JP3863489B2 - 移動通信装置 - Google Patents
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Description
本発明は移動通信装置に係り、特に、網を介して通信する移動端末本体と該移動端末本体に接続される複数のアプリケーション端末を備えた移動通信装置に関する。
背景技術
携帯電話端末に接続できるアプリケーション端末は現状では1つのみであり、その接続はシリアルインタフェースに従い、シリアルにデータを送受信するものであった。図21は従来の移動端末装置の構成図である。送受信部1は送信バッファ1a、送信装置1b、受信装置1c、受信バッファ1d、アンテナATNを送受信に共用するアンテナ共用器1eを備えている。送信バッファ1aには送信データが格納され、送信装置1bは該データに符号化処理、変調処理、高周波信号への周波数変換処理、高周波増幅処理を施してアンテナATNより放射する。又、受信装置1cはアンテナATNが受信した無線信号をアンテナ共用器1eを介して入力され、周波数変換処理、復調処理、復号化処理を施して受信バッファ1dに格納する。CPU2はアプリケーション端末3や移動網を介して入力する制御信号に基づいて発信、着信制御を行なうと共に、アプリケーション端末3よりシリアルインタフェース4を介して入力する送信データを取り込んで送信バッファ1aに格納し、又、受信バッファ1dに格納された受信データをシリアルインタフェース4を介してアプリケーション端末3に送る。RAM5には各種設定信号、制御信号等が格納され、CPUはこれら情報を参照して通信制御を実行する。
以上のように、従来は、携帯電話端末に接続できるアプリケーション端末は1つのみであり、複数のアプリケーション端末の接続、アプリケーション端末間での通信、複数端末から同時に網への接続は考慮されていなかった。
しかし、今後実用化されるW−CDMA方式の移動電話端末は、現状の移動電話端末に比べてはるかに高速のデータ伝送が可能になり、結果的に移動電話端末本体に複数のアプリケーション端末の接続が可能になる。このため、アプリケーション端末間での通信、複数のアプリケーション端末による網への同時接続を考慮した設計が必要になる。
ところで、従来のようにデータ伝送に移動電話端末の処理装置(CPU)が介在する方式では処理が追いつかず、アプリケーション端末間での通信、複数のアプリケーション端末による網への同時接続が実現できない。このため、移動電話端末のCPUを仲介しないでアプリケーション端末間で通信を高速に行なえ、しかも、複数のアプリケーション端末が網と同時に通信できる移動無線装置が要求される。すなわち、次世代携帯電話サービスでは移動電話端末におけるCPUの処理負担を軽減でき、かつ、アプリケーション端末同士、あるいは複数のアプリケーション端末と移動端末本体間で高速の同時データ伝送ができる移動無線装置が要求される。
又、アプリケーション端末も移動、携帯型となるため、着信待ち受け時に移動電話端末が間欠的に電源をオン/オフしてパワーセーブ動作を行うのと同様に、アプリケーション端末もパワーセーブを行なえるようにする必要がある。
又、帯域を効率的に利用する必要上、移動電話端末が網との間で通信を行っているときデータの伝送レートの変更が要求されることが多くなるが、かかる場合、移動電話端末とアプリケーション端末が同時にデータの伝送レートを切り替えられるようにする必要がある。
以上より本発明の目的は、移動電話端末におけるCPUの処理負担を軽減でき、又、CPUを介さずにアプリケーション端末同士、あるいはアプリケーション端末と移動端末本体間で高速のデータ伝送を可能にすることである。
本発明の別の目的は、着信待ち受け時に移動電話端末が間欠的に電源をオン/オフしてパワーセーブ動作を行うのと同様に、アプリケーション端末も効率的にパワーセーブを行なえるようにすることである。
本発明の別の目的は、移動電話端末とアプリケーション端末が同時にデータの伝送レートを切り替えられるようにすることである。
発明の開示
本発明は、網を介して通信する移動端末本体と、該移動端末本体と接続される複数のアプリケーション端末を備えた移動通信装置であり、(1)アプリケーション端末用に設けたDMAバスと制御用CPUバス間に、双方のバスからアクセス可能なインタフェースメモリを設け、(2)DMAバス及び制御用CPUバスにそれぞれデータのDMA転送を行なう第1、第2のDMA部を設け、かつ、これらDMA部を制御するDMAコントローラを設け、(3)DMAバスに接続されているアプリケーション端末と制御用CPUバスに接続されている所定のユニット(送受信バッファ等)間のデータ転送を、それぞれのバスにおけるDMA制御によりインタフェースメモリを介して高速に行なう。この場合、第1、第2のDMA部はDMAコントローラの制御で、同一時間幅内において連続してDMA転送を行なってアプリケーション端末より前記所定ユニットへデータを伝送する。以上のように、DMA転送することで、移動電話端末におけるCPUの処理負担を軽減でき、又、CPUを介さずにアプリケーション端末同士、あるいはアプリケーション端末と移動端末本体間で高速のデータ伝送が可能になる。
