JPH11139332A - 車両のヨーレート制御装置 - Google Patents

車両のヨーレート制御装置

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JPH11139332A
JPH11139332A JP9313247A JP31324797A JPH11139332A JP H11139332 A JPH11139332 A JP H11139332A JP 9313247 A JP9313247 A JP 9313247A JP 31324797 A JP31324797 A JP 31324797A JP H11139332 A JPH11139332 A JP H11139332A
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  • Mathematical Physics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1回では中立点補正が不能な操舵角検出値の
ずれ故に、補正完了前の操舵角に基づくヨーレート制御
がされても不安定にならないようにする。 【解決手段】 32で、中立点補正舵角θm(n)' および
車体速Vi から目標ヨーレートφS 求め、33で、これ
に対するヨーレート検出値φm の偏差Δφを求める。3
5でヨーレート制御を開始すべきと判定してから、37
でヨーレート制御を終了すべきと判定するまでの間、3
8で、操舵角検出値中立点オフセット補正量の1演算周
期中における変化量ΔθC(n)から、これが大きいほど小
さくなるヨーレート制御ゲインを検索する。39におい
て、当該制御ゲインで実ヨーレートφm を目標ヨーレー
トφS に一致させるための目標後輪舵角を演算し、40
で、目標後輪舵角に後輪を操舵するためのアクチュエー
タ駆動信号を電磁弁ソレノイド8に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のヨーレート制御
装置、特に、操舵角検出値が不正である場合にこれを中
立点オフセット補正をした場合のヨーレート制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のヨーレート制御に際しては、ステ
アリングホイールによる操舵角の検出が不可欠で、その
ために、車両を直進させる中立操舵位置からの絶対操舵
角を検出する操舵角センサをヨーレート制御装置は具え
る。ところで、操舵角センサの操舵角検出値は、該セン
サの組付け誤差や、特性のバラツキや、温度変化などに
より時として、車両を直進させる中立操舵位置からの絶
対操舵角に正確に対応しない場合があり、この場合、ヨ
ーレート制御が不正確になり、車両挙動を不安定にす
る。
【0003】そこで従来、例えば特開平3−61173
号公報に記載の如く、設定以上の走行距離に亘って操舵
角検出値が所定範囲内であるとき、当該操舵角検出値に
基づき中立舵角を推定し、この演算条件を順次厳しくす
ることで中立舵角の推定精度を高めるようにした操舵角
検出の中立点補正技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしかかる従来技術
にあっては、中立点が大きくずれていて1回の演算のみ
では補正しきれない場合に、操舵角検出の中立点補正が
完了する前において、不正確な操舵角検出値にもとづく
車両のヨーレート制御がなされることとなり、車両挙動
が不安定になるという問題を完全には払拭することがで
きないものであった。請求項1に記載の第1発明は、か
ように操舵角検出値の中立点補正が完了する前におい
て、ヨーレート制御を抑制することにより車両挙動が不
安定になるのを回避するようにした車両のヨーレート制
御装置を提案することを目的とする。
【0005】請求項2に記載の第2発明は、ヨーレート
制御を抑制するための好適な方式を提案することを目的
とする。
【0006】請求項3に記載の第3発明は、ヨーレート
制御を抑制するための他の好適な方式を提案することを
目的とする。
【0007】請求項4に記載の第4発明は、操舵角検出
値の中立点補正が完了する前であるのを一層確実に判別
し得るようにした車両のヨーレート制御装置を提案する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】これらの目的のため、第
