JPH10213104A - テレスコープシリンダ - Google Patents

テレスコープシリンダ

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JPH10213104A
JPH10213104A JP9018976A JP1897697A JPH10213104A JP H10213104 A JPH10213104 A JP H10213104A JP 9018976 A JP9018976 A JP 9018976A JP 1897697 A JP1897697 A JP 1897697A JP H10213104 A JPH10213104 A JP H10213104A
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piston
oil
basic
oil chamber
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JP9018976A
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Masaki Iwama
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Sugiyasu Industries Co Ltd
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Sugiyasu Industries Co Ltd
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    • F01BMACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
    • F01B1/00Reciprocating-piston machines or engines characterised by number or relative disposition of cylinders or by being built-up from separate cylinder-crankcase elements
    • F01B1/01Reciprocating-piston machines or engines characterised by number or relative disposition of cylinders or by being built-up from separate cylinder-crankcase elements with one single cylinder
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/08Characterised by the construction of the motor unit
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    • F15B15/16Characterised by the construction of the motor unit of the straight-cylinder type of the telescopic type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可動シリンダの定速や一定能力の作動を簡単な
構造で実現する。 【解決手段】基本シリンダ2はピストンロッド3にスラ
イド可能に外装され、ピストンロッド3後方のピストン
8と基本シリンダ2前方の中間ピストン9との間には第
一油室16が形成される。又基本シリンダ2には、中間
シリンダ17がスライド可能に外装され、中間ピストン
9と中間シリンダ17前端の中間シリンダカバー18と
の間には、第一油室16と断面積が等しい第二油室20
が形成される。この第二油室20は、連通孔21と連通
部14とを介して第一油室16と連通し、第一油室16
は、連通孔22を介してピストンロッド3内の油路23
と連通しており、作動油はピストンロッド3の給排口4
から油路23へ供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、径の異なる複数の
可動シリンダを備え、これらの可動シリンダを油圧で作
動させて所定のストロークを得るテレスコープシリンダ
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記テレスコープシリンダを好適に用い
るためには、可動シリンダの作動速度を一定化させるこ
