JP6003845B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を搬送方向に沿って載置搬送する搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤ上の物品の存否を検出する存否センサと、前記搬送コンベヤの作動を制御する制御部と、前記存否センサの検出情報に基づいて物品が適切に搬送されているか否かを管理する管理部と、が設けられ、前記搬送方向に並ぶ3つ以上の物品を搬送単位の物品群として、当該物品群が搬送される搬送先箇所が前記搬送コンベヤ上に設定され、前記制御部は、前記物品群を前記搬送先箇所まで搬送するべく、前記搬送コンベヤの搬送作動を開始させた後に予め設定された搬送設定条件が成立すると前記搬送コンベヤの搬送作動を停止させるように、前記搬送コンベヤの作動を制御する搬送制御を実行する搬送装置に関する。
かかる搬送装置の従来例が、特開平7−157063号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1の搬送装置では、搬送コンベヤとして、入荷コンベヤや本流コンベヤが設けられている。そして、入荷コンベヤに対して物品を1つずつ供給し、入荷コンベヤ上に設定量の物品(物品群)が貯留されると、制御装置が搬送制御を実行する。この搬送制御により、物品群を入荷コンベヤから本流コンベヤに搬送して、物品群を図外の搬送先箇所まで搬送するようになっている。
特開平7−157063号公報
ところで、このような搬送装置では、搬送コンベヤを作動させて物品群を搬送先箇所まで搬送するが、物品群を搬送先箇所に搬送したときに、物品群が適切に搬送先箇所まで搬送されたか否かを判断することが望まれる。
そこで、例えば、搬送先箇所に対して、物品群の物品数と同じ数の存否センサを物品群の物品夫々に対応して設け、管理部が、多数の存否センサの全てにて物品が検出されていれば、物品群が搬送先箇所に適切に搬送されていると判断し、多数の存否センサのいずれかが物品を検出していなければ、物品群が搬送先箇所に適切に搬送されていないと判断するように構成することが考えられる。
しかし、このように構成した場合では、搬送先箇所に対して多数の存否センサを設ける必要があるため、存否センサの設置数が多くなり、搬送装置のコストが高くなるという問題がある。
また、搬送先箇所に搬送され物品群における搬送方向の下流端の物品と上流端の物品とを検出するように搬送先箇所に対して一対の存否センサを設け、一対の存否センサの双方にて物品が検出されていれば、物品群が適切に搬送先箇所まで搬送されていると管理部が判断し、一対の存否センサのいずれかが物品を検出していなければ、物品群が適切に搬送先箇所まで搬送されていないと、管理部が判断するように構成することが考えられる。
しかし、搬送コンベヤにて載置搬送する物品には、搬送方向の長さが異なる複数種の物品を搬送する場合がある。このような場合において、物品群の下流端に位置する物品や上流端に位置する物品が搬送方向に大きな物品である場合は、物品が搬送方向に大きいことにより、下流端に位置する物品が大きい分だけ下流側に大きくずれても、当該物品が存否センサにて検出され、また、上流端に位置する物品が大きい分だけ上流側に大きくずれても当該物品が存否センサにて検出される。
そのため、上述のような物品の搬送方向でのずれを許容するために、搬送先箇所としては、搬送方向に大きな範囲を確保する必要があり、搬送先箇所の搬送方向での長さが、物品群の搬送方向の長さに比べて必要以上に長くなる。
そこで、存否センサの数を抑え且つ搬送先箇所の搬送方向での長さを必要以上に長くする必要がないものでありながら、物品群が搬送先箇所に適切に搬送されたか否かを判別できる搬送装置の実現が望まれる。
本発明に係る搬送装置の特徴構成は、物品を搬送方向に沿って載置搬送する搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤ上の物品の存否を検出する存否センサと、前記搬送コンベヤの作動を制御する制御部と、前記存否センサの検出情報に基づいて物品が適切に搬送されているか否かを管理する管理部と、が設けられ、前記搬送方向に並ぶ3つ以上の物品を搬送単位の物品群として、当該物品群が搬送される搬送先箇所が前記搬送コンベヤ上に設定され、前記制御部は、前記物品群を前記搬送先箇所まで搬送するべく、前記搬送コンベヤの搬送作動を開始させた後に予め設定された搬送設定条件が成立すると前記搬送コンベヤの搬送作動を停止させるように、前記搬送コンベヤの作動を制御する搬送制御を実行する搬送装置において、
前記存否センサとして、前記搬送先箇所に対して、前記搬送先箇所に搬送された前記物品群より前記搬送方向の上流に位置する上流存否センサと下流に位置する下流存否センサとが設けられ、前記管理部は、前記制御部が前記搬送制御を実行した後に、前記上流存否センサと前記下流存否センサとの双方にて物品が検出されていなければ、前記物品群が前記搬送先箇所に適切に搬送されたと判断し、前記制御部が前記搬送制御を実行した後に、前記上流存否センサ及び前記下流存否センサのいずれかにて物品が検出されていれば、前記物品群が前記搬送先箇所に適切に搬送されていないと判断する点にある。
この特徴構成によれば、搬送先箇所に対して、搬送先箇所に搬送された物品群より搬送方向の上流に上流センサを設け、搬送先箇所に搬送された物品群より搬送方向の下流に下流センサを設けている。そのため、管理部は、制御部が搬送制御を実行した後に、上流存否センサと下流存否センサとの双方にて物品が検出されていなければ、前記物品群が前記搬送先箇所に適切に搬送されたと判断し、制御部が搬送制御を実行した後に、上流存否センサ及び下流存否センサのいずれかにて物品が検出されていなければ、物品群が搬送先箇所に適切に搬送されたと判断することができる。
