JP2547067B2 - 物品仕分け設備 - Google Patents

物品仕分け設備

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JP2547067B2 JP8670988A JP8670988A JP2547067B2 JP 2547067 B2 JP2547067 B2 JP 2547067B2 JP 8670988 A JP8670988 A JP 8670988A JP 8670988 A JP8670988 A JP 8670988A JP 2547067 B2 JP2547067 B2 JP 2547067B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、物品収納用の容器を搬送する搬送ラインが
設けられ、前記搬送ラインの容器搬送方向に沿って物品
を並べて収納する棚が、同幅又は略同幅の複数個の棚部
分に前記容器搬送方向に区画されて設けられ、前記各棚
部分から前記容器に取出すべき物品の取出し情報を指示
する指示手段が設けられ、前記搬送ラインの搬送距離を
検出する搬送距離検出手段、及び、各棚部分での作業進
行状況を管理する作業進行状況管理手段が設けられ、前
記搬送距離検出手段の情報に基づいて、前記容器が前記
棚部分の並設間隔に相当する目標距離を搬送されるに伴
って容器搬送を停止させ、且つ、前記作業進行状況管理
手段の情報に基づいて、各棚部分での作業が終了するに
伴って前記容器を次の棚部分に搬送すべく、前記搬送ラ
インの駆動用モータの駆動を断続する容器搬送手段が設
けられた点に関する。
〔従来の技術〕
かかる物品仕分け設備は、作業員が物品取出し情報に
基づいて取り出した物品を、搬送ラインに沿って搬送さ
れてくる容器に収納することによって、同じ出荷先、つ
まり、同じ行先の容器内に複数個の物品を収納させるよ
うにしたものである。
つまり、一般に、前記各棚部分の夫々に対して各別に
作業員が配置され、そして、搬送上手側の棚部分から搬
送下手側の棚部分に亘って容器が搬送される間に、各棚
部分において、同じ行先の容器に同じ行先の物品を収納
させることによって、行先ごとに物品を仕分けさせるよ
うにしたものである。
そして、同幅又は略同幅の各棚部分が搬送ラインの搬
送方向に沿って並べられている場合には、搬送ライン上
の容器が搬送下手側の次の棚部分の幅内に供給されるご
とに、搬送ラインの始端部に次の容器を供給すれば、複
数個の容器が搬送ライン上に、棚部分の並設間隔で並ぶ
ものとなる。この結果、各棚部分夫々の幅内に、異なる
行先の容器が位置することを無くして、作業ミスを無く
すことができるものとなる。
このため、例えば、搬送ライン上の容器が搬送下手側
の次の棚部分に供給されるごとに、補助作業員によっ
て、容器を搬送ラインの始端部に供給させるようにした
り、あるいは、搬送ラインの始端部に容器を自動供給す
る容器供給手段を、容器が搬送下手側の次の棚部分に供
給されるごとに供給作動するように設けて、搬送ライン
に容器を供給しながら、仕分け作業を行わせることにな
る。
又、搬送ラインを充分な低速で駆動すれば、搬送ライ
ンを常時駆動させながら仕分け作業を行えるものである
が、動いている容器への煩雑な物品収納作業を回避すべ
く、容器搬送手段によって、搬送ラインの駆動を断続さ
せるようにしたものである。
つまり、搬送ラインを高速で作動させることを条件と
して、容器が棚部分の並設間隔に相当する目標距離を搬
送されるに伴って容器搬送を停止させ、且つ、各棚部分
での作業が終了するに伴って容器を次の棚部分に搬送さ
せるようにしたものである。
そして、従来では、容器を搬送させる際には、必ず、
上述の目標距離を搬送させるようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
搬送ラインの駆動モータを停止させて、搬送ラインを
停止させる際に、搬送ラインがオーバーランする虞れが
ある。
そして、一回のオーバーラン量は小量であるが、各停
止時のオーバーラン量を積算すると大きな値になるもの
であり、その結果、棚部分を多数備えさせると、容器が
棚部分の前方側箇所の所定位置に停止されないものとな
る虞れがあった。
説明を加えると、例えば容器を各棚部分の幅内におけ
る搬送方向中央側箇所に対応する位置に停止させるよう
