JP2005075637A - 仕分設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、高速のコンベヤ装置を使用せずに仕分け能力を向上でき、また物品保管倉庫を不用とする仕分設備を提供することを目的とする。
【解決手段】 20本の出荷ライン11を4つの出荷エリアBに分け、これら出荷エリアB毎に、各出荷ライン11へそれぞれケース1を仕分ける搬送ライン21を設け、各搬送ライン21における各出荷ライン11へのケース1の仕分位置より上流部と入荷ライン11との間をそれぞれ接続する接続ライン3を設け、各入荷ライン2に、各第1接続ライン3へそれぞれケース1を仕分ける第1仕分装置4を備え、各入荷ライン2から入荷されたケース1を、第1仕分装置4により接続ライン2を介して各搬送ライン21へ仕分けし、あるいは直接、搬送ライン21へ搬送し、搬送ライン21へ仕分けられてきたケース1あるいは搬送されてきたケース1を各出荷ライン11へ仕分ける構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、物品を複数の入荷経路等から主搬送経路へ合流させ、合流された主搬送経路の物品を、主搬送経路より分岐する分岐搬送経路へ仕分ける仕分設備に関するものである。
従来の上記仕分設備では、主搬送経路をループ状に形成されたコンベヤ装置により構成し、また各分岐搬送経路(あるいは仕分けシュート)に対応して主搬送経路に分岐装置(仕分け装置;ソーター)を配置し、複数の入荷経路により入荷され、あるいは自動倉庫などの物品保管倉庫から出庫コンベヤ(出庫経路;合流搬送経路)へ出庫され、合流装置により主搬送経路へ合流された物品を、ループ状の主搬送経路を高速で移動させながら目的の分岐搬送経路の分岐装置を動作させることにより、物品を前記目的の分岐搬送経路へ分岐している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−326717号公報 図1,図2
しかし、従来の構成では、仕分け処理能力を上げるには、ループ状の主搬送経路に非常に能力が高い高速のコンベヤ装置を必要とし、コストが高くなるとともに、仕分け処理能力に限界があった。また通常、物品を保管する物品保管倉庫や保管エリアが必要であり、このためのスペースを用意する必要があった。
そこで、本発明は、高速のコンベヤ装置を使用せずに仕分け能力を向上でき、また物品保管倉庫や保管エリアを不用とする仕分設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、複数の入荷経路から入荷された物品を、複数の出荷経路へ仕分けする仕分設備であって、前記複数の出荷経路を複数の群に分け、これら群毎に、群の前記各出荷経路が接続され、各出荷経路へそれぞれ前記物品が仕分けられる搬送経路を設け、前記各入荷経路から入荷された物品をそれぞれ、前記各搬送経路へ仕分けをして、前記搬送経路へ仕分けられてきた物品をこの搬送経路から前記各出荷経路へ仕分けすることを特徴とするものである。
上記構成によれば、各入荷経路から入荷された物品は、各入荷経路より各搬送経路へ仕分けられ、搬送経路へ仕分けられてきた物品は各出荷経路へ仕分けられる。このように、入荷経路へ入荷された物品はそのまま出荷経路へ仕分けられ、出荷される。
また請求項2に記載の発明は、複数の入荷経路から入荷された物品を、複数の出荷経路へ仕分けする仕分設備であって、前記複数の出荷経路を複数の群に分け、これら群毎に、群の前記各出荷経路が接続され、各出荷経路へそれぞれ前記物品が仕分けられる搬送経路を設け、前記各搬送経路における前記各出荷経路への前記物品の仕分け位置より上流部と、前記各入荷経路との間をそれぞれ接続する接続経路を設け、前記各入荷経路に、前記各接続経路へそれぞれ物品を仕分けする仕分手段を備え、前記各入荷経路から入荷された物品を、前記仕分手段により前記接続経路を介して前記各搬送経路へ仕分けをして、あるいは入荷された物品を前記各搬送経路へ搬送し、前記搬送経路へ仕分けられてきた物品あるいは搬送されてきた物品をこの搬送経路から前記各出荷経路へ仕分けすることを特徴とするものである。
上記構成によれば、各入荷経路から入荷された物品は、各入荷経路の仕分手段により接続経路を介して各搬送経路へ仕分けられ、あるいは入荷された物品は各搬送経路へ搬送され、搬送経路へ仕分けられてきた物品あるいは搬送されてきた物品は各出荷経路へ仕分けられる。このように、入荷経路へ入荷された物品はそのまま出荷経路へ仕分けられ、出荷される。
また請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明であって、各出荷経路に前記物品の出荷先を割り当て、前記出荷先の注文情報に基づいて前記各群への前記物品の仕分け情報を設定し、この仕分け情報により、前記各入荷経路へ入荷された物品を前記各搬送経路へ仕分けすることを特徴とするものである。
上記構成によれば、各出荷経路に物品の出荷先が割り当てられ、出荷先の注文情報に基づいて、各群への物品の仕分け情報、すなわち各出荷経路が接続される搬送経路へ仕分ける物品の情報が設定され、この仕分け情報により各入荷経路へ入荷された物品は各搬送経路へ仕分けられる。
