JPH11136226A - 通信処理回路 - Google Patents

通信処理回路

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Publication number
JPH11136226A
JPH11136226A JP9300133A JP30013397A JPH11136226A JP H11136226 A JPH11136226 A JP H11136226A JP 9300133 A JP9300133 A JP 9300133A JP 30013397 A JP30013397 A JP 30013397A JP H11136226 A JPH11136226 A JP H11136226A
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JP
Japan
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data
transmission
reception
control unit
frame
Prior art date
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Application number
JP9300133A
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English (en)
Inventor
Takaharu Nakamura
隆春 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のPHSにおけるアナログ音声信号をモ
デムにより変復調したデータ通信では、雑音の影響を受
けやすく、電波の強度、反射、妨害などによって通信レ
ートや品質が大きく低下する。本発明はこれらの課題を
解決する通信処理回路を提供する。 【解決手段】 同期パターン検出部1でフレーム同期を
確立し、受信フレームタイミング制御部2に従って受信
制御部3から受信データレジスタ5へ転送し、受信CR
C部4は受信のエラーのチェックを行う。送信では送信
データレジスタ6から送信フレームタイミング制御部7
に従って送信制御部8から送信し、CRC部9によりエ
ラーチェックコードを付加するという動作をし、PHS
の32kbpsの高速デジタルデータ通信を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PHSにおけるデ
ータ通信方式の標準の一つであるPIAFS(PHS Inte
rnet Access Forum Standard)を実現する回路方式に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、PHSにおいてのデータ通信は、
音声信号をアナログモデムにより変調・復調して行う
「みなし音声通信」によるデータ通信方式があった。こ
の従来のデータ通信方法を図6を用いて説明する。
【0003】図6において、103はPHS子機、10
2はPHS子機103からの音声信号を変調・復調して
シリアルデータに変換するアナログモデム、101はア
ナログモデム102とシリアルデータ通信を行い、デー
タ処理を行うPC等の端末、104はPHS子機と網を
接続する基地局である。
【0004】この「みなし音声通信」方式では、PHS
子機103のイヤホンジャック等とアナログモデム10
2をアナログ音声信号によって接続する。
【0005】データ受信時は、PHS子機103からの
音声信号をアナログモデム102によりシリアルデータ
に変換し、端末101で受信する。端末101からのデ
ータ送信時は、シリアルデータをアナログモデム102
に送信し、アナログモデム102は音声信号に変換して
PHS子機103を通じて送信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の
「みなし音声通信」は、アナログの音声信号をアナログ
モデムにより変復調しデータ通信を行っているため、雑
音の影響を受けやすい。このため基地局からの電波の強
度や、電波の反射、妨害などによって音声信号に雑音が
入ったり、瞬断などが起こるため、データのレートや品
質が大きく低下するという課題がある。
【0007】たとえばPIAFSは、PHSの32kb
psのデジタル通信インターフェースによりPHS網を
利用したデジタルデータ通信を行うための標準であり、
従来のアナログ信号の変復調によるデータ通信方式であ
る「みなし音声通信」の課題の解決を図っている。
【0008】本発明は上記の通信処理回路を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の通信処理回路に
おいては、受信動作では、受信したデータストリームか
ら特定の同期コードを検出し、その後規定のタイミング
