル11に接合し
た床受け材61の壁取着鉛直片61A等は、畳(和
室)、幅木(洋室)等により化粧され得る。
【0045】建物ユニット10は以下の如く組み立てら
れる。 (1) 壁パネル11と床パネル12とを個別に仕上げる。
このとき、壁パネル11に床受け材61が固定され、床
パネル12に接続具63が固定される(図5(A))。
【0046】(2) 床受け材61の床支持水平片61Bに
接続具63の床支持水平片63Bが形成する挿着部66
を挿着し、床パネル12の端部を床受け材61の床支持
水平片61Bに預ける。そして、床パネル12の上方か
ら床受け材61と接続具63を釘打ち作業により固定す
る(図5(B))。
【0047】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 床パネル12の端部に固定してある接続具63の挿着
部66を、壁パネル11に固定してある床受け材61の
水平片61Bに挿着し、それらの床受け材61と接続具
63とを床パネル12の上方から釘打ち等により互いに
固定するものであるから、床パネル12の上方からの下
向きの釘打ち等の下向き作業により壁パネルと床パネル
とを接合するものとなり、壁パネル11と床パネル12
とを簡易に接合できる。
【0048】壁パネル11と床パネル12とを簡易に
接合した建物ユニット10を実現できる。
【0049】(第4実施形態)(図7) 第4実施形態にあっては、図7に示す如く、床パネル1
2の端面に、床パネル12の幅方向に沿う長尺の壁面材
71を取着する。壁面材71は、鋼板等からなり、床パ
ネル12の厚みより大きな高さ寸法を付与され、床パネ
ル12の上下に突出し、釘72により床パネル12の端
根太32に取着される。
【0050】これにより、建物ユニット10にあって
は、壁面材71の上突出部71Aを上かい木26(及び
縦枠23)に、下突出部71Bを下かい木26(及び縦
枠23)に取着される。
【0051】壁面材71の突出部71A、71Bは、釘
73によりかい木26(及び縦枠23)に釘打ち固定さ
れる。
【0052】尚、床パネル12を壁パネル11に接合し
た壁面材71の上突出部71A回りは、畳(和室)、幅
木(洋室)等により化粧され得る。
【0053】建物ユニット10は、以下の如く組み立て
られる。 (1) 壁パネル11と床パネル12とを個別に仕上げる。
このとき、床パネル12に壁面材71が固定される(図
7(A))。
【0054】(2) 壁面材71の上下の突出部71A、7
1Bを、横方向からの釘打ち作業により、壁パネル11
のかい木26(及び縦枠23)に固定する(図7
(B))。
【0055】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 床パネル12の端面に取着してある壁面材71の上下
の突出部71A、71Bを壁パネル11の枠材に取着す
るものであるから、床パネル12の側方からの横向きの
釘打ち等の横向き作業により壁パネル11と床パネル1
2とを接合するものとなり、壁パネル11と床パネル1
2とを簡易に接合できる。
【0056】壁パネル11と床パネル12とを簡易に
接合した建物ユニット10を実現できる。
【0057】(第5実施形態)(図8) 第5実施形態にあっては、図8に示す如く、床パネル1
2の端面に、床パネル12の幅方向に沿う長尺の壁面材
81を挟んで、同じく床パネル12の幅方向に沿う長尺
の通し材82を取着する。壁面材81は、火山性硝子質
複層板等からなり、通し材82は例えば木質からなり、
壁面材81、通し材82は床パネル12の厚みより大き
な高さ寸法を付与され、床パネル12の上下に突出し、
釘83により床パネル12の端根太32に取着される。
【0058】他方、壁パネル11の上下のかい木26、
26に挟まれる縦枠23の床パネル12が衝合する面に
は、通し材82が嵌合できる嵌合部84が切欠形成され
る。
【0059】これにより、建物ユニット10にあって
は、通し材82を壁パネル11の嵌合部84に嵌合し、
壁面材81と通し材82の上突出部81A、82Aを上
かい木26(及び縦枠23)に、下突出部81B、82
Bを下かい木26(及び縦枠23)に取着される。壁面
材81、通し材82の突出部81A、81B、82A、
82Bは、釘85によりかい木26(及び縦枠23)に
釘打ち固定される。
【0060】尚、床パネル12を壁パネル11に接合し
た壁面材81の上突出部81A回りは、畳(和室)、幅
木(洋室)等により化粧され得る。
【0061】建物ユニット10は、以下の如く組み立て
られる。 (1) 壁パネル11と床パネル12とを個別に仕上げる。
このとき、床パネル12に壁面材81、通し材82が固
定される(図8(A))。
【0062】(2) 壁面材81の上下突出部81A、81
B、通し材82の上下突出部82A、82Bを、横方向
からの釘打ち作業により、壁パネル11のかい木26
(及び縦枠23)に固定する(図7(B))。
【0063】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 床パネル12の端面に取着してある壁面材81と通し
材82のうちの通し材82を壁パネル11の嵌合部84
に嵌合し、それらの通し材82と壁面材81の上下の突
出部81A、81B、82A、82Bを壁パネル11の
