JP2770505B2 - 車両の後輪舵角制御装置 - Google Patents

車両の後輪舵角制御装置

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JP2770505B2 JP1313984A JP31398489A JP2770505B2 JP 2770505 B2 JP2770505 B2 JP 2770505B2 JP 1313984 A JP1313984 A JP 1313984A JP 31398489 A JP31398489 A JP 31398489A JP 2770505 B2 JP2770505 B2 JP 2770505B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両の後輪舵角制御装置に係り、特に前輪に
舵角を生じさせるハンドル操舵に応じて後輪を補助操舵
するものに関する。
〔従来の技術〕
従来、車両の走行中における運動性能、操縦性および
安定性を向上させるための後輪舵角制御装置が種々提案
されている。例えば、特開昭60−124572号公報では、車
重の変化、路面摩擦係数の変化等、走行条件に変化があ
る場合にも対応できるようにするものとして、ハンドル
角あるいは前輪操舵角と車速とから操舵によって当然生
ずるべき車両に加わる目標ヨーレイトを算出し、この目
標ヨーレイトと車両の実挙動により生じる実ヨーレイト
とが常に一致するように後輪を操舵するいわゆるヨーレ
イトフィードバック制御によるものが提案されている。
このものにおいては、目標ヨーレイトに対して実ヨーレ
イトが小のときは実ヨーレイトを大きくするよう前輪の
操舵方向とは逆方向に後輪を操舵(逆相操舵)し、逆に
目標ヨーレイトに対して実ヨーレイトが大のときは実ヨ
ーレイトを小さくするよう前輪の操舵方向と同じ方向に
後輪を操舵(同相操舵)することによって目標とするヨ
ーレイトを得るものである。なお、ヨーレイトとは操縦
によって発生する車軸上方から見た車両重心点まわりの
回転角速度(ヨー角速度)のことである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述のものは、ハンドル角を入力として車
両の目標ヨーレイトを算出する際に、ハンドル角に対応
して定常的に車両に発生するヨーレイトを目標ヨーレイ
トとしている。そのため、例えばレーンチェンジ初期等
に運転者がハンドルをステップ状に操舵するような場
合、すなわち急速な旋回運動を要する操舵の過渡状態に
おいては、ヨーレイトフィードバック制御におけるヨー
レイト位相遅れが大となることから車両に発生するヨー
レイトの応答性が悪くなってしまう。操舵後定常状態と
なればヨー角すなわち横すべり角は零となるものの、操
舵初期の過渡状態においては零とすることができず、運
転者の操舵フィーリングに合わなくなってしまうのであ
る。
なお、この過渡状態でのヨーレイトのフィードバック
応答性を向上させるためにヨーレイトフィードバック制
御のフィードバックゲインを大きくとることも考えられ
るが、その場合定常状態でのヨーレイトの安定性が損わ
れてしまうという問題があり、適当でない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、ハン
ドル操舵における過渡時の応答性と定常時の安定性を両
立して、より優れた車両の操縦安定性を得ることのでき
る車両の後輪舵角制御装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、第1図の基本構
成に示す如く、 電気的指令値をうけて車両の後輪舵角を調整する後輪操
舵機構と、 少なくとも車速を検出する車速センサと、前輪操舵時
の前輪操舵角を検出する前輪操舵角センサと、車両に発
生するヨーレイト(ヨー角速度)を検出するヨーレイト
センサとから成り、車両の走行状態を検出する走行状態
検出手段と、 該走行状態検出手段にて検出された走行状態に応じ
て、前記前輪操舵時の車両挙動の定常状態における目標
ヨーレイトを算出する目標ヨーレイト演算手段と、 該目標ヨーレイトと前記ヨーレイトセンサから検出さ
れた実ヨーレイトとの誤差を小さくするよう後輪の操舵