で640ビットのフレームタイミングを生成し、受信フ
レーム毎のCRCチェック処理によって出力された32
ビットの結果と、フレームの終端に付加されている32
ビットのCRCコードとの比較を行ってそのフレームの
エラーチェックを行いながら、受信したデータをホスト
側のCPUの処理データバス幅に応じたパラレルデータ
に変換し、前記パラレルデータを受信データレジスタに
転送し、ホスト側のCPUが受信データを読取るといっ
た動作を行い、送信動作では、ホスト側のCPUからデ
ータを送信データレジスタに書込み、送信フレームタイ
ミング制御部から生成される送信タイミングに従って送
信データをシリアルに変換し、送信フレームの終端32
ビットにそのフレームデータのCRC処理結果を付加し
て送信するといった動作を行うことにより、PHSを使
用したデジタルデータ通信を行うようにしたものであ
る。
【0010】本発明によれば、従来のアナログモデムを
使用した「みなし音声通信」の課題であった通信データ
への雑音の影響や、通信レートの低下を解決した通信処
理回路が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、受信したベアラデータから同期コードを検出する同
期パターン検出部と、この同期パターン検出部からのタ
イミングに従い、フレームタイミングを生成する受信フ
レームタイミング制御部と、受信したベアラデータを受
信フレームタイミングに従ってパラレルデータに変換す
る受信制御部と、受信したデータの誤りを検出する誤り
検出部と、受信制御部からの受信データをホスト側へ送
るための受信レジスタとを有し、送信タイミングを生成
する送信フレームタイミング制御部と、ホスト側から送
信データを取り込むための送信データレジスタと、送信
データをフレームタイミングに従ってシリアルデータに
変換する送信制御部と、誤り検出のためのコードを送信
データに付加する誤り検出コード付加部とを有し、受信
動作では、同期パターン検出部は受信したデータストリ
ームから特定の同期コードを検出し、その後受信フレー
ムタイミング制御部は規定のタイミングでフレームタイ
ミングを生成し、誤り検出部にて受信フレームの誤り検
出を行いながら受信制御部は受信したデータをホスト側
の処理データバス幅に応じたパラレルデータに変換して
受信データレジスタへ転送し、送信動作では、ホスト側
からのデータを送信データレジスタが取り込み、送信制
御部は送信データレジスタからの送信データを送信フレ
ームタイミング制御部から生成される送信タイミングに
従って送信データをシリアルに変換し、送信フレーム内
に前記誤り検出コード付加部がコードを付加して送信す
るといった動作を行うことによりデジタルデータ通信を
行うことを特徴とする通信処理回路であり、デジタルデ
ータ通信であるため、従来のアナログモデムを使用した
「みなし音声通信」の課題であった通信データへの雑音
の影響や、通信レートの低下を解決できるという作用を
有する。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1におい
て、受信制御部及び送信制御部に接続された送受信バッ
ファメモリ制御部と、この送受信バッファメモリ制御部
に接続された送信・受信データを一時記憶するバッファ
メモリとを付加し、受信動作では、請求項1に記載した
一連の受信動作を行いながら、送受信バッファメモリ制
御部を通じて、受信制御部からのパラレル受信データを
1フレーム単位に一時バッファメモリ内に書込み、次の
1フレームの受信が終了する前に、ホスト側が1フレー
ムの受信データをバッファメモリから読み出す動作を行
い、送信動作では、ホスト側が、前の1フレーム分のデ
ータの送信が終る前に1フレーム毎に送信データを送受
信バッファメモリ制御部を通じてバッファメモリに書込
み、書込まれた送信データを送信制御部が請求項1に記
載した一連の送信動作によって送信を行うことを特徴と
する通信処理回路としたものであり、送受信データを一
時記憶するバッファメモリを設けることにより、1フレ
ームのブロック単位で送信データレジスタ及び受信デー
タレジスタとホスト側のCPU間のデータ転送が行える
ため、ホスト側のCPUの処理効率が向上するという作
用がある。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、送受信バッファメモリ制御部と受信データレジス
タ、送信データレジスタとに接続されたDMA制御部を
付加し、受信動作においては、バッファメモリ内に1フ
レーム分の受信データが書込まれた後、バッファメモリ
から受信データレジスタにデータが転送された時にホス
ト側に対して受信データの読み出し要求信号を出力し、
読み出し要求信号に応じてあらかじめ設定した所定のメ
モリ領域にDMA転送を行い、送信においては、バッフ
ァメモリ内の1フレーム分のデータが送信された後、送
信データレジスタにデータの書込みが可能な状態の時