にする場合、容器は、搬送方向上手側部分の棚部分に対
しては、所望の停止位置から大きくずれることは無い
が、搬送方向下手側の棚部分に向けて搬送されるほど、
棚部分の幅内における搬送方向下手側箇所に対応する位
置に停止されることになり、ひいては、停止位置が、停
止されるべき棚部分の幅内から外れて次の棚部分の幅内
になる。
そして、そのように、停止位置が本来停止されるべき
棚部分から外れると、棚部分から取出した物品を収納す
べき容器以外の容器に収納してしまう作業ミスを招くも
のであり、改善が望まれていた。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、
その目的は、搬送ラインのオーバーランに拘らず、容器
を各棚部分に対する所定位置に適確に停止させることが
できるようにする点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による物品仕分け設備は、物品収納用の容器を
搬送する搬送ラインが設けられ、前記搬送ラインの容器
搬送方向に沿って物品を並べて収納する棚が、同幅又は
略同幅の複数個の棚部分に前記容器搬送方向に区画され
て設けられ、前記各棚部分から前記容器に取出すべき物
品の取出し情報を指示する指示手段が設けられ、前記搬
送ラインの搬送距離を検出する搬送距離検出手段、及
び、各棚部分での作業進行状況を管理する作業進行状況
管理手段が設けられ、前記搬送距離検出手段の情報に基
づいて、前記容器が前記棚部分の並設間隔に相当する目
標距離を搬送されるに伴って容器搬送を停止させ、且
つ、前記作業進行状況管理手段の情報に基づいて、各棚
部分での作業が終了するに伴って前記容器を次の棚部分
に搬送すべく、前記搬送ラインの駆動用モータの駆動を
断続する容器搬送手段が設けられたものであって、前記
搬送距離検出手段の情報に基づいて、前記駆動用モータ
の停止指令後にオーバーラン距離を検出するオーバーラ
ン検出手段が設けられ、そのオーバーラン検出手段の情
報に基づいて、前記容器搬送手段による次回の搬送作用
時における前記目標距離を前記オーバーラン距離を減算
した値に補正する補正手段が設けられている点に特徴が
ある。
〔作 用〕
すなわち、駆動用モータの停止後のオーバーラン距離
を検出させ、容器搬送手段によって次回の搬送作用を行
なう時の目標距離を、オーバーラン距離を減算した値に
補正し、その補正した目標距離で容器搬送を行なわせる
ことによって、オーバーラン距離が積み重ねわれること
を無くすのである。
〔発明の効果〕
従って、オーバーラン距離が積み重ねられることを無
くすことができるから、容器を各棚部分に対する所定位
置から大きく外れない位置に停止させることができるの
である。その結果、棚部分から取出した物品を収納すべ
き容器以外の容器に収納してしまう作業ミスを無くし
て、適確な仕分け作業を行なわせることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示すように、物品仕分け設備は、
複数種の物品(Xa)を区分け状態で収納する棚(1)
と、物品収納用の容器(Z)を搬送する搬送ラインとし
てのベルト式の搬送用コンベヤ(2)と、その搬送用コ
ンベヤ(2)の始端部に容器(Z)を自動供給する容器
供給手段(K)とを備えている。
前記棚(1)は、前端側ほど下方に位置するように傾
斜させた物品載置部(B)を備える、いわゆるグラビテ
ィーラック形式に形成されるものであって、背面側に形
成される物品(Xa)を自重で棚前面側に移動させること
ができるようになっている。
又、前記棚(1)は、搬送用コンベヤ(2)の搬送方
向に沿って並べられる同幅又は略同幅の複数個の棚部分
(1A)を備えるものであって、各棚部分(1A)の夫々
に、上下2段の物品載置部(B)が備えられ、各物品載
置部(B)の夫々に、箱詰め状態の3種類の物品(Xa)
が横方向(容器搬送方向)に並べて収納されている。
従って、前記棚(1)の前面側に、各棚部分(1A)の
夫々に1人づつ割当てる状態で複数人の作業員が配備さ
れ、そして、各作業員が、前記容器供給手段(K)にて
供給され、且つ、搬送用コンベヤ(1)にて等間隔
(l)で搬送されてくる複数個の容器(Z)のうちで、
担当する棚部分(1A)の前方に位置する容器(Z)内
に、後述する物品取出し情報の指示に基づいて取出した