又、タイミング信号発生部は、第1の時間t1及び第2の時間t2(>t1)毎にタイミング信号を発生し、第1のDMA部は、第2の時間t2毎に各アプリケーション端末から送信すべきデータの有無を調べ、送信すべきデータがあれば第1の時間t1毎に転送先にデータをDMA転送する。CPU及びアプリケーション端末は共に第2の時間t2を第1の時間t1で分割し、各分割時間に順番にフレーム番号を付し、CPUは該フレーム番号によりデータ伝送レートの変更タイミングをアプリケーション端末に指示する。このようにフレーム番号を使用すれば、移動電話端末とアプリケーション端末は同時にデータの伝送レートを切り替えることができる。
又、アプリケーション端末はタイミング信号発生部より第2の時間t2(<t1)毎に発生するタイミング信号を用いて移動端末本体と同期してパワーセーブ制御を実行する。
発明を実施するための最良の形態
(A)移動通信装置の構成
(a)全体の構成
図1は本発明の移動通信装置の構成図であり、移動電話端末11、アプリケーション端末(AP端末)211〜21n、表示操作装置31で構成されている。移動電話端末11において、DMAバス51には複数のAP端末211〜21n、表示操作装置31がそれぞれ接続端子521〜52n、53を介して接続されている。CPU 54用のバス(CPUバス)55には、各種設定情報や制御情報などを記憶するRAM 56、送受信部57を構成する送信バッファ57a、受信バッファ57bが接続される。送受信装置57は送信バッファ57a、受信バッファ57bに加えて送信装置57c、受信装置57d、アンテナATNを送受信に共用するためのアンテナ共用器57eを備えている。送信バッファ57aには送信データが格納され、送信装置57cは該データに符号化処理、変調処理、高周波信号への周波数変換処理、高周波増幅処理を施してアンテナATNより放射する。又、受信装置57dはアンテナATNが受信した無線信号をアンテナ共用器57eを介して入力され、周波数変換処理、復調処理、復号化処理を施して受信バッファ57bに格納する。CPU 54はRAM 56に格納されている各種設定情報や制御情報に基づいて通信制御を実行する。
DMAバス51とCPUバス55間には双方のバスからアクセス可能なインタフェースメモリ(IFメモリ)58が接続され、第1のDMA部(DMA1)59はDMAバス51を介してアプリケーション端末211〜21n間あるいはアプリケーション端末とインタフェースメモリ58間でデータのDMA転送を行なう。第2のDMA部(DMA2)60は、CPUバス55を介してインタフェースメモリ58と他のユニット(RAM 56、送信バッファ57a、受信バッファ57b)間でデータのDMA転送を行なう。DMAコントローラ61は、第1、第2のDMA部59,60を制御し、DMAバス51に接続されているアプリケーション端末とCPUバス55に接続されているユニット間のデータ転送をDMA制御によりインタフェースメモリ58を介して高速に行なう。インタフェースメモリ(IFメモリ)58は、IFステータス情報記憶エリア58a、上りデータ記憶エリア58b、下りデータ記憶エリア58cを有している。
タイミング信号発生部62は、送受信部57を介して入力するネットワーククロックCNWに基づいて、図2に示すように、時間t1(=10ms)毎に送受信タイミング信号S1を発生すると共に、時間t2(=720ms)毎に間欠制御タイミング信号S2を発生し、これらタイミング信号S1,S2を図示しないが移動電話端末11の各部に入力する。パワー制御部63はタイミング信号S1,S2に基づいて着信待ち受けのパワーセーブ制御を実行する。すなわち、基地局から720msのタイミングで着信通知があるから、(1)パワー制御部63は、間欠制御タイミング信号S2が発生する毎に送受信装置57のパワーをオンすると共にCPU 54を起動し、(2)着信通知がなければ次の間欠制御タイミング信号S2が発生するまで送受信装置57のパワーをオフし、かつ、CPU 54をスリープモードにする。これらタイミング信号S1,S2は各AP端末211〜21n及び表示操作装置31にも入力し、これらAP端末211〜21n及び表示操作装置31は移動電話端末11と同期して着信待ち受け時のパワーセーブ制御を実行する。
移動電話端末11及びAP端末211〜21nは時間t1(=10ms)毎に伝送レートに応じた所定量のデータを送受する。この時間t1(=10ms)毎に送受するデータをフレームという。図2に示すように、時間t2(=720ms)を時間t1(=10ms)で72分割し、各分割時間に送受するフレームに先頭から順番に番号(フレーム番号)1〜72を付し、フレームを識別する。このフレーム番号は通信中にデータの伝送レートを変更する際に使用する。
(b)アプリケーション端末(AP端末)
図3はアプリケーション端末のブロック図であり、制御部41、アプリケーション部(AP部)42、タイミング制御部43、パワー制御部(PS制御部)44、AP端末IF部45を有している。AP部42にはアプリケーションに応じた各種プログラムが記憶されており、制御部41は該アプリケーションプログラムに応じた制御を実行する。タイミング制御部43はタイミング信号S1,S2に基づいてフレーム番号FNO、パワーセーブ信号PSSを出力する。パワー制御部44はパワーセーブ信号PSSに基づいて着信待ち受け時において移動電話端末11と同期してパワーセーブ制御を実行する。すなわち、パワー制御部44はパワーセーブ信号PSSに基づいて制御部41をオン/オフ制御する。移動電話端末11のCPU 54は後述するようにフレーム番号によりAP端末211〜21nに対して通信中のデータ伝送レートの変更タイミングを指定するから、各AP端末の制御部41はタイミング制御部43から入力するフレーム番号FNOに基づいてデータ伝送レートの変更制御を実行する。
