JPH0559899A - シールド掘削機のエレクタ装置 - Google Patents

シールド掘削機のエレクタ装置

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JPH0559899A
JPH0559899A JP3217193A JP21719391A JPH0559899A JP H0559899 A JPH0559899 A JP H0559899A JP 3217193 A JP3217193 A JP 3217193A JP 21719391 A JP21719391 A JP 21719391A JP H0559899 A JPH0559899 A JP H0559899A
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輝幸 森
Yoshitaka Hachisuga
好鷹 蜂須賀
Noriomi Yahara
憲臣 箭原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 左右の昇降ジヤツキのストロークを一致させ
られて、把持セグメントの面を既に1リングの組立てを
終わっている既設セグメントの面と現に組み立てている
リングの隣接リングの面とに対して容易に面合わせでき
るようにする。 【構成】 パワーユニツト1から吐出した圧油を電磁切
換弁4→右側の昇降ジヤツキ7の伸側圧力室へ送り両ロ
ッド型ピストン7dを伸び方向に移動させる。また同昇
降ジヤツキ7の縮側圧力室の作動油を左側の昇降ジヤツ
キ6の伸側圧力室へ送り、両ロッド型ピストン6dを伸
び方向に移動させる。また昇降ジヤツキ6の縮側圧力室
の作動油を電磁切換弁4→オイルタンク2へ戻す。従っ
て左右の昇降ジヤツキ6、7のストロークを一致させら
れて、把持セグメント31の面を、既に1リングの組立
てを終わっている既設セグメント33の面と現に組み立
てているリングの隣接リング32の面とに対して容易に
面合わせできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド掘削機のエレ
クタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシールド掘削機のエレクタ装置を
図4〜図6により説明すると、図4,5の14が旋回リ
ングで、同旋回リング14は、掘削機本体のテール部の
スキンプレート(図示せず)の内周面に掘削機本体の中
心軸線を中心とする旋回を可能に取付けられている。
【0003】図4の16が同旋回リング14を旋回させ
るための旋回油圧モータ、図4,5の15が同旋回リン
グ14の左右に取付けた昇降ガイド部材、22が同各昇
降ガイド部材15に取付けたガイド用摺動金具、21が
同ガイド用摺動金具22により昇降可能に支持された内
筒、20が同各内筒21を覆う内筒カバーで、同各内筒
カバー20が上記各昇降ガイド部材15に取付けられて
いる。
【0004】図4〜図6の5が上記各内筒21に取付け
たアーム、6,7が左右の昇降装置の昇降ジヤツキで、
同昇降ジヤツキ6、7のシリンダ部が上記各昇降ガイド
部材15の先端部に枢支され、同昇降ジヤツキ6、7の
ピストンロツドが上記アーム5の左右両端部に枢支され
ている。17がセグメント把持機構、18が姿勢制御機
構、31が把持セグメントで、セグメント把持機構17
が姿勢制御機構18を介してアーム5に取付けられてい
る。
【0005】図6の1がパワーユニツト、2がオイルタ
ンク、3がリリーフ弁、4が上記パワーユニツト1と上
記昇降ジヤツキ6、7との間の油圧回路に介装した電磁
切換弁、4a、4bが同電磁切換弁4のコイル、23,
24が上記油圧回路の分岐点,9が上記昇降ジヤツキ
6、7の伸側ポート、8が同昇降ジヤツキ6、7の縮側
ポートである。
【0006】電磁切換弁4のコイル4aを励磁し、同電
磁切換弁4のスプールを左方へ移動して、パワーユニツ
ト1からの圧油を電磁弁4→昇降ジヤツキ6、7の伸側
ポート9→昇降ジヤツキ6、7のヘツド側圧力室へ送る
とともに、昇降ジヤツキ6、7のロツド側圧力室の作動