枠材に取着するものであるから、床パネル12の側方か
らの横向きの釘打ち等の横向き作業により壁パネル11
と床パネル12とを接合するものとなり、壁パネル11
と床パネル12とを簡易に接合できる。
【0064】壁パネル11と床パネル12とを簡易に
接合した建物ユニット10を実現できる。
【0065】(第6実施形態)(図9〜図12) 第6実施形態にあっては、図9、図10に示す如く、床
パネル12の端部に、ほぞ91が形成される。ほぞ91
は、床根太31の端部を端根太32に設けた貫通孔から
外方に突出させることにて形成されたものである。
【0066】他方、壁パネル11のかい木26の直下に
位置する縦枠23の床パネル12が衝合する面には、床
パネル12のほぞ91が嵌合できるほぞ溝92が形成さ
れる。
【0067】そして、壁パネル11の縦枠23の上記ほ
ぞ溝92回りには床受けプレート100が取着される。
床受けプレート100は図11に示す如く、床パネル1
2のほぞ91が貫通する貫通孔101を備え、貫通孔1
01の上下の上下張り出し部102、103は縦枠23
を挟む位置決め片102A、103Aを備え、貫通孔1
01の両側の横張り出し部104、104は補強片10
4Aを備える。また、床受けプレート100は、上下張
り出し部102、103の表面に壁パネル11の内壁面
材24に係入するためのネイル105を、裏面に壁パネ
ル11の縦枠23に係入するためのネイル106を備え
る。また、床受けプレート100は、上張り出し部10
2の裏面の貫通孔101に沿うエッジに高さ位置決め片
107を備える。また、床受けプレート100は、両側
の横張り出し部104の裏面の貫通孔101に沿うエッ
ジに鋸刃状をなして貫通孔101の内方に向かう抜け止
め爪108を備える。抜け止め爪108は、床受けプレ
ート100の貫通孔101に貫通せしめられたほぞ91
に係止してこれを抜け止めする。
【0068】また、壁パネル11の内壁面材24も、床
パネル12のほぞ91が貫通する貫通孔93を備える。
【0069】建物ユニット10は、以下の如く組み立て
られる。 (1) 壁パネル11と床パネル12とを個別に仕上げる。
このとき、壁パネル11はほぞ溝92、床受けプレート
100等を備え、床パネル12はほぞ91を備える。
【0070】(2) 床パネル12のほぞ91を、壁パネル
11の内壁面材24の貫通孔93、床受けプレート10
0の貫通孔101に通し、縦枠23のほぞ溝92に嵌合
する。この嵌合状態で、ほぞ91は床受けプレート10
0の抜け止め爪108に係止して抜け止め固定されるも
のとなる。
【0071】尚、壁パネル11の縦枠23のほぞ溝9
2、内壁面材24の貫通孔93は下記(A) 又は(B) にて
作成される。(A) 図12(A)に示す如く、壁パネル1
1の縦枠23、内壁面材24の所定部位に予めほぞ溝9
2、貫通孔93を加工しておく方法。
【0072】この場合には、床受けプレート100の高
さ決め片107を縦枠23に設けてあるほぞ溝92の上
端エッジに押し当てて床受けプレート100を位置決め
し、この床受けプレート100を縦枠23と内壁面材2
4により挟持するように、縦枠23と内壁面材24と床
受けプレート100を固定する。
【0073】(B) 図12(B)に示す如く、壁パネル1
1の縦枠23に、床受けプレート100を挟んで内壁面
材24を貼着した後、ほぞ溝92、貫通孔93を加工す
る方法。
【0074】この場合には、床受けプレート100の上
張り出し部102の上端部をかい木26の下面に押し当
てて床受けプレート100を位置決めし、この床受けプ
レート100を縦枠23と内壁面材24により挟持する
如くに、縦枠23と内壁面材24と床受けプレート10
0を固定し、床受けプレート100の貫通孔101の内
側相当部となる位置にて、内壁面材24の貫通孔93を
加工し、続いて縦枠23のほぞ溝92を加工する。
【0075】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 床パネル12の端部に形成したほぞ91を、壁パネル
11の枠材に設けた床受けプレート100の貫通孔10
1から該壁パネル12の枠材に形成してあるほぞ溝92
に嵌合する。そして、床パネル12のほぞ91は、床受
けプレート100の貫通孔の周辺に設けてある抜け止め
爪108に係止せしめられて固定される。床パネル12
のほぞ91の抜け止めのために接着剤を用いる必要がな
く、壁パネル11と床パネル12とを簡易に接合でき
る。
【0076】壁パネル11と床パネル12とを簡易に
接合した建物ユニット10を実現できる。
【0077】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、建物ユニ
ット等を構成する壁パネルと床パネルとを簡易に接合す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用される建物ユニットを示す
模式図である。
【図2】図2は第1実施形態を示す模式図である。
【図3】図3は第2実施形態を示す模式図である。
【図4】図4は第2実施形態の床受け材と接続具とを示
す模式図である。
【図5】図5は第3実施形態を示す模式図である。
【図6】図6は第3実施形態の接続具を示す模式図であ
る。
【図7】図7は第4実施形態を示す模式図である。