角指令位置を算出する後輪操舵角演算手段と、 該後輪操舵角指令位置に後輪を操舵位置決めするよう
前記後輪操舵機構に電気的指令値を発生する後輪位置決
め制御手段と を備えた車両の後輪舵角制御装置において、 前記目標ヨーレイト演算手段で算出された目標ヨーレ
イトに進みの伝達特性を持たせる過渡特性補正手段を備
えるという技術的手段を採用する。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図において、後輪操舵機構3内に取付けられた直
流サーボモータ5は電気的制御装置6の電気的指令値信
号を受けて正逆方向に回転し、減速ギア4を通して油圧
パワーアシスト付きラック・アンド・ピニオン機構3つ
まり操舵機構の入力軸(図示しないトーションバー)に
連結されている。トーションバーの他端にはピニオンギ
ア3bが装着されており、パワーピストン3aの一端に形成
されたラック3cと噛み合っている。すなわち、モータ5
によりトーションバーの一端がまわされ、トーションバ
ーがねじれ、油圧バルブ4aの絞り面積が変化し、トーシ
ョンバーのねじれを修正する方向に油圧を供給してパワ
ーピストン3aを動かす機構となっている。パワーピスト
ン3aの両端は、各々タイロッド3dを介してナックルアー
ム3eに連結されている。後輪8はナックルアーム3eによ
って左右方向へ揺動自在に支持されている。
したがって、図中の矢印方向にパワーピストン3aが動
くことで、後輪8は左右に操舵される。トーションバー
のねじれがなくなると油圧バルブ4aの絞り面積は0とな
り、パワーピストンを動かす油圧は0となってパワーピ
ストンは停止する。ここで後輪操舵角センサ2は、パワ
ーピストン3aの位置を検出し信号を出力する。電気的制
御装置6は、この信号に基づいて、パワーピストン3aの
位置と後輪実舵角との関係から、後輪実舵角を求めると
ともに、後輪実舵角のその変化率より操舵角速度も求め
る。サーボモータ5を含む操舵機構3と制御装置6とに
よって、後輪操舵角指令位置に後輪実舵角が一致するよ
う後輪を位置決め制御する位置決めサーボ系を構成して
いる。尚、7aは油圧バルブ4aを介してパワーピストン3a
に油圧を供給する油圧ポンプ、7bはオイルタンクを示
す。
1a〜1cは車両の運転、走行状態を検出する状態検出手
段となるセンサであって、検出信号を電気的制御装置6
に出力する。1bはステアリングホイール10の回転を検出
して、前輪9の操舵角θに応じた前輪操舵角信号を出
力する前輪操舵角センサ、1aは車軸又は車輪の回転速度
を検出し車速Vに応じた車速信号を出力する車速セン
サ、1cはジャイロ等で構成されて車両の重心を中心とし
た車両の回転角速度(ヨーレイトWa)に応じたヨーレイ
ト信号を出力するヨーレイトセンサである。
制御装置6を第3図のブロック図に基づいて説明す
る。制御装置6は、車速センサ1aからの車速信号を波形
成形してマイクロコンピュータ60に取り込むための波形
成形回路61と、後輪操舵角センサ2、前輪操舵角センサ
1b、ヨーレイトセンサ1cからの各信号を取り込むための
アナログバッファ63と、アナログデジタル変換を行うA/
Dコンバータ64と、マイクロコンピュータ60からの電流
指令値信号Ifに応じた電流Iを直流サーボモータ5に供
給する駆動回路180から構成される。
次に制御装置6とマイクロコンピュータ60の処理手順
を第4図に示すフローチャートに従って説明する。処理
は、第4図(a)のメイン処理、同図(b)の定時割込
処理、同図(c)の車速パルス処理によって行われる。
まず、マイクロコンピュータ60起動時にステップ601
にて初期化された後、ステップ602にて所定の各種処理
を繰返し行うメイン処理が実行される(第4図(a)参
照)。
そして、一定時間毎(例えば5ms毎)に第4図(b)
に示す定時割込処理の割込みが行われ、ステップ603か
らステップ607に示す処理が実行される。
ステップ603では、第4図(c)に示す車速パルス割
込処理で記憶された車速パルス幅において、車速センサ
1aからの車速信号に基づいて車速Vを算出する。なお、
第4図(c)に示す車速パルス割込処理は、ステップ60
8にて前回のパルス割込が発生した時刻と今回の割込発