1本発明による車両のヨーレート制御装置は、車両を直
進させる中立操舵位置からの絶対操舵角を検出する操舵
角検出手段の操舵角検出値を、中立操舵位置で該操舵角
検出値が0になるようにする中立点オフセット補正量だ
け補正して中立点補正舵角を求め、この中立点補正舵角
を基に目標ヨーレートを決定してこの目標ヨーレートが
達成されるよう車両を挙動制御するようにした装置にお
いて、ヨーレート制御周期中における前記中立点オフセ
ット補正量の変化量が設定変化量以上である間、ヨーレ
ート制御を抑制するよう構成したことを特徴とするもの
である。
【0009】また第2発明による車両のヨーレート制御
装置は、第1発明において、前記ヨーレート制御の抑制
をヨーレート制御ゲインの低下により行うよう構成した
ことを特徴とするものである。
【0010】また第3発明による車両のヨーレート制御
装置は、第1発明または第2発明において、前記ヨーレ
ート制御の抑制をヨーレート制御領域の狭小により実現
するよう構成したことを特徴とするものである。
【0011】また第4発明による車両のヨーレート制御
装置は、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、前
記設定変化量を、1回の制御で前記中立点オフセット補
正を完了しきれない中立点オフセット補正量の下限値に
対応させたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の効果】ヨーレート制御装置は、操舵角検出手段
が検出した中立操舵位置からの絶対操舵角の検出値を、
中立操舵位置で該操舵角検出値が0になるようにする中
立点オフセット補正量だけ補正して中立点補正舵角を求
め、この中立点補正舵角を基に決定した目標ヨーレート
目標ヨーレートが達成されるよう車両を挙動制御する。
【0013】ところで第1発明においては、ヨーレート
制御周期中における上記中立点オフセット補正量の変化
量が設定変化量以上である間、ヨーレート制御を抑制す
ることから、操舵角検出値の中立点オフセット補正が1
回の制御では完了しないような場合において、つまり当
該補正が終了する前においては、ヨーレート制御が抑制
されることとなり、不正な中立点補正舵角を用いたヨー
レート制御が通常通りに行われて車両挙動が不安定にな
るのを回避することができる。
【0014】第2発明においては、上記ヨーレート制御
の抑制をヨーレート制御ゲインの低下により行い、第3
発明においては、上記ヨーレート制御の抑制をヨーレー
ト制御領域の狭小により実現するが、いずれの場合も、
第1発明の上記作用効果を確実に達成することができ
る。
【0015】第4発明においては、上記設定変化量を、
1回の制御で前記中立点オフセット補正を完了しきれな
い中立点オフセット補正量の下限値に対応させたため
に、操舵角検出値の中立点補正が完了する前であるのを
一層確実に判別することができることとなり、第1発明
の前記作用効果を更に顕著なものにすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態
になる車両のヨーレート制御装置を示す車両用操舵系の
システム図で、本実施の形態では車両のヨーレートを後
輪操舵により目標値にするものとする。1は左右前輪、
2は左右後輪で、前輪1はステアリングホイール3によ
りステアリングギヤ4を介して操舵(舵角は、ステアリ
ングギヤ比をNとした時、θ/N)されるものとし、後
輪2はアクチュエータ6により操舵可能とする。
【0017】後輪操舵用アクチュエータ6は、常態で内
蔵スプリングにより中立位置に弾支されて、後輪舵角を
0に保ち、何れか一方のシリンダ室に圧力を印加される
時、後輪2を対応する方向に操舵するものとする。アク
チュエータ6の各シリンダ室に対する圧力供給は電磁弁
8によりこれを行い、これがため該電磁弁8に、ポンプ
9よりなる圧力源からの液圧回路11を接続すると共に
ドレン回路13を接続する。
【0018】電磁弁8は3位置弁とし、ソレノイド8
L,8Rを共にOFFする常態でアクチュエータ6の両
側シリンダ室を回路13よりドレンして後輪舵角を0に
し、ソレノイド8LをONする時その通電量に応じた圧
力を回路11からアクチュエータ6の対応するシリンダ
室に供給して該アクチュエータ6を対応する方向に対応
距離だけストロークさせ、これにより後輪2を左に対応
舵角だけ操舵し、ソレノイド8RをONする時その通電
量に応じた圧力をアクチュエータ6の対応するシリンダ