物品を収納する作業を行うことによって、同じ行先の容
器(Z)内に複数種の物品を収納させることができるよ
うにしてある。
つまり、搬送用コンベヤ(2)にて搬送される各容器
(Z)には、各棚部分(1A)夫々の前方箇所において、
物品取出し情報に基づいて同じ行先の物品が収納される
ことになり、この結果、各容器(Z)内に、同じ行先の
物品が仕分けられることになる。
尚、上記容器(Z)の搬送方向に並ぶ間隔(l)は、
棚部分(1A)の並設間隔に対応する。
次に、前記各棚部分(1A)の夫々から容器(Z)に取
出すべき物品の取出し情報を指示する指示手段(D)、
前記搬送用コンベヤ(2)の駆動モータ(2a)の駆動を
制御して容器(Z)を搬送する容器搬送手段(G)、前
記容器供給手段(K)、及び、それら手段のために必要
となる各種手段について説明する。
先ず、第3図に基づいて概略的に説明すると、客先等
から発行される注文書(3)の内容がホストコントロー
ラ(4)に入力されると、ホストコントローラ(4)に
て、注文書(3)の内容に応じた発注書(5)が作成さ
れ、その発注書(5)の内容に合わせて物品の購入が行
われる。又、ホストコントローラ(4)は、事前に入力
された注文書(3)の内容に基づいて、物品仕分け用の
作業データを作成し、その作業データを、フロッピーデ
ィスク等の記憶媒体に記憶させる作業データ記憶手段
(6)に出力する。
前記作業データは、行先ごとの物品情報を判別できる
ように、行先情報と物品情報とを対応させる状態で形成
されており、その行先情報を基に、後述の如く、各容器
(Z)への物品取出情報の指示が行われるようになって
いる。
前記棚(1)に対応させて、作業データ読込手段(7
A)、演算処理部(7B)、作業データ記憶手段としての
メモリ(7C)を備える作業用コントローラ(7)が設け
られ、この作業用コントローラ(7)に、前記記憶媒体
を用いて作業データが入力される。但し、作業用コント
ローラ(7)を管理する管理作業員が配備され、この管
理作業員によって、作業用コントローラ(7)に作業デ
ータを入力する作業や、容器供給手段(K)に空の容器
(Z)を補給する作業が行われることになる。尚、図中
(8)は、各容器(Z)に収納される物品情報を記載し
た検品伝票を作成するプリンターであって、作業用コン
トローラ(7)の指令にて検品伝票を作成することにな
る。ちなみに、作成された検品伝票は、上記管理作業員
によって空の容器(Z)を補給する際、各容器(Z)に
所定の順序で投入されることになる。
従って、前記作業用コントローラ(7)に作業データ
が入力されて、作業準備が完了したのちにおいて、設定
盤(9)にて作業開始指令が与えられるに伴って、作業
用コントローラ(7)が、前記各種手段(D),
(G),(K)等に対応する制御処理を実行することに
なる。
前記容器搬送手段(G)は、搬送用コンベヤ(2)の
駆動モータ(2a)の駆動を断続して容器搬送を制御する
ものであって、基本的には、容器(Z)が棚部分(1A)
の並設間隔に相当する目標距離を搬送されるに伴って容
器搬送を停止させて、容器(Z)を各棚部分(1A)の前
方側箇所に停止させ、且つ、各棚部分(1A)での作業が
終了するに伴って容器(Z)を次の棚部分(1A)に搬送
すべく、搬送用コンベヤ(2)の駆動を断続するもので
あり、そして、各棚部分(1A)に対する容器(Z)の停
止位置を変更できるように構成されている。さらには、
前記駆動用モータ(2a)の停止指令後のオーバーラン距
離を検出させて、次回の搬送作用時における前記目標距
離をオーバーラン距離を減算した値に補正するように構
成されている。
このため、搬送用コンベヤ(2)による搬送距離を検
出する搬送距離検出手段(100)、各棚部分(1A)での
作業進行状況を管理する作業進行状況管理手段(10
1)、及び、各棚部分(1A)に対する前記容器(Z)の
停止位置を変更設定する停止位置設定手段(102)、上
記オーバーラン距離を検出するオーバーラン検出手段
(104)、及び、そのオーバーラン距離に基づいて目標
距離を補正する補正手段(105)の夫々が、作業用コン
トローラ(7)を利用して構成され、それら手段(10
0),(101),(102),(104),(105)の情報に基
づいて、前記駆動モータ(2a)の作動を制御するように
なっている。
前記搬送距離検出手段(100)は、前記駆動モータ(2