そして、上述の如く、上流存否センサは物品群より上流に設けられ、下流存否センサが部ピン群より下流に設けられているため、搬送方向の下流端に位置する物品が適正位置から設定量(適正位置の物品群と下流存否センサとの間隔)下流側にずれている場合は、下流存否センサにてその物品を検出でき、また、搬送方向の上流端に位置する物品が適正位置から設定量(適正位置の物品群と上流存否センサとの間隔)上流側にずれている場合は、上流存否センサにてその物品を検出できる。そのため、搬送先箇所の搬送方向での長さは物品群の長さに応じた長さでよく、搬送先箇所の搬送方向での長さを物品群の長さに対して必要以上に長くなることがない。
このように、存否センサの数を抑え且つ搬送先箇所の搬送方向での長さを必要以上に長くする必要がないものでありながら、物品群が搬送先箇所に適切に搬送されたか否かを判別できる搬送装置を実現できる。
ここで、前記搬送設定条件が、搬送前の前記物品群が存在する位置から前記搬送先箇所までの距離に対応して予め設定された搬送作動量だけ前記搬送コンベヤを搬送作動させることを条件としていると好適である。
この構成によれば、搬送コンベヤの搬送に伴ってロータリーエンコーダから出力されるパルスのカウント数が設定カウントに達するまで搬送コンベヤを作動させる、又は、搬送コンベヤを設定時間だけ搬送作動させる等により、予め設定された搬送作動量だけ搬送コンベヤを搬送作動させることで、物品群を搬送先箇所まで搬送することができる。そのため、例えは、搬送先箇所に搬送された物品の数を計数するための存否センサを設ける必要がなく、搬送装置における存否センサの数を少なくできる。
また、前記搬送先箇所が、前記搬送方向に沿って複数設定され、前記搬送方向に隣接する一対の前記搬送先箇所について、上流側の前記搬送先箇所に対して設けられた前記下流存否センサと、下流側の前記搬送先箇所に対して設けられた前記上流存否センサと、が兼用されていると好適である。
この構成によれば、搬送方向に隣接する一対の前記搬送先箇所について、上流側の前記搬送先箇所に対して設けられた下流存否センサと、下流側の搬送先箇所に対して設けられた上流存否センサと、を兼用することで、存否センサの数を減らすことができる。
また、前記搬送先箇所が、前記搬送方向に沿って複数設定され、前記制御部は、前記物品群を最上流の前記搬送先箇所から最下流の前記搬送先箇所まで複数の前記搬送先箇所を順に搬送するべく、前記搬送制御を繰り返し実行し、複数の前記搬送先箇所のうちの前記最下流の搬送先箇所に対しては、前記最下流の搬送先箇所に搬送された前記物品群における各物品の存在を検出する複数の物品存否センサが設けられ、前記管理部は、前記最下流の搬送先箇所については、前記最下流の搬送先箇所に搬送された前記物品群の物品数と前記複数の物品存否センサにて検出された物品数とが一致していれば、前記物品群が前記最下流の搬送先箇所に適切に搬送されていると判断し、前記最下流の搬送先箇所に搬送された前記物品群の物品数と前記複数の物品存否センサにて検出された物品数とが一致していなければ、前記物品群が前記最下流の搬送先箇所に適切に搬送されていないと判断すると好適である。
この構成によれば、物品群は、最上流の搬送先箇所から最下流の搬送先箇所まで複数の搬送先箇所に順に搬送される。
そして、最下流の搬送先箇所以外の搬送先箇所については、上流存否センサと下流存否センサとを設けて物品群が搬送先箇所に適切に搬送されているか否かを管理部にて判断するように構成されているため、存否センサの設置数を少なくできる。
また、最下流の搬送先箇所については、最下流の搬送先箇所に搬送された物品群における各物品の存在を検出するように複数の物品存否センサを設けて、複数の物品存否センサにて物品群の物品夫々が搬送先箇所に適切に搬送されているか否かを管理部で判断するように構成されているため、物品群が搬送先箇所まで適切に搬送されているかを判断できる。
また、前記搬送コンベヤには、物品を載置搬送する搬送部が各別に駆動する状態で前記搬送方向に複数並設され、前記複数の搬送部の夫々は、前記物品群の前記搬送方向の長さより長く形成され、前記複数の搬送部は、前記搬送方向に同じ長さに構成され、前記複数の搬送部の夫々に対して前記搬送先箇所が設定されていると好適である。
この構成によれば、複数の搬送部の夫々は、搬送方向に同じ長さに構成されているため、複数の搬送部を同様の構成できる。そして、複数の搬送部に順次搬送する場合に、搬送部から次の搬送部までの距離が同じとなるので、搬送装置を運用し易い。
また、前記搬送先箇所より前記搬送方向の上流の前記搬送コンベヤ上に貯留箇所が設定され、前記貯留箇所が、前記物品群の前記搬送方向の長さより長く設定され、前記制御部は、外部から物品が1個ずつ供給される供給箇所に供給された物品を前記搬送方向の下流に向けて設定距離搬送するべく、前記搬送コンベヤの搬送作動を開始させた後に予め設定された貯留設定条件が成立すると前記搬送コンベヤの搬送作動を停止させる制御を複数回繰り返し実行して、前記貯留箇所に前記物品群を貯留する貯留制御を実行し、前記貯留箇所より前記搬送方向の下流に貯留存否センサが設けられ、前記管理部は、前記制御部による前記貯留制御の実行中に、前記貯留存否センサにて物品が検出されていなければ、物品が前記貯留箇所に適切に搬送されていると判断し、前記制御部による前記貯留制御の実行中に、前記貯留存否センサにて物品が検出されると、物品が前記貯留箇所に適切に搬送されていないと判断すると好適である。
