JPH11139538A - 搬送制御方法及び装置 - Google Patents
搬送制御方法及び装置Info
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- JPH11139538A JPH11139538A JP30763597A JP30763597A JPH11139538A JP H11139538 A JPH11139538 A JP H11139538A JP 30763597 A JP30763597 A JP 30763597A JP 30763597 A JP30763597 A JP 30763597A JP H11139538 A JPH11139538 A JP H11139538A
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Abstract
することができ、貯蔵槽における異種銘柄の混入を抑止
し、仕分け時のロスタイムのない搬送制御方法及び装置
を提供する。 【解決手段】 銘柄毎にベルトコンベア3,3,…上へ
連続的に払い出され、搬送される原料1の終端が所定の
貯蔵槽4に到達するまでの時間を演算する第1ステップ
と、ベルトコンベア3,3,…の下流に設けられた仕分
装置5が貯蔵槽4への原料1の仕分を完了してから次に
搬送する原料1を仕分ける準備を完了するまでの時間を
演算する第2ステップと、次に搬送する原料1の払い出
しを開始してからこの原料1の始端が所定の貯蔵槽4に
到達するまでの時間を演算する第3ステップと、第3ス
テップにて演算した時間が第1ステップ及び第2ステッ
プにて演算した時間の和以上となる時点にて次に搬送す
る原料1の払い出しを開始する第4ステップとを有する
構成とする。
Description
の原料ヤードから原料をベルトコンベアで貯蔵槽に搬送
する搬送系を制御する搬送制御方法及び装置に関する。
船,石炭専用船等の輸送船から陸揚げされた鉄鉱石,石
炭等の製鉄原料は、原料ヤードと呼ばれる貯蔵場に銘柄
別に山積みされた後、後工程となる溶鉱炉等の設備能力
を勘案した生産計画に応じて、原料ヤード内で移動自在
に設けられたジブローダ,ホイルローダ等の払出装置に
よってベルトコンベアへ払い出され、ベルトコンベアの
終点にて移動自在に設けられた仕分装置により所定の貯
蔵槽に仕分けられて後工程で順次使用されるようになっ
ている。
払出装置,及び仕分装置が稼動しており、これらを少な
い人員で管理するために、オンラインを介して集中監視
を行なっている。特開平4−99825号公報には、各
ベルトコンベアの中途部にメリックスケール等の通過量
計を設けて原料の通過量を時系列的に検出するととも
に、各貯蔵槽に貯蔵量計を設けて貯蔵槽に貯蔵されてい
る原料の量を時系列的に検出して記憶しておき、通過
量,通過量の検出時刻,原料通過量計の設置位置,及び
貯蔵槽の貯蔵量から、原料が払出装置に払い出されてか
ら原料通過量計に到達するまでに経過した時間と、原料
が原料通過量計を通過してから仕分装置に到達するまで
の時間とを演算するとともに、ベルトコンベアの始点に
ある原料が貯蔵槽に仕分けられるときの貯蔵槽に貯蔵さ
れる原料の量を演算して、演算された上述の各時間及び
原料の量を表示装置に表示させる搬送監視装置が開示さ
れており、オペレータが表示内容を監視しながら払出装
置及び仕分装置の動作を指示するようになっている。
搬送系においては、払出装置側で原料銘柄を変更し、仕
分装置が別の貯蔵槽へ移動する場合に、直前に搬送され
ている原料の終端(後端ともいう)と次いで搬送される
原料の始端(前端ともいう)との時間間隔が極端に短い
ときには、仕分装置が目的の貯蔵槽へ仕分ける準備を完
了する以前に切替え後の銘柄の原料が仕分装置に到達
し、貯蔵槽の原料が溢れ出るばかりでなく、異なる銘柄
が混入されるという問題があった。一方、直前に搬送さ
れている原料の終端と次いで搬送される原料の始端との
時間間隔が極端に長いときには、仕分装置が目的の貯蔵
槽へ仕分ける準備を完了したにも拘わらず、原料が仕分
装置に到達せずロスタイムとなるという問題があり、上
述の如き特開平4−99825号公報に開示されている
搬送監視装置では、この時間間隔はオペレータの経験的
な判断で決定されているために最適な時間間隔を決定す
ることが困難であった。
であり、次に搬送する原料の始端が仕分装置に到達する
時間が、仕分装置の仕分準備時間と搬送中の原料の終端
が仕分装置に到達する時間との和以上となる時点で、次
に搬送する原料の払い出しを開始することにより、銘柄
の切替えに最適な時間間隔で原料を搬送することがで
き、貯蔵槽における異種銘柄の混入を抑止し、仕分け時
のロスタイムのない搬送制御方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
方法は、種類毎に物品をコンベア上へ連続的に払い出
し、前記コンベアで搬送される前記物品を前記コンベア
の下流に設けられた仕分装置を用いて所定の貯蔵手段に
仕分ける搬送制御方法において、搬送中の前記物品の終
端が前記貯蔵手段に到達するまでの時間を演算する第1
ステップと、前記仕分装置が搬送中の前記物品の仕分け
を完了してから次に搬送する物品を仕分ける準備を完了
するまでの時間を演算する第2ステップと、前記次に搬
送する物品の払い出しを開始してから前記次に搬送する
物品の始端が前記貯蔵手段に到達するまでの時間を演算
する第3ステップと、第3ステップにて演算した時間が
第1ステップ及び第2ステップにて演算した時間の和以
上となる時点にて前記次に搬送する物品の払い出しを開
始する第4ステップとを有することを特徴とする。
物品をコンベア上へ連続的に払い出し、前記コンベアで
搬送される前記物品を前記コンベアの下流に設けられた
仕分装置を用いて所定の貯蔵手段に仕分ける搬送制御方
法において、前記コンベアの始点から前記貯蔵手段まで
を単位搬送時間が等しい仮想ブロックに分割する第1ス
テップと、前記仮想ブロックを下流側へシフトする第2
ステップと、仮想ブロック間に相当する前記コンベアの
搬送位置での物品の始端又は終端の通過を検出する第3
ステップと、前記物品の通過検出位置の下流側に隣接す