室に供給して該アクチュエータ6を対応する方向に対応
距離だけストロークさせ、これにより後輪2を右に対応
舵角だけ操舵するものとする。
【0019】電磁弁ソレノイド8L,8RのON,OF
Fおよび通電量、つまり後輪舵角はコントローラ14に
よってこれを行い、これがためコントローラ14には、
ステアリングホイール3の操舵角θを検出する(検出値
をθm とする)操舵角センサ(操舵角検出手段)15か
らの信号、車両に作用するヨーレートφを検出する(検
出値をφm とする)ヨーレートセンサ16からの信号、
左前輪の車輪速VFLを検出する左前輪速センサ17から
の信号、および右前輪の車輪速VFRを検出する右前輪速
センサ18からの信号をそれぞれ入力する。
【0020】コントローラ14はこれら入力情報を基
に、図2および図3の制御プログラムを一定周期Δt
(例えば10msec)で繰り返し実行することにより、操
舵角検出値θm の中立点オフセット補正を行うと共に、
これに基づく車両のヨーレート制御を以下のごとくに行
うものとする。まず図2のステップ21において操舵角
検出値θm を読み込み、次のステップ22でヨーレート
検出値をφm を読み込み、更にステップ23で左右前輪
の車輪速VFL,VFRを読み込む。
【0021】次いでステップ24において、後輪駆動車
なら左右前輪速VFL,VFRから(V FL+VFR)/2の演
算により車体速Vi を求める。なお、この車体速V
i は、アンチスキッド制御装置において擬似車速を求め
る時に用いられていると同じ方法で算出しても良い。ス
テップ25では、操舵角検出値(θm )中立点オフセッ
ト補正量を更新すべき安定した車両走行状態か否かを、
例えばヨーレート検出値をφm が次式 φm ≒(θm /Vi )・k・・・(1) を満足するか否かで判定する。なお安定した車両走行状
態の判定は車両直進状態であるから、|VFL+VFR|が
例えば0.5km/h以下である時をもって操舵角検出値の
中立点オフセット補正量を更新すべき安定した車両走行
状態であると判定したり、操舵角検出値|θm |が極く
小さく、且つ、ヨーレート検出値をφm も極く小さい時
をもって操舵角検出値の中立点オフセット補正量を更新
すべき安定した車両走行状態であると判定することがで
きる。
【0022】操舵角検出値の中立点オフセット補正量を
更新すべき安定した車両走行状態である場合、ステップ
26〜28において、以下により当該補正量の更新を行
うこととする。ステップ26においては、操舵角検出値
θm に前回の中立点オフセット補正量θ0(n-1)を加算し
て求めたθm " から、(Vi ・φm ・α)で求まる(α
は定数)推定操舵角を差し引く次式の演算により、今回
の中立点オフセット補正量θ0( n)を算出する。 θ0(n)=θm " −(Vi ・φm ・α)・・・(2) 但し、 α:定数 θm " =θm +θc(n-1)
【0023】ステップ27では、今回の中立点オフセッ
ト補正量θ0(n)の以下のリミッタ処理により、中立点オ
フセット補正量の1演算周期中における変化量ΔθC(n)
を求める。 θ0(n)−θ0(n-1)≧Δθcmax(定数)のとき、Δθ
C(n)=Δθcmax θ0(n)−θ0(n-1)≦Δθcmin(定数)のとき、Δθ
C(n)=Δθcmin 上記以外のΔθcmin<θ0(n)−θ0(n-1)<Δθcmax
のとき、ΔθC(n)=θ0(n)−θ0(n-1) なお、中立点オフセット補正量の変化量ΔθC(n)は上記
に代えて、中立点オフセット補正量θ0(n)を1次遅れの
フィルタに通して得られる次式のようなものとすること
もできる。 ΔθC(n)=ΔθC(n-1) +{〔(θ0(n)−θ0(n-1))/2〕−ΔθC(n-1)}/4 ・・・(3)
【0024】ステップ28では、当該中立点オフセット
補正量の変化量ΔθC(n)を前回の中立点オフセット補正
量θC(n-1)に加算して、今回の操舵角検出値中立点オフ
セット補正量θC(n)を θC(n)=θC(n-1)+ΔθC(n)・・・(4) により求める。
【0025】なお、ステップ25で操舵角検出値の中立
点オフセット補正量を更新すべき安定した車両走行状態
でないと判定した場合、ステップ29においてθC(n)
θC( n-1)とし、ステップ30においてΔθC(n)=Δθ
C(n-1)とする。
【0026】ステップ31においては、上記のようにし
て更新したり設定した今回の操舵角検出値中立点オフセ