この構成によれば、外部から供給箇所に供給された物品は、貯留制御の実行により搬送方向の下流に設定距離搬送されて、貯留箇所に1つの物品が貯留される。また、次に、外部から供給箇所に供給された物品は、貯留制御の実行により、先に貯留されている物品とともに搬送方向の下流に設定距離搬送されて、貯留箇所に2つの物品が貯留される。このような貯留制御を複数回繰り返し実行することで、3つ以上の物品を物品群として貯留箇所に貯留することができる。
そして、貯留制御を実行しているときに、例えば、搬送コンベヤを停止させたときに慣性力により物品が搬送コンベヤ上で下流側に移動する等により、物品が貯留箇所から下流側にはみ出した場合に、そのはみ出した物品を貯留存否センサにて検出することができ、管理部にて、物品が貯留箇所に適切に搬送されていないと判断することができる。
このように貯留制御を繰り返し実行するときに物品が適切に搬送されているか否かの判断を、管理部は1つの貯留存否センサの検出情報に基づいて行うことができ、貯留箇所に搬送された物品を1つずつ貯留存否センサにて検出するように複数の貯留存否センサを設ける場合に比べて、貯留存否センサの数を抑えることができる。
ピッキング設備の平面図 物品取出装置の平面図 供給コンベヤの平面図 制御ブロック図 制御フロー図 制御フロー図 送出制御(貯留制御)の物品搬送作用図 第1搬送制御及び第2搬送制御の物品搬送作用図 切出制御及び合流制御の物品搬送作用図
以下、本発明の搬送装置を備えたピッキング設備の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ピッキング設備は、物品Wを種類別に収納容器C1に収納した状態で複数種類の物品Wを保管する複数の自動倉庫1と、自動倉庫1から出庫された収納容器C1から物品Wを取り出す複数の物品取出装置2と、複数の物品取出装置2から取り出された複数種類の物品Wを合流させて出荷容器C2に搬送する合流コンベヤ3と、出荷容器C2を載置搬送する容器コンベヤ4と、が設けられている。
ピッキング設備には、同じ種類の物品Wを複数個収納する収納容器C1と、複数種類の物品Wを複数個収納する出荷容器C2と、があり、複数種類の物品Wが、種類別に収納容器C1に収納されている。そして、ピッキング設備では、自動倉庫1に収納容器C1を収納し、複数の物品取出装置2において複数の収納容器C1から物品Wを取り出し、その取り出した複数種類の物品Wを合流コンベヤ3に合流させた後に出荷容器C2に収納するようになっている。
(物品取出装置)
次に、物品取出装置2について説明する。
図1及び図2に示すように、物品取出装置2には、収納容器C1を載置搬送する入出庫コンベヤ14と、物品Wを載置搬送する供給コンベヤ15と、入出庫コンベヤ14上の収納容器C1から物品Wを取り出し、当該物品Wを供給コンベヤ15上に移載する移載ロボット16と、が設けられている。本実施形態では、物品取出装置2には、1台の入出庫コンベヤ14と、1台の移載ロボット16と、3台の供給コンベヤ15と、が設けられている。
移載ロボット16は、多関節のアームと、そのアームの先端に支持された吸着パッドと、を備えており、吸着パッドにて物品Wを吸着支持できるように構成されている。そして、移載ロボット16は、入出庫コンベヤ14における取出箇所E2に位置する収納容器C1から物品Wを取り出し、その取り出した物品Wを複数の供給コンベヤ15のいずれかにおける移載部15aに移載する。このとき、物品Wの平面視形状が矩形状に形成されている場合は、移載ロボット16は、物品Wの長手方向が供給コンベヤ15の搬送方向(図1に矢印Yで示す第2方向)に沿う姿勢となるように、供給コンベヤ15に移載する。
入出庫コンベヤ14は、出庫箇所E1に出庫された収納容器C1を入庫箇所E3に載置搬送する。この入出庫コンベヤ14は平面視でU字状に形成され、一方の端部に出庫箇所E1が設定され、他方の端部に入庫箇所E3が設定されている。そして、入出庫コンベヤ14の出庫箇所E1から入庫箇所E3への搬送経路の途中に取出箇所E2が設定されている。
つまり、自動倉庫1から出庫箇所E1に出庫された収納容器C1は、入出庫コンベヤ14にて取出箇所E2に載置搬送され、取出箇所E2に位置する収納容器C1から必要な物品Wが移載ロボット16にて取り出される。その後、入出庫コンベヤ14にて収納容器C1が取出箇所E2から入庫箇所E3に載置搬送されて、自動倉庫1に入庫される。
3台の供給コンベヤ15の夫々は、図1に矢印Xで示す第1方向(合流コンベヤ3の搬送方向)と直交する矢印Yで示す第2方向に延びる状態で直線状に設けられ、第2方向に沿って物品Wを載置搬送するように構成されている。また、3台の供給コンベヤ15は、第1方向に沿って並設されている。
図3に示すように、供給コンベヤ15は、第2方向の上流側から順に、移載部15a、第1バッファ部15b、第2バッファ部15c、第3バッファ部15d、供給部15eの5つに分割されており、これら移載部15a、第1バッファ部15b、第2バッファ部15c、第3バッファ部15d、供給部15eの夫々は、各別に搬送作動して物品Wを載置搬送する。そのため、供給コンベヤ15は、例えば、第1バッファ部15b上に物品Wを停止させた状態で、第2バッファ部15cから供給部15eに物品Wを搬送することや、第2バッファ部15c上に物品Wを停止させた状態で、移載部15aから第1バッファ部15bに物品Wを搬送できるようになっている。
図1に示すように、このように構成された物品取出装置2は3台設けられており、その3台の物品取出装置2は、夫々において複数の供給コンベヤ15にて載置搬送した物品Wを単一の合流コンベヤ3に合流させるように設けられている。出荷容器C2に収納する複数種類の物品Wは、種類毎に異なる物品取出装置2の供給コンベヤ15にて載置搬送され、合流コンベヤ3で合流するようになっている。
(搬送装置)