に、ホスト側に送信データ書込み要求信号を出力し、送
信データホスト側のデータバス上の規定のメモリ領域か
ら書込み要求信号に応じてDMA転送を行うといった動
作を行うことを特徴とする通信処理回路としたものであ
り、DMA制御回路を設けることにより、1フレームの
ブロック単位毎に送信及び受信データをホスト側のCP
Uのバス上のメモリにDMA転送されるため、CPUが
転送処理を行う必要が無くなるので、ホスト側のCPU
の負荷が軽減されるという作用がある。以下、本発明の
実施の形態について、図1から図5を用いて説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態における通信処理回路のブロック図を示す。図
1において、1は受信データから同期コードを検出する
同期パターン検出部である。2は、データ送受信クロッ
クCLと、同期パターン検出部1からの信号から受信フ
レームのタイミングを生成する受信フレームタイミング
制御部である。3は、送受信クロックCLと受信フレー
ムタイミング制御部2からの信号に従って受信データを
シリアルからパラレルデータに変換する受信制御部であ
る。4は受信データのエラーチェックを行う受信CRC
部である。
【0015】5は受信制御部3からの受信データをホス
ト側のデータバスへ送り出すための受信データレジスタ
であり、ホスト側のCPUからの指令に従って受信制御
部3からの受信データをデータバスへ出力する。
【0016】次に送信側について説明する。6はホスト
側のデータバスに乗せられた送信データを取り込んむた
めの送信データレジスタである。7は送受信クロックC
Lから送信フレームのタイミングを生成する送信フレー
ムタイミング制御部、8は送信データレジスタ6からの
送信データをPIAFSの形式で送信する送信制御部で
ある。9は送信データにエラーチェックのためのCRC
コードを付加する送信CRC部である。
【0017】図2は本発明の通信処理回路を用いたPH
S情報通信端末のブロック図を示す。図2において、2
1は文字・グラフィクス用の入出力部であり、22はタ
ッチパネル入力装置、23はタッチパネル入力装置と重
ね合わせて配置されたモノクロ液晶表示器である。24
はモノクロ液晶表示器23のためのバックライトであ
る。
【0018】25は文字・グラフィクス情報を復号化す
る復号化機能を備えたモノクロLCDインターフェース
である。文字・グラフィックスの符号化データを入力さ
れたモノクロLCDインターフェース25は復号化処理
を行い、文字・グラフィックス復号化データを出力す
る。26は使用者が操作するための操作キーである。
【0019】28はアンテナである。29はベースバン
ドデータを無線周波数の信号に変換してアンテナ28か
ら送信し、またアンテナ28にて受信した無線周波数の
信号をベースバンドデータに変換するRFモジュール
(高周波回路)である。RFモジューから出力されるベ
ースバンドデータは文字・グラフィックスデータと動画
データとデシタル音声信号が多重されている。31はベ
ースバンドデータより文字・グラフィックスデータ、デ
シタル音声信号、PIAFS(ベアラ通信)信号に分離
する機能を備えたベースバンド処理手段である。
【0020】33は本発明に係わる通信処理回路であ
る。通信処理回路33はベースバント処理手段31によ
って分離されたPIAFS(ベアラ通信)信号を受け、
その中からデータを抽出して出力する。
【0021】34は各部の間でデータをやり取りするた
めのバスである。通信相手方から画像データが送られた
場合、画像データはH263方式で符号化されており、
通信処理回路33よりバス34へ出力される画像データ
はH.263方式の符号化画像データである。
【0022】35は動画用デコーダである。動画用デコ
ーダ35はH.263方式の符号化画像データを受け、
動画復号化処理を行って復号化済みのデジタルビデオデ
ータを出力する。36は動画用デコーダ35から出力さ
れたデータをアナログに変換するD/Aコンバータ機能
を備えたカラーLCDインターフェースである。37は
カラー液晶表示器である。動画用デコーダ35によって
復号化処理されたデジタルビデオデータはカラーLCD
インターフェース36でアナログ化され、出力されたア
ナログビデオ信号がカラー液晶表示器37で表示され
る。
【0023】39は音声を入力するためのマイクロホ
ン、40は受話音声を鳴らするためのスピーカである。
41は送話音声信号の増幅等の処理を行う音声回路およ
び受話音声信号の増幅等の処理を行う音声回路を備えた
音声インターフェースである。42は送信する音声信号
をデジタルデータに変換するA/Dコンバータおよび受
信したデジタルデシタル音声信号をアナログ信号に変換
するD/Aコンバータを備えたAD/DA変換部であ
る。43はG.723方式で符号化された受信データを
復号化するデコーダ機能および送信する音声信号をG.
