JPH11139A - 包装袋入り明太子 - Google Patents
包装袋入り明太子Info
- Publication number
- JPH11139A JPH11139A JP9171129A JP17112997A JPH11139A JP H11139 A JPH11139 A JP H11139A JP 9171129 A JP9171129 A JP 9171129A JP 17112997 A JP17112997 A JP 17112997A JP H11139 A JPH11139 A JP H11139A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging bag
- alaska pollack
- mentaiko
- salted
- bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 十分な熟成が行えて含まれる風味や味等が悪
くなりにくく、しかも、短期間の内に商品として販売す
ることができる包装袋入り明太子を提供する。 【解決手段】 塩漬けしたスケトウダラの卵巣を辛子調
味液に漬け込んだ明太子１２を、辛子調味液と共に合成
樹脂製の包装袋に入れて真空包装した。
くなりにくく、しかも、短期間の内に商品として販売す
ることができる包装袋入り明太子を提供する。 【解決手段】 塩漬けしたスケトウダラの卵巣を辛子調
味液に漬け込んだ明太子１２を、辛子調味液と共に合成
樹脂製の包装袋に入れて真空包装した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩漬けしたスケト
ウダラの卵巣を辛子調味液に漬け込んだ明太子を、辛子
調味液と共に包装した包装袋入り明太子に関する。
ウダラの卵巣を辛子調味液に漬け込んだ明太子を、辛子
調味液と共に包装した包装袋入り明太子に関する。
【０００２】
【従来の技術】スケトウダラの卵巣を塩蔵し、辛子調味
液に漬け込んだ明太子は、最初は博多名産として販売さ
れていたが、近年は日本全国で販売されて食されてい
る。この明太子の製造にあっては、冷蔵の又は冷凍した
スケトウダラの卵巣を着色料を含む塩蔵液に漬けて、卵
袋内の個々の卵の粒出しを行い、着色料を含む辛子調味
液に入れて味付けを行っている。
液に漬け込んだ明太子は、最初は博多名産として販売さ
れていたが、近年は日本全国で販売されて食されてい
る。この明太子の製造にあっては、冷蔵の又は冷凍した
スケトウダラの卵巣を着色料を含む塩蔵液に漬けて、卵
袋内の個々の卵の粒出しを行い、着色料を含む辛子調味
液に入れて味付けを行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塩漬け
にした卵巣を辛子調味液に漬けて内部に辛子調味液が浸
透して粒出し・熟成するのに時間（通常、１日程度以
上）がかかり、この期間中は低温状態を保持する必要が
あるので、製造にコストがかかるという問題があった。
また、一旦辛子調味液に漬けて十分熟成しても、樽や合
成樹脂製のパックに適当に収納すると、風味や辛みが逃
げる等して時間が経過すると徐々に味が不味くなる場合
があるという問題があった。更には、明太子は食塩と辛
子を多量に使って味付けしているが、これらの量は食す
る人の好みによって異なり、明太子にこれらを表示する
ことが希望されていた。本発明はかかる事情に鑑みてな
されたもので、十分な熟成が行えて含まれる風味や味等
が悪くなりにくく、しかも、短期間の内に商品として販
売することができる包装袋入り明太子を提供することを
目的とする。
にした卵巣を辛子調味液に漬けて内部に辛子調味液が浸
透して粒出し・熟成するのに時間（通常、１日程度以
上）がかかり、この期間中は低温状態を保持する必要が
あるので、製造にコストがかかるという問題があった。
また、一旦辛子調味液に漬けて十分熟成しても、樽や合
成樹脂製のパックに適当に収納すると、風味や辛みが逃
げる等して時間が経過すると徐々に味が不味くなる場合
があるという問題があった。更には、明太子は食塩と辛
子を多量に使って味付けしているが、これらの量は食す
る人の好みによって異なり、明太子にこれらを表示する
ことが希望されていた。本発明はかかる事情に鑑みてな
されたもので、十分な熟成が行えて含まれる風味や味等
が悪くなりにくく、しかも、短期間の内に商品として販
売することができる包装袋入り明太子を提供することを