油を縮側ポート8→電磁切換弁4→オイルタンク2へ戻
し、昇降ジヤツキ6、7を伸び方向に作動して、アーム
5を半径方向外方へ移動させる。
【0007】そしてパワーユニツト1の油圧がリリーフ
弁3の設定値を越えたときには、パワーユニツト1から
電磁切換弁4に向かう圧油をリリーフ弁3を経てオイル
タンク2へ戻す。また上記とは逆に、電磁切換弁4のコ
イル4bを励磁し、同電磁切換弁4のスプールを右方へ
移動して、パワーユニツト1からの圧油を電磁弁4→昇
降ジヤツキ6、7の縮側ポート8→昇降ジヤツキ6、7
のロツド側圧力室へ送るとともに、昇降ジヤツキ6、7
のヘツド側圧力室の作動油を伸側ポート9→電磁切換弁
4→オイルタンク2へ戻し、昇降ジヤツキ6、7を縮み
方向に作動して、アーム5を半径方向内方へ移動させ
る。
【0008】電磁切換弁4から延びた油圧回路を分岐点
23で分けて、昇降ジヤツキ6、7の伸側ポート9,9
に連結し、また同油圧回路を分岐点24で分けて、昇降
ジヤツキ6、7の縮側ポート8,8に連結すると、ジヤ
ツキのストローク同期を行えないので、分岐点23、2
4に油量を均等に分配するフロヒデバイスバーを設置し
て、互いのストロークを一層精密に同期させようとする
と、図7に示すように昇降ジヤツキ6に電磁切換弁4
を、昇降ジヤツキ7に電磁切換弁4’を、それぞれ介装
する一方,昇降ジヤツキ6,7にストローク計25,2
6を設ける必要がある。
【0009】この場合、パワーユニツト1からの圧油を
電磁切換弁4,4’を経て昇降ジヤツキ6、7へ送っ
て、同昇降ジヤツキ6、7を伸縮方向に作動する一方、
このときの昇降ジヤツキ6,7のストロークをストロー
ク計25、26により検出し、その結果得られた検出信
号を電磁切換弁4,4’へフイードバツクし、同電磁切
換弁4,4’を微調整して、昇降ジヤツキ6,7のスト
ロークを同期させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記図4〜図6に示す
従来のシールド掘削機のエレクタ装置には、次の問題が
あった。即ち、図8は、セグメントを組む座標系を示し
ている。把持している把持セグメント31は、既に1リ
ングの組立てが終わった既設セグメント33の面と現に
組み立てているリングの隣接リング32の面とに対して
面合わせを行う必要がある。
【0011】それには、X軸を中心とした旋回と、Y軸
方向の昇降と、Z軸方向のスライドと、ΘX 方向の回転
(ピツチング)と、ΘY 方向の回転(ヨーイング)と、
ΘZ 方向の回転(ローリング)とを制御する必要があ
る。上記制御項目のうち、左右の昇降ジヤツキ6、7に
よるY軸方向の昇降制御は、大きな要素であり、昇降ジ
ヤツキ6、7のストロークに差があると、把持セグメン
ト31が傾いて、同把持セグメント31の面が、既に1
リングの組立てが終わった既設セグメント33の面と現
に組み立てているリングの隣接リング32の面とに対し
て一致しなくて、ΘZ 方向の修正(ローリング)が必要
になるし、場合によっては、把持セグメント31が組立
位置にセツトができなくなる。
【0012】左右の昇降ジヤツキ6、7にストローク差
が生じる理由を図8により説明する。昇降ジヤツキ6、
7を左斜め下方に伸ばそうとするとき、昇降ジヤツキ
6、7により移動するアーム5と姿勢制御機構18とセ
グメント把持機構17と把持セグメント31との重量を
Wとし、旋回リング14の旋回中心をOとすると,Oと
Wとの作用点の腕の長さはLであるから、Wにより、ア
ーム5は、Oを中心に反時計廻りのモーメントMW =W
×Lを受ける。
【0013】左側の昇降ジヤツキ6を伸ばそうとする伸
力FL は、モーメントMW と同じ方向であり、FL は小
さくても、左側の昇降ジヤツキ6は十分に伸びることが
できる。むしろジヤツキが停止ているモーメントの釣合
い状態を考えると、左側の昇降ジヤツキ6は、縮む方向
に保持力(縮力)−FL を作用させる必要があり、油圧
をフリーにするだけでも、左側の昇降ジヤツキ6は伸び
ようとする。(Wの作用点または昇降ジヤツキ7の伸力
R の作用点をモーメントの中心とする昇降ジヤツキ6