とが望ましい。そこで特開平1−303303号公報に
は、基本シリンダ内に、ピストンを夫々基端部側に有す
る複数の可動シリンダを順次嵌装し、各可動シリンダの
往動側油室及び復動側油室を夫々相互に連通させたテレ
スコープシリンダにおいて、径小側可動シリンダの復動
側油室の有効断面積を径大側可動シリンダの復動側油室
の有効断面積より若干大きくする一方、上記往動側油室
及び復動側油室を夫々油圧源又は油タンクへ選択的に接
続する方向切換弁に接続すると共に、その方向切換弁と
復動側油室との間に、正逆各流れ方向の流量を夫々別個
に自調整可能な圧力補償付流量制御弁を介在させて、各
可動シリンダの往復作動時の定速を確保しようとする発
明が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記発明におい
ては、径の相違を始めとして可動シリンダごとに形態が
異なる構成であるから、各可動シリンダごとの能力が異
なる上、上記圧力補償付流量制御弁を用いて可動シリン
ダの作動が切り換わる際の圧力変化を圧力補償しない
と、可動シリンダの移動速度を一定に保つことができ
ず、油圧回路が複雑化する。又ストロークが伸びるに連
れてシリンダ径が大きく変化するため、押し上げシリン
ダの場合は座屈に耐えられる強度が必要となり、形状が
大きくなってしまう。更に可動シリンダの内外に油室を
設けて摺動させる形態であるため、シールが難しい上、
シリンダの内外面を研削する必要も生じ、コストアップ
に繋がる。加えて上記発明では、起動時に復動側油室に
作動油が入っている密閉シリンダでないと作動しない構
造であるから、復動側油室に作動油の補給を行う必要も
ある。
【0004】そこで請求項1に記載の発明は、他の油圧
機器の補助や作動油の補給工程等がなくても、シリンダ
側単独で可動シリンダの定速作動と一定能力とが得られ
ると共に、押し上げシリンダでも充分な強度が得られる
テレスコープシリンダを、可動シリンダの内面のみをシ
ール構造とする簡単な形態で実現することを目的とした
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、基本ピストン部を備えた
固定軸に、順次大径となる複数の可動シリンダを同軸で
外装し、これらの可動シリンダの同じ側の端部に、前記
固定軸に貫通されるピストン部を、順次軸方向に隣接す
るように設ける一方、前記固定軸の基本ピストン部と最
内の可動シリンダの前記ピストン部との間と、軸方向に
隣接する前記各ピストン部の間とに、断面積の等しい油
室を夫々形成すると共に、隣接する前記油室同士を連通
する連通路を設け、更に前記油室の何れかに、作動油の
供給路を接続したことを特徴とするものである。又請求
項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、各可動
シリンダのより安定した作動と、押し上げシリンダとし
た場合等の座屈に耐えられるより高い強度を得るため
に、最外を除く前記各可動シリンダの前記各ピストン部
に、前記固定軸に同軸で順次外装されると共に、次段の
大径側の可動シリンダのピストン部を貫通し、少なくと
も前記次段のピストン部のスライド長さを有する筒状の
ピストンロッドを夫々突設したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1に示すテレスコープシリンダ1
は、油圧をかけると収縮する形態のもので、同図(A)
は収縮前、同図(B)は収縮時の状態を示す。2は可動
シリンダとしての基本シリンダで、固定軸としての中空
筒のピストンロッド3を内設しており、そのピストンロ
ッド3の前端(図1の右側)には、作動油の給排口4を
設けた給排口栓5が固着され、この給排口栓5が保持ナ
ット6を介して上部固定物33に支持されている。又ピ
ストンロッド3の後端は、孔栓7で閉塞されると共に、
ピストン8が外嵌されて、ここでは基本シリンダ2がピ
ストン8の外面に摺接して軸方向にスライド可能となっ
ている。又基本シリンダ2の前端には、図2にも示す如
く、後半部10を基本シリンダ2に嵌入し、前半部11
を基本シリンダ2より大径にして前方へ突出させた中間
ピストン9が設けられ、その中間ピストン9の前半部1
1には、ピストンロッド3に同軸で外装する中空筒の中
間ピストンロッド12が嵌着される。そしてその中間ピ
ストンロッド12の前端には、ピストンロッド3の外面
に摺接する筒状の基本シリンダカバー13が備えられて
いる。尚この中間ピストン9の後半部10と中間ピスト
ンロッド12との内径は、ピストンロッド3よりやや大
径に設定され、その間に連通部14を形成している。一
方基本シリンダ2の後端には、基本シリンダストッパ1