また請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、各搬送経路を、前記各出荷経路へ前記物品が仕分けられる下流搬送経路と、この下流搬送経路より上流で前記各入荷経路より物品が仕分けられる上流搬送経路から構成し、一の搬送経路の下流搬送経路の下流端部と、他の搬送経路の前記下流搬送経路の上流端部とを接続する搬送連結経路を設けることを特徴とするものである。
上記構成によれば、各搬送経路毎に搬送連結経路が設けられることにより、たとえば一の搬送経路の上流搬送経路が使用できないとき(あるいは使用しないとき)、この上流搬送経路の下流搬送経路の上流端部に接続された搬送連結経路、およびこの搬送連結経路の上流に接続される他の搬送経路を介して、前記上流搬送経路が使用できない一の搬送経路の下流搬送経路へ物品を搬送することが可能となる。
本発明の仕分設備は、入荷経路へ入荷された物品をそのまま出荷経路へ搬送・仕分けして出荷することができ、よって物品の保管倉庫や保管エリアを不用とすることができ、また始めの早い段階から仕分けが実行されることにより仕分け能力を出すことができる、という効果を有している。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態における仕分設備(センター)の概略配置図であり、図2は同仕分設備の要部詳細構成図である。
図1に示す仕分設備は、複数の入荷経路から入荷された物品を、複数の出荷経路へ仕分けする仕分設備であって、入荷エリアAと、4つのNo.1〜No.4出荷エリアBと、各出荷エリアBに対応し、各出荷エリアBと入荷エリアAをそれぞれ接続する4つのNo.1〜No.4搬送エリアCから構成されている。
「入荷エリアA」
入荷エリアAは、入荷バースに到着したトラック等から卸されたケース(物品の一例)1を入荷するエリアであり、この入荷エリアAには、ケース1を入荷する複数(図では4本)の入荷ライン(入荷経路の一例)2が設けられ、これらNo.1〜No.4入荷ライン2にはそれぞれ、各入荷ライン2に接続される複数(図では3本)の接続ライン(接続経路の一例)3へそれぞれケース1を仕分ける第1仕分け装置(仕分手段の一例)4が設けられ、また各入荷ライン2の第1仕分け装置4の配置位置の上流側にそれぞれ、ケース1に予め付されたバーコード(物品を特定する情報の一例)を読み取る第1バーコードリーダ5が設けられている。上記各入荷ライン2はローラ駆動コンベヤにより構成され、第1仕分け装置4は分岐装置(ソーター)により構成されている。また各接続ライン3はアキュムレーションコンベヤにより構成されている。
「出荷エリアB」
出荷エリアBは、ケース1を出荷先別(例えば、店舗別等)に仕分けて出荷するエリアであり、複数(図では20本)の出荷経路を複数(4つ)の群に分けて形成されている(出荷エリアB毎に出荷経路の群を形成している)。
これら4つの出荷エリアBのうち各No.1〜No.3出荷エリアBにはそれぞれ、後述する搬送ラインの下流ライン22よりケース1が仕分けられる複数(図では5本)の出荷ライン(出荷経路の一例)11と、下流ライン22よりケース1をリジェクトするリジェクトライン12と、下流ライン22により搬送されてきたケース1を各出荷ライン11とリジェクトライン12へそれぞれ仕分ける(分岐する)6台の第2仕分け装置13が設けられている。
またNo.4出荷エリアBには、後述する搬送ラインの下流ライン22よりケース1が仕分けられる複数(図では5本)の出荷ライン(出荷経路の一例)11と、下流ライン22の終端部よりケース1をリジェクトするリジェクトライン12と、下流ライン22により搬送されてきたケース1を各出荷ライン11へそれぞれ仕分ける(分岐する)5台の第2仕分け装置13が設けられ、また下流ライン22の終端部よりケース1を分岐する分岐装置(ソーター)14が設けられている。
また各No.1〜No.4出荷エリアBの各下流ライン22の上流端にはそれぞれ、ケース1のバーコードを読み取る第2バーコードリーダ15が設けられている。
上記各出荷ライン11はそれぞれ出荷先に割り当てられて、その終端が出荷ヤードに到達しており、各出荷ライン11へ仕分けられたケース1は、出荷ヤードにおいて作業者により取り込まれ、出荷先別のトラック等へ積み付けられ、出荷される。上記出荷ライン11はローラ駆動コンベヤにより構成され、リジェクトライン12はシュートにより構成され、また第2仕分け装置13は分岐装置(ソーター)から構成されている。
「搬送エリアC」
各No.1〜No.4搬送エリアCにはそれぞれ、出荷エリアBの各出荷ライン11が接続され、各出荷ライン11へそれぞれケース1が仕分けられる搬送ライン(搬送経路の一例)21が設けられている。各搬送ライン21は、各出荷ライン11へケース1が仕分けられる下流ライン(下流搬送経路の一例)22と、この下流ライン22より上流で各接続ライン3が接続される上流ライン(上流搬送経路の一例)23から構成され、上流ライン23に、各入荷ライン2の接続ライン3がそれぞれ合流装置24により接続されており、接続ライン3により搬送されてきたケース1はこの上流ライン23へ合流される。上記各接続ライン3により、各搬送ライン21における各出荷ライン11へのケース1の仕分け位置より上流部と、各入荷ライン2との間をそれぞれ接続されている。また上記下流ライン22と上流ライン23はそれぞれローラ駆動コンベヤにより構成されている。