る仮想ブロックに第3ステップにおける検出結果を記録
する第4ステップと、前記仕分装置が前記物品の仕分完
了から次に搬送する物品の仕分準備完了までの時間を演
算する第5ステップと、前記単位搬送時間及び前記搬送
中の物品の終端の属する仮想ブロックから仮想ブロック
の終点までのブロック数に関連する値の積を演算する第
6ステップと、前記単位搬送時間及び前記次に搬送する
物品の払出位置の属する仮想ブロックから仮想ブロック
の終点までのブロック数に関連する値の積を演算する第
7ステップと、第7ステップの演算結果が第5及び第6
ステップの演算結果の和以上となる時点にて前記次に搬
送する物品の払い出しを開始する第8ステップとを有
し、第2ステップ以後を所定のサイクルタイムで繰り返
すことを特徴とする。
の搬送制御方法において、前記第4ステップは、前記通
過検出位置の下流側に隣接する仮想ブロックに前記第3
ステップにおける検出結果に加えて更に前記物品の種類
を記録するステップであり、前記通過検出位置の下流側
の所定の仮想ブロックに前記物品の始端が到達したとき
に、この物品の種類が予め前記物品の仕分先に指定され
た前記貯蔵手段に割り当てられた物品の種類と一致しな
い場合に、前記コンベアを停止する第9ステップとを更
に有することを特徴とする。
を用いて種類毎に物品をコンベア上へ連続的に払い出
し、前記コンベアで搬送される前記物品を前記コンベア
の下流に設けられた仕分装置を用いて所定の貯蔵手段に
仕分ける搬送制御装置において、前記コンベアの所定搬
送位置における物品の始端又は終端の通過を検出する通
過検出手段と、該通過検出手段による検出結果を時系列
的に記憶する記憶手段と、搬送中の前記物品の払い出し
を停止するのに伴い、前記記憶手段の記憶内容に基づい
て、前記物品の終端が前記貯蔵手段に到達するまでの時
間を演算する第1演算手段と、前記仕分装置が前記物品
の仕分けを完了してから次に搬送する物品を仕分ける準
備を完了するまでの時間を演算する第2演算手段と、第
1演算手段及び第2演算手段における演算結果の和を演
算する第3演算手段と、前記記憶手段の記憶内容に基づ
いて、前記次に搬送する前記物品の始端が前記貯蔵手段
に到達するまでの時間を演算する第4演算手段と、第3
演算手段における演算結果が第4演算手段における演算
結果以上となる場合に、前記次に搬送する前記物品の払
出開始指示を前記払出装置に出力する出力手段とを備え
ていることを特徴とする。
を用いて種類毎に物品をコンベア上へ連続的に払い出
し、前記コンベアで搬送される前記物品を前記コンベア
の下流に設けられた仕分装置を用いて所定の貯蔵手段に
仕分ける搬送制御装置において、単位搬送時間が等しく
なるように前記コンベアの始点から前記貯蔵手段までを
分割した仮想ブロックを記憶する記憶手段と、仮想ブロ
ック間に相当する前記コンベアの搬送位置での物品の始
端又は終端の通過を時系列的に検出する通過検出手段
と、該通過検出手段の検出の都度、前記仮想ブロックを
下流側へシフトし、前記物品の通過検出位置の下流側に
隣接する仮想ブロックに前記通過検出手段の検出結果を
書込む書込手段と、前記仕分装置が前記物品の仕分完了
から次に搬送する物品の仕分準備完了までの時間を演算
する第1演算手段と、前記単位搬送時間及び前記搬送中
の物品の終端の属する仮想ブロックから仮想ブロックの
終点までのブロック数に関連する値の積を演算する第2
演算手段と、前記単位搬送時間及び前記次に搬送する物
品の払出位置の属する仮想ブロックから仮想ブロックの
終点までのブロック数に関連する値の積を演算する第3
演算手段と、第3演算手段にて演算した時間が第1演算
手段及び第2演算手段にて演算した時間の和以上となる
時点にて前記次に搬送する物品の払い出しを開始する信
号を前記払出装置へ出力する払出開始信号出力手段とを
備えていることを特徴とする。
の搬送制御装置において、前記書込手段は、前記通過検
出手段の検出結果に加えて前記物品の種類を更に書込む
手段であり、前記通過検出手段の下流側の所定の仮想ブ
ロックに前記物品の始端が到達したときに、この物品の
種類及び予め前記物品の仕分先に指定された前記貯蔵手
段に割り当てられた前記物品の種類を比較する比較手段
と、種類が一致しない場合に前記コンベアを停止する信
号を出力するコンベア停止信号出力手段とを備えている
ことを特徴とする。
するための説明図である。図16において、1は例えば
鉄鉱石等の原料(物品)であり、物品1は、直列に連結
された複数のベルトコンベア3,3,…上を搬送速度V
cで搬送される。ベルトコンベア3,3,…の中途に
は、搬送方向へタンデム配置された複数の貯蔵槽4,
4,…がベルトコンベア3,3,…の下方に設けられ、
夫々の開口部を上方へ向けてある。また、貯蔵槽4,
4,…が設けられた搬送方向の範囲には、仕分装置5が
ベルトコンベア3,3,…上を移動速度Vsで移動自在
に設けられている。仕分装置5は、仕分ける物品1が割
り当てられた貯蔵槽4の真上へ移動することにより仕分
準備を完了し、物品1が仕分装置5へ到達した時点にて
仕分けを開始する。
上流側の貯蔵槽4に仕分けられており、払い出しは既に
停止されている。この物品1の終端が仕分中の貯蔵槽4
に到達するまでの時間T1は、この間のベルトコンベア
3,3,…の距離をL1として、T1=L1/Vcで演
算することができる。
始する時点から貯蔵槽4に到達するまでの時間T2は、
この間のベルトコンベア3,3,…の距離をL2とし、
T1の演算と同様にして、T2=L2/Vcで演算する
ことができる。なお、図16における距離L2は、この
物品1の払出位置から最上流側の貯蔵槽4の手前までと
しているが、実際には種類毎に異なる貯蔵槽4へ仕分け
られるので、搬送距離の変動分を考慮した距離をL2と
して用いることが好ましいが、例えば製鉄工場での原料
搬送設備の如く、物品1の搬送経路の全体に亘るベルト
コンベア3,3,…の全長が、仕分装置5の移動距離に
対して十分に大きい場合には、変動分を無視しても実用
上差し支えない。
けを完了してから次に払い出される物品を仕分ける準備
を完了するまでの時間(T3)は、仕分中の貯蔵槽4に
応じた位置から次に搬送される物品1を仕分ける貯蔵槽
4に応じた位置までの距離をL3として、T3=L3/