5が外嵌されて後方を閉塞しており、更にその後方には
下部固定物34が配置されて、基本シリンダストッパ1
5が下部固定物34に当接する図1(A)及び図2に示
す状態では、ピストン8と、軸方向に隣接する中間ピス
トン9との間に第一油室16が形成されている。
【0007】更に基本シリンダ2には、中間ピストン9
の外面と摺接する可動シリンダとしての中間シリンダ1
7が外装され、その前端には、中間ピストン9より前方
にあって、中間ピストンロッド12の外面と摺接する中
間シリンダカバー18が備えられている。尚中間ピスト
ンロッド12は、中間シリンダ17のスライドによる中
間シリンダカバー18のスライド長さより長く設定され
ている。一方中間シリンダ17の後端縁には、中間シリ
ンダストッパ19が周設されており、これが基本シリン
ダストッパ15に当接する図1(A)及び図2の状態で
は、中間ピストン9と、軸方向に隣接する中間シリンダ
カバー18との間に第二油室20が形成される。この第
二油室20は、中間ピストンロッド12における中間ピ
ストン9際に形成された連通孔21,21・・によっ
て、連通部14を介して第一油室16と連通しており、
更に第一油室16は、ピストンロッド3におけるピスト
ン8際に形成された連通孔22,22・・によって、ピ
ストンロッド3内の油路23と連通している。そしてこ
こでは、第一油室16の断面積と、第二油室20の断面
積とは等しく設定されている。尚24a及び24b、2
5〜31、そして32a及び32bは夫々パッキン部材
である。
【0008】以上の如く構成されたテレスコープシリン
ダ1を、給排口4に切換弁を介して油圧ポンプや油タン
ク等を接続する周知の油圧回路に組み込んで使用する。
まず往動時を説明すると、給排口4から作動油を供給し
ない図1(A)の状態では、先述のように下部固定物3
4に基本シリンダストッパ15が当接すると共に、基本
シリンダストッパ15に中間シリンダストッパ19が当
接する位置にあって、第一、第二油室16,20には作
動油は入っていない。ここで給排口4から作動油を供給
すると、作動油は、ピストンロッド3の油路23内から
連通孔22を介して第一油室16に入り、更に連通部1
4から連通孔21を介して第二油室20に流入する。よ
って第一油室16への油圧により、基本シリンダ2と中
間ピストン9、中間ピストンロッド12が同時に前進
し、又第二油室20への油圧により、中間シリンダ17
と中間シリンダカバー18とが前進して、テレスコープ
シリンダ1を収縮させる。このとき各シリンダに加えら
れる摺動抵抗、自重、負荷等によって収縮動作を行う順
序は変わるものの、第一油室16と第二油室20との油
圧の受圧面積が等しいため、基本シリンダ2、中間シリ
ンダ17は同じ速度で動作し、両シリンダの作動の切り
換わりもスムーズとなる。
【0009】そして図1(B)の如く、基本シリンダス
トッパ15が孔栓7に当接すると基本シリンダ2の前進
が停止し、中間シリンダストッパ19が中間ピストン9
の前半部11に当接すると中間シリンダ17の前進が停
止し、テレスコープシリンダ1は収縮状態となる。又復
動時は、切換弁の切換により作動油を油圧回路内の油タ
ンクへ戻すと、第一、第二油室16,20に入っている
作動油が、自重、負荷等により連通孔21,22や連通
部14から油路23内に押し出されることになるが、こ
のときも、各油室の受圧面積が等しいため、排出される
油量が等しくなり、基本シリンダ2、中間シリンダ17
は夫々定速で伸長動作を行い、基本シリンダストッパ1
5が下部固定物34に、中間シリンダストッパ19が基
本シリンダストッパ15に夫々当接する図1(A)の状
態で、基本シリンダ2、中間シリンダ17の作動が停止
する。
【0010】このように上記テレスコープシリンダ1に
よれば、基本シリンダ2に中間シリンダ17を外装し、
両者を同形態で油圧作動させる構成となるため、これら
の可動シリンダを定速、定能力で、且つスムーズな切り
換わりで作動させることができる。この作用効果はテレ
スコープシリンダ単独で得られるから、油圧回路に圧力
補償用の流量制御弁等を設ける必要がなく、開閉の切換
弁のみで作動制御できる簡略な構成となる。特に基本シ
リンダ2に中間シリンダ17を外装して夫々の端部に油
室を形成した形態であるため、各可動シリンダの内面の
みをシール構造とすれば足り、内面研削材のみ使用でき
ると共に、背圧もかからないので、正圧用のパッキン部
材が使用でき、トータルコストダウンに繋がる。又ここ
では密閉型シリンダではなく、作動油がシリンダ内を出
入りする連通シリンダの構造であるから、起動時の作動
油の補給も不要となる。尚上記の形態では作動油の供給
により収縮するもので説明したが、例えばピストンロッ