また各搬送ライン21の下流ライン22の上流端部には、ケース1を下流ライン22へ合流させる合流装置31が設けられ、No.1出荷エリアBの下流ライン22の下流端部とNo.2出荷エリアBの合流装置31とを接続する第1搬送連結ライン(搬送連結経路の一例)32が設けられ、またNo.2出荷エリアBの下流ライン22の下流端部とNo.3出荷エリアBの合流装置31とを接続する第2搬送連結ライン(搬送連結経路の一例)33が設けられ、さらにNo.3出荷エリアBの下流ライン22の下流端部とNo.4出荷エリアBの合流装置31とを接続する第3搬送連結ライン(搬送連結経路の一例)34が設けられ、またNo.4出荷エリアBの分岐装置14とNo.1出荷エリアBの合流装置31とを接続する第4搬送連結ライン(搬送連結経路の一例)35が設けられている。上記No.1〜No.4搬送連結ライン32〜35はアキュムレーションコンベヤにより構成されている。
上記仕分設備の制御構成図を図3に示す。
設備全体の仕分けを管理する設備仕分けコントローラ41が設けられ、この設備仕分け配送コントローラ41に、入荷エリアAの入荷エリアコントローラ42と、No.1〜No.4搬送エリアCにそれぞれ対応するNo.1〜No.4搬送エリアコントローラ43と、No.1〜No.4出荷エリアBにそれぞれ対応するNo.1〜No.4出荷エリアコントローラ44がバス45を介して接続されている。上記各コントローラ41〜44はそれぞれ、コンピュータにより構成されている。
「設備仕分けコントローラ41」
設備仕分けコントローラ41は、予め出荷データが入力され、次の動作を実行する。前記出荷データは、店舗別に店舗より注文された商品(ケース)の種類と各商品の数量から形成される。
1.No.1〜No.4出荷エリアコントローラ44から各出荷エリアBにおいて仕分けを実行可能かどうかの信号である実行可能信号(後述する)を確認し、予め入力される出荷データに基づいて、仕分け実行可能な各出荷エリアBの各出荷ライン11に出荷先である店舗を割り当てる。このとき、各店舗毎に注文された商品(ケース)の総量を求め、仕分け実行可能な各出荷エリアBにおける仕分け数量が略等しくなるように、店舗を各出荷エリアBへ振り分け、これら各店舗を振り分けた出荷エリアBの各出荷ライン11に割り当てる。そして、出荷データに基づいて、図4に示すように、No.1〜No.4出荷エリアBの各出荷ライン11へ、店舗より注文されたケース1の「商品とその数量」からなるデータを割り当て、各出荷エリアB毎に、出荷ライン11へケース1を仕分けるためのデータ、すなわち第2仕分け装置13による第2仕分けデータを形成する。なお、実行不可能な出荷エリアBの第2仕分けデータは、全ての数量がゼロに設定される。
2.各出荷エリアBに、各商品毎に数量を合計して、各接続ライン3、搬送ライン21を介して出荷エリアBへケース1を仕分けるためのデータ、すなわち第1仕分け装置4による第1仕分けデータを形成する。
3.No.1〜No.3出荷エリアBの第1仕分けデータを入荷エリアコントローラ42に出力し記憶させる。
4.各出荷エリアB毎の第2仕分けデータをそれぞれ、対応するNo.1〜No.4出荷エリアコントローラ44へ出力し記憶させる。
5.入荷エリアコントローラ42とNo.1〜No.4搬送エリアコントローラ43とNo.1〜No.4出荷エリアコントローラ44に対して仕分け作業の開始を指令する起動信号を出力し、仕分け作業の終了のとき、または入荷コントローラ42あるいは搬送エリアコントローラ43より仕分け不可信号(後述する)を入力すると停止信号を出力する。
「入荷エリアコントローラ42」
入荷エリアコントローラ42には、各入荷ライン2の第1バーコードリーダ5と3台の第1仕分け装置4が接続されており、これら第1バーコードリーダ5により読取られたバーコードのデータに基づいて各第1仕分け装置4を駆動してケース1を各搬送ライン21、すなわち各出荷エリアBへ仕分ける。入荷エリアコントローラ42の構成を図5に示す。
図5に示すように、メモリ部51と、仕分け制御部52と、各第1仕分け装置4にそれぞれ対応した12の仕分け駆動部53と、各入荷ライン2の第1バーコードリーダ5に対応した4つの判定部54が設けられている。
前記仕分け制御部52には、設備仕分けコントローラ41から第1仕分けデータと起動/停止信号が入力され、またNo.1〜No.4搬送コントローラ43から搬送不可信号(後述する)が入力されており、起動信号により仕分け駆動部53による第1仕分け装置4の駆動を許可するとともに、各搬送不可信号に応じて、前記入力した第1仕分けデータを加工してメモリ部51へ記憶する等の動作を実行する。
図6に、各搬送エリアCが搬送不可か否かにより選択実行する動作リストを示す(なお、全出荷エリアBが仕分け可能な場合を想定している)。第1仕分けデータの加工、No.1〜No.3出荷エリアBにおいてリジェクトを実行するか否かの判定、No.4出荷エリアBの分岐装置14を駆動するか否かの判定を示している。また判定した結果として、No.1〜No.3出荷エリアコントローラ44へそれぞれリジェクトを実行するときにリジェクト駆動信号、No.4出荷エリアコントローラ44へ分岐を実行するときに分岐実行指令信号を出力する。
まず、搬送不可信号が全てオフ(各搬送エリアCのラインが正常で搬送OK)のとき、No.1〜No.4出荷エリアBへそれぞれケース1の搬送が可能なことから、入力したNo.1〜No.3出荷エリアBの第1仕分けデータをそのまま{[1](No.1出荷エリアBの第1仕分けデータ),[2](No.2出荷エリアBの第1仕分けデータ),[3](No.3出荷エリアBの第1仕分けデータ)と記載している}メモリ部51へ記憶し、No.1〜No.3出荷エリアBにおいてリジェクトを実行し、No.4出荷エリアBの分岐装置14は駆動しないと判定する。