Vsで演算することができる。なお、図16に示す如く
貯蔵槽4,4,…の大きさが等しい場合には、隣接する
貯蔵槽4までの移動に要する時間及び距離を予め測定し
ておき、この時間を移動単位時間t3とし、距離を移動
単位距離Sとして、T3=t3×Sで演算することもで
きる。
端が貯蔵槽4に到達するまでに、次に搬送される物品1
に割り当てられた貯蔵槽4まで移動しなくてはならな
い。ところが、仕分装置5は、仕分中の物品1の終端が
貯蔵槽4に到達してからでないと移動を開始できないの
で、次に搬送される物品1が貯蔵槽4に到達するまでの
時間T2が、仕分中の物品1の終端が貯蔵槽4に到達す
るまでの時間T1と仕分装置5の移動時間T3との和以
上とならなくてはならない。そこで、T2≧T1+T3
となる時点にて次に搬送される物品1の払い出しを開始
する。
方法及び装置によれば、上述の如く払い出しを停止して
から搬送中の物品の終端が前記貯蔵手段に到達するまで
の時間(T1)と、次に搬送する物品の払出開始時点か
らこの物品の始端が貯蔵手段に到達するまでの時間(T
2)と、仕分装置が搬送中の物品の仕分けを完了してか
ら次に搬送する物品を仕分ける準備を完了するまでの時
間(T3)とを演算し、T2≧T1+T3となる時点に
て、次に搬送する物品の払い出しを開始する構成とした
ので、物品の種類の切替えに最適な時間間隔で原料を搬
送することができ、貯蔵手段における異種物品の混入を
抑止し、仕分け時のロスタイムを抑制することができ
る。
するための説明図である。仮想ブロック621,62
1,…は、搬送速度Vcで駆動されるベルトコンベア
3,3,…を疑似的に示すものであり、ベルトコンベア
3,3,…の始点から最上流側の貯蔵槽4までを各仮想
ブロック621における単位搬送時間Tcが一定となる
ように分割して設定される。なお、一連の仮想ブロック
621,621,…の終点を最上流側の貯蔵槽4の手前
の位置としたが、第1及び第4発明に係る搬送制御方法
及び装置と同様の理由にて、ベルトコンベア3,3,…
の全長が、仕分装置5の移動距離に対して比較的に小さ
い場合には、変動分を無視できないので、物品1に割り
当てられた貯蔵槽4へ一連の仮想ブロック621,62
1,…の終点を位置させることが好ましい。
おいて物品1の通過を検出する通過量計31を設けてお
き、所定のサイクルタイムにて検出する構成としたもの
であり、図16に示した第1及び第4発明に係る搬送制
御方法及び装置と対応する部分には同一符号を付して説
明を省略する。なお、通過量計31の通過検出位置は、
任意の2つの仮想ブロック621,621間に配置し、
可及的にベルトコンベア3,3,…の始点側に配置する
のが好ましい。
を上述の如きサイクルタイムとして、物品1の通過を検
出する都度、各仮想ブロック621を1ブロックずつ下
流側へシフトさせる。そして、一連の仮想ブロック62
1,621,…の終点(最下流側の仮想ブロック62
1)に到達した仮想ブロック621は、次にシフトされ
る際に一連の仮想ブロック621,621,…から消去
される。この時点でこの最下流側に位置していた仮想ブ
ロック621は、仕分装置5に到達して割り当てられた
貯蔵槽4に仕分けられている。
の通過検出位置の下流側に隣接する仮想ブロック621
に物品1の始端,荷乗り,及び終端を示す数値を記録す
る。この数値は、例えば始端を1,終端を2,荷乗りを
3と夫々したものであり、予め読み書き可能な記憶装置
に仮想ブロック621,621,…に応じたテーブルを
用意しておき、このテーブルへ書込むことにより容易に
達成することができる。
りを示す数値を記録する構成としたが、これに限るもの
ではなく、始端及び終端を示す情報が記録される構成で
あればよい。また、仮想ブロック621,621,…に
記録される上述の如き情報は、物品1の通過検出位置以
後の仮想ブロック621,621,…に記録されるの
で、この物品1に応じた払出位置を予め記憶装置に記憶
させておくか、又は物品1の通過検出位置をベルトコン
ベア3,3,…の始点とすることで達成される。
るまでの時間T1は、各仮想ブロック621における単
位搬送時間Tcは一定であるので、この単位搬送時間T
cと、物品1の終端の属する仮想ブロック621が一連
の仮想ブロック621,621,…から消去されるまで
のサイクル数N1との積で求めることができる。なお、
サイクル数N1は、言い換えれば物品1の終端の属する
仮想ブロック621から一連の仮想ブロック621,6
21,…の終点の仮想ブロック621までのブロック数
に相当する。
変動しないので、サイクル数N1及び単位搬送時間Tc
は既知であり、例えば図17に示す如く、物品1の終端
の属する仮想ブロック621が一連の仮想ブロック62
1,621,…から消去されるまでのサイクル数N1
は、11サイクルであり、これに応じた時間t10=T
c×N1を物品1の通過検出位置の下流側に隣接した仮
想ブロック621へ記録し、一連の仮想ブロック62
1,621,…を下流側へシフトさせるとともに、この
都度、サイクル数を1つずつ減じた時間に書き換えてい
く構成とすることもできる。
払い出す物品1の払出位置の属する仮想ブロック621
が一連の仮想ブロック621,621,…から消去され
るまでのサイクル数N2(図17では15サイクル)と
単位搬送時間Tcとの積で求めることができる。
と、第1及び第4発明に係る搬送制御方法及び装置と同
様にして求めた時間T3により、T2≧T1+T3とな
る時点にて次に搬送する物品1の払い出しを開始する。
方法及び装置によれば、コンベアと、コンベアで搬送さ
れる物品とを搬送時間に応じたサイクルタイムで下流側
に順次シフトされ、単位搬送時間が夫々等しい搬送方向
の仮想ブロックで擬似的に表現し、単位搬送時間と搬送
距離に応じたブロック数に関連する値とに基づいて、前
述の如き時間T1,T2,及びT3を演算し、T2≧T
1+T3となる時点にて、次に搬送する物品の払い出し
を開始する構成としたので、物品の種類の切替えに最適
な時間間隔で原料を搬送することができ、貯蔵手段にお
ける異種物品の混入を抑止し、仕分け時のロスタイムを
抑制することができる。
するための説明図である。仮想ブロック621への記録