723方式で符号化するエンコーダ機能を備えた符号化
処理部である。これらのマイクロホン39、スピーカ4
0、音声インターフェース41、AD/DA変換器4
2、符号化処理部43は本装置を携帯電話機として使用
する場合に、受信したデシタル音声信号を復号化処理
し、アナログの音声を再生するためのものである。
【0024】44は種々のリング音の波形データを格納
したリング波形メモリ、45はリング音を鳴らすための
リンガである。
【0025】46は本情報通信端末機の動作を制御する
CPUである。47はRAM(ランダムアクセスメモ
リ)であり、バス34を介して各種データを入出力して
記憶する。通信相手方より送られ、ベースバンド処理手
段31から出力された受信データも、バス34を介して
RAM47に入力し、記憶される。48はROM(リー
ドオンリーメモリ)であり、CPUを動作させるプログ
ラムデータおよび各種制御用データを格納し、バス34
を介してデータを出力する。
【0026】49は着脱可能なフラッシュメモリーであ
り、必要なときに装着してデータを書き込むことが出来
る。50は外部機器との間でPIAFS信号をやりとり
するためのPIAFSインターフェースである。
【0027】51は本情報通信端末へ電源を供給するた
めの電池、52は電池51の電圧を各部に必要な電圧に
変換するためのDC-DC変換器である。53は電池5
1へ充電電流を供給する充電回路、54は非接触充電の
ために充電器側から電力を受けるコイルである。55は
充電器に設けられ、非接触充電のために情報通信端末へ
電力を与えるためのコイル、56はコイル55に交流電
流を流す充電装置である。
【0028】モバイル端末として使用する場合には、デ
シタル音声信号はベースバント処理手段31により分離
され、ベースバント処理手段31から出力されたデジタ
ルデシタル音声信号は符号化処理部43によって復号化
される。そして音声インターフェース41にてアナログ
信号に変換され、増幅されてスピーカ40から出力す
る。
【0029】また携帯電話機として使用する場合の音声
送信側では、使用者の音声がマイクロホン39によって
電気信号に変換され、音声インターフェース41にて増
幅されるとともにデジタル信号に変換され、ベースバン
ト処理手段31へ送られる。
【0030】モバイル端末として動作する場合のデータ
の流れについて説明する。受信した電波はRFモジュー
ル29でベースバンドデータに変換され、ベースバンド
処理手段31で文字・グラフィックスデータ、デシタル
音声信号、PIAFS(ベアラ通信)信号に分離され
る。
【0031】ベースバント処理手段31によって分離さ
れた文字・グラフィックスの符号化データはバス34を
介してモノクロLCDインターフェース25へ送られ
る。符号化データを入力されたモノクロLCDインター
フェース25は復号化処理をおこない、文字・グラフィ
ックスデータを出力する。モノクロLCDインターフェ
ース25から出力されたデータはモノクロ液晶表示器2
3へ送られ、表示される。また受信したデータを蓄積す
る場合は、ベースバント処理手段31から出力された符
号化データはバス34を介してRAM47に格納され
る。
【0032】また種々のコマンドあるいはデータを外へ
送信する際は、使用がタッチパネル入力装置2を操作し
て入力したデータはバス34を介してベースバンド処理
手段31へ送られ、送信される。
【0033】動画再生の際は、RAM47から符号化画
像データを読み出し、バス34を介して動画用デコーダ
35へ送る。動画の符号化データを入力された動画用デ
コーダ35は復号化処理をおこない、デジタルビデオデ
ータを出力する。このデジタルビデオデータはAD/D
A変換部42でアナログ化され、出力されたアナログビ
デオ信号がカラー液晶表示器37で表示される。
【0034】次に上記の通信処理回路33の動作につい
て説明する。図3は本発明のPIAFSのデータフレー
ムの構成を示す図である。PIAFSでは640ビット
の固定長のフレームが連続する形式で通信を行う。受信
動作では、ベースバンド処理手段31から転送されたシ
リアルデータから同期パターン検出部1により特定の同
期コードを検出する。この同期コードはフレームの先頭
の25ビット目から始まり、「50EF2993
(h)」の32ビットと規定されており、全ビットが一
致する必要がある。
【0035】同期パターン検出部1が同期コードを検出
したら、受信フレームタイミング制御部2が、同期コー