次に、本実施形態に係る搬送装置Aについて説明する。
図3に示すように、搬送装置Aは、物品Wを搬送方向(第2方向)に沿って載置搬送する上述の供給コンベヤ15と、供給コンベヤ15上の物品Wの存否を検出する存否センサ18と、供給コンベヤ15の作動を制御し且つ存否センサ18の検出情報に基づいて物品Wが適切に搬送されているか否かを管理する制御装置H(図4参照)と、が設けられている。
尚、制御装置Hには、供給コンベヤ15の作動を制御する制御部h1、及び、存否センサ18の検出情報に基づいて物品Wが適切に搬送されているか否かを管理する管理部h2が、プログラム形式で備えられている。また、供給コンベヤ15が、本発明の搬送コンベヤに相当する。
搬送方向に並ぶ3つ以上の物品W(本実施形態では5つ)を搬送単位の物品群として、当該物品群が搬送される搬送先箇所E6が供給コンベヤ15上に設定されている。この一対の搬送先箇所E6は、第2バッファ部15c上及び第3バッファ部15d上に設定されており、搬送先箇所E6が、搬送方向に沿って複数設定されている。以下、第2バッファ部15c上に設定された搬送先箇所E6を第1搬送先箇所E6aと称し、第3バッファ部15d上に設定された搬送先箇所E6を第2搬送先箇所E6bと称する。
尚、第2バッファ部15c及び第3バッファ部15dが、物品Wを載置搬送する搬送部に相当し、供給コンベヤ15には、第2バッファ部15c及び第3バッファ部15dが、各別に駆動する状態で搬送方向に複数並設されている。
第1搬送先箇所E6aより搬送方向の上流の供給コンベヤ15上に貯留箇所E5が設定されている。この貯留箇所E5は、第1バッファ部15b上に設定されている。
また、貯留箇所E5より搬送方向の上流の供給コンベヤ15上に供給箇所E4が設定されている。この供給箇所E4は、移載部15a上に設定されている。ちなみに、この供給箇所E4は、移載ロボット16にて外部から物品Wが1つずつ供給される箇所である。
また、第2搬送先箇所E6bより搬送方向の下流の供給コンベヤ15上に合流準備箇所E7が設定されている。この合流準備箇所E7は、供給部15e上に設定されている。
このように、供給コンベヤ15上には、搬送方向の上流から、供給箇所E4、貯留箇所E5、第1搬送先箇所E6a、第2搬送先箇所E6b、合流準備箇所E7の順で並ぶ状態でこれらの箇所が設定されている。
そして、搬送装置Aでは、供給箇所E4(移載部15a)から貯留箇所E5(第1バッファ部15b)に物品Wが1つずつ搬送され、貯留箇所E5に5つの物品Wが貯留されると、その5つの物品Wを搬送単位の物品群として、物品群単位で、第1搬送先箇所E6a(第2バッファ部15c)、第2搬送先箇所E6b(第3バッファ部15d)の順に搬送される。また、搬送装置Aでは、第2搬送先箇所E6bからは、物品群の物品Wが1つずつ合流準備箇所E7(供給部15e)に搬送され、さらに、合流準備箇所E7から合流コンベヤ3に物品Wが1つずつ合流搬送される。
尚、第1搬送先箇所E6aが、最上流の搬送先箇所E6に相当し、第2搬送先箇所E6bが、最下流の搬送先箇所E6に相当する。
第1バッファ部15b、第2バッファ部15c及び第3バッファ部15dは、搬送方向に同じ長さに構成されている。これら第1バッファ部15b、第2バッファ部15c、第3バッファ部15dの夫々は、その搬送方向の長さが最も長い物品群の搬送方向の長さより長く形成されている。また、貯留箇所E5、第1搬送先箇所E6a及び第2搬送先箇所E6bの夫々も、その搬送方向の長さが最も長い物品群の搬送方向の長さより長く設定されている。尚、物品群の搬送方向の長さは、最も上流に位置する物品Wの搬送方向の長さにより変化する。
ちなみに、移載部15a及び供給部15eの夫々は、その搬送方向の長さが物品群の搬送方向の長さより短く、物品W1つの搬送方向の長さより長く形成されている。
次に、存否センサ18の配置について説明する。
存否センサ18として、供給存否センサ21、第1搬送存否センサ22、第2搬送存否センサ23、第1異常存否センサ24、第2異常存否センサ25、第3異常存否センサ26、物品存否センサ27、合流存否センサ28、が設けられている。
供給存否センサ21は、搬送方向で供給箇所E4と同じ位置に設けられており、移載ロボット16にて供給箇所E4に移載された物品Wを検出する。
第1搬送存否センサ22は、搬送方向で供給箇所E4より下流で且つ貯留箇所E5より上流に設けられており、物品Wが供給箇所E4から下流に搬送されたことを検出する。
第2搬送存否センサ23は、貯留箇所E5と搬送方向で同じ位置に設けられており、詳しくは、貯留箇所E5に貯留された物品群のうちの最上流に位置する物品Wと搬送方向で同じ位置に設けられている。この第2搬送存否センサ23は、物品Wが上流から貯留箇所E5に搬送されたことを検出する。
第1異常存否センサ24は、搬送方向で貯留箇所E5より下流で且つ第1搬送先箇所E6aより上流に設けられている。この第1異常存否センサ24は、貯留箇所E5に搬送された物品Wが貯留箇所E5から下流側にはみ出している場合や、第1搬送先箇所E6aに搬送された物品群の物品Wが第1搬送先箇所E6aから上流側にはみ出している場合に、そのはみ出している物品Wを検出する。
第2異常存否センサ25は、搬送方向で第1搬送先箇所E6aより下流で且つ第2搬送先箇所E6bより上流に設けられている。この第2異常存否センサ25は、第1搬送先箇所E6aに搬送された物品群の物品Wが第1搬送先箇所E6aから下流側にはみ出している場合や、第2搬送先箇所E6bに搬送された物品群の物品Wが第2搬送先箇所E6bから上流側にはみ出している場合に、そのはみ出している物品Wを検出する。