ド3の孔栓7の部分を基本シリンダストッパ15に貫通
させて下部固定物34に固定し、下部固定物34側から
作動油を供給すれば、所定のストローク伸長する押し上
げシリンダとして使用できる。この場合中間シリンダ1
7と基本シリンダ2の径の相違は少ないため、比較的小
型のものでも座屈に強い押し上げシリンダが得られる。
特に中間ピストンロッド12の採用により、一層の強度
アップが図れると共に、各可動シリンダの安定した作動
も得られる。又作動前は2つのシリンダが重なる形態で
あるため、ストロークのわりには作動前の全長を短くで
きる利点もある。ちなみに油圧シリンダを自動車整備用
リフトに適用する場合、最大持ち上げ荷重はシリンダの
能力で決まるため、テレスコープシリンダで可動シリン
ダの能力が変化すると、リフトの能力に最大値と最小値
の明示が必要となるが、上記テレスコープシリンダ1に
おいては一定の能力が得られるため、このような明示の
必要がなく、自動車整備用リフトにも好適に使用でき
る。
【0011】そして図3はテレスコープシリンダの別の
形態を示すものであるが、上記形態と同じ符号は同部材
を示すため、説明を省略する。ここで上記形態と異なる
点は、収縮時に第一、第二油室16,20を形成するた
めに各可動シリンダを停止させる構造である。即ち第一
油室16は、基本シリンダストッパ15と下部固定物3
4との当接によるものでなく、中間ピストン9の後半部
10における後面に突設された段部35がピストン8に
当接することで形成され、第二油室20も、中間シリン
ダストッパ19が省略され、中間シリンダカバー18の
後面に突設された段部36が中間ピストン9の前半部1
1に当接することで形成される。又ここの基本シリンダ
カバー13は、前端部を中間ピストンロッド12より大
径に形成されている。更にピストンロッド3において
は、後端に作動油の給排口4aを開口した油路23aを
設け、これを連通孔22に接続して第一油室16と連通
させると共に、後端には固定ナット38を螺合してい
る。尚この固定ナット38の後方に位置する基本シリン
ダストッパ15には、固定ナット38より大径の透孔3
7が穿設されている。よって本形態によれば、まず往動
時は、給排口4aから作動油を供給すると、上記と同様
に作動油は、油路23aから連通孔22を経て第一油室
16へ、又連通部14を介して第二油室20へ夫々流入
し、基本シリンダ2と中間シリンダ17とを収縮動作
(図3の右側へ移動)させる。そして基本シリンダスト
ッパ15がピストン8に当接すると、基本シリンダ2の
作動が停止し、中間シリンダカバー18が基本シリンダ
カバー13の大径部分に当接すると、中間シリンダ17
の作動が停止する。そして復動時は、荷重や負荷等によ
り、作動油が各油室16,20、連通部14、油路23
aから油圧回路内の油タンクへ戻ることで、基本シリン
ダ2、中間シリンダ17が伸長動作(図3の左側へ移
動)し、中間シリンダカバー18の段部36が中間ピス
トン9の前面に当接すると、中間シリンダ17の作動が
停止し、基本シリンダストッパ15が下部固定物34へ
当接或は中間ピストン9の段部35がピストン8に当接
すると、基本シリンダ2の作動が停止するものとなる。
【0012】このように図3の変更例においても、各シ
リンダにおける定速、定能力で、且つスムーズな作動切
換といった作用を、油圧回路に圧力補償用の流量制御弁
等を設けず、テレスコープシリンダのみで実現できる効
果が得られる。又内面研削や正圧用のパッキン部材の使
用によるコストダウンや、起動時の作動油の補給工程等
が不要という効果も同様に維持できる。勿論基本シリン
ダに外装する中間シリンダの形態は同じであるから、ピ
ストンロッド3の左端を伸長させて下部固定物34に固
定し、押し上げシリンダとした場合の座屈に対する強度
も好適に得られ、コンパクト化も容易となるのである。
尚段部35はピストン8側に設けたり、段部36を中間
ピストン9側に設けたりしても良い。
【0013】一方上記2つの形態においては、ピストン
ロッドに2つの可動シリンダを外装する形態で説明した
が、これは3つ以上でも可能である。具体例を示すと、
図4のテレスコープシリンダ1においては、中間シリン
ダ17へ設けた外ピストン39に、中間ピストンロッド
12に外装される外ピストンロッド40を突設すると共
に、この外ピストンロッド40と外ピストン39とに沿
ってスライドする外シリンダ41を外装しており、左端
に周設されたシリンダストッパ19aが中間シリンダス
トッパ19に当接する状態では、外シリンダ41のシリ
ンダカバー42と外ピストン39との間に、第一、第二
油室16,20と同じ断面積の第三油室43が形成され