a)に付設のパルスエンコーダ(e)からのパルス数を
カウントすることによって、搬送距離を検出するように
構成されている。ちなみに、容器(Z)が次の棚部分
(1A)に向けて搬送されるごとに、前記計測されたカウ
ント値、つまり、計測距離はクリアされるものである。
前記作業進行状況管理手段(101)は、後述する表示
器(H)に備えさせたリセットスイッチ(10)の情報に
基づいて、各棚部分(1A)での作業進行状況を管理する
ように構成されるものであって、詳しい説明は、表示器
(H)の説明時に記載する。
前記停止位置設定手段(102)は、作業開始に先立っ
て、前記設定盤(9)にて作業用コントローラ(7)に
停止位置情報を入力することにより、停止位置を設定す
るように構成されている。つまり、設定盤(9)は、数
値入力部を備え、そして、作業用コントローラ(7)
は、入力情報に基づいて、停止位置を判別するようにな
っている。
ところで、本実施例においては、容器搬送手段(G)
の付属手段である前記容器供給手段(K)による供給作
動タイミングを変更調節することによって、停止位置を
変更するように構成されている。
つまり、搬送用コンベヤ(2)は、その始端部が棚
(1)の容器搬送方向始端部に対応する状態で設けら
れ、且つ、作業開始に伴って、直ちに駆動を開始される
ようになっている。そして、容器供給手段(K)は、作
業開始時の1回目の供給作動時には、容器停止位置調節
のために、停止位置設定手段(102)の情報に基づい
て、供給作動開始タイミングが変更され、2回目からの
供給作動時からは、先に供給された容器(Z)が現在位
置する棚部分(1A)から次の棚部分(1A)に搬送される
ごとに、供給作動するようになっている。従って、容器
供給手段(K)の1回目の供給作動時において、搬送用
コンベヤ(2)の駆動開始と同時に容器(Z)の供給を
行えば、容器(Z)を棚部分(1A)幅内のうちで容器搬
送方向終端部に対応する位置に停止させることができ、
そして、搬送用コンベヤ(2)の駆動開始から容器供給
作動のタイミングを遅らせるほど、容器(Z)を棚部分
(1A)の幅内のうちで容器搬送方向上手側に対応する位
置に停止させることができる。
前記オーバーラン検出手段(104)は、駆動用モータ
(2a)を停止させてから設定時間経過したのちにおい
て、搬送距離検出手段(100)の計測距離と前記棚部分
の並設間隔に対応する基準値とを減算することによっ
て、オーバーラン距離を求めるように構成されている。
但し具体的には、計測距離と基準値とが一致しているか
否かを判別し、一致していない時には、オーバーラン距
離を求めるようになっている。
前記補正手段(105)は、基準値からオーバーラン距
離を減算した値を目標距離に設定するものである。但
し、オーバーランが無い場合には、前記基準値を目標距
離に設定することになる。
前記指示手段(D)は、第2図に示すように、各棚部
分(1A)の上部に一個づつ配置される主表示灯(11)、
各棚部分(1A)の上下2段の物品載置部(B)に対応さ
せて上下一対設けられる補助表示灯(12)、及び、各棚
部分(1A)に収納される異なる種類の物品の夫々に対応
させて設けられる表示器(H)を備え、基本的には、主
表示灯(11)の点灯により、その棚部分(1A)に取出す
べき物品があることを指示し、補助表示灯(12)の点灯
により、上下の物品載置部(B),(B)のうちのいず
れの側の物品載置部(B)に取出すべき物品がるかを指
示し、さらに、表示器(H)により、取出すべき物品及
びその取出し量を指示するものであり、もちろん、作業
データに基づいて、各棚部分(1A)の前方側に現在位置
する容器(Z)に対する物品取出し情報を指示すること
になる。
説明を加えると、前記表示器(H)は、第4図に示す
ように、点灯により取出すべき物品があることを指示す
ると同時に、物品取出し量を示す数値表示部(13)、及
び、その表示器(H)が指示する物品(Xa)に対する作
業が終了すると押し操作される前記リセットスイッチ
(10)を備え、さらには、例示はしないが、作業用コン
トローラ(7)との間での情報通信、数値表示部(13)
や主及び補助の表示灯(11),(12)の制御のために、
コントローラを備えている。
又、前記容器(Z)の搬送コンベヤ(2)上での位置
を判別する、つまり、搬送用コンベヤ(2)にて搬送さ
れる各容器(Z)の夫々が前記複数個の棚部分(1A)の