目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項１
記載の包装袋入り明太子は、塩漬けしたスケトウダラの
卵巣を辛子調味液に漬け込んだ明太子を、前記辛子調味
液と共に合成樹脂製の包装袋に入れて真空包装してい
る。また、請求項２記載の包装袋入り明太子は、請求項
１記載の包装袋入り明太子において、前記包装袋には、
封入した前記明太子の辛さ度と塩度の表が印刷によって
記載されている。
記載の包装袋入り明太子は、塩漬けしたスケトウダラの
卵巣を辛子調味液に漬け込んだ明太子を、前記辛子調味
液と共に合成樹脂製の包装袋に入れて真空包装してい
る。また、請求項２記載の包装袋入り明太子は、請求項
１記載の包装袋入り明太子において、前記包装袋には、
封入した前記明太子の辛さ度と塩度の表が印刷によって
記載されている。
【０００５】請求項１、２記載の包装袋入り明太子は、
塩漬けしたスケトウダラの卵巣を辛子調味液に漬け込ん
だ明太子を、辛子調味液と共に合成樹脂製の包装袋に入
れて真空包装しているので、包装袋の中で、一旦辛子調
味液に漬けた明太子に、辛子調味液が更に浸透して熟成
が進む。従って、流通の過程において熟成するので、製
造工場で時間をかけて熟成する必要がない。更には、消
費者側からみても、購入後時間が経過すると更に熟成が
進むので、より美味しく明太子を食することができる。
特に、請求項２記載の包装袋入り明太子においては、封
入した明太子の辛さ度と塩度が表示されているので、こ
れを見て包装袋入り明太子を選ぶことができる。
塩漬けしたスケトウダラの卵巣を辛子調味液に漬け込ん
だ明太子を、辛子調味液と共に合成樹脂製の包装袋に入
れて真空包装しているので、包装袋の中で、一旦辛子調
味液に漬けた明太子に、辛子調味液が更に浸透して熟成
が進む。従って、流通の過程において熟成するので、製
造工場で時間をかけて熟成する必要がない。更には、消
費者側からみても、購入後時間が経過すると更に熟成が
進むので、より美味しく明太子を食することができる。
特に、請求項２記載の包装袋入り明太子においては、封
入した明太子の辛さ度と塩度が表示されているので、こ
れを見て包装袋入り明太子を選ぶことができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図１は本発明の一実施の形
態に係る包装袋入り明太子の斜視図、図２は包装袋の断
面図である。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図１は本発明の一実施の形
態に係る包装袋入り明太子の斜視図、図２は包装袋の断
面図である。
【０００７】図１に示すように、本発明の一実施の形態
に係る包装袋入り明太子１０は、包装袋の一例である合
成樹脂製の内袋１１と、内袋１１を完全に包む外袋１１
ａと、内袋１１の内部に収納される複数の明太子１２及
びその辛子調味液とを有している。以下、これらについ
て詳しく説明する。
に係る包装袋入り明太子１０は、包装袋の一例である合
成樹脂製の内袋１１と、内袋１１を完全に包む外袋１１
ａと、内袋１１の内部に収納される複数の明太子１２及
びその辛子調味液とを有している。以下、これらについ
て詳しく説明する。
【０００８】内側の包装袋である内袋１１は、非通気性
の合成樹脂シート（例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、セル
ロースアセテート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレ
ン樹脂等）が使用され、図２（Ｂ）に示すように筒状の
合成樹脂シートの下部を熱シールして袋状に形成してい
る。一方、内袋１１を完全に収納する外袋１１ａは、非
通気性の合成樹脂シート（例えば、ポリ塩化ビニル樹
脂、セルロースアセテート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リスチレン樹脂等）が使用され、その断面は、図２
（Ａ）に示すように、一枚のシートに内折れ部１４、１
５を設けて筒状に形成すると共に下部を熱シールして袋
状に形成している。そして、外袋１１ａの正面側には、
図示しない明太子の写真、名称が記載されているが裏面
側には、図１の上部に詳細を記載するように、明太子１
２の辛さ（即ち、辛さ度合い）及び塩度が３段階で記載
された表示部１６が設けられている。そして、内袋１１
内には、複数本（この実施の形態では４本）の明太子１
