JPH11138807A - インクジェットヘッドとその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドとその製造方法

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JPH11138807A
JPH11138807A JP9311960A JP31196097A JPH11138807A JP H11138807 A JPH11138807 A JP H11138807A JP 9311960 A JP9311960 A JP 9311960A JP 31196097 A JP31196097 A JP 31196097A JP H11138807 A JPH11138807 A JP H11138807A
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ink jet
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットヘッドとその製造方法に関
し、高精彩化印刷と小型・軽量化に寄与する。 【解決手段】 厚さ方向に貫通するスリットが形成され
たシリコン基板31と、シリコン基板31の表面に被着して
該スリットを覆う酸化シリコン膜32と、該スリットに対
応して酸化シリコン膜32の上に形成された圧電アクチュ
エータ36と、シリコン基板31の裏面に接合し、該スリッ
トに連通するノズル35を備えたノズル板34とを備え、シ
リコン基板31の表面にインク流路を圧迫する酸化シリコ
ン膜32と圧電アクチュエータ36を一体化させた構成と、
該構成に適応する製造方法であり、インクジェットプリ
ンタの小型・軽量化および印字の高精彩化を可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに適用するインクジェットヘッドとその製造方
法、特に、高精彩な印刷を可能とするインクジェットプ
リンタの小型化と軽量化および、その構成に適応した製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のインクジェットプリンタは、高精
彩な印刷を可能にするため、独立する複数のインク流路
を高密度化した小形軽量構成のものが求められるように
なった。
【0003】かかるインクジェットプリンタにおいて、
インクジェットヘッドからインクを飛翔させる手段とし
ては、ノズル内に埋め込んだ発熱体に通電し、インク中
にバブルを発生させたときの体積変化を利用するバブル
ジェット方式と、圧電体素子(圧電アクチュエータ)に
通電して発生する圧力波を利用するインパクト方式が注
目されている。
【0004】図4はインクジェットプリンタの概略構成
を示す側面図、図5は図4のインクジェットヘッドの構
成例を示す側断面図である。図4において、1はインク
ジェットヘッドユニット、2は記録媒体、3は図紙の厚
さ方向に延在する記録媒体2送出用のプラテンローラ、
4はインク溜まり、5はインクジェットヘッド1を図紙
の厚さ方向に往復動させるキャリッジである。
【0005】インクジェットヘッドユニット1を搭載し
たキャリッジ5は、図紙の厚さ方向に延在する一対のガ
イドシャフト6と7に案内されて往復動し、インクジェ
ットヘッド1から記録媒体2に向けて飛翔させて消費す
るインクは、インク溜まり4から補給されるようにな
る。
【0006】図5において、インクジェットヘッドユニ
ット1に収容されたインパクト方式のインクジェットヘ
ッド9は、流路板10と、振動板11と、上部電極13
と下部電極14を備えた圧電アクチュエータ(電気機械
変換素子)12とで構成されている。
【0007】流路板10には、インク流路(圧力室)1
5と、インク流路15に連通してインク溜まり4からイ
ンクの供給を受けるインク供給路16と、インク流路1
5に連通して流路板10の下面に開口するインク飛翔用
のノズル18が形成されている。
【0008】振動板11は、流路板10に接合されイン
ク流路15およびインク供給路16の上面を覆ってお
り、圧電アクチュエータ12の下部電極14は、振動板