うちのいずれの棚部分(1A)の前方側箇所に位置するか
を判別し、且つ、その棚部分(1A)の幅内での位置も併
せて判別する容器位置判別手段(103)が、作業用コン
トローラ(7)を利用して構成され、その手段(103)
の情報にも基づいて物品取出し情報が指示されるように
なっている。
前記容器位置判別手段(103)は、前記搬送距離検出
手段(100)の情報に基づいて、容器位置を管理するよ
うになっている。説明を加えると、前記搬送距離検出手
段(100)は、上述の如く、容器(Z)が次の棚部分(1
A)に搬送されるごとに、計測時間がクリアされるもの
であるため、容器位置判別手段(102)は、搬送用コン
ベヤ(2)の始端部に供給された容器(Z)の行先情報
と、その容器(Z)が搬送されるに伴って前記計測距離
のクリアが行われた回数とを関連付けて管理すると共
に、前記搬送距離検出手段(10)にて計測されている搬
送距離とを管理することによって、容器位置を判別する
ようになっている。
ちなみに、容器停止位置の変更により、搬送用コンベ
ヤ(2)が駆動開始されてから次の棚部分(1A)の幅内
に容器(Z)が搬送されるまでの搬送距離が変化するも
のであり、このため、容器位置判別手段(103)は、停
止位置設定手段(102)にて設定された情報をも管理し
ながら、容器位置を判別することになる。
従って、前記表示器(H)が、作業用コントローラ
(7)の情報に基づいて作動され、主及び補助の表示灯
(11),(12)が、表示器(H)に備えさせたコントロ
ーラの情報に基づいて作動されるようになっている。
つまり、作業コントローラ(7)は、順次搬送される
容器(Z)の各棚部分(1A)に対する位置を管理しなが
ら、各棚部分(1A)の表示器(H)に対して次に供給さ
れる容器(Z)の作業データを表示器(H)のコントロ
ーラに送信し、且つ、各棚部分(1A)の前方側、つま
り、幅内に次の容器(H)が供給されるに伴って、各表
示器(H)に次の作業データの表示を指令することにな
る。そして、主表示灯(11)は、その棚(1A)に備えさ
せた全ての表示器(H)に対してOR接続されて、各表示
器(H)より点灯指令や消灯指令が与えられ、又、補助
表示灯(12)は、対応する載置部(B)に設けた全ての
表示器(H)にOR接続されて、各表示器(H)より点灯
指令や消灯指令が与えられるようになっている。
要するに、指示手段(D)は、各棚部分(1A)の前方
側に次の容器(Z)が供給されるに伴って、作業用コン
トローラ(7)の情報に基づいて表示器(H)を表示作
動させ、表示器(H)の情報に基づいて、主及び補助表
示灯(11),(12)を点灯作動させるものであり、そし
て、各表示器(H)に備えさせる数値表示部(13)を、
その表示器(H)のリセットスイッチ(10)の操作に伴
い消灯させ、補助表示灯(12)を、対応する物品載置部
(B)における全ての作業が終了するに伴い消灯させ、
主表示灯(12)を、対応する棚部分(1A)における全て
の作業が終了するに伴い消灯させるように構成されてい
る。
又、作業コントローラ(7)は、各表示器(H)から
の情報を受信しながら、前述の如く、各棚部分(1A)の
作業進行状況を管理するようになっている。つまり、前
記リセットスイッチ(10)の操作情報が、各表示器
(H)のコントローラより作業用コントローラ(7)に
伝達されるようになっており、作業のある表示器(H)
のリセットスイッチ(10)の全てが押し操作されたか否
かに基づいて、作業未完了の棚部分(1A)の有無を判別
するようになっている。
前記容器供給手段(K)は、基本的には、常時駆動状
態で設けられている供給コンベヤ(14)上に載置されて
いる空の容器(Z)を、搬送用コンベヤ(2)上の各容
器(Z)が次の棚部(1A)に向けて搬送されるごとに、
搬送用コンベヤ(2)の始端部に供給するように構成さ
れている。但し、作業開始時の1回目の供給作動タイミ
ングは、前述の如く変更調節されるものとなる。
説明を加えると、供給コンベヤ(14)と搬送用コンベ
ヤ(2)との間に、電磁操作式の開閉ストッパー(15)
が設けられると共に、供給コンベヤ(14)上の空の容器
(Z)を左右方向から挾持する電磁操作式の挾持具(1
6)が、供給方向に並ぶ複数個の容器(16)のうちの2
番目のものに作用するように設けられ、容器確認用のフ