AP端末IF部45は移動電話端末11とAP端末間のインタフェース制御(IF制御)を実行し、IFステータス情報記憶エリア45a、受信データを記憶するFIFO構成のライトエリア45b、送信データを記憶するFIFO構成のリードエリア45cを有している。IFステータス情報は、
▲1▼送信データの有無を示す送信データ有無情報、
▲2▼パワーセーブ中/動作中などを示すAP端末状態情報、
▲3▼送信データの先頭記憶アドレスを示すアクセスアドレスポインタ、
▲4▼受信データの先頭書き込みアドレスを示すアクセスアドレスポインタ、
▲5▼端末の種別、端末アドレス、最大転送データレート等の端末情報、
▲6▼メモリサイズなどメモリ構成を示すメモリ構成情報、
を有している。
表示操作装置31(図1)はAP端末211〜21nと同様の構成を備え、制御部32、LCD表示装置33、キー入力装置34、タイミング制御部35、端末IF部36、パワーセーブ制御部(図示せず)等を備えている。図では各AP端末211〜21nに共通に表示操作装置31が設けられているが、各AP端末211〜21n内に表示部/キー入力部を設ける構成とすることもできる。
(c)DMAコントローラ
DMAコントローラ61は、AP端末毎にAP端末情報を記憶するAP端末情報記憶部71とAP端末毎に各種設定情報を記憶する設定情報記憶部72を有している。
AP端末情報は図4に示すように、(1)AP端末の種別(音声、画像、カーナビ、パソコンなど)、(2)AP端末アドレス、(3)最大転送データレート、(4)メモリ情報(受信メモリ量/送信メモリ量)等を有している。AP端末情報を記憶部71に記憶する目的は、CPU 54が移動電話端末11に現在接続されているAP端末の種別が何であるかを認識できるようにするためである。第1のDMA部59は720ms毎に定期的にポーリングし、新たに接続されたAP端末があれば該AP端末の端末情報をAP端末情報記憶部71に格納し、また、所定のAP端末が接続端子から抜かれると該AP端末の端末情報を記憶部71からクリアする。記憶部71のAP端末情報が変化すれば、第2のDMA部60はRAM 56に変化データを転送してデータ変化をCPU 54へ通知する。これにより、CPU 54はAP端末の新規装着、装着済みAP端末の脱却を検出することが可能となる。又、第1のDMA部59は既接続の他のAP端末に新規接続中のAP端末の端末情報を送ると共に、新規接続中のAP端末に既接続の他のAP端末の端末情報を送る。
設定情報記憶部72に記憶されるAP設定情報は図5に示すように、(1)記憶部72のマッピング情報(どこに何が記憶されているかの情報)、(2)DMA1−DMA2間の転送データの有無を示す情報を含むと共に、(3)各AP端末のポーリングアドレス情報、(4)UCH番号とAP端末の関連情報、(5)各AP端末のポーリングタイミング情報を備える。
DMAコントローラ61は電源投入時、第1のDMA部59に対してAP端末のポーリング処理実行を指示する。これにより第1のDMA部59はポーリングを実行し、接続されているAP端末の端末情報をAP端末情報記憶部71へ記憶し、第2のDMA部60は該AP端末情報をRAM 56に転送する。接続されているAP端末毎にUCH(user channel)番号が割り当てられる。UCH番号はAP端末接続が検出されたときCPU 54が割り当てる。CPU 54はAP端末毎に割り当てたUCH番号とAP端末の対応を示すアドレス情報を設定情報記憶部72に記憶する。以後、第1のDMA部59は720ms毎にAP端末のステータス及びAP端末の脱着状態を確認し、新たにAP端末の接続があれば該AP端末の端末情報をAP端末情報記憶部71に記憶する。第2のDMA部60は、AP端末情報が変化するとAP端末情報をRAM 56へ転送し、CPU 54は更新情報を確認する。
(d)データフォーマット
AP端末211〜21nはデータ送信に際して、IFステータス情報記憶エリア45aにおける送信データ有無表示を「送信データ有り」とすると共に、送信すべきデータを作成してリードエリア45bに記憶する。図6は送信データフォーマットの説明図であり、データヘッダ部HDTとデータ部DTTを備え、データヘッダHDTには(1)転送先アドレス、(2)転送元アドレス、(3)データ長が含まれる。第1のDMA部59は、ポーリングにより「送信データ有り」を検出すれば、送信データのデータヘッダHDより転送先アドレス、データ長を求め、該転送先アドレス、データ長を用いてデータを送信元から送信先へDMA転送する。
