JP2001073466A - 建物ユニット並びに建物ユニット及びユニット建物の電気配線方法 - Google Patents

建物ユニット並びに建物ユニット及びユニット建物の電気配線方法

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JP2001073466A
JP2001073466A JP2000113889A JP2000113889A JP2001073466A JP 2001073466 A JP2001073466 A JP 2001073466A JP 2000113889 A JP2000113889 A JP 2000113889A JP 2000113889 A JP2000113889 A JP 2000113889A JP 2001073466 A JP2001073466 A JP 2001073466A
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building
unit
ceiling
floor
building unit
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JP2000113889A
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Kazutoshi Kawarasaki
一利 河原崎
Tsutomu Sato
勉 佐藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物ユニットの製造工場で、電線を配線する
建物ユニット及び建物ユニットの電気配線方法を提供す
ることを目的としている。また、建設現場での電気配線
工事時間の短いユニット建物の電気配線方法を提供する
ことを目的としている。 【解決手段】 建物ユニットU1の天井部に天井支持枠
1が取り付けられており、壁パネル2内に電線が配線さ
れ、その壁パネル2の上端部には通線部23aが設けら
れており、2個のジョイントボックス41が天井支持枠
1の周辺部に設けられており、壁パネル2の通線部23
aから延出された電線の端部43aがジョイントボック
ス41まで配線されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場において電気
配線のなされた建物ユニット並びに建物ユニット及びユ
ニット建物の電気配線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木質の床枠組及び壁枠組に構造用
面材が取着されてなる床パネル及び壁パネルとが箱型に
組み上げられてなる建物ユニットを隣接配置した複層階
建のユニット建物の電気配線方法としては、特開平9−
200921号公報に以下の内容が開示されている。上
階用建物ユニットの床パネルの下面に下階用建物ユニッ
トの天井パネルが取り付けてあり、その天井パネルの上
には予め通線パイプを配設してある。この天井パネル
は、天井支持枠の下面に天井面材が取着されて構成され
ている。壁パネル内に予め配線された電線の端部を壁パ
ネル上端部に設けた通線部から取り出し、その電線の端
部を通線パイプ内に挿通させ、ジョイントボックスに導
き、天井配線用電線等とジョイントボックスで接続す
る。このようにすることにより、天井面材が取着された
天井パネルの上であっても、通線部から遠く離れた位置
に設けられたジョイントボックスまで電線を配線するこ
とができる。
【0003】また、特開平9−215157号公報にお
いて、ユニット建物の配線方法として、間仕切りパネル
と天井パネルのそれぞれに予め電線を配しておき、天井
パネルと間仕切りパネルの接合部に設けた接続格納部
(ジョイントボックス)で接続するものが記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平9−200921号公報における建物ユニットの場
合以下の問題点があった。上階用建物ユニットの床パネ
ルに取り付けた天井パネルは、天井支持枠の下面に天井
面材を取着したものなので、電線をジョイントボックス
に導くのが困難であった。そこで、天井パネルに通線パ
イプを配設することにより、この問題点を解消してい
る。しかし、壁パネル内に予め配線された電線の端部を
壁パネル上端部の通線部から取り出して、天井パネルの
上に配線するために、天井パネルは通線部より下に位置
するようになされている。そのため、下階用建物ユニッ
トの上に上階用建物ユニットを載置するに前に、通線部
から延出された電線の端部は、建物ユニットの外に出し
ておき、上階用建物ユニットに取り付けた天井パネルが
下階用建物ユニットの壁パネルの上端よりも下がった時
点で、天井パネルの端部に設けた作業孔から電線を建物
ユニット内に引き込んだ後に、上階用建物ユニットを載