ォトセンサ(16a)が1番目と2番目の容器(Z)を検
出するように設けられ、さらに、供給すべき容器(Z)
がストッパー箇所を通過したことを検出する通過確認用
のフォトセンサ(17)が設けられている。
そして、前記2種のフォトセンサ(16a),(17)の
検出情報が作業コントローラ(7)に入力されると共
に、ストッパー(15)や挾持具(16)が、作業用コント
ローラ(7)の指令にて作動されるようになっている。
つまり、作業開始時の供給開始タイミングや、既に供
給された容器(Z)が搬送コンベヤ(2)にて次の棚部
分(1A)に向けて搬送される時の供給開始タイミングに
なると、ストッパー(15)を開き操作して、容器(Z)
を搬送用コンベヤ(2)の始端部に供給させることにな
る。そして、供給開始後において、フォトセンサ(17)
が一旦遮光されてから再び非遮光状態になることによ
り、容器(Z)の通過が確認されると、ストッパー(1
5)を閉じ操作すると共に、挾持具(16)を開き操作す
ることになる。その後、両フォトセンサ(16a)が容器
存在を検出することによって、容器送りの完了が確認さ
れると、挾持具(16)を閉じ操作することになる。
次に、作業用コントローラ(7)の制御作動を述べな
がら、説明を加える。
すなわち、第5図に示すように、作業コントローラ
(7)は、停止位置設定手段(102)の制御作動に対応
する停止位置設定処理や、作業データの読込処理後、設
定盤(7C)にて起動指令が与えられるまで待機する。
そして、起動指令が与えられると、指示手段(D)の
制御作動に対応する物品取出し情報指示処理、容器供給
手段(K)の制御作動に対応する容器供給処理、及び、
容器搬送手段(G)の制御作動に対応する容器搬送処理
の夫々を、作業データにて設定された全作業が終了する
まで繰返し実行することになる。
物品取出し情報指示処理は、第6図に示すように、各
棚部分(1A)の表示器(H)のコントローラに対して、
次に供給される容器(Z)の作業データを送信したか否
かをチェックし、送信していない場合には、作業データ
を送信する。
その後、表示内容の切換タイミングであるか否か、つ
まり、次の容器(Z)が各棚部分(1A)の幅内に供給さ
れる時点であるか否かを判別する。そして、切換えタイ
ミングである場合には、各表示器(H)のコントローラ
に次の作業データの表示を指令し、切換タイミングでな
い場合には、各表示器(H)のコントローラから作業進
行情報を受信する処理を実行する。
容器供給処理は、第7図に示すように、先ず、供給作
動中であるか否かをチェックする。
その後、供給開始時点であるか否かを判別する。つま
り、作動開始時には、設定された容器停止位置情報に基
づいて供給開始時点を判別し、そして、作業中において
は、各棚部分(1A)の前方に位置する容器(Z)に対す
る作業が終了して、次の容器(Z)が次の棚部分(1A)
に向けて搬送される時点であると、供給開始時点である
と判別する。
そして、供給開始であることが判別されると、ストッ
パー(15)を開き操作して、供給作動を開始する。
供給作動を開始したのちは、通過確認用のフォトセン
サ(17)の情報に基づいて、容器(Z)の通過が完了し
たか否かをチェックする。
容器(Z)の通過が完了すると、ストッパー(15)を
閉じ操作したのち、挾持具(16)を開き操作する。これ
により、供給コンベヤ(14)上の容器(Z)がストッパ
ー側へ送られる。
その後、両容器確認用フォトセンサ(16a)の情報で
容器送りが確認されると、挾持具(16)を閉じ操作し
て、供給作動を終了する。
容器搬送処理は、第8図に示すように、先ず、搬送用
コンベヤ(2)の駆動中であるか否かをチェックし、駆
動中で無い場合は、駆動開始条件が満たされているか否
かをチェックする。つまり、作業開始時には、無条件で
駆動開始であると判別し、そして、後述の処理にて、駆
動が停止されている場合には、各棚部分(1A)の全ての
作業が終了していると、駆動開始であると判別する。
駆動開始であることが判別されると、駆動モータ(2
a)を作動させて駆動を開始すると共に、容器(Z)の
搬送距離検出のための計測距離をクリアする。
その後、駆動開始後の搬送距離を計測する処理を実行
したのち、計測距離が目標距離以上になったか否か、つ
まり、容器(Z)が下記の処理にて設定される目標距離
を搬送されたか否かをチェックする。
そして、計測距離が目標距離値以上であることが判別