送受信装置57の受信装置57dは基地局から受信したデータに宛先AP端末に従ったデータヘッダをつけて受信バッファメモリ57bに記憶する。第2のDMA部60は受信データの発生タイミングで受信バッファ57bをポーリングし、受信データがあればデータヘッダをもとに転送先AP端末を決定し、受信データをインタフェースメモリ(IFメモリ)58に転送し、第1のDMA部59を起動する(第1のDMA部59に転送要求を出す)。これにより第1のDMA部59は、IFメモリ58から所定AP端末のライトエリア45bにデータ転送を行う。図7は無線送受信装置−DMA間のIFフォーマット(受信データフォーマット)であり、データヘッダHDRとデータ部DTRを備え、データヘッダHDRには(1)UCH番号、(2)データのエラー情報、(3)データ長が含まれる。第2のDMA部60は受信データのヘッダ部HDRのUCH番号をチェックし、設定情報記憶部72のUCH番号−AP端末の対応情報よりDMA転送先を求めて受信データをインタフェースメモリ58にDMA転送する。
(e)DMA転送
図8(a)は一般的なDMA転送説明図である。DMA(direct memory access)は、CPUを介さずに周辺装置間あるいは周辺装置とメモリ間でデータの転送を可能にするアクセス方法である。CPUが入出力命令を実行してデータを転送するには、1つのデータ転送に10程度の命令語が必要になり、転送周期は数十マイクロ秒になり高速のデータ転送ができない。そこで、CPUを追放してしまうのがDMAである。DMAによるデータ転送時、アドレスバスABUS、データバスDBUSとCPU 101内部との間はハイインピーダンスになって、電気的にOFFになっている(フローティング状態)。CPU 101はバスをフローティング状態にするためのHOLD端子を持っており、DMAデータ転送時にHOLD端子をハイレベルにする。
DMA転送では、DMA部102に対して、前もって次の操作が必要である。
▲1▼DMA部102内部のアドレスレジスタ102aにDMA転送の開始番地を書き込む。
▲2▼DMA転送するデータ数あるいは転送終了番地をレジスタ102bに書き込む。
▲3▼ステータスレジスタ102cに制御コードを転送する。制御コードは、転送の方向(ライト/リードの別)、DMAの動作の仕方、DMA動作をアクティブにするかどうかなどを特定のビットの0または1で定めるもので、これらの情報は、データバスDBUSを経てCPU 101の制御でDMA部102内のレジスタ102a〜102cに書き込まれる。
周辺装置103からDMA要求信号DMAREQがDMA部102に入力すると、DMA部102はステータスレジスタ102cを参照してDMA動作がアクティブであるかチェックし、アクティブであればCPU 101に対してDMA要求信号を出力する。CPU 101はDMA要求信号を受け付けると、DMA許可信号をDMA部102に出力し、DMA部102は周辺装置103にACK信号(DMAACK)を出力すると共に、HOLD端子をハイレベルにしCPU 101とバスライン間をOFF状態にする。
データ転送の内容がメモリ104へのデータ書き込みであれば、周辺装置103はACK信号DMAACKが入力するとデータバスDBUSにデータを送り出す。又、DMA部102はアドレスレジスタ102aの内容をアドレスバスABUSに送り出し、WRITE動作を示す制御線をステータスレジスタ102cに従ってアクティブにする。これらのタイミングがうまくとれていれば、アドレスバスABUS上のアドレス信号が示すメモリ104の記憶エリアにデータバスDBUS上のデータが記憶される。これは、メモリ104にとって、R/W等の制御信号、アドレス、データ等の発生源がCPU 101であろうがDMA部102であろうが関係ないからである。1つのデータを転送する毎にDMA部102はレジスタ102bの転送データ数をディクリメントし、転送データ数がゼロになればDMA転送が終了したことになる。DMA転送が終了すれば、DMA部102はCPU 101とバスライン間をON状態にし、しかる後、割込みをかけて知らせる。
一方、データ転送の内容がメモリ104からのデータ読み出しであれば、DMA部102はアドレスレジスタ102aの内容をアドレスバスABUSに送り出し、READ動作を示す制御線をステータスレジスタ102cに従ってアクティブにする。メモリ104は、アドレスデータが示す記憶エリアよりデータを読み取ってデータバスに送出し、周辺装置103はデータバスDBUS上のデータを取り込む。これらのタイミングがうまくとれていれば、アドレスバスABUS上のアドレス信号が示すメモリ104の記憶エリアに記憶されたデータをデータバスDBUSを介して周辺装置103に送出することができる。
図8(a)と図1を対比すると、(1)図8(a)のバス(ABUS、DBUS)は図1のCPUバス55に対応し、(2)CPU 100はCPU 54に対応し、(3)DMA部102は第2のDMA部60に、(4)周辺装置103は各ユニット(送信バッファ57a、受信バッファ57b、RAM 56など)に、(5)メモリ104はIFメモリ58にそれぞれ対応する。ただし、図1の第2のDMA部60は下りの場合、受信データの発生タイミングで受信バッファ57bをポーリングし、受信データが存在すれば、データのヘッダ部HDR(図7参照)を参照して受信データを受信バッファ57bからIFメモリ58にDMA転送し、DMAコントローラ61を介して第1のDMA部59に転送要求を出す。又、第2のDMA部60は上りの場合、第1のDMA部59からDMAコントローラ61を介して転送要求が出されるとIFメモリ58に記憶されているデータが制御データであればRAM 56にDMA伝送し、データが移動網へ送出する送信データであれば送信バッファ57aにDMA伝送する。
