JPH11135184A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
- Publication number
- JPH11135184A JPH11135184A JP9297419A JP29741997A JPH11135184A JP H11135184 A JPH11135184 A JP H11135184A JP 9297419 A JP9297419 A JP 9297419A JP 29741997 A JP29741997 A JP 29741997A JP H11135184 A JPH11135184 A JP H11135184A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- retainer
- locking
- housing
- cavity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/42—Securing in a demountable manner
- H01R13/436—Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
- H01R13/4361—Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
確にできるようにする。 【解決手段】 リテーナ30には、正規位置にあるター
ミナル20の二次係止部26の後方に進入可能な係止柱
32が設けられ、その先端からさらに突出した一対の突
部33が形成されている。両突部33は、その間にター
ミナル20の接触部21を挟むことができる間隔を有す
る。ターミナル20を挿入したのち、リテーナ30を本
係止位置に押し込むと、突部33が接触部21を間に挟
みつつ係止柱32が二次係止部26の後方に進入する。
突部33を設けた分掛かり代が大きくなり、係止力が増
す。ターミナル20が半挿入状態にある場合は、係止柱
32の先端の突部33がカバー22の側面に当たってリ
テーナ30の押し込みが規制され、突部33を設けた分
リテーナ30の浮き代が大きくなることで、半挿入の検
知が簡単にかつ正確に行える。
Description
ターミナルを正規の挿入状態に係止するようにしたコネ
クタに関する。
サイドリテーナタイプのものが知られている。これは、
図12に示すように、ハウジング1にターミナル2が挿
入されるキャビティ3が形成される一方、キャビティ3
からハウジング1の側面に開口して設けられたリテーナ
挿入口4に、リテーナ5が進入可能に装着された構造で
ある。そしてまず、同図(A)に示すように、リテーナ
5が仮係止位置にある状態においてターミナル2がキャ
ビティ3内に挿入され、正規位置まで挿入されると、タ
ーミナル2に設けられた金属ランス6がキャビティ3の
係止部7に係止されることで一次係止される。続いて同
図(B)の実線に示すように、リテーナ5を本係止位置
に向けて押し込むと、リテーナ5の係止端縁8がターミ
ナル2の凹部9に係止することで二次係止される。ま
た、ターミナル2が半挿入状態に留められた場合は、図
12(B)の鎖線に示すように、リテーナ5が本係止位
置に押し込まれた場合に、その係止端縁8がターミナル
2の側面に突き当たることでその押し込みが規制され、
それにより半挿入状態が検知できるようになっている。
構造のものでは、特にターミナル2が小型である場合に
不具合が生ずる。まず、リテーナ5が本係止位置に押し
込まれてその係止端縁8がターミナル2の凹部9に係止
される場合、ターミナル2が小型であればそれだけ掛か
り代が小さいため、係止力が不足する。また、ターミナ
ル2が半挿入状態の場合、上記のようにリテーナ5の押
し込みが規制されて浮いた状態に留められるのである
が、その浮き代も小さいために、半挿入の検知が難しい
という問題があった。本発明は上記のような事情に基づ
いて完成されたものであって、その目的は、ターミナル
の係止力の向上を図るとともに、ターミナルの半挿入を
簡単に検知できるようにするところにある。
めの手段として、請求項1の発明は、ハウジングと、こ
のハウジングに設けられたキャビティ内に挿入されるタ