の際に、物品1の種類A,B,…を付加して記録する。
そして、例えば終点から4番目の仮想ブロック621を
チェックポイントとし、物品1の始端の属する仮想ブロ
ック621がこのチェックポイントに到達したときに、
この始端の属する仮想ブロック621に記録された物品
1の種類A,B,…と、仕分装置5が仕分準備を完了し
ている貯蔵槽4に予め割り当てられた物品1の種類A,
B,…とを比較し、一致している場合には、搬送を継続
し、一致していない場合には、ベルトコンベア3,3,
…を停止させる構成としたものであり、図17に示した
第2及び第5発明に係る搬送制御方法及び装置と対応す
る部分には同一符号を付して説明を省略する。
方法及び装置によれば、第2及び第5発明の搬送制御方
法及び装置において、仮想ブロックに物品の種類を付加
するとともに、通過検出手段の下流側にある所定の仮想
ブロックをチェックポイントとしておき、物品の始端が
このチェックポイントに到達したときに、この物品の種
類と、予めこの物品の仕分先に指定された貯蔵手段に割
り当てられた物品の種類とを比較し、両者の種類が一致
しない場合にコンベアを停止する構成としたので、異種
銘柄の混入を抑止することができる。
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る搬送
制御装置の要部の構成を示すブロック図である。
工場の原料ヤードに銘柄毎に山積みされた鉄鉱石,石炭
等の原料であり、この山積みされた原料1,1,…の各
山には、山番号と呼ばれる1,2,…の番号が付けられ
ている。
にて移動自在に設けられた複数のジブローダ,ホイルロ
ーダ等の払出装置2,2,…により切り出される。払出
装置2,2,…は、搬送制御装置6から与えられる山番
号及び銘柄の情報に応じた原料1,1,…を切り出し
て、原料ヤード内を縦走するように配されたベルトコン
ベア3,3,…の切出し位置から最も近い位置へ払い出
しを行なうとともに、何れかの銘柄の原料1を払い出し
ているかを示す銘柄信号を搬送制御装置6に与えるよう
になっている。
mの長さを有し、これを複数本連結したものを原料ヤー
ド内に複数列並設してなる。これら複数列のベルトコン
ベア3,3,…は、下流側にて1列のベルトコンベア
3,3,…に収束されており、これら一連のベルトコン
ベア3,3,…は、搬送制御装置6から与えられる信号
に応じて、その運転又は停止を行なうとともに、その運
転/停止の各状態を搬送制御装置6に与えている。な
お、各ベルトコンベア3は、図示しない駆動装置により
予め設定された搬送速度、例えば、時速12kmで夫々
駆動されている。
のベルトコンベア3,3,…に収束する位置のすぐ下流
側には、メリックスケール等を用いてなる通過量計31
が配置されており、ここを単位時間当たりに通過する原
料1の重量を検出し、検出結果を搬送制御装置6に与え
ている。なお、ベルトコンベア3,3,…上を搬送され
る原料1の通過が途切れる等して通過量計31が原料1
の通過を検出していない状態から、次に原料1の通過を
検出するのに伴って、通過量計31は、原料1の始端が
通過したことを示す荷乗り信号を搬送制御装置6に出力
するようになっている。
銘柄毎に貯蔵する複数の貯蔵槽4,4,…が搬送方向へ
並設されており、貯蔵槽4,4,…は、その上方に夫々
開口部を有している。これら開口部の上方にて水平方向
への移動自在に設けられたトリッパ等の仕分装置5は、
ベルトコンベア3,3,…で搬送される原料1を銘柄に
応じた貯蔵槽4,4,…に仕分けるようになっている。
また、仕分装置5は、何れかの貯蔵槽4,4,…上にあ
るかを示す位置情報を搬送制御装置6に与えるととも
に、搬送制御装置6からの作動信号に応じて所定の貯蔵
槽4へ移動して仕分けを行なう。また、各貯蔵槽4に
は、その原料1の貯蔵量を検出する貯蔵量計41,4
1,…が設けられており、検出結果を搬送制御装置6に
与えている。
制御装置6は、CPU61及びメモリ62を備え、この
搬送制御装置6には、キーボード等の入力手段8と、搬
送状態を表示するCRT等の表示装置7とが接続されて
いる。入力手段8からは、各搬送ルートでのベルトコン
ベア3,3,…の全長と、ベルトコンベア3,3,…に
設定する仮想ブロックの長さと、払出終了指示と、払い
出す原料1の銘柄名及び山番号と、仕分装置5が隣接す
る貯蔵槽4に移動するのに要する時間としての仕分装置
5の単位移動時間と、各銘柄に対応した原料1が山積み
されている原料ヤードの位置を示す山番号と、各山番号
に対応する原料1の山から最も近い距離にあるベルトコ
ンベア3,3,…の位置である払出位置と、仕分装置5
に仕分けを行なわせる仕分順位と、各貯蔵槽4に対応す
る原料1,1,…の銘柄名とが入力され、予め搬送制御
装置6内に設けられたメモリ62に格納される。なお、
これらの入力情報うち、山番号,山番号に対応付けられ
た銘柄名,及び払出位置は、予めメモリ62に用意され
ている払出テーブル610に記述される。
めの説明図である。払出テーブル610には、各山番号
に対応して、入力手段8から入力され、各山番号に対応
付けられた銘柄名と、各山番号に応じた払出位置とが記
述され、払出位置に対応する仮想ブロック番号がCPU
61で演算され後、この払出テーブル610に追記され
る。ここで、銘柄名はA,B,…としており、払出位置
は、各山に積まれた原料1から最も近いベルトコンベア
3,3,…の位置であり、搬送方向に一定の範囲を有
し、これをメートル単位で記述してある。
1,621,…の構成を説明するための説明図である。
仮想ブロック621,621,…は、メモリ62内に予
め設定され、搬送ルートを擬似的に示すものであり、予
め入力手段8から各仮想ブロック621の長さが入力さ
れ、この長さは各仮想ブロック621での搬送時間が一
定となるように、かつ、通過量計31が任意の2つの仮
想ブロック621,621間に配置されるように決定さ
れる。本実施の形態においては、全てのベルトコンベア
3,3,…の搬送速度を同一としているので、図3に示
す如くここでは50mずつの一定長の仮想ブロック62
1,621,…を仮定してあるが、一般的には各ベルト
コンベア3の搬送速度が夫々異なるため、各仮想ブロッ