図8(b)はDMA専用バスDBUS′、ABUS′を用いてDMA転送する場合の説明図であり、CPU 101が存在しない点で図8(b)と異なる。CPUが存在しないため、DMA転送に際してHOLD端子をハイレベルにする動作が必要でなくなり、DMA部102は独自にDMA伝送することが可能になる。図8(b)と図1を対比すると、(1)図8(b)のバス(ABUS′、DBUS′)は図1のDMAバス51に対応し、(2)DMA部102は第1のDMA部59に、(3)周辺装置103はAP端末211〜21nに、(4)メモリ104はIFメモリ58にそれぞれ対応する。ただし、図1の第1のDMA部59は上りの場合、720ms毎にポーリングによりAP端末211〜21nが「送信データ有り」かチェックし、送信データが存在すれば、図6の送信データのヘッダ部HDTより転送先アドレス、データ長を取得してレジスタにセットし、これらを用いて送信データをIFメモリ58にDMA転送し、しかる後、DMAコントローラ61を介して第2のDMA部60に転送要求を出す。又、第1のDMA部59は下りの場合、第2のDMA部60からDMAコントローラ61を介して転送要求が出されると、IFメモリ58に記憶されている受信データのヘッダ部HDRより転送先AP端末アドレス、データ長を取得してレジスタにセットし、これらを用いてDMA転送行なう。
(B)移動通信装置の概略制御
(a)AP端末の脱着検出
第1のDMA部59(図1)は、一定間隔でAP端末接続の有無を確認する。新たに接続されたAP端末が存在する場合は、そのAP端末の端末情報をDMAコントローラ61のAP端末情報記憶部71に格納する。又、第1のDMA部59は、定期的にAP端末の接続有無を検出することでAP端末が取り外されたことを確認する。
AP端末が新たに接続されると、既接続の他のAP端末に新規接続のAP端末の端末情報を送出し、新規接続のAP端末に既接続の他のAP端末の端末情報を送る。各端末は他の端末の情報から通信する転送先端末のアドレスを選択する。
(b)アプリケーション端末間のデータ転送
あるAP端末から別のAP端末へのデータ転送は、図6に示すデータフォーマット上で転送先端末アドレスを指定することで転送を可能にし、第1のDMA部59は周期的に転送するデータを検出して、DMA転送する。
(c)AP端末と移動電話端末間のデータ転送
AP端末と移動電話端末間の通信は、DMAバス51とCPUバス55の間にあるIFメモリ58を仲介してDMA転送により行なう。
第1のDMA部59の制御でIFメモリ58にDMA転送されたデータは、第2のDMA60の制御でCPU 54がワークエリアとするRAM 56へDMA転送される。第1、第2のDMA部59、60はDMAコントローラ61の制御下に有り、第1のDMA部59によりIFメモリ58にデータが書き込まれると、第2のDMA部60はDMAコントローラ61の指示により該データを直ちにIFメモリからRAM 56へ転送する。
(d)AP端末と送受信部間のデータ転送
AP端末から網への接続は、DMAバス51とCPUバス55の間にあるIFメモリ58を仲介してDMA転送により行なう。
第1のDMA部59の制御でIFメモリ58にDMA転送されたデータは、第2のDMA60の制御で送信バッファ57aへDMA転送される。また、網よりデータを受信すれば、第2のDMA部60がIFメモリ58へ該データをDMA転送し、第1のDMA部59はDMAコントローラ61の指示により該データを直ちにIFメモリ58から宛先のAP端末へ転送する。
(e)データ伝送レートの変更タイミングの制御
AP端末211〜21nが移動電話端末11を介して網とデータの送受信を行っているとき、データの伝送レートの変更が必要となることがある。例えば、伝送データ量が少なくなってきた場合、あるいは、他に高速にデータ伝送する必要のある通信要求が発生した場合などである。かかる場合、AP端末211〜21n及び移動電話端末11における伝送レートを同時に変化させる必要がある。これを可能にするため、移動電話端末11は10ms毎に発生する送受信タイミング信号S1(図2)と720msごとに発生する間欠制御タイミングS2をそれぞれAP端末211〜21nへ供給する。移動電話端末11及びAP端末211〜21nは共に間欠制御タイミング信号S2と送受信タイミング信号S1よりフレームに1〜72の番号を付け、移動電話端末11はこのフレーム番号で伝送レートの変化タイミングをAP端末211〜21nに通知する。これにより、AP端末211〜21n及び携帯電話端末11は同時にデータ伝送レートを変更することができる。
(f)パワーセーブ制御
着信待ち受け時、第1のDMA部59は720msタイミングでポーリングを行うと共に、AP端末へのデータ書き込みを行う。そこで、AP端末はこの720msタイミングでAP端末IF部45の電源を投入しデータの授受を可能にする。これにより、AP端末211〜21nは着信待ち受け時、720ms間隔の通信タイミング以外はパワーセーブが可能となる。
(C)DMA伝送制御