各搬送エリアCの1つが搬送不可のときは、この搬送エリアCの下流ライン22の上流端に設けた合流装置24とこの合流装置24に接続される搬送連結ラインを介してこの搬送エリアCの出荷エリアBへケース1を供給できるように、第1仕分けデータを加工し、No.1〜No.3出荷エリアBにおいてリジェクトを実行するか否かの判定を行い、No.4出荷エリアBの分岐装置14を駆動するか否かの判定を行っている。
まず、No.1搬送エリアCが搬送できないとき、No.4出荷エリアBよりNo.1出荷エリアBへケース1を供給できるように、No.1出荷エリアBへの第1仕分けデータを全てゼロとし{[1]=0と記載している}、No.4出荷エリアBの分岐装置14を駆動して搬送連結ライン35へケース1を搬送し、No.1出荷エリアBにおいてリジェクトを実行することとしている。
また、No.2搬送エリアCが搬送できないとき、No.1出荷エリアBよりNo.2出荷エリアBへケース1を供給できるように、No.2出荷エリアBへの第1仕分けデータをNo.1出荷エリアBへの第1仕分けデータに、商品毎に加算して新たなNo.1出荷エリアBへの第1仕分けデータを形成し{[1]+[2]→[1]と記載している}、No.1出荷エリアBにおいてリジェクトを実行しないこと(ケース1を通過させること)としている。
またNo.3搬送エリアCが搬送できないとき、No.2出荷エリアBよりNo.3出荷エリアBへケース1を供給できるように、No.3出荷エリアBへの第1仕分けデータをNo.2出荷エリアBへの第1仕分けデータに商品毎に加算して新たなNo.2出荷エリアBへの第1仕分けデータを形成し{[2]+[3]→[2]と記載している}、No.2出荷エリアBにおいてリジェクトを実行しないこと(ケース1を通過させること)としている。
またNo.4搬送エリアCが搬送できないとき、No.3出荷エリアBよりNo.4出荷エリアBへケース1を供給できるように、No.1出荷エリアBへもNo.2出荷エリアBへも分岐されなかった残りのケース1を全てNo.3出荷エリアBへ搬送するように、No.3出荷エリアBに対応する第1仕分け装置4を無条件で駆動することとし{[3]で無条件分岐と記載している}、No.3出荷エリアBにおいてリジェクトを実行しないこと(ケース1を通過させること)としている。
同様に、各搬送エリアCの2つあるいは3つが搬送不可のときは、これら搬送エリアCの下流ライン22の上流端に設けた合流装置24とこの合流装置24に接続される搬送連結ラインを介してこの搬送エリアCの出荷エリアBへケース1を供給するように、第1仕分けデータを加工し、No.1〜No.3出荷エリアBにおいてリジェクトを実行するか否かの判定を行い、No.4出荷エリアBの分岐装置14を駆動するか否かの判定を行っている。
また全ての搬送エリアCが搬送不可のときは、仕分け不可として、仕分け不可信号を設備仕分けコントローラ41へ出力している。
また上記各仕分け駆動部53は、判定部54より駆動信号(後述する)を入力すると、ケース1が第1バーコードリーダ5の設置位置から担当する第1仕分け装置4まで入荷ライン2により搬送される時間をカウントして第1仕分け装置4を駆動し、ケース1の仕分けを実行する。
また上記各判定部54は、第1バーコードリーダ5からケース1のバーコードデータを入力すると、入荷ライン2の各第1仕分け装置4を駆動するか否かを判定する。この判定部54の動作を図7のフローチャートにしたがって詳細に説明する。
まず、第1バーコードリーダ5からケース1のバーコードデータを入力すると(ステップ−1)、このバーコードデータにより、メモリ部51に記憶されたNo.1出荷エリアBの第1仕分けデータを検索してこのバーコードデータのケース1をNo.1出荷エリアBへ仕分けるか否か(バーコードデータの商品の数量が1以上のとき仕分けを行い、ゼロのときは仕分けを行わない)を判断する(ステップ−2)。
仕分けると判断すると(バーコードデータの商品の数量が1以上のとき)、このNo.1出荷エリアBへ仕分ける第1仕分け装置4の仕分け駆動部53に対して駆動信号を出力し(ステップ−3)、続いてメモリ部51に記憶されたNo.1出荷エリアBの第1仕分けデータにおいて、仕分けを実行した商品の数量Nから1を減算するデータ更新を実行し(ステップ−4)、終了する。
また上記ステップ−2において、仕分けを行わないと判断すると、バーコードデータにより、メモリ部51に記憶されたNo.2出荷エリアBの第1仕分けデータを検索してこのバーコードデータのケース1をNo.2出荷エリアBへ仕分けるか否かを判断する(ステップ−5)。
仕分けると判断すると、このNo.2出荷エリアBへ仕分ける第1仕分け装置4の仕分け駆動部53に対して駆動信号を出力し(ステップ−6)、続いてメモリ部51に記憶されたNo.2出荷エリアBの第1仕分けデータにおいて、仕分けを実行した商品の数量Nから1を減算するデータ更新を実行し(ステップ−7)、終了する。
また上記ステップ−5において、仕分けを行わないと判断すると、バーコードデータにより、メモリ部51に記憶されたNo.3出荷エリアBの第1仕分けデータを検索してこのバーコードデータのケース1をNo.3出荷エリアBへ仕分けるか否かを判断する(ステップ−8)。