ーミナルと、前記キャビティ内に側方から進入可能に設
けられたリテーナとを備え、前記ターミナルが正規の挿
入位置にある場合には前記リテーナが進入してターミナ
ルに対して抜け止め状態に係止し、前記ターミナルが半
挿入位置にある場合にはターミナルに突き当たることで
リテーナの進入が規制されるようにしたコネクタにおい
て、前記リテーナの係止端縁には、正規の挿入位置にあ
る前記ターミナルと干渉しない部位において、さらに内
方に突出した突部が設けられている構成としたところに
特徴を有する。
て、前記ターミナルにおける前記リテーナが進入する側
の面に、ハウジングに弾性的に係止する金属ランスが突
設されている場合において、前記突部は、前記金属ラン
スとは干渉しない位置にのみ形成されている構成とした
ところに特徴を有する。請求項3の発明は、請求項1ま
たは請求項2の発明において、前記ターミナルの側縁に
スタビライザが設けられている場合において、前記突部
は、前記リテーナが前記ハウジングに対して仮係止され
ることに伴い前記キャビティ内に突出して、キャビティ
の側壁との間に前記スタビライザを挿通可能とする挿通
空間を形成するようになっている構成としたところに特
徴を有する。
たのちリテーナが押し込まれた場合、突部を含んだリテ
ーナの係止端縁がターミナルに係止し、突部を設けた分
掛かり代が大きくなることで、係止力を増すことができ
る。また、ターミナルが半挿入状態に留められた場合、
内方に突出した突部が当たりつつリテーナの進入が規制
されることで、リテーナの浮き代が大きくなり、半挿入
状態がより簡単に判別できる。
は、ターミナルがキャビティ内に挿抜されることを許容
する位置でリテーナを仮係止する構造が採用される。こ
の場合、リテーナを仮係止した状態のハウジングが大型
化しないように、リテーナは許される限りハウジングに
深く差し込まれた位置で仮係止されることが望ましい。
一方ターミナルの種類によっては、ターミナルにおける
リテーナが進入する側の面から、ハウジングに係止する
金属ランスを突設したものがある。このようなターミナ
ルを使用する場合には、リテーナはその係止端縁が金属
ランスと干渉しない位置で仮係止されることとなる。
られる突部が、この係止端縁の全幅にわたって内方に延
ばされた構造であると、当然突部は、金属ランスと干渉
するところとなる。このような場合、ターミナルが挿入
される際には、金属ランスが撓み変形しつつ突部を乗り
越えて、その挿入自体は許容されるのであるが、金属ラ
ンスが突部を乗り越えた場合に一旦復元変形し、それを
もって金属ランスがハウジングに係止されたものと勘違
いを起こしやすい。また、ターミナルをキャビティから
抜き取る場合は、突部が引っ掛かりとなって抜き取るこ
とができない。
干渉しない位置にのみ設けられているので、リテーナを
深い位置で仮係止したとしても、ターミナルを挿抜する
際に金属ランスが突部と係合することがなく、したがっ
てターミナルを挿入した場合に、上記した金属ランスの
復元変形に伴う勘違いを起こすことが防止され、またタ
ーミナルの抜き取りも円滑に行うことができる。
突部の側方に形成された挿通空間にスタビライザを通す
ことにより、ターミナルの挿抜作業をより円滑に行うこ
とができ、またターミナルの向きを間違えた場合は、タ
ーミナルの前部が突部に当たって押し込みが規制される
ので、誤挿入も防止することができる。
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>図1ないし図5は、本発明の第1実施
形態を示す。この第1実施形態は雄側のコネクタに適用
した場合を例示しており、雄コネクタ10は、図1に示
すように、ハウジング11と、このハウジング11に対
して挿抜可能なターミナル20と、このターミナル20
を二重係止するためのリテーナ30とを備えている。ハ
ウジング11は合成樹脂材により形成され、ターミナル
20を収容可能な3個のキャビティ12が1列に並んで
設けられている。
このターミナル20は、細長いタブ状をなす接触部21
の基端側の外周に、略角筒形のカバー22が一体的に固
着されたものであって、接触部21の基端に設けられた
バレル部23に電線24の端末が接続されている。カバ
ー22の上面と下面には、その幅方向の中央部分を上方
