JPH11139765A - 油圧クレーンのブーム伸縮制御回路 - Google Patents

油圧クレーンのブーム伸縮制御回路

Info

Publication number
JPH11139765A
JPH11139765A JP31322297A JP31322297A JPH11139765A JP H11139765 A JPH11139765 A JP H11139765A JP 31322297 A JP31322297 A JP 31322297A JP 31322297 A JP31322297 A JP 31322297A JP H11139765 A JPH11139765 A JP H11139765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
boom
valve
hydraulic cylinder
oil passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31322297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3122400B2 (ja
Inventor
Noboru Terasawa
登 寺沢
Kazuya Sakashita
和也 坂下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP31322297A priority Critical patent/JP3122400B2/ja
Publication of JPH11139765A publication Critical patent/JPH11139765A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3122400B2 publication Critical patent/JP3122400B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路構成が明確にして、油圧機器の小型化、
配置が容易で操作性にも優れ、低コストで製作可能なブ
ーム伸縮回路を提供することを課題とする。 【解決手段】 複数の油圧シリンダを具備する油圧クレ
ーンのブーム伸縮制御回路において、2次側出力ポート
が油圧シリンダの入力ポートに接続され、1次側入力ポ
ートが油圧ポンプ及び油タンクに接続された同数の方向
切換制御弁と、該方向切換制御弁のパイロットポートに
電磁弁を介して接続されたリモコン弁と、油圧シリンダ
のストロークエンドを検出するエンド検出器と、リモコ
ン弁の出力油路の油圧を検出する油圧検出器と、前記エ
ンド検出器及び油圧検出器の結果に基づいて電磁弁を制
御するコントローラを具備し、前記コントローラは油圧
シリンダを順次伸縮するように制御することを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧クレーンの
ブーム伸縮制御回路の技術分野、更に詳細には複数の油
圧シリンダを具備した伸縮ブームの油圧シリンダを制御
する油圧回路の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】油圧クレーンのブームは複数の筒がテレ
スコープ状に連結されており、筒と筒の間に複動型油圧
シリンダが取り付けられている。これらの油圧シリンダ
を伸縮させることによってブームを伸縮させることがで
きる。これらの複数の油圧シリンダを伸縮させる従来の
油圧回路には、ブームに設けられた複数の伸縮用油圧シ
リンダを同期して伸縮させる方法と各油圧シリンダを順
次伸縮させる方法とが提案されている。
【0003】同期して伸縮させる従来回路としては、例
えば公開特許公報第昭59−57889号(以下、従来
回路1という)や公開特許公報第昭60ー188298
号(以下、従来回路2という)に記載されている回路が
ある。従来回路1は油圧ポンプからの圧油を伸縮制御用
切換弁を経た後で、分流器により油路を分流して各油圧
シリンダの伸長側油室に圧油を供給して各ブームを同時
に伸長させるものである。また、分流された油路の一方
の圧油が高いと同期して伸長が行われないだけでなく、
分流器にキャビテーション等の不都合が生じるため分流
された油路の油圧を等しくするための油圧等化回路が設
けられている。
【0004】従来回路2は油圧ポンプからの圧油を伸縮
制御用切換弁を経た後で油路を分岐管で分岐させて、各
分岐された油路に電磁式の流量制御弁を設け、各油圧シ
リンダの伸長側油室に圧油を供給する構成としている。
電磁式流量制御弁は各油圧シリンダの伸長距離を検出
し、それらの差をなくすように制御している。
【0005】順次伸縮させる従来回路としては、例えば
公開特許公報第昭53ー93552号(以下、従来回路
3という)や公開特許公報第昭58−130887号
(以下、従来回路4という)に記載されている回路があ
る。従来回路3は2個の油圧シリンダを順次制御する回
路であり、伸縮制御切換弁を経た圧油路に伸縮の順序を
決定するための切換弁を挿入し、2つの油圧シリンダに
接続している。第1油圧シリンダのエンドストロークを
検出したら第2油圧シリンダに圧油を供給して第2油圧
シリンダを伸長又は縮小させるように切換弁を制御する
油圧回路を設けている。
【0006】従来回路4は基端ブームと中間ブーム間に
固設された第1油圧シリンダと中間ブームと先端ブーム
間に固設された第2油圧シリンダをそれぞれ順次制御す
る回路であるが、順序を決定する回路を油圧シリンダ内
に設けており、油圧ポンプから伸縮制御切換弁を経た圧
油は第1油圧シリンダに接続され、第1油圧シリンダと
第2油圧シリンダは4個のポートによって接続されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来回路1、2は伸縮制御切換弁を経た圧油を分流器で
分流し、または分岐管を経た後で電磁弁で流量制御して
各油圧シリンダの伸長側油室に接続している。これらの