第3異常存否センサ26は、搬送方向で第2搬送先箇所E6bより下流で且つ合流準備箇所E7より上流に設けられている。この第3異常存否センサ26は、第2搬送先箇所E6bに搬送された物品群の物品Wが第2搬送先箇所E6bから下流側にはみ出している場合や、合流準備箇所E7に搬送された物品Wが合流準備箇所E7から上流側にはみ出している場合に、そのはみ出している物品Wを検出する。
物品存否センサ27は、第2搬送先箇所E6bに搬送された物品群の物品W夫々と搬送方向で同じ位置に設けられており、物品群の物品W数と同じく5つ設けられている。この複数の物品存否センサ27は、第2搬送先箇所E6bに位置する複数の物品Wの夫々の存否を各別に検出する。このように、第2搬送先箇所E6bに対しては、第2搬送先箇所E6bに搬送された物品群における各物品Wの存在を検出する物品存否センサ27が設けられている。
合流存否センサ28は、搬送方向で合流準備箇所E7と同じ位置に設けられており、合流準備箇所E7に搬送された物品Wを検出する。
そして、上述の如く、第1搬送先箇所E6aに対しては、第1異常存否センサ24が、搬送先箇所E6に搬送された物品群より搬送方向の上流に位置する上流存否センサとして設けられ、第2異常存否センサ25が、搬送先箇所E6に搬送された物品群より搬送方向の下流に位置する下流存否センサとして設けられている。
また、第2搬送先箇所E6bに対しては、第2異常存否センサ25が、搬送先箇所E6に搬送された物品群より搬送方向の上流に位置する上流存否センサとして設けられ、第3異常存否センサ26が、搬送先箇所E6に搬送された物品群より搬送方向の下流に位置する下流存否センサとして設けられている。
そして、搬送方向に隣接する一対の搬送先箇所E6(第1搬送先箇所E6aと第2搬送先箇所E6b)について、上流側の第1搬送先箇所E6aに対して設けられた下流存否センサと、下流側の第2搬送先箇所E6bに対して設けられた上流存否センサと、が兼用されている。
また、第1異常存否センサ24が、本発明の貯留存否センサに相当する。
存否センサ21〜28の夫々は、供給コンベヤ15の横幅方向(第1方向)に沿って検出光を投光する透過型のセンサにて構成されている。また、供給存否センサ21、第1搬送存否センサ22、第2搬送存否センサ23、第1異常存否センサ24 第2異常存否センサ25及び第3異常存否センサ26は、線状の検出光を投光するレーザセンサにて構成されているのに対して、物品存否センサ27及び合流存否センサ28は、搬送方向に幅広な検出光を投光するエリアセンサにて構成されている。
(制御装置)
次に、制御装置Hによる供給コンベヤ15に対する制御について説明する。
図5及び図6に示すように、制御装置H(制御部h1)は、供給箇所E4から貯留箇所E5に物品Wを1つずつ搬送する送出制御、貯留箇所E5から第1搬送先箇所E6aに物品群を搬送する第1搬送制御、第1搬送先箇所E6aから第2搬送先箇所E6bに物品群を搬送する第2搬送制御、第2搬送先箇所E6bから合流準備箇所E7に物品Wを1つずつ搬送する切出制御、合流準備箇所E7の物品Wを合流コンベヤ3に合流させる合流制御、及び、物品群に満たない数の物品W(本実施形態では4つ以下の物品W)を物品群として貯留箇所E5から第1搬送先箇所E6aに搬送する先行搬送制御を実行する。
ちなみに、物品群は、通常は5つの物品Wで構成されるが、後述するように先行搬送制御が実行されることで、物品群が1〜4つの物品Wで構成される場合がある。
(送出制御)
図7(a)や図7(b)に示すように、送出制御は、供給箇所E4に物品Wが存在し且つ貯留箇所E5に物品群が存在しない(貯留箇所E5に存在している物品Wの数が物品群を形成する個数(5つ)未満)の場合に実行される。この送出制御は、図7(b),(c)に示すように、供給箇所E4に供給された物品Wを搬送方向の下流に向けて設定距離搬送するべく、供給コンベヤ15の搬送作動を開始させた後に予め設定された貯留設定条件が成立すると供給コンベヤ15の搬送作動を停止させるように、供給コンベヤ15の作動を制御する。
具体的には、送出制御では、まず、移載部15aの作動を開始する。これにより物品Wが供給箇所E4から下流に向けて搬送されて、第1搬送存否センサ22が物品Wを検出すると第1バッファ部15bの作動を開始する。このように移載部15a及び第1バッファ部15bを作動させて、物品Wを移載部15aから第1バッファ部15bに乗り移らせて貯留箇所E5まで搬送し、第2搬送存否センサ23が物品Wを検出すると、移載部15a及び第1バッファ部15bの作動を停止する。
このような送出制御を実行することで、供給箇所E4から貯留箇所E5に物品Wを1つずつ搬送することができ、このとき、図7(a),(b)に示すように、先に貯留箇所E5に物品Wが存在している場合は、新たな物品Wが貯留箇所E5に搬送されるとともに、先に存在していた物品Wが貯留箇所E5内で下流側に搬送される。
この送出制御を複数回(物品群の物品数)繰り返し実行することで、図7(c)に示すように、貯留箇所E5に物品群を貯留するようになっている。この送出制御を複数回繰り返し実行して貯留箇所E5に物品群を貯留するように、供給コンベヤ15(移載部15a及び第1バッファ部15b)の作動を制御することを貯留制御としている。
貯留設定条件は、第1バッファ部15bの作動を開始した後に第2搬送存否センサ23にて物品Wが検出されることを条件としている。送出制御の設定距離は、供給箇所E4に位置する物品Wの下流端から、貯留箇所E5における適正位置の物品群における最も上流に位置する物品Wの下流端までの距離となっている。