仕分けると判断すると、このNo.3出荷エリアBへ仕分ける第1仕分け装置4の仕分け駆動部53に対して駆動信号を出力し(ステップ−9)、続いてメモリ部51に記憶されたNo.3出荷エリアBの第1仕分けデータにおいて、仕分けを実行した商品の数量Nから1を減算するデータ更新を実行し(ステップ−10)、終了する。
また上記ステップ−8において、仕分けを行わないと判断すると、そのまま終了する。このとき、この入荷ライン2のケース1はNo.4出荷エリアBへ搬送される。
「搬送エリアコントローラ43」
各搬送エリアコントローラ43にはそれぞれ、各搬送エリアCの接続ライン3と、下流ライン22と、上流ライン23と、上流ライン23の4台の合流装置24および下流ライン22の合流装置31が接続されている。またNo.1搬送エリアコントローラ43には搬送連結ライン32が接続され、No.2搬送エリアコントローラ43には搬送連結ライン33が接続され、No.3搬送エリアコントローラ43には搬送連結ライン34が接続され、No.4搬送エリアコントローラ43には搬送連結ライン35が接続されている。
これら各搬送エリアコントローラ43は、設備仕分けコントローラ41の起動信号により、接続されている各ラインを駆動し、停止信号により各ラインを停止するとともに、ケース1の移動に伴い合流装置24,31を駆動して(合流装置24,31を他の合流装置31の起動状態を確認して起動して)、ケース1を上流ライン23または下流ライン22に合流させている。また各搬送エリアコントローラ43は、接続されている各ラインが正常かどうかを監視しており、接続ライン3または上流ライン23が正常ではないとき、あるいは使用できないとき、上記搬送不可信号を入荷エリアコントローラ42へ出力し、下流ライン22または接続されている搬送連結ラインが正常ではないとき、上記仕分け不可信号を設備仕分けコントローラ41へ出力している。
「出荷エリアコントローラ44」
No.1〜No.3出荷エリアコントローラ44にはそれぞれ、各出荷エリアBの第2バーコードリーダ15と、6台の第2仕分け装置13が接続され、設備仕分けコントローラ41より起動/停止信号、および各出荷エリアBの第2仕分けデータが入力され、また入荷エリアコントローラ42よりリジェクト駆動信号が入力されている。
またNo.4出荷エリアコントローラ44には、No.4出荷エリアBの第2バーコードリーダ15と、5台の第2仕分け装置13と、分岐装置14が接続され、設備仕分けコントローラ41より起動/停止信号、およびNo.4出荷エリアBの第2仕分けデータが入力され、また入荷エリアコントローラ42より分岐実行指令信号が入力されている。
出荷エリアコントローラ44の構成を図8に示す。
図8に示すように、メモリ部61と、仕分け制御部62と、各第2仕分け装置13または分岐装置14にそれぞれ対応した仕分け駆動部63と、第2バーコードリーダ15に対応した判定部64が設けられている。
前記仕分け制御部62には、設備仕分けコントローラ41から第2仕分けデータと起動/停止信号が入力されており、起動信号により仕分け駆動部63による第2仕分け装置13の駆動を許可するとともに、前記入力した第2仕分けデータをメモリ部61へ記憶している。
また前記各仕分け駆動部63は、判定部64より駆動信号(後述する)を入力すると、ケース1が第2バーコードリーダ15の設置位置から担当する第2仕分け装置13または分岐装置14まで下流ライン22により搬送される時間をカウントして第2仕分け装置13または分岐装置14を駆動し、ケース1の仕分け、およびリジェクトまたは分岐を実行する。
また上記判定部64は、第2バーコードリーダ5からケース1のバーコードデータを入力すると、入荷エリアコントローラ42より入力されるリジェクト駆動信号または分岐実行指令信号(No.4の場合)を確認して、第2仕分け装置13または分岐装置14を駆動するか否かを判定する。この判定部64の動作を図9のフローチャートにしたがって詳細に説明する。
まず、第2バーコードリーダ5からケース1のバーコードデータを入力すると(ステップ−1)、このバーコードデータにより、メモリ部61に記憶されたNo.1出荷ライン11の第2仕分けデータを検索してこのバーコードデータのケース1をNo.1出荷ライン11へ仕分けるか否か(バーコードデータの商品の数量が1以上のとき仕分けを行い、ゼロのときは仕分けを行わない)を判断する(ステップ−2)。
仕分けると判断すると(バーコードデータの商品の数量が1以上のとき)、このNo.1出荷ライン11へ仕分ける第2仕分け装置13の仕分け駆動部63に対して駆動信号を出力し(ステップ−3)、続いてメモリ部61に記憶されたNo.1出荷ライン11の第2仕分けデータにおいて、仕分けを実行した商品の数量Nから1を減算するデータ更新を実行し(ステップ−4)、終了する。
また上記ステップ−2において、仕分けを行わないと判断すると、バーコードデータにより、メモリ部61に記憶されたNo.2出荷ライン11の第2仕分けデータを検索してこのバーコードデータのケース1をNo.2出荷ライン11へ仕分けるか否かを判断する(ステップ−5)。
仕分けると判断すると、このNo.2出荷ライン11へ仕分ける第2仕分け装置4の仕分け駆動部63に対して駆動信号を出力し(ステップ−6)、続いてメモリ部61に記憶されたNo.2出荷ライン11の第2仕分けデータにおいて、仕分けを実行した商品の数量Nから1を減算するデータ更新を実行し(ステップ−7)、終了する。