11下のインク流路15と対向する位置に接合されてい
る。
【0009】流路板10にインク流路15等を形成する
方法としては、ステンレス,ガラス等の基板にエッチン
グする方法が用いられ、このように形成された流路板1
0とステンレス等で形成された振動板11とは、拡散接
合等の手法で接合されている。
【0010】インク流路15に圧力を発生させる駆動部
であり、上部電極13と下部電極14とが圧電層17を
挟む構成の圧電アクチュエータ12は、振動板11の上
面のインク流路15対向部分に接着剤で接合され、圧電
アクチュエータ12への電圧印加のための信号線(図示
せず)は、はんだ接続または圧着等の手法により、上部
電極13と下部電極14に接続される。
【0011】これまで、高精彩印刷が可能なインパクト
方式のインクジェットヘッドとして、圧電アクチュエー
タには、圧電層の33モード歪(縦振動)を利用する方
式と、圧電層の31モード歪(横振動)を利用する方式
が知られている。
【0012】33モード歪を利用する方式の圧電アクチ
ュエータは、発生する圧力が大きいが変位量が小さいの
で、インクジェットヘッドに利用したときには電極と圧
電層を多層化する等の工夫が必要になる。
【0013】そのため、静電容量が大きくなってドライ
バに負担がかかる、多層化させる場合に電極パターンを
形成した圧電セラミックスシートを積層し焼成させるた
め製造工程が増える、隣接するインク流路に不要な圧力
を印加させ易い(クロストークが生じ易い)等の問題点
があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
高精彩化印刷と装置の小型化・軽量化を実現するには、
小さな静電容量と大きなインク流路内圧力を両立させ、
クロストークが生じ難い構成のインクジェットヘッドが
要望されている。
【0015】そのため、圧電層の31モード歪を利用し
た種々のインクジェットヘッドとその製造方法、例えば
シリコン基板を選択的に異方性エッチングし、インク流
路と振動板を同時に形成したもの(例えば特開平6−2
06317号公報参照)、シリコン熱酸化膜を内包する
薄膜層(振動板)は支持体の異方性エッチングによって
歪変形を可能とし、その薄膜層の歪変形はオリフィスプ
レートに設けた圧力室(インク流路)に収容された圧電
素子によるもの(例えば特開平4−312852号公報
参照)が提案されている。
【0016】しかし、圧電層の31モード歪を利用した
従来のインクジェットヘッドは、何れも前記要望に対し
不十分であり、さらに安価で高性能なインクジェットヘ
ッドが望まれていた。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、インク
ジェットヘッドの一層の高性能化と小型・軽量化を実現
させることである。
【0018】上記目的を達成する本発明の第1のインク
ジェットヘッドは、インク流路内のインクを圧電アクチ
ュエータが加圧し、該インク流路に連通するノズルから
該インクを飛翔させるインクジェットヘッドにおいて、
厚さ方向に貫通して該インク流路の側壁となるスリット
が形成されたシリコン基板と、該シリコン基板の表面に
被着し該スリットを覆う酸化シリコン膜と、該スリット
に対応して該酸化シリコン膜の上に形成された圧電アク
チュエータと、該スリットに連通するノズルが設けられ
該シリコン基板の裏面に接合されるノズル板とを備えた
ことである。
【0019】上記目的を達成する本発明の第2のインク
ジェットヘッドは、前記本発明の第1のインクジェット
ヘッドにおいて、前記圧電アクチュエータが、前記酸化
シリコン膜に被着する下部電極と、該下部電極に積層さ
れた圧電層と、該圧電層に積層された上部電極にて構成
され、該下部電極がPt/Ti積層膜またはPt/Ir
2 積層膜またはSrRuO3 /Pt/Ti積層膜また
は(La,Sr)CoO3 /Pt/Ti積層膜から形成
され、該上部電極が該下部電極と同一素材で積層順序が
逆の積層膜から形成されていることである。
【0020】上記目的を達成する本発明の第3のインク
ジェットヘッドは、前記本発明の第1のインクジェット