そして、制御装置Hは、送出制御における各貯留制御を実行しているときに、第1異常存否センサ24にて物品Wが検出されていなければ、物品Wが貯留箇所E5に適切に搬送されていると判断し、各貯留制御を実行しているときに、第1異常存否センサ24にて物品Wが検出されると、物品Wが貯留箇所E5に適切に搬送されていないと判断する。制御装置Hは、物品Wが貯留箇所E5に適切に搬送されていないと判断した場合は、供給コンベヤ15の作動を非常停止させる。
(第1搬送制御)
図8(a)に示すように、第1搬送制御は、貯留箇所E5に物品群が存在し且つ第1搬送先箇所E6aに物品群が存在しない場合に実行される。この第1搬送制御は、図8(b)に示すように、物品群を貯留箇所E5から第1搬送先箇所E6aまで搬送するべく、供給コンベヤ15の搬送作動を開始させた後に予め設定された搬送設定条件が成立すると供給コンベヤ15の搬送作動を停止させるように、供給コンベヤ15の作動を制御する。
具体的には、第1搬送制御では、第1バッファ部15b及び第2バッファ部15cの作動を開始して物品群を貯留箇所E5から下流に搬送し、物品群を設定距離搬送した後に、第1バッファ部15b及び第2バッファ部15cの作動を停止するように、供給コンベヤ15の作動を制御する。
第1搬送制御での搬送設定条件は、搬送前の物品群が存在する位置から第1搬送先箇所E6aまでの距離に対応して予め設定された搬送作動量だけ供給コンベヤ15を搬送作動させることを条件としている。具体的には、第1バッファ部15b又は第2バッファ部15cの作動に伴ってロータリーエンコーダから出力されるパルスを作動開始時点から計数し、そのパルス数が予め設定された設定回数(一定)に達したことを搬送設定条件としている。
第1搬送制御での設定距離は、貯留箇所E5に適切に位置している物品群の最も上流に位置する物品Wの上流端が、第1搬送先箇所E6aに適切に位置している5つの物品群の最も上流の物品Wの上流端の位置まで移動する距離に設定されている。そのため、送出制御を実行することで、貯留箇所E5の物品群が下流に設定距離搬送されることで、物品群を第1搬送先箇所E6aに後詰めで搬送するようになっている。
そして、制御装置Hは、第1搬送制御を実行した後に、第1異常存否センサ24及び第2異常存否センサ25にて物品Wが検出されていなければ、物品Wが第1搬送先箇所E6aに適切に搬送されていると判断し、第1搬送制御を実行した後に、第1異常存否センサ24及び第2異常存否センサ25のいずれかにて物品Wが検出されていると、物品Wが第1搬送先箇所E6aに適切に搬送されていないと判断する。制御装置Hは、物品Wが第1搬送先箇所E6aに適切に搬送されていないと判断した場合は、供給コンベヤ15の作動を非常停止させる。
(第2搬送制御)
図8(b)に示すように、第2搬送制御は、第1搬送先箇所E6aに物品群が存在し且つ第2搬送先箇所E6bに物品群が存在しない場合に実行される。この第2搬送制御は、図8(b)に示すように、物品群を第1搬送先箇所E6aから第2搬送先箇所E6bまで搬送するべく、供給コンベヤ15の搬送作動を開始させた後に予め設定された搬送設定条件が成立すると供給コンベヤ15の搬送作動を停止させるように、供給コンベヤ15の作動を制御する。
具体的には、第2搬送制御では、第2バッファ部15c及び第3バッファ部15dの作動を開始して物品Wを第1搬送先箇所E6aから下流に搬送し、物品群を設定距離搬送した後に、第2バッファ部15c及び第3バッファ部15dの作動を停止するように、供給コンベヤ15の作動を制御する。
第2搬送制御での搬送設定条件は、搬送前の物品群が存在する位置から搬送先箇所E6までの距離に対応して予め設定された搬送作動量だけ供給コンベヤ15を搬送作動させることを条件としている。具体的には、第2バッファ部15c又は第3バッファ部15dの作動に伴ってロータリーエンコーダから出力されるパルスを作動開始時点から計数し、そのパルス数が予め設定された設定回数(物品群の物品数が5個に満たない場合はその満たない個数に対応する回数を加算した回数)に達したことを搬送設定条件としている。
第1搬送制御での設定距離は、貯留箇所E5に適切に位置している物品群の最も下流に位置する物品Wの下流端が、第1搬送先箇所E6aに適切に位置している物品群(5つの物品W)の最も下流に位置する物品Wの下流端の位置まで移動する距離に設定されている。そのため、送出制御を実行することで、貯留箇所E5の物品群が下流に設定距離搬送されることで、物品群を第1搬送先箇所E6aに前詰めで搬送するようになっている。
そして、制御装置Hは、第2搬送制御を実行した後に、第2異常存否センサ25及び第3異常存否センサ26にて物品Wが検出されておらず、且つ、複数の物品存否センサ27にて検出される物品数が物品群の物品数と一致していれば、物品Wが第2搬送先箇所E6bに適切に搬送されていると判断する。また、制御装置Hは、第2搬送制御を実行した後に、第2異常存否センサ25及び第3異常存否センサ26のいずれかにて物品Wが検出されている、又は、複数の物品存否センサ27にて検出される物品数が物品群の物品数と一致していなければ、物品Wが第2搬送先箇所E6bに適切に搬送されていないと判断する。制御装置Hは、物品Wが第2搬送先箇所E6bに適切に搬送されていないと判断した場合は、供給コンベヤ15の作動を非常停止させる。
(切出制御)
図9(a)に示すように、切出制御は、第2搬送先箇所E6bに物品Wが存在し且つ合流準備箇所E7に物品Wが存在しない場合に実行される。この第2搬送制御は、図9(b)に示すように、物品群における搬送方向で最も下流に位置する物品Wを第2搬送先箇所E6bから合流準備箇所E7まで搬送するべく、第3バッファ部15dと供給部15eとの搬送作動を開始させた後に予め設定された搬送切出条件が成立すると第3バッファ部15dと供給部15eとの作動を停止させるように、供給コンベヤ15の作動を制御する。