ク621は異なる長さを有することになる。また、一連
の仮想ブロック621,621,…は、搬送ルートの始
点をその始点とし、貯蔵槽4,4,…の手前の位置まで
を終点として、その始点から1,2,…の如く番号を割
り振られている。
ンベア3,3,…の位置へ原料1を払い出すため、払い
出される原料1が山積みされている山番号に応じて払出
位置が変動することになる。従って、図2に示す如く、
山番号に対応した払出位置の仮想ブロック番号を払出テ
ーブル610に記述しておくことにより、CPU61が
メモリ62から読み出して、その搬送距離を補正できる
ようにしてある。
説明図である。図4において、貯蔵槽4,4,…は4つ
設けられており、ベルトコンベア3,3,…の搬送方向
へ1,2,3,4と槽番号が夫々割り振られている。
4に対応する原料1の銘柄名に対応させて、同じく入力
手段8から入力された槽番号及び優先順位が記述された
テーブル形式の仕分スケジュール622を生成し、この
仕分スケジュール622とともに、仮想ブロック62
1,621,…を表示装置7に表示させる。
1,621,…は、搬送方向に区切った矩形状の枠で表
わされ、その通過量計31より下流側に相当する各仮想
ブロック621にステータスが表示される。表示される
ステータスは、連続して搬送されている原料1の始端,
終端,始端及び終端の間に相当する荷乗り,及び荷乗な
しを、夫々1,2,3,4の数値で表わしたものであ
り、図4においては、原料1が搬送されていないので、
全て4の荷乗なしが表示されている。なお、ステータス
の決定は、CPU61により次の如き手順で行なわれて
おり、決定されたステータスは、各仮想ブロック621
に対応させてメモリ62に格納されている。
CPU61の制御内容を示すフローチャートである。図
9における制御は、各仮想ブロック621について所定
のサイクルタイムで行われ、まず、ベルトコンベア3,
3,…を駆動する駆動装置から与えられる運転/停止の
状態を示す信号に基づいて、ベルトコンベア3,3,…
の運転/停止を確認し(ステップ101)、停止してい
る場合には、ステータスの変更を行なわずに終了とな
り、運転している場合には、通過量計31から荷乗り信
号が与えられたか否かを確認し(ステップ102)、荷
乗り信号が与えられた場合には、ベルトコンベア3,
3,…が原料1を搬送中であるか否かを確認する(ステ
ップ103)。搬送中である場合には、ステータスを3
に更新し(ステップ104)、搬送中でない場合には、
ステータスを1に更新する(ステップ105)。
号が与えられていない場合にも、搬送中であるか否かを
確認し(ステップ106)、搬送中である場合には、ス
テータスを4に更新し(ステップ107)、搬送中でな
い場合には、終了となる。
が入力されるのに伴ってスタートし、まず、搬送中であ
るか否かを確認し(ステップ108)、搬送中でない場
合には終了となり、また、搬送中である場合には通過量
計31から荷乗り信号が与えられていないか否かを確認
する(ステップ109)。荷乗り信号が与えられている
場合には、荷乗り信号が停止するまでステップ109を
所定のサイクルタイムで繰り返し、また、荷乗り信号が
与えられていない場合には、ステータスを2に更新して
(ステップ110)、終了となる。
トにおける搬送中であるか否かの判断は、例えば、CP
U61内に設けられた図示しない搬送中レジスタがON
/OFFであることを確認することにより行われる。な
お、この搬送中レジスタのON/OFF制御はCPU6
1により次の如き手順で行なわれる。
U61の制御内容を示すフローチャートであり、図12
は、搬送中を解除するのに伴うCPU61の制御内容を
示すフローチャートである。図11では、まず、通過量
計31から荷乗り信号が与えられたか否かを確認し(ス
テップ201)、荷乗り信号が与えられた場合には、上
述の如き搬送中レジスタのON/OFFを確認し(ステ
ップ202)、既にONである場合には終了となり、O
FFである場合には搬送中レジスタをONにし(ステッ
プ203)、以上の制御を所定のサイクルタイムで繰り
返す。なお、ステップ201にて荷乗り信号が与えられ
ていない場合には終了となる。
了指示が入力されるのに伴ってスタートし、まず、搬送
中レジスタがONであるか否かを確認し(ステップ20
4)、搬送中レジスタがONである場合には、続いて通
過量計31から荷乗り信号が与えられていないか否かを
確認する(ステップ205)。荷乗り信号が与えられて
いない場合には、搬送中レジスタをOFFにする(ステ
ップ206)。また、ステップ205で荷乗り信号が与
えられている場合には、荷乗り信号が停止するまでステ
ップ205を所定のサイクルタイムで繰り返す。なお、
ステップ204で搬送中レジスタがOFFである場合に
は、終了となる。
検出の際に、払い出された原料1が通過検出位置に達し
ている場合に、通過量計31は、荷乗り信号と、通過量
計31を所定時間内に通過する原料1の量とをCPU6
1に与える。CPU61は、各仮想ブロック621を1
ブロックずつ下流側へシフトさせる。従って、一連の仮
想ブロック621,621,…の終点に相当する仮想ブ
ロック621(最下流側の仮想ブロック621)は、次
にシフトされる際に一連の仮想ブロック621,62
1,…から消去される。
るとともに、与えられた原料1の量を通過量計31の次
位置に相当する仮想ブロック621に表示させ、また、
ステータスが4の荷なし以外の仮想ブロック621,6
21,…には、ステータス及び原料1の量に加えて、終
点到達時間ti,銘柄名,を夫々表示させる。
表示され、原料1の量は、重量(ton)で表示され
る。また、終点到達時間tiは、各仮想ブロック621
が一連の仮想ブロック621,621,…から消去され
るまでに要する時間であり、仮想ブロック621当たり
の搬送時間と、各仮想ブロック621の現時点での位置
から一連の仮想ブロック621,621,…の終点の仮
想ブロック621までのブロック数nとの積で算出する
ことができる。本実施の形態においては、前述の如く各
ベルトコンベア3の搬送速度を時速12km、各仮想ブ
ロック621の長さを50mとしているので、仮想ブロ
ック621当たりの搬送時間は15秒となり、図5にお