生時刻とから車速パルス幅を算出して記憶しておくもの
である。
次にステップ604にて前輪操舵各センサ1b、ヨーレイ
トセンサ1c、後輪操舵角センサ2からA/Dコンバータ64
を介して各種A/D変換データを取り込み、前輪操舵角す
なわちハンドル角θ、実ヨーレイトWa、後輪実舵角θ
を算出する。
ステップ605では、後述するようにして、ステップ604
にて算出した各種データより後輪操舵角指令位置θ
算出する。
次のステップ606では、ステップ605にて算出された後
輪操舵角指令位置θとステップ604にて算出された後
輪実舵角θとに基づいて、その両者の差を無くすべく
一般に公知の後輪位置決めサーボ演算を行い、この演算
結果により次のステップ607では電流指令値信号Ifを算
出し、直流サーボモータ5を駆動すべく駆動回路180に
出力する。
次に第5図に示すフローチャートに従って、後輪操舵
角指令位置θの算出(第4図(b)のステップ605)
を詳細に説明する。
まず、ステップ651では、第4図(b)のステップ60
3、604にて算出された車速V、ハンドル角θから、次
の(1)式に基づいて定常時目標ヨーレイトWsを算出す
る。
ここで、Khは車両のアンダーステアあるいはオーバー
ステア特性を表わすステビィリティファクタで、通常一
定値として予め設定される値である。また、このスタビ
ィリティファクタKhは、第6図(a)、(b)、(c)
に示すように、車速V、ハンドル角θをパラメータと
した関数値として決定することもできる。lは車両のホ
イールベース、Nはステアリングギア比で、各々車両諸
元より決定されている。
次のステップ652では、ステップ651で算出した定常時
目標ヨーレイトを入力として、(2)式に示す伝達関数
H(s)で定める過渡特性を持たせ、最終的な目標ヨー
レイトWiを算出する。
ここで、K1は過渡時のゲインを表わし、K1>1に値が
設定されている。また、Tは時定数、sはラプラス演算
子である。なお、(2)式は連続系の伝達特性で示され
ているが、本例ではゼロ次ホールダによる厳密な離散化
を行って実現している。
以下、このステップ652での演算処理、すなわち
(3)式に示す処理方法について説明する。
Wi(s)=H(s)・Ws(s) …(3) まず、(3)式をサンプリングインターバルh(第4
図(b)に示す定時割込処理の周期)で離散化する。以
下、伝達関数H(s)の入力をu(s)、出力をy
(s)として説明する。(3)式を状態方程式表現に変
換する。
であるから、 ここで、h、Tは既知の定数であるから は定数として扱うことができる。従って、 を適宜にスケーリングして、(5)式を演算することに
より伝達特性H(s)の出力y(s)を算出することが
できる。すなわち、u=Ws、y=Wiとし、(5)式を演
算することで、定常時目標ヨーレイトWsから最終的な目
標ヨーレイトWiを算出できる。
次のステップ653では、第4図(b)のステップ604で
算出した車両に実際に発生している実ヨーレイトWaとス
テップ652で算出した目標ヨーレイトWiとの誤差ΔWを
式(6)に従って算出する。
ΔW=Wa−Wi …(6) ステップ654では、ステップ653で算出した誤差ΔWと
ステップ603で算出した車速Vより、(7)式に従って
後輪操舵角指令値θを算出する。
θ=F(ΔW,V) …(7) ここで、F(ΔW,V)はヨーレイト誤差ΔWと車速V
とパラメータとする関数であり、第7図(a)に示すよ
うに2次元のマップを検索して算出する様にしている。
一般に車速が中速域の場合式(1)に示すヨーレイトゲ
イン、すなわち前輪舵角に対するヨーレイトの比は高く
なるため、第7図(a)に示すように、後輪操舵角指令
値θは、車速Vに対して低速域では大きく、中速域で
は小さくし、高速域ではゆるやかに大きくなる様に設定
されている。また、ヨーレイト誤差ΔWに対しては、比
例的に後輪操舵角指令値θを設定している。なお、ヨ
ーレイト誤差ΔWが極めて小さい領域(ΔW≦ΔW0)で
はθ=0とする。また、後輪操舵角指令値θは、第
7図(b)に示すように、単にヨーレイト誤差ΔWから
算出するようにしてもよい。
第8図に上記実施例の制御ブロック図を示す。前輪操
舵角すなわちハンドル角θと車速Vとからヨーレイト