及び下方に切り起こすことにより、斜め後方へ片持ち状
に延出する金属ランス25がそれぞれ形成されている。
この金属ランス25は、通常はカバー22の外側に突出
した状態とされるが、カバー22の外面と面一に撓むこ
とが可能とされている。
の上下両面には、ターミナル20の金属ランス25が通
過可能な挿通溝13が後面に開口して形成されており、
その途中に係止部14が形成されている。係止部14の
後面側はテーパ状のガイド面15となっているととも
に、前面側は直角に切り立った係止面16となってい
る。したがって、ターミナル20が対応するキャビティ
12内に後方から挿入されると、金属ランス25が挿通
溝13を通過したのち、ガイド面15に当たって内方に
撓み変形しつつ係止部14に乗り上げ、係止部14を超
えたところで金属ランス25が復元変形しつつその先端
が係止面16に係止されることによって、抜け止め状態
で収容されるようになっている。
のキャビティ12内に収容されたターミナル20を二重
係止するためのリテーナ30が装着可能とされている。
ハウジング11の下面には、リテーナ30を下方向から
挿入可能なリテーナ挿入凹部17が、キャビティ12を
横切る向きでほぼ全幅にわたって形成されている。この
リテーナ挿入凹部17の上面には、各キャビティ12の
下面、詳細には係止部14の後方位置に個別に開口する
挿入口18が形成されている。リテーナ30は、図4に
も示すように、上記したリテーナ挿入凹部17に挿入さ
れる板状をなす本体部31の上面に、各挿入口18に挿
入可能な3本の係止柱32が立てられた構造である。係
止柱32の上端部分は、図1に示されるように、前側の
部分が所定幅水平とされ、後側にかけて斜め下方向に切
り取られたような形状に形成されている。
端には、さらに上方に突出した突部33が形成されてい
る。両突部33の間の間隔は、ターミナル20における
接触部21の基端側を間に挟める程度の寸法が確保され
ている。一方、リテーナ30における本体部31の長さ
方向の両端には、図4に示すように、一対の取付部34
が突出して設けられている。リテーナ30はこの取付部
34を介して、ハウジング11に設けられた取付手段
(図示せず)に取り付けられ、図1に示す仮係止位置
と、図3に示す本係止位置でそれぞれ係止可能となって
いる。
態では、突部33の上端が下側の係止部14の上面と一
致するところに留められ、すなわちターミナル20のカ
バー22がリテーナ30の突部33に突き当たることな
くその挿入が許容されるようになっている。また、リテ
ーナ30が本係止位置に押し込まれた場合には、本体部
31がハウジング11の下面と面一に収まりつつ、各係
止柱32の上端がキャビティ12内に進入し、特に突部
33はターミナル20の基端部を間に挟みつつさらに深
い位置に進入可能となっている。
いてその作用を説明する。まず、リテーナ30がハウジ
ング11の下面のリテーナ挿入凹部17に挿入されて、
図1に示す仮係止位置に保持される。ここでリテーナ3
0の係止柱32は、対応する挿入口18に挿入される
が、その上端に設けられた突部33は、下側の係止部1
4の上面と面一の位置に留められる。係る状態でターミ
ナル20がキャビティ12の後方から挿入されると、初
めは金属ランス25が自然状態のまま挿通溝13を通過
し、仮係止されたリテーナ30を超えると、金属ランス
25が撓み変形しつつ係止部14を通過し、金属ランス
25の後端が係止面16を超えると、金属ランス25は
弾性復元力により再びカバー22から突出して係止面1
6に係止される。
に保持されたリテーナ30を上方に押し込んで、図3に
示すような本係止位置に移行させる。ここで、ターミナ
ル20が正規に挿入されている場合は、リテーナ30の
係止柱32及び突部33がターミナル20のカバー22
に突き当たることなくキャビティ12内に挿入され、タ
ーミナル20のカバー22の後端に設けられた二次係止
部26の後方に係止され、もってターミナル20は二重
係止される。
ミナル20が正規の位置に至る前に挿入操作を終え、図
5に示すように、いわゆるターミナル20が半挿入状態
に留められることがあり得る。このような場合に、リテ
ーナ30を仮係止位置から本係止位置に移行させると、
リテーナ30の係止柱32の上端に突設された突部33
が、ターミナル20のカバー22の側面に突き当たるこ