具体的には、切出制御では、第3バッファ部15d及び供給部15eの作動を開始して物品Wを第2搬送先箇所E6bから下流に搬送し、物品群を設定距離搬送した後に、第3バッファ部15d及び供給部15eの作動を停止するように、供給コンベヤ15の作動を制御する。
設定切出条件は、搬送前の物品群が存在する位置から搬送先箇所E6までの距離に対応して予め設定された搬送作動量だけ供給コンベヤ15を搬送作動させることを条件としている。設定切出制御での設定距離は、第2搬送先箇所E6bに適切に位置している物品群の最も下流に位置する物品Wが、合流準備箇所E7に適切に位置している物品Wの位置まで移動する距離に設定されている。そのため、切出制御を実行することで、第2搬送先箇所E6bに存在する物品群における最も下流に位置する物品Wのみを合流準備箇所E7に搬送するようになっている。
そして、制御装置Hは、切出制御を実行した後に、第3異常存否センサ26にて物品Wが検出されておらず、且つ、複数の物品存否センサ27にて検出される物品数が物品群の物品数と一致しており、且つ、合流存否センサ28にて物品Wが検出されていれば、物品Wが合流準備箇所E7に適切に搬送されていると判断する。また、制御装置Hは、切出制御を実行した後に、第3異常存否センサ26にて物品Wが検出されている、又は、複数の物品存否センサ27にて検出される物品数が物品群の物品数と一致していない、又は、合流存否センサ28にて物品Wが検出されていなければ、物品Wが合流準備箇所E7に適切に搬送されていないと判断する。制御装置Hは、物品Wが合流準備箇所E7に適切に搬送されていないと判断した場合は、供給コンベヤ15の作動を非常停止させる。
(合流制御)
詳細な説明は省略するが、供給コンベヤ15の合流準備箇所E7から合流コンベヤ3に合流させる物品Wに対して、合流コンベヤ3には、合流させる物品Wに対して第1方向に幅を有する搬送ゾーンが設定されている。そして、図9(c)に示すように、合流制御は、合流準備箇所E7の近傍に合流対象の物品Wを合流させる搬送ゾーンが移動したタイミングを合流タイミングとして、合流タイミングとなり且つ合流準備箇所E7に物品Wが存在する場合に実行される。この合流制御が実行されることで、合流準備箇所E7の物品Wが合流コンベヤ3の搬送ゾーンに合流搬送される。
(先行搬送制御)
図7に示すように、先行搬送制御は、合流タイミングであるにも関わらず合流準備箇所E7に物品Wが存在せず且つ貯留箇所E5に物品Wが存在する場合に実行される。ちなみに、この先行搬送制御は、第1搬送制御とは実行を開始する条件が異なる(物品数が5つに満たない状態で実行される)だけで、制御内容は第1搬送制御と同様である。また、先行搬送制御が実行された後は、第2搬送制御、切出制御が実行されて、合流対象の物品Wは合流準備箇所E7まで搬送される。また、合流対象の物品Wが合流準備箇所E7に搬送された後に合流制御が実行されて物品Wが合流コンベヤ3に合流搬送されるまでは、合流コンベヤ3の作動は停止されている。
このように、搬送装置Aでは、搬送先箇所E6(第1搬送先箇所E6aや第2搬送先箇所E6b)の上流には上流存否センサ(第1異常存否センサ24又は第2異常存否センサ25)が設けられ、搬送先箇所E6の下流には下流存否センサ(第2異常存否センサ25又は第3異常存否センサ26)が設けられている。
そのため、制御装置Hは、搬送制御(第1搬送制御や第2搬送制御)を実行して物品群を搬送先箇所E6に搬送した後に、上流存否センサ及び下流存否センサのいずれかにて物品Wが検出されていれば、物品群が搬送先箇所E6に適切に搬送されていないと判断することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、搬送方向に隣接する一対の搬送先箇所E6について、上流側の搬送先箇所E6に対して設けられた下流存否センサと、下流側の搬送先箇所E6に対して設けられた上流存否センサと、を兼用したが、上流側の搬送先箇所E6に対して設けられた下流存否センサと、下流側の搬送先箇所E6に対して設けられた下流存否センサとを、各別に設けてもよい。
(2)上記実施形態では、最下流の搬送先箇所E6(第2搬送先箇所E6b)に対して、上流存否センサ(第2異常存否センサ25)及び下流存否センサ(第3異常存否センサ26)の存否センサ群と、複数の物品存否センサ27の存否センサ群との両方の存否センサ群を設けたが、上流存否センサ及び下流存否センサの存否センサ群と複数の物品存否センサ27の存否センサ群とのうちのいずれか一方の存否センサ群のみを設けてもよい。
(3)上記実施形態では、複数の搬送部として第2バッファ部15cと第3バッファ部15dとの2つの搬送部を設けたが、搬送部を1つ(例えば、第3バッファ部15dのみ)のみ設けてもよく、また、搬送部を3つ以上(例えば、第2バッファ部15cを搬送方向に複数並べる)設けてもよい。
上記実施形態では、搬送先箇所E6を、搬送方向に沿って複数設定したが、搬送先箇所E6を、1箇所のみに設定してもよい。
(4)上記実施形態では、外部から供給箇所E4に物品Wを1個ずつ供給し、貯留制御により、物品Wを貯留箇所E5に搬送して貯留箇所E5に物品群を貯留したが、外部から貯留箇所E5に物品群単位で物品Wを供給して、貯留制御を実行しないようにしてもよい。
また、貯留箇所E5における適正に位置する物品群の最も上流に位置する物品Wが存在する箇所に、外部から物品Wを1個ずつ供給するようにして、貯留箇所E5内に供給箇所E4を設定してもよい。