ゲインを考慮して決定された定常状態での目標ヨーレイ
トすなわち定常時目標ヨーレイトWsを式(1)により算
出し、この定常時目標ヨーレイトWsを入力として(2)
式に示す一次の伝達関数H(s)を通した信号を最終的
な目標ヨーレイトWiとして、実際に車両に発生している
実ヨーレイトWaとの誤差信号ΔWから後輪舵角θを算
出する。ここで、この一次の伝達特性H(s)が車両の
旋回過渡時の特性補正を決定している。
次に、ハンドル角がステップ的に変化した場合を例に
とって、上記実施例の作用を第9図(a)〜(e)を用
いて説明する。なお、第9図はハンドル角をステップ的
に操舵した場合の定常時目標ヨーレイトWs、最終的な目
標ヨーレイトWi、後輪実舵角θ、車両に発生する実ヨ
ーレイトWsの特性を同一時間軸に並記したものである。
ハンドル角が第9図(a)に示すようにステップ的に
変化した場合、前述の式(1)により、定常時目標ヨー
レイトWsは第9図(b)に示す如くハンドル角θに比
例したものとなる(ただし車速Vは一定とする)。
ハンドル角に比例してステップ的に変化した定常時目
標ヨーレイトWsは、過渡時の特性補正を決定する式
(2)に示す一次の伝達関数H(s)を通すことによ
り、第9図(c)に示す如く、過渡時に一次進み的な変
化をし、時定数Tで定常時目標ヨーレイトWsに近づき、
やがて車両が定常状態に落ちつくと定常時目標ヨーレイ
トと一致するものとなる。
この様に変化させたものを最終的な目標ヨーレイトWi
として、ヨーレイトフィードバック制御を行うと、ハン
ドル角操舵過度時においてフィードバックゲインを大き
くとったことと等価となり、第9図(d)に示す如く、
車両後輪は操舵過渡時にハンドル角と逆相方向に操舵さ
れ、過渡時の車両横すべり角を零とすることができる。
また、車両が定常状態に落ちつく頃には、車両後輪はハ
ンドル角と同相に操舵され、ここでも車両の横すべり角
を零とすることができる。
第10図(a)〜(d)にステップ的に操舵させたハン
ドル角、そのハンドル角に応じた後輪実舵角θ、車両
に発生する実ヨーレイトWa、車両の横すべり角(ヨー
角)の特性を、同一時間軸上に並記する。なお、第10図
において曲線Aは上記実施例の特性線、曲線Bは過渡時
の特性補正を行わない従来のものの特性線である。第10
図(c)、(d)に示すように、上記実施例のものは従
来のものに比べて、ハンドル角操舵過渡時のヨーレイト
の応答性が向上し、車両の横すべり角は過渡時、定常時
に拘らず零とすることができている。
従って、第8図のブロック図に示すように、過渡特性
を補正する伝達関数H(s)を通すことにより、車両操
舵の定常状態のみならず、過渡状態においても車両の横
すべり角を零とすることができ、車両に発生するヨーレ
イトの周波数特性が高周波領域で改善されて応答性がよ
くなり、車両の操縦性・安定性をより向上させることが
できる。
なお、上記実施例、第5図のステップ652の演算処理
における式(2)において、伝達特性H(s)の過渡ゲ
インK1(>1)および時定数Tは予め設定された一定値
としていたが、第11図(a)、(b)に示すように車速
Vにより補正するようにしてもよい。その場合、さらに
車速に応じた制御が可能となり、より運転者の操舵フィ
ーリングに合うものとすることができる。
さらに、他の実施例として第12図の制御ブロック図に
示す様な構成としてもよい。このものはハンドル角(あ
るいはハンドル角および車速)に応じて予め設定された
前後輪操舵比を掛け、その結果を式(8)に示す一次遅
れの伝達特性G(s)を通して、上記一実施例で説明し
た後輪操舵角指令値θに加うる様にしたものである。
この一次遅れの伝達特性G(s)の実現は、上述のス
テップ652での演算と同様に、ゼロ次ホールダによる厳
密な離散化を行うことで達成できる。
なお、この一次遅れの伝達特性G(s)の時定数T
は、上述の一実施例と同様に車速Vに応じて補正するよ
うにしてもよく、また、目標ヨーレイト算出時の伝達特
性H(s)の時定数と同一であってもよい。
この第12図に示すものは、車両の横すべり角をさらに
小さくするとともに、車両走行条件に変動の少ない定常
走行時において、車両旋回時の車両横すべり角を小さく