は縮力−FL になることが判る。) 従って右側の昇降ジヤツキ7を伸ばそうとする伸力FR
は、FLよりも大きくする必要があり(FR >FL )、
図5のように左右の昇降ジヤツキ6、7の伸側ポート9
を分岐点23を介して連絡すると、油圧の性質から負荷
の少ない側に油が多く流れることになって,つまり図9
の左側のジヤツキ6に多く流れることになって、左右の
昇降ジヤツキ6,7にストローク差が生じる。
【0014】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、左右の昇降ジヤツキのス
トロークを一致させることができて、把持セグメントの
面を、既に1リングの組立てを終わっている既設セグメ
ントの面と現に組み立てているリングの隣接リングの面
とに対して容易に面合わせできるシールド掘削機のエレ
クタ装置を提供しようとする点にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、掘削機本体のテール部のスキンプレー
トの内周面に掘削機本体の中心軸線を中心とする旋回を
可能に取付けた旋回リングと、同旋回リングに左右の昇
降装置を介して旋回リングの径方向への往復動を可能に
取付けたアームと、同アームに姿勢制御機構を介して取
付けたセグメント把持機構とを有するシールド掘削機の
エレクタ装置において、前記各昇降装置の昇降ジヤツキ
のピストンを両ロツドタイプとし、同昇降ジヤツキのう
ち、一方の昇降ジヤツキの縮側ポートと他方の昇降ジヤ
ツキの伸側ポートとを油路により連結している。
【0016】
【作用】本発明のシールド掘削機のエレクタ装置は前記
のように構成されており、パワーユニツトと各昇降ジヤ
ツキとの間の油圧回路に設けた電磁切換弁を切り換え
て、パワーユニツトから吐出した圧油を電磁切換弁→左
右一方の昇降ジヤツキの伸側ポート→同昇降ジヤツキの
伸側圧力室へ送り、同昇降ジヤツキの両ロツドタイプの
ピストンを伸び方向に移動させる。また同一方の昇降ジ
ヤツキの縮側圧力室の作動油を縮側ポート→油路→他方
の昇降ジヤツキの伸側ポート→同昇降ジヤツキの伸側圧
力室へ送り、同昇降ジヤツキの両ロツドタイプのピスト
ンを伸び方向に移動させる。また同昇降ジヤツキの縮側
圧力室の作動油を電磁切換弁→オイルタンクへ戻す。
【0017】
【実施例】
(第1実施例)次に本発明のシールド掘削機のエレクタ
装置を図1に示す第1実施例により説明すると、1がパ
ワーユニツト、2がオイルタンク、3がリリーフ弁であ
る。6、7がピストンを両ロツドタイプとした昇降ジヤ
ツキ、6d、7dが両ロツドタイプとした昇降ジヤツキ
6,7のピストン、4が上記パワーユニツト1と上記昇
降ジヤツキ6、7との間の油圧回路に介装した電磁切換
弁、4a、4bが同電磁切換弁4のコイル、9が上記昇
降ジヤツキ6、7の伸側ポート、8が同昇降ジヤツキ
6、7の縮側ポート、11が左側の伸縮ジヤツキ6の伸
側ポート9と右側の伸縮ジヤツキ7の縮側ポート8とを
連絡する油路、13が昇降ジヤツキ右単独作動用切換
弁、14が昇降ジヤツキ左単独作動用切換弁である。
【0018】次に前記図1に示すシールド掘削機のエレ
クタ装置の作用を具体的に説明する。アーム5を半径方
向外方へ移動させるときには、電磁切換弁4のコイル4
bを励磁して、同電磁切換弁4のスプールを右方へ移動
し、パワーユニツト1からの圧油を電磁切換弁4→右側
伸縮ジヤツキ7の伸側ポート9→右側伸縮ジヤツキ7の
伸側圧力室へ導いて、右側伸縮ジヤツキ7のピストン7
dを下方(半径方向外方)へ移動させる。
【0019】また右側伸縮ジヤツキ7の縮側圧力室の作
動油を油路11→左側伸縮ジヤツキ6の伸側ポート9→
左側伸縮ジヤツキ6の伸側圧力室へ導き、左側伸縮ジヤ
ツキ6のピストン6dを下方(半径方向外方)へ移動さ
せて、アーム5を半径方向外方へ移動させる。さらに左
側伸縮ジヤツキ6の縮側圧力室の作動油を電磁切換弁4
→オイルタンク2へ戻す。
【0020】この場合、油圧回路は、閉回路であり、伸
縮ジヤツキ6,7のピストン6d、,7dは、両ロツド
タイプなので、左右の昇降ジヤツキ6,7が完全に同期