【図8】図8は第5実施形態を示す模式図である。
【図9】図9は第6実施形態を示す模式図である。
【図10】図10は床パネルのほぞと壁パネルの床受け
プレート及びほぞ溝を示す模式図である。
【図11】図11は床受けプレートを示す模式図であ
る。
【図12】図12は壁パネルへの床受けプレートと壁面
材の取付工程を示す模式図である。
【符号の説明】
10 建物ユニット 11 壁パネル 12 床パネル 41 床受け材 41B 床支持水平片 43 通し材 51 床受け材 51C 床支持水平片 55 接続具 55B 壁取着鉛直片 61 床受け材 61B 床支持水平片 63 接続具 66 挿着部 71 壁面材 71A、71B 突出部 81 壁面材 81A、81B 突出部 82 通し材 82A、82B 突出部 84 嵌合部 91 ほぞ 92 ほぞ溝 100 床受けプレート 101 貫通孔 108 抜け止め爪

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネルの内壁面に床パネルの端部が接
    合された壁パネルと床パネルとの接合構造において、 壁パネルの内壁面に、床支持水平片をもつ床受け材と、
    床受け材の上方側に設けられる通し材とが固定され、 床受け材の床支持水平片に載せた床パネルを通し材に取
    着してなることを特徴とする壁パネルと床パネルとの接
    合構造。
  2. 【請求項2】 壁パネルの内壁面に床パネルの端部が接
    合された壁パネルと床パネルとの接合構造において、 壁パネルの内壁面に床支持水平片をもつ床受け材が固定
    され、 床パネルの端部に壁取着鉛直片をもつ接続具が固定さ
    れ、 床受け材の床支持水平片に載せた床パネルに固定してあ
    る上記接続具の壁取着鉛直片を壁パネルに取着してなる
    ことを特徴とする壁パネルと床パネルとの接合構造。
  3. 【請求項3】 壁パネルの内壁面に床パネルの端部が接
    合された壁パネルと床パネルとの接合構造において、 壁パネルの内壁面に床支持水平片をもつ床受け材が固定
    され、 床パネルの端部に、上記床受け材の床支持水平片が挿着
    できる挿着部をもつ接続具が固定され、 床受け材の床支持水平片に上記接続具の挿着部を挿着
    し、それらの床受け材と接続具とを互いに固定すること
    を特徴とする壁パネルと床パネルとの接合構造。
  4. 【請求項4】 壁パネルの内壁面に床パネルの端部が接
    合された壁パネルと床パネルとの接合構造において、 床パネルの端面に壁面材を取着し、該壁面材の高さ寸法
    は床パネルの厚みより大きく床パネルの上下に突出させ
    てなり、 上記壁面材の上下の突出部を壁パネルの枠材に取着して
    なることを特徴とする壁パネルと床パネルとの接合構
    造。
  5. 【請求項5】 壁パネルの内壁面に床パネルの端部が接
    合された壁パネルと床パネルとの接合構造において、 床パネルの端面に壁面材を挟んで通し材を取着し、それ
    らの通し材と壁面材の高さ寸法は床パネルの厚みより大
    きく床パネルの上下に突出させてなり、 壁パネルの枠材に上記通し材が嵌合できる嵌合部が設け
    られ、 通し材を壁パネルの嵌合部に嵌合し、それらの通し材と
    壁面材の上下の突出部を壁パネルの枠材に取着してなる
    ことを特徴とする壁パネルと床パネルとの接合構造。
  6. 【請求項6】 壁パネルの内壁面に床パネルの端部が接
    合された壁パネルと床パネルとの接合構造において、 床パネルの端部にはほぞが形成され、壁パネルの枠材に
    は床パネルのほぞが嵌合できるほぞ溝が形成され、 壁パネルの枠材の上記ほぞ溝回りには床受けプレートが
    取着され、 床受けプレートには床パネルのほぞが貫通する貫通孔が
    設けられるとともに、該貫通孔の周辺で床パネルのほぞ
    に係止する抜け止め爪が設けられてなることを特徴とす
    る壁パネルと床パネルとの接合構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の壁パネ
    ルと床パネルとの接合構造によって壁パネルと床パネル
    とが接合されてなる建物ユニット。
JP31059597A 1997-11-12 1997-11-12 壁パネルと床パネルとの接合構造及び建物ユニット Withdrawn JPH11141023A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001073466A (ja) * 1999-07-05 2001-03-21 Sekisui Chem Co Ltd 建物ユニット並びに建物ユニット及びユニット建物の電気配線方法
JP2019127771A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 積水化学工業株式会社 建築用パネルの接続構造及びユニット建物
JP2021046725A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 ミサワホーム株式会社 スキップ床の支持構造及び施工方法

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