とになる。これにより、リテーナ30は本係止位置へは
移行できず、本体部31がハウジング11の下面から突
出した状態とされる。このときのリテーナ30の浮き代
は、上記突部33を設ける前とでは、突部33の長さ分
大きくなる。この浮き代が大きくなることにより、作業
者は簡単にターミナル20の半挿入を認識できる。
リテーナ30の係止柱32の上端に突部33を突設した
ことにより、ターミナル20の二次係止部26の後方に
深く進入し、ターミナル20の抜け止めをより強固に行
うことができる。また、ターミナル20が半挿入状態に
留められた場合は、リテーナ30を本係止位置に押し込
んだ際に、係止柱32の上端がターミナル20のカバー
22の側面に突き当たることになるが、上記のように係
止柱32の上端には突部33が設けられてこの突部33
がカバー22に当たるため、突部33が設けられた分リ
テーナ30の浮き代が大きくなり、すなわちリテーナ3
0の本体部31がハウジング11の下面から大きく突出
することで、作業者はターミナル20が半挿入状態にあ
ることを容易に認識できる。
は、リテーナ30が仮係止位置にある場合でもターミナ
ル20の金属ランス25とは係合しないので、ターミナ
ル20を挿入する場合に、金属ランス25が突部33に
一旦係止されてキャビティ12の係止面16に係止され
たと勘違いするおそれがない。また、ターミナル20を
抜き取る場合に、金属ランス25が引っ掛かることもな
い。
形態を図6ないし図11に基づいて説明する。この第2
実施形態は、リテーナがハウジングの側面に対して斜め
後方から挿入されてターミナルを係止するタイプのコネ
クタに適用した場合を例示している。本実施形態に係る
雌側のコネクタ40は、図8に示すように、ハウジング
41と、ターミナル50と、リテーナ60とから構成さ
れている。
成樹脂材により形成され、ターミナル50を挿入可能な
キャビティ42が、下段に6個、上段の両端側にそれぞ
れ2個ずつの計10個整列して形成されている。なお、
キャビティ42の形状は上下で対称であるので、以下で
は上段のキャビティ42についてのみ説明する。
このターミナル50は二重構造であって、接触部52の
周りが略角筒状をなすカバー51で覆われ、接触部52
の後端に設けられたバレル部52Aに電線53の端末が
接続されている。カバー51の上面には、幅方向の中央
部分を上方に切り起こすことにより斜め後方へ片持ち状
に延出する金属ランス54が設けられており、この金属
ランス54は、通常はカバー51の外側に突出した状態
とされるが、カバー51の外面と面一に撓むことが可能
とされている。カバー51の上面の両側縁には、一対の
スタビライザ55が突出して設けられている。カバー5
1の上面の後端は切り欠かれて上方に開口しており、二
次係止口56となっている。
は、一方の側壁(図9の左側)との間に所定の隙間を開
けて、長さ方向に沿った規制片43が形成されており、
上記の隙間によりターミナル50のスタビライザ55が
進入可能な挿通溝44が形成されている。また、キャビ
ティ42の上壁には係合部45が形成されている。係合
部45の後面の下の角はテーパ状のガイド面46となっ
ているとともに、前面側は直角に切り立ち、外部に開口
した係止口47となっている。したがって、ターミナル
50が対応するキャビティ42内に後方から挿入される
と、途中で金属ランス54がガイド面46に当たって内
方に撓み変形しつつ係合部45に乗り上げ、係合部45
を超えたところで金属ランス54が復元変形しつつその
先端が係止口47に係止されることによって、抜け止め
状態で収容されるようになっている。
60を斜め右上方向から挿入可能なリテーナ挿入凹部4
8がキャビティ42を横切る向きでほぼ全幅にわたって
形成されており、このリテーナ挿入凹部48の下面に
は、各キャビティ42の上面、詳細にはガイド面46の
後方位置に個別に開口する挿入口49が形成されてい
る。
したリテーナ挿入凹部48に挿入される板状をなす本体
部61の下面に、各挿入口49に挿入可能な係止部62
が形成された構造である。この係止部62は、本体部6
1から斜め前方に突出した形状となっている。そして、
各係止部62の先端における左右の幅方向の一端(キャ
ビティ42の規制片43と対応する側と反対側)には、