回路では、各油圧シリンダの伸長速度に同期を取る必要
があるため、回路構成が複雑になるという課題、また全
ての制御回路にも主油圧ポンプからの高圧が流れるため
高圧油に対するシール等が必要となり、それだけ機器の
コストが高価になるという課題がある。さらに、多段ブ
ームを構成する中間ブーム、先端ブームが同時に伸縮す
るため微妙な操作を必要とするクレーンでは操作が困難
になるという課題もある。特に、先端ブームをワイヤロ
ープで伸縮させているブームでは操作が一層困難にな
る。
【0008】また、従来回路3、4では油圧シリンダの
伸縮の順序を決定する回路を油圧回路で構成している。
このため油圧回路が複雑になるという課題がある。さら
に、これらの油路には主油圧ポンプからの高圧油が流れ
るため高圧に対するシール等が必要になり、機器が高価
になるという課題がある。また、第1油圧シリンダと第
2油圧シリンダの構造が異なるため、部品の規格を統一
することが困難でコスト高になるという課題がある。ま
た、3個以上の油圧シリンダを用いたブームの制御は回
路が著しく複雑化し、実現に困難を伴うという課題もあ
る。
【0009】この発明は、上述のような背景の下になさ
れたもので、構成を明確にして、油圧機器の小型化、配
置が容易で操作性にも優れ、低コストで製作可能なブー
ム伸縮回路を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の構成を採用している。即ち、請求項
1に記載のブーム伸縮制御回路は、第1及び第2の油圧
シリンダと該油圧シリンダを制御する油圧回路を具備す
る油圧クレーンのブーム伸縮制御回路において、前記伸
縮制御回路は2次側出力ポートが前記油圧シリンダの入
力ポートに接続され、1次側入力ポートが油圧ポンプ及
び油タンクに接続された第1及び第2の方向切換制御弁
と、該方向切換制御弁のパイロットポートに電磁弁を介
して接続されたリモコン弁と、前記第1油圧シリンダの
縮小側ストロークエンドを検出する第1エンド検出器
と、前記第2油圧シリンダの伸長側ストロークエンドを
検出する第2エンド検出器と、前記リモコン弁の出力油
路の油圧を検出する油圧検出器と、前記エンド検出器及
び油圧検出器の結果に基づいて前記電磁弁を制御するコ
ントローラを具備し、前記コントローラは前記第1及び
第2油圧シリンダを順次伸縮するように制御することを
特徴としている。請求項1の回路は2個の油圧シリンダ
に対応した2個の方向切換弁を設けると共にこれらの切
換弁を低圧のパイロット油圧で制御している。
【0011】請求項2に記載のブーム伸縮制御回路は、
3個以上N個の油圧シリンダと該油圧シリンダを制御す
る油圧回路を具備する油圧クレーンのブーム伸縮制御回
路において、前記伸縮制御回路は2次側出力ポートが前
記油圧シリンダの入力ポートに接続され、1次側ポート
が油圧ポンプ及び油タンクに接続されたN個の方向切換
制御弁と、該方向切換制御弁のパイロットポートに電磁
弁を介して接続されたリモコン弁と、前記第1油圧シリ
ンダの縮小側ストロークエンドを検出する第1エンド検
出器と、前記第i(2<i<N)油圧シリンダの伸長側
及び縮小側ストロークエンドを検出する第iエンド検出
器と、前記第N油圧シリンダの伸長側ストロークエンド
を検出する第Nエンド検出器と、前記リモコン弁の出力
油路の油圧を検出する油圧検出器と、前記油圧検出器と
エンド検出器の結果に基づいて前記電磁弁を制御するコ
ントローラを具備し、前記コントローラは前記第1〜第
N油圧シリンダを順次伸縮制御することを特徴としてい
る。請求項2の回路はN個(3≦N)の油圧シリンダか
らなるブームの制御回路である。
【0012】請求項3に記載のブーム伸縮制御回路は、
請求項1又は2に記載の回路において、前記コントロー
ラはブーム伸長時は基端側ブームから順次伸長し、ブー
ム縮小時は先端側ブームから順次縮小させるように前記
電磁弁を制御することを特徴としている。請求項3の回
路は伸縮の順序を基端側から伸長し、先端側から縮小し
ている。
【0013】請求項4に記載のブーム伸縮制御回路は、
請求項1〜3に記載の回路において、前記方向切換弁と
前記油圧シリンダ伸長側油室を接続する油路の相互間に
チェック弁を介して接続したことを特徴としている。請
求項4の回路はブームの伸長時に油圧の洩れに対する補
給を目的としている。
【0014】請求項5に記載のブーム伸縮制御回路は、
請求項1〜4に記載の回路において、 前記各油圧シリ
ンダは同一の油圧シリンダで構成し、前記各方向切換弁
は同一の方向切換弁で構成し、前記各電磁弁を同一の電
磁弁で構成したことを特徴としている。請求項5の回路
は同一部品を使用して部品の規格化を目的としている。
【0015】請求項6に記載のブーム伸縮制御回路は、
請求項1〜5に記載の回路において、 前記ストローク
エンド検出器は磁気センサーで構成し、前記油圧検出器
は油圧スイッチで構成したことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施形態】以下、図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。 <実施形態 1>図1は本発明の実施形態1の油圧回路
構成を示し、図2(A)〜(C)は実施形態1を適用し
たブームの構成および変化状態を示す。図2(A)にお
いて、ブーム100は基端ブーム1に第2ブーム2が、
第2ブーム2に第3ブーム3が、及び第3ブームに先端
ブーム4が各々テレスコープ式に挿嵌されている。基端
ブーム1には第1油圧シリンダ7のロッド11の一端部
12が固定され、シリンダチューブ13は第2ブーム2
に固設されている。また、第2ブーム2には第2油圧シ
リンダ8のロッド14の一端部15が固設され、第2油
圧シリンダ8のシリンダチューブ16は第3ブームに固
設されている。
【0017】また、第3ブームの上端に張出ロープ用シ
ーブ9が回転自在に設けられている。張出ロープ5は一
端が第2ブーム2の上端17に係止されると共に張出ロ
ープ用シーブ9に掛け回され、他端が先端ブーム4の下