置し、電線の端部を通線パイルに挿通してジョイントボ
ックスに導く必要がある。
【0005】このように配線作業を行うため、下階用建
物ユニットの上に上階用建物ユニットを載置する作業に
余分の工程が必要という問題があった。また、天井パネ
ルが下階用建物ユニットの壁パネルの上端部の通線部よ
り下に位置するため、下階用建物ユニットで構成する部
屋の天井高さが低くなるという問題があった。さらに、
分電盤等から配線された天井配線用電線や壁パネルの電
線の端部等との接続は、建設現場で通線パイプに電線の
端部を挿通してジョイントボックスまで導いて行うた
め、建設現場での工事時間が長くなるという問題があっ
た。また、壁パネルの上端部から垂れ下がった電線の端
部の長さがまちまちであり、場合によっては非常に長い
電線が垂れ下がって、ユニット建物の建設現場での工事
のじゃまになることがあった。
【0006】また、上記特開平9−215157号公報
におけるユニット建物の配線方法の場合以下の問題点が
あった。天井パネルと間仕切りパネルの接合部に接続格
納部を設けるて、電線の接続を行っている。しかし、電
線の配線は耐力壁にも必要となることが多いにもかかわ
らず、耐力壁には適用できないという問題があった。ま
た、間仕切りの上端部に接続格納部を設けるため、部品
点数が増え、かつ、間仕切り製造のための工数が増える
という問題があった。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであって、建物ユニットの製造工場で、電線を配線す
る建物ユニット及び建物ユニットの電気配線方法を提供
することを目的としている。また、建設現場での電気配
線工事時間の短いユニット建物の電気配線方法を提供す
ることを目的としている。さらに、下階用建物ユニット
の天井高さを高くできるユニット建物の電気配線方法を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、床パネル及び壁パネルとが箱型
に組み上げられてなる建物ユニットにおいて、その建物
ユニットの天井部に天井支持枠が取り付けられており、
前記壁パネル内に電線が配線され、その壁パネル上端部
には通線部が設けられ、少なくとも1個のジョイントボ
ックスが前記天井支持枠の周辺部に設けられており、前
記壁パネルの通線部から延出された前記電線の端部が前
記ジョイントボックスまで配線されていることを特徴と
する建物ユニットである。
【0009】本発明の建物ユニットは、特に限定はされ
ないが、木質の床枠組及び壁枠組に構造用面材が取着さ
れてなる床パネル及び壁パネルとが箱型に組み上げられ
てなる木質系建物ユニットでもよいし、形鋼からなる床
大梁で枠組された床部構造体に面材が取着されてなる床
パネル及び四隅の鋼柱間に面材が取着されてなる壁パネ
ルとが床大梁と四隅の鋼柱とを剛に結ぶことにより箱型
に組み上げられてなる鉄骨系建物ユニットであってもよ
い。また、鉄骨系建物ユニットの四隅の鋼柱の上端間に
は、天井大梁が剛に結ばれていてもよい。
【0010】ジョイントボックスとは、電線の接続箇所
の保護のために設けられるもので、通線孔を有する箱状
のものや碗状のもの等が用いられる。また、ジョイント
ボックス内に電線の接続器具が内蔵されていると、配線
間の接続工数を削減できるので好ましい。
【0011】また、請求項2記載の発明は、床パネル及
び壁パネルとが箱型に組み上げられてなる建物ユニット
において、その建物ユニットの天井部に天井支持枠が取
り付けられており、前記壁パネル内に電線が配線され、
その壁パネル上端部には通線部が設けられ、それぞれの
間に電線が配線された4個のジョイントボックスが前記
天井支持枠の四隅部に設けられており、前記壁壁パネル
の通線部から延出された前記電線の端部が前記ジョイン
トボックスのいずれか1個まで配線されていることを特
徴とする建物ユニットである。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2において、前記床パネルと壁パネルとが、木質の床
枠組及び壁枠組に構造用面材が取着されて形成されてい
ることを特徴とする建物ユニットである。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1,
2又は3において、前記天井支持枠が前記壁パネルの通
線部の下に設けられていることを特徴とする建物ユニッ
トである。
【0014】また、請求項5記載の発明は、床パネル及
び壁パネルとが箱型に組み上げられてなる建物ユニット
において、それぞれの間に電線が配線された4個のジョ
イントボックスが前記床パネルを構成する床支持体の四
隅部に設けられていることを特徴とする建物ユニットで
ある。
【0015】本発明の床支持体とは、木質系建物ユニッ
トの木質の床枠組や鉄骨系建物ユニットの形鋼からなる