ヘッドにおいて、前記圧電アクチュエータが、前記酸化
シリコン膜に被着する下部電極と、該下部電極に積層さ
れた圧電層と、該圧電層に積層された上部電極にて構成
され、該圧電層が0.5Pb(Ni1/3 Nb2/3 )O 3
−0.35PbTiO3 −0.15PbZrO3 からな
ることである。
【0021】上記目的を達成する本発明の第4のインク
ジェットヘッドは、前記本発明の第1のインクジェット
ヘッドにおいて、前記下部電極および上部電極の外部信
号線接続部に、Au/Ni積層膜が被着されていること
である。
【0022】上記目的を達成する本発明の第1のインク
ジェットヘッドの製造方法は、インク流路内のインクを
圧電アクチュエータが加圧し、該インク流路に連通する
ノズルから該インクを飛翔させるインクジェットヘッド
の製造方法において、シリコン基板の表面に酸化シリコ
ン膜を形成する工程と、該シリコン基板の裏面からの異
方性エッチングによって、該シリコン基板を厚さ方向に
貫通しするスリットを該シリコン基板に形成する工程
と、該スリットに対応するノズルが形成されたノズル板
を該シリコン基板の裏面に接合させる工程と、該スリッ
トに対応せしめ該酸化シリコン膜の上面に該圧電アクチ
ュエータの下部電極を形成する工程と、該下部電極に重
ねて該圧電アクチュエータの圧電層を形成する工程と、
該圧電層に重ねて該圧電アクチュエータの上部電極を形
成する工程を含むことである。
【0023】上記目的を達成する本発明の第2のインク
ジェットヘッドの製造方法は、前記本発明の第1のイン
クジェットヘッドの製造方法において、前記圧電層を、
圧電粉末をゾル−ゲル溶液に分散させたゾル−ゲル法に
より前記下部電極の上に被着させた圧電膜から形成する
ことである。
【0024】上記目的を達成する本発明の第3のインク
ジェットヘッドの製造方法は、前記本発明の第2のイン
クジェットヘッドの製造方法において、前記ゾル−ゲル
溶液に感光性溶液を使用し、前記圧電膜の露光現像処理
によって前記圧電層を所要パターンに形成することであ
る。
【0025】上記目的を達成する本発明の第4のインク
ジェットヘッドの製造方法は、前記本発明の第2のイン
クジェットヘッドの製造方法において、前記ゾル−ゲル
溶液に含まれる有機物の熱分解を含む熱処理で形成され
た前記圧電膜の組成が、0.5Pb(Ni1/3
2/3 )O3 −0.35PbTiO3 −0.15PbZ
rO 3 となるように、前記圧電粉末および該ゾル−ゲル
溶液を調整して用いることである。
【0026】上記目的を達成する本発明の第5のインク
ジェットヘッドの製造方法は、前記本発明の第2のイン
クジェットヘッドの製造方法において、前記圧電粉末に
単分散粉末を用いることである。
【0027】前記本発明の第1のインクジェットヘッド
において、酸化シリコン膜をシリコン基板に形成させた
のちインク流路用のスリットを形成するまたは、シリコ
ン基板の表面に酸化シリコン膜形成層を残してインク流
路用スリットを形成してから該酸化シリコン膜形成層の
酸化処理を行うことで、シリコン基板と酸化シリコン膜
および酸化シリコン膜と圧電アクチュエータ、即ちシリ
コン基板に酸化シリコン膜と圧電アクチュエータの一体
化形成が可能である。
【0028】従って、本発明の第1のインクジェットヘ
ッドは、インク流路に対する圧電アクチュエータの位置
決めが容易となり、インクジェットプリンタの高精彩印
刷,小型化,軽量化が可能になる。
【0029】前記本発明の第2のインクジェットヘッド
において、下部電極および上部電極をPtとTiの積層
膜から形成したものは、従来の電極形成プロセスを利用
できる利点があり、PtとIrO2 の積層膜から形成し
たものは、圧電層に対する反応性が弱い(圧電層に対し
て安定である)という利点があり、SrRuO3 とPt
とTiの積層膜または(La,Sr)CoO3 とPtと
Tiの積層膜から形成したものは、SrRuO3 または
(La,Sr)CoO3 の結晶構造が圧電層のそれに似
ており、圧電層に対する整合性に優れるという利点があ
る。
【0030】前記本発明の第3のインクジェットヘッド
において、0.5Pb(Ni1/3 Nb2/3 )O3 −0.