ドの後の584ビット目から640ビット単位のフレー
ムタイミングを生成する。そして次の第2フレームから
が有効フレームとなるので、受信制御部3により受信処
理を行う。
【0036】受信制御部3は、ホスト側のCPU46の
データバス幅に応じて受信データをパラレルデータに変
換しながら、第2フレームでの同期コードを再度チェッ
クして、1ワードずつ受信データレジスタ5にデータを
転送する。同時に受信CRC部4は受信したフレームの
CRC演算を行って、後端32ビットのCRCコードと
の比較を行い、エラー有無のチェックを行う。第2フレ
ームの同期コードと、CRCのいずれもエラーが無い場
合に正常なフレームとなる。受信データレジスタに転送
されたデータはCPU46によって読み出される。
【0037】第3フレーム以降は同期コードは含まれ
ず、フレーム後端のCRCコードのチェックが行われ、
エラーの場合は再送要求などにより、そのフレームのデ
ータを受信し直す。ただし、エラーが連続する場合は、
同期がはずれたと見なして、再度同期検出処理から受信
処理をやり直すようになる。
【0038】また送信では、ホスト側のCPU46が送
信データを送信データレジスタ6に書込むと、送信制御
部8にデータが転送され、送信フレームタイミング制御
部からのフレーム信号に従ってシリアルデータに変換さ
れ、ベースバンド処理手段31へ転送されて送信され
る。同時に送信CRC部9はフレームの先頭から送信デ
ータのCRC演算を行って、送信フレームの後端32ビ
ットにその演算結果を付加する。通信の開始時は、受信
側で同期検出を行う必要があるので、ホスト側のCPU
46が書込む送信データの中にあらかじめ同期コードを
書込んでおく。そして相手との同期が確立したら、有効
データの送信を開始する。
【0039】通信処理回路は以上のように動作する。こ
れによりPHSの32kbpsデジタルデータの通信を
行うことができるようになる。
【0040】(実施の形態2)図4は通信処理回路33
の第2の形態を示す。図4において、10は送受信バッ
ファインターフェース部、11は受信データおよび送信
データを一時記憶するバッファメモリである。送受信バ
ッファインターフェース部10は受信制御部3と受信デ
ータレジスタ5に接続され、受信制御部3から出力され
た受信データをバッファメモリ11に格納させ、必要な
時にバッファメモリ11から受信データを読み出して受
信データレジスタ5に格納する。また送受信バッファイ
ンターフェース部10は送信データレジスタ6と送信制
御部8に接続され、送信データレジスタ6から出力され
た受信データをバッファメモリ11に格納させ、必要な
時にバッファメモリ11から送信データを読み出して送
信制御部8に送る。なお、同期パターン検出部1から送
信CRC部9までの構成は前述の実施の形態1で示した
ものと同様の構成であり、同じ図番を付し、説明を省略
する。
【0041】実施の形態1で示した通信処理回路は、受
信制御部から受信データレジスタ5への転送、及び送信
データレジスタ6から送信制御部8への転送はホスト側
のCPUのデータバス幅に応じた1ワード単位で行わな
ければならない。通信レートは32kbpsと決まって
いるので、もしこの速度に間に合わない場合があればそ
の時にはアンダーランエラーまたはオーバーランエラー
となる。そこで実施の形態2の通信処理回路は、受信制
御部3と受信データレジスタ5の間、及び送信データレ
ジスタ6と送信制御部8との間のデータ転送を行う時
に、1フレーム単位、即ち80バイト単位でバッファメ
モリ11に一時データを記憶する。これによりホスト側
のCPUは1ワード単位ではなく、1フレームのブロッ
ク単位で受信、送信処理を行えば良いので、CPUの負
荷が軽減される。
【0042】送受信バッファインターフェース部10及
びバッファメモリ11の動作を以下に説明する。
【0043】受信動作においては、受信制御部3からバ
ッファメモリ11のデータバス幅に応じて受信データが
パラレルに変換され、送受信バッファインターフェース
部10に出力される。送受信バッファインターフェース
部10はフレームの先頭から順次バッファメモリ11へ
の書込みアドレスをインクリメントし、受信制御部3か
らのデータをバッファメモリ11へ書込んでいく。この
ようにして1フレーム分のデータが書込まれたら、送受
信バッファインターフェース部10は受信したデータを
読み出すアドレスを発生させ、受信データレジスタ5へ