いては、銘柄Aの原料1の始端の属する仮想ブロック6
21から一連の仮想ブロック621,621,…の終点
の仮想ブロック621までn=12ブロックあるので、
終点到達時間tiは、t11=(15秒)×(12ブロ
ック)=180秒となる。
設けられた貯蔵量計41から与えられる貯蔵量から、そ
の貯蔵槽4の空き容量を演算し、一連の仮想ブロック6
21,621,…の終点に相当する仮想ブロック621
における原料1の量とを比較し、空き容量の方が大きい
場合には、制御を継続し、一連の仮想ブロック621,
621,…の終点に相当する仮想ブロック621におけ
る原料1の量が、その貯蔵槽4の空き容量以上の場合に
は、次の仕分順位である貯蔵槽4に仕分装置5を移動さ
せるべく作動信号を出力する。
の貯蔵槽4が満杯である場合には、払出装置2に払出終
了信号を出力するとともに、ベルトコンベア3,3,…
を駆動する図示しないベルトコンベア3,3,…の駆動
装置へ駆動停止信号を出力して運転を停止する。
180秒後(12ブロック分)には、搬送を開始された
銘柄Aの始端が、図6に示す如く、割り当てられた貯蔵
槽4に到達して仕分けが開始される。また、入力手段8
から入力される払出終了指示に応じて、CPU61が払
出終了信号を払出装置2へ出力することにより、払い出
しが停止され、搬送中の状態から非搬送の状態に移行し
た時点にて、図7に示す如く、該当する銘柄の仕分スケ
ジュール622の表示内容が削除されるようになってい
る。
り、仕分装置5が図6に示した仕分スケジュール622
の最後の仕分順位に相当する貯蔵槽4に移動した後の状
態を示してある。
伴うCPU61の制御内容を示すフローチャートであ
る。図2に示した払出テーブル610から、仕分スケジ
ュール622の行頭の銘柄名、即ち仕分順位の最も高い
銘柄名と、これに対応する山番号と、払出位置に応じた
仮想ブロック番号とを読込み(ステップ301)、搬送
中であるか否かを確認する(ステップ302)。
搬送中でない場合には、仕分装置5から与えられる位置
情報を読込み(ステップ303)、この位置情報から仕
分スケジュール622に記述されている仕分順位の最も
高い槽番号への移動時間(T1)を演算する(ステップ
304)。図4において、仕分装置5は3の槽番号の貯
蔵槽4上にあり、仕分順位の最も高い槽番号は1である
ので、2つの貯蔵槽4,4分の移動を必要とする。ここ
で例えば、仕分装置5の単位移動時間が75秒であるも
のとした場合には、150秒を要することになる。
から、払出位置に相当する仮想ブロック621を求め、
この仮想ブロック621から一連の仮想ブロック62
1,621,…の終点の仮想ブロック621までのブロ
ック数nに基づいて、この原料1が払い出されてから、
割り当てられた貯蔵槽4に到達して仕分けが開始される
までの搬送時間(T2)を演算する(ステップ30
5)。
間(T2)が、ステップ304で演算した移動時間(T
1)以上か否かを判断し(ステップ306)、T1以上
となった時点で、払出装置2へ山番号と払出位置に応じ
た仮想ブロック番号とに基づく払出開始信号を出力する
(ステップ307)。なお、ステップ306でT2がT
1よりも小さい場合には、ステップ303からの動作を
繰り返す。本実施の形態においては、図4の状態におけ
るT1に相当するブロック数nは17ブロックであり、
T1は255秒となるため直ちに払い出しが開始され
る。
く、搬送中の原料1の銘柄と異なる銘柄の仕分スケジュ
ール622が、入力手段8から追加入力された場合に
は、CPU61は、ステップ302にて搬送中であると
判断し、仕分装置5から与えられる位置情報を読込み
(ステップ308)、この位置情報から仕分スケジュー
ル622に記述されている仕分順位の最も高い槽番号の
貯蔵槽4への移動時間(T1)を演算する(ステップ3
09)。
貯蔵槽4上にあり、新規銘柄における仕分順位の最も高
い槽番号は3であるので、1つの貯蔵槽4分の移動を要
する。従って、前述の如く仕分装置5の単位移動時間を
75秒とした場合には、所要時間は75秒となる。
(ステップ310)、搬送中の原料1の払い出しを終了
させた後、この時点における払い出しを行なっていた払
出位置に応じた仮想ブロック621から一連の仮想ブロ
ック621,621,…の終点の仮想ブロック621ま
でのブロック数nに基づいて、この原料1の終端が払い
出されてから仕分装置5に到達するまでの搬送時間(T
3)を演算する(ステップ311)。
に応じた仮想ブロック番号の位置から払出位置に応じた
仮想ブロック621を求め、この仮想ブロック621か
ら一連の仮想ブロック621,621,…の終点の仮想
ブロック621までのブロック数nに基づいて、この新
規に払い出す原料1の終端が払い出されてから仕分装置
5に到達して仕分けが開始されるまでの搬送時間(T
2)を演算する(ステップ312)。
搬送する原料1の搬送時間(T2)が、ステップ309
で演算した仕分装置5の移動時間(T1)と、ステップ
311で演算した搬送していた原料1の終端の搬送時間
(T3)との和以上か否かを確認し(ステップ31
3)、T2≧T1+T3となった時点で、ステップ30
2において搬送中でない場合と同様にして、新規に払い
出す原料1の山番号と払出位置に応じた仮想ブロック番
号とに基づく払出開始信号を払出装置2へ出力すべく、
ステップ307を実行する。なお、ステップ313でT
2<T1+T3の場合には、ステップ308からの動作
を繰り返す。
ック621を銘柄チェックポイントとし、このポイント
を通過する原料1の始端に相当する仮想ブロック621
の銘柄を仕分スケジュール622に表示された銘柄と同
一であるか否かを確認することにより、貯蔵槽4への異
種銘柄混入を抑止することができる。
PU61の制御内容を示すフローチャートである。この
制御は所定のサイクルタイムで行われ、まず、銘柄チェ
ックポイントに指定された仮想ブロック621のステー
タスを確認する(ステップ401)。ステータスが2,
3,4等の1以外の数値である場合には、終了となり、
ステータスが1である場合には、この仮想ブロックがこ
の原料1の始端であると判断し、この仮想ブロックの銘
柄名と、仕分スケジュールに記述され、原料1に対応す