(5)上記実施形態では、切出制御により、搬送先箇所E6(第2搬送先箇所E6b)から外部(合流準備箇所E7)に1つずつ排出したが、搬送コンベヤの作動により、又は、外部の移載装置の作動により、物品群を形成する複数の物品Wを搬送先箇所E6から外部に纏めて排出するようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、搬送コンベヤの搬送に伴ってロータリーエンコーダから出力されるパルス数を計数し、そのパルス数が予め設定された設定回数に達したことを搬送設定条件としたが、搬送コンベヤを設定時間作動させることを設定搬送条件としてもよい。
15 供給コンベヤ(搬送コンベヤ)
15c 第2バッファ部(搬送部)
15d 第3バッファ部(搬送部)
18 存否センサ
24 第1異常存否センサ(上流存否センサ,貯留存否センサ)
25 第2異常存否センサ(上流存否センサ,下流存否センサ)
26 第3異常存否センサ(下流存否センサ)
E4 供給箇所
E5 貯留箇所
E6 搬送先箇所
E6a 第1搬送先箇所(最上流の搬送先箇所)
E6b 第2搬送先箇所(最下流の搬送先箇所)
h1 制御部
h2 管理部
W 物品

Claims (6)

  1. 物品を搬送方向に沿って載置搬送する搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤ上の物品の存否を検出する存否センサと、前記搬送コンベヤの作動を制御する制御部と、前記存否センサの検出情報に基づいて物品が適切に搬送されているか否かを管理する管理部と、が設けられ、
    前記搬送方向に並ぶ3つ以上の物品を搬送単位の物品群として、当該物品群が搬送される搬送先箇所が前記搬送コンベヤ上に設定され、
    前記制御部は、前記物品群を前記搬送先箇所まで搬送するべく、前記搬送コンベヤの搬送作動を開始させた後に予め設定された搬送設定条件が成立すると前記搬送コンベヤの搬送作動を停止させるように、前記搬送コンベヤの作動を制御する搬送制御を実行する搬送装置であって、
    前記存否センサとして、前記搬送先箇所に対して、前記搬送先箇所に搬送された前記物品群より前記搬送方向の上流に位置する上流存否センサと下流に位置する下流存否センサとが設けられ、
    前記管理部は、
    前記制御部が前記搬送制御を実行した後に、前記上流存否センサと前記下流存否センサとの双方にて物品が検出されていなければ、前記物品群が前記搬送先箇所に適切に搬送されたと判断し、
    前記制御部が前記搬送制御を実行した後に、前記上流存否センサ及び前記下流存否センサのいずれかにて物品が検出されていれば、前記物品群が前記搬送先箇所に適切に搬送されていないと判断する搬送装置。
  2. 前記搬送設定条件が、搬送前の前記物品群が存在する位置から前記搬送先箇所までの距離に対応して予め設定された搬送作動量だけ前記搬送コンベヤを搬送作動させることを条件としている請求項1記載の搬送装置。
  3. 前記搬送先箇所が、前記搬送方向に沿って複数設定され、
    前記搬送方向に隣接する一対の前記搬送先箇所について、上流側の前記搬送先箇所に対して設けられた前記下流存否センサと、下流側の前記搬送先箇所に対して設けられた前記上流存否センサと、が兼用されている請求項1又は2記載の搬送装置。
  4. 前記搬送先箇所が、前記搬送方向に沿って複数設定され、
    前記制御部は、前記物品群を最上流の前記搬送先箇所から最下流の前記搬送先箇所まで複数の前記搬送先箇所を順に搬送するべく、前記搬送制御を繰り返し実行し、
    複数の前記搬送先箇所のうちの前記最下流の搬送先箇所に対しては、前記最下流の搬送先箇所に搬送された前記物品群における各物品の存在を検出する複数の物品存否センサが設けられ、
    前記管理部は、
    前記最下流の搬送先箇所については、
    前記最下流の搬送先箇所に搬送された前記物品群の物品数と前記複数の物品存否センサにて検出された物品数とが一致していれば、前記物品群が前記最下流の搬送先箇所に適切に搬送されていると判断し、
    前記最下流の搬送先箇所に搬送された前記物品群の物品数と前記複数の物品存否センサにて検出された物品数とが一致していなければ、前記物品群が前記最下流の搬送先箇所に適切に搬送されていないと判断する請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記搬送コンベヤには、物品を載置搬送する搬送部が各別に駆動する状態で前記搬送方向に複数並設され、
    前記複数の搬送部の夫々は、前記物品群の前記搬送方向の長さより長く形成され、
    前記複数の搬送部は、前記搬送方向に同じ長さに構成され、
    前記複数の搬送部の夫々に対して前記搬送先箇所が設定されている請求項3又は4記載の搬送装置。
  6. 前記搬送先箇所より前記搬送方向の上流の前記搬送コンベヤ上に貯留箇所が設定され、
    前記貯留箇所が、前記物品群の前記搬送方向の長さより長く設定され、
    前記制御部は、外部から物品が1個ずつ供給される供給箇所に供給された物品を前記搬送方向の下流に向けて設定距離搬送するべく、前記搬送コンベヤの搬送作動を開始させた後に予め設定された貯留設定条件が成立すると前記搬送コンベヤの搬送作動を停止させる制御を複数回繰り返し実行して、前記貯留箇所に前記物品群を貯留する貯留制御を実行し、
    前記貯留箇所より前記搬送方向の下流に貯留存否センサが設けられ、
    前記管理部は、
    前記制御部による前記貯留制御の実行中に、前記貯留存否センサにて物品が検出されていなければ、物品が前記貯留箇所に適切に搬送されていると判断し、
    前記制御部による前記貯留制御の実行中に、前記貯留存否センサにて物品が検出されると、物品が前記貯留箇所に適切に搬送されていないと判断する請求項1〜5のいずれか1項に記載の搬送装置。
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