また上記ステップ−5において、仕分けを行わないと判断すると、続けて上記ステップ−5〜7と同様に、No.3出荷ライン11の第2仕分けデータ(ステップ−8〜10)、No.4出荷ライン11の第2仕分けデータ(ステップ−11〜13)、No.5出荷ライン11の第2仕分けデータ(ステップ−14〜16)に基づいて判断し動作を実行する。
そして、ステップ−14において、No.5出荷ライン11へも仕分けを行わないと判断すると、リジェクト駆動信号(または分岐実行指令信号;No.4の場合)を入力しているかを確認する(ステップ−17)。入力を確認すると、リジェクトライン12へ仕分ける(または分岐装置14を駆動する;No.4出荷エリアBの場合)第2仕分け装置4の仕分け駆動部63に対して駆動信号を出力し(ステップ−18)、終了する。
また上記ステップ−17において、リジェクトライン12へ仕分けを行わない(または分岐装置14を駆動しない;No.4出荷エリアBの場合)と判断すると、そのまま終了する。このとき、この下流ライン22のケース1は搬送連結ラインへ搬送される。
上記設備構成よる作用を説明する。
「各ラインが正常な場合」
まず、設備仕分けコントローラ41において、入力された出荷データに基づいて、上記第1仕分けデータと第2仕分けデータが形成されて入荷エリアコントローラ42とNo.1〜No.4出荷エリアコントローラ44へ出力され、続いて起動信号が各コントローラ42,43,44へ出力される。
そして、入荷エリアコントローラ42により各入荷ライン2が起動され、各搬送コントローラ43により各搬送エリアCの接続ライン3、下流ライン22、上流ライン23、搬送連結ライン(32〜35)が起動される。
そして、入荷バースにおいて作業者により入荷ライン2へケース1の投入が開始されると、第1バーコードリーダ5によりケース1のバーコードが読み取られ、このデータにより第1仕分けデータが検索され、駆動する第1仕分け装置4が判定され、ケース1は、それぞれNo.1〜No.3出荷エリアB(搬送エリアC)の接続ライン3へ仕分けられ、あるいはそのままNo.4出荷エリアBの搬送ライン21へ搬送される。
前記接続ライン3から合流装置24により上流ライン23に合流されたケース1は、下流ライン22へ搬送されると、第2バーコードリーダ15によりケース1のバーコードが読み取られ、このデータにより第2仕分けデータが検索され、駆動する第2仕分け装置13が判定され、それぞれNo.1〜No.5出荷ライン11へ仕分けられる。またNo.1〜No.3出荷エリアBのリジェクトライン12の第2仕分け装置13は常時駆動可能状態となっており、No.1〜No.5出荷ライン11へ仕分けられなかったケース1は、この第2仕分け装置13によりリジェクトライン12へ仕分けられる。また、No.4出荷エリアBでは分岐装置14は駆動されない状態とされ、No.1〜No.5出荷ライン11へ仕分けられなかったケース1はリジェクトライン12へそのまま搬送される。
このように、入荷ライン2へ入荷されたケース1は、出荷データにしたがって、接続ライン3、上流ライン23、下流ライン22を介して目的の出荷ライン11へ仕分けられる。
「搬送エリアCが搬送不可の場合(搬送エリアCの接続ライン3と上流ライン23が正常ではない場合)」
第1仕分けデータが入荷エリアコントローラ42へ入力されると、図6に示すように、搬送エリアCが搬送不可のときは、この搬送不可の搬送エリアCの下流ライン22の上流端に設けた合流装置24とこの合流装置24に接続される搬送連結ラインを介してこの搬送エリアCの出荷エリアBへケース1を供給できるように、第1仕分けデータを加工し、No.1〜No.3出荷エリアBにおいてリジェクトを実行するか否かの判定を行い、No.4出荷エリアBの分岐装置14を駆動するか否かの判定を行っている。
一例として、No.2搬送エリアCがケース1を搬送できないときの作用を説明する。
上述したように、第1仕分けデータが入荷エリアコントローラ42へ入力されると、No.1出荷エリアBよりNo.2出荷エリアBへケース1を供給できるように、No.2出荷エリアBへの第1仕分けデータをNo.1出荷エリアBへの第1仕分けデータに、商品毎に加算して新たなNo.1出荷エリアBへの第1仕分けデータを形成し{[1]+[2]→[1]}、No.1出荷エリアBにおいてリジェクトを実行しないこと(ケース1を通過させること)としている。
そして、入荷バースにおいて作業者により入荷ライン2へケース1の投入が開始されると、第1バーコードリーダ5によりケース1のバーコードが読み取られ、このデータにより第1仕分けデータが検索され、駆動する第1仕分け装置4が判定され、それぞれNo.1またはNo.3出荷エリアB(搬送エリアC)の接続ライン3へ仕分けられ、あるいはそのままNo.4出荷エリアBの搬送ライン21へ搬送される。このとき、No.2出荷エリアB(搬送エリアC)において仕分けられるケース1は、No.1出荷エリアB(搬送エリアC)の接続ライン3へ仕分けられる。