図9及び図10は本発明のDMA伝送制御フローである。DMAコントローラ61は通常時、パワーセーブ処理を行ない(ステップ301)、720ms間隔の間欠制御タイミング信号S2が発生したかチェックし(ステップ302)、発生すれば第1のDMA部59を起動する(ステップ303)。これにより図11のフローに従って、第1のDMA部59は全AP端末のステータスを確認する(ステップ304)。すなわち、ステップ304では、順番にAP端末211〜21nのステータスアドレスよりステータス情報(送信データ有無情報)を読み取り(ステップ304a)、該情報よりステータスアクティブであるか、換言すれば、「送信データ有り」かをチェックし(ステップ304b)、送信データが存在すれば転送データ発生フラグをセットし(ステップ304c)、ついで、全AP端末についてステータス確認処理を終了したかチェックし(ステップ304d)、終了してなければステップ304a以降の処理を繰り返す。尚、新規に接続されたAP端末はステータス情報をアクティブにし(送信データ有り)、かつ、リードエリア45cに端末情報を含む送信データを作成して記憶するものとする。
ステータス確認処理が終了すれば、第1のDMA部59は1→iとし(ステップ305)、第iAP端末21iの転送データ発生フラグを参照して転送データが存在するかチェックし(ステップ306)、存在すれば、AP端末21iの端末情報を読み取り、DMAコントローラ61は該端末情報に基づいて第iAP端末21iが未登録端末(新たに接続された端末)であるかチェックする(ステップ307)。
DMAコントローラ61は第iAP端末21iが未登録端末でなく、既接続のAP端末であれば、第1のDMA部59を制御して第iAP端末21iのリードエリア45cに記憶されているデータをIFメモリ58にDMA転送させる(ステップ308)。
図12はIFメモリ→AP端末へのDMA転送処理フローである。図12のDMA転送処理において、第1のDMA部59は、第iAP端末21iのリードエリア45cに記憶されているデータのヘッダHDTを参照して転送先アドレス及びデータ長を取得し(ステップ308a)、これらを用いて第iAP端末→IFメモリ58へのDMA転送を実行する(ステップ308b,308c)。
ステップ307において、第iAP端末が未登録端末であれば、すなわち新規接続のAP端末であれば、第1のDMA部59は新規接続の第iAP端末21iのAP端末情報をDMAコントローラ61のAP端末情報記憶部71に記憶し(ステップ309)、ついで、第1のDMA部59は他のAP端末に新規接続中のAP端末情報を記憶部71より読み取ってDMA転送し、かつ、新規接続中のAP端末に他のAP端末の端末情報をDMA転送する(ステップ310)。しかる後、DMAコントローラ61は第2のDMA部60を制御し、第2のDMA部60は新規AP端末情報をAP端末情報記憶部71より読み取ってCPUのワークRAM 56に送る(ステップ311)。これにより、CPU 54は新規AP端末の接続を認識できる。
ステップ306において、第iAP端末21iより送信するデータがなければ、第1のDMA部59は第2のDMA部60より転送要求が出されているかチェックし(ステップ312,313)、転送要求が出されていれば、IFメモリ58より第iAP端末21iのライトエリア45bにデータ(制御データ)をDMA転送する(ステップ314)。図13はIFメモリ→AP端末へのDMA転送処理フローである。転送要求が出されていると、第1のDMA部59は転送データのヘッダHDTを参照して転送先AP端末のライトアドレスポインタを取得し(ステップ314a)、該ライトアドレスへの書き込みが可能であるか、換言すれば、データを書き込める空きがメモリエリアに存在するかチェックする(ステップ314b)。書き込めなければ、AP端末ビジーレジスタの内容をカウントアップし(ステップ314c)、カウント値が設定値より大きくなったかチェックし(ステップ314d)、設定値以下であれば処理を終了し、設定値より大きければCPU 54にアラームを出力する(ステップ314e)。一方、ステップ314bにおいて、データを書き込めれば、IFメモリ58より第iAP端末21iへデータをDMA転送し(ステップ314f、314g)、DMA転送終了によりその旨のステータス情報を書き込んで(ステップ314h)、処理を終了する。
ステップ308、311、313〜314のいずれかの処理が終了すれば、全AP端末について上記処理が終了したかチェックし(ステップ315)、処理が終了してなければiを歩進し(i+1→i、ステップ316)、ステップ306以降の処理を繰り返す。
全AP端末について上記処理が終了すれば、第2のDMA60を起動する(図10のステップ321)。第2のDMA部60は第1のDMA部59より転送要求が出されているか、換言すれば、転送データがあるかチェックし(ステップ322)、転送データがなければ、発信のための通信リンクが確立しているかチェックし(発信制御発生チェック、ステップ323)、「NO」であればステップ301に戻ってパワーセーブを行ない、以降の処理を繰り返す。しかし、ステップ323において発信のための通信リンクが確立していれば、第1、第2のDMA部59、60は10ms毎に送信データのDMA転送を行なう(ステップ324)。