端18に係止されている。第3ブームの下端に引込ワイ
ヤロープ用シーブ10が回転自在に設けられ、引込ワイ
ヤロープ6は一端が第2ブーム2の上端19に係止さ
れ、引込ワイヤロープシーブ10に掛け回され、他端が
先端ブーム4に係止されている。
【0018】図2(A)は第1油圧シリンダ7及び第2
油圧シリンダ8が伸長した状態を示し、図2(B)は第
2油圧シリンダ8のみが縮小した状態を示す。第2油圧
シリンダを縮小した場合は同時に第4ブームは引込ワイ
ヤロープ6により第3ブームの中へ引き込まれる。図2
(C)は第1油圧シリンダ7及び第2油圧シリンダ8が
縮小した状態を示す。
【0019】図1は油圧シリンダ7、8を伸縮させる油
圧回路である。以下の説明ではポートの番号は左から第
1ポート、第2ポート...と呼ぶことにする。主油圧
ポンプ21aの下流側油路22には第2方向切換弁24
及び第1方向切換弁23が順に挿入され、油タンク25
に接続されている。第1方向切換弁23、第2方向切換
弁24は各々3位置6ポートの中央バランス型方向切換
弁である。第1方向切換弁23の2次側第2ポート(中
央ポート)は油路27によりカウンタバランス弁28を
介して第1油圧シリンダ7の伸長側油室7aに接続され
ている。また、第1方向切換弁23の2次側第3ポート
(右側ポート)は油路29、油路29’により第1油圧
シリンダ7の縮小側油室7bに接続されている。なお、
第1方向切換弁23の1次側第2ポートはチェック弁を
介して油路104により油圧ポンプ21a下流の油路2
2に接続されている。
【0020】第2方向切換弁24の2次側第2ポート
(中央ポート)は油路30によりホースリール31、カ
ウンタバランス弁32を介して第2油圧シリンダの伸長
側油室8aに接続されている。また、第2方向切換弁2
4の2次側第3ポート(右側ポート)は油路33により
油路29に接続されている。第1油圧シリンダの縮小側
油室7bと第2油圧シリンダの縮小側油室8bは油路3
4により接続されている。また、油路30から分岐した
油路35はチェック弁36を介して油路27に接続され
ている。
【0021】一方、パイロット油圧ポンプ21bの下流
側油路41はリモコン弁42に接続され、リモコン弁4
2の出力は第1電磁弁44、第2電磁弁48を介して第
1方向切換弁23、第2方向切換弁24の各パイロット
ポートに接続されている。即ち、リモコン弁42の伸長
側油路43は第1電磁弁44に接続されており、第1電
磁弁44の2次側第1ポート(左側)は油路45により
第1方向切換弁23の伸側パイロットポート(右側)2
3aに接続され、第1電磁弁の2次側第2ポート(右
側)は油路46により第2方向切換弁24の伸長側パイ
ロットポート(右側)24aに接続されている。
【0022】リモコン弁42の縮側油路47は第2電磁
弁48に接続されており、第2電磁弁48の2次側第2
ポート(右側)は油路49により第2方向切換弁24の
縮小側パイロットポート(左側)24bに接続され、第
2電磁弁の2次側第1ポート(左側)は油路50により
第1方向切換弁23の縮小側パイロットポート(左側)
23bに接続されている。
【0023】油路43、47には圧力スイッチ51、5
2が接続されており、リモコン弁42の出力を検出す
る。圧力スイッチ51、52の出力端は配線53、54
によりコントローラ55の入力端子に接続されている。
また、第1油圧シリンダ7の伸側ストロークエンド(下
側)を検出する検出センサー56が適宜の位置に配設さ
れており、検出センサー56の出力端は配線57により
コントローラ55の入力端に接続されている。同様に、
第2油圧シリンダ8の縮側ストロークエンド(上側)を
検出する検出センサー58が適宜の位置に配設されてお
り、検出センサー58の出力端は配線59によりコント
ローラ55の入力端に接続されている。
【0024】上記回路において、第1油圧シリンダ7と
第2油圧シリンダ8は同一構成の複動式油圧シリンダで
ある。また、カウンタバランス弁28と32は同一構成
であり、油圧によって動かされる負荷が静止した状態に
おいて負荷の自重によって落下するのを防止するための
もので公知の技術である。さらに、電磁弁44と48も
同一構成の電磁弁である。検出センサー56、58は磁
気センサーを用いてピストンの近接を検出するようにし
たものでもよいし、ピストンロッドに磁石を埋め込んで
その磁気を検出するようにしたものでもよい。あるい
は、機械式又は光式のセンサーでもよい。
【0025】コントローラ55は圧力スイッチ51、5
2及び検出センサー56、58の結果によりソレノイド
電流を配線60、61に出力する。即ち、圧力スイッチ
51のオン信号が検出された場合(ブームを伸長する場
合)は、検出センサー56、58の双方からオン信号が
検出されたとき(センサー56によりストロークエンド
が検出された場合)は配線60、61にソレノイド電流
を出力する。また、圧力スイッチ52のオン信号が検出
された場合(ブームを縮小する場合)は、検出センサー
56、58の双方からオン信号が検出されたとき(セン
サー58によりストロークエンドが検出された場合)は
配線60、61にソレノイド電流を出力する。
【0026】実施形態1は以上のような構成であり、以
下のように機能する。まず、ブーム100を伸長させる
場合、図2(C)の状態から(A)の状態に変化させる
場合について説明する。図2(C)の状態では配線6
0、61にソレノイド電流は通電されていない。この状
態でリモコン弁42を伸側にすると油路43、第1電磁
弁44、油路45を介してパイロット圧油が第1方向切
換弁23の伸側パイロットポート23aに供給され、縮
側パイロットポート23bは第2電磁弁48、リモコン
弁42を介して油タンクと連通する。これによって、第
1方向切換弁23が伸側に切換わり、主油圧ポンプ21
aからの圧油が油路22、油路104、第1方向切換弁
23、油路27、カウンタバランス弁28を通って第1
油圧シリンダ7の伸側油室7aに流れ、縮側油室7bは
油路29’、油路29、第1方向切換弁23を介して油
タンク25と連通する。