床大梁で枠組された床部構造体等である。
【0016】また、請求項6記載の発明は、床パネル及
び壁パネルとが箱型に組み上げられてなる建物ユニット
の天井部に天井支持枠を取り付け、その天井支持枠の上
に電線を配線した後に、前記天井支持枠に天井面材を取
着することを特徴とする建物ユニットの電気配線方法で
ある。
【0017】また、請求項7記載の発明は、請求項1,
3又は4記載の建物ユニットを隣接配置する複層階建の
ユニット建物の電気配線方法であって、各上階用建物ユ
ニットには少なくとも1個のジョイントボックスを、隣
接する建物ユニット間のつなぎ目に近い天井支持枠の周
辺部に設けること特徴とするユニット建物の電気配線方
法である。
【0018】また、請求項8記載の発明は、請求項1,
2,3又は4記載の建物ユニットを隣接配置するユニッ
ト建物の電気配線方法であって、天井配線用電線と壁パ
ネル内に配線され、通線部から延出された電線の端部と
を天井支持枠の上に配線し、ジョイントボックス内で接
続した後で、天井面材を取着することを特徴とするユニ
ット建物の電気配線方法である。
【0019】天井面材は天井支持枠の周辺部を残して取
着すると、ユニット建物の建設現場で電線を追加して配
線したり、他の建物ユニットからの送り配線等を天井支
持枠の隙間を利用してできるので好ましい。
【0020】また、請求項9記載の発明は、木質の床枠
組及び壁枠組に構造用面材が取着されてなる床パネル及
び壁パネルとが箱型に組み上げられてなる建物ユニット
の、前記壁パネル内に電線を配線し、壁パネル上端部に
は通線部を設け、その通線部から前記電線の端部を延出
された建物ユニットを隣接配置する複層階建のユニット
建物の電気配線方法であって、上階用建物ユニットの床
パネルの下面に下階用建物ユニットの天井支持枠を下階
用建物ユニットの壁パネルの上端より上に位置するよう
に取り付け、前記建物ユニットを隣接配置した後で、下
階用建物ユニットの壁パネル内に配線され通線孔から延
出された電線の端部と天井配線用電線とを天井支持枠の
上に配線し、ジョイントボックス内で接続した後に、天
井面材を取着することを特徴とするユニット建物の電気
配線方法である。
【0021】天井配線用電線とは、他の建物ユニットや
分電盤等からの送り配線や天井照明器具のための電線等
のことである。
【0022】本発明における天井支持枠は、木桟や金属
製の角パイプ、断面コの字状やL字状の長尺材等で形成
されるのが強度が強く効果的である。また、天井支持枠
の厚さを薄くすると建物ユニットで構成される部屋の天
井を高くできるので好ましい。
【0023】また、天井支持枠の上に配線されたりジョ
イントボックスで接続されたりする電線は、壁パネルに
配線されたものには限られず、天井だけに配線される電
線も含まれる。
【0024】
【作用】請求項1記載の発明の建物ユニットにおいて
は、建物ユニットの天井部に天井支持枠が取り付けられ
ており、壁パネル内に電線が配線され、その壁パネル上
端部には通線部が設けられ、少なくとも1個のジョイン
トボックスが天井支持枠の周辺部に設けられており、壁
パネルの通線部から延出された電線の端部がジョイント
ボックスまで配線されている。従って、壁パネルの通線
部からジョイントボックスまでの距離を短くできるの
で、通線部から取り出される電線の一端部の長さを短く
することができる。また、建物ユニットの電気配線の大
部分を工場内で行うことができる。また、壁パネル内に
配線される電線の長さが標準化できるので、配線作業時
間の短縮と電線長さの間違いによる無駄を少なくするこ
とができる。
【0025】請求項2記載の発明の建物ユニットにおい
ては、建物ユニットの天井部に天井支持枠が取り付けら
れており、それぞれの間に電線が配線された4個のジョ
イントボックスが天井支持体の四隅部に設けられてい
る。従って、建物ユニットの壁に設けられるコンセント
やスイッチとジョイントボックスとの間の距離を短くす
ることができる。また、建物ユニットを隣接配置してユ
ニット建物を建設する際、建物ユニットと建物ユニット
との間の電線の送り配線が相対するジョイントボックス
間でできるので、短い電線で簡単に送り配線ができる。
また、上記ユニット建物に増築をする場合、ユニット建
物の外縁に位置するジョイントボックスから増築部に電
線を配線できるので、配線工事を簡単に行うことができ
る。
【0026】請求項3記載の発明の建物ユニットにおい
ては、床パネルと壁パネルとが、木質の床枠組及び壁枠
組に構造用面材が取着されて形成されている。従って、
建物ユニットを大規模な製造設備を使用しないでも製造
できる。また、壁枠組にドリル等で穴あけ加工すること
により、電線を壁パネル内に簡単に配線することができ
る。また、壁パネルの上端部に通線部を設けることが簡
単にできる。
【0027】請求項4記載の発明の建物ユニットにおい