データの転送を行い、ホスト側のCPUは受信データレ
ジスタ5からデータを読み出すことができる。
【0044】送信動作においては、ホスト側のCPUが
送信データレジスタ6に送信データを書込むと、送受信
バッファインターフェース部10は順次バッファメモリ
11への書込みアドレスを発生させ、1フレーム分デー
タの書込みを行う。1フレーム分の書込みが終了する
と、送受信バッファインターフェース部10は送信する
ために読み出しアドレスを順次発生し、読み出した送信
データを送信制御部8へ転送する。転送されたデータは
シリアルに変換され、送信される。
【0045】以上のように、受信動作及び送信動作にお
いて、1フレーム分のバッファメモリ11を設けること
により、実施の形態1ではワード単位に行っていた受信
及び送信データレジスタとホスト側CPU間のデータ転
送をブロック単位にすることができるため、転送処理が
軽減される。
【0046】(実施の形態3)図5は通信処理回路33
の第3の形態を示す。図5において、12は受信データ
レジスタ5及び送信データレジスタ6に接続されたDM
A制御部である。なお、同期パターン検出部1から送信
CRC部9までの構成は前述の実施の形態1で示したも
のと同様の構成であり、同じ図番を付し、説明を省略す
る。
【0047】DMA制御部12は、受信時では受信デー
タレジスタ5に受信データがある時にホスト側CPUに
転送要求信号を出力する。DMA制御部12は送信時は
送信データレジスタ6に送信データの書込みが可能な時
にホスト側CPUに転送要求信号を出力する。
【0048】この転送要求信号により、ホスト側のCP
Uのバスをホールドし、受信時では受信データレジスタ
5からあらかじめ設定したホスト側のCPUのバス上の
メモリ領域へ自動的に書込まれる。また、送信時はあら
かじめ設定したホスト側のCPUのバス上のメモリ領域
から自動的に送信データレジスタ6に書込みが行われ
る。これにより、実施の形態2で説明したブロック単位
の転送をCPUが行う必要が無いので、更に処理負荷が
軽減される。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、PHSの
32kbpsのレートによる高速デジタルデータ通信を
無線で行うことが可能となり、従来PHSのデータ通信
で行っていたアナログ方式の「みなし音声通信」の課題
を解決できるという効果がある。
【0050】また、バッファメモリ、及びDMA転送制
御回路により、ホスト側のCPUの処理負荷を軽減させ
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における通信処理回
路のブロック図
【図2】本発明の通信処理回路を用いたPHS情報通信
端末のブロック図
【図3】本発明のPIAFS通信のフレームの構成を示
す図
【図4】本発明の第2の実施の形態における通信処理回
路のブロック図
【図5】本発明の第3の実施の形態における通信処理回
路のブロック図
【図6】従来のアナログ方式のデータ通信の方法を示す
概念図
【符号の説明】
1 同期パターン検出部 2 受信フレームタイミング制御部 3 受信制御部 4 受信CRC部 5 受信データレジスタ 6 送信データレジスタ 7 送信フレームタイミング制御部 8 送信制御部 9 送信CRC部 10 送受信バッファインターフェース部 11 バッファメモリ 12 DMA制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信したベアラデータから同期コードを検
    出する同期パターン検出部と、同期パターン検出部から
    のタイミングに従い、フレームタイミングを生成する受
    信フレームタイミング制御部と、受信したベアラデータ
    を受信フレームタイミングに従ってパラレルデータに変
    換する受信制御部と、受信したデータの誤りを検出する
    誤り検出部と、前記受信制御部からの受信データをホス
    ト側へ送るための受信レジスタとを有し、送信タイミン
    グを生成する送信フレームタイミング制御部と、ホスト
    側から送信データを取り込むための送信データレジスタ
    と、送信データをフレームタイミングに従ってシリアル
    データに変換する送信制御部と、誤り検出のためのコー
    ドを送信データに付加する誤り検出コード付加部とを有
    し、受信動作では、前記同期パターン検出部は受信した