【0027】従って、第1油圧シリンダ7が伸長する。
第1油圧シリンダ7が伸長してストロークエンドに達す
る(図2(B)の状態になる)と、検出センサー56か
ら出力が検出され、コントローラ55は配線60、61
にソレノイド電流を通電し、第1電磁弁44、第2電磁
弁48を右側に切り換える。これによって、油路43の
パイロット油圧は油路46を通って第2方向切換弁24
の伸側パイロットポート24a流れ、縮側パイロットポ
ート24bは油路49、第2電磁弁48、リモコン弁4
2を介して油タンクと連通する。また、第1方向切換弁
の伸側パイロットポートは23aは油路45、第1電磁
弁44を通って油タンクと連通する。従って、第1方向
切換弁23は中立状態に切換わり、第2方向切換弁24
は伸側に切換わる。
【0028】これによって、主油圧ポンプ21aからの
圧油は油路22、第2方向切換弁24、油路30、ホー
スリール31、カウンタバランス弁32を通って、第2
油圧シリンダ8の伸側油室8aに流れる。第2油圧シリ
ンダ8の縮側油室8bは油路34、第1油圧シリンダ7
の縮側油室7b、油路29’、油路33、第2方向切換
弁24を介して油タンク25と連通する。従って、第2
油圧シリンダ8は伸長し、図2(A)の状態になる。一
方、油路27は遮断され、油圧シリンダ7の伸側油室7
aの油圧は保持される。また、リークによって油圧が下
がっても、油路35の圧油がチェック弁36、カウンタ
バランス弁28を介して供給されるため、第1油圧シリ
ンダ7は伸長した状態が保持される。
【0029】次に図2(A)の状態から図2(C)へ変
化する場合について説明する。リモコン弁42を縮側に
すると油路47にパイロット圧油が流れ、油路43は開
放される。従って、圧力センサー51はオフとなり、圧
力センサー52がオンとなってもコントローラ55は配
線60、61のソレノイド電流を保持する。油路47の
パイロット圧油は第2電磁弁48、油路49を通って第
2方向切換弁24のパイロットポート24bに流れ、パ
イロットポート24aは油路46、第1電磁弁44、リ
モコン弁42を介して油タンクと連通する。これにより
第2方向切換弁24は縮側に切換わる。なお、このと
き、第1方向切換弁23のパイロットポート23aと2
3bは油タンクと連通し、第1方向切換弁23は中立状
態となる。
【0030】従って、主油圧ポンプ21aからの圧油は
第2方向切換弁24、油路33、油路29’を通って第
1油圧シリンダ7の縮側油室7b、さらに油路34を通
って第2油圧シリンダ8の縮側油室8bに流れる。一
方、第2油圧シリンダ8の伸側油室8aはカウンタバラ
ンス弁32、ホースリール31、油路30、第2方向切
換弁24を介して油タンクと連通するため、第2油圧シ
リンダ8は縮小する。このとき、第1油圧シリンダ7の
伸側油室7aと連通している油路27は遮断されるので
(第1方向切換弁23は中立状態にあるため)油圧シリ
ンダ7は縮小しない。従って、図2(B)の状態にな
る。
【0031】第2油圧シリンダ8が縮小して、縮側スト
ロークエンドが検出センサー58により検出されるとコ
ントローラ55は配線60、61のソレノイド電流をオ
フにし、第1電磁弁44及び第2電磁弁48はばね力に
より左側に切換わる。これによって、油路47のパイロ
ット油圧は第2電磁弁48、油路50を通って第1方向
切換弁23の縮側パイロットポート23bに流れ、伸側
パイロットポート23aは油路45、第1電磁弁44、
リモコン弁42を介して油タンクと連通する。従って、
第1方向切換弁23は縮側に切換わる。また、第2方向
切換弁24の縮側パイロットポート24bは油路49、
第2電磁弁48を介して油タンクと連通するため、第2
方向切換弁24はばね力により中立状態に戻る。
【0032】従って、主油圧ポンプ21aからの圧油は
油路22、第2方向切換弁24、油路33、油路29’
を通って第1油圧シリンダ7の縮側油室7bに流入す
る。このとき伸側油室7aはカウンタバランス弁28、
油路27、第1方向切換弁23を介して油タンク25と
連通し、第1油圧シリンダ7は縮小する。また、第2油
圧シリンダ8の縮側油室8bは油路34により第1油圧
シリンダの縮側油室7bと連通しているため縮小した状
態が維持される。従って、図2(C)の状態になる。
【0033】実施形態1は以上に述べたように、油圧シ
リンダ7、8を各々方向切換弁23、24により制御す
る構成とし、各方向切換弁は電磁弁を介してパイロット
油圧で制御しており、電磁弁は簡単な論理のコントロー
ラで電気的に制御している。また、使用される部品は機
能に適したものが選択可能であり、同一の要素には同一
の部品を使用している。従って、回路構成が容易であ
り、配置も容易となり、機器の小型化も可能になるとい
う効果がある。油圧シリンダ7、8を駆動する回路が同
一で、移動速度が一定にできるため操作性が向上すると
いう効果も得られる。なお、目的により油圧シリンダの
移動速度を変えたい場合は方向切換弁の油路抵抗を目的
に合わせて変更することも可能である。
【0034】<実施形態2>実施形態2は3個の油圧シ
リンダを具備したブームの伸縮回路についての実施形態
であり、図3に回路構成を示す。これは図7に示す4個
のブーム筒を有するテレスコープ型のブームに使用でき
る。なお、4個以上の油圧シリンダを使用した回路構成
については図1、3に示す実施形態1、2から容易に類
推できる。実施形態2は実施形態1の回路構成を変更修
正すれば容易に構成(製作)可能である。以下説明を簡
単にするため、実施形態1と同じ構成部分については同
じ参照番号を付して詳細な説明を省略する。
【0035】図3において、主油圧ポンプ21aの下流
の油路22の第2方向切換弁24と第1方向切換弁23
との間に第3方向切換弁71を挿入し、第3方向切換弁
71の2次側第2ポート(中央)を油路72により第3
油圧シリンダ73の伸側油室73aに接続する。油路7
2にホースリール74、カウンタバランス弁75を順に
挿入する。また、縮側油室73bは油路34aにより第
1油圧シリンダ7の縮側油室7bに接続し、油路34b