されると、駆動モータ(2a)を停止させる。
駆動モータ(2a)の停止後設定時間経過すると、オー
バーランの有無をチェックし、有る場合には、オーバー
ラン距離を算出し、それに基づいて目標距離を補正す
る。又、オーバーランが無い場合には、目標距離を基準
値に設定する。
〔別実施例〕
上述実施例の如く、容器(Z)の停止位置を変更でき
るようにするに代えて、容器(Z)を、各棚部分(1A)
の幅内の中央側箇所等の設定位置に、常に停止させるよ
うに構成してもよい。そのためには、作業用コントロー
ラ(7)に、設定位置に対応する停止位置情報を予め記
憶させておき、その他は、上述の実施例と同じ構成で実
施することができる。
又、容器(Z)の停止位置を変更するに、次に述べる
ようにしてもよい。
すなわち、容器供給手段(K)を、作業開始時の1回
目の供給作動時には、搬送用コンベヤ(2)の駆動と同
時に供給作動させ、2回目からの供給作動時には、先に
供給された容器(Z)が次の棚部分(1A)に向けて搬送
されるごとに、供給作動させるように構成する。そし
て、搬送用コンベヤ(2)を、作業開始後の1回目の作
動時には、搬送された停止位置情報に基づいて停止さ
せ、2回目以降の作動時には、容器(Z)が棚部分(1
A)の幅に対応する距離を移動させるごとに停止させ
る。
指示手段(D)としては、上述実施例で述べた検出伝
票を指示表として用いて、指示させるようにする等、各
種変更できる。
その他、本発明を実施するに必要となる各部の具体構
成は、各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面と対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る物品仕分け設備の実施例を示し、第
1図は物品仕分け設備の概略平面図、第2図は棚の正面
図、第3図は制御構成の概略図、第4図は表示器の斜視
図、第5図乃至第8図は制御作動を示すフローチャート
である。 (1)……棚、(1A)……棚部分、(2)……搬送ライ
ン、(11,12,H)……表示部、(100)……搬送距離検出
手段、(101)……作動進行状況管理手段、(102)……
停止位置設定手段、(103)……容器位置判別手段、(1
04)……オーバーラン検出手段、(105)……補正手
段。(D)……指示手段、(G)……容器搬送手段、
(Z)……容器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品収納用の容器(Z)を搬送する搬送ラ
    イン(2)が設けられ、前記搬送ライン(2)の容器搬
    送方向に沿って物品(Xa)を並べて収納する棚(1)
    が、同幅又は略同幅の複数個の棚部分(1A)に前記容器
    搬送方向に区画されて設けられ、前記各棚部分(1A)か
    ら前記容器(Z)に取出すべき物品の取出し情報を指示
    する指示手段(D)が設けられ、前記搬送ライン(2)
    の搬送距離を検出する搬送距離検出手段(100)、及
    び、各棚部分(1A)での作業進行状況を管理する作業進
    行状況管理手段(101)が設けられ、前記搬送距離検出
    手段(100)の情報に基づいて、前記容器(Z)が前記
    棚部分(1A)の並設間隔に相当する目標距離を搬送され
    るに伴って容器搬送を停止させ、且つ、前記作業進行状
    況管理手段(101)の情報に基づいて、各棚部分(1A)
    での作業が終了するに伴って前記容器(Z)を次の棚部
    分(1A)に搬送すべく、前記搬送ライン(2)の駆動用
    モータ(2a)の駆動を断続する容器搬送手段(G)が設
    けられた物品仕分け設備であって、前記搬送距離検出手
    段(100)の情報に基づいて、前記駆動用モータ(2a)
    の停止指令後のオーバーラン距離を検出するオーバーラ
    ン検出手段(104)が設けられ、そのオーバーラン検出
    手段(104)の情報に基づいて、前記容器搬送手段
    (G)による次回の搬送作用時における前記目標距離を
    前記オーバーラン距離を減算した値に補正する補正手段
    (105)が設けられている物品仕分け設備。
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