図14及び図15は第1、第2のDMA部59,60による10ms毎のDMA転送処理フローである。DMAコントローラ61は10ms毎の送受信タイミング信号S1が発生したかチェックし(ステップ324a)、発生してなければ720ms毎の間欠制御タイミング信号S2が発生したかチェックし(ステップ324b)、発生しなければステップ324aの処理を行なう。ステップ324aにおいて、10ms毎の送受信タイミング信号S1が発生すれば、DMAコントローラ61は第1のDMA部59を起動し、第1のDMA部59はAP端末211〜21nについて上り/下りのDMA転送を実行する(ステップ324c)。すなわち、第1のDMA部59は図15(a)に示すように、AP端末からIFメモリへの上りのDMA転送(324c−1)及びIFメモリからAP端末への下りのDMA転送(324c−2)を行なう。
ついで、DMAコントローラ61は第2のDMA部60を起動し、第2のDMA部60は上り/下りのDMA転送を実行する(ステップ324d)。すなわち、第2のDMA部60は図15(b)に示すように、受信バッファからIFメモリへの下りのDMA転送(324d−1)及びIFメモリから送信バッファへの上りのDMA転送(324d−2)を行なう。
以上のように、ステップ324において、第1、第2のDMA部59、60は10ms内において連続してIFメモリ58を介してDMA転送を行なうから、複数のAP端末より送信バッファへ、又、受信バッファより複数のAP端末へデータを10ms毎に高速伝送できる。
ステップ324dの処理後、通信が終了したかチェックし(ステップ324e)、終了してなければステップ324aに戻り、終了していればステップ301に戻る。又、ステップ324bにおいて、720ms毎の間欠制御タイミング信号S2が発生すれば、通信中のAP端末については通信処理を継続し、これと並行して通信中でないAP端末についてステップ304以降の処理を行なう。
一方、図10のステップ322において、転送データが存在すれば該転送データがCPUのワークRAM宛の制御データであるかチェックし(ステップ325)、RAM宛の制御データであれば、第2のDMA部60はIFメモリ58に記憶されている該制御データをRAM 56へDMA転送する(ステップ326)。以後、ステップ323の処理を行なう。又、ステップ325において、転送データがRAM宛の制御データでなければ、着信のための通信リンクが確立しているかチェックし(着信制御発生チェック、ステップ327)、「NO」であればステップ323以降の処理を行ない、「YES」であれば第1、第2のDMA部59、60は10ms毎にデータのDMA転送を行なう(ステップ324)。
(C)シーケンス
(a)AP端末間通信
図16はAP端末間のデータ転送シーケンス説明図である。第1のDMA部59は間欠タイミング信号S2が発生する毎にAP端末211〜21nに送信データが有るかチェックする。かかる状態において、AP端末212からAP端末211へのデータ通信要求が発生すると、第1のDMA部59は送信データ発生を確認する。ついで、第1のDMA部59は送信データのヘッダ部を参照してAP端末212からAP端末211への通信開始要求を確認し、AP端末212に通信開始を指示する。以後、第1のDMA部59は独自の制御でAP端末212からAP端末211へデータをDMA転送する。
(b)AP端末の接続検出
図17はAP端末の接続検出シーケンス説明図である。第1のDMA部59は間欠タイミング信号S2が発生する毎に新規のAP端末が接続されたかチェックする。かかる状態において、AP端末212が新たに接続すると、第1のDMA部59は該AP端末の端末情報をDMAコントローラ61内のAP情報記憶部71にDMA転送すると共に第2のDMA部60に転送要求を出す。これにより、第2のDMA部60は記憶部71に記憶された新規AP端末212の端末情報をRAM 56にDMA転送する。CPU 54は新たに接続されたAP端末情報の確認を行なう。
以上と並行して第1のDMA部59は既接続の他のAP端末211に新規接続のAP端末212の端末情報を送出し、また、新規接続のAP端末212に既接続の他のAP端末211の端末情報を送る。
新規端末の接続有無検出は、AP端末の端末種別情報とDMAコントローラ61内に記憶されている内容とを比較することにより行ない、異なれば新規AP端末の端末情報を上書きする。そして、端末情報が変化すれば、第1、第2のDMA59,60は各AP端末及びCPUのワークRAMへ端末情報をDMA転送する。
(c)網へのデータ転送シーケンス
図18は網へのデータ転送シーケンス説明図である。第1のDMA部59は間欠タイミング信号S2が発生する毎にAP端末211,212,..に送信データが有るかチェックする。かかる状態において、AP端末212から網を介してデータ送信する通信要求が発生すると、第1のDMA部59はステータス情報を参照して送信データ発生を確認する。ついで、第1のDMA部59は送信データのヘッダ部を参照してAP端末212から網への通信開始要求を確認する。以後、AP端末212と基地局との間で通信開始の手順が実行されて通信リンクが確立する。しかる後、送受信タイミング信号S1が10ms間隔で発生する毎に、第1、第2のDMA部59、60は連続してIFメモリ58を介してDMA転送を行なって送信データを送信バッファ57aに転送し、送信装置57cは該送信データを網に送出する。
(d)着信シーケンス
図19は着信シーケンス説明図である。位置登録が完了している状態で、基地局91からAP端末212へ着信があると、移動電話端末11のCPU 54はAP端末212に対して着信要求メッセージを第2のDMA部60→第1のDMA部59を経由して転送する。AP端末212は着信要求に対する通信が可能であれば、着信要求に対して着信応答メッセージを第1のDMA部59→第2のDMA部60を経由して送出する。