により第2油圧シリンダ8の縮側油室8bに接続する。
【0036】第3方向切換弁71の2次側第3ポート
(右側)を油路76により油路29(又は33)に接続
する。油路72と油路27をチェック弁77を介して接
続する。また、油路72と油路30をチェック弁78を
介して接続する。また、第3油圧シリンダの両ストロー
クエンドを検出する検出センサー79、80を配設し
て、その出力端を配線によりコントローラ55’の入力
端に接続する。なお、第3方向切換弁71の1次側第2
ポートは油路105によりチェック弁を介して油路10
4(又は油路22)に接続する。
【0037】第1実施形態における電磁弁44、48の
代わりに3位置5ポートの電磁弁81、82と交換する
(又は、図5に示すように電磁弁101、102を増設
してもよい)。第1電磁弁81の2次側第1ポートは油
路45により第1切換弁23の伸側パイロットポート2
3aに接続し、第2ポートは油路83により第3方向切
換弁71の伸側パイロットポート71aに接続し、第3
ポートは油路46により第2切換弁24の伸側パイロッ
トポート24aに接続する。
【0038】また、第2電磁弁82の2次側第1ポート
は油路50により第1切換弁23の縮側パイロットポー
ト23bに接続し、第2ポートは油路84により第3方
向切換弁71の縮側パイロットポート71bに接続し、
第3ポートは油路49により第1切換弁24の伸側パイ
ロットポート24bに接続する。電磁弁81、82の一
側(右側)ソレノイドを配線60、61によりコントロ
ーラ55’の出力端に接続し、反対側ソレノイドを配線
85、86によりコントローラ55’の出力端子に接続
する。
【0039】コントローラ55’は図4に示すように作
動する。図4の上欄はブームを伸長する場合を示し、下
欄はブームを縮小する場合を示す。コントローラ55’
の出力(配線60、61、85、86にソレノイド電流
をオン又はオフにする)はブーム状態によって異なる
が、ブーム状態は検出センサー56、58、79、80
の出力信号によって定まる。即ち、コントローラ55’
の出力は圧力スイッチ51がオンの場合は上欄を適用
し、検出センサー56、58、79、80の出力信号に
よって、図4に示すようにソレノイド電流をオン又はオ
フにする。また、圧力スイッチ52がオン場合は下欄を
適用し、ソレノイド電流をオン又はオフにする。
【0040】なお、ここで、ブーム状態0〜4は図7に
示すブームの伸縮状態を示す。例えば、ブーム状態
「0」は第1油圧シリンダ7、第3油圧シリンダ73及
び第2油圧シリンダ8が全て縮小した状態で、ブーム状
態「4」は第1油圧シリンダ7、第3油圧シリンダ73
及び第2油圧シリンダ8が全て伸長した状態を示す。以
下、意味を簡明化するために、第1油圧シリンダ7をベ
ースシリンダ7と呼び、第3油圧シリンダ73をセカン
ドシリンダ73と呼び、第2油圧シリンダ8をサードシ
リンダ8と呼ぶことにする。
【0041】実施形態2は上記の構成であり、以下のよ
うに機能する。まず、ブームを伸長させる場合について
説明する。リモコン弁42を伸側にするとパイロット圧
油が圧力スイッチ51で検出され、検出センサー58、
79からはオン信号が検出されるのでコントローラ5
5’は配線85、86にソレノイド電流を通電する。こ
れによって油路43の圧油は第1電磁弁81を通って第
1方向切換弁23の伸側パイロットポート23aに流
れ、縮側パイロットポート23bは油路50、第2電磁
弁82、リモコン弁42を介して油タンクと連通する。
【0042】従って、第1方向切換弁23は伸側に切換
わり、主油圧ポンプ21aの圧油は油路22、油路10
4、方向切換弁23、油路27、カウンタバランス弁2
8を通ってベースシリンダ7の伸側油室7aに流れ込
み、縮側油室7bは油路29’、油路29、第1方向切
換弁23を介して油タンク25と連通し、ベースシリン
ダ7は伸長する(ブーム状態1になる)。伸側ストロー
クエンドが検出センサー56により検出されるとコント
ローラ55’は配線85、86をオフにする。
【0043】これによって、油路43の圧油は第3方向
切換弁71の伸側パイロットポート71aに流れ、縮側
パイロットポート71bは油タンクと連通する。一方、
第1方向切換弁23のパイロットポート23a、23b
は何れも油タンクと連通する。これによって、第1方向
切換弁23は中間状態に切換わり、第3方向切換弁71
は伸側に切換わる。従って、油路27、29は遮断さ
れ、油路72が油路22と連通し、油路76が油タンク
25と連通する。この結果、セカンドシリンダ73は伸
長する(ブーム状態2になる)。このとき、ベースシリ
ンダ7は伸長した状態で保持される。なお、油圧リーク
に対してはチェック弁77を介して圧油が補給される。
【0044】セカンドシリンダ73が伸長し、ストロー
クエンドに達すると検出センサー80によりオン信号が
検出され、検出センサー79によりオフ信号が検出され
て、コントローラ55’に送られる。コントローラ5
5’は配線60、61にソレノイド電流を通電し、電磁
弁81、82を右側に切り換える。この切換により第2
方向切換弁24の伸側パイロットポート24aは油路4
6、第1電磁弁81を介して油路43と連通し、パイロ
ット圧油が供給される。第2方向切換弁24の縮側パイ
ロットポート24bは油路49、第2電磁弁82を介し
て油タンクと連通する。
【0045】従って、第2方向切換弁24は伸側に切り
換えられ、油圧ポンプ21aからの圧油が油路22、油
路30、ホースリール31、カウンタバランス弁32を
通ってサードシリンダの伸側油室8aに供給され、一方
縮側油室8bは油路34b、油路34a、油路29’、
油路33を介して油タンク25と連通する。この結果、
サードシリンダ8が伸長する(ブーム状態3になる)。
なお、油路30の圧油はチェック弁78を介してセカン
ドシリンダ73の伸側油室73aに補給され、チェック
弁36を介してベースシリンダ7の伸側油室7aに補給
されている。サードシリンダ8がストロークエンドに達
し、最伸長状態(ブーム状態4)になる。この場合、配