ては、天井支持枠が壁パネルの通線部の下に設けられて
いる。従って、天井支持枠に特別な加工をしなくても、
壁パネル内に配線された電線の端部を壁パネル上端部の
通線部から取り出し、天井支持枠の上に配線することが
できる。
【0028】請求項5記載の発明の建物ユニットにおい
ては、それぞれの間に電線が配線された4個のジョイン
トボックスが床ぱネルを構成する床支持体の四隅部に設
けられている。従って、建物ユニットの壁に設けられる
コンセントやスイッチとジョイントボックスとの間の距
離を短くすることができる。また、建物ユニットを隣接
配置してユニット建物を建設する際、建物ユニットと建
物ユニットとの間の電線の送り配線が相対するジョイン
トボックス間でできるので、短い電線で簡単に送り配線
ができる。また、上記ユニット建物に増築をする場合、
ユニット建物の外縁に位置するジョイントボックスから
増築部に電線を配線できるので、配線工事を簡単に行う
ことができる。
【0029】請求項6記載の発明の建物ユニットの配線
方法においては、天井支持枠の上に電線を配線した後
に、前記天井支持枠に天井面材を取着する。つまり、電
線の配線や接続は天井面材を取着する前に行うので、天
井支持枠の隙間を利用して自由に行うことができる。ま
た、工場で天井面材を取着するので、ユニット建物の建
設現場での工程を削減し、工期を短くすることができ
る。
【0030】請求項7記載の発明のユニット建物の配線
方法においては、各上階用建物ユニットには少なくとも
1個のジョイントボックスを、隣接する建物ユニット間
のつなぎ目に近い天井支持枠の周辺部に設けている。従
って、下階用建物ユニットから立ち上げる電線をジョイ
ントボックスまで短い距離で配線することができる。
【0031】請求項8記載の発明のユニット建物の配線
方法においては、天井配線用電線と壁パネル内に配線さ
れ、通線孔から延出された電線の端部とを天井支持枠の
上に配線し、ジョイントボックス内で接続した後で、天
井面材を取着する。つまり、電線の配線や配線の接続は
天井面材を取着する前に行うので、天井支持枠の隙間を
利用して自由に行うことができる。
【0032】請求項9記載の発明のユニット建物の配線
方法においては、上階用建物ユニットの床パネルの下面
に下階用建物ユニットの天井支持枠が下階用建物ユニッ
トの壁パネルの上端より上に位置するように取り付けて
ある。従って、壁パネルの通線部から取り出した電線の
端部は建物ユニットの内側に垂らしたままで、上階用建
物ユニットを下階用建物ユニットの上に載置することが
できる。また、下階用建物ユニットで構成される部屋の
天井を高くすることができる。また、建物ユニットを隣
接配置した後で、下階用建物ユニットの壁パネル内に配
線され通線孔から延出された電線の端部と天井配線用電
線とを天井支持枠の上に配線し、ジョイントボックス内
で接続した後に、天井面材を取着する。従って、建物ユ
ニットの建設現場において、建物ユニットを隣接配置し
たら直ちに電線の配線と接続を行うことができる。ま
た、天井面材は電線の配線と接続を終えてから取着す
る。つまり、電線の配線の接続は建物ユニットの中から
天井支持枠の隙間を利用して容易に行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明の
建物ユニットの斜視図である。建物ユニットU1は、床
パネル3の両端部に壁パネル2,2が立設され、箱型に
組み上げられて構成されている。その壁パネル2,2の
上端部には天井支持枠1が取り付けられている。床パネ
ル3は、木質の床枠組(床支持体)3aに床面材34
(構造用面材)が取着されて構成され、壁パネル2は、
壁枠組2aの両面に外壁面材24(構造用面材)、内壁
面材25(構造用面材)が取着されて構成されている。
また、天井支持枠1は木製であり、両側の枠材11,1
1に天井野縁12,12,・・の端部が固着されて構成
されている。
【0034】壁パネル2,2内には予め電線が配線さ
れ、その壁パネル2の上端部にはその電線の一端部43
aを取り出すための通線部23aが設けられている。ま
た、ジョイントボックス41が天井支持枠1の端に近い
位置に2個設けられている。壁パネル2の通線部23a
から延出された電線の一端部43aは、ジョイントボッ
クス41内で天井配線用電線42等と接続されている。
【0035】図2でさらに詳細に構成を説明する。図2
は図1の建物ユニットU1のII−II縦断面図である。床
パネル3は、互いに平行に配設させた複数の根太31
と、それらの端部を固着した端根太32と、その端根太
32の下面に固着されたつなぎ下枠33とから構成され
た床枠組3aの上に床面材34が取着されて構成されて
いる。また、壁パネル2は、互いに平行に配設した複数
の縦枠22と、これら縦枠22の上端部を連結した上枠
23と、縦枠22の下端部を連結した下枠21とから構