CPU 54はこの着信応答により、基地局91への着信応答メッセージを構築して基地局に着信応答メッセージを送り出す。このとき、CPU 54は、送受信装置57に通信に際して使用する通信情報(受信データのヘッダ情報)を設定する。これにより通信時、送受信装置57は網からの受信データに宛先であるAP端末212に応じたヘッダ情報(図7参照)を付加して受信メモリ57bに展開する。以後、第1、第2のDMA部59,60は受信データをIFメモリ58を介して宛先のAP端末212にDMA転送する。
(e)伝送レート変更シーケンス
図20は伝送レート変更シーケンス説明図である。AP端末212より網にフレーム番号2のデータを送信後、基地局91はフレーム番号25からの伝送レートの変更要求を出力する。これにより、CPU 54は第1、第2のDMA部59,60を介して伝送レート変更要求をAP端末212に転送する。該要求を受信すれば、AP端末212はフレーム番号25のフレームより伝送レートを変更し、該伝送レートに応じたデータ量のフレームを送出する。
以上本発明によれば、移動電話端末におけるCPUの処理負担を軽減でき、しかも、CPUを介さずにアプリケーション端末同士、あるいはアプリケーション端末と送受信バッファ間で高速のデータ伝送が可能になる。
又、本発明によれば、着信待ち受け時に移動電話端末が間欠的に電源をオン/オフして間欠動作を行うのと同様に、アプリケーション端末も効率的にパワーセーブを行なうことができる。
又、本発明によれば、移動電話端末とアプリケーション端末は同時にデータの伝送レートを切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の移動通信装置の構成図である。
図2は各タイミング及びフレーム番号説明図である。
図3はアプリケーション端末のブロック図である。
図4はAP端末情報の内容説明図である。
図5はDMAコントローラの設定内容説明図である。
図6は送信データフォーマットの説明図である。
図7は無線送受信装置−DMA間のIFフォーマット(受信データフォーマット)である。
図8はDMA転送説明図である。
図9はDMA伝送制御フロー(その1)である。
図10はDMA伝送制御フロー(その2)である。
図11はAP端末ステータス確認フローである。
図12はAP端末→IFメモリへのデータ転送処理フロー(上り)である。
図13はIFメモリ→AP端末へのデータ転送処理フロー(下り)である。
図14は第1、第2のDMA部によるDMA転送処理フロー(その1)である。
図15は第1、第2のDMA部によるDMA転送処理フロー(その2)である。
図16はAP端末間のデータ転送シーケンス説明図である。
図17はAP端末の接続検出シーケンス説明図である。
図18は網へのデータ転送シーケンス説明図である。
図19は着信シーケンス説明図である。
図20は伝送レート変更シーケンス説明図である。
図21は従来の移動端末装置の構成図である。
Claims (2)
- 網を介して通信する移動端末本体と、該移動端末本体と接続される複数のアプリケーション端末を備えた移動通信装置において、
前記移動端末本体は、
前記複数のアプリケーション端末が接続されるDMAバス、
移動端末本体の制御用CPU、CPU用メモリ、送受信部の送信バッファ、受信バッファがそれぞれ接続されるCPUバス、
前記DMAバスと前記CPUバス間に設けられ双方の前記バスからアクセス可能なインタフェースメモリ、
前記DMAバスを介して前記アプリケーション端末間あるいは前記アプリケーション端末と前記インタフェースメモリ間でデータのDMA転送を行なう第1のDMA部、
前記CPUバスを介して前記インタフェースメモリと前記CPUバスと接続された他のユニット間でデータのDMA転送を行なう第2のDMA部、
前記第1、第2のDMA部を制御するDMAコントローラ、
前記CPUへ前記送受信部におけるフレームタイミングを第1の時間t1で通知するとともに、前記複数のアプリケーション端末に第1の時間とは異なり、前記第1の時間t1の倍数である第2の時間t2で通知するタイミング信号発生部を備え、
前記DMAバスに接続されているアプリケーション端末と前記CPUバスに接続されているユニット間のデータ転送は、それぞれのバスにおけるDMA制御により前記インタフェースメモリを介して行われ、
前記タイミング信号発生部から前記CPUへの通知と、前記タイミング信号発生部から前記アプリケーション端末への通知は同期しており、前記第1のDMA部は、第2の時間t2毎に各アプリケーション端末から送信すべきデータの有無を調べ、送信すべきデータがあれば第1の時間t1毎に転送先にデータをDMA転送し、
第2の時間t2を第1の時間t1で分割し、各分割時間に順に番号を付すとき、CPUは該番号によりデータ伝送レートの変更タイミングをアプリケーション端末に指示することを特徴とする移動通信装置。 - 前記タイミング信号を用いて、アプリケーション端末は移動端末本体と同期してパワーセーブ制御する、
ことを特徴とする請求項1記載の移動通信装置。
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