さらに下方に突出した突部63が形成されている。
向の両端には、下方へ突出した取付板64が設けられ、
この取付板64に長孔状の取付溝65が形成されてい
る。一方、ハウジング41の側面の外壁には、一対の取
付突起66が突設されていて、リテーナ60は、斜め方
向に変位しつつ、一方の取付突起66に取付溝65を嵌
めた仮係止位置(図8)と、そこから押し込まれて両取
付突起66に取付溝65を嵌めた本係止位置(図10)
とで、それぞれ保持されるようになっている。
持された状態では、突部63を含む係止部62の先端が
キャビティ42内に所定寸法突出するようになってい
る。突部63は、図9に示すように、規制片43の設け
られた側壁と反対側の側壁との間に、ターミナル50の
もう一方のスタビライザ55を挿通可能な隙間67を開
け、また、規制片43の下面と同じ深さまで突出するよ
うになっている。なお、上記したターミナル50の金属
ランス54は、規制片43と突部63にはそれぞれ干渉
することなく、その内側を通過し得るようになってい
る。また、リテーナ60が図10に示す本係止位置に押
し込まれたときには、突部63を含む係止部62の先端
が、正規位置に挿入されたターミナル50における二次
係止口56内に進入可能となっている。
いてその作用について説明する。まず、リテーナ60を
ハウジング41に対して、図8及び図9に示す仮係止位
置に取り付ける。このとき、係止部62の突部63はキ
ャビティ42内に突出し、規制片43と対になる位置に
保持されて、キャビティ42の側壁との間にスタビライ
ザ55を挿入可能とする隙間67(図9参照)が形成さ
れる。そして、ターミナル50をキャビティ42の後方
から挿入すると、左右のスタビライザ55が、規制片4
3の外側の挿通溝44と、突部63の外側の隙間67を
通り、また、金属ランス54が規制片43と突部63の
間をそれらと干渉することなく通過しつつ押し込まれ
る。ここで、ターミナル50の上下の向きを逆にして挿
入すると、カバー51の前端が規制片43に突き当たっ
てそれ以上の挿入が阻止され、すなわちターミナル50
の誤挿入が防止される。
ィ42の上面に形成されたガイド面46に当たると、金
属ランス54が撓み変形しつつ押し込まれ、係合部45
を通過して金属ランス54の突出端が係止口47に達す
ると、金属ランス54は復元変形しつつ係止口47に嵌
まって、ターミナル50が一次係止される。ターミナル
50を挿入後、リテーナ60を押し込んで、図10に示
す本係止位置に移行させる。このときターミナル50が
正規に挿入されていれば、リテーナ60の係止部62と
突部63は、ターミナル50のカバー51に当たること
なく二次係止口56内に進入し、もってターミナル50
は二次係止される。このとき、係止部62の先端には突
部63が突出して設けられているため、ターミナル50
はより強い力でキャビティ42内に保持される。
ーミナル50が正規の位置に至る前に挿入操作を終え、
図11の上段に示すように半挿入状態に留められる場合
が有り得る。このような場合に、リテーナ60が本係止
位置に押し込まれると、リテーナ60の係止部62に設
けられた突部63が、ターミナル50のカバー51に突
き当たる。これにより、リテーナ60は本係止位置へは
移行できず、ハウジング41の上面から突出した状態と
される。このときのリテーナ60の浮き代は上記突部6
3を設ける前とでは、突部63の長さ分大きくなる。こ
の浮き代が大きくなることにより、作業者は簡単にター
ミナル50の半挿入を認識できる。
ば、リテーナ60の係止部62の先端にさらに突出した
突部63を設けたことにより、リテーナ60を本係止位
置に移行させて二次係止口56に進入させた場合に、よ
り大きな掛かり代を得ることができ、すなわちターミナ
ル50を保持する係止力を増すことができる。また、タ
ーミナル50が半挿入状態に留められた場合は、リテー
ナ60を本係止位置に押し込んだ際に、係止部62の先
端がターミナル50のカバー51に突き当たることにな
るが、上記のように係止部62の上端には突部63が設
けられてこの突部63がカバー51に当たるため、突部
63が設けられた分リテーナ60の浮き代が大きくな
り、すなわちリテーナ60がハウジング41の外面から
大きく突出することで、作業者はターミナル50が半挿