成された壁枠組2aの外面に外壁面材24、内面に内壁
面材25が取着されて構成されている。内壁面材25の
上端は上枠23の上端より15mm下げて取着してあ
る。この壁枠組2aの上枠23の内側には切欠23aが
設けられ、通線部とされている。
【0036】壁パネル2内には予め電線43が配線さ
れ、壁パネルの上枠の切欠23aから延出された電線4
3の一端部43aがジョイントボックス41内で天井配
線用電線42等と接続されている。また、電線43の他
端部には、スイッチ44とコンセント45とが接続され
ており、それらは内壁面材25に固着してある。天井支
持枠1は、その上面と壁パネル2の上端とが略面一にな
るように壁パネル2に取り付けられている。また、天井
支持枠1の天井野縁12と床枠組3aの根太31とは平
面視直交するようにされている。また、天井支持枠1の
側端の天井野縁12の上部には、切欠23aに合わせて
切欠12aが設けてあり、その部分で電線43が上枠2
3の上端より上に位置しないようにしてある。このよう
に構成することにより、下階用建物ユニットの上に上階
用建物ユニットを載置するときに、電線43が建物ユニ
ット間に挟まれて傷つくことを防ぐことができる。ま
た、天井支持枠1の端から2本目の天井野縁12にジョ
イントボックス41が設けられている。
【0037】このように構成することにより、天井支持
枠1の周辺部に設けられたジョイントボックス41と壁
パネル2の上枠23の切欠23aまでの距離を短くでき
るので、切欠23aから取り出される電線43の一端部
43aの長さを短くすることができる。つまり、壁パネ
ル2の上端部から垂れ下がる電線43aの長さが短いの
で、天井支持枠1を取り付けたり、天井支持枠1を取り
付ける前に他の内装工事等をするときに電線43aがじ
ゃまにならず、作業性がよい。また、天井支持枠1の天
井野縁12と床枠組3aの上階の床枠組3aの根太31
とは平面視直交するようにされているので、天井野縁1
2と根太31とが重なる部分が少なく、天井支持枠1の
隙間を大きくすることができる。そのため、その隙間を
利用して、電線の配線や接続を自由に行うことができ
る。また、建物ユニットU1の電気配線の大部分を工場
内で行うことができるので、ユニット建物の建設現場の
工程を削減し、工期を短くすることができる。
【0038】図3で本発明の他の建物ユニットを図2と
異なる点を中心に説明する。木製の天井支持枠1bが壁
パネル2の上枠23の切欠23aにより形成された通線
部より下に取り付けられている。つまり、内壁面材25
の上端より下に取り付けられている。ここで、天井支持
枠1bは、両側の枠材11b,11bに天井野縁12
b,12b,・・の端部が固着されて構成されている。
このように構成されているので、天井支持枠1bに切欠
を設ける等の特別な加工をしなくても、壁パネル2内に
予め配線された電線43の一端部43aを壁パネル2の
上枠23の切欠23aから取り出し、天井支持枠1の上
に配線することができる。つまり、天井支持枠1bの加
工工程を削減でき、建物ユニットの製造コストを低く抑
えることができる。
【0039】図4で本発明の建物ユニットの電気配線方
法を説明する。壁パネル2内に電線43を配線し、壁パ
ネル2の上枠23に設けた切欠23aから電線43の一
端部43aを取り出した後に、天井支持枠1bを取り付
け、天井支持枠1bに設けたジョイントボックス41で
電線44の一端部43aと天井配線用電線42等とを接
続した後に天井支持枠1bに天井面材14を取着する。
【0040】このように電気配線を行うことにより、電
線43aの配線や接続が天井支持枠1bの隙間を利用し
て自由に行うことができるので、工場内での建物ユニッ
トの生産性を高めることができる。また、工場内で天井
面材14を取着するので、ユニット建物の建設現場での
工程を削減し、工期を短くすることができる。これらの
効果により、ユニット建物の建築コストを低く抑えるこ
とができる。
【0041】図5は本発明のユニット建物の電気配線方
法を説明するための平面図であり、(a)は6個の一階
用建物ユニットで構成されるユニット建物の一階を示
し、(b)は6個の二階用建物ユニットで構成されるユ
ニット建物の二階を示す。ユニット建物の建設現場にお
いて、(a)に示すように、一階用建物ユニットU1
(下階用建物ユニット)を基礎の上に隣接して載置し、
(b)に示すように、その上に二階用建物ユニットU2
(上階用建物ユニット)を隣接して載置し、ボルト等で
お互いを締結してユニット建物が形成されている。各二
階用建物ユニットU2には少なくとも1個のジョイント
ボックス41を、隣接する建物ユニットU2間のつなぎ
目に近い天井支持枠(不図示)の周辺部に設けてある。
【0042】このようにジョイントボックス41を設け
ることにより、一階用建物ユニットU1に設けられた分
電盤46から二階用建物ユニットU2の壁パネル2内を