線60、61のソレノイド電流は保持される。
【0046】ブームを縮小させる場合も全く同様に機能
する。即ち、リモコン弁42を縮側にすると、コントロ
ーラ55’は配線60、61にソレノイド電流を通電
し、電磁弁81、82を切り換える。第2方向切換弁2
4の縮側パイロットポート24bにパイロット圧油が供
給され、反対側パイロットポート24aは油タンクと連
通し、第2方向切換弁24が縮側に切換わる。これによ
って、サードシリンダ8は縮小する(ブーム状態3にな
る)。サードシリンダ8が縮小してストロークエンドに
達すると検出センサー58により検出され、結果がコン
トローラ55’に送信される。
【0047】この結果、コントローラ55’は配線6
0、61の通電をオフにする。これによって、第3方向
切換弁71が縮側に切換わり、セカンドシリンダ73が
縮小する(ブーム状態2になる)。このとき第2方向切
換弁24は中立状態に戻り、サードシリンダ8は縮小し
た状態が保持される。セカンドシリンダ73が縮小して
ストロークエンドに達すると検出センサー56により検
出され、結果がコントローラ55’に送信される。コン
トローラ55’は配線85、86に通電する。これによ
って、第1方向切換弁23が縮側に切換わり、ベースシ
リンダ7が縮小し(ブーム状態1になる)、最後に最も
縮小した状態(ブーム状態0)になる。
【0048】図5は電磁弁81、82の代わりに実施形
態1の電磁弁44、48に電磁弁101、電磁弁102
を増設して同じ機能を発揮させる回路構成の1例を示
す。電磁弁44、48の1次側各ポートは実施形態1の
場合と全く同じに接続する。即ち、電磁弁44の1次側
第1ポートはリモコン弁42の伸側油路43に接続し、
電磁弁48の1次側第1ポートはリモコン弁の縮側油路
47に接続する。電磁弁44、48の1次側第2ポート
は油タンクに接続する。
【0049】次に、電磁弁44の2次側第1ポートは油
路45により第1方向切換弁23の伸側パイロットポー
ト23aに接続し、第2ポートは電磁弁101の1次側
第1ポートに接続する。電磁弁101の1次側第2ポー
トは油タンクに接続する。電磁弁101の2次側第1ポ
ートは油路83により第3方向切換弁71の伸側パイロ
ットポート71aに接続する。また、電磁弁101の2
次側第2ポートは油路46により第2方向切換弁の伸側
パイロットポート24aに接続する。
【0050】同様に、電磁弁48の2次側第1ポートは
油路50により第1方向切換弁23の縮側パイロットポ
ート23bに接続し、第2ポートは電磁弁102の1次
側第1ポートに接続する。電磁弁102の1次側第2ポ
ートは油タンクに接続する。電磁弁102の2次側第1
ポートは油路84により第3方向切換弁71の縮側パイ
ロットポート71bに接続する。また、電磁弁102の
2次側第2ポートは油路49により第2方向切換弁の縮
側パイロットポート24bに接続する。なお、電磁弁4
4、48、101、102のソレノイドは配線60、6
1、85、86によりコントローラ55’の出力端に接
続する。
【0051】コントローラ55’は図6に示すように制
御する。即ち、ブームを伸長する場合は圧力スイッチ5
1のオン信号が検出されるので上欄を適用し、検出セン
サー56、58、79及び80の入力信号により、配線
60、61、85及び86にソレノイド電流をオンまた
はオフにする。また、ブームを縮小する場合は圧力スイ
ッチ52のオン信号が検出されるので下欄を適用し、、
検出センサー56、58、79及び80の入力信号によ
り、配線60、61、85及び86にソレノイド電流を
オンまたはオフにする。
【0052】図5は以上のように構成したので、圧力ス
イッチ51のオン信号を検出した場合(ブームを伸長す
る場合)は、検出センサー58及び79のオン信号を検
出した場合は全配線のソレノイド電流はオフとされ、第
1方向切換弁23が伸側に切換わる。検出センサー5
6、58及び79のオン信号を検出した場合は配線6
0、61がオンにされ、第3方向切換弁71が伸側に切
換わり、第1方向切換弁は中立状態になる。また、検出
センサー56、58及び80のオン信号を検出した場合
は全配線がオンにされ、第2方向切換弁24が伸側に切
換わり、第3方向切換弁71は中立状態になる。
【0053】また、圧力スイッチ52のオン信号を検出
した場合(ブームを縮小する場合)は、検出センサー5
6、58及び80のオン信号を検出した場合は、全配線
がオンにされ、第2方向切換弁24が縮側に切換わる。
検出センサー56、58及び79のオン信号を検出した
場合は配線85、85をオフにし、配線60、61はオ
ンを保持する。この場合、第3方向切換弁71が縮側に
切換わり、第2方向切換弁24は中立状態に戻る。ま
た、検出センサー58及び79のオン信号を検出した場
合は全配線をオフにする。この場合、第1方向切換弁2
3が縮側に切換わり、第3方向切換弁71は中立状態に
戻る。従って、図5の構成でコントローラを図6のよう
に構成すれば、前に説明した図3の構成と同じように機
能することが分かる。
【0054】実施形態2は3個の油圧シリンダを使用し
たブームの伸縮制御回路であり、この実施形態において
も実施形態1と同様な効果が得られる。即ち、回路構成
が容易であり、配置も容易となり、機器の小型化も可能
になるという効果がある。油圧シリンダを駆動する回路
が同一で、移動速度が一定にできるため操作性が向上す
るという効果も得られる。さらに、2個の油圧シリンダ
を駆動している回路の一部に変更追加をするだけで3個
の油圧シリンダを使用する駆動回路として使用できると
いう効果がある。これは4個以上のものについても同様
である。
【0055】以上、この発明の実施形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるが
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、図5
の電磁弁の接続やコントロールは前記した方法に限られ