る。尚外ピストンロッド40は、外シリンダ41のスラ
イドによるシリンダカバー42のスライド長さより長く
設定されている。そして中間ピストンロッド12と外ピ
ストンロッド40との間には、第二油室20と連通する
連通部14aが、その連通部14aと第三油室43との
間には、連通孔44,44・・が夫々設けられている。
よってこの形態においても、基本シリンダ2、中間シリ
ンダ17、外シリンダ41を夫々定速、定能力で先の形
態と同様に作動させることができる。尚ここではピスト
ンロッド3を、テレスコープシリンダ1の両端に貫通さ
せており、同図の右端を固定すれば引きシリンダに、左
端を固定すれば押しシリンダとなる。この外シリンダ4
1や外ピストンロッド40は順次増やして外装させても
良い。
【0014】尚図1〜4で示した各構成部品の具体的な
構造も、上記の説明に限定するものではなく、例えば上
記形態では何れも固定軸としてピストンロッドを挙げて
いるが、これをピストンと同径のラムにすることができ
る。その他ピストンロッドをピストン部と一体に形成し
たり、或は固定軸に当るピストンロッド3以外のピスト
ンロッドを省略したりする等、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で設計変更して差し支えない。
【0015】
【発明の効果】以上請求項1に記載の発明によれば、複
数の可動シリンダが同じ形態で油圧作動する構成とな
り、各可動シリンダは定速、定能力で、且つスムーズな
切換で作動する。この作用はテレスコープシリンダ単独
で得られるため、油圧回路に圧力補償用の流量制御弁等
を設ける必要がなくなって構成の簡略化が図れる。更に
各可動シリンダは内面シール構造となり、内面研削材の
みの使用や正圧用のパッキン部材の使用で済むため、ト
ータルコストダウンにも繋がる。勿論起動時の作動油の
補給工程等も不要である。そして押し上げシリンダとし
た場合は座屈に強い形態となるから、全体のコンパクト
化も達成可能である。又請求項2に記載の発明によれ
ば、各可動シリンダのピストン部にピストンロッドを突
設したことで、各可動シリンダの安定した作動が得られ
ると共に、強度アップも確保でき、より座屈に強い形態
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)作動油供給前のテレスコープシリンダの
説明図である。 (B)作動油供給後のテレスコープシリンダの説明図で
ある。
【図2】作動油供給前のテレスコープシリンダの説明図
である。
【図3】テレスコープシリンダの変更例を作動油供給前
で示す説明図である。
【図4】テレスコープシリンダの変更例を作動油供給前
で示す説明図である。
【符号の説明】
1・・テレスコープシリンダ、2・・基本シリンダ、3
・・ピストンロッド、8・・ピストン、9・・中間ピス
トン、12・・中間ピストンロッド、13・・基本シリ
ンダカバー、14・・連通部、15・・基本シリンダス
トッパ、16・・第一油室、17・・中間シリンダ、1
9・・中間シリンダストッパ、20・・第二油室、23
・・油路、39・・外ピストン、40・・外ピストンロ
ッド、41・・外シリンダ、43・・第三油室。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本ピストン部を備えた固定軸に、順次
    大径となる複数の可動シリンダを同軸で外装し、これら
    の可動シリンダの同じ側の端部に、前記固定軸に貫通さ
    れるピストン部を、順次軸方向に隣接するように設ける
    一方、前記固定軸の基本ピストン部と最内の可動シリン
    ダの前記ピストン部との間と、軸方向に隣接する前記各
    ピストン部の間とに、断面積の等しい油室を夫々形成す
    ると共に、隣接する前記油室同士を連通する連通路を設
    け、更に前記油室の何れかに、作動油の供給路を接続し
    たことを特徴とするテレスコープシリンダ。
  2. 【請求項2】 最外を除く前記各可動シリンダの前記各
    ピストン部に、前記固定軸に同軸で順次外装されると共
    に、次段の大径側の可動シリンダのピストン部を貫通
    し、少なくとも前記次段のピストン部のスライド長さを
    有する筒状のピストンロッドを夫々突設した請求項1に
    記載のテレスコープシリンダ。
JP9018976A 1997-01-31 1997-01-31 テレスコープシリンダ Pending JPH10213104A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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