２がその辛子調味液と共に略１対１の割合で収納されて
いる。
の合成樹脂シート（例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、セル
ロースアセテート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレ
ン樹脂等）が使用され、図２（Ｂ）に示すように筒状の
合成樹脂シートの下部を熱シールして袋状に形成してい
る。一方、内袋１１を完全に収納する外袋１１ａは、非
通気性の合成樹脂シート（例えば、ポリ塩化ビニル樹
脂、セルロースアセテート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リスチレン樹脂等）が使用され、その断面は、図２
（Ａ）に示すように、一枚のシートに内折れ部１４、１
５を設けて筒状に形成すると共に下部を熱シールして袋
状に形成している。そして、外袋１１ａの正面側には、
図示しない明太子の写真、名称が記載されているが裏面
側には、図１の上部に詳細を記載するように、明太子１
２の辛さ（即ち、辛さ度合い）及び塩度が３段階で記載
された表示部１６が設けられている。そして、内袋１１
内には、複数本（この実施の形態では４本）の明太子１
２がその辛子調味液と共に略１対１の割合で収納されて
いる。
【０００９】この包装袋入り明太子１０の製造方法につ
いて説明すると、冷凍物を解凍したスケトウダラの卵巣
又は冷蔵のスケトウダラの卵巣を用意してこれを、塩、
水及び食紅を入れた塩蔵液に漬け込む。この塩漬けの期
間は１〜２日程度で十分であり、これによって、スケト
ウダラの卵巣の各卵粒に塩蔵液が入り込み粒が形成され
る。次に、唐辛子、調味液等を入れて作った辛子調味液
に塩漬けのスケトウダラの卵巣（鱈子）を漬け込み、こ
れによって味付けした明太子と辛子調味液を、前記内袋
１１に１対１の割合で収納して、内部の空気を抜く真空
包装を行い、入口部分の熱溶着によるシールを行う。
いて説明すると、冷凍物を解凍したスケトウダラの卵巣
又は冷蔵のスケトウダラの卵巣を用意してこれを、塩、
水及び食紅を入れた塩蔵液に漬け込む。この塩漬けの期
間は１〜２日程度で十分であり、これによって、スケト
ウダラの卵巣の各卵粒に塩蔵液が入り込み粒が形成され
る。次に、唐辛子、調味液等を入れて作った辛子調味液
に塩漬けのスケトウダラの卵巣（鱈子）を漬け込み、こ
れによって味付けした明太子と辛子調味液を、前記内袋
１１に１対１の割合で収納して、内部の空気を抜く真空
包装を行い、入口部分の熱溶着によるシールを行う。
【００１０】これによって、時間の経過と共に一旦辛子
調味液によって味付けされた明太子が辛子調味液の入っ
た内袋１１の内部で更に熟成が進み、こくと旨味が増し
た明太子１２が出来上がる。ここで、外袋１１ａの裏面
側に、辛子の量と塩の量から決められる「辛さ度」及び
「塩度」の表を図１に示す３段階で印刷によって記載す
る。なお、明太子１２は塩蔵であるから、長期間保存で
きることは当然であり、これによって更に熟成される
が、内袋１１内に収納されている辛子調味液は一定であ
るので、一定時間を越えると熟成が飽和状態となり、そ
れ以上の進展はない。
調味液によって味付けされた明太子が辛子調味液の入っ
た内袋１１の内部で更に熟成が進み、こくと旨味が増し
た明太子１２が出来上がる。ここで、外袋１１ａの裏面
側に、辛子の量と塩の量から決められる「辛さ度」及び
「塩度」の表を図１に示す３段階で印刷によって記載す
る。なお、明太子１２は塩蔵であるから、長期間保存で
きることは当然であり、これによって更に熟成される
が、内袋１１内に収納されている辛子調味液は一定であ
るので、一定時間を越えると熟成が飽和状態となり、そ
れ以上の進展はない。
【００１１】前記実施の形態においては、包装袋の形状
を特定して説明したが、１〜２本以上の明太子を収納す
ることができ、更には真空包装ができる容器であれば、
他の形状の包装袋であっても本発明は適用される。ま
た、明太子の本数は１本でもよいし、２又はそれ以上で
あってもよい。真空包装を行う前に、雑菌を減らすため
に加熱処理をすることも可能であり、この場合には、塩
の量をもっと減らすことができ、極甘口の明太子とする
こともできる。
を特定して説明したが、１〜２本以上の明太子を収納す
ることができ、更には真空包装ができる容器であれば、
他の形状の包装袋であっても本発明は適用される。ま
た、明太子の本数は１本でもよいし、２又はそれ以上で