るものではなく適宜変更してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば以下の効果が得られる。即ち、請求項1、2の回
路にあっては回路構成が容易であり、配置も容易とな
り、機器の小型化も可能になるという効果が得られる。
請求項3の回路にあっては、前記効果の他に更に、移動
速度が一定にでき、また基端から順に伸び、先端から順
に縮むため操作性が改善できるという効果が得られる。
請求項4の回路では更にブーム伸長時に油圧のリークが
あっても安全に操作できるという効果が得られる。ま
た、請求項5の回路では、更に使用部品の規格化が一層
容易になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の構成を示す。
【図2】 実施形態1を適用する油圧クレーンのブーム
を示す。
【図3】 本発明の実施形態2の構成を示す。
【図4】 実施形態2の電磁弁の別の構成を示す。
【図5】 実施形態2のコントローラの制御方法を示
す。
【図6】 図4のコントローラの制御方法を示す。
【図7】 実施形態2を適用したブームの変化状態を示
す。
【符号の説明】
1〜4 ブーム筒 7 第1油圧シリンダ(又は、ベースシリンダ) 8 第2油圧シリンダ(又は、サードシリンダ) 21a 主油圧ポンプ 21b パイロット油圧ポンプ 23 第1方向切換弁(方向切換制御弁) 24 第2方向切換弁(方向切換制御弁) 42 リモコン弁 44 第1電磁弁(電磁弁) 48 第2電磁弁(電磁弁) 51 油圧スイッチ(油圧検出器) 52 油圧スイッチ(油圧検出器) 55 コントローラ 56 検出センサー(エンド検出器) 58 検出センサー(エンド検出器) 71 第3方向切換弁(切換制御弁) 73 第3油圧シリンダ(又は、セカンドシリン
ダ) 79 検出センサー(エンド検出器) 80 検出センサー(エンド検出器) 81 第1切換弁(切換制御弁) 82 第2切換弁(切換制御弁)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の油圧シリンダと該油圧シ
    リンダを制御する油圧回路を具備する油圧クレーンのブ
    ーム伸縮制御回路において、前記伸縮制御回路は2次側
    出力ポートが前記油圧シリンダの入力ポートに接続さ
    れ、1次側入力ポートが油圧ポンプ及び油タンクに接続
    された第1及び第2の方向切換制御弁と、該方向切換制
    御弁のパイロットポートに電磁弁を介して接続されたリ
    モコン弁と、前記第1油圧シリンダの縮小側ストローク
    エンドを検出する第1エンド検出器と、前記第2油圧シ
    リンダの伸長側ストロークエンドを検出する第2エンド
    検出器と、前記リモコン弁の出力油路の油圧を検出する
    油圧検出器と、前記エンド検出器及び油圧検出器の結果
    に基づいて前記電磁弁を制御するコントローラを具備
    し、前記コントローラは前記第1及び第2油圧シリンダ
    を順次伸縮するように制御することを特徴とする油圧ク
    レーンのブーム伸縮制御回路。
  2. 【請求項2】 3個以上N個の油圧シリンダと該油圧シ
    リンダを制御する油圧回路を具備する油圧クレーンのブ
    ーム伸縮制御回路において、前記伸縮制御回路は2次側
    出力ポートが前記油圧シリンダの入力ポートに接続さ
    れ、1次側ポートが油圧ポンプ及び油タンクに接続され
    たN個の方向切換制御弁と、該方向切換制御弁のパイロ
    ットポートに電磁弁を介して接続されたリモコン弁と、
    前記第1油圧シリンダの縮小側ストロークエンドを検出
    する第1エンド検出器と、前記第i(2<i<N)油圧
    シリンダの伸長側及び縮小側ストロークエンドを検出す
    る第iエンド検出器と、前記第N油圧シリンダの伸長側
    ストロークエンドを検出する第Nエンド検出器と、前記
    リモコン弁の出力油路の油圧を検出する油圧検出器と、
    前記油圧検出器とエンド検出器の結果に基づいて前記電
    磁弁を制御するコントローラを具備し、前記コントロー
    ラは前記第1〜第N油圧シリンダを順次伸縮制御するこ
    とを特徴とする油圧クレーンのブーム伸縮制御回路。
  3. 【請求項3】 前記コントローラはブーム伸長時は基端
    側ブームから順次伸長し、ブーム縮小時は先端側ブーム
    から順次縮小させるように前記電磁弁を制御することを
    特徴とする請求項1又は2の何れか1に記載の油圧クレ
    ーンのブーム伸縮制御回路。
  4. 【請求項4】 前記方向切換弁と前記油圧シリンダ伸長
    側油室を接続する油路の相互間にチェック弁を介して接
    続したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載
    の油圧クレーンのブーム伸縮制御回路。
  5. 【請求項5】 前記各油圧シリンダは同一の油圧シリン
    ダで構成し、前記各方向切換弁は同一の方向切換弁で構
    成し、前記各電磁弁を同一の電磁弁で構成したことを特
    徴とする請求項1〜4の何れか1に記載の油圧クレーン
    のブーム伸縮制御回路。
  6. 【請求項6】 前記ストロークエンド検出器は磁気セン
    サーで構成し、前記油圧検出器は油圧スイッチで構成し
    たことを特徴とする請求項1〜5の何れか1に記載の油
    圧クレーンのブーム伸縮制御回路。
JP31322297A 1997-11-14 1997-11-14 油圧クレーンのブーム伸縮制御回路 Expired - Fee Related JP3122400B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31322297A JP3122400B2 (ja) 1997-11-14 1997-11-14 油圧クレーンのブーム伸縮制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31322297A JP3122400B2 (ja) 1997-11-14 1997-11-14 油圧クレーンのブーム伸縮制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11139765A true JPH11139765A (ja) 1999-05-25