No.3,No.4出荷エリアBでは、前記接続ライン3から合流装置24により上流ライン23に合流されたケース1は、下流ライン22へ搬送されると、第2バーコードリーダ15によりケース1のバーコードが読み取られ、このデータにより第2仕分けデータが検索され、駆動する第2仕分け装置13が判定され、それぞれNo.1〜No.5出荷ライン11へ仕分けられる。またNo.3出荷エリアBのリジェクトライン12の第2仕分け装置13は常時駆動可能状態となっており、No.1〜No.5出荷ライン11へ仕分けられなかったケース1は、この第2仕分け装置13によりリジェクトライン12へ仕分けられる。またNo.4出荷エリアBでは分岐装置14は駆動されない状態とされ、No.1〜No.5出荷ライン11へ仕分けられなかったケース1はそのままリジェクトライン12へ搬送される。
またNo.1出荷エリアBでは、前記接続ライン3から合流装置24により上流ライン23に合流されたケース1は、下流ライン22へ搬送されると、第2バーコードリーダ15によりケース1のバーコードが読み取られ、このデータにより第2仕分けデータが検索され、駆動する第2仕分け装置13が判定され、それぞれNo.1〜No.5出荷ライン11へ仕分けられる。またNo.1出荷エリアBのリジェクトライン12の第2仕分け装置13は駆動しない状態となっており、No.1〜No.5出荷ライン11へ仕分けられなかったケース1は、下流ライン端部から搬送連結ライン32、合流装置31を介してNo.2出荷エリアBの下流ライン22へ搬送される。No.2出荷エリアBでは、ケース1が下流ライン22へ搬送されると、同様に第2バーコードリーダ15によりケース1のバーコードが読み取られ、このデータにより第2仕分けデータが検索され、駆動する第2仕分け装置13が判定され、それぞれNo.1〜No.5出荷ライン11へ仕分けられる。またNo.2出荷エリアBのリジェクトライン12の第2仕分け装置13は常時駆動可能状態となっており、No.1〜No.5出荷ライン11へ仕分けられなかったケース1は、この第2仕分け装置13によりリジェクトライン12へ仕分けられる。
このように、搬送エリアCが搬送不可の場合でも、搬送連結ラインを使用し、リジェクトあるいは分岐を決定することによって、入荷ライン2へ入荷されたケース1を、出荷データにしたがって各出荷エリアBにおいて各店舗別に仕分けして出荷を行うことができる。
なお、No.1搬送エリアCが搬送できないとき、第1出荷エリアBで仕分けられるケース1は、第4出荷エリアBへ搬送された後、分岐装置14が常時駆動されることにより、搬送連結ライン35を介して第1出荷エリアBの下流ライン22へ搬送される。
「出荷エリアBが仕分け不可の場合」
設備仕分けコントローラ41において、仕分け不可な出荷エリアBを除いて、入力された出荷データに基づいて、上述したように第1仕分けデータと第2仕分けデータが形成され、第1仕分けデータが入荷エリアコントローラ42へ出力され、仕分け不可な出荷エリアBを除く各出荷エリアコントローラ44へそれぞれ第2仕分けデータが出力される。このとき、仕分け不可な出荷エリアBの第1仕分けデータは、商品の仕分け数量が全てゼロとされる。
これにより、上記通常の場合と同様に、仕分け不可な出荷エリアBを除いて、ケース1を出荷データにしたがって仕分けることができる。
なお、仕分け不可な出荷エリアBがあるとき、搬送エリアCが搬送不可となる事態が発生すると、仕分け作業を実行しないようにしている。
以上のように本実施の形態によれば、各入荷ライン2から入荷されたケース1は、各入荷ライン2の第1仕分装置4により接続ライン3を介してNo.1〜No.3出荷エリアBの各搬送ライン21へ仕分けられ、あるいはそのままNo.4出荷エリアBの搬送ライン21へ搬送され、各搬送ライン21へ仕分けられてきたケース1あるいは搬送されてきたケース1は、これら搬送ライン21から各出荷ライン11へ仕分けられることにより、入荷ライン2へ入荷されたケース1をそのまま出荷ライン11へ仕分けして出荷することができ、よって物品保管倉庫や保管エリアを不用とすることができ、また始めの早い段階から仕分けが実行されることにより仕分け能力を出すことができ、さらに複数の出荷エリアB毎(各出荷ライン11が接続される搬送ライン21毎)に出荷ライン11へケース1が仕分けられることにより、搬送ライン21のケース(物品)搬送速度が遅くとも仕分け能力を向上でき、また高速のコンベヤ装置を使用する必要をなくすことができる。
また本実施の形態によれば、各出荷ライン11にケース1の出荷先が割り当てられ、出荷先の注文情報(出荷データ)に基づいて、各出荷エリアB(各出荷ライン11が接続される搬送ライン21)へ仕分ける第1仕分けデータ(ケース1の情報)が設定され、この第1仕分けデータにより第1仕分け装置4を駆動して、各入荷ライン2へ入荷されたケース1を各接続ライン3へ仕分けることができ、またこの第1仕分けデータを加工することにより、ケース1を仕分ける接続ライン3を変更することができる。
また本実施の形態によれば、各搬送ライン21毎に搬送連結ライン32〜35が設けられることにより、たとえば一の搬送ライン21の上流搬送ライン23が使用できないとき(あるいは使用しないとき)、この上流搬送ライン23の下流搬送ライン22の上流端部に接続された搬送連結ライン、およびこの搬送連結ラインの上流に接続される他の搬送ライン21を介して、前記上流搬送ライン23が使用できない一の搬送ライン21の下流搬送ライン22へケース1を搬送することができる。
なお、本実施の形態では、搬送連結ライン32〜35を搬送エリアCが搬送不可の場合にのみ使用しているが、搬送エリアCが何らかの原因でケース1の渋滞が発生したとき、渋滞した搬送エリアCの上流ライン23をバイパスしてケース1を搬送する目的で使用するようにすることもできる。