35PbTiO3 −0.15PbZrO3 にてなる圧電
層は、31モードの圧電特性に優れる。そのため、圧電
層の31モード歪を利用するインクジェットヘッドの高
性能化に有利である。
【0031】前記本発明の第4のインクジェットヘッド
において、Au/Ni層は、電極とその電極に電圧を印
加する信号線とのはんだ接続に有効である。即ち、圧電
アクチュエータの信号線ははんだを使用して容易に接続
できるようになる。
【0032】前記本発明の第1のインクジェットヘッド
の製造方法は、本発明による前記第1のインクジェット
ヘッドに適応する製造方法であり、シリコン基板と酸化
シリコン膜および酸化シリコン膜と圧電アクチュエータ
を一体化させて形成する。
【0033】前記本発明の第2のインクジェットヘッド
の製造方法は、前記本発明の第1のインクジェットヘッ
ドの製造方法において、前記第1のインクジェットヘッ
ドの圧電層に適応するゾル−ゲル法で形成させることの
提案である。
【0034】前記本発明の第3のインクジェットヘッド
の製造方法は、前記本発明の第2のインクジェットヘッ
ドの製造方法において、前記第1のインクジェットヘッ
ドの圧電層のパターン形成を容易化する提案である。
【0035】前記本発明の第4のインクジェットヘッド
の製造方法は、前記本発明の第2のインクジェットヘッ
ドの製造方法において、圧電層の組成に関する提案であ
り、31モード歪の圧電特性に優れた圧電層が得られる
ようになる。
【0036】前記本発明の第5のインクジェットヘッド
の製造方法は、前記本発明の第2のインクジェットヘッ
ドの製造方法において、前記圧電粉末に単分散粉末を用
いることで、均一組成の圧電層が得られるようになる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例によるイン
クジェットヘッドの概略構成の説明図、図2は本発明の
実施例によるインクジェットヘッドの製造方法の説明図
(その1)、図3は本発明の実施例によるインクジェッ
トヘッドの製造方法の説明図(その2)である。
【0038】図1において、(a)はインク流路を横切
る方向に切断したインクジェットヘッドの断面図、
(b)はインク流路の長さ方向に切断したインクジェッ
トヘッドの断面図である。
【0039】簡略化して示す図1において、従来のイン
クジェットヘッド9に相当するインクジェットヘッド3
0は、複数のインク流路33を形成したシリコン基板3
1と、一部分が振動板となる酸化シリコン膜32と、複
数のノズル35を形成したノズル板34と、圧電アクチ
ュエータ36にてなる。
【0040】シリコン基板31の表面に被着する酸化シ
リコン膜32は、インク流路33を形成する前のシリコ
ン基板31の熱酸化等の手法で、シリコン基板31と一
体化されるように形成されており、シリコン基板31の
複数のインク流路33のそれぞれにインクを供給するイ
ンク供給穴41が形成されている。
【0041】シリコン等にてなるノズル板34は、イン
ク流路33に連通するノズル35を形成したのち、イン
ク流路33が形成されたシリコン基板31の下面に、拡
散接合等の手法で接合層40を介して接合する。
【0042】圧電アクチュエータ36は、酸化シリコン
膜32の上面に被着する下部電極(共通電極)37と、
複数のインク流路33のそれぞれに対応し下部電極37
の上に形成された圧電層38と、複数の圧電層38のそ
れぞれの上に形成された上部電極39にて構成され、下
部電極37と上部電極39に所定の電圧を印加する信号
線(図示せず)は、はんだ付け等の手法によって、下部
電極37と上部電極39に接続させることになる。
【0043】かかるインクジェットヘッド30による印
字は、前述した従来のインクジェットプリンタのそれと
同様に、即ちプラテン3に沿って移動するインクジェッ
トヘッド9にインクジェットヘッド30を搭載し、圧電
アクチュエータ36の所定の上部電極39に所定時機,
所定時間だけ電圧を印加する。
【0044】すると、電圧を印加した上部電極39が対
応する部分で酸化シリコン膜32はインク流路33側に
撓み、撓みを生じたインク流路33内圧力が上昇する
と、そのインク流路33に連通するノズル35からイン
クが飛翔し、その飛翔によって消費したインクは、イン
ク供給穴41からインク流路33内に補給される。
【0045】図2(a)において、適当な厚さ例えば厚
さ1mmのシリコン基板31の表面に酸化シリコン膜
(SiO2)32を形成させる。厚さが500nm程度の
酸化シリコン膜32は、TEOS−CVD法によってシ
リコン基板31の表面のみに形成するまたは、熱酸化法
によってシリコン基板31の全面に形成させたのち、少
なくとも裏面に形成された酸化膜を研磨によって除去す
る。従って、シリコン基板31と酸化シリコン膜32は
一体化されている。
【0046】図2(b)において、上面に酸化シリコン
膜32が被着形成されたシリコン基板31には、裏面か
らの通常の異方性エッチングによって、シリコン基板3
1を厚さ方向に貫通する複数のスリット33′を形成す
る。
【0047】シリコン基板31の裏面の所定部が露呈す
るレジストパターンを形成し穿設されたスリット33′
は、所定部における酸化シリコン膜32の裏面を露呈さ
せることになり、その裏面が露呈する部分の酸化シリコ
ン膜32が振動部となる。
【0048】なお、スリット33′が形成されたシリコ
ン基板31の表面に、スリット33′を覆う酸化シリコ
ン膜32を形成する他の方法として、スリット33′形
成後に、酸化シリコン膜32を形成する方法もある。即
ち、シリコン基板31の表層部を残す溝をシリコン基板
31の裏面からエッチングによって形成したのち、その
表層部を熱酸化処理して酸化シリコン膜32を形成させ
る。
【0049】図2(c)において、スリット33′が形
成されたシリコン基板31の裏面に、ノズル板34を接
合する。厚さが0.2mm程度であり、例えばシリコン
にてなるノズル板34には、複数のスリット33′のそ
れぞれに対応するノズル35があけられており、シリコ
ン基板31とノズル板34は接着剤で接合させる方法も
あるが、本発明では拡散結合(熱圧着)により形成され
る接合層40によって接合することを推奨する。
【0050】そして、酸化シリコン膜32が形成された
シリコン基板31の下面にノズル板34を接合し、イン
ク流路33、即ちスリット33′の上面と下面が酸化シ
リコン膜32とノズル板34によって覆われたインク流
路33が構成されるようになる。
【0051】図2(d)において、酸化シリコン膜32
の上に下部電極37を形成させる。例えばスパッタリン
グにより形成し厚さが100nmの下部電極37は、複
数の上部電極39に対する共通電極であり、酸化シリコ
ン膜32の全面またはマスクを利用した所定領域に限定
し形成させることになる。
【0052】下部電極37としては、従来のそれと同じ
であるPt/Tiの2層構成または、Pt/IrO2
2層構成または、SrRuO3 /Pt/Tiの3層構成
または、(La,Sr)CoO3 /Pt/Tiの3層構
成とする。
【0053】Pt/Tiの下部電極37は、従来の製造
プロセスを継承できる利点があり、Pt/IrO2 の下
部電極37は、下部電極37の上に被着する圧電部材に
対する反応性が弱いという利点があり、SrRuO3
Pt/Tiおよび(La,Sr)CoO3 /Pt/Ti
の下部電極37は、SrRuO3 および(La,Sr)
CoO3 の結晶構造が、下部電極37の上に被着する圧
電部材のそれに類似し整合性に優れる利点がある。
【0054】さらに、前記積層構成の下部電極37にお
いて、圧電アクチュエータ36を駆動させる信号線の接
続部にAu/Ni層を被着させると、下部電極37と該
信号線との接続にはんだが使用できるようになる。
【0055】図2(e)において、下部電極37の上に
厚さが1〜3μm程度の圧電膜380を被着させる。圧
電層38を形成するための圧電膜380は、従来の圧電
層17と同じPZTで形成してもよいが、本発明では
0.5Pb(Ni1/3 Nb2/3)O3 −0.35PbT
iO3 −0.15PbZrO3 を推奨する。
【0056】かかる圧電膜380は、化学めっき,融液
エピタキシー法等の従来技術によっても形成できるが、
本発明ではスピンコーターを利用したゾル−ゲル法を推
奨する。
【0057】組成が0.5Pb(Ni1/3 Nb2/3 )O
3 −0.35PbTiO3 −0.15PbZrO3 の圧
電膜380をゾル−ゲル法で形成するには、Pb,N
i,Nb,Ti,Zrを含む有機金属溶液(エトキシ
ド)を使用し、乾燥(例えば150℃で30分)・有機
物の熱分解(例えば400℃で30分)・アニール(例
えば600℃〜800℃で30分〜60分)の熱処理後
の組成が、0.5Pb(Ni1/3 Nb2/3 )O3 −0.
35PbTiO3 −0.15PbZrO3 となるように
調整されたゾル−ゲル溶液、例えばPb(CH3 CO
O)2を1.O5mol比,Ti(OC2 5)4 を0.3
5mol比,Zr(OC2 5)4 を0.15mol比,
Nb(OC2 5)4 を0.33mol比,Ni(CH3
COO)2を0.17mol比とし、Pbを5mol%過
剰に添加したゾル−ゲル溶液に圧電粉末を分散させたも
の、特に圧電粉末としては例えば粒径が0.1μmに揃
った単分散粉末を用いることが望ましい。
【0058】そして、ゾル−ゲル法による圧電膜380
はスピンコーターを使用することになり、厚さが1〜3
μm程度の圧電膜380はスピンコートを2〜3回程度
繰り返すことになる。
【0059】図3(a)において、圧電膜380の不要
部を除去して圧電層38をパターン形成し、パターン形
成された圧電層38は、乾燥・有機物の熱分解除去・ア
ニールの熱処理、例えば150℃で30分程度加熱する
乾燥処理と、400℃で30分程度加熱する有機物熱分
解処理と、600℃〜800℃で30分〜60分加熱す
るアニール処理を施すことになる。
【0060】かかる圧電層38のパターン形成方法とし
ては、マスクを使用して圧電膜380の不要部分を除去
(溶去)させてもよいが、UV硬化型レジストを含む溶
液で圧電膜380を形成すれば、その露光現像処理で圧
電層38をパターン形成させることができる。
【0061】図3(b)において、圧電層38の上にス
パッタプロセスによる上部電極39を形成する。例えば
厚さが100nmの上部電極39は、複数の圧電層38
を個々に駆動させる電極であり、本実施例においてスパ
ッタリング装置を使用した上部電極39は、上部電極3
9が被着してはならない領域をマスク(図示せず)で覆
い、スパッタリング後にそのマスクを除去する方法で形
成している。
【0062】上部電極39の材質としては、従来のそれ
と同じであるTi/Ptの2層構成または、IrO2
Ptの2層構成またはTi/Pt/SrRuO3 の3層
構成またはTi/Pt/(La,Sr)CoO3 の3層
構成とする。
【0063】Ti/Ptの上部電極39は、従来の製造
プロセスを継承する利点があり、IrO2 /Ptの上部
電極39は、上部電極39を被着する圧電部材に対する
反応性が弱いという利点があり、Ti/Pt/SrRu
3 とTi/Pt/(La,Sr)CoO3 の上部電極
39は、結晶構造が圧電層38のそれに類似し整合性に
優れる利点がある。
【0064】さらに、複層構成の上部電極39におい
て、その最上層にAu/Ni層を被着させると、その上
部電極39に所定電圧を印加する信号線の接続に、はん
だが利用できるようになる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるインク
ジェットヘッドとその製造方法は、シリコン基板上に酸
化シリコン膜と圧電アクチュエータとを順次形成させた
または形成させる構成であり、インク流路に対する圧電
アクチュエータの位置決めが容易かつ正確となり、イン
クジェットプリンタの高精彩印刷,小型化,軽量化が可
能になる。
【0066】そして、前記本発明によるインクジェット
ヘッドとその製造方法において、圧電アクチュエータの
下部電極および上部電極をPtとTiの積層膜から形成
した構成は、従来の電極形成プロセスを利用できる利点
があり、PtとIrO2 の積層膜から形成したものは、
圧電層に対する反応性が弱い(圧電層に対して安定であ
る)という利点があり、SrRuO3 とPtとTiの積
層膜または(La,Sr)CoO3 とPtとTiの積層
膜から形成したものは、SrRuO3 または(La,S
r)CoO3 の結晶構造が圧電層のそれに似ており、圧
電層に対する整合性に優れるという効果が得られる。
【0067】さらに、前記本発明によるインクジェット
ヘッドとその製造方法において、圧電層を0.5Pb
(Ni1/3 Nb2/3 )O3 −0.35PbTiO3
0.15PbZrO3 とした構成は、31モード歪を利
用したインクジェットヘッドを高性能化せしめ、上部電
極と下部電極の信号線接続部にAu/Ni層を被着した
構成は、圧電アクチュエータの信号線がはんだを使用し
て容易に接続できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例によるインクジェットヘッド
の概略構成の説明図である。
【図2】 本発明の実施例によるインクジェットヘッド
の製造方法の説明図(その1)である。
【図3】 本発明の実施例によるインクジェットヘッド
の製造方法の説明図(その2)である。
【図4】 インクジェットプリンタの概略構成を示す側
面図である。
【図5】 図4のインクジェットヘッドの構成例を示す
側断面図である。
【符号の説明】
30 インクジェットヘッド 31 シリコン基板 32 酸化シリコン膜 33 インク流路 33′ インク流路用のスリット 34 ノズル板 35 ノズル 36 圧電アクチュエータ 37 下部電極 38 圧電層 39 上部電極 380 圧電膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク流路内のインクを圧電アクチュエ
    ータが加圧し、該インク流路に連通するノズルから該イ
    ンクを飛翔させるインクジェットヘッドにおいて、 厚さ方向に貫通するスリットが形成されたシリコン基板
    と、 該シリコン基板の表面に被着して該スリットを覆う酸化
    シリコン膜と、 該スリットに対応して該酸化シリコン膜の上に形成され
    た圧電アクチュエータと、 該スリットに連通するノズルが設けられ該シリコン基板
    の裏面に接合されるノズル板とを備えたことを特徴とす
    るインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 前記圧電アクチュエータが、前記酸化シ
    リコン膜に被着する下部電極と、該下部電極に積層され
    た圧電層と、該圧電層に積層された上部電極にて構成さ
    れ、 該下部電極がPt/Ti積層膜またはPt/IrO2
    層膜またはSrRuO 3 /Pt/Ti積層膜または(L
    a,Sr)CoO3 /Pt/Ti積層膜から形成され、 該上部電極が該下部電極と同一素材で積層順序が逆の積
    層膜から形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記圧電アクチュエータが、前記酸化シ
    リコン膜に被着する下部電極と、該下部電極に積層され
    た圧電層と、該圧電層に積層された上部電極にて構成さ
    れ、 該圧電層が0.5Pb(Ni1/3 Nb2/3 )O3 −0.
    35PbTiO3 −0.15PbZrO3 からなること
    を特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 前記圧電アクチュエータが、前記酸化シ
    リコン膜に被着する下部電極と、該下部電極に積層され
    た圧電層と、該圧電層に積層された上部電極にて構成さ
    れ、 該下部電極および上部電極の外部信号線接続部に、Au
    /Ni積層膜が被着されていることを特徴とする請求項
    1記載のインクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】 インク流路内のインクを圧電アクチュエ
    ータが加圧し、該インク流路に連通するノズルから該イ
    ンクを飛翔させるインクジェットヘッドの製造方法にお
    いて、 シリコン基板の表面に酸化シリコン膜を形成する工程
    と、 該シリコン基板の裏面からの異方性エッチングによっ
    て、該シリコン基板を厚さ方向に貫通するスリットを該
    シリコン基板に形成する工程と、 該スリットに対応するノズルが形成されたノズル板を該
    シリコン基板の裏面に接合させる工程と、 該圧電アクチュエータの下部電極を該酸化シリコン膜の
    上に形成する工程と、 該スリットに対応する該圧電アクチュエータの圧電層を
    該下部電極に重ねて形成する工程と、 該圧電アクチュエータの上部電極を該圧電層に重ねて形
    成する工程を含むことを特徴とするインクジェットヘッ
    ドの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のインクジェットヘッドの
    製造方法において、 前記圧電層を、圧電粉末をゾル−ゲル溶液に分散させた
    ゾル−ゲル法により前記下部電極の上に被着させた圧電
    膜から形成することを特徴とするインクジェットヘッド
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のインクジェットヘッドの
    製造方法において、 前記ゾル−ゲル溶液に感光性溶液を使用し、前記圧電膜
    の露光現像処理によって前記圧電層を所要パターンに形
    成することを特徴とするインクジェットヘッドの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のインクジェットヘッドの
    製造方法において、 前記ゾル−ゲル溶液に含まれる有機物の熱分解を含む熱
    処理で形成された前記圧電膜の組成が、0.5Pb(N
    1/3 Nb2/3 )O3 −0.35PbTiO3−0.1
    5PbZrO3 となるように、前記圧電粉末および該ゾ
    ル−ゲル溶液を調整して用いることを特徴とするインク
    ジェットヘッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6記載のインクジェットヘッドの
    製造方法において、 前記圧電粉末に単分散粉末を用いることを特徴とするイ
    ンクジェットヘッドの製造方法。
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