して動く。アーム5を半径方向内方へ移動させる場合に
は、電磁切換弁4のコイル4aを励磁して、同電磁切換
弁4のスプールを左方へ移動し、圧油の流れを上記と逆
にして、伸縮ジヤツキ6,7を同期的に縮み方向に作動
させる。
【0021】このように左右の昇降ジヤツキ6、7は、
同期して作動するので、油圧回路の配管の修正や油圧回
路の初期の調整中に、油が漏れて、左右の昇降ジヤツキ
6、7のストロークにズレが生じた場合、ズレたままの
状態で同期的に作動してしまう。そのため、左右の昇降
ジヤツキ6、7を縮み限まで動かし、ストロークを零に
する操作を行って、ズレを無くす必要がある。
【0022】この場合には、昇降ジヤツキ右単独作動用
切換弁13を開方向に励磁して、左側の伸縮ジヤツキ6
の縮側ポート8と伸側ポート9とを同切換弁13により
連通する一方、電磁切換弁4のコイル4aを励磁する。
そうすると、左側の伸縮ジヤツキ6の伸側圧力室及び縮
側圧力室の圧力が同じになり、同昇降ジヤツキ6が動作
することがなくて、右側の昇降ジヤツキ7のみが縮むこ
とになる。
【0023】また昇降ジヤツキ左単独作動用切換弁14
を開方向に励磁して、右側の伸縮ジヤツキ7の縮側ポー
ト8と伸側ポート9とを同切換弁14により連通する一
方、電磁切換弁4のコイル4bを励磁する。そうする
と、右側の伸縮ジヤツキ7の伸側圧力室及び縮側圧力室
の圧力が同じになり、同昇降ジヤツキ7が動作すること
がなくて、左側の昇降ジヤツキ6のみが縮むことにな
る。
【0024】このように切換弁13、14の操作によ
り、左右の昇降ジヤツキ6、7を単独に動作させること
が可能で、この操作を行うことにより、左右の昇降ジヤ
ツキ6、7のストロークのズレを無くす。 (第2実施例)次に本発明のシールド掘削機のエレクタ
装置を図2、3に示す第2実施例により説明する。この
実施例では、図5の内筒21をジヤツキ6、7に転用し
て、油圧ジヤツキを不要にしている。即ち、6が左側の
伸縮ジヤツキ、6aが内筒に相当するシリンダ、6bが
シリンダヘツド、6cがピストンロツド、6dがピスト
ン、6eがパツキンで、ピストンロツド6cの下端部が
アーム5に取付けられている。
【0025】次に前記図2、3に示すシールド掘削機の
エレクタ装置の作用を具体的に説明する。アーム5を半
径方向外方へ移動させようとするときの、左右の昇降ジ
ヤツキ6、7の負荷をFL 、FR とする。電磁切換弁4
のコイル4bを励磁して、同電磁切換弁4のスプールを
右方へ移動させ、パワーユニツト1から吐出される圧油
を電磁切換弁4→右側の昇降ジヤツキ7の伸側ポート9
へ導いて、同昇降ジヤツキ7の伸側圧力室の油圧PR
上昇させる。
【0026】この油圧PR が右側の昇降ジヤツキ7の縮
側圧力室(油路11)の油圧P0 よりも高くなると(P
R >P0 )、伸側ポート9から右側の昇降ジヤツキ7へ
容量Qの油が入って、右側の昇降ジヤツキ7のピストン
が下方に移動する。この右側の昇降ジヤツキ7(及び左
側の昇降ジヤツキ6)のピストンは、両ロツドタイプで
あるから、昇降ジヤツキ7の縮側圧力室→縮側ポート8
→油路11へ同じ容量Qの油が吐出され、これがさらに
左側の昇降ジヤツキ6の伸側ポート9→同昇降ジヤツキ
6の伸側圧力室へ入り、この左側の昇降ジヤツキ6のピ
ストンが下方に移動し、同左側の昇降ジヤツキ6の縮側
圧力室の油が電磁切換弁4→オイルタンク2へ同じ容量
Qだけ排出される。即ち、昇降ジヤツキ6,7の油圧回
路は、完全な閉回路であり、昇降ジヤツキ6,7には、
同じ容量Qの油が給排されて、昇降ジヤツキ6,7が同
じストロークで正確に作動することになる。
【0027】また左右の昇降ジヤツキ6,7の負荷
L 、FR が異なり、負荷のアンバランスが生じた場合
について説明する。昇降ジヤツキ6,7のピストン有効
面積をSとすると、右側の昇降ジヤツキ7の推力は、S
×(PR −P0 )になり、左側の昇降ジヤツキ6の推力
は、S×(P0 −PL )になる。PL は、オイルタンク
2に直通しているので、非常に低い圧力である。
【0028】パワーユニツト1の吐出圧力が低いか、或
いは負荷が大きい場合で、FL >S×(P0 −PL )の