入状態にあることを容易に認識できる。
は、リテーナ60が仮係止位置にある場合でもターミナ
ル50の金属ランス54とは係合しないので、ターミナ
ル50を挿入する場合に、金属ランス54が突部63に
一旦係止されてキャビティ42の係止口47に係止され
たと勘違いするおそれがない。また、ターミナル50を
抜き取る場合に、金属ランス54が引っ掛かることもな
い。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)第2実施形態において、キャビティ内に設けられ
た規制片を除去して、リテーナの係止部の先端の両側に
一対の突部を設けるようにしてもよい。その場合、リテ
ーナが仮係止位置に保持された状態で、両突部がキャビ
ティの両側壁との間にスタビライザが挿通できるような
隙間を開けるように設けられていれば、ターミナルの逆
挿入も防止できるし、ターミナルの円滑な挿入も期する
ことができる。 (2)リテーナの突部の形状やそれを設ける位置は、タ
ーミナルの二次係止部の形状等に応じて適宜に変更し得
るものである。
した状態の縦断面図
図
図
する縦断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジングと、このハウジングに設けら
れたキャビティ内に挿入されるターミナルと、前記キャ
ビティ内に側方から進入可能に設けられたリテーナとを
備え、前記ターミナルが正規の挿入位置にある場合には
前記リテーナが進入してターミナルに対して抜け止め状
態に係止し、前記ターミナルが半挿入位置にある場合に
はターミナルに突き当たることでリテーナの進入が規制
されるようにしたコネクタにおいて、 前記リテーナの係止端縁には、正規の挿入位置にある前
記ターミナルと干渉しない部位において、さらに内方に
突出した突部が設けられていることを特徴とするコネク
タ。 - 【請求項2】 前記ターミナルにおける前記リテーナが
進入する側の面に、ハウジングに弾性的に係止する金属
ランスが突設されている場合において、前記突部は、前
記金属ランスとは干渉しない位置にのみ形成されている
ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 【請求項3】 前記ターミナルの側縁にスタビライザが
設けられている場合において、前記突部は、前記リテー
ナが前記ハウジングに対して仮係止されることに伴い前
記キャビティ内に突出して、キャビティの側壁との間に
前記スタビライザを挿通可能とする挿通空間を形成する
ようになっていることを特徴とする請求項1または請求
項2記載のコネクタ。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29741997A JP3275296B2 (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | コネクタ |
US09/167,618 US6086431A (en) | 1997-10-29 | 1998-10-06 | Connector |
BR9804433-8A BR9804433A (pt) | 1997-10-29 | 1998-10-22 | Conector |
DE69823611T DE69823611T2 (de) | 1997-10-29 | 1998-10-28 | Verbinder |
EP98120163A EP0913887B1 (en) | 1997-10-29 | 1998-10-28 | Connector |
CN98123491A CN1215935A (zh) | 1997-10-29 | 1998-10-29 | 联接器 |
US09/490,828 US6146214A (en) | 1997-10-29 | 2000-01-25 | Connector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29741997A JP3275296B2 (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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