立ち上げた幹線となる電線44を二階用建物ユニットU
2に設けたジョイントボックス41まで短い距離で配線
することができるので、電線の量を少なくし配線作業量
を少なくすることができる。
【0043】図6は本発明の他のユニット建物の電気配
線方法を説明するための平面図であり、6個の一階用建
物ユニットで構成されるユニット建物の一階を示してい
る。各建物ユニットU1には、それぞれの間に天井配線
用電線42が配線された4個のジョイントボックス41
が天井支持体の四隅部に設けられている。
【0044】このようにジョイントボックス41を設け
ることにより、建物ユニットU1の壁パネル2に設けら
れるコンセントやスイッチとジョイントボックス41と
の間の距離を短くすることができるので、配線材料を節
約することができ、配線工事工数を削減することができ
る。。また、建物ユニットU1を隣接配置してユニット
建物を建設する際、建物ユニットU1と建物ユニットU
1との間の電線の送り配線が相対するジョイントボック
ス41間でできるので、短い電線で簡単に送り配線がで
きる。つまり、ユニット建物の建設現場の工程を削減
し、工期を短くすることができる。また、上記ユニット
建物に増築をする場合、ユニット建物の外縁に位置する
ジョイントボックス41から増築部に電線を配線できる
ので、配線工事を簡単に行うことができる。
【0045】図6において、ジョイントボックス41は
天井支持枠ではなく、床支持体に設けられてもよい。
【0046】図7は本発明のユニット建物の電気配線方
法を説明するための縦断面図である。この例では、基礎
5の上に一階用建物ユニットU1が載置され、その上に
二階用建物ユニットU2が載置されている。二階用建物
ユニットU2の床パネル3の根太31の下面に一階用建
物ユニットU1の天井支持枠1cの下面が一階用建物ユ
ニットU1の壁パネル2の上端より上に位置するように
取り付けてある。ここで、天井支持枠1cは木製であ
り、両側の枠材11c,11cに天井野縁12c,12
c,・・の端部が固着されて構成されている。建物ユニ
ットを隣接配置した後で一階用建物ユニットU1の壁パ
ネル2の上枠23の切欠23aから延出されている電線
43の一端部43aを二階用建物ユニットU2の床パネ
ル3のつなぎ下枠33に設けた切欠33aを通して天井
支持枠1cの上に配線し、天井支持枠1cに設けたジョ
イントボックス41で電線43aと電線42等とを接続
した後、天井面材(不図示)を取着する。
【0047】このように電気配線を行うことにより、壁
パネル2の上枠23の切欠23aから取り出した電線4
3の一端部43aは建物ユニットの内側に垂らしたまま
で、二階用建物ユニットU2を一階用建物ユニットU1
の上に載置することができるので、ユニット建物の建設
現場の工数を削減できる。また、一階用建物ユニットU
1で構成される部屋の天井を高くすることができるの
で、余分なコストをかけずに天井の高い部屋を構成する
ことができる。また、ユニット建物の建設現場におい
て、建物ユニットを隣接配置したら直ちに電線の配線と
接続を行うことができるので、大工工事等他の工事工程
と関係なく電気配線工事を行うことができる。また、天
井面材は電線の配線と接続を終えてから取着する。つま
り、電線の配線と接続は一階用建物ユニットU1の中か
ら天井支持枠1の隙間を利用して容易にできるので、電
気配線工数を削減するとができる。
【0048】以上、本発明の実施例を図面により説明し
たが、本発明の具体的構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があっても本発明に含まれる。
【0049】例えば、上階用建物ユニットは屋根ユニッ
トであっても構わない。また、ユニット建物は、一階建
てであっても、三階建て以上であってもよい。また、間
仕切りパネルに予め電線を配線しておくことも有効であ
る。また、ジョイントボックスは、天井支持枠の中央部
に設けてもよし、周辺部に1個又は2個以上設けてもよ
い。また、天井支持枠は金属製であっても構わない。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明の建物ユニットにお
いては、天井支持枠の周辺部のジョイントボックスと壁
パネルの通線部までの距離を短くできるので、通線部か
ら延出される電線の端部の長さを短くすることができ
る。つまり、壁パネルの通線部から垂れ下がる電線の長
さが短く、天井支持枠を取り付けたり、他の内装工事を
するときに電線がじゃまにならず、作業性がよい。ま
た、建物ユニットの電気配線の大部分を工場内で行うこ
とができるので、ユニット建物の建設現場の工程を削減
し、工期を短くすることができる。
【0051】請求項2記載の発明の建物ユニットにおい
ては、建物ユニットの壁に設けられるコンセントやスイ