また、本実施の形態では、搬送ライン21毎にそれぞれ搬送連結ライン32〜35を設けているが、必ずしも全てに設ける必要はなく、少なくとも一つの搬送連結ラインが設けると、一の搬送ライン21の上流搬送ライン23を使用できないときそれをカバーすることができる。たとえば、第1搬送連結ライン32のみ設けると、少なくともNo.2搬送ライン21の上流搬送ライン23が使用できないとき(あるいは使用しないとき)、第1搬送連結ライン32を使用してこのNo.2搬送ライン21の下流搬送ライン22へケース1を搬送することができる。
また本実施の形態では、出荷エリアB毎に出荷ライン(出荷経路)11の群を形成しているが、必ずしも出荷エリアB毎に限ることはなく、各出荷エリアBから出荷ライン11を選択して群を形成するようにしてもよい。このような群を形成したときの仕分設備の概略配置の一例を図10に示す。図10では、たとえば、No.1出荷エリアBから2本の出荷ライン11、No.2出荷エリアBから1本の出荷ライン11、No.3出荷エリアBから1本の出荷ライン11、No.4出荷エリアBから1本の出荷ライン11を選択して1つの群を形成している。また図10に示すように、各下流ライン22の下流端にそれぞれ、ケース1をリジェクトライン12と搬送連結ライン32または33または34または35へ分岐する分岐装置14を設けている。
また本実施の形態では、搬送される物品をケース1としているが、ケースに限ることはなく、バケットや段ボールやコンテナなど、あるいは蓋付きのもの(封函可能なもの)を使用するようにしてもよい。
また本実施の形態では、ケース1の仕分けを店舗毎に行っているが、複数の店舗でまとめて、あるいは方面別、アイテム別、搬送トラック別などにより行ってもよい。
本発明の実施の形態における仕分設備の概略配置図である。 同仕分設備の要部機器構成図である。 同仕分設備の制御構成図である。 同仕分設備の仕分けデータの説明図である。 同仕分設備の入荷エリアコントローラのブロック図である。 同仕分設備の入荷エリアコントローラの仕分け制御部における仕分けデータの加工を示す説明図である。 同仕分設備の入荷エリアコントローラの判定部の動作を説明するフローチャートである。 同仕分設備の出荷エリアコントローラのブロック図である。 同仕分設備の出荷エリアコントローラの判定部の動作を説明するフローチャートである。 本発明の他の実施の形態における仕分設備の概略配置図である。
符号の説明
1 ケース
2 入荷ライン
3 接続ライン
4,13 仕分け装置
5,15 バーコードリーダ
11 出荷ライン
14 分岐装置
21 搬送ライン
22 下流ライン
23 上流ライン
31 合流装置
32,33,34,35 搬送連結ライン
41 設備仕分けコントローラ
42 入荷エリアコントローラ
43 搬送エリアコントローラ
44 出荷エリアコントローラ

Claims (4)

  1. 複数の入荷経路から入荷された物品を、複数の出荷経路へ仕分けする仕分設備であって、
    前記複数の出荷経路を複数の群に分け、
    これら群毎に、群の前記各出荷経路が接続され、各出荷経路へそれぞれ前記物品が仕分けられる搬送経路を設け、
    前記各入荷経路から入荷された物品をそれぞれ、前記各搬送経路へ仕分けをして、前記搬送経路へ仕分けられてきた物品をこの搬送経路から前記各出荷経路へ仕分けすること
    を特徴とする仕分設備。
  2. 複数の入荷経路から入荷された物品を、複数の出荷経路へ仕分けする仕分設備であって、
    前記複数の出荷経路を複数の群に分け、
    これら群毎に、群の前記各出荷経路が接続され、各出荷経路へそれぞれ前記物品が仕分けられる搬送経路を設け、
    前記各搬送経路における前記各出荷経路への前記物品の仕分け位置より上流部と、前記各入荷経路との間をそれぞれ接続する接続経路を設け、
    前記各入荷経路に、前記各接続経路へそれぞれ物品を仕分けする仕分手段を備え、
    前記各入荷経路から入荷された物品を、前記仕分手段により前記接続経路を介して前記各搬送経路へ仕分けをして、あるいは入荷された物品を前記各搬送経路へ搬送し、前記搬送経路へ仕分けられてきた物品あるいは搬送されてきた物品をこの搬送経路から前記各出荷経路へ仕分けすること
    を特徴とする仕分設備。
  3. 各出荷経路に前記物品の出荷先を割り当て、前記出荷先の注文情報に基づいて前記各群への前記物品の仕分け情報を設定し、
    この仕分け情報により、前記各入荷経路へ入荷された物品を前記各搬送経路へ仕分けすること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の仕分設備。
  4. 各搬送経路を、前記各出荷経路へ前記物品が仕分けられる下流搬送経路と、この下流搬送経路より上流で前記各入荷経路より物品が仕分けられる上流搬送経路から構成し、
    一の搬送経路の下流搬送経路の下流端部と、他の搬送経路の前記下流搬送経路の上流端部とを接続する搬送連結経路を設けること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の仕分設備。
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