ット補正量θC(n)だけ操舵角検出値θm を補正する次式
の演算により、オフセット補正を実行して中立点補正舵
角θm(n)' を求め、 θm(n)=θm +θC(n)・・・(5) これを図3に示す以下のヨーレート制御に資する。
【0027】図3のステップ32では、上記の中立点補
正舵角θm(n)' および前記した車体速Vi から、目標ヨ
ーレートφS を次式により算出する。 φS =(θm(n)' /Vi )β・・・(6) 但し、 β:定数 この式で求めた目標ヨーレートφS は、車体速Vi ごと
の中立点補正舵角θm( n)' に応じた目標とすべきヨーレ
ートを表すが、目標ヨーレートφS としては他の任意の
ものでもよい。
【0028】ステップ33では、上記目標ヨーレートφ
S に対するヨーレート検出値φm の偏差Δφを Δφ=φS −φm ・・・(7) により求め、ステップ34において、ヨーレート制御フ
ラグFLAGyaW が既に1にされているか否かにより、
現在ヨーレート制御中か否かを判定する。
【0029】未だヨーレート制御中でなければ、ステッ
プ35において、図4の実線に対応するマップをもとに
車体速Vi から、ヨーレート制御を開始すべきヨーレー
ト偏差設定値ΔφS を検索し、ヨーレート偏差Δφが当
該設定値ΔφS 以上であるか否かによりヨーレート制御
を開始すべきか否かを判定する。ヨーレート制御を開始
すべきでなければ制御をそのまま終了し、ヨーレート制
御を開始すべきなら、ステップ36でヨーレート制御の
開始を示すようにヨーレート制御フラグFLAGyaW
1にセットして以下のヨーレート制御を開始させる。
【0030】先ずステップ38で、図5に対応するマッ
プをもとに、前記した中立点オフセット補正量の1演算
周期中における変化量ΔθC(n)からヨーレート制御ゲイ
ンを検索して求める。ここで図5のゲイン特性は、例え
ば1回の制御では補正しきれない中立点オフセット補正
量の下限値相当の値ΔθC1よりも上記の変化量ΔθC(n)
が大きい領域で、当該変化量ΔθC(n)の増大につれてヨ
ーレート制御ゲインを低下させるような特性とする。
【0031】次いでステップ39において、当該制御ゲ
インで実ヨーレートφm を目標ヨーレートφS に一致さ
せるための目標後輪舵角を演算し、ステップ40で、当
該目標後輪舵角に後輪を操舵するためのアクチュエータ
駆動信号を電磁弁ソレノイド8に出力することにより、
要求通りのヨーレート制御を実行する。
【0032】ところで本実施の形態においては、ヨーレ
ート制御周期中における中立点オフセット補正量の変化
量ΔθC(n)が上記設定変化量ΔθC1以上である間、ヨー
レート制御ゲインを低下させることから、操舵角検出値
θm の中立点オフセット補正が1回の制御では完了しな
いような場合においては、つまり当該補正が終了する前
においては、ヨーレート制御が抑制されることとなり、
不正な中立点補正舵角θm(n)' を用いたヨーレート制御
が通常通りに行われて車両挙動が不安定になるのを回避
することができる。
【0033】なお上記ではヨーレート制御ゲインを低下
させてヨーレート制御を抑制することとしたが、その代
わりに、若しくは、これと共に、図4に2点鎖線の矢印
で示すごとく、ヨーレート制御周期中における中立点オ
フセット補正量の変化量Δθ C(n)が上記設定変化量Δθ
C1以上である間、ヨーレート制御域が狭くなるよう図4
の特性を可変にしても同様の目的を達成することができ
る。
【0034】ステップ34で、既にヨーレート制御フラ
グFLAGyaW が1にセットされていると判定する場合
は、つまり、既にヨーレート制御中であると判定する場
合は、ステップ37において、図4の1点鎖線に対応す
るマップをもとに車体速Viから、ヨーレート制御を終
了すべきヨーレート偏差設定値ΔφE を検索し、ヨーレ
ート偏差Δφが当該設定値ΔφE 未満であるか否かによ
りヨーレート制御を終了すべきか否かを判定する。未だ
ヨーレート制御を終了すべきでなければ、ステップ38
〜40による上記したヨーレート制御を続行させる。
【0035】ヨーレート制御を終了すべきなら、ステッ
プ41で、アクチュエータ6が中立状態になるよう電磁
弁ソレノイド8を制御し、アクチュエータ6の中立状態
で後輪舵角を0にする。次にステップ42において、ヨ
ーレート制御が終了したことを示すようにヨーレート制