ッチとジョイントボックスとの間の距離を短くすること
ができるので、配線材料を節約することができ、配線工
事工数を削減することができる。。また、建物ユニット
を隣接配置してユニット建物を建設する際、建物ユニッ
トと建物ユニットとの間の電線の送り配線が相対するジ
ョイントボックス間でできるので、短い電線で簡単に送
り配線ができる。つまり、ユニット建物の建設現場の工
程を削減し、工期を短くすることができる。また、上記
ユニット建物に増築をする場合、ユニット建物の外縁に
位置するジョイントボックスから増築部に電線を配線で
きるので、配線工事を簡単に行うことができる。
【0052】請求項3記載の発明の建物ユニットにおい
ては、建物ユニットを大規模な製造設備を使用しないで
も製造できる。また、壁枠組にドリル等で穴あけ加工す
ることにより、電線を壁パネル内に簡単に配線すること
ができる。また、壁パネルの上端部に通線部を設けるこ
とが簡単にできる。つまり、簡単な製造設備で様々な顧
客の要求に答える電気配線ができる。
【0053】請求項4記載の発明の建物ユニットにおい
ては、天井支持枠に特別な加工をしなくても、壁パネル
内に配線された電線の端部を壁パネル上端部の通線部か
ら取り出し、天井支持枠の上に配線することができるの
で、天井支持枠の加工工程を削減でき、建物ユニットの
製造コストを低く抑えることができる。
【0054】請求項5記載の発明の建物ユニットにおい
ては、建物ユニットの壁に設けられるコンセントやスイ
ッチとジョイントボックスとの間の距離を短くすること
ができるので、配線材料を節約することができ、配線工
事工数を削減することができる。また、建物ユニットを
隣接配置してユニット建物を建設する際、建物ユニット
と建物ユニットとの間の電線の送り配線が相対するジョ
イントボックス間でできるので、短い電線で簡単に送り
配線ができる。つまり、ユニット建物の建設現場の工程
を削減し、工期を短くすることができる。また、上記ユ
ニット建物に増築をする場合、ユニット建物の外縁に位
置するジョイントボックスから増築部に電線を配線でき
るので、配線工事を簡単に行うことができる。
【0055】請求項6記載の発明の建物ユニットの電気
配線方法においては、電線の配線や接続を天井支持枠の
隙間から自由に行うことができるので、工場内での建物
ユニットの生産性を高めることができる。また、工場で
天井面材を取着してあるので、ユニット建物の建設現場
での工程を削減し、工期を短くすることができる。これ
らの効果により、ユニット建物の建築コストを低く抑え
ることができる。
【0056】請求項7記載の発明のユニット建物の電気
配線方法においては、下階用建物ユニットから立ち上げ
た電線を上階用建物ユニットのジョイントボックスまで
短い距離で配線することができるので、電線の量を少な
くし配線作業量を少なくすることができる。
【0057】請求項8記載の発明のユニット建物の電気
配線方法においては、天井配線用電線と壁パネル内に配
線され、通線孔から延出された電線の端部の配線と接続
は、天井支持枠の隙間を利用して自由に行うことができ
る。つまり、ユニット建物の建設現場での電気配線工数
を削減することができ、ユニット建物の建築コストを低
く抑えることができる。
【0058】請求項9記載の発明のユニット建物の電気
配線方法においては、壁パネルの通線部から延出された
電線は建物ユニットの内側に垂らしたままで、上階用建
物ユニットを下階用建物ユニットの上に載置することが
できるので、ユニット建物の建設現場工数を削減でき
る。また、下階用建物ユニットで構成される部屋の天井
を高くすることができるので、余分なコストをかけずに
天井の高い部屋を構成することができる。また、建物ユ
ニットの建設現場において、建物ユニットを隣接配置し
たら直ちに電線の配線と接続を行うことができるので、
大工工事等他の工事工程と関係なく電気配線工事を行う
ことができる。また、天井面材は電線の配線と接続を終
えてから取着する。つまり、電線の配線や接続は建物ユ
ニットの中から天井支持枠の隙間を利用して容易にでき
るので、電気配線工数を削減するとができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物ユニットの斜視図である。
【図2】図1の建物ユニットのII−II縦断面図である。
【図3】本発明の他の建物ユニットの縦断面図である。
【図4】本発明の建物ユニットの電気配線方法を説明す
るための縦断面図である。
【図5】本発明のユニット建物の電気配線方法を説明す
るための平面図であり、(a)は6個の一階用建物ユニ
ットで構成されるユニット建物の一階を示し、(b)は
6個の二階用建物ユニットで構成されるユニット建物の
二階を示す。
【図6】本発明の他のユニット建物の電気配線方法を説
明するための平面図である。
【図7】本発明のユニット建物の電気配線方法を説明す