JP3122400B2 JP3122400B2 (ja) 2001-01-09

Family

ID=18038588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31322297A Expired - Fee Related JP3122400B2 (ja) 1997-11-14 1997-11-14 油圧クレーンのブーム伸縮制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3122400B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002255482A (ja) * 2001-03-05 2002-09-11 Tadano Ltd ブーム伸縮機構の制御装置
CN103939412A (zh) * 2014-05-05 2014-07-23 湘潭大学 一种垃圾中转站压缩油缸及其液压控制装置
JP2014162595A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Kobelco Cranes Co Ltd ブーム伸縮機構の制御装置
CN104310221A (zh) * 2014-11-12 2015-01-28 徐州重型机械有限公司 一种双缸同步及单独控制方法、系统及起重机
CN105967076A (zh) * 2016-07-21 2016-09-28 三汽车起重机械有限公司 一种双缸自由伸缩液压控制系统及其起重机
CN109461574A (zh) * 2018-11-28 2019-03-12 浙江省送变电工程有限公司 大型变压器转向机构及其工作方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102562697A (zh) * 2012-02-28 2012-07-11 徐州重型机械有限公司 一种双缸同步液压系统及起重机

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002255482A (ja) * 2001-03-05 2002-09-11 Tadano Ltd ブーム伸縮機構の制御装置
JP2014162595A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Kobelco Cranes Co Ltd ブーム伸縮機構の制御装置
CN103939412A (zh) * 2014-05-05 2014-07-23 湘潭大学 一种垃圾中转站压缩油缸及其液压控制装置
CN104310221A (zh) * 2014-11-12 2015-01-28 徐州重型机械有限公司 一种双缸同步及单独控制方法、系统及起重机
CN105967076A (zh) * 2016-07-21 2016-09-28 三汽车起重机械有限公司 一种双缸自由伸缩液压控制系统及其起重机
CN105967076B (zh) * 2016-07-21 2017-12-08 三一汽车起重机械有限公司 一种双缸自由伸缩液压控制系统及其起重机
CN109461574A (zh) * 2018-11-28 2019-03-12 浙江省送变电工程有限公司 大型变压器转向机构及其工作方法
CN109461574B (zh) * 2018-11-28 2023-11-14 浙江省送变电工程有限公司 大型变压器转向机构及其工作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3122400B2 (ja) 2001-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103429522B (zh) 装卸起重机悬臂
AU741405B2 (en) Telescoping system with multi-stage telescopic cylinder
JPH04232012A (ja) プラスチック射出成形機の型締め装置にある液圧装置
JP3122400B2 (ja) 油圧クレーンのブーム伸縮制御回路
WO2017130404A1 (ja) 油圧シリンダ用スプール弁装置
JP2860163B2 (ja) 油圧駆動装置
KR100558888B1 (ko) 다수의 일단계 신축 실린더를 가진 신축 장치
CN205527441U (zh) 多节臂伸缩液压系统及起重机
CN113819097B (zh) 控制阀组、液压系统、工程机械及工程机械的臂架翻转控制方法
JPH08193601A (ja) シリンダの制御回路及び制御方法
JPH048903A (ja) 多機能弁
JP2548204Y2 (ja) 油圧駆動装置
CN113562672B (zh) 适用于线杆综合作业车的伸缩臂架控制装置及作业车辆
KR19980069761A (ko) 텔레스코프 실린더
JP3483345B2 (ja) 油圧駆動回路の油圧制御装置
KR19980079912A (ko) 압유공급장치
KR20000042078A (ko) 트럭식 유압크레인의 실린더 작동시스템
JP2836999B2 (ja) シールド掘削機のエレクタ装置
JP2022176090A (ja) 油圧制御システム
JP2601046Y2 (ja) ジャッキ装置の油圧回路構造
JP3150648B2 (ja) シリンダー駆動装置
RU2211965C2 (ru) Гидропривод
JP2001012407A (ja) 建設機械の油圧制御装置
JPH07317708A (ja) 建設機械の油圧回路
JPH08200306A (ja) 油圧回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees