JPH11138500A - プレス裁断機および裁断用刃型 - Google Patents

プレス裁断機および裁断用刃型

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JPH11138500A
JPH11138500A JP9312951A JP31295197A JPH11138500A JP H11138500 A JPH11138500 A JP H11138500A JP 9312951 A JP9312951 A JP 9312951A JP 31295197 A JP31295197 A JP 31295197A JP H11138500 A JPH11138500 A JP H11138500A
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cutting
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press head
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禎造 西村
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義廣 久門
Keiko Suzuki
ケイ子 鈴木
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健 斎藤
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    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A41H3/00Patterns for cutting-out; Methods of drafting or marking-out such patterns, e.g. on the cloth

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 裁断用刃型の脱着操作を簡単にしたプレス裁
断機を提供する。また、裁断用刃型の支持板として刃型
の形状や寸法に応じた大きさのものを選択可能にし、支
持板材料の無駄を低減するプレス裁断機および裁断用刃
型を提供する。 【解決手段】 移動テーブル30の上方にプレスヘッド
24を垂設したプレス裁断機において、プレスヘッド2
4の下端にフランジ部43を突設すると共に、該フラン
ジ部43の左右両側部に左右対をなす挟持板46a,4
6a;46b,46bを上下動可能に取り付け、該挟持
板と前記フランジ部との間に裁断用刃型Gの支持板2を
脱着自在に挟持する。左右対をなす挟持板46a,46
a;46b,46bは互いに対間隔が異なる複数対から
なり、この複数対のいずれか一対に裁断用刃型Gを装着
する。裁断用刃型G1 ,G2 ,G3 は互いに大きさの異
なる支持板をもつ複数種類からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、編織物、不織布、
人工皮革等のシート材から型片を裁断するプレス裁断機
および裁断用刃型に関し、さらに詳しくは裁断用刃型の
脱着操作を簡単にし、また裁断用刃型のコスト低減を可
能にする生産性に優れたプレス裁断機および裁断用刃型
に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス裁断機はプレスヘッドの下端に裁
断用刃型を装着し、その裁断用刃型を移動テーブル上に
積層された複数枚の布地等の被裁断用シート材にプレス
し、同一の型片を効率よく多量に裁断する機械である。
一般に裁断用刃型は刃型を支持板の片面に固定した構成
からなり、プレス裁断機のプレスヘッドに装着するとき
は、上記支持板を介してボルト・ナットによりレンチ等
を使用して締付け固定するようになっている。しかし、
裁断用刃型の脱着をボルト・ナットのネジ止めにより、
しかもプレス裁断中に弛みが発生しないように堅く締付
け固定したものは、その脱着作業に非常に手間がかか
り、裁断用刃型の交換作業に多大の時間を費やすことに
なるため生産性を著しく低下する原因になっていた。
【0003】他方、従来のプレス裁断機は、プレスヘッ
ドに対する裁断用刃型の装着機構が一定構造に特定され
ているため、刃型の形状や大きさに無関係に裁断用刃型
の支持板として一定寸法のものを使用しなければならな
かった。そのため形状や寸法が小さい刃型の場合にも、
所定の大きな寸法の支持板に対して取り付ける必要があ
ったため、支持板として余白部分が多い無駄な材料の使
用を余儀なくされており、これがコストアップの原因に
なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、裁断
用刃型の脱着操作を簡単にして生産性向上を可能にした
プレス裁断機を提供することにある。本発明の他の目的
は、裁断用刃型の支持板として刃型の形状や寸法に応じ
た大きさのものを選択可能にし、支持板材料の無駄を低
減するようにしたプレス裁断機および裁断用刃型を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
る本発明は、被裁断シート材を積層して前後方向に移動
可能な移動テーブルを設置し、該移動テーブルの上方に
下端に裁断用刃型を装着したプレスヘッドを垂設したプ
レス裁断機において、前記プレスヘッドの下端にフラン
ジ部を突設すると共に、該フランジ部の左右両側部に左
右対をなす挟持板を上下動可能に取り付け、該挟持板と
前記フランジ部との間に裁断用刃型の支持板を脱着自在
に挟持する構成にしたプレス裁断機を特徴とするもので
ある。
【0006】このようにプレスヘッドの下端に突設する
フランジ部の左右両側部に左右対をなす挟持板を上下動
可能に取り付け、これを裁断用刃型の装着機構にしたか
ら、挟持板の昇降操作だけで裁断用刃型を簡単に短時間
で脱着することができる。また、第2の目的を達成する
本発明は、上記プレス裁断機の構成において、前記挟持
板として互いに対間隔が異なる複数対の挟持板を取り付
け、これら複数対のいずれか一対に裁断用刃型の支持板
を装着することを特徴とするものであり、また裁断用刃
型が前記複数対の挟持板毎にその対間隔の大きさに対応
して互いに異なる幅の支持板をもつ複数種類からなるこ
とを特徴とするものである。
【0007】このように裁断用刃型の脱着機構を左右対
をなす挟持板を上下動可能に取り付けて構成すると共
に、このような対をなす挟持板として対間隔が異なる複
数対を設けたので、裁断用刃型の支持板として大きさの
異なる複数種類で対応が可能になる。したがって、形状
や寸法の大きい刃型には大きい支持板を使用するが、小
さい刃型には小さい寸法の支持板を取り付けることがで
きるようになり、支持板材料の無駄をなくすことができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の実施
形態からなるプレス裁断機の正面図および側面図をそれ
ぞれ示す。図において、20は床上に据え付けられた基
台であり、その基台20の上に固定テーブル34が設け
られ、その上に矢印A方向を前進方向として前後に摺動
可能な移動テーブル30が設けられている。移動テーブ
ル30の上面には緩衝用のゴムシート35を介して複数
枚の布地が積層された被裁断用シート材Fが載せられて
いる。ゴムシート35は必ずしも必要ではないが、その
配置によりプレス裁断時の衝撃力が緩和され、裁断用刃
型等の破損が防止される。
【0009】移動テーブル30を移動させる前後移動機
構は、固定テーブル34の内側にボールネジ31を前後
方向に延設すると共に、このボールネジ31にボールナ
ット32を螺合させ、このボールナット32をサーボモ
ータ33によりボールネジ31を回転駆動することによ
り前進又は後進させるように構成されている。移動テー
ブル30の前後移動は、ボールナット32に連結されて
行われるようになっている。
【0010】固定テーブル34の後方には延反台38が
設けられ、移動テーブル30上に載らない余剰の被裁断
用シート材Fが支持されるようになっている。また、移
動テーブル30の後端には必要により可撓性カバー36
が連結され、この可撓性カバー36が移動テーブル30
の位置の如何にかかわらず常に固定テーブル34を覆う
ことによって、固定テーブル34の表面にゴミ等が蓄積
しないようにする。
【0011】基台20の左右両側には支柱21,21が
固定され、この両支柱21,21の上端部間に横梁22
が跨ぐように横設されている。この横梁22に支持部2
3を介してプレスヘッド24が垂設され、そのプレスヘ
ッド24の下端部に裁断用刃型Gが装着されている。支
持部23には油圧シリンダ23cが内設され、この油圧
シリンダ23cによりプレスヘッド24を上下動させ
て、下端の裁断用刃型Gにより移動テーブル30上の被
裁断用シート材Fをプレス裁断する。
【0012】また、プレスヘッド24の側部にはエアシ
リンダー25が取り付けられている。このエアシリンダ
ー25は、往復作動することによって下端のフランジ部
43をプレスヘッド24の中心軸周りに0°〜180°
の間で往復回動させ、それによって裁断用刃型Gの向き
を180°ずつ交互に反転させることができるようにな
っている。
【0013】プレスヘッド24を垂設している支持部2
3は、横移動機構により横梁22の長手方向に延びるレ
ール26に沿って左右に往復移動する。その横移動機構
は、横梁22の長手方向に沿ってボールネジ27を内設
すると共に、このボールネジ27にボールナット28を
螺合させ、このボールナット28をサーボモータ29に
よりボールネジ27を回転駆動することにより左右に往
復移動するように構成されている。上記支持部23はボ
ールナット28に連結されて往復移動するようになって
いる。
【0014】プレスヘッド24のプレス作動により裁断
用刃型Gにより移動テーブル30上の被裁断用シート材
Fをプレス裁断する操作は、上記横移動機構によりプレ
スヘッド24を所定ピッチずつ横移動させながら1個ず
つ行い、また横一列のプレス裁断が終了すると、上記前
後移動機構により移動テーブル30を所定ピッチ前進さ
せて、次の横一例のプレス裁断を横移動機構により所定
ピッチずつ横移動させながら行い、以後これを繰り返す
ように行われる。
【0015】上記プレスヘッド24の後側には、移動テ
ーブル30の上方を横切るように押さえバー50が設け
られている。この押さえバー50は、基台20の両側部
に取り付けられたシリンダ51により上下に昇降するよ
うになっており、プレス裁断時に下降して移動テーブル
30上の被裁断用シート材Fを押圧するようになってい
る。このように押さえバー50が、プレス裁断時に被裁
断用シート材Fを押圧することにより、複数枚の生地等
が積層されたシート材Fの層間が裁断中にズレたり、引
っ張られたりして裁断ミスを発生しないようにすること
ができる。
【0016】また、プレスヘッド24の前側には、被裁
断用シート材Fの延反方向を横切る方向に直線状に延長
した残布裁断用カッター52が設けられている。この残
布裁断用カッター52は、図6(A),(B)に示すよ
うに、プレスヘッド24の前面に固定されたエアシリン
ダ53に連結されて上下動し、型抜き後にプレスヘッド
24の前方へ送り出された状態の被裁断用シート材Fの
残布を切り離すようにする。このように残布裁断用カッ
ター52により適宜残布の切り離しを行うことにより、
裁断前のシート材Fに皺や引き連れ等の負担が掛からな
いようにすることができる。
【0017】本発明のプレス裁断機は、上述した基本構
成において、プレスヘッド25に裁断用刃型Gを取り付
ける装着機構が、図3および図4に示すように構成さ
れ、また裁断用刃型Gが、図5に示すように支持板の大
きさが互いに異なる複数種類のものが使用できるように
なっている。裁断用刃型の装着機構は、図3に示すよう
に、プレスヘッド24の下端に突出したフランジ部43
の下面に、移動テーブル30の前進方向Aに対する左右
両側の位置に、左右一対ずつ2組の挟持板46a,46
aと46b,46bとがそれぞれ前部と後部とに取り付
けられている。各挟持板46a,46bは正面視がL形
に形成され、これに対してフランジ部43側はL形の挟
持板46a,46bが嵌合するようにL形の凹部が形成
され、嵌合時においてフランジ部43と挟持板46a,
46bの下面が面一に揃えられるようになっている。
【0018】これら挟持板46a,46a;46b,4
6bは、フランジ部43の上面に設けたエアシリンダ4
4a,44a;44b,44bのピストンロッド45
a,45a;45b,45bにより上下方向に昇降する
ようになっており、このような昇降構造により両外側の
一対の挟持板46a,46aとフランジ部43との間、
またその内側の一対の挟持板46b,46bとフランジ
部43との間に、それぞれ裁断用刃型の支持板を挟持す
る装着機構を2組構成している。
【0019】本発明において、上記エアシリンダ44
a,44bとしては、単動型および複動型のいずれであ
ってもよい。すなわち、ピストンの片室だけに圧空が供
給される単動型シリンダであっても、或いはピストンの
両室に交互に供給される複動型シリンダであってもよい
が、単動型シリンダの場合は、ピストンロッド45a,
45bを上動させる下側の室に圧空を供給する構成にす
る。
【0020】上述のようにプレスヘッド25に2組設け
られた装着機構のうち、両外側の挟持板46a,46a
の装着機構に裁断用刃型G1 を装着するときは、次のよ
うにして行われる。裁断用刃型G1 は、平板状の支持板
2に刃型1が固定され、その支持板2が長さL1 ×幅W
1 の大きさに形成されている。まず、図3(A)の嵌合
状態から、エアシリンダ44aの駆動によりピストンロ
ッド45aを下降させ、挟持板46a,46aを図3
(B)のように下降させて、フランジ部43の凹部下面
との間に隙間を形成させる。次いで、この隙間に裁断用
刃型G1 の支持板2の両側端部を、矢印のように挿入し
て挟持板46a,46a上に支持させる。次いで、図3
(C)のようにピストンロッド45a,45aを引き上
げ、挟持板46a,46aとフランジ部43との間に裁
断用刃型Gの支持板2を挟圧することによって装着が完
了する。
【0021】上記装着機構によれば、従来のボルト・ナ
ットの締め付けで行う装着機構のように、レンチ等の工
具を使って締付け操作や弛め操作をする作業が全く不要
になり、単にエアシリンダ44aにより挟持板46aを
昇降操作するだけでよいので、裁断用刃型Gを短時間に
ワンタッチで装着したり、また離脱したりすることがで
きる。
【0022】上記挟持板46a,46aの装着機構より
も内側に取り付けられた対間隔が狭い挟持板46b,4
6bから構成された装着機構は、上記裁断用刃型G1
りも支持板2の幅が狭いW2 の裁断用刃型G2 ,G3
装着するようになっている。しかし、基本構造は挟持板
46bがエアシリンダ44bのピストンロット45bに
より昇降するようになっていて、上記挟持板46aの装
着機構と実質的に同じである。
【0023】この装着機構は、支持板2の長さがL1
2 との2種類の異なる裁断用刃型G2 ,G3 を装着す
るため、上記挟持板46bが、図4(A)に示すように
全長L1 の中間部に長さL2 の凹部47を設けるように
している点で異なっている。支持板2が長さL1 ×幅W
2 の裁断用刃型G2 を装着するときは、図4(B)のよ
うに、挟持板46bの全長で支持板2の端部を支えるよ
うにし、また支持板2が長さL2 ×幅W2 の裁断用刃型
3 を装着するときは、図4(C)のように、挟持板4
6bの端部を凹部47に嵌合させて支持するようになっ
ている。
【0024】上述のように本発明のプレス裁断機の装着
機構は、大きさが異なる支持板に対して対応できるよう
になっている。すなわち、図5(A)のように支持板2
の大きさが長さL1 ×幅W1 である裁断用刃型G1 、図
5(B)のように長さL1 ×幅W2 である裁断用刃型G
2 、図5(C)のように長さL2 ×幅W2 である裁断用
刃型G3 のいずれの裁断用刃型も装着することができ
る。したがって、形状又は寸法が大きい刃型に対しては
大きい支持板を使用するが、形状又は寸法が小さい刃型
に対しては小さい支持板を使用すればよい選択が可能に
なり、支持板の大きさが1種類に限定されていた従来の
裁断用刃型に比べて支持板材料の無駄を大幅に低減する
ことができる。
【0025】上述のように刃型に応じて支持板の大きさ
を選択することができるため、裁断用刃型に使用される
支持板の材料としては、強度上の観点から無理に厚みの
大きい材料を使用する必要がなくなり、鋼などの金属材
料だけでなく、樹脂材料なども使用することができる。
特に樹脂材料の場合は透明な樹脂を使用することが好ま
しい。透明樹脂を使用することにより、支持板の上面か
ら裏面側の刃型の位置を透視確認することができるよう
になるため、被裁断用シート材に正確に無駄を生じない
ように効率的な裁断を行うことが可能になるからであ
る。
【0026】上述したプレス裁断機において、プレスヘ
ッド24のフランジ部43を裁断用刃型Gと共に0°と
180°との間を交互に反転できる構成は、被裁断用シ
ート材Fを出来るだけ余白を生じないように細密状態に
型抜きする上で重要な機構である。例えば、二等辺三角
形状の型片を一列ずつ多段に裁断していく場合、各段の
列とも型片の向きを全て同じにして裁断したのでは、隣
接し合う型片の間に無駄な余白が多量に発生する。しか
し、1列置きに裁断用刃型Gを180°ずつ反転させ且
つ横方向に半ピッチずらせて裁断するようにすれば、上
記型片間の余白に前後逆向きの型片を介在させるように
して、余白無駄を生じない裁断をすることができるよう
になるからである。
【0027】前述した実施形態では、フランジ部43と
共に裁断用刃型Gを反転させる駆動源としてエアシリン
ダ25を例示したが、これに限定されるものではなく、
サーボモータなどを使用してもよい。サーボモータの場
合は、フランジ部43を任意の角度位置での停止させる
ことができるので、裁断用刃型Gを0°と180°との
中間の角度に停止させることができ、繊維の配向に方向
性がない不織布や人工皮革等の被裁断用シートFの裁断
用として有利である。
【0028】反転の駆動源がエアシリンダの場合は、停
止位置に角度ずれを生ずる場合があるので、これを防止
するためには、180°ずつ回転して停止する位置でフ
ランジ部43をロックする機構を設けることが好まし
い。図7および図8は、このようにフランジ部を停止位
置でロックするロック機構を例示したものである。この
ロック機構は、図7および図8に示すように、プレスヘ
ッド24側の下端部外周に180°の間隔に一対のノッ
クピン56を出没するエアシリンダ55を取り付け、他
方、フランジ部43側に停止位置に対応させて、同じく
180°の間隔に上記ノックピン56が嵌合する係合孔
57を設けたものである。
【0029】このロック機構によると、図7(A)およ
び図8(A)に示すように、所定の停止位置では、プレ
スヘッド24側のノックピン56がフランジ部43側の
係合孔57に嵌合し、フランジ部43を所定の停止位置
に固定している。180°反転させるときは、図8
(B)のようにノックピン56を係合孔57から離脱さ
せると共に、図7(B)及び図8(C)のようにエアシ
リンダ25の作動によってフランジ部43を回動させ
る。そして、フランジ部43が180°回動した停止位
置で、再びノックピン56を突出させて係合孔57に嵌
合させれば、その停止位置にフランジ部43をロックす
ることができる。
【0030】したがって、上記ロック機構を使用すれ
ば、裁断用刃型Gをフランジ部と共に180°ずつ反転
させるようにしても、正確な精度の高いプレス裁断をす
ることが可能になる。
【0031】
【発明の効果】上述したように本発明のプレス裁断機に
よれば、プレスヘッドの下端に突設するフランジ部の左
右両側部に左右対をなす挟持板を上下動可能に取り付
け、これを裁断用刃型の装着機構にしたから、挟持板の
昇降操作だけで裁断用刃型を簡単に短時間で脱着するこ
とができ、生産性を向上することできる。
【0032】また、対をなす挟持板として互いに対間隔
が異なる複数対の挟持板を取り付け、これら複数対のい
ずれか一対に裁断用刃型の支持板を装着するようにした
場合は、裁断用刃型の支持板として大きさの異なる複数
種類で対応が可能になり、形状や寸法の大きい刃型には
大きい支持板を使用するが、小さい刃型には小さい寸法
の支持板を取り付けることができるようになるので、支
持板材料の無駄をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなるプレス裁断機を例示
する正面図である。
【図2】図1のプレス裁断機の側面図である。
【図3】本発明のプレス裁断機における裁断用刃型の装
着機構の説明図であり、(A)は装着前の斜視図、
(B)は装着操作中の斜視図、(C)は装着後の斜視図
である。
【図4】図3の装着機構の内側に設けた挟持板を片側だ
け示す説明図であり、(A)は該挟持板の斜視図、
(B)は該挟持板に支持板長が大きい裁断用刃型を支持
させたときの斜視図、(C)は該挟持板に支持板長が小
さい裁断用刃型を支持させたときの斜視図である。
【図5】(A),(B),(C)は、それぞれ本発明に
使用される裁断用刃型を示す斜視図である。
【図6】本発明のプレス裁断機に設けた残布裁断刃の部
分を示し、(A)は裁断操作前の正面図、(B)は裁断
時の正面図である。
【図7】(A),(B),(C)は、本発明のプレス裁
断機に設けられるロック機構の作動を工程順に示す説明
図である。
【図8】(A),(B),(C),(D)は、同じく本
発明のプレス裁断機に設けられるロック機構の作動を工
程順に示す説明図である。
【符号の説明】
1 刃型 2 支持板 G,G1 ,G2 ,G3 プレス裁断用刃型 20 基台 21 支柱 22 横梁 23 支持部 23c 油圧シリンダ 24 プレスヘッド 30 移動テーブル 46a,46a;46b,46b 挟持板 44a,44a;44b,44b エアシリンダ 45a,45a;45b,45b ピストンロッド 43 フランジ部 50 押さえバー 52 残布裁断用カッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 健 福島県福島市大森字西ノ内1番地 福島ワ コール縫製株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被裁断シート材を積層して前後方向に移
    動可能な移動テーブルを設置し、該移動テーブルの上方
    に下端に裁断用刃型を装着したプレスヘッドを垂設した
    プレス裁断機において、前記プレスヘッドの下端にフラ
    ンジ部を突設すると共に、該フランジ部の左右両側部に
    左右対をなす挟持板を上下動可能に取り付け、該挟持板
    と前記フランジ部との間に裁断用刃型の支持板を脱着自
    在に挟持する構成にしたプレス裁断機。
  2. 【請求項2】 前記挟持板として互いに対間隔が異なる
    複数対の挟持板を取り付け、これら複数対のいずれか一
    対に裁断用刃型の支持板を装着する請求項1に記載のプ
    レス裁断機。
  3. 【請求項3】 前記プレスヘッドの前側に前記移動テー
    ブルの上面まで上下動する残布裁断刃を設けた請求項1
    または2に記載のプレス裁断機。
  4. 【請求項4】 前記プレスヘッドの後側に前記移動テー
    ブルの上方を横切るように押さえバーを上下動可能に設
    け、該押さえバーがプレス裁断時に前記移動テーブル上
    の被裁断シート材を押圧するようにした請求項1〜3の
    いずれか1項に記載のプレス裁断機。
  5. 【請求項5】 前記フランジ部を前記プレスヘッドの軸
    心を中心に180°ずつ回動停止可能にすると共に、該
    フランジ部を停止位置でノックピンでロック可能にした
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のプレス裁断機。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれか1項に記載のプ
    レス裁断機に使用される裁断用刃型であって、前記複数
    対の挟持板毎にその対間隔の大きさに対応して互いに異
    なる幅の支持板をもつ複数種類からなる裁断用刃型。
JP31295197A 1997-11-14 1997-11-14 プレス裁断機および裁断用刃型 Expired - Fee Related JP3185019B2 (ja)

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