る貯蔵槽4に割り振られている銘柄名と比較し(ステッ
プ402)、同一である場合には、終了となり、同一で
ない場合には、ベルトコンベア3,3,…の駆動装置へ
駆動停止信号を出力し(ステップ403)、ベルトコン
ベア3,3,…を停止させて異種銘柄混入を防止する。
て、搬送中の原料1の始端に相当する仮想ブロック62
1の銘柄名と、仕分スケジュール622に記述され、原
料1に対応する貯蔵槽4に割り振られている銘柄名とを
比較する構成としたが、これに限らず、後者の銘柄名を
仕分装置5からの位置情報から演算する構成とすること
もできるのはいうまでもない。
方法及び装置よれば、払い出しを停止してから搬送中の
物品の終端が貯蔵手段に到達するまでの時間(T1)
と、次に搬送する物品の払出開始時点からこの物品の始
端が貯蔵手段に到達するまでの時間(T2)と、仕分装
置が搬送中の物品の仕分けを完了してから次に払い出さ
れる物品を仕分ける準備を完了するまでの時間(T3)
とを演算し、T2≧T1+T3となる時点にて、次に搬
送する物品の払い出しを開始する構成としたので、物品
の種類の切替えに最適な時間間隔で原料を搬送すること
ができ、貯蔵手段における異種物品の混入を抑止し、仕
分け時のロスタイムを抑制することができる。
送される前記物品を搬送時間に応じたサイクルタイムで
下流側に順次シフトされ、各ブロックにおける搬送時間
が等しい搬送方向の仮想ブロックで擬似的に表現し、単
位ブロック当たりの搬送時間と搬送距離に応じたブロッ
ク数nに基づいて、前述の如きT1,T2,及びT3を
演算し、T2≧T1+T3となる時点にて、次に搬送す
る物品の払い出しを開始する構成としたので、物品の種
類の切替えに最適な時間間隔で原料を搬送することがで
き、貯蔵手段における異種物品の混入を抑止し、仕分け
時のロスタイムを抑制することができる。
種類を示す情報を付加するとともに、物品通過計の下流
側にある所定の仮想ブロックをチェックポイントとして
おき、物品の始端がこのチェックポイントに到達したと
きに、この物品の種類と、予めこの物品の仕分先に指定
された貯蔵手段に割り当てられた物品の種類とを比較
し、両者の種類が一致しない場合にコンベアを停止する
構成としたので、異種銘柄の混入を抑止することができ
る等、本発明は優れた効果を奏する。
ブロック図である。
ための説明図である。
すフローチャートである。
示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
容を示すフローチャートである。
び装置の原理を説明するための説明図である。
び装置の原理を説明するための説明図である。
び装置の原理を説明するための説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 種類毎に物品をコンベア上へ連続的に払
い出し、前記コンベアで搬送される前記物品を前記コン
ベアの下流に設けられた仕分装置を用いて所定の貯蔵手
段に仕分ける搬送制御方法において、 搬送中の前記物品の終端が前記貯蔵手段に到達するまで
の時間を演算する第1ステップと、前記仕分装置が搬送
中の前記物品の仕分けを完了してから次に搬送する物品
を仕分ける準備を完了するまでの時間を演算する第2ス
テップと、前記次に搬送する物品の払い出しを開始して
から前記次に搬送する物品の始端が前記貯蔵手段に到達
するまでの時間を演算する第3ステップと、第3ステッ
プにて演算した時間が第1ステップ及び第2ステップに
て演算した時間の和以上となる時点にて前記次に搬送す
る物品の払い出しを開始する第4ステップとを有するこ
とを特徴とする搬送制御方法。 - 【請求項2】 種類毎に物品をコンベア上へ連続的に払
い出し、前記コンベアで搬送される前記物品を前記コン
ベアの下流に設けられた仕分装置を用いて所定の貯蔵手
段に仕分ける搬送制御方法において、 前記コンベアの始点から前記貯蔵手段までを単位搬送時
間が等しい仮想ブロックに分割する第1ステップと、前
記仮想ブロックを下流側へシフトする第2ステップと、
仮想ブロック間に相当する前記コンベアの搬送位置での
物品の始端又は終端の通過を検出する第3ステップと、
前記物品の通過検出位置の下流側に隣接する仮想ブロッ
クに第3ステップにおける検出結果を記録する第4ステ
ップと、前記仕分装置が前記物品の仕分完了から次に搬
送する物品の仕分準備完了までの時間を演算する第5ス
テップと、前記単位搬送時間及び前記搬送中の物品の終
端の属する仮想ブロックから仮想ブロックの終点までの
ブロック数に関連する値の積を演算する第6ステップ
と、前記単位搬送時間及び前記次に搬送する物品の払出
位置の属する仮想ブロックから仮想ブロックの終点まで
のブロック数に関連する値の積を演算する第7ステップ
と、第7ステップの演算結果が第5及び第6ステップの
演算結果の和以上となる時点にて前記次に搬送する物品
の払い出しを開始する第8ステップとを有し、第2ステ
ップ以後を所定のサイクルタイムで繰り返すことを特徴
とする搬送制御方法。 - 【請求項3】 前記第4ステップは、前記通過検出位置
の下流側に隣接する仮想ブロックに前記第3ステップに
おける検出結果に加えて更に前記物品の種類を記録する
ステップであり、前記通過検出位置の下流側の所定の仮
想ブロックに前記物品の始端が到達したときに、この物
品の種類が予め前記物品の仕分先に指定された前記貯蔵
手段に割り当てられた物品の種類と一致しない場合に、
前記コンベアを停止する第9ステップとを更に有するこ
とを特徴とする請求項2記載の搬送制御方法。 - 【請求項4】 払出装置を用いて種類毎に物品をコンベ
ア上へ連続的に払い出し、前記コンベアで搬送される前
記物品を前記コンベアの下流に設けられた仕分装置を用
いて所定の貯蔵手段に仕分ける搬送制御装置において、 前記コンベアの所定搬送位置における物品の始端又は終
端の通過を検出する通過検出手段と、該通過検出手段に
よる検出結果を時系列的に記憶する記憶手段と、搬送中
の前記物品の払い出しを停止するのに伴い、前記記憶手
段の記憶内容に基づいて、前記物品の終端が前記貯蔵手
段に到達するまでの時間を演算する第1演算手段と、前
記仕分装置が前記物品の仕分けを完了してから次に搬送
する物品を仕分ける準備を完了するまでの時間を演算す