すると共に、高速走行時の前輪操舵角に対してヨーレイ
トが増大することを抑制することができ、さらに車両の
操縦性と安定性を両立させることができる。
〔発明の効果〕
以上、詳述したよう本発明によれば、ハンドル操舵に
おける過渡時の応答性と定常時の安定性を両立して、よ
り優れた車両の操縦安定性を得ることのできるという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成図、第2図は本発明の一実施
例を示す模式構成図、第3図は電気的制御装置6を示す
電気回路構成図、第4図(a)〜(c)および第5図は
マイクロコンピュータ60の処理手順を示すフローチャー
ト、第6図(a)〜(c)はスタビィリティファクタKh
の設定方法を説明する特性図、第7図(a),(b)は
後輪操舵角指令値θの決定方法を説明する特性図、第
8図は本発明一実施例における制御ブロック図、第9図
(a)〜(e)はハンドル角の変化に対応した定常時目
標ヨーレイトWs,目標ヨーレイトWi,後輪実舵角θr,車両
実ヨーレイトWaの変化特性図、第10図(a)〜(d)は
ハンドル角の変化に対応した後輪舵角,車両ヨーレイ
ト,車両横すべり角の変化特性図、第11図(a),
(b)は各々過渡ゲインK1,時定数Tの車速Vによる補
正を示す特性図、第12図は本発明の他の実施例における
制御ブロック図である。 1a……車速センサ,1b……前輪操舵角センサ, 1c……ヨーレイトセンサ,2……後輪操舵角センサ, 3……後輪操舵機構,4……減速ギア,4……直流サーボモ
ータ,6……電気的制御回路,8……後輪,9……前輪,10…
…ステアリングホイール,60……マイクロコンピュー
タ。
フロントページの続き (72)発明者 村川 隆二 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−10970(JP,A) 特開 昭61−211165(JP,A) 特開 昭60−161256(JP,A) 特開 昭60−124572(JP,A) 特開 平1−153378(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 6/00 B62D 7/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的指令値をうけて車両の後輪舵角を調
    整する後輪操舵機構と、 少なくとも車速を検出する車速センサと、前輪操舵時の
    前輪操舵角を検出する前輪操舵角センサと、車両に発生
    するヨーレイト(ヨー角速度)を検出するヨーレイトセ
    ンサとから成り、車両の走行状態を検出する走行状態検
    出手段と、 該走行状態検出手段にて検出された走行状態に応じて、
    前記前輪操舵時の車両挙動の定常状態における目標ヨー
    レイトを算出する目標ヨーレイト演算手段と、 該目標ヨーレイトと前記ヨーレイトセンサから検出され
    た実ヨーレイトとの誤差を小さくするよう後輪の操舵角
    指令位置を算出する後輪操舵角演算手段と、 該後輪操舵角指令位置に後輪を操舵位置決めするよう前
    記後輪操舵機構に電気指令値を発生する後輪位置決め制
    御手段と を備えた車両の後輪舵角制御装置において、 前記目標ヨーレイト演算手段で算出された目標ヨーレイ
    トに進みの伝達特性を持たせる過度特性補正手段を備え
    たことを特徴とする車両の後輪舵角制御装置。
  2. 【請求項2】前記過渡特性補正手段は、前記伝達特性
    を、 であらわされる一次進みの伝達特性性として設定したこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両の後輪舵角制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記過渡特性補正手段は、前記走行状態検
    出手段にて検出された走行状態に応じて、前記伝達関数
    を補正するようにしたことを特徴とする請求項1または
    2に記載の車両の後輪舵角制御装置。
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