るための縦断面図である。
【符号の説明】
U1 1階用建物ユニット(建物ユニット) U2 2階用建物ユニット(建物ユニット) 1,1b,1c 天井支持枠 14 天井面材 2 壁パネル 2a 壁枠組 23a 切欠(通線部) 24 外壁面材(構造用面材) 25 内壁面材(構造用面材) 3 床パネル 3a 床枠組(床支持体) 34 床面材(構造用面材) 41 ジョイントボックス 42 天井用電線 43 電線 43a 電線(電線43の一端部)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パネル及び壁パネルとが箱型に組み上
    げられてなる建物ユニットにおいて、その建物ユニット
    の天井部に天井支持枠が取り付けられており、前記壁パ
    ネル内に電線が配線され、その壁パネル上端部には通線
    部が設けられ、少なくとも1個のジョイントボックスが
    前記天井支持枠の周辺部に設けられており、前記壁パネ
    ルの通線部から延出された前記電線の端部が前記ジョイ
    ントボックスまで配線されていることを特徴とする建物
    ユニット。
  2. 【請求項2】 床パネル及び壁パネルとが箱型に組み上
    げられてなる建物ユニットにおいて、その建物ユニット
    の天井部に天井支持枠が取り付けられており、前記壁パ
    ネル内に電線が配線され、その壁パネル上端部には通線
    部が設けられ、それぞれの間に電線が配線された4個の
    ジョイントボックスが前記天井支持枠の四隅部に設けら
    れており、前記壁壁パネルの通線部から延出された前記
    電線の端部が前記ジョイントボックスのいずれか1個ま
    で配線されていることを特徴とする建物ユニット。
  3. 【請求項3】 前記床パネルと壁パネルとが、木質の床
    枠組及び壁枠組に構造用面材が取着されて形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の建物ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記天井支持枠が前記壁パネルの通線部
    の下に設けられていることを特徴とする請求項1,2又
    は3記載の建物ユニット。
  5. 【請求項5】 床パネル及び壁パネルとが箱型に組み上
    げられてなる建物ユニットにおいて、それぞれの間に電
    線が配線された4個のジョイントボックスが前記床パネ
    ルを構成する床支持体の四隅部に設けられていることを
    特徴とする建物ユニット。
  6. 【請求項6】 床パネル及び壁パネルとが箱型に組み上
    げられてなる建物ユニットの天井部に天井支持枠を取り
    付け、その天井支持枠の上に電線を配線した後に、前記
    天井支持枠に天井面材を取着することを特徴とする建物
    ユニットの電気配線方法。
  7. 【請求項7】 請求項1,3又は4記載の建物ユニット
    を隣接配置する複層階建のユニット建物の電気配線方法
    であって、各上階用建物ユニットには少なくとも1個の
    ジョイントボックスを、隣接する建物ユニット間のつな
    ぎ目に近い天井支持枠の周辺部に設けること特徴とする
    ユニット建物の電気配線方法。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3又は4記載の建物ユニ
    ットを隣接配置するユニット建物の電気配線方法であっ
    て、天井配線用電線と壁パネル内に配線され、通線部か
    ら延出された電線の端部とを天井支持枠の上に配線し、
    ジョイントボックス内で接続した後で、天井面材を取着
    することを特徴とするユニット建物の電気配線方法。
  9. 【請求項9】 木質の床枠組及び壁枠組に構造用面材が
    取着されてなる床パネル及び壁パネルとが箱型に組み上
    げられてなる建物ユニットの、前記壁パネル内に電線を
    配線し、壁パネル上端部には通線部を設け、その通線部
    から前記電線の端部を延出された建物ユニットを隣接配
    置する複層階建のユニット建物の電気配線方法であっ
    て、上階用建物ユニットの床パネルの下面に下階用建物
    ユニットの天井支持枠を下階用建物ユニットの壁パネル
    の上端より上に位置するように取り付け、前記建物ユニ
    ットを隣接配置した後で、下階用建物ユニットの壁パネ
    ル内に配線され通線孔から延出された電線の端部と天井
    配線用電線とを天井支持枠の上に配線し、ジョイントボ
    ックス内で接続した後に、天井面材を取着することを特
    徴とするユニット建物の電気配線方法。
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