る第2演算手段と、第1演算手段及び第2演算手段にお
ける演算結果の和を演算する第3演算手段と、前記記憶
手段の記憶内容に基づいて、前記次に搬送する物品の始
端が前記貯蔵手段に到達するまでの時間を演算する第4
演算手段と、第3演算手段における演算結果が第4演算
手段における演算結果以上となる場合に、前記次に搬送
する物品の払出開始指示を前記払出装置に出力する出力
手段とを備えていることを特徴とする搬送制御装置。 - 【請求項5】 払出装置を用いて種類毎に物品をコンベ
ア上へ連続的に払い出し、前記コンベアで搬送される前
記物品を前記コンベアの下流に設けられた仕分装置を用
いて所定の貯蔵手段に仕分ける搬送制御装置において、 単位搬送時間が等しくなるように前記コンベアの始点か
ら前記貯蔵手段までを分割した仮想ブロックを記憶する
記憶手段と、仮想ブロック間に相当する前記コンベアの
搬送位置での物品の始端又は終端の通過を時系列的に検
出する通過検出手段と、該通過検出手段の検出の都度、
前記仮想ブロックを下流側へシフトし、前記物品の通過
検出位置の下流側に隣接する仮想ブロックに前記通過検
出手段の検出結果を書込む書込手段と、前記仕分装置が
前記物品の仕分完了から次に搬送する物品の仕分準備完
了までの時間を演算する第1演算手段と、前記単位搬送
時間及び前記搬送中の物品の終端の属する仮想ブロック
から仮想ブロックの終点までのブロック数に関連する値
の積を演算する第2演算手段と、前記単位搬送時間及び
前記次に搬送する物品の払出位置の属する仮想ブロック
から仮想ブロックの終点までのブロック数に関連する値
の積を演算する第3演算手段と、第3演算手段にて演算
した時間が第1演算手段及び第2演算手段にて演算した
時間の和以上となる時点にて前記次に搬送する物品の払
い出しを開始する信号を前記払出装置へ出力する払出開
始信号出力手段とを備えていることを特徴とする搬送制
御装置。 - 【請求項6】 前記書込手段は、前記通過検出手段の検
出結果に加えて前記物品の種類を更に書込む手段であ
り、前記通過検出手段の下流側の所定の仮想ブロックに
前記物品の始端が到達したときに、この物品の種類及び
予め前記物品の仕分先に指定された前記貯蔵手段に割り
当てられた前記物品の種類を比較する比較手段と、種類
が一致しない場合に前記コンベアを停止する信号を出力
するコンベア停止信号出力手段とを備えていることを特
徴とする請求項5記載の搬送制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30763597A JP3427701B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 搬送制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30763597A JP3427701B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 搬送制御方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11139538A true JPH11139538A (ja) | 1999-05-25 |
JP3427701B2 JP3427701B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=17971418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30763597A Expired - Fee Related JP3427701B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 搬送制御方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3427701B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002234611A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Mitsui Miike Mach Co Ltd | リクレーマによる混炭払出制御システム |
JP2009191150A (ja) * | 2008-02-14 | 2009-08-27 | Jfe Steel Corp | 石炭の分配搬送制御方法 |
CN114476495A (zh) * | 2022-02-16 | 2022-05-13 | 国能神东煤炭集团有限责任公司 | 带式输送机带卡头寻位方法、电子设备、系统及存储介质 |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP30763597A patent/JP3427701B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002234611A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Mitsui Miike Mach Co Ltd | リクレーマによる混炭払出制御システム |
JP2009191150A (ja) * | 2008-02-14 | 2009-08-27 | Jfe Steel Corp | 石炭の分配搬送制御方法 |
CN114476495A (zh) * | 2022-02-16 | 2022-05-13 | 国能神东煤炭集团有限责任公司 | 带式输送机带卡头寻位方法、电子设备、系统及存储介质 |
CN114476495B (zh) * | 2022-02-16 | 2023-12-08 | 国能神东煤炭集团有限责任公司 | 带式输送机带卡头寻位方法、电子设备、系统及存储介质 |
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---|---|
JP3427701B2 (ja) | 2003-07-22 |
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