あってもよい。真空包装を行う前に、雑菌を減らすため
に加熱処理をすることも可能であり、この場合には、塩
の量をもっと減らすことができ、極甘口の明太子とする
こともできる。
【００１２】
【発明の効果】請求項１、２記載の包装袋入り明太子
は、包装袋の中でスケトウダラの卵巣が流通の過程にお
いて熟成するので、工場で時間をかけて熟成する必要が
ない。更には、消費者側からみても、熟成後の明太子を
美味しく食することができるし、包装袋に入れて真空パ
ックされているので、極めて衛生的である。特に、請求
項２記載の包装袋入り明太子においては、封入した明太
子の辛さ度と塩度が表示されているので、これを見て包
装袋入り明太子を好みに合わせて選ぶことができる。
は、包装袋の中でスケトウダラの卵巣が流通の過程にお
いて熟成するので、工場で時間をかけて熟成する必要が
ない。更には、消費者側からみても、熟成後の明太子を
美味しく食することができるし、包装袋に入れて真空パ
ックされているので、極めて衛生的である。特に、請求
項２記載の包装袋入り明太子においては、封入した明太
子の辛さ度と塩度が表示されているので、これを見て包
装袋入り明太子を好みに合わせて選ぶことができる。
【図１】本発明の一実施の形態に係る包装袋入り明太子
の斜視図である。
の斜視図である。
【図２】包装袋の断面図である。
１０ 包装袋入り明太子 １１ 内袋 １１ａ 外袋 １２ 明太子 １４ 内折れ部 １５ 内折れ部 １６ 表示部
Claims (2)
- 【請求項１】 塩漬けしたスケトウダラの卵巣を辛子調
味液に漬け込んだ明太子を、前記辛子調味液と共に合成
樹脂製の包装袋に入れて真空包装したことを特徴とする
包装袋入り明太子。 - 【請求項２】 前記包装袋には、封入した前記明太子の
辛さ度と塩度の表が印刷によって記載されていることを
特徴とする請求項１記載の包装袋入り明太子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9171129A JPH11139A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 包装袋入り明太子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9171129A JPH11139A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 包装袋入り明太子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11139A true JPH11139A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15917527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9171129A Pending JPH11139A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 包装袋入り明太子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11139A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6742852B2 (en) | 2000-01-19 | 2004-06-01 | Bridgestone Corporation | Rubber crawler |
| JP5659277B1 (ja) * | 2013-08-26 | 2015-01-28 | 日本水産株式会社 | 水産加工品の熟成香増強方法 |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP9171129A patent/JPH11139A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6742852B2 (en) | 2000-01-19 | 2004-06-01 | Bridgestone Corporation | Rubber crawler |
| JP5659277B1 (ja) * | 2013-08-26 | 2015-01-28 | 日本水産株式会社 | 水産加工品の熟成香増強方法 |
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