間は、左側の昇降ジヤツキ6の推力は、負荷FL に負け
てしまって、ジヤツキが動かないので、PR =P0 にな
り、右側の昇降ジヤツキ7の推力は零になり、PR の全
てが左側の昇降ジヤツキ6の推力に消費される。いまF
L =S×(P0 −PL )になったとすると、左側の昇降
ジヤツキ6の推力が負荷と同じになり、ジヤツキが動き
出そうとするが、PR の圧力が十分でなかったら、即
ち、FR >S×(PR −P0 )の間は動くことが。
【0029】つまりリリーフ弁3の設定圧力とパワーユ
ニツト1の能力とが負荷に対して十分であれば、ジヤツ
キ作動圧(PR −P0 )及び(P0 −PL )は、負荷F
L 、FR にバランスした値になりながら、ジヤツキが動
くことになる。このように油圧バランスの特性を利用す
ることにより、負荷FL 、FR にアンバランスがあって
も、圧力P0 及び圧力PR は、負荷に応じた値に変化し
ながら、左右の伸縮ジヤツキ6、7が伸びることにな
る。左右の伸縮ジヤツキ6、7のピストンは、両ロツド
タイプであるから、伸びと縮みとが全く同じになる。
【0030】
【発明の効果】本発明のシールド掘削機のエレクタ装置
は前記のようにパワーユニツトと各昇降ジヤツキとの間
の油圧回路に設けた電磁切換弁を切り換えて、パワーユ
ニツトから吐出した圧油を電磁切換弁→左右一方の昇降
ジヤツキの伸側ポート→同昇降ジヤツキの伸側圧力室へ
送り、同昇降ジヤツキの両ロツドタイプのピストンを伸
び方向に移動させる。また同一方の昇降ジヤツキの縮側
圧力室の作動油を縮側ポート→油路→他方の昇降ジヤツ
キの伸側ポート→同昇降ジヤツキの伸側圧力室へ送り、
同昇降ジヤツキの両ロツドタイプのピストンを伸び方向
に移動させる。また同昇降ジヤツキの縮側圧力室の作動
油を電磁切換弁→オイルタンクへ戻すので、左右の昇降
ジヤツキのストロークを一致させることができて、把持
セグメントの面を、既に1リングの組立てを終わってい
る既設セグメントの面と現に組み立てているリングの隣
接リングの面とに対して容易に面合わせできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシールド掘削機のエレクタ装置
の第1実施例を示す油圧回路図である。
【図2】同エレクタ装置の第2実施例を示す正面図であ
る。
【図3】同エレクタ装置の作用説明図である。
【図4】従来のシールド掘削機のエレクタ装置を示す斜
視図である。
【図5】同エレクタ装置の昇降ジヤツキ部分を拡大して
示す縦断側面図である。
【図6】同エレクタ装置の油圧回路図である。
【図7】従来のエレクタ装置の他の例を示す油圧回路図
である。
【図8】セグメント組立て時の座標系を示す説明図であ
る。
【図9】左右の昇降ジヤツキにストローク差ができる理
由の説明図である。
【符号の説明】
5 アーム 6、7 左右の昇降ジヤツキ 6d、7d 両ロツドタイプのピストン 8 縮側ポート 9 伸側ポート 11 油路 14 旋回リング 17 セグメント把持機構 18 姿勢制御機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 箭原 憲臣 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削機本体のテール部のスキンプレート
    の内周面に掘削機本体の中心軸線を中心とする旋回を可
    能に取付けた旋回リングと、同旋回リングに左右の昇降
    装置を介して旋回リングの径方向への往復動を可能に取
    付けたアームと、同アームに姿勢制御機構を介して取付
    けたセグメント把持機構とを有するシールド掘削機のエ
    レクタ装置において、前記各昇降装置の昇降ジヤツキの
    ピストンを両ロツドタイプとし、同昇降ジヤツキのう
    ち、一方の昇降ジヤツキの縮側ポートと他方の昇降ジヤ
    ツキの伸側ポートとを油路により連結したことを特徴と
    するシールド掘削機のエレクタ装置。
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