御フラグFLAGyaW を0にリセットして制御を終了す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態になる車両のヨーレート
制御装置を示す車両操舵システムのハードウエア構成図
である。
【図2】同実施の形態においてコントローラが実行する
ヨーレート制御プログラムの前半部分を示すフローチャ
ートである。
【図3】同ヨーレート制御プログラムの後半部分を示す
フローチャートである。
【図4】同ヨーレート制御で用いるヨーレート制御領域
を例示する領域線図である。
【図5】同ヨーレート制御で用いるヨーレート制御ゲイ
ンを例示する変化特性図である。
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 3 ステアリングホイール 4 ステアリングギヤ 6 後輪操舵アクチュエータ 8 電磁弁 9 オイルポンプ 14 コントローラ 15 操舵角センサ(操舵角検出手段) 16 ヨーレートセンサ 17 左前輪速センサ 18 右前輪速センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】操舵角検出値の中立点オフセット補正量を
更新すべき安定した車両走行状態である場合、ステップ
26〜28において、以下により当該補正量の更新を行
うこととする。ステップ26においては、操舵角検出値
θm に前回の中立点オフセット推定補正量θ0(n-1)を加
算して求めたθm " から、(Vi ・φm ・α)の演算で
求まる(αは定数)推定操舵角を差し引く次式の演算に
より、今回の中立点オフセット推定補正量θ0(n)を算出
する。θ0(n)=θm " −(Vi ・φm ・α)・・・
(2)但し、α:定数θm " =θm +θ0(n-1)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】ステップ27では、今回の中立点オフセッ
ト推定補正量θ0(n)への以下のリミッタ処理により、中
立点オフセット補正量の1演算周期中における変化量Δ
θC( n)を求める。 θ0(n)−θ0(n-1)≧Δθcmax(定
数)のとき、ΔθC(n)=Δθcmax θ0(n)−θ0(n-1)
≦Δθcmin(定数)のとき、ΔθC(n)=Δθcmin
記以外のΔθcmin<θ0(n)−θ0(n-1)<Δθcmaxのと
き、ΔθC(n)=θ0(n)−θ0(n-1)なお、中立点オフセッ
ト補正量の変化量ΔθC(n)は上記に代えて、中立点オフ
セット推定補正量θ0(n)を1次遅れのフィルタに通して
得られる次式のようなものとすることもできる。Δθ
C(n)=ΔθC(n-1)+{〔(θ0(n)−θ0(n-1))/2〕−
ΔθC(n-1)}/4・・・(3)
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を直進させる中立操舵位置からの絶
    対操舵角を検出する操舵角検出手段の操舵角検出値を、
    中立操舵位置で該操舵角検出値が0になるようにする中
    立点オフセット補正量だけ補正して中立点補正舵角を求
    め、この中立点補正舵角を基に目標ヨーレートを決定し
    てこの目標ヨーレートが達成されるよう車両を挙動制御
    するようにした装置において、 ヨーレート制御周期中における前記中立点オフセット補
    正量の変化量が設定変化量以上である間、ヨーレート制
    御を抑制するよう構成したことを特徴とする車両のヨー
    レート制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ヨーレート制御
    の抑制をヨーレート制御ゲインの低下により行うよう構
    成したことを特徴とする車両のヨーレート制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記ヨーレ
    ート制御の抑制をヨーレート制御領域の狭小により実現
    するよう構成したことを特徴とする車両のヨーレート制
    御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、前記設定変化量を、1回の制御で前記中立点オフセ
    ット補正を完了しきれない中立点オフセット補正量の下
    限値に対応させたことを特徴とする車両のヨーレート制
    御装置。
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