    データストリームから特定の同期コードを検出し、その
    後前記受信フレームタイミング制御部は規定のタイミン
    グでフレームタイミングを生成し、前記誤り検出部にて
    受信フレームの誤り検出を行いながら前記受信制御部は
    受信したデータをホスト側の処理データバス幅に応じた
    パラレルデータに変換して前記受信データレジスタへ転
    送し、送信動作では、ホスト側からのデータを前記送信
    データレジスタが取り込み、前記送信制御部は前記前記
    送信データレジスタからの送信データを前記送信フレー
    ムタイミング制御部から生成される送信タイミングに従
    って送信データをシリアルに変換し、送信フレーム内に
    前記誤り検出コード付加部がコードを付加して送信する
    といった動作を行うことによりデジタルデータ通信を行
    うことを特徴とする通信処理回路。
  2. 【請求項2】受信動作では、前記同期パターン検出部は
    受信したデータストリームから特定の同期コードを検出
    し、その後前記受信フレームタイミング制御部は規定の
    タイミングで640ビットのフレームタイミングを生成
    し、前記誤り検出部にて受信フレーム毎の誤りチェック
    処理によって出力された結果とフレームの終端に付加さ
    れている誤り検出コードとの比較を行ってそのフレーム
    の誤りチェックを行いながら前記受信制御部は受信した
    データをホスト側の処理データバス幅に応じたパラレル
    データに変換し、前記パラレルデータを前記受信データ
    レジスタに転送してホスト側へ送ることを特徴とする請
    求項1記載の通信処理回路。
  3. 【請求項3】受信制御部及び送信制御部に接続された送
    受信バッファメモリ制御部と、前記送受信バッファメモ
    リ制御部に接続された送信・受信データを一時記憶する
    バッファメモリとを付加し、受信動作では、請求項1に
    記載した一連の受信動作を行いながら、前記送受信バッ
    ファメモリ制御部を通じて、受信制御部からのパラレル
    受信データを1フレーム単位に一時前記バッファメモリ
    内に書込み、次の1フレームの受信が終了する前に、ホ
    スト側のCPUが前記1フレームの受信データを前記バ
    ッファメモリから読み出す動作を行い、送信動作では、
    ホスト側のCPUが前の1フレーム分のデータの送信が
    終る前に1フレーム毎に送信データを前記送受信バッフ
    ァメモリ制御部を通じて前記バッファメモリに書込み、
    書込まれた送信データを送信制御部が請求項1に記載し
    た一連の送信動作によって送信を行うことを特徴とする
    請求項1記載の通信処理回路。
  4. 【請求項4】送受信バッファメモリ制御部と受信データ
    レジスタ、送信データレジスタとに接続されたDMA制
    御部を付加し、受信動作においては、前記バッファメモ
    リ内に1フレーム分の受信データが書込まれた後、前記
    バッファメモリから前記受信データレジスタにデータが
    転送された時に、ホスト側のCPUに対して受信データ
    の読み出し要求信号を出力し、前記読み出し要求信号に
    応じてあらかじめ設定した所定のメモリ領域にDMA転
    送を行い、 送信においては、前記バッファメモリ内の1フレーム分
    のデータが送信された後、送信データレジスタにデータ
    の書込みが可能な状態の時に、ホスト側のCPUに送信
    データ書込み要求信号を出力し、送信データホスト側の
    CPUのデータバス上の規定のメモリ領域から前記書込
    み要求信号に応じてDMA転送を行うといった動作を行
    うことを特徴とする請求項3記載の通信処理回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006238140A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Kyocera Corp 基地局装置および故障時の冗長性実現方法
JP2009504480A (ja) * 2005-08-09 2009-02-05 エヌエックスピー ビー ヴィ メッセージを送信する方法

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